JP2938455B2 - 光沢性内装材 - Google Patents

光沢性内装材

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JP2938455B2 JP1433388A JP1433388A JP2938455B2 JP 2938455 B2 JP2938455 B2 JP 2938455B2 JP 1433388 A JP1433388 A JP 1433388A JP 1433388 A JP1433388 A JP 1433388A JP 2938455 B2 JP2938455 B2 JP 2938455B2
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばショーウインドやショーケースの内
装、自動車や建物の側壁、天井等に使用するのに適した
光沢性内装材に関する。
〔従来の技術〕
自動車や建物の側壁、天井等に使用される内装材とし
て、不織布も従来から使用されている。内装材として高
級感を醸し出すために、不織布に種々の加工を施す技術
が開発されている。
例えば実開昭61−200753号公報には車両用表皮材が開
示されている。これは発光塗料または金属色塗料を混入
した接着剤を用いて成形した不織布である。発光塗料は
蛍光塗料で、金属色塗料はバインダ樹脂に金属粉体を分
散させて使用している。この表皮材は、これらの塗料の
働きにより光沢性を得ようとするものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記のような車両用表皮材で、光を反射するのは不織
布表面の螢光塗料や金属粉体であって、不織布内部に浸
透したものは光の反射に関して何の役割も果たしていな
い。さらに発光塗料は接着剤に比べて高価であり、不織
布内部にまで発光塗料を浸透させることは経済的でな
い。
本発明は前記の不都合を解消するためになされたもの
で、美しく輝き、高級な雰囲気を醸し出す光沢性内装材
を安価に提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の目的を達成するための本発明を実施例に対応す
る図面により説明する。第1図に示すように本発明の光
沢性内装材1は、金属フィルムまたは表面に金属を蒸着
した合成樹脂フィルムを80〜300メッシュに細砕した扁
平微細粉2を5〜30重量%含む塗膜層3が不織布4の表
面に形成されたものである。
塗膜層3を形成する塗料は上記の扁平微細粉2とバイ
ンダ、添加剤、溶剤を混合、分散したものである。
扁平微細粉2は金属のフィルムまたは表面に金属を蒸
着した合成樹脂フィルムを細砕したものが使用出来る。
前者の例としてアルミニウムフィルム、真鍮フィルム、
ステンレスフィルム、ニッケルフィルム、金箔、銀箔、
銅箔、錫箔がある。後者の例としては合成樹脂フィルム
の表面にアルミニウム、金、銀、ニッケルまたはクロム
を真空蒸着したフィルムがある。またはメッキを施した
フィルムでも良い。前記の合成樹脂フィルムには例えば
ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル系樹脂、塩
化ビニル系樹脂のフィルムが使用出来る。
扁平微細粉2の粒径は80〜300メッシュであることが
望ましい。粒径が80メッシュ未満のときは反射光が散乱
し、満足出来る輝きが得られない。300メッシュより大
きい場合は扁平微細粉2が均一に分散しない。
バインダとしては、例えばアクリル系樹脂、ウレタン
系樹脂が使用出来る。添加剤は例えば分散剤、可塑剤、
その他必要に応じた物質である。溶剤はバインダや不織
布4の素材に合わせて選択する。
塗料総量に対する扁平微細粉2の組成重量比は1〜5
重量%が好ましい。扁平微細粉2の組成重量比が1重量
%未満の場合は輝きが劣り、5重量%より多い場合は混
合が不均一になり易く光沢にむらができやすい。塗料粘
度は5000〜15000cpsであることが望ましい。
不織布4は、通常の工程により得られた繊維ウェブを
ニードルパンチ加工したものを使用する。必要に応じ樹
脂加工を施してもよい。
第2図は不織布4に塗膜層3を形成するために使用す
るロータリースクリーンの部分断面側面図である。ロー
タリースクリーンは円筒形のメタルスクリーン版12で構
成されローラ13とにより、不織布4を挾み込んでいる。
メタルスクリーン版12の外周は網状のスクリーン14であ
る。スクリーン14のメッシュは30〜120であり、扁平微
細粉2の粒径に合わせて1/3〜1/2のメッシュ値のものを
選択する。メタルスクリーン版12の内部には塗料溜め15
