JP2940644B2 - 面形発光素子 - Google Patents
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- H01S5/10—Construction or shape of the optical resonator, e.g. extended or external cavity, coupled cavities, bent-guide, varying width, thickness or composition of the active region
- H01S5/18—Surface-emitting [SE] lasers, e.g. having both horizontal and vertical cavities
- H01S5/183—Surface-emitting [SE] lasers, e.g. having both horizontal and vertical cavities having only vertical cavities, e.g. vertical cavity surface-emitting lasers [VCSEL]
- H01S5/18305—Surface-emitting [SE] lasers, e.g. having both horizontal and vertical cavities having only vertical cavities, e.g. vertical cavity surface-emitting lasers [VCSEL] with emission through the substrate, i.e. bottom emission
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- H01S5/18361—Structure of the reflectors, e.g. hybrid mirrors
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- Semiconductor Lasers (AREA)
- Led Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板に垂直方向に発光
またはレーザ発振する面形発光ダイオードおよび面発光
形半導体レーザの特性改善に関するものであり、素子抵
抗の低減と、低しきい値・高効率の素子を提供するもの
である。
またはレーザ発振する面形発光ダイオードおよび面発光
形半導体レーザの特性改善に関するものであり、素子抵
抗の低減と、低しきい値・高効率の素子を提供するもの
である。
【0002】
【従来の技術】基板に垂直に発光または発振する自然発
光制御形面発光ダイオード或いは面発光形半導体レーザ
は、微細で指向性がよく高効率で(またはしきい値が小
さく)、2次元アレイ化に適しているため、光応用の新
しい道を開くものとして期待が大きい。しかし自然発光
を効率よく制御するため、または低しきい値でレーザ発
振を得るためには、100%に近い反射率のミラーが要
求される。このため、半導体または誘電体の多層膜等か
らなるDBRミラー(distributed Bragg reflector )
が使用されている。
光制御形面発光ダイオード或いは面発光形半導体レーザ
は、微細で指向性がよく高効率で(またはしきい値が小
さく)、2次元アレイ化に適しているため、光応用の新
しい道を開くものとして期待が大きい。しかし自然発光
を効率よく制御するため、または低しきい値でレーザ発
振を得るためには、100%に近い反射率のミラーが要
求される。このため、半導体または誘電体の多層膜等か
らなるDBRミラー(distributed Bragg reflector )
が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4は従来の発光素子
の一例を示すもので、図において、1aは基板、2はキ
ャビティ、3及び4aはミラー、11a及び12aは電
極を示す。換言すれば、n−GaAs基板1a上に、G
aAsまたはInGaAs歪層を発光層としたDH(Do
uble Hetero )構造、SCH(Separated Comfined Het
ero )構造あるいはGRIN(Graded Index)−SCH
構造からなるキャビティ領域2をもち、ミラー間隔を1
または1/2光学波長としたいわゆるマイクロキャビテ
ィ形をしている。キャビティ領域の外側にn形半導体多
層膜からなる基板側ミラー3、およびp形半導体多層膜
からなる空気側ミラー4aを持ち、GaAs/AlAs
またはAlGaAs/AlAsの各々λ/4nの厚さの
交互半導体多層膜が使用されている(λは発光波長、n
は各屈折率)。p形多層膜より正孔を、n形多層膜より
電子をキャビティ内の発光層へ注入し、発光層内での再
