JP2941034B2 - 検査用反応容器の分配装置 - Google Patents
検査用反応容器の分配装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、抗原抗体反応等を行わせる複数の検査用反
応容器を、自動的にマイクロプレートに分配する検査用
反応容器の分配装置に関するものである。
応容器を、自動的にマイクロプレートに分配する検査用
反応容器の分配装置に関するものである。
<従来の技術と発明が解決しようとする課題> 従来、抗原測定法の一つとして、抗原抗体反応を利用
したEIA(エンザイムイムノアッセイ)が知られてい
る。このEIAの一例を、工程図を示す第11図を参照しな
がら説明すると、まず、反応容器に、固相化した抗体
(または抗原)を注入し、これに被測定抗原(または抗
体)を添加して抗原抗体反応を行なわせた後、固相化抗
体に結合しなかった抗原(または抗体)を取り除くた
め、洗浄液にて反応容器内の洗浄を行なう。次いで、酵
素標識抗体を添加して再び抗原抗体反応を行なわせた
後、抗原に結合しなかった酵素標識抗体を取り除くた
め、洗浄液による洗浄を行なう。さらに、基質を添加
し、反応停止液を注入して反応を停止させた後、各反応
容器毎に吸光度を測定することにより、抗原量を求める
ことができる。
したEIA(エンザイムイムノアッセイ)が知られてい
る。このEIAの一例を、工程図を示す第11図を参照しな
がら説明すると、まず、反応容器に、固相化した抗体
(または抗原)を注入し、これに被測定抗原(または抗
体)を添加して抗原抗体反応を行なわせた後、固相化抗
体に結合しなかった抗原(または抗体)を取り除くた
め、洗浄液にて反応容器内の洗浄を行なう。次いで、酵
素標識抗体を添加して再び抗原抗体反応を行なわせた
後、抗原に結合しなかった酵素標識抗体を取り除くた
め、洗浄液による洗浄を行なう。さらに、基質を添加
し、反応停止液を注入して反応を停止させた後、各反応
容器毎に吸光度を測定することにより、抗原量を求める
ことができる。
上記EIAのうち、マイクロプレートを使用するマイク
ロプレート法においては、各検査項目毎の複数種の抗原
(または抗体)を固相化した反応容器を、規則的にマイ
クロプレート上に配列する必要がある。
ロプレート法においては、各検査項目毎の複数種の抗原
(または抗体)を固相化した反応容器を、規則的にマイ
クロプレート上に配列する必要がある。
ところが、上記マイクロプレート上に配列される反応
容器は数が多いため、1つずつ手作業で分配していたの
では手間がかかるという問題がある。
容器は数が多いため、1つずつ手作業で分配していたの
では手間がかかるという問題がある。
そこで、各反応容器を自動的にマイクロプレート上に
分配する装置が提案されている。
分配する装置が提案されている。
上記装置においては、分取マイクロプレートと分配マ
イクロプレートの2種類のマイクロプレートが、それぞ
れ複数個設置され、各分取マイクロプレートには、同一
種の抗原(または抗体)を固相化した反応容器が一面に
配列されている。一方、各分配マイクロプレートは、違
う種類の抗原(または抗体)を固相化した反応容器を一
定の規則で配列するためのものである。そして、分取マ
イクロプレート上に配列された反応容器を、当該反応容
器を保持する保持具によって、通常は1つずつ各分配マ
イクロプレートに移送し、予め定められた所定の配列
で、当該分配マイクロプレート上に配列することが行わ
れる。
イクロプレートの2種類のマイクロプレートが、それぞ
れ複数個設置され、各分取マイクロプレートには、同一
種の抗原(または抗体)を固相化した反応容器が一面に
配列されている。一方、各分配マイクロプレートは、違
う種類の抗原(または抗体)を固相化した反応容器を一
定の規則で配列するためのものである。そして、分取マ
イクロプレート上に配列された反応容器を、当該反応容
器を保持する保持具によって、通常は1つずつ各分配マ
イクロプレートに移送し、予め定められた所定の配列
で、当該分配マイクロプレート上に配列することが行わ
れる。
ところが、上記のように、自動的に反応容器を分配す
る装置においては、分取マイクロプレート上に配列され
た反応容器に抜けがあったり(空分取)、先に搬送した
反応容器が保持具から外れていない状態で、次の反応容
器を分取しようとしたり(2種分取)、あるいは、既に
反応容器が分配された場所に、2重に反応容器を分配し
たり(2重分配)する、反応容器の分配不良が発生する
おそれがある。
る装置においては、分取マイクロプレート上に配列され
た反応容器に抜けがあったり(空分取)、先に搬送した
反応容器が保持具から外れていない状態で、次の反応容
器を分取しようとしたり(2種分取)、あるいは、既に
反応容器が分配された場所に、2重に反応容器を分配し
たり(2重分配)する、反応容器の分配不良が発生する
おそれがある。
反応容器の分配不良を解消するためには、両マイクロ
プレート上の、各反応容器の収容位置における反応容器
の有無を、各収容位置毎に設けた複数のセンサで検知し
たり、マイクロプレート上に配列された反応容器を列ご
とにイメージセンサで読み取って、各収容位置の反応容
器の有無を調べたりすることが考えられる。
プレート上の、各反応容器の収容位置における反応容器
の有無を、各収容位置毎に設けた複数のセンサで検知し
たり、マイクロプレート上に配列された反応容器を列ご
とにイメージセンサで読み取って、各収容位置の反応容
器の有無を調べたりすることが考えられる。
しかし、前記のように、両マイクロプレート上には数
多くの反応容器が収容されるので、各収容位置に対応さ
せてセンサを設ける場合には、極めて多数のセンサが必
