JP2936009B2 - ムービングマグネット型の誘導スピーカ - Google Patents

ムービングマグネット型の誘導スピーカ

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  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は動電型スピーカのうちムービングマグネット
型の誘導スピーカに関する。
(従来の技術) 従来のムービングマグネット型の誘導スピーカは、第
2図に示すように構成されていた。すなわち、図中20は
フレームで略逆円錐台状に形成されており、その外周端
周辺にはフランジ状端部20aが設けてあり、円錐状にし
ぼられた中間下方には段部20bが設けてあって、この段
部20bの下方は内方に折曲された取付部20cが設けてあ
る。このフレーム20の取付部20cの下方にはセンターポ
ール21aを突出させたヨーク21が取付けられる。このヨ
ーク21は前記センターポール21aと同一の高さに形成さ
れており、センターポール21aとヨーク21の間には所定
間隔の隙間が均等に形成されており、このセンターポー
ル21aとヨーク21の前記隙間を設けた対応する位置にそ
れぞれ固定コイル22が取付けてある。
これらの固定コイル22の隙間内には円筒状のボビン23
が配設され、このボビン23の上部にはダンパー24が取付
けられており、ダンパー24の外周端は前記フレーム20の
段部20bに固定され、ボビン23はダンパー24によって隙
間内の所定位置をずれることなく保持されるようになっ
ている。このボビン23の下部にはラジアル方向に着磁さ
れたマグネット25が設けてあり、このマグネット25は内
外周囲が各々異極となるように構成されている。前記ボ
ビン23の上端部にはコーン紙を逆円錐台状に形成した振
動板26が設けられ、また、この振動板26の外周にはエッ
ジ27が接続され、かつこのエッジ27はフレーム20のフラ
ンジ部20aにガスケット28を介して固定されている。そ
して、振動板26の底部中央には略半球状のセンターキャ
ップ29が設けてあって、前記固定コイル22とマグネット
25の間へ埃等の入るのを防いでいる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した構成による従来のムービング
マグネット型のスピーカにおいては、ムービングコイル
型のスピーカに比較して効率が悪く、効率を上げるため
には固定コイル22の捲数を増やすか、マグネット25のエ
ネルギー積を大とするしかなく、捲数の増加はインダク
タンスの上昇となり、高域のレベル上昇には寄与しない
という問題があり、マグネット25のエネルギー積を大き
くするにはマグネット25の自重が増加して応答性を損ね
るという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、固定コイルの捲数を増加することな
く、かつマグネットのエネルギー積を大きくすることな
く、効率のよいムービングマグネット型の誘導スピーカ
を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明のムービングマグネ
ット型と誘導スピーカは、ラジアル方向に着磁された円
筒状のムービングマグネットの内外周に、単数もしくは
複数の固定コイルを設けたムービングマグネット型のス
ピーカにおいて、前記ムービングマグネットの近傍に導
電性の短絡リングを有するドーム状の振動板を配設した
ものであることを特徴とし、また、前記短絡リング超電
導材で形成したことを特徴としている。
(作用) 上記のように構成した本発明のムービングマグネット
型の誘導スピーカは、ムービングマグネットの近傍、す
なわちこの例では内側に導電性の短絡リングを有するド
ーム状の振動板を設けたので、固定コイルによる誘導に
よって短絡リングに電流が流れ、この電流がムービング
マグネットの直流磁界によって力を発生して前記ドーム
状の振動板を振動せしめ、ムービングマグネットより軽
く構成されたドーム状の振動板は高域の再生にとって有
利となり、高域における効率を改善している。
なお、短絡リングを超電導材にすることにより、さら
に効率の改善が可能となる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図によって説明する。
図中1は略逆円錐台状に形成されたフレームで、大径部
の端部には外方にフランジ部1aが折曲形成され、小径部
の端部には内方に折曲形成されたヨーク取付部1bと、こ
のヨーク取付部1bの上方には中間段差部1cが形成されて
いる。しかして、前記ヨーク取付部1bの下方には有底円
筒状の中央に円柱状のセンターポール2aを突出させた形
状のヨーク2が取付けられる。すなわち、このヨーク2
の内側には中央部が突出するように周辺にリング状の溝
部を形成したセンターポール2aがあって、このセンター
ポール2aの上端外周部と、これと離間対向したヨーク側
壁2aの内周部には単数または複数の固定コイル3がそれ
ぞれ設けてあって、各固定コイル間に磁気ギャップが設
けられている。そして、この磁気ギャップ内のセンター
ポール2a側には間隙を介して導電性、好ましくは超電導
性の材料で形成された短絡リング4が、その外側には間
隙を介しボイスコイルボビン5がそれぞれ振動可能に設