結合により発光を得ている。発光層はn形またはp形い
ずれでもよい。素子はメサ形素子であり、発光は基板1
aを通して出力される。発光層にInGaAs歪量子井
戸を用いた場合、発光波長は〜1μmでGaAsのバン
ドギャップよりエネルギが小さく、またn形基板はこの
光に対し透明であるため、基板側から出力を出す場合に
も基板GaAsの穴開けを行う必要はない。メサ構造
は、電流狭窄および垂直方向の光ガイドを形成するため
の一つの方法であるが、周りを半導体で埋め込んだ埋込
み形など他の構造であってもよい。メサの高さは、電流
狭窄のためには、少なくともキャビティ領域2の下ま
で、また光ガイド性からは基板側ミラーのできるだけ下
部までメサ形状を形成することが望ましい。以下の例で
は、メサの高さは、電流狭窄を行い、かつ基板側での抵
抗を小さくするため、基板側ミラーのキャビティに近い
位置にあるとする。
の一例を示すもので、図において、1aは基板、2はキ
ャビティ、3及び4aはミラー、11a及び12aは電
極を示す。換言すれば、n−GaAs基板1a上に、G
aAsまたはInGaAs歪層を発光層としたDH(Do
uble Hetero )構造、SCH(Separated Comfined Het
ero )構造あるいはGRIN(Graded Index)−SCH
構造からなるキャビティ領域2をもち、ミラー間隔を1
または1/2光学波長としたいわゆるマイクロキャビテ
ィ形をしている。キャビティ領域の外側にn形半導体多
層膜からなる基板側ミラー3、およびp形半導体多層膜
からなる空気側ミラー4aを持ち、GaAs/AlAs
またはAlGaAs/AlAsの各々λ/4nの厚さの
交互半導体多層膜が使用されている(λは発光波長、n
は各屈折率)。p形多層膜より正孔を、n形多層膜より
電子をキャビティ内の発光層へ注入し、発光層内での再
結合により発光を得ている。発光層はn形またはp形い
ずれでもよい。素子はメサ形素子であり、発光は基板1
aを通して出力される。発光層にInGaAs歪量子井
戸を用いた場合、発光波長は〜1μmでGaAsのバン
ドギャップよりエネルギが小さく、またn形基板はこの
光に対し透明であるため、基板側から出力を出す場合に
も基板GaAsの穴開けを行う必要はない。メサ構造
は、電流狭窄および垂直方向の光ガイドを形成するため
の一つの方法であるが、周りを半導体で埋め込んだ埋込
み形など他の構造であってもよい。メサの高さは、電流
狭窄のためには、少なくともキャビティ領域2の下ま
で、また光ガイド性からは基板側ミラーのできるだけ下
部までメサ形状を形成することが望ましい。以下の例で
は、メサの高さは、電流狭窄を行い、かつ基板側での抵
抗を小さくするため、基板側ミラーのキャビティに近い
位置にあるとする。
【0004】半導体多層膜ミラーの反射率は、構成する
半導体層の屈折率差Δnが大きくまた膜数(ペア数)が
多いほど高いが、従来の面発光素子では、発振に必要な
100%に近い反射率を得るため、半導体としてGaA
sとAlAsなど組成差の大きい材料が用いれている。
ところで一般に同一構成の半導体多層膜ミラーを比べた
場合、発光層からみて基板(屈折率〜3.6)側ミラー
の反射率は空気(屈折率1)側の反射率に比べかなり小
さい。そのためそのペア数は、ミラー組成としてGaA
s/AlAsを使用しても、基板側で20〜40ペア、
空気側で10〜25ペアが必要である。
半導体層の屈折率差Δnが大きくまた膜数(ペア数)が
多いほど高いが、従来の面発光素子では、発振に必要な
100%に近い反射率を得るため、半導体としてGaA
sとAlAsなど組成差の大きい材料が用いれている。
ところで一般に同一構成の半導体多層膜ミラーを比べた
場合、発光層からみて基板(屈折率〜3.6)側ミラー
の反射率は空気(屈折率1)側の反射率に比べかなり小
さい。そのためそのペア数は、ミラー組成としてGaA
s/AlAsを使用しても、基板側で20〜40ペア、
空気側で10〜25ペアが必要である。
【0005】しかし組成差を大きく取ると界面での電気
的なエネルギバリアが大きくなり、またペア数を多く取
るとミラー厚が厚くなるため、いずれも素子抵抗を異常
に大きくすることになる。特にp形ミラーの場合、化合
物半導体のホール有効質量が大きく、移動度が小さいた
め、バリアおよび厚さによるミラー抵抗の問題は重要で
ある。また微細化に伴い素子抵抗は増大するが、少なく
とも電流狭窄に必要なメサ高さ、即ち空気側ミラーがp
形で形成されている場合には、n形に比べて一層不利と
なる。
的なエネルギバリアが大きくなり、またペア数を多く取
るとミラー厚が厚くなるため、いずれも素子抵抗を異常
に大きくすることになる。特にp形ミラーの場合、化合
物半導体のホール有効質量が大きく、移動度が小さいた
め、バリアおよび厚さによるミラー抵抗の問題は重要で
ある。また微細化に伴い素子抵抗は増大するが、少なく
とも電流狭窄に必要なメサ高さ、即ち空気側ミラーがp
形で形成されている場合には、n形に比べて一層不利と