要となり、構造が複雑化して、センサの動作不良や故障
の増加、コストアップ等を引き起こす。
多くの反応容器が収容されるので、各収容位置に対応さ
せてセンサを設ける場合には、極めて多数のセンサが必
要となり、構造が複雑化して、センサの動作不良や故障
の増加、コストアップ等を引き起こす。
また、イメージセンサを使用する場合には、当該イメ
ージセンサを列ごとに移動させる機構や、読み取った画
像を解析する演算処理装置等が必要となって、やはり構
造が複雑化する。
ージセンサを列ごとに移動させる機構や、読み取った画
像を解析する演算処理装置等が必要となって、やはり構
造が複雑化する。
しかも、上記何れの場合にも、センサによる読取り結
果を処理するのに長時間を要するので、装置による反応
容器の分配処理の速度が低下してしまうという問題があ
る。
果を処理するのに長時間を要するので、装置による反応
容器の分配処理の速度が低下してしまうという問題があ
る。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであっ
て、より簡単な構造で、しかもより確実かつ迅速に反応
容器の分配不良を検知することができる検知機能を備え
た検査用反応容器の分配装置を提供することを目的とし
ている。
て、より簡単な構造で、しかもより確実かつ迅速に反応
容器の分配不良を検知することができる検知機能を備え
た検査用反応容器の分配装置を提供することを目的とし
ている。
<課題を解決するための手段> 上記課題を解決するための、本発明の検査用反応容器
の分配装置は、複数の検査用反応容器が配列された分取
マイクロプレートから、所定の反応容器を、分配マイク
ロプレート上の所定位置に移送する移送ユニットを備
え、この移送ユニットは、反応容器の上部の開口に、上
方から先端部を圧入することで、当該反応容器を保持す
る保持具と、反応容器を保持具の先端部から離脱させる
離脱具と、上記保持具を上下動自在に支持すると共に、
自身が所定量だけ上下して、保持具の先端部を反応容器
の上部開口に圧入させる支持部材と、保持具を支持部材
に対して常時下方へ押圧する押圧ばねと、上記支持部材
を、両マイクロプレート上の所定位置間で移動させる駆
動部と、支持部材の下降時に、保持具が押圧ばねの押圧
力に抗して上方へ押し戻されるか否かを検知するセンサ
と、支持部材を何れかのマイクロプレート上の所定位置
で下降させた際に、支持部材の下降量と、センサの検知
の有無とから反応容器の分配不良を判断する判別手段
と、判別手段が分配不良と判断した際に装置の動作を停
止させる制御手段とを備えることを特徴としている。
の分配装置は、複数の検査用反応容器が配列された分取
マイクロプレートから、所定の反応容器を、分配マイク
ロプレート上の所定位置に移送する移送ユニットを備
え、この移送ユニットは、反応容器の上部の開口に、上
方から先端部を圧入することで、当該反応容器を保持す
る保持具と、反応容器を保持具の先端部から離脱させる
離脱具と、上記保持具を上下動自在に支持すると共に、
自身が所定量だけ上下して、保持具の先端部を反応容器
の上部開口に圧入させる支持部材と、保持具を支持部材
に対して常時下方へ押圧する押圧ばねと、上記支持部材
を、両マイクロプレート上の所定位置間で移動させる駆
動部と、支持部材の下降時に、保持具が押圧ばねの押圧
力に抗して上方へ押し戻されるか否かを検知するセンサ
と、支持部材を何れかのマイクロプレート上の所定位置
で下降させた際に、支持部材の下降量と、センサの検知
の有無とから反応容器の分配不良を判断する判別手段
と、判別手段が分配不良と判断した際に装置の動作を停
止させる制御手段とを備えることを特徴としている。
また、上記分配装置においては、支持部材の下降量が
l1と、このl1より短いl2の2段階に設定されており、判
別手段が、支持部材が分取マイクロプレート上で下降量
l1だけ下降する前にセンサの検知があった場合に2重分
取であると判断し、下降量l1だけ下降してもセンサの検
知がない場合に反応容器の抜けがあると判断し、支持部
材が分配マイクロプレート上で下降量l2だけ下降した際
にセンサの検知があった場合に2重分配であると判断す
るものであることが好ましい。
l1と、このl1より短いl2の2段階に設定されており、判
別手段が、支持部材が分取マイクロプレート上で下降量
l1だけ下降する前にセンサの検知があった場合に2重分
取であると判断し、下降量l1だけ下降してもセンサの検
知がない場合に反応容器の抜けがあると判断し、支持部
材が分配マイクロプレート上で下降量l2だけ下降した際
にセンサの検知があった場合に2重分配であると判断す
るものであることが好ましい。
上記下降量l1は、例えば、保持具が分取プレート上で
反応容器の上部の開口に、上方から先端部を圧入するこ
とで、当該反応容器を保持できる状態にするのに必要な
下降量、l2は反応容器を保持した保持具が、分配プレー
ト上で反応容器を保持具の先端部から離脱させた場合
に、反応容器を確実に分配プレートの所定位置に落とす
ことができる下降量である。
反応容器の上部の開口に、上方から先端部を圧入するこ
とで、当該反応容器を保持できる状態にするのに必要な
下降量、l2は反応容器を保持した保持具が、分配プレー
ト上で反応容器を保持具の先端部から離脱させた場合
に、反応容器を確実に分配プレートの所定位置に落とす
ことができる下降量である。
さらに、上記分配装置は、支持部材を所定量下降させ
た際に、上記保持具の先端部に当接して保持具を上方へ
押し戻す第1の穴と、支持部材を所定量下降させた際
に、保持具の先端部に反応容器が保持されている場合の
み、当該反応容器の先端に当接して保持具を上方へ押し
戻す、第1の穴より深い第2の穴とを有する模擬マイク
