JP2940600B2 - 自走揚水機 - Google Patents

自走揚水機

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JP2940600B2 JP9043664A JP4366497A JP2940600B2 JP 2940600 B2 JP2940600 B2 JP 2940600B2 JP 9043664 A JP9043664 A JP 9043664A JP 4366497 A JP4366497 A JP 4366497A JP 2940600 B2 JP2940600 B2 JP 2940600B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Hydraulic Turbines (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸流水車とターボ
形遠心式ポンプとで成る流体機械に関し、特に外部動力
を用いることなく、ランナ羽根の外周に設けられたケー
シングから圧力水を取出せるようにした自走揚水機に関
する。
【0002】
【従来の技術】揚水機(ポンプ)は低位置にある水(流
体)を高位置に移動させる機械で、従来往復動式揚水機
と回転式揚水機とがある。回転式揚水機は、回転する羽
根部に水を導入し、羽根の回転遠心力によって水に運動
エネルギーを与え、その運動エネルギーを圧力に変える
ことにより、水圧に基づいて水を低位置より高位置に押
上げて移動させる回転機械である。この回転式揚水機を
駆動する為には、羽根車の軸を電動機や水車などの動力
機械で駆動回転させる必要がある。図7は、電動機10
0により結合部101を介してポンプ102の羽根車の
軸を駆動する回転式揚水機の例を示しており、図8はい
わゆるフランシス水車110により、結合部111を介
してポンプ112の羽根車の軸を駆動する回転式揚水機
の例を示している。
【0003】また、図9は上記回転式揚水機のターボ形
遠心式ポンプの一例を、羽根車(ランナ)について示し
ており、同図(A)は正面図であり、同図(B)は側面
図である。そして、水車ランナ羽根120は軸121に
回転自在に取り付けられており、水車ランナ羽根120
の正面から水が押し付けられることにより、軸121を
中心として回転すると共に、水車ランナ羽根120の先
細形状の外周先端部より水流が図示矢印のように、周設
されたケ−シング122内に流入する。
【0004】ところで、水車は、水の有するエネルギー
を機械的仕事に変える回転機械であり、エネルギーの変
換方式の違いから、いわゆる衝動水車と反動水車とに大
別される。衝動水車は、圧力水頭を速度水頭に変えた流
水を羽根車に作用させる構造の水車をいい、高落差(一
般的に200〜1800m)で水量の比較的少ないとこ
ろに用いられるペルトン水車などがある。一方、反動水
車は、圧力水頭をもつ流水を羽根車に作用させる構造の
水車をいい、比較的広範囲の落差(一般的に40〜60
0m程度)の水力発電に使用されるフランシス水車や、
低落差(一般的に80m以下)で大水量の場合に適する
プロペラ水車などがある。
【0005】図10は反動水車の一種であるプロペラ水
車の構造の一例を示しており、かかるプロペラ水車は超
低落差(5m〜0.2m)に適用される。即ち、図10
のプロペラ水車は管胴形のケーシング130内に羽根車
131及びステーベーン132を装備し、管胴形ケ−シ
ング130内を流れる水の流入側の静水頭と、流出側の
静水頭との差を位置のエネルギーとして羽根車131の
羽根面に作用させて回転力を得るもので、超低落差の利
用に適している。流水側から入った水はステーベーン1
32によって旋廻流となり、羽根面に作用して羽根車1
31に回転力を与えた後、流出側から放水(排水)され
る。羽根車131の羽根は、水の流れを全面で受けられ
る様に広く、薄い構造になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、上述したポンプ
の軸を水車で回転駆動させる場合には、水車に導入する
水管とポンプの水管とを分離し、かつ各々の動作を妨げ
ないように結合部材を介して軸等を直結する必要がある
ため、構造が極めて複雑となっていた。特に超低落差の
水車の場合には、ポンプも水中に設置するような形態に
なってしまい、構造上実際には不可能となっていた。従
って、通常は自然河川などから直接水を汲上げる場合に
は、ポンプを電動機やエンジン(内燃機関)などで駆動
する方式が多く採られている。しかし、河川の近くに
は、電源となる配電線が無い場合が多く、また、エンジ
ンの場合には燃料の供給や、エンジンの発する騒音や排
気ガスの環境への影響などから、ポンプの設置利用が難
しい場合が多かった。
【0007】本発明は上述のような事情よりなされたも
のであり、本発明の目的は、電動機等の外部駆動力を必
要とすることなく、流水のエネルギーを効率良く利用し
て自走するポンプによって、河川等の低位置から高位置
へ揚水出来る自走揚水機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、低位置にある
水を高位置に移動させる自走揚水機に関し、本発明の上
記目的は、流水の作用によって回転する軸流水車と、
記軸流水車の外周に設けられたケーシングとで成る揚水
機であり、前記軸流水車におけるランナ羽根の内部に中
空の流水路を設けて前記流水の一部が通過出来るように
し、前記ランナ羽根の外周に前記ケーシングを配置し、
前記ランナ羽根が流水の作用によって回転することで
記流水路の水が前記ケーシングに向かって遠心的に放出
されることによって、前記ケーシングから圧力水を取出
せるようにすることによって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明による自走揚水機の
構造を、回転軸に平行な面の断面図として示しており、
本発明の主要部をなす構造である水車ランナ羽根1は、
流水を通すパイプ状の管胴2の内部の回転自在の主軸3
に取り付けられており、X−X´における断面構造は図
2に示すようになっている。水車ランナ羽根1は主軸3
を中心として水流によって回転するもので、主軸3の流
入側には、管胴2の内壁に固定された流入側ステーベー
ン4を介して支持部5が設けられ、主軸3の流出側に
は、管胴2の内壁に固定された流出側ステーベーン6を
介して支持部7が設けられている。主軸3の両端は支持
部5及び7にそれぞれ埋設されたベアリングで支持さ
れ、主軸3は自由に回転するようになっている。流入側
ステーベーン4は流入口8からの流水に旋廻流を与え、
旋廻流となった水流が水車ランナ羽根1の表面に押し付
けられるようになっている。また、水車ランナ羽根1の
内部には中空の流水路10が外方に向かって放射状に設
けられており、流水路10の径は外方に向かって徐々に
狭くなって、大きな水圧を得るようになっている。流水
路10の流入口11は、主軸3に近い位置に長形状に、
かつ主軸3の軸方向に直角となるように設けられてい
る。図3は、図2の流線〜に添って、水車ランナ羽
根1の流水路10の断面形状を示している。
【0010】管胴2の、水車ランナ羽根1に対応する外
部には渦巻き状のケーシング20が周設されており、水
車ランナ羽根1の回転により、各流水路10を経て遠心
的に導出された水流を流出口12から集めて、揚水取出
口21より圧力水を取出せるようになっている。
【0011】このような構造において、流水は管胴2の
流入口8から入り、ステーベーン4の回転作用で旋廻流
となり、その旋廻水流が水車ランナ羽根1の羽根に作用
して、ランナ羽根1を主軸3を中心として回転させる。
大部分の水流Aは水車ランナ羽根1に作用してA′方向
に進み、流出口9から外部へ流出する。しかし、一部の
流水Bは、水車ランナ羽根1内の流水路10の流入口1
1より流入し、流水路10の内部で、水車ランナ羽根1
の回転に基づくB´方向の遠心力によって運動エネルギ
ーを与えられ、先端部の流出口12から揚水渦巻ケーシ
ング20内に流出し、圧力水として揚水取出口21より
取出すことができる。
【0012】尚、ケ−シング20の底部(内側)は中空
になっているが、その底部は水車ランナ羽根1の先端部
(流出口12)と緊密に係合しており、水や圧力の漏洩
はないようになっている。
【0013】図4は本発明の他の実施例を図2に対応さ
せて示しており、流水路10の流入口11を主軸3と平
行方行になるように設けている。このような流入口11
としても同様な、水の流入及びケ−シングへの導出を実
現することができる。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の自走揚
水機を使用すれば、水流に基づいて水車ランナ羽根が回
転し、水車ランナ羽根内の流水路に入った水が遠心的に
導出されるので、外部からの動力を必要とせずに揚水が
出来る。つまり、流水の力でポンプを自走させ、低位置
から高位置へ揚水できる。
【0015】図5は本発明の自走揚水機を河川の中にフ
ロ−トを介して入れ、河の自然流水を利用してポンプ吐
出口から揚水を得る場合を示している。また、図6はあ
る程度大きな落差Hを得られる場合で、流水を管路によ
って導入し、ポンプ吐出口から揚水を得る自走揚水機を
使用した場合を示す。この様に本発明の自走揚水機は、
利用方法も広い範囲に亘り利用効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自走揚水機の構造例を示す断面構
造図である。
【図2】図1のX−X´における軸に垂直な面の断面構
造図である。
【図3】自走揚水機の羽根の中空部構造を示す部分断面
図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面構造図である。
【図5】河川内に本発明の自走揚水機を設置した様子を
示す図である。
【図6】落差のある水路の途中で使用する自走揚水機の
設置例を示す図である。
【図7】電動機で駆動するポンプを有する代表的な回転
式揚水機の外観図である。
【図8】フランシス水車で駆動するポンプを有する回転
式揚水機の一部断面構造図である。
【図9】タ−ボ形遠心式ポンプの構造例を示す構造図で
ある。
【図10】超低落差に使用されるプロペラ水車の構造例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 水車ランナ羽根 2 管胴 3 主軸 4 流入側ステーベーン 5 流入側支持部 6 流出側ステーベーン 7 流出側支持部 8 流入口 9 流出口 10 流水路 20 揚水用渦巻ケーシング