なる。
【0006】例えばp形ミラーをGaAs/AlAsの
20ペアとした場合、その厚さは約3ミクロン、界面数
は40となり、径が10μm程度のメサ形素子の素子抵
抗は100Ω以上で、面発光レーザのしきい値電圧は1
5Vを越えていた。このためGaAs/AlAs界面に
Al0.5 Ga0.5 Asの中間層を挿入するなどの対策が
行われているが、本質的な解決に至らず、また半導体ミ
ラー全体の厚さが厚いため、4V程度までしかいきい値
電圧が下げられなかった。これは通常のストライプレー
ザの場合の1.4V程度に比べ、3倍に近い大きさであ
る。面形レーザの最大の特長は、微細で2次元集積でき
ることであるが、微細化により、たとえしきい値が小さ
くなっても高抵抗により電圧が高ければ低電力化が損な
われ、集積化の条件を満たさなくなるおそれがある。ま
た高抵抗は高速動作にとっても不利となる。
20ペアとした場合、その厚さは約3ミクロン、界面数
は40となり、径が10μm程度のメサ形素子の素子抵
抗は100Ω以上で、面発光レーザのしきい値電圧は1
5Vを越えていた。このためGaAs/AlAs界面に
Al0.5 Ga0.5 Asの中間層を挿入するなどの対策が
行われているが、本質的な解決に至らず、また半導体ミ
ラー全体の厚さが厚いため、4V程度までしかいきい値
電圧が下げられなかった。これは通常のストライプレー
ザの場合の1.4V程度に比べ、3倍に近い大きさであ
る。面形レーザの最大の特長は、微細で2次元集積でき
ることであるが、微細化により、たとえしきい値が小さ
くなっても高抵抗により電圧が高ければ低電力化が損な
われ、集積化の条件を満たさなくなるおそれがある。ま
た高抵抗は高速動作にとっても不利となる。
【0007】メサ部での抵抗を下げるためには、まず図
4の素子構造において、p,nを逆転させた構造(キャ
ビティはn,pどちらでもかまわない)が考えられる
が、この場合、基板側がp形半導体ミラーとなる。もと
もと高い反射率を得るためには多数のペア数を必要とす
るが、前述のように、基板側では反射率の点で不利であ
るため、反射率向上のためにはさらにペア数、即ち全体
の厚さおよび界面数が大きくなり、たとえメサ形状でな
くとも抵抗の増大をもたらす。また一般にp形半導体で
はバンドギャップ以下のエネルギの光に対して吸収が大
きく
4の素子構造において、p,nを逆転させた構造(キャ
ビティはn,pどちらでもかまわない)が考えられる
が、この場合、基板側がp形半導体ミラーとなる。もと
もと高い反射率を得るためには多数のペア数を必要とす
るが、前述のように、基板側では反射率の点で不利であ
るため、反射率向上のためにはさらにペア数、即ち全体
の厚さおよび界面数が大きくなり、たとえメサ形状でな
くとも抵抗の増大をもたらす。また一般にp形半導体で
はバンドギャップ以下のエネルギの光に対して吸収が大
きく
【数1】 ミラーを構成するp形半導体のドープ量を増すとミラー
内による吸収ロスのため、しきい値の増大を引き起こ
す。同様にp形基板を通して発光出力を得ることは不可
能となる。
内による吸収ロスのため、しきい値の増大を引き起こ
す。同様にp形基板を通して発光出力を得ることは不可
能となる。
【0008】本発明は上記の欠点を改善するために提案
されたもので、その目的は、メサ部分の空気側にはn形
半導体多層膜ミラーを用いるが、基板側のp形半導体多
層膜は全く使用しないか必要最小限とし、オーミック形
成用および電流注入用の半導体層を導入してp側の電流
経路とすることにより、基板側ミラーの主たる部分はn
形半導体多層膜で構成できるようにし、またこの際前記
オーミック兼注入用の半導体膜はミラーとしての構成条
件を損なわないよう、λ/4nの奇数倍とすることによ
り、低抵抗かつ低しきい値の面発光レーザ、および面形
発光ダイオードを提供することにある。
されたもので、その目的は、メサ部分の空気側にはn形
半導体多層膜ミラーを用いるが、基板側のp形半導体多
層膜は全く使用しないか必要最小限とし、オーミック形
成用および電流注入用の半導体層を導入してp側の電流
経路とすることにより、基板側ミラーの主たる部分はn
形半導体多層膜で構成できるようにし、またこの際前記
オーミック兼注入用の半導体膜はミラーとしての構成条
件を損なわないよう、λ/4nの奇数倍とすることによ
り、低抵抗かつ低しきい値の面発光レーザ、および面形
発光ダイオードを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は発光領域の正孔注入側にp形電流注入層を
設け、該注入層の発光領域と反対側にn形またはアンド
ープの半導体多層膜からなるミラーを有することを特徴
とする面形発光素子を発明の要旨とするものである。
め、本発明は発光領域の正孔注入側にp形電流注入層を
設け、該注入層の発光領域と反対側にn形またはアンド
ープの半導体多層膜からなるミラーを有することを特徴
とする面形発光素子を発明の要旨とするものである。
【0010】