ロプレートを備えていると共に、この模擬マイクロプレ
ートの第1の穴によって保持具が押し戻されるか否かを
センサの検知の有無によって検出して、センサ自身の異
状の有無をチェックするセンサチェック手段と、第2の
穴によって保持具が押し戻されるか否かをセンサの検知
の有無によって検出して、保持具に分配不良の反応容器
が保持されているか否かをチェックする反応容器チェッ
ク手段とを有していることが好ましい。
た際に、上記保持具の先端部に当接して保持具を上方へ
押し戻す第1の穴と、支持部材を所定量下降させた際
に、保持具の先端部に反応容器が保持されている場合の
み、当該反応容器の先端に当接して保持具を上方へ押し
戻す、第1の穴より深い第2の穴とを有する模擬マイク
ロプレートを備えていると共に、この模擬マイクロプレ
ートの第1の穴によって保持具が押し戻されるか否かを
センサの検知の有無によって検出して、センサ自身の異
状の有無をチェックするセンサチェック手段と、第2の
穴によって保持具が押し戻されるか否かをセンサの検知
の有無によって検出して、保持具に分配不良の反応容器
が保持されているか否かをチェックする反応容器チェッ
ク手段とを有していることが好ましい。
<作用> 上記構成からなる、本発明の検査用反応容器の分配装
置においては、センサが、支持部材の下降時に、保持具
が押圧ばねの押圧力に抗して上方へ押し戻されるか否か
を検知し、判別手段が、支持部材の下降量と、センサの
検知の有無とから反応容器の分配不良を判断し、分配不
良と判断した際に、制御手段が、装置の動作を停止させ
る。
置においては、センサが、支持部材の下降時に、保持具
が押圧ばねの押圧力に抗して上方へ押し戻されるか否か
を検知し、判別手段が、支持部材の下降量と、センサの
検知の有無とから反応容器の分配不良を判断し、分配不
良と判断した際に、制御手段が、装置の動作を停止させ
る。
上記判別手段は、分取マイクロプレート上で支持部材
を下降量l2だけ下降させる途中の時点でセンサの検知が
あった場合に分配不良(2重分取)であると判断し、支
持部材を下降量l1だけ下降させてもセンサの検知がない
場合に反応容器の抜けがあると判断し、分配マイクロプ
レート上で支持部材を下降量l2だけ下降させた時点でセ
ンサの検知があった場合に分配不良(2重分配)である
と判断することが可能である。
を下降量l2だけ下降させる途中の時点でセンサの検知が
あった場合に分配不良(2重分取)であると判断し、支
持部材を下降量l1だけ下降させてもセンサの検知がない
場合に反応容器の抜けがあると判断し、分配マイクロプ
レート上で支持部材を下降量l2だけ下降させた時点でセ
ンサの検知があった場合に分配不良(2重分配)である
と判断することが可能である。
また、分配装置が、模擬マイクロプレートと、センサ
チェック手段と、反応容器チェック手段とを有している
場合には、センサ自身の異状の有無のチェック、およ
び、保持具に分配不良の反応容器が残っているか否かの
チェックをも自動的に行うことができるので、反応容器
の分配動作を行う前や後に、このチェックを行うと効果
的である。
チェック手段と、反応容器チェック手段とを有している
場合には、センサ自身の異状の有無のチェック、およ
び、保持具に分配不良の反応容器が残っているか否かの
チェックをも自動的に行うことができるので、反応容器
の分配動作を行う前や後に、このチェックを行うと効果
的である。
<実施例> 以下に、本発明の検査用反応容器の分配装置につい
て、実施例を示す図面を参照しつつ説明する。
て、実施例を示す図面を参照しつつ説明する。
第1図に示すように、この実施例の分配装置は、テー
ブルTと、このテーブルT上に配置された分取ステーシ
ョンS1と、分配ステーションS2と、模擬マイクロプレー
トDと、移送ユニットUとを備えている。
ブルTと、このテーブルT上に配置された分取ステーシ
ョンS1と、分配ステーションS2と、模擬マイクロプレー
トDと、移送ユニットUとを備えている。
第2図にも示すように、分取ステーションS1上には、
4枚の分取マイクロプレートA,A…が配列されており、
分配ステーションS2上には、2枚の分配マイクロプレー
トB,Bが配列されている。それぞれの分取マイクロプレ
ートAおよび分配マイクロプレートBには、8行12列
の、反応容器収容のための穴A1,A1…、B1,B1…が形成さ
れており、分配前の段階では、分取マイクロプレートA
の穴A1,A1…のみに、抗原(または抗体)が固相化され
た反応容器が配列されている。
4枚の分取マイクロプレートA,A…が配列されており、
分配ステーションS2上には、2枚の分配マイクロプレー
トB,Bが配列されている。それぞれの分取マイクロプレ
ートAおよび分配マイクロプレートBには、8行12列
の、反応容器収容のための穴A1,A1…、B1,B1…が形成さ
れており、分配前の段階では、分取マイクロプレートA
の穴A1,A1…のみに、抗原(または抗体)が固相化され
た反応容器が配列されている。
また、上記テーブルTには、分取ステーションS1を複
数枚重ねてストックしておき、先の分取ステーションS1
からの反応容器の分取が完了すると、自動的に新たな分
取ステーションS1をテーブルT上に供給する分取ステー
ション供給部T1と、分配ステーションS2を複数毎重ねて
ストックしておき、先の分配ステーションS2への反応容
器の分配が完了すると、自動的に新たな分配ステーショ
ンS2をテーブルT上に供給する分配ステーション供給部
T2とが設けられている。
数枚重ねてストックしておき、先の分取ステーションS1
からの反応容器の分取が完了すると、自動的に新たな分
取ステーションS1をテーブルT上に供給する分取ステー
