JP2934682B2 - 内燃機関用機関弁の油圧駆動装置 - Google Patents

内燃機関用機関弁の油圧駆動装置

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JP2934682B2
JP2934682B2 JP3089760A JP8976091A JP2934682B2 JP 2934682 B2 JP2934682 B2 JP 2934682B2 JP 3089760 A JP3089760 A JP 3089760A JP 8976091 A JP8976091 A JP 8976091A JP 2934682 B2 JP2934682 B2 JP 2934682B2
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L9/00Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
    • F01L9/10Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by fluid means, e.g. hydraulic

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用機関弁(吸
気弁、排気弁)の油圧駆動装置に関し、特に油圧駆動さ
れる機関弁の位置検出を行い、その検出結果を用いて弁
駆動制御を行う油圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧駆動式の弁駆動装置を備えた内燃機
関の作動を適切に制御するためには、機関弁の閉弁完了
時期(弁座に着座した時期)を正確に検出する必要があ
る。これに関連する技術として、以下のようなものが従
来より提案されている。
【0003】 磁気方式の変位センサを使用して弁の
位置を検出するようにした弁駆動装置(特開昭63−1
98710号)。
【0004】 機関弁の有効ストロークが機関温度に
よって変化し、弁の開閉動作時にストッパ及び弁座に激
しく衝突することを防止するため、弁の有効ストローク
の検出手段を設けた弁駆動装置(特開平1−29490
6号)。
【0005】 機関弁の開弁又は閉弁時に発生する衝
撃力を圧電素子によって検出し、その検出時期を弁の開
閉弁時期として用いるようにした弁駆動装置(特開昭5
9−128971号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の装置では、セ
ンサを装着するためのスペースが大きい、高価である、
検出精度が低いという問題があった。この点は、渦電流
方式、静電容量方式あるいは光学式の変位センサを用い
た場合も同様である。
【0007】また、上記の装置は、弁の有効ストロー
クを検出するものであり、弁の閉弁完了時期を正確に検
出し得るものではない。
【0008】また、上記の装置では、弁を駆動するた
めのアクチュエータで発生する衝撃力を検出しており、
その衝撃力の検出時期が正確に閉弁完了時期に対応する
ものではない。
【0009】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、小型で安価なセンサを使用して機関弁の閉弁完了
時期を正確に検出することができるようにした油圧駆動
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、内燃機関本体に固定されたシリンダ体と、該
シリンダ体に設けられたシリンダ孔に摺動可能に嵌合さ
れ、該シリンダ体との間に作動油圧室を形成しながら前
端を機関弁の後端に当接する弁駆動ピストンと、機関弁
の開弁時期に対応して油圧を発生する油圧発生手段とを
備えるとともに、前記作動油圧室と油圧発生手段との間
には、前記シリンダ孔の途中に設定される油圧緩衝開始
位置を前記弁駆動ピストンの後端が閉弁方向に通過する
のに応じて作動油の戻り量を制限する作動油戻り量制限
機構と、前記油圧発生手段から作動油圧室への作動油の
流通のみを許容するチェック弁とが介設される内燃機関
用機関弁の油圧駆動装置において、前記作動油圧室の油
圧又は前記作動油圧室の油圧と前記油圧発生手段の油圧
との差圧を表わすパラメータ値を検出する圧力検出手段
と、該圧力検出手段の検出信号を演算処理し、機関弁の
閉弁完了時期を決定する信号処理手段とを設けるように
したものである。
【0011】また、前記信号処理手段は、前記パラメー
タ値のピーク値が所定値を越えた時点、又は前記パラメ
ータ値の1回微分値の正のピーク値が所定値を越えた時
点、又は前記パラメータ値の2回微分値の負のピーク値
が所定値より小さくなった時点を閉弁完了時期とするこ
とが望ましい。
【0012】更に、前記所定値をエンジン運転状態に応
じて設定すること、あるいは前記所定値として学習値を
使用することが望ましい。
【0013】また、前記信号処理手段は、前記パラメー
タ値と所定値との比較判定を、エンジン運転状態に応じ
