JP2937505B2 - 光学的多重相関検出装置 - Google Patents

光学的多重相関検出装置

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JP2937505B2
JP2937505B2 JP3342391A JP3342391A JP2937505B2 JP 2937505 B2 JP2937505 B2 JP 2937505B2 JP 3342391 A JP3342391 A JP 3342391A JP 3342391 A JP3342391 A JP 3342391A JP 2937505 B2 JP2937505 B2 JP 2937505B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的な情報処理の分
野において利用される光学的多重相関検出装置に関す
る。即ち、認識処理、識別処理等への応用、光計測分野
及び画像処理分野における情報処理の演算処理のための
光学的多重相関検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に参照画像と入力画像との
相関度を検出する装置において、比較的低い解像度の空
間光変調器を用いて、実現でき、しかも、光軸合わせが
容易なため、装置化し易い光学的相関検出方法として、
ジョイント・トランスフォ−ム法が知られている。この
方法は、相関を検出したい2つのパタ−ン(即ち、入力
パタ−ンと参照パタ−ン)を光学的に同一面内にコヒ−
レントに提示し、二重フ−リエ変換光学系により、これ
らのパタ−ンを同時に二重フ−リエ変換することによ
り、この2つのパタ−ンの相関を検出しようとするもの
である。
【0003】図2は、このジョイント・トランスフォ−
ム法を利用した従来の光学的相関検出装置の1例を示す
構成図である。この図を用いて、従来の光学的相関検出
装置について説明する。コヒ−レント光源41を出射し
た光束42は、ビ−ムエキスパンダ43により、その光
束径を適当な大きさに広げられ、ビ−ムスプリッタ−4
4により、光束42aと光束42bに分けられる。ビ−
ムスプリッタ−44で反射された光束42aは、更にビ
−ムスプリッタ−48で反射され、空間光変調器47に
入射する。空間光変調器47は、図3の空間光変調器4
7上での入力パタ−ンと参照パタ−ンの配置を示す説明
図に示すように、可変表示領域47aには、入力パタ−
ン99aが、不変表示領域47aには、参照パタ−ン9
0がコヒ−レントに表示される。
【0004】ここで、可変表示領域47aには、光アド
レス型空間光変調器を用いることができ、図2での入力
パタ−ン99を照明して結像レンズ46で、この入力パ
タ−ン99の像を、その空間光変調器の入力面に結像さ
せることにより、その入力面上の光量分布に応じて、そ
の読み出し面における複素振幅反射率が変化する。従っ
て、この空間光変調器47に入射した光束12aは、そ
こに表示された入力パタ−ン99aと参照パタ−ン90
とに応じた複素振幅反射率で反射され、ビ−ムスプリッ
タ−48を透過して、空間光変調器50に入射する。こ
こで、空間光変調器47と空間光変調器50は、フ−リ
エ変換レンズ49の各々前側焦点面及び後面側焦点面に
配置され、従って、空間光変調器50の入力面上で観察
される光束12aの光量分布は、空間光変調器47を出
射したときの光束12aの複素振幅分布の2次元フ−リ
エ変換により得られる複素振幅の強度(即ち、パワ−ス
ペクトラム)を取ったものとなる。従って、空間光変調
器50の読み出し面での複素振幅反射率分布は、空間光
変調器47に書き込まれたパタ−ンのパワ−スペクトラ
ムに応じたものとなる。
【0005】ここで、ビ−ムスプリッタ−44を透過し
た光束12bは、全反射ミラ−45で反射され、ビ−ム
スプリッタ−51で反射されて、空間光変調器50に入
射する。そして、前記のパワ−スペクトラムに応じた複
素振幅反射率分布を有する空間光変調器50により反射
され、ビ−ムスプリッタ−51を通って、フ−リエ変換
レンズを通り、受光素子53に入射する。この受光素子
53上で観察される光束12bの光量分布は、空間光変
調器50上の光束12bの複素振幅分布のパワ−スペク
トラムであり、これは、即ち、空間光変調器47上での
入力パタ−ン及び参照パタ−ンによる全体のパタ−ンの
自己相関の二乗に対応する光量分布となる。この全体の
パタ−ンの自己相関は、入力パタ−ンの自己相関、参照
パタ−ンの自己相関、更に、参照パタ−ン相互による相
互相関とに分解することができる。これらの各々の相関
パタ−ンは、自己相関であれば光軸上に、相互相関であ
れば、それらの空間光変調器47上での相対的位置に対