ション供給部T1と、分配ステーションS2を複数毎重ねて
ストックしておき、先の分配ステーションS2への反応容
器の分配が完了すると、自動的に新たな分配ステーショ
ンS2をテーブルT上に供給する分配ステーション供給部
T2とが設けられている。
模擬マイクロプレートDは、第4図(a)にも示すよ
うに、後述する2種のチェック機能を実行するための、
深さの違う2種の穴D1,D2を備えている。
うに、後述する2種のチェック機能を実行するための、
深さの違う2種の穴D1,D2を備えている。
移送ユニットUは、支持部材1と、この支持部材1
を、両マイクロプレート上の所定位置間で移動させる駆
動部2とを備えている。
を、両マイクロプレート上の所定位置間で移動させる駆
動部2とを備えている。
駆動部2は、支持部材1をテーブルTの長手方向に移
動させるX方向駆動部21と、テーブルTの幅方向に移動
させるY方向駆動部22と、上下動させるZ方向駆動部23
とからなる。上記各駆動部21〜23による支持部材1の移
動量は、例えば、駆動源としてのパルスモータのパルス
量等によって決められる。
動させるX方向駆動部21と、テーブルTの幅方向に移動
させるY方向駆動部22と、上下動させるZ方向駆動部23
とからなる。上記各駆動部21〜23による支持部材1の移
動量は、例えば、駆動源としてのパルスモータのパルス
量等によって決められる。
支持部材1には、第3図に示すように、反応容器を保
持するための保持具3と、反応容器を保持具3から離脱
させるための離脱具4と、センサSとが取り付けられて
いる。
持するための保持具3と、反応容器を保持具3から離脱
させるための離脱具4と、センサSとが取り付けられて
いる。
保持具3は、反応容器Rの上部の開口R1(第10図参
照)に、上方から先端部31を圧入することで、当該反応
容器Rを保持するためのもので、支持部材1のガイド部
11によって、当該支持部材1に上下動自在に支持されて
いる。また、上記保持具3は、外周に突設させた鍔部32
と、上記ガイド11との間に介装された、押圧ばねとして
のコイルばね5によって、支持部材1に対して常時下方
へ押圧されている。
照)に、上方から先端部31を圧入することで、当該反応
容器Rを保持するためのもので、支持部材1のガイド部
11によって、当該支持部材1に上下動自在に支持されて
いる。また、上記保持具3は、外周に突設させた鍔部32
と、上記ガイド11との間に介装された、押圧ばねとして
のコイルばね5によって、支持部材1に対して常時下方
へ押圧されている。
離脱具4は、上記保持具3の先端部近傍に、当該保持
具3に対して摺動自在に外挿されており、ソレノイド6
を作動させることで、図中一点鎖線で示す位置まで下降
して、保持具3の先端部31に保持された反応容器を、当
該先端部31から離脱させる。なお、図中符号7は、ソレ
ノイド6を作動させない時に、離脱具4を実線で示す位
置に保持するコイルばねを示している。
具3に対して摺動自在に外挿されており、ソレノイド6
を作動させることで、図中一点鎖線で示す位置まで下降
して、保持具3の先端部31に保持された反応容器を、当
該先端部31から離脱させる。なお、図中符号7は、ソレ
ノイド6を作動させない時に、離脱具4を実線で示す位
置に保持するコイルばねを示している。
保持具3がコイルばね5の押圧力に抗して上方へ押し
戻されたか否かを検知するセンサSとしては、発光素子
と受光素子とを備えた、いわゆる光スイッチが使用され
る。この光スイッチは、保持具3が上方へ押し戻された
際に、当該保持具3の上端のスイッチドグ33が、図中実
線の位置から二点鎖線の位置に上昇して、発光素子と受
光素子との間を遮ることでオン−オフの切り替えを行
い、それによって、保持具3の上昇を検知する。
戻されたか否かを検知するセンサSとしては、発光素子
と受光素子とを備えた、いわゆる光スイッチが使用され
る。この光スイッチは、保持具3が上方へ押し戻された
際に、当該保持具3の上端のスイッチドグ33が、図中実
線の位置から二点鎖線の位置に上昇して、発光素子と受
光素子との間を遮ることでオン−オフの切り替えを行
い、それによって、保持具3の上昇を検知する。
上記各部からなる、この実施例の検査用反応容器の分
配装置の動作を、支持部材1、保持具3等の動作状態を
示す第4図(a)ないし第9図(c)をも参照しつつ、
以下に説明する。
配装置の動作を、支持部材1、保持具3等の動作状態を
示す第4図(a)ないし第9図(c)をも参照しつつ、
以下に説明する。
装置の動作を開始すると、CPU(図示せず)は、セン
サSの異状の有無をチェックするセンサチェックを開始
する。
サSの異状の有無をチェックするセンサチェックを開始
する。
まず、駆動部2のX方向駆動部21とY方向駆動部22と
が作動して、支持部材1を水平移動させ、保持具3の先
端部31を、模擬マイクロプレートDの第1の穴D1上に合
わせる(第4図(a))。
が作動して、支持部材1を水平移動させ、保持具3の先
端部31を、模擬マイクロプレートDの第1の穴D1上に合
わせる(第4図(a))。
次に、駆動部2のZ方向駆動部23が作動して支持部材
1を下降させ、保持具3の先端31を第1の穴D1に挿入す
る。第1の穴D1は、支持部材1を所定距離(後述する
l1)だけ下降させた際に、当該保持具3を上方へ押し戻
す深さに設定されている。このため、第4図(b)に示
すように、支持部材1が距離l1だけ下降すると、保持具
3がコイルばね5の押圧力に抗して上方へ押し戻され
て、スイッチドグ33が、センサSのオン−オフを切り替
える位置まで上昇する。この状態で、センサSのオン−
オフが切り替えられれば、センサに異状はなく、装置の
動作は、次の段階に進む。
1を下降させ、保持具3の先端31を第1の穴D1に挿入す