て設定される所定クランク角範囲のみで行うことが望ま
しい。また、前記信号処理手段は、所定クランク角範囲
内において前記パラメータ値がピーク値となる時点を直
接検出し、該検出時点を機関弁の閉弁完了時期とするよ
うにしてもよい。
【0014】
【作用】油圧発生手段が油圧発生状態から発生停止状態
へ移行すると、弁駆動ピストンが閉弁方向に移動する。
このとき作動油圧室の作動油は油圧発生手段へ戻ろうと
するが、チェック弁が閉弁するので作動油戻り量制限機
構の働きによって、作動油圧室の油圧が上昇する。
【0015】圧力検出手段によってこの圧力上昇を表わ
すパラメータ値が検出され、この検出信号に応じて機関
弁の閉弁完了時期が決定される。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0017】図1は、本発明の一実施例に係る油圧駆動
装置を含む内燃エンジン(内燃機関)及びその制御装置
の全体構成を示す図である。同図中1は内燃エンジンで
あり、吸気弁及び排気弁(機関弁)を油圧駆動するため
の油圧駆動弁ユニット20を有する。エンジン1には電
子コントロールユニット(以下「ECU」という)2が
接続されており、ECU2から油圧駆動弁ユニット20
の制御信号θOFF、θON、燃料噴射量の制御信号T
OUT及び点火時期の制御信号θIGがエンジン1に供
給される。また、後述するように、エンジン1の油圧駆
動弁ユニット20内には閉弁完了時期を検出するための
圧力センサ(後述する図2の50)が設けられており、
その検出信号VがECU2に入力される。
【0018】ECU2には、エンジン1の特定の気筒の
所定クランク角度位置で信号パルス(以下「CYL信号
パルス」という)を出力する気筒判別センサ(以下「C
YLセンサ」という)3、各気筒の吸入行程開始時の上
死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角
度位置で(4気筒エンジンではクランク角180°毎
に)TDC信号パルスを発生するTDCセンサ4、及び
前記TDC信号パルスの周期より短い一定クランク角
(例えば20°)周期で1パルス(以下「CRK信号パ
ルス」と云う)を発生するクランク角センサ(以下「C
RKセンサ」と云う)5が電気的に接続されており、C
YL信号パルス、TDC信号パルス及びCRK信号パル
スがECU2に送られる。これら3つのセンサ3,4,
5の出力信号パルスは、吸気弁の閉弁時期、燃料噴射時
期、点火時期等の各種タイミング制御及びエンジン回転
数の検出に使用される。
【0019】更にECU2には、運転者のエンジンに対
する要求を表わす要求検知手段としてのアクセルペダル
の踏込量を示すアクセル開度センサ(θACCセンサ)
6、大気圧(PA)を検出する大気圧センサ(PAセン
サ)7、エンジンの吸気温(TA)を検出する吸気温セ
ンサ(TAセンサ)8、及びエンジン1の油圧駆動弁ユ
ニット20の作動油の油圧(Poil)及び油温(Toil)
を夫々検出する油圧センサ(Poilセンサ)9、油温セ
ンサ(Toilセンサ)10、エンジン冷却水温(TW)
を検出する水温センサ(TWセンサ)11、排気ガス中
の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ(O2センサ)1
2が電気的に接続され、これらセンサ6〜12からの出
力信号が該ECU2に供給されるようになっている。
【0020】ECU2は中央演算装置、メモリ、制御信
号出力回路等(図示せず)より成り、上述の各種センサ
からの検出信号に基づいて、油圧駆動弁ユニットの作動
制御を行うと共に、燃料供給量及び点火時期の制御を行
う。
【0021】図2は、油圧駆動弁ユニット20の断面図
であり、該ユニット20は、エンジン1の各気筒のシリ
ンダヘッド21に装着されている。シリンダヘッド21
にはエンジン1の燃焼室(図示せず)の頂部に開口し、
他方が吸気ポート24に連通する吸気弁口23が設けら
れている。吸気弁22は吸気弁口23を開閉すべくシリ
ンダヘッド21内を図中上下方向に移動自在に案内され
るように配される。吸気弁22の鍔部25とシリンダヘ
ッド21との間には弁ばね26が縮設されており、この
弁ばね26により吸気弁22は図中上方(閉弁方向)に
向けてばね付勢される。
【0022】一方、シリンダヘッド21の図中左側に
は、カム27を有するカム軸28が回転自在に配設され
ている。このカム軸28は、タイミングベルト(図示せ
ず)を介してクランク軸(図示せず)に連結されている。
カム軸28と一体に形成されるカム27と吸気弁22と
の間には、油圧駆動弁ユニット20が介装されている。
油圧駆動弁ユニット20は、カム27のプロフィールに
応じて吸気弁22を弁ばね26に抗して下方に押圧して
開閉駆動する油圧駆動機構30と、該油圧駆動機構30
の押圧力を開弁作動途中で無効にし、もってカムプロフ
ィールに拘らず吸気弁22を閉弁する油圧解放機構31
とから成る。
【0023】油圧駆動機構30は、シリンダヘッド21