応した位置に観察されるので、比較したいパタ−ン同志
の位置関係により、区別して検出することができる。
【0006】このようにして、ジョイント・トランスフ
ォ−ム法を応用することにより、入力パタ−ンと参照パ
タ−ンとの相関を検出することが可能である。然し乍
ら、この相関検出を識別やニュ−ラルネットワ−クに応
用するためには、できるだけ沢山の参照パタ−ンと、入
力パタ−ンとの相関を一度に検出できることが望ましい
ものである。このような場合、従来は、図3に示すよう
に、1つの入力パタ−ンに対して、参照パタ−ンを複数
提示して、これらの複数の参照パタ−ンと、1つの入力
パタ−ンとの相関を検出していたが、参照パタ−ンの数
を増やすと、入力パタ−ンと参照パタ−ンとによる相関
パタ−ンばかりか、参照パタ−ン同志による相関パタ−
ンが多数現れるものである。(それらの組合わせ数にな
るので、参照パタ−ンの数が増えると飛躍的に大きい数
となる)。従って、各々の相関パタ−ンの観測精度が著
しく低下する結果となっていた。
【0007】また、この観測精度の低下を少なくする方
法として、入力パタ−ン全体のパワ−スペクトラム面
で、広い範囲のパワ−スペクトルを次の(即ち、2度目
の)フ−リエ変換光学系の入力とすることが有効であ
る。然し乍ら、そのパワ−スペクトラムの光量分布は、
光軸から離れるに従って平均的に小さくなって行くの
で、ダイナミックレンジが小さかったり、入出力特性が
硬調な非線形性を有する空間光変調器を用いた場合に
は、広い範囲のパワ−スペクトラムを取ることができ
ず、観測精度の向上には限界があった。また、空間光変
調器には、多かれ少なかれ、変調面内における入出力特
性の不均一性があるので、その空間光変調器での有効変
調面積を大きく取ろうとすると、面内での感度むらが目
立ってきて、同じ光量でも書き込める場所と書き込めな
い場所とが生じ、パワ−スペクトラムの範囲の拡張は、
この面でもあまり期待することができなかった。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】本発明は、上記の問題点を解決するために
為されたもので、参照パタ−ンの数を増やしても、相関
パタ−ンの観測精度が低下せず、一度に沢山の参照パタ
−ンと入力パタ−ンとの相関の検出ができる光学的多重
相関検出装置を提供することを目的とする。また、本発
明は、ダイナミックレンジの狭い、又は、入出力の特性
が硬調の非線形性を有する空間光変調器を用いても、そ
うでない場合に比べて、一度に検出できる参照パタ−ン
の数が余り低下しない光学的多重相関検出装置を提供す
ることを目的とする。更に、本発明は、空間光変調器の
広い範囲での不均一性があっても、そうでない場合に比
べて一度に検出できる参照パタ−ンの数があまり低下し
ない光学的多重相関検出装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の技術的
な課題の解決のために、成されたもので、少なくとも、
コヒ−レント光源と、相関検出すべき入力パタ−ン及び
参照パタ−ンとに応じて、第1の光束の複素振幅分布を
変調して、該入力パタ−ン及び参照パタ−ンを表示する
第1の空間光変調器と;前記の第1の空間光変調器の出
力面上における前記の第1の光束の複素振幅分布を光学
的にフ−リエ変換する第1のフ−リエ変換レンズと;前
記第1の光束のフ−リエ変換された光量分布に応じて、
第2の光束の複素振幅分布を変調する第2の空間光変調
器と;前記第2の空間光変調器の出力面上における第2
の光束の複素振幅分布を光学的にフ−リエ変換するフ−
リエ変換レンズと;前記第2の光束のフ−リエ変換され
た光量分布を受光する受光素子を有し、且つ;前記の第
1の空間光変調器上に、相関検出すべき複数の参照パタ
−ンが同時に並列的に表示され、その各々の参照パタ−
ンの近傍に、1つずつ相関検出すべき入力パタ−ンが同
時並列的に表示され;前記第1のフ−リエ変換レンズ
は、各々の参照パタ−ンと入力パタ−ンの対に対応した
個別のレンズのアレイであり、また;前記第2のフ−リ
エ変換レンズもまた、前記第1のフ−リエ変換レンズの
アレイにより生じた第2の空間光変調器上の各フ−リエ
変換パタ−ンに対応した個別のレンズのアレイであるこ
とを特徴とする光学的多重相関検出装置を提供する。
【0010】更に、前記の第1の空間光変調器は、光ア
ドレス型の空間光変調器であり、そのアドレス面の上
に、相関検出すべき入力パタ−ンが、同時に複数結像さ
れるように、レンズアレイを具備したものが好適であ
る。そして、更に、第1の空間光変調器は(結像レンズ
を具備し)前記のアドレスの面上に参照パタ−ン群もま
とめて結像される構成が好適である。また、前記の相関
検出すべき入力パタ−ンが表示される領域の周辺の一部
