JP2939117B2 - 移動通信セル判定方法および移動局装置と基地局装置 - Google Patents

移動通信セル判定方法および移動局装置と基地局装置

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JP2939117B2
JP2939117B2 JP8973894A JP8973894A JP2939117B2 JP 2939117 B2 JP2939117 B2 JP 2939117B2 JP 8973894 A JP8973894 A JP 8973894A JP 8973894 A JP8973894 A JP 8973894A JP 2939117 B2 JP2939117 B2 JP 2939117B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトル拡散符号を
用いた符号分割多元接続(以下、CDMAと略称する)
方式の移動通信システムに使用される移動通信セル判定
方法および移動局装置と基地局装置に関し、更に詳しく
は、CDMA方式の移動通信システムにおいて複数のセ
ルからなるサービスエリアにおいて移動局が通信すべき
セルを判定する移動通信セル判定方法および移動局装置
と基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトル拡散符号を用いたCDMA方
式の移動通信システムにおいては、サービスエリアを複
数の単位領域であるセルに分割するとともに、各セル内
に1つの基地局を設け、サービスエリア内のあるセル内
に存在する移動局は無線回線を介してそのセルの基地局
と通信し、該基地局から更に他の無線回線または通信回
線を介して他の移動局または電話機等と通信を行うよう
になっている。
【0003】ところで、移動局は、電源投入時には、ど
の基地局とも通信していないものであるため、どのセル
内に存在しているのか不明であり、またどのセルの基地
局と通信を行ったらよいのか不明である。従って、移動
局は、電源投入時には、自分が存在しているセルはどこ
であるか、すなわち自分が通信できるセルの基地局はど
こであるかを検出するセル判定処理を行う必要がある。
【0004】CDMA方式の移動通信システムにおい
て、各セルの基地局は同一周波数のそれぞれ異なる所定
の拡散符号を割り当てられ、該拡散符号で拡散され、送
信電力制御を行わない送信電力一定の止まり木チャネル
を常時送信している。例えば、図6に示すように、サー
ビスエリア内に設けられている複数のセル1,2,3,
・・・にはそれぞれ異なる拡散符号C1,C2,C3,
・・・が割り当てられている。そして、各セルの基地局
B1,B2,B3,・・・は、この割り当てられた拡散
符号で拡散された止まり木チャネルを常時送信してい
る。
【0005】一方、各移動局M1は、上述したように各
セルに割り当てられた拡散符号C1,C2,C3,・・
・をROMに記憶している。そして、例えば電源投入時
にセル判定を行おうとする移動局はROMに記憶されて
いる拡散符号を順次読み出し、この読み出した拡散符号
で拡散された止まり木チャネルを順次受信し、その受信
レベルを相互に比較し、該受信レベルが最も大きいセル
を選択し、この選択したセルの基地局と通信を行うよう
になっている。
【0006】なお、このようなセルの選択は、電源投入
時だけでなく、移動局が在圏しているセルから他のセル
に移動する時にも、どのセルを選択すべきかということ
で同様に行う必要があるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CDMA方
式の移動通信方式においては、すべてのセルにおいて周
波数を同一とし、この周波数を拡散符号で分割したもの
をキャリアとして使用しているものである。そして、各
セルは、同一周波数で変調され、それぞれ異なって割り
当てられた独自の拡散符号で拡散され、送信電力制御を
行わない送信電力一定の止まり木チャネルを常時送信
し、この止まり木チャネルをセル判定用に使用するとと
もに、また通常の通信チャネル等も同じように拡散符号
を使用しているものであり、各拡散符号は互いに無相関
でなく、相互相関を有し、これが受信レベルに雑音とし
て上乗せされている。
【0008】このように受信レベルに上乗せされる雑音
としては、詳細には、他の拡散符号からの相互相関によ
る雑音、拡散符号は複数のセルからなる1つのクラスタ
内ではすべて異なっているが、他のクラスタ外では繰り
返し使用されている場合もあるので、この自己の拡散符
号の繰り返し利用による雑音、そして熱雑音等が含まれ
る。
【0009】図7は、例えばある拡散符号C1で周期を
とろうとして相関器にかけた場合の特性を示している
が、同図(a)に示すように、拡散符号C1の受信レベ
ルは斜線で示す雑音、すなわち拡散符号C1に対して他
の拡散符号C2,C3,・・・等からの相互干渉による
雑音等により上げ底されて増大している。
【0010】従って、図7(b)に示すように、受信レ
ベルが同じに測定されたとしても、右側に示す受信レベ
ルには斜線で示す雑音が左側の受信レベルよりもかなり
大きく加算されているため、同じ受信レベルであるにも
関わらず、この受信レベルを選択した回線の通信品質は
かなり悪くなる。
【0011】すなわち、上述した従来の方法において
は、干渉レベル等の雑音も一緒に含んだ受信レベルを測
定し、その受信レベルのみで選択すべきセルを判定し、
相互相関等の雑音による分を無視しているため、受信レ
ベルが大きいセルを選択したとしても、実際にはかなり
大きな干渉レベル等の雑音が受信レベルに加算されてお
り、単に受信レベルの大きさのみでセルを選択した場合