と一体に構成されたブロック32に固設される第1のシ
リンダ体33と、下端(前端)を吸気弁25の上端(後
端)に当接して第1のシリンダ体33のシリンダ孔33
aに摺動可能に嵌合される弁側ピストン(弁駆動ピスト
ン)34と、第1のシリンダ体33及び弁側ピストン3
4により画成される作動油圧室38と、ブロック32に
固設される第2のシリンダ体36と、カム27に摺接す
るリフタ35と、該リフタ35に下端を当接させて第2
のシリンダ体36の下部に摺動可能に嵌合されるカム側
ピストン37と、第2のシリンダ体36及びカム側ピス
トン37によって画成される油圧発生室39と、油圧発
生室39と作動油圧室38とを接続する油路40とを主
な構成要素とし、作動油圧室38内の油圧が所定値以上
のときカム27のプロフィールに従って、吸気弁22を
開閉作動させる。
【0024】第1のシリンダ体33は、段部33bを有
し、該段部33bとブロック32との間に圧電素子から
なる圧力センサ50が介設されている。この圧力センサ
50は、吸気弁の作動に伴って発生する第1のシリンダ
体33の歪みによって発生する圧力を検出するものであ
り、その検出信号はECU2に供給される。なお、第1
のシリンダ体33の上部には雄ねじが刻設されており、
ナット51によって圧力センサ50に加わる荷重を所定
値に設定する。
【0025】圧力センサ50は、円環、半円環又は中央
付近に穴を持つ楕円、多角形などの形状のシム上に、チ
ップ状の圧電素子を1個あるいは数個配置したものとし
てもよい。またリード線断線防止目的のセンサ回り止め
効果を得るために、一部に直線部又は穴や突起を持つ形
状としてもよい。
【0026】図3は、第1のシリンダ体33と弁側ピス
トン34とによって画成される作動油圧室38付近を拡
大して示す図であり、図示した状態は吸気弁22が閉弁
完了位置(図2の弁座21aに着座した位置)にあると
きの状態、即ち弁側ピストン34が最上部まで移動した
状態を示している。
【0027】第1のシリンダ体33には、油路40の一
部をなす油路40aと、油路40aと作動油圧室38の
頂部とを連通する固定オリフィス33cと、弁側ピスト
ン34との間に環状油路33dを形成する環状凹部33
eとが設けられている。
【0028】弁側ピストン34には、弁孔341aと、
該弁孔341aを作動油圧室側から閉塞可能な球状弁体
341bと、複数の連通孔341dを有し、弁体341
bを保持するリテーナ341cとから成るチェック弁3
41が設けられ、このチェック弁341は油路40aか
ら作動油圧室38への作動油の流通のみを許容する。ま
た弁側ピストン34には、図4に示すように第1及び第
2の可変オリフィス34a,34bが設けられている。
これらのオリフィス34a,34bは前記固定オリフィ
ス33cとともに、弁側ピストン34の閉弁位置作動時
(上昇作動時)に、シリンダ孔33aの途中に設定され
る油圧緩衝開始位置P(環状凹部33eの上端)を弁側
ピストン34の上端(後端)が通過するのに応じて油路
40aへの作動油の戻り量制限機能を発揮する作動油戻
り量制御機構を構成する。
【0029】上記作動油戻り量制限機構によれば、吸気
弁22が閉弁作動を開始し、弁側ピストン34の上端が
油圧緩衝開始位置Pを通過するまでは、第1及び第2の
可変オリフィス34a,34bが環状油路33dに対し
て全開状態となるため、比較的急速に吸気弁22のリフ
ト量が減少する(比較的高速で閉弁作動する)。その後
弁側ピストン34の上昇とともに、先ず第1の可変オリ
フィス34a、次いで第2の可変オリフィス34bの環
状油路33dに対する開口面積が減少し、それによって
作動油のリーク量も減少するので、吸気弁22の閉弁作
動速度は徐々に低下する。更に、第2の可変オリフィス
34bの下端が油圧緩衝開始位置Pを通過した後は、固
定オリフィス33cのみによって作動油が油路40aに
戻される状態となって、吸気弁22は緩やかに弁座21
aに着座する。なお、チェック弁341は、弁側ピスト
ン34の上端が油圧緩衝開始位置Pを通過した後は閉弁
状態となる。
【0030】一方、油圧解放機構31は、前記油路40
と給油ギャラリ42とを接続する油路41と、該油路4
1の途中に介装されるスピル弁45と、油路41内に配
されるフィード弁43及びチェック弁44と、これらの
弁43,44及びスピル弁45によって画成されるアキ
ュム回路41a内の油圧を所定の値に維持するためのア
キュムレータ46とを主構成要素とする。給油ギャラリ
42は、各気筒毎に設けられた油圧駆動弁ユニットに油
圧を供給するために設けられており、オイルポンプ47
に接続されている。オイルポンプ47は、シリンダヘッ
ド21に設けられた補助オイルパン48内の作動油を所
定範囲内の油圧として給油ギャラリ42に供給する。な
お、給油ギャラリ42に供給する作動油は、クランクケ
ース(図示せず)下部に設けられるオイルパンからオイ
ルポンプによって供給するようにしてもよい。
【0031】前記スピル弁45は、図5に示すように、
制御弁部100と、該制御弁部100を駆動する電磁駆