けられている。
短絡リング4は前記固定コイル23の巻幅の長さと略等
しい幅を有する薄板状の環状部材から成り、その上端面
には略半球状のドーム型振動板6が一体的に取付けられ
ている。このドーム型振動板6と短絡リング4とは導電
性材料による一体成形品でも良く、または異種材料によ
り形成した成形品でも良い。
前記ドーム型振動板6のドーム上の中心には貫通孔6a
が穿設してあって、この貫通孔6a内には後述するイコラ
イザー7の取付軸7aが挿通されるようになっている。こ
の貫通孔6aの周辺で所定間隔をおいた位置には、ドーム
型振動板6を支持するとともに振動板6の片寄りを防止
するためのサスペンション8が設けてある。このサスペ
ンション8は軟弾性体の絶縁材で、これによってドーム
型振動板6および短絡リング4が振動可能となってい
る。
ボイスコイルボビン5は円筒体で、その下端部にはラ
ジアル方向に着磁された円筒状のムービングマグネット
9が外周側に設けてある。そして、このムービングマグ
ネット9はラジアル方向に着磁されており、その幅方向
の中心位置が前記固定コイル3の幅方向の中心と合うよ
うにダンパー10によって保持されている。この場合、前
記短絡リング4とボイスコイルボビン5との間隔は相互
の接触を防止すべく均一になるようにしてある。前記ダ
ンパー10は同心円状に形成された断面波形の凹凸面が設
けてあって、その外周端は前記フレーム1の段差部1c上
に固着されている。このボイスコイルボビン5の上端部
の内周側には外方に開いたラッパ状のホーン11が設けて
あって、前記ドーム型振動板6の振動によって発する音
を外方に放出するように構成してある。このホーン11を
設けたボイスコイルボビン5の外周には略逆円錐台状に
形成された主として低、中音域用の振動板12が設けられ
ており、この振動板12の外周側の端部はエッジ部13、ガ
スケット14を介してフレーム1のフランジ部1a上に固定
されている。
なお、前記イコライザー7は合成樹脂等で成形された
略円錐体状の本体部と、底面側の中央に突出された軸状
の取付軸7aとよりなり、底面側の取付軸7aの周囲は前記
ドーム型振動板6の外周曲面に沿うような形状となって
いる。また、本体部の外周面はドーム型振動板6の周波
数特性に合わせた二次曲面になっており、ドーム型振動
板6の発する音を所望の周波数帯域幅および指向特性に
制御できるように形成してある。このようなイコライザ
ー7は前記ドーム型振動板6に設けた貫通孔6a内にその
取付軸7aを遊合して挿入し、前記ヨーク2のセンターポ
ール2aの中心に穿設された取付孔内に嵌め込まれ固定さ
れる。このとき、ドーム型振動板6とイコライザー7の
底面との間には所定の間隙があることは言うまでもな
い。
上記のように構成されたムービングマグネット型の誘
導スピーカ15は、固定コイル3に信号電流を入力するこ
とにより、入力信号に応じてムービングマグネット9と
短絡リング4とを振動させ、この振動はムービングマグ
ネット9側に設けた振動板12と、短絡リング4側に設け
たドーム型振動板6とを介して音波に変換されて放出さ
れる。この放出される音波は振動板12側より高域側の少
ないものが、そしてドーム型振動板6側からは高域側が
放出されるので、スピーカ全体としては高域と低域のよ
くのびた効率のよい再生音が放出される。
特に短絡リング4に超電導材を用いたものにあって
は、微細な入力信号に対しても固定コイルにより誘導に
よって電流が流れ、その電流はムービングマグネット9
の直流磁界により力を発生し、ドーム型振動板を効率よ
く振動させることができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明のムービングマグネット型
の誘導スピーカは、ラジアル方向に着磁された円筒状の
ムービングマグネットの内外周に、単数もしくは複数の
固定コイルを設けたムービングマグネット型のスピーカ
において、前記ムービングマグネットの近傍に導電性の
短絡リングを有するドーム状の振動板を配設したので、
固定コイルの捲数を増加したりマグネットのエネルギー
積を大きくすることなく、効率のよいムービングマグネ
ット型の誘導スピーカを得ることが可能となる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例で、ムービングマグネット型
の誘導スピーカの断面図、第2図は従来例のムービング
マグネット型スピーカの断面図である。 3……固定コイル 4……短絡リング 6……ドーム型振動板 9……ムービングマグネット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジアル方向に着磁された円筒状のムービ
    ングマグネットの内外周に、単数もしくは複数の固定コ
    イルを設けたムービングマグネット型のスピーカにおい
    て、 前記ムービングマグネットの近傍に導電性の短絡リング
    を有するドーム状の振動板を配設したことを特徴とする
    ムービングマグネット型の誘導スピーカ。
  2. 【請求項2】前記短絡リングは超電導材で形成したこと
    を特徴とする請求項(1)記載のムービングマグネット
    型の誘導スピーカ。
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