には通信品質がかなり悪くなるという問題がある。
【0012】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、受信レベルのみでなく、キャ
リア対雑音比も考慮して、通信品質の良好なセルを選択
し得る移動通信セル判定方法および移動局装置と基地局
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の移動通信セル判定方法は、複数のセルの各
々に基地局が設けられ、各基地局は同一周波数で変調さ
れ、それぞれ異なって割り当てられた独自の拡散符号で
拡散され、送信電力制御を行わない送信電力一定の止ま
り木チャネルを常時送信している符号分割多元接続方式
の移動通信システムにおいて移動局が通信すべきセルを
判定する移動通信セル判定方法であって、移動局は通信
すべきセル候補に割り当てられた拡散符号を保持し、こ
の保持されているセル候補の拡散符号を用いて止まり木
チャネルを順次受信し、その受信レベルを測定し、この
測定した受信レベルのうち、受信レベルの大きい止まり
木チャネルから順に該止まり木チャネルにおけるキャリ
ア対雑音比を測定し、この測定したキャリア対雑音比が
所定のしきい値より大きいセルを選択することを要旨と
する。
【0014】また、本発明の移動通信セル判定方法は、
複数のセルの各々に基地局が設けられ、各基地局は同一
周波数で変調され、それぞれ異なって割り当てられた独
自の拡散符号で拡散され、送信電力制御を行わない送信
電力一定の止まり木チャネルを常時送信している符号分
割多元接続方式の移動通信システムにおいて移動局が通
信すべきセルを判定する移動通信セル判定方法であっ
て、移動局は通信すべきセル候補に割り当てられた拡散
符号を保持し、この保持されているセル候補の拡散符号
を用いて止まり木チャネルを順次受信し、その受信レベ
ルを測定し、この測定した受信レベルのうち、受信レベ
ルが所定のしきい値よりも大きい止まり木チャネルにお
けるキャリア対雑音比を測定し、この測定したキャリア
対雑音比を比較し、キャリア対雑音比が最大のセルを選
択することを要旨とする。
【0015】更に、本発明の移動通信セル判定方法は、
移動局が保持している前記セル候補の拡散符号がすべて
のセルの拡散符号として移動局に予め記憶されているも
のであることを要旨とする。
【0016】本発明の移動通信セル判定方法は、移動局
が保持している前記セル候補の拡散符号が移動局が通信
中のセルの基地局から受信したものであることを要旨と
する。
【0017】また、本発明の移動通信セル判定方法は、
前記セルを選択した後、移動局は該セルと通信を開始す
ることを要旨とする。
【0018】更に、本発明の移動通信セル判定方法は、
前記選択されたセルの基地局に対して該セルを選択した
ことを移動局が通知し、この通知されたセルの基地局は
通信チャネルを介して前記移動局と通信を開始すること
を要旨とする。
【0019】本発明の移動局装置は、複数のセルの各々
に基地局が設けられ、各基地局は同一周波数で変調さ
れ、それぞれ異なって割り当てられた独自の拡散符号で
拡散され、送信電力制御を行わない送信電力一定の止ま
り木チャネルを常時送信している符号分割多元接続方式
の移動通信システムにおいてセル判定を行う移動局装置
であって、通信すべきセル候補に割り当てられた拡散符
号を保持する拡散符号保持手段と、該拡散符号保持手段
に保持されているセル候補の拡散符号を用いて止まり木
チャネルを順次送信し、その受信レベルを測定する受信
レベル測定手段と、該受信レベル測定手段で測定した受
信レベルのうち、受信レベルの大きい止まり木チャネル
から順に該止まり木チャネルにおけるキャリア対雑音比
を測定するキャリア対雑音比測定手段と、この測定した
キャリア対雑音比が所定のしきい値より大きいセルを選
択するセル選択手段とを有することを要旨とする。
【0020】また、本発明の移動局装置は、複数のセル
の各々に基地局が設けられ、各基地局は同一周波数で変
調され、それぞれ異なって割り当てられた独自の拡散符
号で拡散され、送信電力制御を行わない送信電力一定の
止まり木チャネルを常時送信している符号分割多元接続
方式の移動通信システムにおいてセル判定を行う移動局
装置であって、通信すべきセル候補に割り当てられた拡
散符号を保持する拡散符号保持手段と、該拡散符号保持
手段に保持されているセル候補の拡散符号を用いて止ま
り木チャネルを順次受信し、その受信レベルを測定する
受信レベル測定手段と、該受信レベル測定手段で測定し
た受信レベルのうち、受信レベルが所定のしきい値より
も大きい止まり木チャネルにおけるキャリア対雑音比を
測定するキャリア対雑音比測定手段と、この測定したキ
ャリア対雑音比を比較し、キャリア対雑音比が最大のセ
ルを選択するセル選択手段とを有することを要旨とす
る。
【0021】更に、本発明の移動局装置は、前記拡散符
号保持手段としてすべてのセルに割り当てられた拡散符
号を予め記憶されている拡散符号記憶手段を有すること
を要旨とする。
【0022】本発明の移動局装置は、前記拡散符号保持
手段として通信中のセルの基地局からセル候補の拡散符
号を受信して保持する拡散符号受信手段を有することを
要旨とする。
【0023】また、本発明の移動局装置は、前記セル選
択手段で選択されたセルの基地局と通信開始する通信開
始手段を有することを要旨とする。
【0024】更に、本発明の移動局装置は、前記セル選
択手段で選択されたセルの基地局に対して該セルを選択
したことを通知する通知手段を有し、該通知を受けた基
地局は通信チャネルを介して前記移動局と通信を開始す
ることを要旨とする。
【0025】本発明の基地局装置は、複数のセルの各々