【作用】基板側にp形オーミック形成用および電流注入
用の半導体層を使用し、基板側ミラーの主たる部分はn
形半導体多層膜で構成すること、前記オーミック兼注入
用の半導体膜を、λ/4nの奇数倍とすることにより、
ミラーとしての構成条件を損なわないようにした点が従
来の素子と異なるものであり、これによって素子抵抗の
低減と、低しきい値、高効率の発光素子をうることがで
きる。
用の半導体層を使用し、基板側ミラーの主たる部分はn
形半導体多層膜で構成すること、前記オーミック兼注入
用の半導体膜を、λ/4nの奇数倍とすることにより、
ミラーとしての構成条件を損なわないようにした点が従
来の素子と異なるものであり、これによって素子抵抗の
低減と、低しきい値、高効率の発光素子をうることがで
きる。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。なお
実施例は一つの例示であって、本発明の精神を逸脱しな
い範囲で、種々の変更あるいは改良を行いうることは言
うまでもない。
実施例は一つの例示であって、本発明の精神を逸脱しな
い範囲で、種々の変更あるいは改良を行いうることは言
うまでもない。
【0012】図1は本発明の発光素子の一実施例を示
す。図において、1bはn形または半絶縁性GaAs基
板、2はGaAs層またはInGaAs歪量子井戸を発
光層とするDH,SCHまたはGRIN−SCH形キャ
ビティ、2aは発光層、31は基板側ミラーを構成する
p形半導体多層膜、32はp形GaAs(コンタクト兼
注入層)、33は基板側ミラーを構成するn形半導体多
層膜、4bは空気側n形半導体多層膜ミラー、11はn
形電極、12はp形電極(リング状)を示す。次に詳細
に各部について説明する。n形または半絶縁性GaAs
基板1b上に、基板側ミラーの一部としてn形またはア
ンドープの半導体交互多層膜33を形成する。例えば、
その組成をAlAsとGaAsとすると、その4分の1
光学波長は、各々80.3nm、66.9nmである(発光波長
を980nm、AlAsとGaAsの屈折率を各々3.0
5,3.66とした)。この材料で20.5ペア(最上層はAl
As)を形成すると、全体の厚さは3.0μm、発光層
側から基板側をみた反射率の最高値は99.8%である。
す。図において、1bはn形または半絶縁性GaAs基
板、2はGaAs層またはInGaAs歪量子井戸を発
光層とするDH,SCHまたはGRIN−SCH形キャ
ビティ、2aは発光層、31は基板側ミラーを構成する
p形半導体多層膜、32はp形GaAs(コンタクト兼
注入層)、33は基板側ミラーを構成するn形半導体多
層膜、4bは空気側n形半導体多層膜ミラー、11はn
形電極、12はp形電極(リング状)を示す。次に詳細
に各部について説明する。n形または半絶縁性GaAs
基板1b上に、基板側ミラーの一部としてn形またはア
ンドープの半導体交互多層膜33を形成する。例えば、
その組成をAlAsとGaAsとすると、その4分の1
光学波長は、各々80.3nm、66.9nmである(発光波長
を980nm、AlAsとGaAsの屈折率を各々3.0
5,3.66とした)。この材料で20.5ペア(最上層はAl
As)を形成すると、全体の厚さは3.0μm、発光層
側から基板側をみた反射率の最高値は99.8%である。
【0013】次いで基板側コンタクト兼注入層32とし
てp−GaAsを一層形成する。この層の厚さは基本的
にはλ/4n光学厚(λは発光波長、nは屈折率)であ
るが、素子抵抗を小さくするため、または素子作製を容
易にするためには、この層は厚い方が望ましい。例えば
GaAsのλ/4n厚は約0.07μmと一層では非常に薄
い。この薄層をとおして正孔を注入すれば素子抵抗は大
きく、またメサ内全体に均一に注入することは困難であ
る。しかし、後述のようにその奇数倍なら5倍で0.33μ
m、9倍で0.61μmとなり注入用薄膜として十分なもの
となる。しかしこの層は前記のn形または半絶縁性半導
体多層膜33および後述のp形半導体層31と一体とな
って一つのミラーを形成するため、その厚さには条件が
ある。基本的にはλ/4nの整数倍であるが、p形半導
体層31のペア数、および空気側ミラー4bとの関係で
奇数倍が許される。その他場合によっては位相調整のた
め多少の厚さ増減を行うこともなる。これらの詳細につ
いては後で述べる。またこの層のp形キャリア濃度は、
オーミックコンタクトおよび電流注入のためにはできる
だけ多い方が望ましいが、吸収ロスによるしきい値上昇
があるため、これらの兼合で最適値が選ばれる。場合に
よっては、p−GaAsを2つに分け、内部は4×10
18cm-3以下とし、表面の極薄い部分(100Å程度)
のみを1×1019cm-3の高濃度化としてもよい。
てp−GaAsを一層形成する。この層の厚さは基本的
にはλ/4n光学厚(λは発光波長、nは屈折率)であ
るが、素子抵抗を小さくするため、または素子作製を容
易にするためには、この層は厚い方が望ましい。例えば