る。第1の穴D1は、支持部材1を所定距離(後述する
l1)だけ下降させた際に、当該保持具3を上方へ押し戻
す深さに設定されている。このため、第4図(b)に示
すように、支持部材1が距離l1だけ下降すると、保持具
3がコイルばね5の押圧力に抗して上方へ押し戻され
て、スイッチドグ33が、センサSのオン−オフを切り替
える位置まで上昇する。この状態で、センサSのオン−
オフが切り替えられれば、センサに異状はなく、装置の
動作は、次の段階に進む。
一方、スイッチドグ33が、センサSのオン−オフを切
り替える位置まで上昇しても、センサSのオン−オフが
切り替えられない場合には、センサに異状があるので、
CPUは、装置の動作を停止させ、アラームを出して異状
を知らせる。
り替える位置まで上昇しても、センサSのオン−オフが
切り替えられない場合には、センサに異状があるので、
CPUは、装置の動作を停止させ、アラームを出して異状
を知らせる。
センサに異状がない場合には、CPUは、保持具3の先
端部31に分配不良の反応容器が残っているか否かをチェ
ックする反応容器チェックを開始する。
端部31に分配不良の反応容器が残っているか否かをチェ
ックする反応容器チェックを開始する。
まず、駆動部2のZ方向駆動部23が作動して支持部材
1を元の高さまで上昇させ、次いで、駆動部2のX方向
駆動部21とY方向駆動部22とが作動して支持部材1を僅
かに移動させ、保持具3の先端部31を、模擬マイクロプ
レートDの第2の穴D2上に合わせる(第5図(a))。
1を元の高さまで上昇させ、次いで、駆動部2のX方向
駆動部21とY方向駆動部22とが作動して支持部材1を僅
かに移動させ、保持具3の先端部31を、模擬マイクロプ
レートDの第2の穴D2上に合わせる(第5図(a))。
次に、駆動部2のZ方向駆動部23が作動して支持部材
1を下降させ、保持具3の先端31を第2の穴D2に挿入す
る。第2の穴D2は、支持部材1を距離l1だけ下降させた
際に、保持具3の先端部31に反応容器が保持されている
場合のみ、保持具3を上方へ押し戻す深さに設定されて
いる。このため、第5図(b)に示すように、保持具3
の先端部31に反応容器Rが保持されていない場合には、
支持部材1が距離l1だけ下降しても、保持具3は上方へ
押し戻されず、スイッチドグ33によるセンサSのオン−
オフの切り替えは行われない。したがって、CPUは、保
持具3の先端部31に、分配不良の反応容器が残っていな
いものと判断し、装置の動作は、次の段階に進む。
1を下降させ、保持具3の先端31を第2の穴D2に挿入す
る。第2の穴D2は、支持部材1を距離l1だけ下降させた
際に、保持具3の先端部31に反応容器が保持されている
場合のみ、保持具3を上方へ押し戻す深さに設定されて
いる。このため、第5図(b)に示すように、保持具3
の先端部31に反応容器Rが保持されていない場合には、
支持部材1が距離l1だけ下降しても、保持具3は上方へ
押し戻されず、スイッチドグ33によるセンサSのオン−
オフの切り替えは行われない。したがって、CPUは、保
持具3の先端部31に、分配不良の反応容器が残っていな
いものと判断し、装置の動作は、次の段階に進む。
一方、第6図(a)に示すように、保持具3の先端部
31に、分配し忘れた反応容器Rが保持された状態では、
第6図(b)に示すように、支持部材1が距離l1だけ下
降すると、保持具3がコイルばね5の押圧力に抗して上
方へ押し戻されてスイッチドグ33が上昇し、センサSの
オン−オフが切り替えられる。オン−オフが切り替えら
れると、CPUは、保持具3に分配不良の反応容器が残っ
ていることを検知し、装置の動作を停止させ、アラーム
を出して異状を知らせる。
31に、分配し忘れた反応容器Rが保持された状態では、
第6図(b)に示すように、支持部材1が距離l1だけ下
降すると、保持具3がコイルばね5の押圧力に抗して上
方へ押し戻されてスイッチドグ33が上昇し、センサSの
オン−オフが切り替えられる。オン−オフが切り替えら
れると、CPUは、保持具3に分配不良の反応容器が残っ
ていることを検知し、装置の動作を停止させ、アラーム
を出して異状を知らせる。
保持具3の先端部31に分配不良の反応容器が残ってい
ないことが判ると、CPUは、所定の分配プログラムに従
って、分取マイクロプレートAから分配マイクロプレー
トBへの反応容器Rの分配を開始する。
ないことが判ると、CPUは、所定の分配プログラムに従
って、分取マイクロプレートAから分配マイクロプレー
トBへの反応容器Rの分配を開始する。
まず、駆動部2のX方向駆動部21とY方向駆動部22と
が作動して、支持部材1を水平移動させ、保持具3の先
端部31を、分取マイクロプレートA上の所定の穴A1に収
容された反応容器R上に合わせる(第7図(a))。
が作動して、支持部材1を水平移動させ、保持具3の先
端部31を、分取マイクロプレートA上の所定の穴A1に収
容された反応容器R上に合わせる(第7図(a))。
次に、駆動部2のZ方向駆動部23が作動して、支持部
材1を距離l1だけ下降させ、保持具3の先端部31を反応
容器Rの上部開口R1に圧入して、反応容器Rを保持具3
の先端部31に保持させる(第7図(b))。この際、保
持具3が下降できる距離は、上記支持部材1の移動距離
l1よりも小さめに設定されており、上記圧入が行われる
と、保持具3は、コイルばね5の押圧力に抗して上方へ
押し戻されてスイッチドグ33が上昇し、センサSのオン
−オフが切り替えられる。オン−オフが切り替えられる
と、CPUは、保持具3による反応容器Rの保持が完了し
たと判断し、装置の動作は、次の段階に進む。
材1を距離l1だけ下降させ、保持具3の先端部31を反応