に基地局が設けられ、各基地局は同一周波数で変調さ
れ、それぞれ異なって割り当てられた独自の拡散符号で
拡散され、送信電力制御を行わない送信電力一定の止ま
り木チャネルを常時送信している符号分割多元接続方式
の移動通信システムにおいて移動局と通信中において移
動局が通信すべきセルを判定するセル判定を行う基地局
装置であって、移動局に保持され、通信すべきセル候補
に割り当てられた拡散符号を用いて止まり木チャネルを
移動局に順次受信せしめて、その受信レベルを測定さ
せ、その測定結果を基地局に送信させ、この送信された
測定結果を受信する受信レベル受信手段と、該受信レベ
ル受信手段で受信した受信レベルのうち、受信レベルの
大きい止まり木チャネルから順に該止まり木チャネルに
おけるキャリア対雑音比を移動局に測定させ、この測定
されたキャリア対雑音比を基地局に送信させ、この送信
されたキャリア対雑音比を受信するキャリア対雑音比受
信手段と、該キャリア対雑音比受信手段で受信したキャ
リア対雑音比が所定のしきい値より大きいセルを選択す
る選択手段とを有することを要旨とする。
【0026】また、本発明の基地局装置は、複数のセル
の各々に基地局が設けられ、各基地局は同一周波数で変
調され、それぞれ異なって割り当てられた独自の拡散符
号で拡散され、送信電力制御を行わない送信電力一定の
止まり木チャネルを常時送信している符号分割多元接続
方式の移動通信システムにおいて移動局が通信すべきセ
ルを判定するセル判定を行う基地局装置であって、移動
局に保持され、通信すべきセル候補に割り当てられた拡
散符号を用いて止まり木チャネルを移動局に順次受信せ
しめて、その受信レベルを測定させ、その測定結果を基
地局に送信させ、この送信された測定結果を受信する受
信レベル受信手段と、該受信レベル受信手段で受信した
受信レベルのうち、受信レベルが所定のしきい値よりも
大きい止まり木チャネルにおけるキャリア対雑音比を移
動局に測定させ、この測定されたキャリア対雑音比を基
地局に送信させ、この送信されたキャリア対雑音比を受
信するキャリア対雑音比受信手段と、該キャリア対雑音
比受信手段で受信したキャリア対雑音比を比較し、キャ
リア対雑音比が最大のセルを選択する選択手段とを有す
ることを要旨とする。
【0027】更に、本発明の基地局装置は、前記移動局
に保持され、通信すべきセル候補に割り当てられた拡散
符号が移動局にすべてのセルの拡散符号として予め記憶
されているものであることを要旨とする。
【0028】本発明の基地局装置は、前記移動局に保持
され、通信すべきセル候補に割り当てられた拡散符号が
基地局装置から移動局に送信して保持されたものである
ことを要旨とする。
【0029】また、本発明の基地局装置は、前記セル選
択手段で選択されたセルの基地局との通信を移動局に開
始させる通信開始手段を有することを要旨とする。
【0030】更に、本発明の基地局装置は、前記セル選
択手段で選択されたセルの基地局に対して該セルを選択
したことを通知する通知手段を有し、該通知を受けた基
地局は通信チャネルを介して前記移動局と通信を開始す
ることを要旨とする。
【0031】
【作用】本発明の移動通信セル判定方法では、移動局は
通信すべきセル候補に割り当てられた拡散符号を用いて
止まり木チャネルの受信レベルを順次測定し、この受信
レベルの大きい止まり木チャネルから順にキャリア対雑
音比を測定し、このキャリア対雑音比が所定のしきい値
より大きいセルを選択する。
【0032】また、本発明の移動通信セル判定方法で
は、移動局は通信すべきセル候補に割り当てられた拡散
符号を用いて止まり木チャネルの受信レベルを順次測定
し、この受信レベルが所定のしきい値よりも大きい止ま
り木チャネルにおけるキャリア対雑音比を測定し、この
キャリア対雑音比が最大のセルを選択する。
【0033】更に、本発明の移動通信セル判定方法で
は、すべてのセルの拡散符号が移動局に予め記憶されて
いる。
【0034】本発明の移動通信セル判定方法では、セル
候補の拡散符号は移動局が通信中のセルの基地局から受
信したものである。
【0035】また、本発明の移動通信セル判定方法で
は、セルを選択した後、移動局は該セルと通信を開始す
る。
【0036】更に、本発明の移動通信セル判定方法で
は、選択したセルの基地局に対して該セルを選択したこ
とを移動局が通知、この通知されたセルの基地局は通信
チャネルを介して該移動局と通信を開始する。
【0037】本発明の移動局装置では、通信すべきセル
候補に割り当てられた拡散符号を用いて止まり木チャネ
ルの受信レベルを順次測定し、この受信レベルの大きい
止まり木チャネルから順にキャリア対雑音比を測定し、
このキャリア対雑音比が所定のしきい値より大きいセル
を選択する。
【0038】また、本発明の移動局装置では、通信すべ
きセル候補に割り当てられた拡散符号を用いて止まり木
チャネルの受信レベルを順次測定し、この受信レベルが
所定のしきい値よりも大きい止まり木チャネルにおける
キャリア対雑音比を測定し、このキャリア対雑音比が最
大のセルを選択する。
【0039】更に、本発明の移動局装置では、すべての
セルに割り当てられた拡散符号を予め記憶されている。
【0040】本発明の移動局装置では、通信中のセルの
基地局からセル候補の拡散符号を受信して保持する。
【0041】また、本発明の移動局装置では、選択され
たセルの基地局と通信開始する通信開始手段を有する。
【0042】更に、本発明の移動局装置では、選択され
たセルの基地局に対して該セルを選択したことを通知す
る通知手段を有し、該通知を受けた基地局は通信チャネ
ルを介して前記移動局と通信を開始する。
【0043】本発明の基地局装置では、セル候補に割り
当てられた拡散符号の止まり木チャネルの受信レベルを