動部200とから成るものであり、制御弁部100は、
弁ハウジング101に、油路41とアキュム回路41a
間の連通、遮断を切換可能な主弁体102が摺動可能に
嵌合されるとともに該主弁体の開閉移動を司るパイロッ
ト弁103が設けられて成り、電磁駆動部200はパイ
ロット弁103を開閉駆動すべく制御弁部100に連設
されている。すなわち電磁駆動部200のケーシング2
01に制御弁部100の弁ハウジング101が結合され
ている。
【0032】主弁体102は有底円筒状に形成されてい
る。而して該主弁体102は、その前面に通路41の油
圧を開弁方向に作用させながら弁ハウジング101内に
摺動可能に嵌合されており、この主弁体102の背部に
はパイロット室104が形成されている。しかもパイロ
ット室104には通路41とアキュム回路41a間を遮
断する方向に主弁体102を付勢するばね105が収納
されている。したがって主弁体102には、通路41の
油圧が開弁方向に作用し、パイロット室104の油圧お
よびばね105のばね力が閉弁方向に作用することにな
る。さらに主弁体102には通路41をパイロット室1
04に通じさせるオリフィス106が設けられている。
【0033】パイロット弁103は、前記パイロット室
104と補助オイルパン48との間に介設されるもので
あり、パイロット室104およびオイルパン48間を遮
断する方向にばね107で付勢されている。また電磁駆
動部200は、ソレノイド202と、該ソレノイド20
2により駆動される可動コア203とを備え、可動コア
203は、前記ばね107よりもばね荷重の小さなばね
204でパイロット弁103の上端に同軸に当接する方
向に付勢される。而してソレノイド202が励磁されて
いるときには可動コア203は前記ばね107のばね力
に抗してパイロット弁103を下降方向に押圧してパイ
ロット弁103を閉弁位置とし、ソレノイド202が消
磁されるとパイロット弁103はばね107のばね力に
より可動コア203を押しながら上昇方向に移動して開
弁する。
【0034】このようなスピル弁45において、電磁駆
動部200のソレノイド202が消磁されると、パイロ
ット弁103が開弁し、パイロット室104の作動油が
補助オイルパン48に導出される。したがって主弁体1
02の両面に作用する油圧のバランスがくずれ、その前
面に作用している通路41の油圧による開弁力が、パイ
ロット室104の油圧およびばね105による閉弁力に
打勝ってスピル弁45が開弁作動する。
【0035】ソレノイド202の励磁によるパイロット
弁103の閉弁時には、オリフィス106を介してパイ
ロット室104に通路41の油圧が作用し、主弁体10
2が閉弁方向に作動し、スピル弁45が閉弁状態とな
る。
【0036】ソレノイド202はECU2に接続されて
おり、ECU2からの制御信号によって消磁/励磁が制
御される。
【0037】図2にもどり、アキュムレータ46は、ア
キュム回路41a内の油圧を所定の圧力に維持すべく、
アキュム回路41aの途中設けられ、ブロック32に穿
設されたシリンダ孔461と、空気孔462を有するキ
ャップ463と、シリンダ孔461に摺動自在に嵌合さ
れたピストン464と、キャップ463とピストン46
4との間に縮設されたばね465とから成る。
【0038】以上のように構成される油圧駆動機構30
及び油圧解放機構31の作用について以下に説明する。
【0039】ECU2から制御信号によってスピル弁4
5のソレノイド202が励磁されているときには、スピ
ル弁45は閉弁状態となり、油圧駆動機構30の油圧発
生室39、油路40及び作動油圧室38内の油圧が高圧
(所定値以上)に保持され、カム27のプロフィールに
応じた吸気弁22の開閉駆動が行われる。従ってこの場
合の弁作動特性(クランク角と弁リフト量との関係)
は、図12に実線で示すようになる。
【0040】一方、吸気弁22の開弁時にECU2から
制御信号によってスピル弁45のソレノイド202が消
磁されると、スピル弁45は開弁状態となり、油圧駆動
機構30の油圧発生室39、油路40及び作動油圧室3
8内の油圧が低下し、カム27のプロフィールに拘ら
ず、吸気弁22が閉弁作動を開始する。このとき、前記
作動油戻り量制限機構によって、吸気弁22の閉弁速度
が閉弁作動途中から緩められ、吸気弁22は弁座21a
に緩やかに着座する。この場合の弁作動特性は図15に
破線で示すようになる。
【0041】以上のように、ECU2からの制御信号に
よってスピル弁45を開閉作動させ、その開弁時におい
て油圧駆動機構30の作用を無効とすることにより、吸
気弁22の閉弁開始タイミングを任意に設定することが
できる。その結果、各気筒の吸入空気量をECU2の制
御信号によって制御することが可能となる。
【0042】尚、本実施例では排気弁側にも吸気弁側と
同様の油圧駆動弁ユニットを設けている(図示せず)
が、排気弁側はカムプロフィールに従って一定のタイミ
ングで閉弁する通常の動弁機構、若しくは開/閉弁時期
を複数設定可能な可変バルブタイミング機構としてもよ