は、明るくなるように提示され、前記の第1の空間光変
調器のアドレスの面の近傍に、各参照パタ−ンに対応し
た強度透過率分布を有するマスクを、前記の明るく提示
された領域の結像位置が、各々の参照パタ−ンに対応し
た強度透過率分布の位置に重なるように配置し、前記の
参照パタ−ン群を表示する構成のものが好適である。更
に、前記第1の空間光変調器は、電気アドレス型の空間
光変調器であり、相関検出すべき入力パタ−ンは、第1
の空間光変調器に結合している第1の撮像素子から電気
信号とし、取り込まれ、そのコピ−パタ−ンが回路上で
合成され、且つ、前記の参照パタ−ンは、第2の空間光
変調器での第2撮像素子により電気信号として取り込ま
れ、或いは、パタ−ンを電気信号として読み出せるメモ
リ−装置により記憶しておいて必要に応じて、それを読
み出し、電気回路上で該入力パタ−ンと参照パタ−ンと
を合成し、前記第1の空間光変調器に表示される構成の
ものが好適である。
【0011】
【作用】前記の、本発明の構成によると、第1の空間光
変調器に表示された各々の参照パタ−ンと入力パタ−ン
の対は、各々、別々の第1のフ−リエ変換レンズによ
り、個別にフ−リエ変換される。そして、個別にフ−リ
エ変換された各々のパタ−ンは、更に、第2の空間光変
調器に表示され、再度、別々の第2のフ−リエ変換レン
ズにより個別にフ−リエ変換され、全て、個別のジョイ
ント・トランスフォ−ム法による相関パタ−ンが、最後
の受光面上に現れる。従って、参照パタ−ンの数を増や
しても、参照パタ−ン同志により形成された相関パタ−
ンが、沢山出てきてしまうことがなく、いつでも、精度
の高い、相関出力の観測を行なうことができる。
【0012】また、各々の参照パタ−ン1つ、入力パタ
−ン1つのみにより形成された相関パタ−ンであるの
で、各々のパワ−スペクトラムは、余り広く取らなくて
も十分な精度の高い相関出力を得ることができる。従っ
て、第2の空間光変調器のダイナミックレンジが狭い場
合、或いは、入出力特性が硬調に非線形である場合で
も、各々のパワ−スペクトラムのパタ−ンを十分な広さ
で表現することができ、精度の高い相関出力を得ること
ができる。
【0013】更に、各々のパワ−スペクトラムの範囲が
狭いので、第2の空間光変調器の入出力特性が広い範囲
で多少不均一であっても、狭い範囲では、十分に均一と
見做すことができ、従って、各々の対による相関検出を
行なうことができる。
【0014】次に、図面を用いて、本発明の光学的多重
相関検出装置を具体的に実施例により説明するが、本発
明はそれらによって限定されるものではない。
【0015】
【実施例1】図1は、本発明の光学的多重相関検出装置
の1例の光学系を示す模式的構成図である。
【0016】コヒ−レント光源11を出射した光束12
は、ビ−ムエキスパンダ13により、その光束径を適当
な大きさに広げられ、ビ−ムスプリッタ−14で光路を
2つに分けられる。ビ−ムスプリッタ−14を透過した
光束12aは、全反射ミラ−16で反射され、ビ−ムス
プリッタ−17で反射されて、空間光変調器19の読み
出し面に入射する。この空間光変調器19の書き込み面
(即ちアドレス面)には、入力パタ−ン31を複数結像
した像と、参照パタ−ン群34の像が書き込まれる。こ
のときの書き込み光学系は、図示のように、構成され
る。即ち、入力パタ−ン31はインコヒ−レント或いは
コヒ−レントに照明され、レンズアレイ32の各レンズ
32a、32b、・・により、各々別々の像が空間光変
調器19の書き込み面上に結像される。これに対して、
参照パタ−ン群34の各参照パタ−ンは、インコヒ−レ
ント或いはコヒ−レントに照明されて、結像レンズ36
により空間光変調器19の書き込み面上に結像される。
レンズアレイ32の各レンズ32a、32b、・・によ
ってできる空間光変調器19の書き込み面上の各入力パ
タ−ン像に対応した位置にするように、配置される。こ
のとき、入力パタ−ン31と参照パタ−ン群34との露
光を同時に行なう場合には、ビ−ムスプリッタ−33を
用いて、各々の光路を合成する。
【0017】図1では、この他に全反射ミラ−35が、
参照パタ−ンの結像光学系の光路を曲げるために用いら
れている。これは、本発明の本質的なものではない。こ
こで、空間光変調器19に書き込まれたパタ−ンの配置
の一例を図4に示す。各々の参照パタ−ン34’とレン
ズアレイ光学系により複製された各々の入力パタ−ン3
1’が、各々、対を為して空間光変調器19上に配置さ
れる。従って、各々の対のジョイント・トランスフォ−
ムによる相関演算を行なうことにより、各参照パタ−ン
と、入力パタ−ンとの相関演算を一度に行なうことがで
きる。
【0018】空間光変調器19の読み出し面では、以上