移動局に順次測定させ、その測定結果を受信し、この受
信レベルの大きい止まり木チャネルから順に該止まり木
チャネルにおけるキャリア対雑音比を移動局に測定さ
せ、この測定したキャリア対雑音比を基地局で受信し、
この受信したキャリア対雑音比が所定のしきい値より大
きいセルを選択する。
【0044】また、本発明の基地局装置では、セル候補
に割り当てられた拡散符号の止まり木チャネルの受信レ
ベルを移動局に順次測定させ、その測定結果を受信し、
この受信レベルが所定のしきい値よりも大きい止まり木
チャネルにおけるキャリア対雑音比を移動局に測定さ
せ、この測定したキャリア対雑音比を受信し、このキャ
リア対雑音比が最大のセルを選択する。
【0045】更に、本発明の基地局装置では、移動局に
すべてのセルの拡散符号が予め記憶されている。
【0046】本発明の基地局装置では、セル候補に割り
当てられた拡散符号が基地局装置から移動局に送信して
保持されたものである。
【0047】また、本発明の基地局装置では、選択され
たセルの基地局との通信を移動局に開始させる。
【0048】更に、本発明の基地局装置では、選択され
たセルの基地局に対して該セルを選択したことを通知す
る通知手段を有し、該通知を受けた基地局は通信チャネ
ルを介して前記移動局と通信を開始する。
【0049】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係わる移動通信セル判
定方法の処理手順を示すフローチャートである。同図に
示す移動通信セル判定方法は、スペクトル拡散符号を用
いたCDMA方式の移動通信システムにおいて移動局が
通信すべきセルを判定するものであり、このセル判定処
理は例えば移動局が電源を投入した時に必要であるとと
もに、また移動局が基地局と通信中において在圏してい
るあるセルから他のセルに移動する時にもどのセルを選
択すべきかということで必要となるものである。
【0050】本実施例の移動通信セル判定方法では、通
信すべきセルを選択するのに、各セルの基地局が常時送
信している止まり木チャネル、すなわち同一周波数で変
調され、それぞれ異なって割り当てられた独自の拡散符
号で拡散され、送信電力制御を行わない送信電力一定の
止まり木チャネルの受信レベルを測定し、この受信レベ
ルの大きなセルという条件に加えて、図7に関連して説
明したように各セルから受信した止まり木チャネルの受
信レベルは相互干渉による雑音が上乗せさせて増大して
いるので、この相互干渉による雑音、具体的には他の拡
散符号からの相互相関による雑音、自己の拡散符号の繰
り返し利用による雑音、および熱雑音等を含む雑音を考
慮し、この雑音とキャリアとの比、すなわちキャリア対
雑音比(以下、CNRと略称する)も算出し、このCN
Rが所定のしきい値よりも大きいセルを選択するように
している。
【0051】このように受信レベルに加えて、CNRも
考慮することにより、例えば図7(b)に示すように受
信レベルが同じ左右の信号においても斜線部分で示す相
互干渉による雑音の小さな左側の信号のセルが選択され
ることになる。すなわち、図7(b)では、斜線部分で
示す相互干渉による雑音の小さい左側の信号のCNRの
方が雑音の大きい右側の信号のCNRよりも大きいの
で、左側の信号のセルが選択されることになる。
【0052】図2は、図1の移動通信セル判定方法を実
施する移動局10および基地局20の構成を示すブロッ
ク図である。移動局10は、基地局20と通信を行うた
めのアンテナ11、該アンテナ11に送受切替器12を
介して接続されている送信回路部13および受信回路部
14、該送信回路部13と受信回路部14に接続された
制御部15、および受信回路部14で受信した止まり木
チャネルの受信レベルおよび該受信レベルに含まれる上
述した相互干渉による雑音に相当する干渉レベルを測定
する受信レベル・干渉レベル検出部16を有する。前記
制御部15は、該受信レベル・干渉レベル検出部16で
検出された受信レベルおよび干渉レベルに基づいて前記
CNRを算出するようになっている。
【0053】また、前記受信レベル・干渉レベル検出部
16は、相関検出器17、レベル検出器18、および干
渉検出器19から構成されているが、この受信レベル・
干渉レベル検出器16においては、各セルの基地局から
の止まり木チャネルをアンテナ11および送受切替器1
2を介して受信回路部14で受信した出力信号が相関検
出器17に供給される。相関検出器17は、制御部15
から指示された止まり木チャネルのレベル監視用拡散符
号との相関検出を順次行い、相関検出器17で得られた
タイミングによって受信回路部14の出力信号を対応レ
ベル監視用拡散符号で逆拡散する。この逆拡散によって
得られたパワースペクトラムをレベル検出器18および
干渉検出器19に供給し、それぞれにおいて受信レベル
の測定および干渉レベルの測定が行われる。そして、こ
の得られた受信レベルおよび干渉レベルは制御部15に
供給され、制御部15において受信レベルおよび干渉レ
ベルからキャリア対雑音比、すなわちCNRが算出され
る。このCNRは後述する図1に示すフローチャートの
処理に使用され、このCNRに基づいて最適なセルが選
択されることになる。
【0054】また、図2に示す基地局20においては、
移動局10と通信を行うアンテナ21が接続されている
基地局増幅器26は変復調装置27に接続され、該変復
調装置27は拡散装置28に接続されている。また、変
復調装置27には制御バスコントロール30、監視制御
装置31、2M/1.5Mインタフェース装置32、基
地局制御装置33およびタイミング供給装置34が接続
されている。
【0055】このように構成される基地局20において