GaAsのλ/4n厚は約0.07μmと一層では非常に薄
い。この薄層をとおして正孔を注入すれば素子抵抗は大
きく、またメサ内全体に均一に注入することは困難であ
る。しかし、後述のようにその奇数倍なら5倍で0.33μ
m、9倍で0.61μmとなり注入用薄膜として十分なもの
となる。しかしこの層は前記のn形または半絶縁性半導
体多層膜33および後述のp形半導体層31と一体とな
って一つのミラーを形成するため、その厚さには条件が
ある。基本的にはλ/4nの整数倍であるが、p形半導
体層31のペア数、および空気側ミラー4bとの関係で
奇数倍が許される。その他場合によっては位相調整のた
め多少の厚さ増減を行うこともなる。これらの詳細につ
いては後で述べる。またこの層のp形キャリア濃度は、
オーミックコンタクトおよび電流注入のためにはできる
だけ多い方が望ましいが、吸収ロスによるしきい値上昇
があるため、これらの兼合で最適値が選ばれる。場合に
よっては、p−GaAsを2つに分け、内部は4×10
18cm-3以下とし、表面の極薄い部分(100Å程度)
のみを1×1019cm-3の高濃度化としてもよい。
【0014】次にp形多層膜31として、一般にAlx
Ga1-x As(x≦1)/GaAsの各λ/4n光学厚
からなる数ペアの多層膜が形成される。但しこの多層膜
は必ずしも必要ではなく、メサの高さ(即ちガイド性)
の調整、基板側ミラーの一部としての位相の調整用に用
いられる。例えばキャビティ2が1波長の場合、定在波
の腹をキャビティの中央(発光層位置)に合わせ発光ゲ
インを効率化するためには、キャビティに接する半導体
層の屈折率はキャビティ用半導体のものより小さくしな
ければならない。例えば本実施例では、発光層2aがI
nGaAs歪層としてGaAs/InGaAs/GaA
s−SCH構造(各々100Å程度)を中心に持つAl
0.3 Ga0.7 Asをλ−キャビティとして、31として
Al0.7Ga0.3 Asのλ/4n厚膜が一層接し、さら
に数ペアのp形多層膜が追加される。空気側ミラー4b
もキャビティに接する最下層はキャビティより屈折率の
小さいAl0.7 Ga0.3 Asとする。また同様の組成で
キャビティをλ/2とする場合には、より屈折率の大き
いGaAsがキャビティに接するようにする。空気側ミ
ラーもこれと同様とする。p形多層膜のキャリア濃度、
Al組成、ペア数は反射率よりも素子抵抗、しきい値電
流を主に考慮して選ばれる。
Ga1-x As(x≦1)/GaAsの各λ/4n光学厚
からなる数ペアの多層膜が形成される。但しこの多層膜
は必ずしも必要ではなく、メサの高さ(即ちガイド性)
の調整、基板側ミラーの一部としての位相の調整用に用
いられる。例えばキャビティ2が1波長の場合、定在波
の腹をキャビティの中央(発光層位置)に合わせ発光ゲ
インを効率化するためには、キャビティに接する半導体
層の屈折率はキャビティ用半導体のものより小さくしな
ければならない。例えば本実施例では、発光層2aがI
nGaAs歪層としてGaAs/InGaAs/GaA
s−SCH構造(各々100Å程度)を中心に持つAl
0.3 Ga0.7 Asをλ−キャビティとして、31として
Al0.7Ga0.3 Asのλ/4n厚膜が一層接し、さら
に数ペアのp形多層膜が追加される。空気側ミラー4b
もキャビティに接する最下層はキャビティより屈折率の
小さいAl0.7 Ga0.3 Asとする。また同様の組成で
キャビティをλ/2とする場合には、より屈折率の大き
いGaAsがキャビティに接するようにする。空気側ミ
ラーもこれと同様とする。p形多層膜のキャリア濃度、
Al組成、ペア数は反射率よりも素子抵抗、しきい値電
流を主に考慮して選ばれる。
【0015】空気側ミラー4bの残りの部分は、n形半
導体交互多層膜例えばAl濃度の多いAlGaAsとG
aAsが使用され、その最上層はオーミックコンタクト
の容易なGaAsで、かつ電極用金属による反射の位相
ずれを考慮して厚さが調整される。図5にミラー全体の
反射スペクトルを示す(両ミラーおよびキャビティを含
む構成をエピ層上面の空気側からみた上部電極がない場
合の反射スペクトル)。横軸はλ(ナノメータ)、縦軸
は反射率をとってある。キャビティ領域2が1λの厚さ
で、その組成がAl0.3 Ga0.7 As、p形半導体多層
膜31としてAl0.6 Ga0.4 As/GaAs/Al
0.6 Ga0.4 As(即ち1.5ペア)、コンタクト層3
2として(a)図はGaAsが3λ/4n{一般には
(2m+1)λ/4}の厚さの場合、(b)図は同じく
2λ/4n(一般的には2mλ/4)の厚さの場合、そ
の下のn形多層膜はAlAs/GaAsの20.5ペア、ま
た空気側はn形AlAs/GaAsの10ペアの場合で
ある。
導体交互多層膜例えばAl濃度の多いAlGaAsとG
aAsが使用され、その最上層はオーミックコンタクト
の容易なGaAsで、かつ電極用金属による反射の位相
ずれを考慮して厚さが調整される。図5にミラー全体の