の書き込みパタ−ンの光強度に対応した振幅反射率分布
或いは位相反射率分布或いはその両方(これらをまとめ
て、振幅反射率分布×位相反射率分布の形で複素振幅反
射率分布と称する)が現れる。従って、空間光変調器1
9に入射した光束12aは、これらの書き込みパタ−ン
に対応した振幅分布或いは位相分布或いはその両方(こ
れらをまとめて、振幅分布×位相分布の形で複素振幅分
布と称する)を持って、空間光変調器19を出射する。
ここで、空間光変調器19の読み出し面と、空間光変調
器21の書き込み面とは、レンズアレイ20の各レンズ
20a、20b、・・・に対して、各々、前側焦点面と
後ろ側焦点面に配置されており、光束12aは、その各
々の参照パタ−ンと入力パタ−ンとの対に対応したレン
ズ20a、20b、・・・を有するレンズアレイ20を
通過して、空間光変調器21の書き込み面上に前記各々
の参照パタ−ンと入力パタ−ンとの対のパタ−ンに対応
したパワ−スペクトルパタ−ン、即ち、前記各々の参照
パタ−ンと入力パタ−ンとの対のパタ−ンに対応した複
素振幅分布のフ−リエ変換の強度を取る光強度パタ−ン
を形成する。
【0019】これにより、空間光変調器12の読み出し
面上には、前記パワ−スペクトラムパタ−ンに対応した
複素振幅反射率分布が形成され、この空間光変調器21
の読み出し面には、ビ−ムスプリッタ−14を反射した
光束12bが更にビ−ムスプリッタ−18で反射されて
入射する。従って、空間光変調器21を出射する光束1
2bは、この空間光変調器21の読み出し面上に、各々
の参照パタ−ンと入力パタ−ンとの対のパタ−ンに対応
したパワ−スペクトラムパタ−ンによる複素振幅分布が
形成され、この光束12bが、レンズ22a、22b・
・・を有するレンズアレイ22を通過して、受光面に到
達する。
【0020】このとき、空間光変調器21の読み出し面
と受光面23とは、レンズアレイ22の各レンズ22
a、22b、・・・の各々の前側焦点面及び後ろ側焦点
面に配置され、また、各レンズ22a、22b、・・・
は前記各対に対応したパワ−スペクトラムに対応して配
置される。従って、受光面上で観察される光強度分布
は、空間光変調器21の読み出し面上での各パワ−スペ
クトラムパタ−ンに対応した複素振幅分布のフ−リエ変
換の強度分布、即ち、各参照パタ−ンと、入力パタ−ン
との対のパタ−ンの自己相関の二乗のパタ−ンとなる。
この自己相関の二乗パタ−ンは、即ち、各レンズの光軸
上に各参照パタ−ンの自己相関の二乗及び入力パタ−ン
の自己相関の二乗のパタ−ンが現れ、その光軸に対し
て、参照パタ−ンと入力パタ−ンとの相対的位置に対応
した相対的位置に、参照パタ−ンと入力パタ−ンとの相
関の二乗パタ−ンが現れる。従って、各参照パタ−ン及
び入力パタ−ンが提示される位置は、予め、分かってい
るから、受光面上の、各相関パタ−ンが現れる位置の光
強度を観測する。このことにより、各参照パタ−ンと入
力パタ−ンとの相関の検出を行なうことができる。
【0021】ここで用いた各レンズアレイとしては、光
学系が大きく、レンズの数があまり多くない場合には、
単体レンズを組合わせて作成したもので良いが、光学系
が小さく、多数のレンズが必要な場合には、屈折率分布
型の平板マイクロレンズアレイや、1枚の基板上に多数
の球面レンズを集積したレンズアレイが使用でき、これ
は市販されており、使用可能である。
【0022】また、ここで、用いた各空間光変調器は、
光アドレス型の空間光変調器であり、このような空間光
変調器としては、液晶パネルに光導電層を組合わせたも
のが一般的であり、ネマテイック型液晶を用いたものが
米国ヒュ−ズ社から発売されている。また、強誘電性液
晶を用いた同様の空間光変調器も開発されているが、特
に、強誘電性液晶を用いた空間光変調器は、原理的に分
解能が高く、コントラストも高いものであるので、好適
である。
【0023】更に、光アドレス型空間光変調器として
は、BSO(ビスマス・シリコン・オキサイド;Ba12
SiO20)等の光誘起屈折率変化を有する媒体を用いた
ものも使用できる。特に、BSO材料では、書き込み光
として、感度の高い短波長よりの可視光を用いて、読み
出し光として、書き込み感度の低い赤色から赤外領域に
おける波長域の光を用いることにより、書き込み及び読
み出しを同時に行なうことができる。但し、BSO材料
は、反射板を用いることにより反射型で使用することも
できるが、通常、透過型として用いることが多い。この
場合、BSO材料に入射する読み出し光の入射方向を変
更する必要もあるが、本発明の本質ではない。
【0024】尚、液晶使用の空間光変調器も、BSO材
料を用いた空間光変調器も、通常は、これらの素材と偏
光子とを組合わせて、光の強度変調処理を行なう場合が