生成された止まり木チャネル用の制御データは拡散装置
28でレベル監視用拡散符号によって拡散され、更に変
復調装置27によって搬送波信号に乗せられる。そし
て、変復調装置27の変調出力信号は基地局増幅器26
によって増幅され、アンテナ21から電波として送信さ
れる。なお、図2において、基地局20は送信系の回路
構成のみを示し、受信系の回路構成は示していないが、
受信系の回路構成は通常の周知のものであるので、図示
を省略している。
【0056】次に、図1に示すフローチャートを参照し
て、移動通信セル判定方法の処理手段について説明す
る。なお、図1に示す処理は、移動局10が電源を投入
した時に、通信すべきセルを選択する処理であり、この
場合、移動局10はサービスエリア内に存在するすべて
のセルの拡散符号Cを例えばROM等に記憶して保持し
ているものである。
【0057】図1の処理において、移動局10の電源が
投入されると(ステップ110)、まず初期設定が行わ
れ(ステップ120)、前記ROMに記憶されている拡
散符号を順次読み出すための変数であるiを1に設定す
る(ステップ130)。そして、このi番目、今の場合
には1番目の拡散符号CiをROMから読み出す(ステ
ップ140)。そして、この拡散符号Ciを用いて止ま
り木チャネルを受信して、その受信レベルを測定する
(ステップ150)。具体的には、読み出した拡散符号
Ciで基地局からの止まり木チャネルの拡散符号を逆拡
散して、その受信レベルを測定する。
【0058】それから、この測定された受信レベルを記
憶し(ステップ160)、前記変数iが所定の数nに等
しいか否かをチェックする(ステップ170)。変数i
がnでない場合には、変数iをインクリメントし(ステ
ップ180)、ステップ140に戻り、ROMに記憶さ
れているすべての拡散符号に対して同様の処理を行う。
【0059】ROMに記憶されているすべての拡散符号
に対して上述した受信レベルの測定および記憶を終了す
ると、記憶した受信レベルを最大のものから順に整理し
(ステップ190)、まず最大の受信レベルのものを選
択し(ステップ200)、この最大の受信レベルにおけ
る前記CNRを測定する(ステップ210)。そして、
この測定したCNRが所定のしきい値CNRthより大き
いか否かをチェックする(ステップ220)。このチェ
ックの結果、測定したCNRが所定のしきい値CNRth
よりも小さい場合には、次に受信レベルの大きいものを
選択して(ステップ230)、ステップ210に戻り、
同様にCNRの測定を行う。
【0060】ステップ220のチェックにおいて、測定
したCNRが所定のしきい値CNRthよりも大きい場合
には、当該セルを選択し(ステップ240)、移動局1
0はこの選択したセルと通信を開始する(ステップ25
0)。
【0061】次に、図3に示すフローチャートを参照し
て、本発明の他の実施例に係わる移動通信セル判定方法
の処理手順について説明する。図3に示す実施例は、移
動局10が基地局と通信中に他のセルに移動する場合に
次に通信すべきセルを選択する場合のセル判定処理を示
している。この場合には、移動局10は現在通信中の基
地局から近傍のセルの拡散符号を通知されるようになっ
ているので、移動局10は図1の実施例のようにROM
に記憶されているすべての拡散符号について順次処理す
る必要はなく、基地局から通知された拡散符号について
のみ処理を行えばよい。
【0062】図3に示す処理においては、まず移動局1
0は通信中の基地局から近傍のセルであるm個のセル候
補の拡散符号を受信し、メモリに記憶保持する(ステッ
プ310)。そして、この記憶されている拡散符号を順
次読み出すための変数であるiを1に設定する(ステッ
プ130)。そして、このi番目、今の場合には1番目
の拡散符号Ciをメモリから読み出す(ステップ14
0)。そして、この拡散符号Ciを用いて止まり木チャ
ネルを受信して、その受信レベルを測定する(ステップ
150)。それから、この測定された受信レベルを記憶
し(ステップ160)、前記変数iが所定の数mに等し
いか否かをチェックする(ステップ172)。変数iが
mでない場合には、変数iをインクリメントし(ステッ
プ180)、ステップ140に戻り、メモリに記憶され
ているすべての拡散符号に対して同様に処理を行う。
【0063】上述したように、基地局から通知され、メ
モリに記憶保持されているすべての拡散符号について受
信レベルを測定し、記憶した以降の処理は、図1に示す
処理と同じであり、受信レベルの大きいものからCNR
を測定し、該CNRが所定のしきい値CNRthより大き
いセルを選択するものであり、各処理ステップに同じス
テップ番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0064】次に、図4に示すフローチャートを参照し
て、本発明の更に他の実施例に係わる移動通信セル判定
方法を実施する基地局の処理手順について説明する。図
4に示す実施例は、基地局が移動局10と通信中におい
て該移動局10が他のセルに移動する場合に移動局10
が次に通信すべきセルを選択する処理を基地局が制御す
る場合の基地局の処理を示しているものである。この場
合には、図3の処理の場合と同様に移動局10と通信中
の基地局は該移動局10の近傍のセルの拡散符号を通知
するようになっているので、移動局10は基地局から通
知された拡散符号についてのみ処理を行えばよい。
【0065】図4に示す処理においては、まず基地局は
通信中の移動局10に対して近傍のm個のセル候補の拡
散符号を送信し、移動局10に記憶させる(ステップ4
10)。そして、この記憶された拡散符号を順次読み出
すための変数であるiを1に設定する(ステップ42