い。
【0043】次に、前記圧力センサ50に加わる荷重の
変化について図6を参照して説明する。図6は、吸気弁
22の着座直前のリフト量(同図(a))及び圧力セン
サ50の出力V(同図(b))と、クランク角との関係
を示している。
【0044】吸気弁22がリフトしている状態でスピル
弁45が開弁され、弁側ピストン34が上昇すると、作
動油戻り量制限機構の働きにより、チェック弁341が
閉弁し、作動油圧室38内の油圧が上昇する。その結
果、シリンダ体33に上向きの力が発生し、圧力センサ
50に加わる荷重が次第に上昇する(クランク角CA
1)。
【0045】更に、弁側ピストン34が上昇し、吸気弁
22が弁座21aに着座する前に作動油圧室38内の油
圧は急上昇してピーク値となり(クランク角APR)、
急降下する。クランク角CA2の後は、固定オリフィス
33cからのリークにより徐々に油路40内の油圧まで
低下する(クランク角CA3)。従って、圧力センサ5
0に加わる荷重も吸気弁22の着座直前にピーク値とな
る。
【0046】ここで、圧力センサ出力Vがピークとなる
ときの吸気弁リフト量LFT0は、実質的に吸気が行わ
れなくなるリフト量(例えば1mm程度であり、以下「固
定リフト量」という)であることから、本実施例ではク
ランク角APRを吸気弁の着座時期(閉弁完了時期)と
みなすようにしている。このクランク角APRと固定リ
フト量LFT0との関係は、充分再現性があり、エンジ
ンの運転状態に拘らず一定である。
【0047】図7の曲線L1は圧力センサ50による実
測データを示すものであり、クランク角APR近傍にお
いて急峻なピーク特性を示している。
【0048】なお、図7の曲線L2及びL3は、それぞ
れ圧力センサ50の出力Vの1回微分値及び2回微分値
の変化を示すものである。図から明らかなように、曲線
L2において正のピーク値となる時期及び曲線L3にお
いて負のピーク値となる時期はクランク角APRと略一
致するので、これらのピーク値の検出時点を着座時期と
して検出することもできる。
【0049】また、以上の点は排気弁側についても同様
である。
【0050】圧力センサ50の出力がピーク値となる時
期(以下「ピーク時期」という)APRは、例えば図1
2(a)に示すように、センサ出力Vのピーク値VPR
が所定値VTHを越えた時点として検出することができ
る。また、ピーク値VPRはエンジン運転状態、例えば
エンジン回転数NE、吸気弁の閉弁開始時期(スピル弁
45のソレノイド202を励磁から消磁へ切換える時期
であり、エンジン回転数NE及びアクセル開度θACC
に基づいて設定され、吸気温TA、大気圧PA等の検出
値に応じて補正される)θOFF等によって変化するの
で、これらのエンジン運転パラメータに応じて前記所定
値VTHを設定し、更に図8に示すプログラムにより、
所定値VTHを学習することによって、適切な値に設定
するようにしている。
【0051】図8のステップS1では先ずエンジン運転
状態に応じて予測ピーク値VPCnを算出する。なお、
nは今回算出値であることを示すものである。このVP
Cnの算出は、例えばエンジン回転数NE及び吸気弁の
閉弁開始時期θOFFに応じて設定されたVPCマップ
を検索することにより行う。次いで予測ピーク値の今回
値VPCnと前回値VPCn-1との差の絶対値ΔVPC
C(=|VPCn−VPCn-1|)を算出し(ステップ
S2)、このΔVPCC値が所定ガード値VPJより小
さいか否かを判別する(ステップS3)。その答が肯定
(YES)、即ちΔVPCC<VPJが成立し、エンジ
ンが定常的な運転状態にあるときには、実測ピーク値V
PRの前回値VPRn-1と予測ピーク値の前回値VPC
n-1との偏差ΔVPRCn-1(=VPRn-1−VPCn
-1)(図12(a)参照)を算出する(ステップS
4)。ここで実測ピーク値VPRの前回値を用いるの
は、今回のピーク値は未だ実測されていないからであ
る。次に、次式(1)により偏差ΔVPRCのm個(例
えばm=5とする)の移動平均として、学習補正項K2
を算出する(ステップS5)。
【0052】
【数1】 式(1)によれば、m回前から前回までのΔVPRC値
の平均値として、学習補正項K2が算出される。
【0053】ステップS7では、ステップS1で算出し
た予測ピーク値VPCnに学習補正項K2を加算するこ
とによって補正し、更に補正後の予測ピーク値VPCに
換算係数K3(例えば0.67程度に設定される)を乗算す
ることによって所定値VTHを算出する。換算係数K3
は、予測ピーク値VPCをピーク時期判定用の所定値V
THに換算するための係数である。
【0054】前記ステップS3の答が否定(NO)、即
ちΔVPCC≧VPJが成立し、エンジンが過渡状態に
あるときには、学習補正項K2及びm回前から前回まで
の偏差ΔVPRCをいずれも値0として前記ステップS
7に進む。
【0055】図8のプログラムによれば、所定値VTH
は、エンジン運転状態に応じて設定され、かつ学習補正