多いが、偏光子を用いずに、入射光の偏光方向と各デバ
イスの光学軸の方向とを適当に選択することにより、光
の位相変調を行なうこともできる。位相変調処理を行な
う場合は、元々光の利用効率が良く、しかも、適当な位
相差を与えることにより、回折効率を上げることができ
るので、感度の高い検出を行なうことができる。
【0025】尚、受光面23は、フォトダイオ−ドアレ
イを配置する方法と、撮像管やCCD等の撮像デバイス
を配置する方法で、アレイを配置することができる。こ
れらにより、所望の位置の光強度を観測することによ
り、各参照パタ−ンと入力パタ−ンとの相関を検出する
ことができる。また、空間光変調器21は、実施例3で
説明するように、撮像デバイスと電気アドレス型の空間
光変調器とを組合わせて用いることができる。
【0026】
【実施例2】図5は、本発明の光学的多重相関検出装置
の他の例の光学系を示す構成図である。この例では、紙
面上の空間光変調器19から右側の2重フ−リエ変換の
部分については、実施例1(図1)と同様であるので、
省略した。この例では、参照パタ−ンの書き込みを結像
により行なうのではなく、参照パタ−ン群を表わしたマ
スクを空間光変調器19の書き込み面の近傍に配置する
ことにより、即ち、ベタ焼きのような方法で、行なうも
のである。先ず、入力パタ−ン31は、図6に示すよう
な入力パタ−ン表示状態で表示され、入力パタ−ンの周
囲の一部(ここでは、図5の各レンズ32a、32b、
・・・の各視野の約半分の部分)を明るく表示し、その
像をレンズアレイ32により空間光変調器19の書き込
み面上に多重化して、結像される。
【0027】このとき、入力パタ−ンの明るい部分及び
周辺の明るく表示した部分が、明るい像として、形成さ
れる。そこで、図7に示すように、参照パタ−ン群マス
クのパタ−ンが示される。即ち、参照パタ−ンに応じた
透過率分布を有し、その周辺の入力パタ−ンの像が形成
されている部分に対応する部分の透過率が高い参照パタ
−ン群マスク34’を空間光変調器19の書き込み面の
近傍に配置しておけば、各々、入力パタ−ンと各参照パ
タ−ンとの対のパタ−ンを空間光変調器19に書き込む
ことができる。
【0028】図7に示す”B”の文字の所に点線で示し
たパタ−ンは、図6に示すレンズアレイ85の各レンズ
の視野のうちの1つの像を1例として、示したものであ
る。”B”の文字の上には入力パタ−ンの周囲の明るく
表示された部分が結像し、”B”の文字の横のマスクの
透過率の高い部分には、入力パタ−ン”A”の像が結像
する。従って、入力パタ−ンは、マスクを透過し、ま
た、参照パタ−ンは、明るく照明されて、各々、空間光
変調器19の書き込み面に入射する。
【0029】
【実施例3】図8は、実施例2(図5)のパタ−ン入力
光学系部分を、より光利用効率の高いものに変更したも
のの、本発明の光学的多重相関検出装置のパタ−ン入力
光学系を示す構成図である。この例では、実施例2(図
5)のパタ−ン入力光学系の部分のみを変更したもので
あるので、空間光変調器19以降の光学系は、実施例1
に示すものと同様である。従って、その説明は省略す
る。
【0030】通常、入力パタ−ンを散乱物体として、そ
れによる照明光の散乱により画像を結像した場合より
も、入力パタ−ンをスライド等の透過型媒体や正反射媒
体に透過率分布或いは反射率分布の形で表わして、投影
した場合の方が、照明光の光量の利用効率が優れてい
る。図8は、このような投影光学系の1例であり、図6
に示した入力パタ−ン或いは視野パタ−ンを空間光変調
器83に表示し、ケ−ラ−照明のような光学系により、
入力パタ−ンを照明して空間光変調器19に入力するも
のである。
【0031】ここで、図8の(a)は、ハロゲンランプ
等のフィラメントを利用した光源や、メタルハライドラ
ンプ、水銀ランプ等のア−ク放電を利用した光源などの
インコヒ−レント光源を用いた場合の例であり、図8
(b)は、半導体レ−ザやヘリウムネオンレ−ザ等のコ
ヒ−レント光源を用いた場合の例を示す。
【0032】各々、f1 、f2 、f3 の焦点距離を有す
るレンズL1 82、レンズL2 84及びレンズアレイ8
5を、レンズL1 82の像側焦点面とレンズL2 84の
物体側焦点面とが共有されるように、また、レンズL2
84の像側焦点面とレンズアレイ85の入射瞳面とが共
有されるように、配置し、そのレンズL1 82の像側焦
点面上に液晶パネル等の空間光変調器83を置き、更
に、空間光変調器19の書き込み面をレンズアレイ85
の像側焦点面に配置する。そのことは、図8(a)でも
(b)でも、同様にする。但し、図8(a)では、レン
ズL1 82の物体側焦点面には、光源或いは光源の像が
配置される。また、図8(b)では、レンズL1 82の