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流水の作用によって回転する軸流水車
    と、前記軸流水車の外周に設けられたケーシングとで成
    る揚水機であり、前記軸流水車におけるランナ羽根の内
    部に中空の流水路を設けて前記流水の一部が通過出来る
    ようにし、前記ランナ羽根の外周に前記ケーシングを配
    置し、前記ランナ羽根が流水の作用によって回転するこ
    とで前記流水路の水が前記ケーシングに向かって遠心的
    に放出されることによって、前記ケーシングから圧力水
    を取出せるようにしたことを特徴とする自走揚水機。
  2. 【請求項2】 前記ランナ羽根内部の流水路の流入口
    が、前記軸流水車の回転軸の中心線に対して直角方向に
    向くように、かつ当該軸流水車の回転軸の近傍に、開け
    られており、前記ランナ羽根内部の流水路の流出口が、
    前記ケーシングに向かって開けられている請求項1に記
    載の自走揚水機。
  3. 【請求項3】 前記ランナ羽根内部の流水路の流入口
    が、前記軸流水車の回転軸の中心線に対して平行方向に
    向くように、かつ当該軸流水車の回転軸の近傍に、開け
    られており、前記ランナ羽根内部の流水路の流出口が、
    前記ケーシングに向かって開けられている請求項1に記
    載の自走揚水機。
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