が配設されており、塗料溜め15の斜め下方にはスリット
16が形成されている。塗料溜め15の下方には固定スキー
ジ17が取付けられており、その先端部はメタルスクリー
ン版12の内面に接している。
塗布作業は以下のようにして行なう。塗料18を回転軸
19側の側面から塗料溜め15に送り込むと、塗料18はスリ
ット16から下方に流れ出し、メタルスクリーン版12の内
部に供給される。メタルスクリーン版12とガイドローラ
13で不織布4を挾み込み、夫々の回転軸19と20を回転さ
せて不織布4を矢印A方向に移動させると、固定スキー
ジ17は塗料18を加圧しながらスクリーン14内面を摺動す
る。この圧力によって塗料18がスクリーン14の外面に流
出し、不織布4に塗布される。光沢性内装材1はこのよ
うにして製造される。
〔作用〕
光沢性内装材1の塗膜層3には、表面が金属であるフ
ィルムを細砕した扁平微細粉2が含まれている。この扁
平微細粉2の表面の一部は、フィルムの表面に相当する
面で特に反射率が高く、入射した光を反射して細い光束
を作る。よって光沢性内装材1に照射された光は、無数
の扁平微細粉2であらゆる方向に反射され、光沢性内装
材1が光沢をもってみえる。
〔実施例〕
以下本発明の光沢性内装材を実施例を用いて詳細に説
明する。
実施例1〜4 塗料の調製 扁平微細粉2と下記に示すバインダ、石油系増粘剤を
リゾルバーを用いて10分間混合、分散し、光沢性の塗料
18を得る。
・バインダ:アクリル系樹脂 35重量部 東京インキ(株)製、WSバインダー ・石油系増粘剤: 65重量部 東京インキ(株)製、レジューサー412 扁平微細粉2の種類、粒径、組成比および塗料粘度を第
1表に示す。
光沢性内装材の作製 上記で得られた光沢性の塗料18を第2図に示すロータ
リースクリーンを用いて不織布4に塗布し、光沢性内装
材1を得る。スクリーン14のメッシュを第1表に示す。
光沢性内装材の評価 上記で得られた光沢性内装材1の塗膜層3を目視で観
察し、輝きの度合を判定する。その結果を第1表に示
す。
比較のために実施例1〜4の扁平微細粉2の代りに、
粒径が同程度のメッシュである粒状のアルミニウム粉体
を用い、他は実施例1〜4と同様にして内装材を作製し
たところ、内装材の表面は鈍く光るのみで華やかさに欠
け、実施例1〜4のような輝きは得られなかった。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明の光沢性内装材
は、表面が金属であるフィルムを細砕した扁平微細粉2
が含まれているので光沢性が良い。そのため自動車や建
物の側壁、天井等に使用されると自然光や照明燈の光を
良く反射して美麗である。また、この光沢性内装材は、
ショーウィンドやショーケースの内装にも使用でき、高
級な雰囲気を醸し出すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光沢性内装材の断面図、第2図は光沢
性内装材の製造工程の部分断面側面図である。 1……光沢性内装剤、2……扁平微細粉 3……塗膜層、4……不織布 12……スクリーン版、13……ローラ 14……スクリーン、15……塗料溜め 16……スリット、17……固定スキージ 18……塗料、19・20……回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06N 7/00 - 7/06 B32B 27/12 B32B 27/18 D06M 15/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属フィルムまたは表面に金属を蒸着した
    合成樹脂フィルムを80〜300メッシュに細砕した扁平微
    細粉5〜30重量%を含む塗膜層が不織布の表面に形成さ
    れていることを特徴とする光沢性内装材。
  2. 【請求項2】前記した表面に金属を蒸着した合成樹脂フ
    ィルムがアルミニウムを蒸着した合成樹脂フィルムであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の光沢性内装材。
  3. 【請求項3】前記した金属フィルムがアルミニウムフィ
    ルムであることを特徴とする請求項1に記載の光沢性内
    装材。
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JPH077158Y2 (ja) * 1988-12-15 1995-02-22 金井 宏之 自動車用内装材

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