物体側焦点面には、レンズアレイ87の像側焦点面が配
置される。
【0033】従って、図8(a)では、インコヒ−レン
ト光源81の1点を出射した光束は、平行光束の状態で
空間光変調器83を照明し、レンズアレイ85中の1つ
のレンズ(例えばレンズ85a)の入射瞳面上に焦点を
結び、参照パタ−ン群マスク34”を通って、空間光変
調器19の書き込み面に入射する。このとき、空間光変
調器83を物体面とすれば、空間光変調器19の書き込
み面は、像面となっており、その結像倍率は、f3 /f
2 である。
【0034】ここで、液晶パネル等の空間光変調器83
には例えば、CCDカメラ等で撮像され合成された図6
に示すような入力パタ−ンが表示される。このように、
配置することにより、空間光変調器83は比較的均一に
照明され、また、照明光が効率よく、レンズアレイ85
を通って結像することに寄与する。また、図8(b)で
は、コヒ−レント光束86がレンズアレイ87に入射
し、各々のレンズによる光束の集束点を新たな光源と考
え、例えば、レンズ87aにより集束した光束は、平行
光束となって入力パタ−ンを表示した空間光変調器83
の表示面を照射し、更に、レンズ85aの入射瞳面上に
集束して、参照パタ−ン群マスク34”を通って、空間
光変調器19の書き込み面に入射する。
【0035】このコヒ−レント光学系では、レンズアレ
イ85を、その物体側焦点面にレンズL2 84の像側焦
点面に一致する位置と、図8に示す位置との間の位置に
配置することができる。尚、図6に示す入力パタ−ンの
作る像と、図7に示す参照パタ−ン群マスクが重なって
空間光変調器19の書き込み面上に入力パタ−ンと参照
パタ−ンとの対のパタ−ンを書き込むことは、実施例2
と同様である。
【0036】
【実施例4】図9は、本発明の更なる他の光学的多重相
関検出装置の光学系を示す構成図である。ここでは、空
間光変調器として、電気アドレス型で最も一般的な液晶
パネル69及び74を用いている。但し、液晶パネル7
4については、実施例1−3で示す光アドレス型空間光
変調器で置き替えることができる。
【0037】入力パタ−ン31は、インコヒ−レント或
いはコヒ−レントに照明され、結像レンズ61により、
CCD62等の撮像素子上に結像される。CCD62の
出力信号は受像回路63を通り、画像合成回路65に入
力される。画像合成回路65では、入力パタ−ンが複製
されて複数並んだパタ−ンが合成され、更に、これはメ
モリ−装置64から読み出された参照パタ−ンが、各
々、1つの参照パタ−ンと1つの入力パタ−ンとが並ぶ
ように合成される。その画像信号は液晶パネル駆動回路
66を通り、これらの画像が液晶パネル69に表示され
る。
【0038】従って、液晶パネル69では、図4に示す
ように参照パタ−ンと入力パタ−ンとが配置されて表示
される。即ち、これらのパタ−ンに応じた振幅透過率分
布或いは位相透過率分布、或いはその両方を有する透過
率分布が現れる。これらをまとめて、振幅透過率分布×
位相透過率分布の形で複素振幅透過率分布と称する。
【0039】ここで、コヒ−レント光源11を出射した
光束12は、ビ−ムエキスパンダ13で、光束径を適当
な大きさに広げられ、全反射ミラ−67で反射され、ビ
−ムスプリッタ−68で反射され、光束12aとなる。
光束12aは、液晶パネル69に入射し、参照パタ−ン
と入力パタ−ンとの合成パタ−ンに応じた複素振幅分布
を持って液晶パネル69を出射し、レンズ20a、20
b、・・・からなるレンズアレイ20を通って、CCD
70に入射する。
【0040】ここで、レンズアレイ20の各レンズに対
して、液晶パネル69とCCD70とは、各々、前側焦
点面及び後ろ側焦点面に配置され、従って、CCD70
上で得られる光量分布は、液晶パネル69上での光束1
2aの複素振幅分布のフ−リエ変換の強度パタ−ン、即
ち、パワ−スペクトラムパタ−ンとなる。尚、レンズア
レイ20の各レンズは、液晶パネル69上での各参照パ
タ−ンと入力パタ−ンとの対に対応して設けられてい
る。従って、CCD70上で観測されるパワ−スペクト
ラムパタ−ンは、各参照パタ−ンと入力パタ−ンとの対
のパタ−ンのパワ−スペクトラムパタ−ンとなる。CC
D70で受光されたパワ−スペクトラムパタ−ンは、C
CD70の出力信号として、受像回路71を通り、液晶
パネル駆動回路72を通って、液晶パネル74上に複素
振幅透過率の形で現れる。
【0041】ビ−ムスプリッタ−68を透過した光束1
2は、光束12bとなり、全反射ミラ−73で反射され
て、液晶パネル74に入射する。レンズアレイ22は、
各々のレンズ22a、22b、・・・が、各々、液晶パ
ネル74に表示された各パワ−スペクトラムパタ−ンに