反射スペクトルを示す(両ミラーおよびキャビティを含
む構成をエピ層上面の空気側からみた上部電極がない場
合の反射スペクトル)。横軸はλ(ナノメータ)、縦軸
は反射率をとってある。キャビティ領域2が1λの厚さ
で、その組成がAl0.3 Ga0.7 As、p形半導体多層
膜31としてAl0.6 Ga0.4 As/GaAs/Al
0.6 Ga0.4 As(即ち1.5ペア)、コンタクト層3
2として(a)図はGaAsが3λ/4n{一般には
(2m+1)λ/4}の厚さの場合、(b)図は同じく
2λ/4n(一般的には2mλ/4)の厚さの場合、そ
の下のn形多層膜はAlAs/GaAsの20.5ペア、ま
た空気側はn形AlAs/GaAsの10ペアの場合で
ある。
【0016】コンタクト層以外の半導体膜は、λ/4n
厚(λ=980nm)からなるが、図5(a)図のよう
にコンタクト層がλ/4nの奇数倍の厚さの場合ではλ
=980nmの波長に反射のディップ(キャビティモー
ド)が存在し、この波長で発光または発振光が取り出さ
れる。(b)図のように偶数倍の厚さの場合では、キャ
ビティ波長が所望の980nmからずれ、ほぼ対称に離
れた2つの波長位置にサイドモードが発生する。この場
合、発光層の発光波長を980nmとしたままでは所望
の素子の作製が不可能となる。従って厳密に指定された
波長で発振を得たい場合には、コンタクト層の厚さは、
4分の1光学波長の奇数倍とすることが望ましい。
厚(λ=980nm)からなるが、図5(a)図のよう
にコンタクト層がλ/4nの奇数倍の厚さの場合ではλ
=980nmの波長に反射のディップ(キャビティモー
ド)が存在し、この波長で発光または発振光が取り出さ
れる。(b)図のように偶数倍の厚さの場合では、キャ
ビティ波長が所望の980nmからずれ、ほぼ対称に離
れた2つの波長位置にサイドモードが発生する。この場
合、発光層の発光波長を980nmとしたままでは所望
の素子の作製が不可能となる。従って厳密に指定された
波長で発振を得たい場合には、コンタクト層の厚さは、
4分の1光学波長の奇数倍とすることが望ましい。
【0017】しかし、他の目的のためにはコンタクト層
の厚さを奇数倍からずらせることもできる。これは、異
なるいくつかの発振波長を可能とする。いわゆる波長多
重形の発光素子、レーザの場合である。通常発光層の発
光波長はある巾を持っているが、その巾内でキャビティ
波長を変えれば異なる波長で発光、または発振を得るこ
とができる。
の厚さを奇数倍からずらせることもできる。これは、異
なるいくつかの発振波長を可能とする。いわゆる波長多
重形の発光素子、レーザの場合である。通常発光層の発
光波長はある巾を持っているが、その巾内でキャビティ
波長を変えれば異なる波長で発光、または発振を得るこ
とができる。
【0018】図6は、コンタクト層の厚さを例えば4分
の1光学波長の7.5倍および6.5倍とした場合の反
射スペクトルであるが、この層の厚さを4分の1光学波
長の奇数倍からずらせるとキャビティ波長、即ち発光ま
たは発振波長をシフトさせることができる。
の1光学波長の7.5倍および6.5倍とした場合の反
射スペクトルであるが、この層の厚さを4分の1光学波
長の奇数倍からずらせるとキャビティ波長、即ち発光ま
たは発振波長をシフトさせることができる。
【0019】図7は奇数倍(例えば7倍)の厚さを中心
とした発振波長の厚さ依存性である。発光層が通常の薄
層、または量子井戸であれ発光波長巾は励起電流密度と
共に増大するが、通常レーザ発振を得る電流密度では、
300〜400nm以上である。従って、図7に近い、
コンタクト層の厚さを変え、発光層の発光波長巾内でキ
ャビティ波長を設定した素子を作製すれば、発光または
発振波長を制御することができる。また同一ウエハ内に
キャビティ波長の異なる複数の素子のアレイを作製すれ
ば、波長多重の光源を提供することができる。極端に発
光巾が広い場合には1つの素子で2波長発振とすること
も可能である。
とした発振波長の厚さ依存性である。発光層が通常の薄
層、または量子井戸であれ発光波長巾は励起電流密度と
共に増大するが、通常レーザ発振を得る電流密度では、
300〜400nm以上である。従って、図7に近い、
コンタクト層の厚さを変え、発光層の発光波長巾内でキ
ャビティ波長を設定した素子を作製すれば、発光または
発振波長を制御することができる。また同一ウエハ内に
キャビティ波長の異なる複数の素子のアレイを作製すれ
ば、波長多重の光源を提供することができる。極端に発
光巾が広い場合には1つの素子で2波長発振とすること
も可能である。
【0020】図2は、本発明の第2の実施例を示すもの
であり、上記の実施例において発光出力を基板と反対の
上面側としたものであり、図1の実施例と比べて上部電
極構造のみが異なる。図2では、上部発光形の最も簡単
な透明電極11aを用いたものである。この他、部分電
極の使用、誘電体ミラーとの併用であってもよい。また
上面発光の場合の基板1bは、n形または光吸収の大き