容器Rの上部開口R1に圧入して、反応容器Rを保持具3
の先端部31に保持させる(第7図(b))。この際、保
持具3が下降できる距離は、上記支持部材1の移動距離
l1よりも小さめに設定されており、上記圧入が行われる
と、保持具3は、コイルばね5の押圧力に抗して上方へ
押し戻されてスイッチドグ33が上昇し、センサSのオン
−オフが切り替えられる。オン−オフが切り替えられる
と、CPUは、保持具3による反応容器Rの保持が完了し
たと判断し、装置の動作は、次の段階に進む。
なお、分取マイクロプレートA上の所定の穴A1に反応
容器Rが収容されていない場合には、第8図(a)に示
すように、支持部材1を距離l1だけ下降させても、保持
具3は上方へ押し戻されず、スイッチドグ33によるセン
サSのオン−オフの切り替えは行われない。このため、
CPUは、分取マイクロプレートA上に必要とする反応容
器Rがなかったものと判断し、装置の動作を停止させ、
アラームを出して異状を知らせる。
容器Rが収容されていない場合には、第8図(a)に示
すように、支持部材1を距離l1だけ下降させても、保持
具3は上方へ押し戻されず、スイッチドグ33によるセン
サSのオン−オフの切り替えは行われない。このため、
CPUは、分取マイクロプレートA上に必要とする反応容
器Rがなかったものと判断し、装置の動作を停止させ、
アラームを出して異状を知らせる。
また、保持具3の先端部31に、分配し忘れた反応容器
Rが保持された状態では、第8図(b)に示すように、
支持部材1が、所定の下降距離l1よりも短い距離l2だけ
下降した段階で、2つの反応容器R,Rが重なってしま
い、保持具3がコイルばね5の押圧力に抗して上方へ押
し戻されてスイッチドグ33が上昇し、センサSのオン−
オフが切り替えられる。このため、CPUは、保持具3に
分配不良の反応容器が残っていることを検知し、2重分
取が発生したと判断して装置の動作を停止させ、アラー
ムを出して異状を知らせる。
Rが保持された状態では、第8図(b)に示すように、
支持部材1が、所定の下降距離l1よりも短い距離l2だけ
下降した段階で、2つの反応容器R,Rが重なってしま
い、保持具3がコイルばね5の押圧力に抗して上方へ押
し戻されてスイッチドグ33が上昇し、センサSのオン−
オフが切り替えられる。このため、CPUは、保持具3に
分配不良の反応容器が残っていることを検知し、2重分
取が発生したと判断して装置の動作を停止させ、アラー
ムを出して異状を知らせる。
保持具3による反応容器Rの保持がうまく行われた場
合には、駆動部2のX方向駆動部21とY方向駆動部22と
が作動して、支持部材1を水平移動させ、保持具3の先
端部31を、分配マイクロプレートB上の所定の穴B1に合
わせる。
合には、駆動部2のX方向駆動部21とY方向駆動部22と
が作動して、支持部材1を水平移動させ、保持具3の先
端部31を、分配マイクロプレートB上の所定の穴B1に合
わせる。
次に、駆動部2のZ方向駆動部23が作動して、支持部
材1を距離l2だけ下降される(第9図(a))。分配マ
イクロプレートB上の所定の穴B1が空いている場合に
は、同図に示すように、反応容器Rは、支承なく穴B1に
挿入されるので、保持具3は上方へ押し戻されず、スイ
ッチドグ33によるセンサSのオン−オフの切り替えは行
われない。このため、CPUは、所定の穴B1が空いている
と判断して、第9図(b)に示すようにソレノイド6を
作動させ、離脱具4を下降させて、反応容器Rを保持具
3の先端部31から離脱させる。離脱した反応容器Rは、
同図に示すように、所定の穴B1に収容されて、1つの反
応容器Rの分配が完了する。
材1を距離l2だけ下降される(第9図(a))。分配マ
イクロプレートB上の所定の穴B1が空いている場合に
は、同図に示すように、反応容器Rは、支承なく穴B1に
挿入されるので、保持具3は上方へ押し戻されず、スイ
ッチドグ33によるセンサSのオン−オフの切り替えは行
われない。このため、CPUは、所定の穴B1が空いている
と判断して、第9図(b)に示すようにソレノイド6を
作動させ、離脱具4を下降させて、反応容器Rを保持具
3の先端部31から離脱させる。離脱した反応容器Rは、
同図に示すように、所定の穴B1に収容されて、1つの反
応容器Rの分配が完了する。
なお、分配マイクロプレートB上の所定の穴B1に、既
に反応容器Rが収容されている場合には、第9図(c)
に示すように、支持部材1が距離l2だけ下降した段階
で、2つの反応容器R,Rが重なってしまい、保持具3が
コイルばね5の押圧力に抗して上方へ押し戻されてスイ
ッチドグ33が上昇し、センサSのオン−オフが切り替え
られる。このため、CPUは、2重分配が発生したと判断
して、装置の動作を停止させ、アラームを出して異状を
知らせる。
に反応容器Rが収容されている場合には、第9図(c)
に示すように、支持部材1が距離l2だけ下降した段階
で、2つの反応容器R,Rが重なってしまい、保持具3が
コイルばね5の押圧力に抗して上方へ押し戻されてスイ
ッチドグ33が上昇し、センサSのオン−オフが切り替え
られる。このため、CPUは、2重分配が発生したと判断
して、装置の動作を停止させ、アラームを出して異状を
知らせる。
異状なく、1つの反応容器Rの分配が完了すると、CP
Uは、再び、支持部材1を前記模擬マイクロプレートD
上まで移動させて、保持具3の先端部31に分配不良の反
応容器が残っているか否かをチェックする反応容器チェ
ックを開始する。
Uは、再び、支持部材1を前記模擬マイクロプレートD
上まで移動させて、保持具3の先端部31に分配不良の反
応容器が残っているか否かをチェックする反応容器チェ
ックを開始する。
そして、分配不良の反応容器が残っていないことを確