0)。そして、このi番目、今の場合には1番目の拡散
符号Ciを移動局10にメモリから読み出させて選択さ
せ、この選択した拡散符号Ciを用いて止まり木チャネ
ルを受信させ、その受信レベルを測定させる(ステップ
430)。それから、この測定した受信レベルを移動局
10から基地局に送信させ、基地局で受信し、この受信
した受信レベルを記憶する(ステップ440,45
0)。そして、前記変数iが所定の数mに等しいか否か
をチェックする(ステップ460)。変数iがmでない
場合には、変数iをインクリメントし(ステップ47
0)、ステップ430に戻り、メモリに記憶されている
すべての拡散符号に対して同様に処理を行う。
【0066】基地局は、移動局10から受信し記憶した
各セルの受信レベルを大きいものから順に整理し(ステ
ップ480)、まず最大の受信レベルのものを選択し
(ステップ490)、この最大の受信レベルにおける前
記CNRを移動局10に測定させ、その測定結果を送信
させ、基地局で受信する(ステップ500)。
【0067】そして、基地局は、この測定したCNRが
所定のしきい値CNRthより大きいか否かをチェックす
る(ステップ510)。このチェックの結果、測定した
CNRが所定のしきい値CNRthよりも小さい場合に
は、次に受信レベルの大きいものを選択して(ステップ
520)、ステップ500に戻り、同様にCNRの測定
を行う。
【0068】ステップ510のチェックにおいて、測定
したCNRが所定のしきい値CNRthよりも大きい場合
には、当該セルを選択し(ステップ530)、基地局は
移動局10にこの選択したセルとの通信を開始させる
(ステップ540)。
【0069】次に、図5に示すフローチャートを参照し
て、本発明の別の実施例に係わる移動通信セル判定方法
の処理手順について説明する。なお、図5に示す処理
は、図1の処理と同様に、移動局10が電源を投入した
時に、通信すべきセルを選択する処理であり、この場
合、移動局10はサービスエリア内に存在するすべての
セルの拡散符号Cを例えばROM等に記憶して保持して
いるものである。
【0070】図5の処理において、移動局10の電源が
投入されると(ステップ510)、まず初期設定が行わ
れ(ステップ520)、ROMに記憶されている拡散符
号を順次読み出すための変数であるiを1に設定する
(ステップ530)。そして、このi番目、今の場合に
は1番目の拡散符号CiをROMから読み出す(ステッ
プ540)。そして、この拡散符号Ciを用いて止まり
木チャネルを受信して、その受信レベルを測定する(ス
テップ550)。
【0071】それから、この測定された受信レベルを記
憶し(ステップ560)、前記変数iが所定の数nに等
しいか否かをチェックする(ステップ570)。変数i
がnでない場合には、変数iをインクリメントし(ステ
ップ580)、ステップ540に戻り、ROMに記憶さ
れているすべての拡散符号に対して同様の処理を行う。
【0072】ROMに記憶されているすべての拡散符号
に対して上述した受信レベルの測定および記憶を終了す
ると、記憶した受信レベルを順次読み出し、所定の受信
レベルしきい値より大きいものを選択し(ステップ59
0)、この選択した受信レベルのCNRを測定し記憶す
る(ステップ600)。
【0073】それから、このように測定し記憶したCN
Rを互いに比較して、最大のCNRのセルを選択し(ス
テップ610)、この選択したセルと通信開始する(ス
テップ620)。
【0074】なお、図5に示す移動通信セル判定方法の
処理手順は、移動局10を中心にした処理を示している
が、図4の処理と同様に基地局を主とした場合の処理も
可能であるが、その図示を省略する。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信レベルのみでなく、測定した受信レベルの大きいも
のについてキャリア対雑音比を測定し、このキャリア対
雑音比が所定のしきい値より大きいセルを選択したり、
または測定した受信レベルが所定のしきい値よりも大き
いものにおけるキャリア対雑音比を測定し、このキャリ
ア対雑音比が最大のセルを選択するので、干渉レベルが
大きくて受信レベルが大きく見えるにも関わらず通信品
質の悪いセルを選択することがなく、通信品質の良好な
セルを選択することができる。
【0076】また、本発明によれば、基地局の制御のも
とに移動局に受信レベルを測定させるのみでなく、測定
させた受信レベルの大きいものについてキャリア対雑音
比を測定させ、このキャリア対雑音比が所定のしきい値
より大きいセルを選択したり、または測定させた受信レ
ベルが所定のしきい値よりも大きいものにおけるキャリ
ア対雑音比を測定させ、このキャリア対雑音比が最大の
セルを選択するので、干渉レベルが大きくて受信レベル
が大きく見えるにも関わらず通信品質の悪いセルを選択
することがなく、通信品質の良好なセルを選択すること
ができる上に、基地局の制御によりセル選択を行ってい
るため、移動局における制御、判定、記憶等の処理を基
地局が共通的に行うことができ、移動局の構成および処
理を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる移動通信セル判定方
法の処理手順を示すフローチャートである。
【図2】図1の移動通信セル判定方法を実施する移動局
および基地局の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の他の実施例に係わる移動通信セル判定
方法の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の更に他の実施例に係わる移動通信セル