されるので、エンジン運転状態によってピーク値VPR
が変化しても、正確にピーク時期APRを検出すること
ができる。
【0056】なお、上述した実施例では換算係数K3を
一定としたが、エンジン運転状態に応じて設定するよう
にしてもよい。
【0057】図9は、所定値VTHの算出を行うプログ
ラムの他の実施例を示す図であり、図8のプログラムの
ステップS6をS6aに変更し、ステップS7の後にス
テップS8を追加した構成としている。
【0058】ステップS6aではK2マップ検索を行
い、m回前から前回までの偏差ΔVPRCをこの検索し
たK2値に設定する。K2マップは、ステップS5で算
出されるK2値を、算出時のエンジン運転パラメータ
(例えばエンジン回転数NE及び吸気弁の閉弁開始時期
θOFF)に応じてメモリに記憶したものであり、ステ
ップS8において最新の算出値によって更新される。
【0059】本実施例によれば、エンジン運転パラメー
タの値に応じて設定された領域毎に、学習補正項K2が
算出されるので、より適切な学習補正が可能となる。
【0060】次に、センサ出力Vと所定値VTHとの比
較によってピーク時期APRを検出するのではなく、前
回までに実測したピーク時期APRに基づいて今回のピ
ーク時期を予測する手法について説明する。
【0061】この手法では、ピーク時期APRを実測す
ることが前提となるが、これは例えばピーク時期前後の
所定範囲内におけるセンサ出力値をメモリに記憶し、出
力値がピークとなった時期を検索することによって行う
ことができる。
【0062】図10は、予測ピーク時期APCを算出す
るプログラムのフローチャートであり、ステップS11
ではエンジン運転状態に応じて今回の予測ピーク時期A
PCnを算出する。この算出は、例えばエンジン回転数
NE及び吸気系の閉弁開始時期θOFFに応じて設定さ
れたAPCマップを検索することにより行う。次いで予
測ピーク時期の今回値APCnと前回値APCn-1との
差の絶対値ΔAPCC(=|APCn−APCn-1|)
を算出し(ステップS12)、このΔAPCC値が所定
ガード値APJより小さいか否かを判別する(ステップ
S13)。その答が肯定(YES)、即ちΔAPCC<
APJが成立し、エンジンが定常的な運転状態にあると
きには、実測ピーク時期APRの前回値APRn-1と予
測ピーク時期APCの前回値APCn-1との偏差ΔAP
Cn-1(=APRn-1−APCn-1)(図12(b)参
照)を算出する(ステップS14)。ここで実測ピーク
時期APRの前回値を用いるのは、今回のピーク時期は
未だ実測されていないからである。次に、次式(2)に
より偏差ΔAPRCのm個(例えばm=5とする)の移
動平均として、学習補正項K1を算出する(ステップS
15)。
【0063】
【数2】 式(2)によれば、m回前から前回までのΔAPRC値
の平均値として、学習補正項K1が算出される。
【0064】ステップS17では、ステップS11で算
出した予測ピーク時期APCnに学習補正項K1を加算
することによって補正する。
【0065】前記ステップS13の答が否定(NO)、
即ちΔAPCC≧APJが成立し、エンジンが過渡状態
にあるときには、学習補正項K1及びm回前から前回ま
での偏差ΔAPRCをいずれも値0として前記ステップ
S17に進む。
【0066】図10のプログラムによれば、予測ピーク
時期APCは、エンジン運転状態に応じて設定され、か
つ学習補正されるので、エンジン運転状態によって正確
な予測ピーク時期APCを算出することができる。
【0067】図11は、予測ピーク時期APCの算出を
行うプログラムの他の実施例を示す図であり、図10の
プログラムのステップS16をS16aに変更し、ステ
ップS17の後にステップS18を追加した構成として
いる。
【0068】ステップS16aではK1マップ検索を行
い、m回前から前回までの偏差ΔAPRCをこの検索し
たK1値に設定する。K1マップは、ステップS15で
算出されるK1値を、算出時のエンジン運転パラメータ
(例えばエンジン回転数NE及び吸気弁の閉弁開始時期
θOFF)に応じてメモリに記憶したものであり、ステ
ップS18において最新の算出値によって更新される。
【0069】本実施例によれば、エンジン運転パラメー
タの値に応じて設定された領域毎に、学習補正項K1が
算出されるので、より適切な学習補正が可能となる。
【0070】上述のようにして算出した予測ピーク時期
APCを、空燃比制御あるいは吸入空気量制御(吸気弁
の閉弁時期制御)等に使用することにより、迅速かつ適
切な制御が可能となる。また、前述したように実測ピー
ク時期APRを得るためには、ピーク時期を含む所定範
囲を設定する必要があるが、この範囲を、図12(b)
に示すように、予測ピーク時期APC±A1(A1は所
定値)の範囲とすることにより、適切な範囲設定を行う
ことができ、実測ピーク時期APRの確実かつ迅速な検
索が可能となる。
【0071】なお、上述した各実施例では学習補正係数
K1,K2を、エンジンが定常運転状態にあるときのみ