対応して配置され、更に、液晶パネル74と受光面23
とは、レンズアレイ22の各レンズに対して、各々、前
側焦点面及び後ろ側焦点面に配置される。
【0042】従って、受光面23上で観測される光強度
分布は、液晶パネル74上での各パワ−スペクトラムパ
タ−ンに対応した複素振幅分布のフ−リエ変換の強度分
布、即ち、各参照パタ−ンと入力パタ−ンとの対のパタ
−ンの自己相関の二乗パタ−ンとなる。この二乗パタ−
ンは、即ち、各レンズの光軸上に各参照パタ−ンの自己
相関の二乗パタ−ン、及び入力パタ−ンの自己相関の二
乗パタ−ンが現れる。その光軸に対して、参照パタ−ン
と入力パタ−ンとの相対的位置に対応した相対的位置
に、参照パタ−ンと入力パタ−ンとの相関の二乗パタ−
ンが現れる。
【0043】従って、各参照パタ−ン及び入力パタ−ン
が提示される位置は、予め、判っているから、受光面2
3上の、各相関パタ−ンが現れる位置の光強度を観測す
ることにより、各参照パタ−ンと入力パタ−ンとの相関
の検出を行なうことができる。
【0044】尚、受光面23としては、実施例1と同様
に、CCDや撮像管等の撮像デバイスやフォトダイオ−
ドアレイを用いることができるまた、本実施例では、参
照パタ−ンは、メモリ−装置に蓄えておいて、このメモ
リ−装置から呼び出す構成であるが、例えば、他のCC
Dカメラを用いて、別の画像入力装置を構成して、画像
として蓄えておいた参照パタ−ンを、この画像入力装置
で入力することもできる。
【0045】図示した全ての光学系は、説明の簡単化の
ために平面的に描かれているが、各々のレンズアレイは
当然に2次元的にアレイ化されることができ、入力パタ
−ンと参照パタ−ンとの対は、2次元的に配置すること
ができる。
【0046】以上の実施例において、各参照パタ−ンと
入力パタ−ン及び、それらの各パワ−スペクトラムパタ
−ン及びそれらの各光学的相関出力は、全て、光学系上
で重ならずに現れるので、参照パタ−ンの数が多くなっ
ても、本発明の光学的多重相関検出装置では、各々の相
関出力は独立であり、十分に精度の高い多重相関検出を
行なうことができる。
【0047】また、各パワ−スペクトラムパタ−ンの範
囲を広く取る必要がなく、ダイナミックレンジの狭い空
間光変調器を用いたり、また、入出力特性が硬調に非線
形な空間光変調器を用いたりしても、狭い範囲でなら
ば、十分なパワ−スペクトラムパタ−ンを表示すること
ができるので、十分に精度の高い光学的多重相関検出を
行なうことができる。更に、同様に各パワ−スペクトラ
ムパタ−ンの範囲を広く取る必要がないので、空間光変
調器に広域的な不均一性が存在しても、各相関出力は十
分に質のよいものが得られ、各相関出力相互の補正を行
なうことにより、十分に高精度の多重相関検出を行なう
ことができる
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学的多
重相関検出装置により、前記のような効果が得られた。
それらをまとめると、次のような顕著な技術的効果とな
る。即ち、第1に、参照パタ−ンの数を増やしても、相
関パタ−ンの観測精度が低下せずに、1度にたくさんの
参照パタ−ンと入力との相関の検出ができる光学的多重
相関検出装置を提供することが可能になる。
【0049】第2に、ダイナミックレンジの狭い或いは
入出力特性が硬調な非線形性を有する空間光変調器を用
いても、そうでない場合と比べて、一度に検出できる参
照パタ−ンの数が低下しない光学的多重相関検出装置を
提供することができる。
【0050】第3に、更に、空間光変調器の広い範囲で
の不均一性があっても、そうでない場合と比べて、一度
に検出できる参照パタ−ンの数が低下しない光学的多重
相関検出装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学的多重相関検出装置を実現するた
めの一例の光学系を示す模式構成図である。
【図2】従来の光学的多重相関検出装置の構成を示す構
成図である。
【図3】本発明で用いた空間光変調器47上に表示され
る入力パタ−ンと参照パタ−ンとの配置状態を示す説明
図である。
【図4】本発明の空間光変調器19上に表示される入力
パタ−ンと参照パタ−ンの配置の1例を示す説明図であ
る。
【図5】本発明の光学的多重相関検出装置の他の例の光
学系を示す構成図である。
【図6】図5の装置での、入力パタ−ンの表示状態を示
す説明図である。
【図7】図5の装置での、参照パタ−ン群マスクのパタ
−ンを示す説明図である。
【図8】本発明の光学的多重相関検出装置の他の例の光
学系を示す構成図である。
【図9】本発明の光学的多重相関検出装置の更なる他の
例の光学系を示す構成図である。
【符号の説明】