認して、次の反応容器の分配を開始する。
認して、次の反応容器の分配を開始する。
以上のように、この実施例の検査用反応容器の分配装
置においては、支持部材に設けた1つのセンサSによっ
て、反応容器Rの分配不良を検知しているので、装置の
構造が複雑化しない。また、上記センサSのオン−オフ
の切り替えを検知するだけで良いので、読取り検査を処
理する時間が短い時間で済み、装置による反応容器の分
配処理速度が低下するおそれがない。したがって、この
実施例の装置は、より簡単な構造で、しかもより確実か
つ迅速に反応容器に分配不良を検知することができるも
のとなる。
置においては、支持部材に設けた1つのセンサSによっ
て、反応容器Rの分配不良を検知しているので、装置の
構造が複雑化しない。また、上記センサSのオン−オフ
の切り替えを検知するだけで良いので、読取り検査を処
理する時間が短い時間で済み、装置による反応容器の分
配処理速度が低下するおそれがない。したがって、この
実施例の装置は、より簡単な構造で、しかもより確実か
つ迅速に反応容器に分配不良を検知することができるも
のとなる。
なお、本発明の検査用反応容器の分配装置は、上記図
の実施例には限定されない。
の実施例には限定されない。
例えば、図の実施例では、分取ステーションS1を供給
する分取ステーション供給部T1と、分配ステーションS2
を供給する分配ステーション供給部T2とが設けられてい
たが、これら供給部は、本発明に必ずしも必要なもので
はない。
する分取ステーション供給部T1と、分配ステーションS2
を供給する分配ステーション供給部T2とが設けられてい
たが、これら供給部は、本発明に必ずしも必要なもので
はない。
また、図の実施例においては、保持具が押圧ばねの押
圧力に抗して上方へ押し戻されるか否かを検知するセン
サSとして、発光素子と受光素子とを備えた光スイッチ
が使用されていたが、リミットスイッチ等の、従来公知
の他のセンサを使用することもできる。
圧力に抗して上方へ押し戻されるか否かを検知するセン
サSとして、発光素子と受光素子とを備えた光スイッチ
が使用されていたが、リミットスイッチ等の、従来公知
の他のセンサを使用することもできる。
その他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計
変更を施すことができる。
変更を施すことができる。
<発明の効果> 本発明の検査用反応容器の分配装置は、以上のように
構成されており、支持部材に設けた1つのセンサによっ
て、反応容器の分配不良を検知しているので、より簡単
な構造で、しかもより確実かつ迅速に反応容器の分配不
良を検知することができる。
構成されており、支持部材に設けた1つのセンサによっ
て、反応容器の分配不良を検知しているので、より簡単
な構造で、しかもより確実かつ迅速に反応容器の分配不
良を検知することができる。
また、模擬マイクロプレートと、センサチェック手段
と、反応容器チェック手段とを有している場合には、分
配不良の検知に加えて、センサ自身の異状の有無のチェ
ック、および、保持具に反応容器が残っているか否かの
チェックをも自動的に行うことができるという利点があ
る。
と、反応容器チェック手段とを有している場合には、分
配不良の検知に加えて、センサ自身の異状の有無のチェ
ック、および、保持具に反応容器が残っているか否かの
チェックをも自動的に行うことができるという利点があ
る。
第1図は本発明の検査用反応容器の分配装置の一実施例
を示す斜視図、第2図は上記実施例における分取マイク
ロプレート、分配マイクロプレートおよび模擬マイクロ
プレートの配置を示す平面図、第3図は上記実施例の要
部である支持部材の正面図、第4図(a)(b)は上記
実施例におけるセンサチェックの工程を示す部分欠截正
面図、第5図(a)(b)並びに第6図(a)(b)は
上記実施例における反応容器チェックの工程を示す部分
欠截正面図、第7図(a)(b)は上記実施例における
反応容器分配の工程のうち反応容器分取の工程を示す部
分欠截正面図、第8図(a)(b)は反応容器分取の工
程における分配不良状態を示す部分欠截正面図、第9図
(a)(b)は上記実施例における反応容器分配の工程
のうち反応容器分配の工程を示す部分欠截正面図、第9
図(c)は反応容器分配の工程における分配不良状態を
示す部分欠截正面図、第10図は実施例に使用される反応
容器の斜視図、第11図は従来のEIAの一例を示す工程図
である。 1……支持部材、2……駆動部、 3……保持具、31……先端部、 4……離脱具、5……押圧ばね、 A……分取マイクロプレート、 B……分配マイクロプレート、 9……模擬マイクロプレート、 D1……第1の穴、D2……第2の穴、 S……センサ、U……移送ユニット。
を示す斜視図、第2図は上記実施例における分取マイク
ロプレート、分配マイクロプレートおよび模擬マイクロ
プレートの配置を示す平面図、第3図は上記実施例の要
部である支持部材の正面図、第4図(a)(b)は上記
実施例におけるセンサチェックの工程を示す部分欠截正
面図、第5図(a)(b)並びに第6図(a)(b)は
上記実施例における反応容器チェックの工程を示す部分
欠截正面図、第7図(a)(b)は上記実施例における
反応容器分配の工程のうち反応容器分取の工程を示す部
分欠截正面図、第8図(a)(b)は反応容器分取の工
程における分配不良状態を示す部分欠截正面図、第9図
(a)(b)は上記実施例における反応容器分配の工程
のうち反応容器分配の工程を示す部分欠截正面図、第9
図(c)は反応容器分配の工程における分配不良状態を
示す部分欠截正面図、第10図は実施例に使用される反応
容器の斜視図、第11図は従来のEIAの一例を示す工程図