判定方法を実施する基地局の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】本発明の別の実施例に係わる移動通信セル判定
方法の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】CDMA方式移動通信システムのサービスエリ
ア内における複数のセルの関係を示す説明図である。
【図7】受信レベルに含まれる干渉レベル等の雑音を示
す説明図である。
【符号の説明】
10 移動局 13 送信回路部 14 受信回路部 15 制御部 16 受信レベル・干渉レベル検出部 17 相関検出器 18 レベル検出器 19 干渉検出器 20 基地局 21 アンテナ 26 基地局増幅器 27 変復調装置 28 拡散装置 30 制御バスコントロール 31 監視制御装置 32 2M/1.5Mインタフェース装置 33 基地局制御装置 34 タイミング供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−213234(JP,A) 特開 平7−170575(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/26 - 7/26 113 H04Q 7/04 - 7/38 H04J 13/00 - 13/06

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセルの各々に基地局が設けられ、
    各基地局は同一周波数で変調され、それぞれ異なって割
    り当てられた独自の拡散符号で拡散され、送信電力制御
    を行わない送信電力一定の止まり木チャネルを常時送信
    している符号分割多元接続方式の移動通信システムにお
    いて移動局が通信すべきセルを判定する移動通信セル判
    定方法であって、 移動局は通信すべきセル候補に割り当てられた拡散符号
    を保持し、 この保持されているセル候補の拡散符号を用いて止まり
    木チャネルを順次受信し、その受信レベルを測定し、 この測定した受信レベルのうち、受信レベルの大きい止
    まり木チャネルから順に該止まり木チャネルにおけるキ
    ャリア対雑音比を測定し、 この測定したキャリア対雑音比が所定のしきい値より大
    きいセルを選択することを特徴とする移動通信セル判定
    方法。
  2. 【請求項2】 複数のセルの各々に基地局が設けられ、
    各基地局は同一周波数で変調され、それぞれ異なって割
    り当てられた独自の拡散符号で拡散され、送信電力制御
    を行わない送信電力一定の止まり木チャネルを常時送信
    している符号分割多元接続方式の移動通信システムにお
    いて移動局が通信すべきセルを判定する移動通信セル判
    定方法であって、 移動局は通信すべきセル候補に割り当てられた拡散符号
    を保持し、 この保持されているセル候補の拡散符号を用いて止まり
    木チャネルを順次受信し、その受信レベルを測定し、 この測定した受信レベルのうち、受信レベルが所定のし
    きい値よりも大きい止まり木チャネルにおけるキャリア
    対雑音比を測定し、 この測定したキャリア対雑音比を比較し、キャリア対雑
    音比が最大のセルを選択することを特徴とする移動通信
    セル判定方法。
  3. 【請求項3】 移動局が保持している前記セル候補の拡
    散符号は、すべてのセルの拡散符号として移動局に予め
    記憶されているものであることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の移動通信セル判定方法。
  4. 【請求項4】 移動局が保持している前記セル候補の拡
    散符号は、移動局が通信中のセルの基地局から受信した
    ものであることを特徴とする請求項1または2記載の移
    動通信セル判定方法。
  5. 【請求項5】 前記セルを選択した後、移動局は該セル
    と通信を開始することを特徴とする請求項1または2記
    載の移動通信セル判定方法。
  6. 【請求項6】 移動局は前記選択されたセルの基地局に
    対して該セルを選択したことを通知し、この通知された
    セルの基地局は通信チャネルを介して前記移動局と通信
    を開始することを特徴とする請求項1または2記載の移
    動通信セル判定方法。
  7. 【請求項7】 複数のセルの各々に基地局が設けられ、
    各基地局は同一周波数で変調され、それぞれ異なって割
    り当てられた独自の拡散符号で拡散され、送信電力制御
    を行わない送信電力一定の止まり木チャネルを常時送信
    している符号分割多元接続方式の移動通信システムにお
    いてセル判定を行う移動局装置であって、 通信すべきセル候補に割り当てられた拡散符号を保持す
    る拡散符号保持手段と、 該拡散符号保持手段に保持されているセル候補の拡散符
    号を用いて止まり木チャネルを順次受信し、その受信レ
    ベルを測定する受信レベル測定手段と、 該受信レベル測定手段で測定した受信レベルのうち、受
    信レベルの大きい止まり木チャネルから順に該止まり木
    チャネルにおけるキャリア対雑音比を測定するキャリア
    対雑音比測定手段と、 この測定したキャリア対雑音比が所定のしきい値より大
    きいセルを選択するセル選択手段とを有することを特徴
    とする移動局装置。
  8. 【請求項8】 複数のセルの各々に基地局が設けられ、
    各基地局は同一周波数で変調され、それぞれ異なって割
    り当てられた独自の拡散符号で拡散され、送信電力制御