11 光源 12、12a、12b 光束 13 ビ−ムエキスパンダ 19、21、83 空間光変調器 20、22、32、85、87 レンズアレイ 20a、20b、22a、22b、32a、32a、8
5a、87a レンズ 31、31’ 入力パタ−ン 34 参照パタ−ン 34” 参照パタ−ン群マスク 36、61 結像パタ−ン 62、70 CCD 63、71 受像回路 64 メモリ−回路 65 画像合成回路 66、72 液晶パネル駆動回路 69、74 液晶パネル 80 各レンズの視野 81 インコヒ−レント光源 82 レンズL1 84 レンズL2 85a、85b レンズ 86 コヒ−レント光束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 3/00 502 G06E 1/00,3/00 G02B 27/46

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、コヒ−レント光源と、相関検
    出すべき入力パタ−ン及び参照パタ−ンとに応じて、第
    1の光束の複素振幅分布を変調して、該入力パタ−ン及
    び参照パタ−ンを表示する第1の空間光変調器と、前記
    の第1の空間光変調器の出力面上における前記の第1の
    光束の複素振幅分布を光学的にフ−リエ変換する第1の
    フ−リエ変換レンズと、前記第1の光束のフ−リエ変換
    された光量分布に応じて、第2の光束の複素振幅分布を
    変調する第2の空間光変調器と、前記第2の空間光変調
    器の出力面上における第2の光束の複素振幅分布を光学
    的にフ−リエ変換するフ−リエ変換レンズと、前記第2
    の光束のフ−リエ変換された光量分布を受光する受光素
    子を有し、且つ、前記の第1の空間光変調器上に、相関
    検出すべき複数の参照パタ−ンが同時に並列的に表示さ
    れ、その各々の参照パタ−ンの近傍に、1つずつ相関検
    出すべき入力パタ−ンが同時並列的に表示され、前記第
    1のフ−リエ変換レンズは、各々の参照パタ−ンと入力
    パタ−ンの対に対応した個別のレンズのアレイであり、
    また、前記第2のフ−リエ変換レンズもまた、前記第1
    のフ−リエ変換レンズのアレイにより生じた第2の空間
    光変調器上の各フ−リエ変換パタ−ンに対応した個別の
    レンズのアレイであることを特徴とする光学的多重相関
    検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光学的多重相関検出装置
    において、前記の第1の空間光変調器は、光アドレス型
    の空間光変調器であり、そのアドレス面の上に、相関検
    出すべき入力パタ−ンが、同時に複数結像されるよう
    に、レンズアレイを具備していることを特徴とする請求
    項1に記載の光学的多重相関検出装置。
  3. 【請求項3】更に、第1の空間光変調器は(結像レンズ
    を具備し)前記のアドレスの面上に参照パタ−ン群もま
    とめて結像されることを特徴とする請求項1或いは請求
    項2に記載の光学的多重相関検出装置。
  4. 【請求項4】前記の相関検出すべき入力パタ−ンが表示
    される領域の周辺の一部は、明るくなるように提示さ
    れ、前記の第1の空間光変調器のアドレスの面の近傍
    に、各参照パタ−ンに対応した強度透過率分布を有する
    マスクを、前記の明るく提示された領域の結像位置が、
    各々の参照パタ−ンに対応した強度透過率分布の位置に
    重なるように配置し、前記の参照パタ−ン群を表示する
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3のいず
    れかに記載の光学的多重相関検出装置。
  5. 【請求項5】前記第1の空間光変調器は、電気アドレス
    型の空間光変調器であり、相関検出すべき入力パタ−ン
    は、第1の空間光変調器に結合している第1の撮像素子
    から電気信号として、取り込まれ、そのコピ−パタ−ン
    が回路上で合成され、且つ、前記の参照パタ−ンは、第
    2の空間光変調器での第2撮像素子により電気信号とし
    て取り込まれ、或いは、パタ−ンを電気信号として読み
    出せるメモリ−装置により記憶しておいて必要に応じ
    て、それを読み出し、電気回路上で該入力パタ−ンと参
    照パタ−ンとを合成し、前記第1の空間光変調器に表示
    されることを特徴とする請求項1に記載の光学的多重相
    関検出装置。
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