算出するようにしたが、常時算出するようにしてもよ
い。
【0072】また、上述したピーク時期の検出手法は、
圧力センサ出力値の1回微分値又は2回微分値(図7の
L2,L3)に対しても適用しうるものである。
【0073】次に図13及び14を参照して、圧力セン
サ(以下「第1の圧力センサ」という)50とともに第2
の圧力センサ52を設けた場合の実施例について説明す
る。第1の圧力センサ50の出力V1は、図14(b)
に示すようにスピル弁50を開弁する時期(吸気弁の閉
弁開始時期)θOFFより前の期間では、複数のピーク
を有する特性を示す。そのため前述した実施例では、ピ
ーク時期APRを決定するためには、閉弁開始時期θO
FF以後の期間内でセンサ出力V1がピークとなる時期
を検出する必要があった。そこで本実施例では、図13
に示すように第2のシリンダ体36の段部36aに第2
の圧力センサ52を設け、ナット53によって第2の圧
力センサ52に加わる荷重を所定値に設定するようにし
ている。
【0074】第2の圧力センサ52の出力V2は、図1
4(c)に示すように、閉弁開始時期θOFF以前にお
いては、第1の圧力センサ50の出力V1と略同一とな
る一方、θOFF以後は初期荷重設定に対応した値とな
る。従って、第1及び第2の圧力センサ出力の差DV
(=V1−V2)は、図14(d)に示すように、吸気
弁の着座時期においてのみピークとなるので、出力差D
Vのピークとなる時期を検出することにより、吸気弁の
着座時期を検出することができる。
【0075】本実施例によれば、ピーク時期の検出期間
を特に限定しなくても、正確なピーク時期の検出が可能
となる。
【0076】また、上述した各実施例によれば、正確な
吸気弁の着座時期を検出することができるが、図15に
破線L4及びL5で示すように、着座時期が同様にAT
DC140°(上死点のクランク角を基準としたときの
クランク角)であってもリフトカーブは、エンジン運転
状態(例えばエンジン回転数NE、作動油の温度Toil
等)によって異なるものとなる。即ち、曲線L4は曲線
L5に比べてエンジン回転数NEが高く、及び/又は作
動油温度Toilが低い(作動油の粘性が大きい)状態の
特性を示している。
【0077】従って、吸気弁の着座時期から吸入空気量
を決定するためには、実際のリフトカーブ(吸気のタイ
ムエリア)を算出する必要がある。そこで、エンジン回
転数NE、作動油温度Toil等と、吸気弁の着座時期と
に応じて設定されたマップの検索、あるいはエンジン回
転数NE、作動油温度Toil等に応じた補正を含む演算
等により、実際の吸入空気量を決定するようにしてい
る。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、圧
力検出手段により作動油圧室の油圧を表わすパラメータ
値が検出され、そのパラメータ値に基づいて機関弁の閉
弁完了時期が決定されるので、機関弁の閉弁完了時期を
正確に検出することができる。また、圧力検出手段は小
型かつ安価なものを用いることができるので、装置の小
型化及びコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る油圧駆動装置を含む内
燃エンジン及びその制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】油圧駆動弁ユニットの断面図である。
【図3】図2の一部を拡大して示す図である。
【図4】弁側ピストンの斜視図である。
【図5】スピル弁の断面図である。
【図6】吸気弁のリフト量と圧力センサ出力との関係を
示す図である。
【図7】圧力センサによる実測データを示す図である。
【図8】ピーク時期検出のための所定値(VTH)を算
出するプログラムのフローチャートである。
【図9】ピーク時期検出のための所定値(VTH)を算
出するプログラムのフローチャートである。
【図10】予測ピーク時期(APC)を算出するための
プログラムのフローチャートである。
【図11】予測ピーク時期(APC)を算出するための
プログラムのフローチャートである。
【図12】ピーク時期検出手法を説明するための図であ
る。
【図13】第2の圧力センサの取り付け位置を示す図で
ある。
【図14】第1及び第2の圧力センサを使用したピーク
時期検出手法を説明するための図である。
【図15】吸気弁の弁リフトカーブを示す図である。
【符号の説明】
1 内燃エンジン(内燃機関) 2 電子コントロールユニット(ECU) 27 カム 33 第1のシリンダ体 34 弁側ピストン(弁駆動ピストン) 35 リフタ 36 第2のシリンダ体 37 カム側ピストン 38 作動油圧室 39 油圧発生室 40 油路 50 圧力センサ(第1の圧力センサ) 52 第2の圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福尾 幸一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平2−223612(JP,A) 特開 平2−264105(JP,A) 実開 平3−32105(JP,U)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関本体に固定されたシリンダ体