    を行わない送信電力一定の止まり木チャネルを常時送信
    している符号分割多元接続方式の移動通信システムにお
    いてセル判定を行う移動局装置であって、 通信すべきセル候補に割り当てられた拡散符号を保持す
    る拡散符号保持手段と、 該拡散符号保持手段に保持されているセル候補の拡散符
    号を用いて止まり木チャネルを順次受信し、その受信レ
    ベルを測定する受信レベル測定手段と、 該受信レベル測定手段で測定した受信レベルのうち、受
    信レベルが所定のしきい値よりも大きい止まり木チャネ
    ルにおけるキャリア対雑音比を測定するキャリア対雑音
    比測定手段と、 この測定したキャリア対雑音比を比較し、キャリア対雑
    音比が最大のセルを選択するセル選択手段とを有するこ
    とを特徴とする移動局装置。
  9. 【請求項9】 前記拡散符号保持手段は、すべてのセル
    に割り当てられた拡散符号を予め記憶されている拡散符
    号記憶手段を有することを特徴とする請求項7または8
    記載の移動局装置。
  10. 【請求項10】 前記拡散符号保持手段は、通信中のセ
    ルの基地局からセル候補の拡散符号を受信して保持する
    拡散符号受信手段を有することを特徴とする請求項7ま
    たは8記載の移動局装置。
  11. 【請求項11】 前記セル選択手段で選択されたセルの
    基地局と通信開始する通信開始手段を有することを特徴
    とする請求項7または8記載の移動局装置。
  12. 【請求項12】 前記セル選択手段で選択されたセルの
    基地局に対して該セルを選択したことを通知する通知手
    段を有し、該通知を受けた基地局は通信チャネルを介し
    て前記移動局と通信を開始することを特徴とする請求項
    7または8記載の移動局装置。
  13. 【請求項13】 複数のセルの各々に基地局が設けら
    れ、各基地局は同一周波数で変調され、それぞれ異なっ
    て割り当てられた独自の拡散符号で拡散され、送信電力
    制御を行わない送信電力一定の止まり木チャネルを常時
    送信している符号分割多元接続方式の移動通信システム
    において移動局と通信中において移動局が通信すべきセ
    ルを判定するセル判定を行う基地局装置であって、 移動局に保持され、通信すべきセル候補に割り当てられ
    た拡散符号を用いて止まり木チャネルを移動局に順次受
    信せしめて、その受信レベルを測定させ、その測定結果
    を基地局に送信させ、この送信された測定結果を受信す
    る受信レベル受信手段と、 該受信レベル受信手段で受信した受信レベルのうち、受
    信レベルの大きい止まり木チャネルから順に該止まり木
    チャネルにおけるキャリア対雑音比を移動局に測定さ
    せ、この測定されたキャリア対雑音比を基地局に送信さ
    せ、この送信されたキャリア対雑音比を受信するキャリ
    ア対雑音比受信手段と、 該キャリア対雑音比受信手段で受信したキャリア対雑音
    比が所定のしきい値より大きいセルを選択する選択手段
    とを有することを特徴とする基地局装置。
  14. 【請求項14】 複数のセルの各々に基地局が設けら
    れ、各基地局は同一周波数で変調され、それぞれ異なっ
    て割り当てられた独自の拡散符号で拡散され、送信電力
    制御を行わない送信電力一定の止まり木チャネルを常時
    送信している符号分割多元接続方式の移動通信システム
    において移動局が通信すべきセルを判定するセル判定を
    行う基地局装置であって、 移動局に保持され、通信すべきセル候補に割り当てられ
    た拡散符号を用いて止まり木チャネルを移動局に順次受
    信せしめて、その受信レベルを測定させ、その測定結果
    を基地局に送信させ、この送信された測定結果を受信す
    る受信レベル受信手段と、 該受信レベル受信手段で受信した受信レベルのうち、受
    信レベルが所定のしきい値よりも大きい止まり木チャネ
    ルにおけるキャリア対雑音比を移動局に測定させ、この
    測定されたキャリア対雑音比を基地局に送信させ、この
    送信されたキャリア対雑音比を受信するキャリア対雑音
    比受信手段と、 該キャリア対雑音比受信手段で受信したキャリア対雑音
    比を比較し、キャリア対雑音比が最大のセルを選択する
    選択手段とを有することを特徴とする基地局装置。
  15. 【請求項15】 前記移動局に保持され、通信すべきセ
    ル候補に割り当てられた拡散符号は移動局にすべてのセ
    ルの拡散符号として予め記憶されているものであること
    を特徴とする請求項13または14記載の基地局装置。
  16. 【請求項16】 前記移動局に保持され、通信すべきセ
    ル候補に割り当てられた拡散符号は基地局装置から移動
    局に送信して保持されたものであることを特徴とする請
    求項13または14記載の基地局装置。
  17. 【請求項17】 前記セル選択手段で選択されたセルの
    基地局との通信を移動局に開始させる通信開始手段を有
    することを特徴とする請求項13または14記載の基地
    局装置。
  18. 【請求項18】 前記セル選択手段で選択されたセルの
    基地局に対して該セルを選択したことを通知する通知手
    段を有し、該通知を受けた基地局は通信チャネルを介し
    て前記移動局と通信を開始することを特徴とする請求項
    13または14記載の基地局装置。
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