である。 1……支持部材、2……駆動部、 3……保持具、31……先端部、 4……離脱具、5……押圧ばね、 A……分取マイクロプレート、 B……分配マイクロプレート、 9……模擬マイクロプレート、 D1……第1の穴、D2……第2の穴、 S……センサ、U……移送ユニット。
Claims (3)
- 【請求項1】複数の検査用反応容器が配列された分取マ
イクロプレートから、所定の反応容器を、分配マイクロ
プレート上の所定位置に移送する移送ユニットを備え、
この移送ユニットは、 反応容器の上部の開口に、上方から先端部を圧入するこ
とで、当該反応容器を保持する保持具と、 反応容器を保持具の先端部から離脱される離脱具と、 上記保持具を上下動自在に支持すると共に、自身が所定
量だけ上下して、保持具の先端部を反応容器の上部開口
に圧入させる支持部材と、 保持具を支持部材に対して常時下方へ押圧する押圧ばね
と、 上記支持部材を、両マイクロプレート上の所定位置間で
移動させる駆動部と、 支持部材の下降時に、保持具が押圧ばねの押圧力に抗し
て上方へ押し戻されるか否かを検知するセンサと、 支持部材を何れかのマイクロプレート上の所定位置で下
降させた際に、支持部材の下降量と、センサの検知の有
無とから反応容器の分配不良を判断する判別手段と、 判別手段が分配不良と判断した際に装置の動作を停止さ
せる制御手段と、 を備えることを特徴とする検査用反応容器の分配装置。 - 【請求項2】支持部材の下降量がl1と、このl1より短い
l2の2段階に設定されており、判別手段は、支持部材が
分取マイクロプレート上で下降量l1だけ下降する前にセ
ンサの検知があった場合、下降量l1だけ下降してもセン
サの検知がない場合、並びに、支持部材が分配マイクロ
プレート上で下降量l2だけ下降した際にセンサの検知が
あった場合に、反応容器の分配不良を判断する請求項1
記載の検査用反応容器の分配装置。 - 【請求項3】支持部材を所定量下降させた際に、上記保
持具の先端部に当接して保持具を上方へ押し戻す第1の
穴と、支持部材を所定量下降させた際に、保持具の先端
部に反応容器が保持されている場合のみ、当該反応容器
の先端に当接して保持具を上方へ押し戻す、第1の穴よ
り深い第2の穴とを有する模擬マイクロプレートを備え
ていると共に、この模擬マイクロプレートの第1の穴に
よって保持具が押し戻されるか否かをセンサの検知の有
無によって検出して、センサ自身の異状の有無をチェッ
クするセンサチェック手段と、第2の穴によって保持具
が押し戻されるか否かをセンサの検知の有無によって検
出して、保持具に分配不良の反応容器が保持されている
か否かをチェックする反応容器チェック手段とを有して
いる請求項1記載の検査用反応容器の分配装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26603690A JP2941034B2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 検査用反応容器の分配装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26603690A JP2941034B2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 検査用反応容器の分配装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04142462A JPH04142462A (ja) | 1992-05-15 |
JP2941034B2 true JP2941034B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=17425500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26603690A Expired - Fee Related JP2941034B2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 検査用反応容器の分配装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2941034B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1975626A1 (en) * | 2007-03-29 | 2008-10-01 | F. Hoffmann-Roche AG | Stacker for microplates |
US8076126B2 (en) | 2008-07-18 | 2011-12-13 | Ortho-Clinical Diagnostics, Inc. | Single column immunological test elements |
CN107884591A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-04-06 | 深圳迎凯生物科技有限公司 | 自动清洗分离装置 |
-
1990
- 1990-10-02 JP JP26603690A patent/JP2941034B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04142462A (ja) | 1992-05-15 |
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---|---|---|---|
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