    と、該シリンダ体に設けられたシリンダ孔に摺動可能に
    嵌合され、該シリンダ体との間に作動油圧室を形成しな
    がら前端を機関弁の後端に当接する弁駆動ピストンと、
    機関弁の開弁時期に対応して油圧を発生する油圧発生手
    段とを備えるとともに、前記作動油圧室と油圧発生手段
    との間には、前記シリンダ孔の途中に設定される油圧緩
    衝開始位置を前記弁駆動ピストンの後端が閉弁方向に通
    過するのに応じて作動油の戻り量を制限する作動油戻り
    量制限機構と、前記油圧発生手段から作動油圧室への作
    動油の流通のみを許容するチェック弁とが介設される内
    燃機関用機関弁の油圧駆動装置において、前記作動油圧
    室の油圧又は前記作動油圧室の油圧と前記油圧発生手段
    の油圧との差圧を表わすパラメータ値を検出する圧力検
    出手段と、該圧力検出手段の検出信号を演算処理し、機
    関弁の閉弁完了時期を決定する信号処理手段とを設けた
    ことを特徴とする内燃機関用機関弁の油圧駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理手段は、前記パラメータ値
    のピーク値が所定値を越えた時点を閉弁完了時期とする
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用機関弁の油
    圧駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記信号処理手段は、前記パラメータ値
    の1回微分値を算出し、該微分値の正のピーク値が所定
    値を越えた時点を閉弁完了時期とすることを特徴とする
    請求項1記載の内燃機関用機関弁の油圧駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記信号処理手段は、前記パラメータ値
    の2回微分値を算出し、該微分値の負のピーク値を検出
    可能な所定値より小さくなった時点を閉弁完了時期とす
    ることを特徴とする請求項1記載の内燃機関用機関弁の
    油圧駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記信号処理手段は、前記所定値をエン
    ジン運転状態に応じて設定することを特徴とする請求項
    2乃至4記載の内燃機関用機関弁の油圧駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記信号処理手段は、前記所定値として
    学習値を使用することを特徴とする請求項2乃至4記載
    の内燃機関用機関弁の油圧駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記信号処理手段は、前記パラメータ値
    と所定値との比較判定を、エンジン運転状態に応じて設
    定される所定クランク角範囲のみで行うことを特徴とす
    る請求項2乃至6記載の内燃機関用機関弁の油圧駆動装
    置。
  8. 【請求項8】 前記信号処理手段は、所定クランク角範
    囲内において前記パラメータ値がピーク値となる時点を
    直接検出し、該検出時点を機関弁の閉弁完了時期とする
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用機関弁の油
    圧駆動装置。
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DE19963753A1 (de) * 1999-12-30 2001-07-12 Bosch Gmbh Robert Ventilsteuerung für einen Verbrennungsmotor
DE102004030306A1 (de) * 2004-06-23 2006-01-12 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Erfassung mindestens einer Ventilhubposition bei einer Brennkraftmaschine mit variabler Ventilsteuerung
DE102007054376A1 (de) * 2007-11-14 2009-05-20 Schaeffler Kg Hydraulikeinheit für einen Zylinderkopf einer Brennkraftmaschine mit hydraulisch variablem Ventiltrieb

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