なp形であってもよい。あるいは半絶縁性であってもよ
い。その他の符号は図1と同じものを示す。
であり、上記の実施例において発光出力を基板と反対の
上面側としたものであり、図1の実施例と比べて上部電
極構造のみが異なる。図2では、上部発光形の最も簡単
な透明電極11aを用いたものである。この他、部分電
極の使用、誘電体ミラーとの併用であってもよい。また
上面発光の場合の基板1bは、n形または光吸収の大き
なp形であってもよい。あるいは半絶縁性であってもよ
い。その他の符号は図1と同じものを示す。
【0021】図3の本発明の他の実施例を示すもので、
図1の構造と異なる点は、注入層32を図では上方すな
わち空気側に配置したものを示す。1bは基板、4はミ
ラー、2はキャビティ、31はp形半導体多層膜、32
はp形GaAs注入層、33はn形半導体多層膜、11
及び12bは夫々電極を示す。
図1の構造と異なる点は、注入層32を図では上方すな
わち空気側に配置したものを示す。1bは基板、4はミ
ラー、2はキャビティ、31はp形半導体多層膜、32
はp形GaAs注入層、33はn形半導体多層膜、11
及び12bは夫々電極を示す。
【0022】なお、いずれの実施例とも基板が半絶縁性
であるため、あるいは基板側ミラーにpn接合が含まれ
るため、基板までまたはpn接合の下までのエッチング
等により素子間分離を行うことも可能である。
であるため、あるいは基板側ミラーにpn接合が含まれ
るため、基板までまたはpn接合の下までのエッチング
等により素子間分離を行うことも可能である。
【0023】
【発明の効果】叙上のように本発明によれば、発光領域
の正孔注入側にp形電流注入層を設け、該注入層の発光
領域と反対側にn形またはアンドープの半導体多層膜か
らなるミラーを有することによって、素子抵抗の低減
と、低しきい値、高効率の発光素子をうることができ
る。また上記実施例では、発光層がInGaAs歪量子
井戸、多層膜ミラーがAlGaAs系のものであった
が、本発明の基本概念は発光層がGaAsまたはAlG
aAsの量子井戸およびバルク薄膜の場合にも、さらに
はInGaAsP/InP長波系発光素子、AlGaI
nP系可視光素子などにも適用できる。特に長波系の場
合、p形半導体による光吸収の影響がより大きいため、
電気的効果に加え光学的効果の点からもp形半導体多層
膜ミラーを用いない利点は大きい。電流狭窄構造につい
ても、埋込み形、ヘテロバリア形など通常ストライプ形
半導体レーザに用いられている方法を面発光形へ適用し
得る構造について有効である。発光層の量子構造は上記
の1次元井戸構造だけでなく、2次元、3次元量子井戸
即ち量子線、量子箱形についても、各々発光スペクトル
巾などに合わせてミラー特性を設定することにより、本
発明の効果を適用することができる。また素子形態につ
いても面発光レーザ、面形発光ダイオードばかりでな
く、面形双安定レーザ、面形アンプ・スイッチ、pnp
n光サイリスタおよびそれらを用いた光論理素子等に対
する適用も可能である。
の正孔注入側にp形電流注入層を設け、該注入層の発光
領域と反対側にn形またはアンドープの半導体多層膜か
らなるミラーを有することによって、素子抵抗の低減
と、低しきい値、高効率の発光素子をうることができ
る。また上記実施例では、発光層がInGaAs歪量子
井戸、多層膜ミラーがAlGaAs系のものであった
が、本発明の基本概念は発光層がGaAsまたはAlG
aAsの量子井戸およびバルク薄膜の場合にも、さらに
はInGaAsP/InP長波系発光素子、AlGaI
nP系可視光素子などにも適用できる。特に長波系の場
合、p形半導体による光吸収の影響がより大きいため、
電気的効果に加え光学的効果の点からもp形半導体多層
膜ミラーを用いない利点は大きい。電流狭窄構造につい
ても、埋込み形、ヘテロバリア形など通常ストライプ形
半導体レーザに用いられている方法を面発光形へ適用し
得る構造について有効である。発光層の量子構造は上記
の1次元井戸構造だけでなく、2次元、3次元量子井戸
即ち量子線、量子箱形についても、各々発光スペクトル
巾などに合わせてミラー特性を設定することにより、本
発明の効果を適用することができる。また素子形態につ
いても面発光レーザ、面形発光ダイオードばかりでな
く、面形双安定レーザ、面形アンプ・スイッチ、pnp
n光サイリスタおよびそれらを用いた光論理素子等に対
する適用も可能である。
【図1】本発明の面形発光素子の第1の実施例の断面構
造を示す。
造を示す。
【図2】本発明の他の実施例の断面構造を示す。
【図3】本発明の他の実施例の断面構造を示す。
【図4】従来の面形発光素子の断面構造を示す。
【図5】ミラーの反射スペクトル特性を比較したもので
ある。(a)はGaAsの厚さが3λ/4nの場合、
(b)は2λ/4nの場合である。
ある。(a)はGaAsの厚さが3λ/4nの場合、
(b)は2λ/4nの場合である。
【図6】コンタクト層の厚さを4分の1光学波長の7.
5倍,6.5倍とした場合の反射率を示す。
5倍,6.5倍とした場合の反射率を示す。
【図7】コンタクト層の厚さとキャビティ波長との関係
を示す。
を示す。
1b GaAs基板 2 GaAs層またはInGaAs歪量子井戸を発光層
とするDH,SCHまたはGRIN−SCH形キャビテ
ィ 2a 発光層 3 n形半導体多層膜ミラー 31 ミラーを構成するp形半導体多層膜 32 ミラーを構成するp形GaAs 33 ミラーを構成するn形またはアンドープ形半導体
多層膜 4a p形半導体多層膜ミラー 4b n形半導体多層膜ミラー 11,11a n形電極 12 p形電極 12b リング電極
とするDH,SCHまたはGRIN−SCH形キャビテ
ィ 2a 発光層 3 n形半導体多層膜ミラー 31 ミラーを構成するp形半導体多層膜 32 ミラーを構成するp形GaAs 33 ミラーを構成するn形またはアンドープ形半導体
多層膜 4a p形半導体多層膜ミラー 4b n形半導体多層膜ミラー 11,11a n形電極 12 p形電極 12b リング電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田所 貴志 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 門田 好晃 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−11689(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 33/00 H01S 3/18
Claims (3)
- 【請求項1】 発光領域の正孔注入側にp形電流注入層
を設け、該注入層の発光領域と反対側にn形またはアン
ドープの半導体多層膜からなるミラーを有することを特
徴とする面形発光素子。 - 【請求項2】 電流注入層の厚さが、4分の1光学波長
の奇数倍であることを特徴とする請求項1記載の面形発
光素子。 - 【請求項3】 電流注入層の厚さにより発光または発振
波長を制御することを特徴とする請求項1記載の面形発
光素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2048991A JP2940644B2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 面形発光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2048991A JP2940644B2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 面形発光素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05211346A JPH05211346A (ja) | 1993-08-20 |
JP2940644B2 true JP2940644B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=12028565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2048991A Expired - Fee Related JP2940644B2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 面形発光素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2940644B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2697453B2 (ja) * | 1992-02-19 | 1998-01-14 | 松下電器産業株式会社 | 面発光レーザ |
JPH07249833A (ja) * | 1994-03-10 | 1995-09-26 | Daido Hoxan Inc | 発光素子 |
JP4439199B2 (ja) * | 2003-03-20 | 2010-03-24 | 株式会社リコー | 垂直共振器型面発光半導体レーザ装置、およびそれを用いた光論理演算装置、波長変換装置、光パルス波形整形装置、ならびに光伝送システム |
JP2007129010A (ja) * | 2005-11-02 | 2007-05-24 | Seiko Epson Corp | 面発光型半導体レーザ及びその製造方法 |
JP5214140B2 (ja) * | 2006-12-12 | 2013-06-19 | 浜松ホトニクス株式会社 | 半導体発光素子 |
US7881358B2 (en) | 2006-12-27 | 2011-02-01 | Nec Corporation | Surface emitting laser |
JP5392087B2 (ja) * | 2007-10-11 | 2014-01-22 | 日本電気株式会社 | 面発光レーザ |
JPWO2021125005A1 (ja) | 2019-12-20 | 2021-06-24 | ||
WO2021157431A1 (ja) | 2020-02-07 | 2021-08-12 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 発光デバイス |
-
1991
- 1991-01-21 JP JP2048991A patent/JP2940644B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05211346A (ja) | 1993-08-20 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |