JP2934671B2 - ドーナツ型の蒸しパン、その焼成用容器及び製造方法 - Google Patents

ドーナツ型の蒸しパン、その焼成用容器及び製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、従来になかった
形状の蒸しパン、その蒸しパンを焼成するための焼成用
容器、及びこれを用いた蒸しパンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に蒸しパンのパン生地は、小麦を中
心とした成分で下拵えされるが、多量の水で溶かれるの
で流動状になっている。その為、蒸し焼きにて焼成する
時、多くは、底に貫通孔を有する容器に、グラシン紙な
どによる内容器状の敷きシートを敷き、この敷きシート
にパン生地を流し込んで、この容器ごと蒸し器に入れ、
蒸し焼きにて焼成しているのである。これによれば容器
には底の貫通孔から蒸気が入り、容器の中の敷きシート
越しにパン生地を加熱して蒸し焼きに焼成するのであ
る。製パン業者などが大量生産する時は、この様な容器
を縦横に多数つなげたトレー状の容器を用いている。
【0003】この点、一般のパン生地は柔らかながらも
ある程度の保型性があり、よってパン生地を所望の形に
形作り、これを天火に入れて所望の形に焼成する事がで
きる。無論、焼成用容器を用いて焼成する事もあるが、
様々な形を所望するなら型容器を用いる方法では無理な
場合があり、或いは型容器のコスト省略のため、或いは
手作りのおもしろさの為にパン生地を手作りで形作って
いるのである。例えば、ドーナツを焼成する時には油で
揚げて焼成しているが、これは細長く伸ばしたパン生地
をリング状に丸めて揚げているのである。また熟練者に
あっては、絞り出し器で、直接、輪を描いてパン生地を
ドーナツ型にし、これを揚げている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願出願人は、ドーナ
ツ型の蒸しパンを作りたいと考えている。蒸しパンのパ
ン生地は液体に近い流動性があり、つまり保型性がない
ので、通常のドーナツと同様な、パン生地をリング状に
丸める等という前記手法で作る事ができないからであ
る。
【0005】その為、ドーナツ型の焼成用容器を作り、
これを用いて焼成する事を考えた。ただ、容器の中に敷
いて用いる敷きシートをドーナツ型の内容器状に形成す
る事は、曲面を多用する事となるため困難が伴う。ま
た、蒸し焼きの蒸気がドーナツ型の焼成用容器では形状
が複雑なため、焼成中にパン生地の中に充分届かない等
して不十分な蒸し焼きとなり、柔らかさや風味など食感
に問題が残る。また、蒸しパンがドーナツ型あれば、円
盤型や小判型などの蒸しパンに比べてそれだけ形状も複
雑であり、取り扱う時には、ただでさえ崩れやすい蒸し
パンが一層崩れやすくなるのであり、特に焼成用容器か
らの脱型に困難さが伴う。つまり、ドーナツ型の蒸しパ
ンを作る適当なすべが無かったのである。
【0006】以上の問題を鑑み、本発明の目的とすると
ころは、ドーナツ型の蒸しパンを提供し、その為、この
蒸しパンを作るすべの一つとして、ドーナツ型の蒸しパ
ンが良好に焼成でき、しかも良好な食感の得られる為の
蒸しパンの焼成用容器と、この焼成容器を用いた蒸しパ
ンの製造方法を提供する事にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的のため、本発
明では、ドーナツの略雌型状の焼成用容器を提供し、こ
れにより、最終目的物のドーナツ型蒸しパンの提供を可
能にした。つまり、焼成用容器は、蒸しパンを形作る為
の容器本体と、パン生地を流し込む敷きシートとを主た
る構成とした。ただ、容器本体がドーナツ穴に対応して
隆起部を設ける必要があり、これが敷きシートを敷く時
の邪魔にならぬ様に内容器たる敷きシート側に挿通孔を
あけた。しかもこの挿通孔に隆起部が挿入される事によ
りパン生地は漏れない様にした。また蒸す時は、蒸しパ
ンはドーナツ穴(ドーナツ形状中央の中空部分)の側と
外側の両方から蒸されるので、焼成時間が短縮され、し
かも食感に優れた蒸しパンができる。
【0008】
【発明の実施の形態】(請求項1について) 本発明の蒸しパンはドーナツ型に焼成し、この蒸しパン
を包装用容器で密着させる様にして包装して提供した。
この包装用容器はどの様なものを用いてもよいが、後述
する焼成用容器の敷きシートをそのまま用いる方法が考
えられる。一般に蒸しパンをドーナツ型にすると、取り
扱いの際にその柔らかさと形状から、ドーナツの輪が切
れるなどして崩れやすくなるが、蒸しパンを包装する包
装用容器が蒸しパンに密着して、型崩れに対する補強材
となる事ができる。また、この包装用容器の底に穴を開
け、蒸しパンのドーナツ穴に連通する様にした。一般に
ドーナツの形状はドーナツ穴の空いている事に特徴があ
るが、この穴が包装用容器に閉ざされる事なく突き抜け
て見え、ドーナツらしさが損なわれず嗜好品としても優
れる。なお本願で言うドーナツ型とは、正円リング状の
ものに限らず、楕円リング、方形の中央に穴のあるも
の、2つのリングがメガネ状につながったもの等を全て
含む。
【0009】特に、以上の蒸しパンを、次の段落以降に
述べる焼成用容器にて焼成すると、その蒸しパンは、全
体に蒸しムラが無く、また膨らみも大きく蒸し上がる。
また膨らみが大きいとそれだけパンが柔らかく、その
為、でき上がってから長く時間の経ってたものでも、比
較的、柔らかさが保たれたものとなり、食感に優れる。
また、焼成時に用いた敷きシートが、前述した請求項2
の包装用容器を兼ねるので、取り扱いに便利である。
【0010】また、この様なドーナツ型の蒸しパンの製
造に用いる焼成用容器を、以下の様な手段で設けた。
【0011】(請求項について) まず、ドーナツの雌型状に形成された硬性の容器本体を
用いる事にした。この容器本体は、底部Bに隆起部を有
し、この隆起部でドーナツ穴を形成する様にしてある。
また、容器本体の底部Bには貫通孔を設け、蒸気の行き
渡りをよくしてある。またこの敷きシートは、敷きシー
トの底部Aに前記隆起部が挿通される挿通孔を透設して
あり、更にこの底部Aに立設する周壁を設けてある。そ
のため、敷きシートは挿通孔に隆起部を挿通させながら
敷く事ができる。そして、蒸しパンが出来上がった時は
敷きシートごと容器本体から脱型できる。
【0012】ただ当初、パン生地を流し込んだ時に挿通
孔から貫通孔へと漏れる虞があるが、敷きシートに樹脂
などを用いれば、樹脂自体の微粘着性で敷きシートが底
部Bにくっ付き、パン生地の自重が敷きシートを押さえ
る事も手伝って貫通孔を塞ぐ事ができる。したがって、
パン生地を流し込んでから蒸し器で蒸し始めるまでの間
が短時間であれば、パン生地が漏れる心配はさほどな
い。
【0013】その一方、この様に貫通孔が塞がれていて
も、蒸す時は塞いだシートが蒸気の圧力で持ち上がるの
で、蒸気が容器本体の底部Bに入る事とができる。入っ
た蒸気は、一つは底部Bを伝って拡がって容器本体(の
壁部)と敷きシート周壁の間を通って抜け(図5の4
1)、もう一つは隆起部に沿って通り抜けるのである
(図5の42)。なお、隆起部は敷きシートに覆われて
いないので焼成時は直接パン生地に触れるが、パン生地
は外に向けて(つまり容器本体の壁部の向けて)膨らむ
ものである。よって焼成の途中でパン生地は、隆起部に
余り強く押しつけられる事もなく、結果、隆起部にくっ
付く事は少ない。
【0014】(請求項について) なお、先に説明した、前記周壁が縦ヒダを有する事によ
り蒸気の通り道が確実に確保され、通過する蒸気量も増
すので加熱効率が一層高くなる。
【0015】(請求項について) 先に請求項の項でも述べた様に、焼成用容器は貫通孔
から蒸気が入り易くした一方、パン生地が流動体であっ
ても貫通孔から漏れない様になっている。ただそれで
も、容器本体の大きさや形状を様々に工夫などする際
に、底部Bの形状、貫通孔の大きさなどによっては、パ
ン生地の漏れる事もあり得る。従って、挿通孔に挿通さ
れた隆起部が挿通孔の栓となる様にして、パン生地の漏
れを防ぐ様にした。その為の具体策はどの様であっても
よいが、隆起部の基端側を敷きシートの挿通孔より少し
太めの末広がりにしておけば、パン生地の重みで敷きシ
ートが押さえつけられて、末広がり部分が挿通孔に填ま
る様にして塞ぎ、結果、挿通孔の栓となる。
【0016】(請求項について) またこの栓となる時に、その挿通孔が前記隆起部の基端
側に挿し止まり、結果、敷きシートが容器本体の底部B
から浮いて敷かれる様にした。これにより、蒸気が貫通
孔からより入りやすくなり、蒸しがより十分成されるか
らである。
【0017】(請求項について) また、容器本体の開口部にフランジを有する様にした。
例えば、容器本体が樹脂などの成形によるのであれば、
一体に成形する事とができる。このフランジは、開口部
の全周に設けても、一部に設けてもよい。このフランジ
により開口部の強化が図れ、また、容器本体の取っ手に
なる事ができる。また、多数の容器本体のフランジをつ
なげば焼成用容器は縦横つながってトレー状になり、多
量の蒸しパンを一度に焼成する事ができる。
【0018】(請求項について) 以上の様な焼成用容器を用いると、流動体のパン生地が
漏れる事がなく従来と同様の工程でドーナツ型の蒸しパ
ンが製造できる。しかも、焼成時には、貫通孔からの蒸
気が容器本体の壁部隆起部の双方から抜けるので、熱と
蒸気がパン生地に満遍なく行き渡り、焼成時間も短縮で
きる。
【0019】
【実施例】以下、焼成用容器の説明を蒸しパンの製造方
法の説明を兼ねて行い、後に、蒸しパンの説明を行う。
図1に示す焼成用容器1は、樹脂板を熱圧成形した容器
本体と、この中に内容器として敷き入れる敷きシート3
で成っており、図2、図3に示す様に、容器本体2に敷
きシート3を敷いた状態で用いるものである。
【0020】容器本体2は、ドーナツの略雌型状に成形
されており、具体的には、円形の底部中央に、ドーナツ
の中穴の雌型になる略円柱状の隆起部4が形成されてい
る。また底部Bには約1cm径の貫通孔5が、8個円周
状に透設されている。この容器本体2は樹脂板を熱圧成
形したものであり、樹脂板の成形前の周縁がそのまま成
形後のフランジ6となっている。なお、容器本体2の材
質は他のどの様なものであってもよく、金属製、紙製そ
の他、型枠としての硬性を有するものであれば何でもよ
い。
【0021】敷きシート3は、ポリエチレンテレフタレ
ートの平シートから熱圧加工して形成したものである。
具体的には、隆起部4が挿通される挿通孔7を透設した
底部A8と、この底部Aに立設する周壁9を有してい
る。また、周壁9には縦ヒダ10が全周に設けてある。
またこの敷きシート3は次の様な方法で作られている。
まず、ポリエチレンテレフタレートの図示しない平シー
トを円形に切り抜き、この時、その円形の中央に挿通孔
も切り抜いて、これを抜きシートとして形成しておく。
この様にして出来た抜きシート3aを、図4に示す様に
敷きシートの雌型金型21に上乗せし、その上から敷き
シートの雄型金型22を押し込んで熱圧成形するのであ
る。また、この金型には敷きシートの縦ヒダ10に対応
した縦ヒダ21a、22aが刻設してある。なお、敷き
シートの素材は他の樹脂でもよく、例えば紙シートであ
ればグラシン紙が好適である。なお、敷きシートの内側
にシリコンコートをしておけば、蒸しパンから敷きシー
トを剥がす時に剥がし易くなる。
【0022】この様にして成る焼成用容器の使用方法
(及び蒸しパンの製造方法)と、その蒸しパンを説明す
る。焼成用容器1は、敷きシート3の底部Aの挿通孔7
が隆起部4の基端側4aより少し細い径に成っており、
図3に示す様に敷きシートを敷いた時には容器本体2の
底部B11に付かず、挿し止まる様になって、少し浮き
上がった状態で敷かれる。ここに敷きシート深さの1/
3程度にパン生地(図5の30)を流し込むのである
が、その際、パン生地の重みで敷きシート3(の挿通
孔)が隆起部基端側4aに押し込められる。その結果、
挿通孔7に栓をした事になり、パン生地に流動性があっ
ても漏れる事はない。
【0023】この焼成用容器1を蒸し器に入れて蒸す
と、図5に示す様に貫通孔7から蒸気40が入り、容器
本体2(の壁部12)と敷きシート周壁9の間を通って
抜け、また、隆起部4に沿って通り抜けるのである。従
って、蒸しパンはドーナツ穴側からも蒸される事となる
ので、よって蒸気がパン生地の全体に行き渡り、また、
加熱効率も大変よくなるので焼成時間も短縮される。
【0024】焼成し終わったなら、出来た蒸しパンを容
器本体2から敷きシート3ごと取り出せば、図6に示す
様なドーナツ型の蒸しパン50が得られるのである。業
務用であれば出荷するなり、陳列するなりするが、崩れ
やすい蒸しパンでありながら、敷きシート3が補強材と
なり取り扱いを容易にしている。また、敷きシート3は
挿通孔7を有しており、そのためドーナツ穴51を塞が
ず、しかも、図7に示す様に敷きシート3の挿通孔付近
3aが、蒸しパン50のドーナツ穴51と丸みを帯びて
一体化するので、見た目にドーナツらしさが演出され、
嗜好品としても優れる。
【0025】なお、フランジをつないだトレー状の焼成
用容器1aは図8に例示するが、これは、大判の樹脂板
にドーナツの略雌型を多数形成し、ここにそれぞれに敷
きシートを敷いたものである。
【0026】
【0027】
【発明の効果】 以上、本願請求項1記載のドーナツ型の
蒸しパンによれば、 包装用容器を密着させる様にして包
装されているので 、蒸しパンの柔らかさでドーナツの
輪が切れるなどの崩れやすさを補強することができる。
よってドーナツは崩れる事もなく蒸しパンの取り扱いが
容易になり、包装されてもドーナツ穴を塞がないので、
見た目のドーナツらしさが保持でき、嗜好品としても優
れる。
【0028】請求項記載の焼成用容器によれば、請求
に係る蒸しパンの焼成を可能にする。しかもこの焼
成用容器によれば、蒸しパンの外側とドーナツ穴側の両
方から蒸す事ができるので、全体に蒸気が十分に届き、
蒸しムラのない蒸し焼きができる。さらに、加熱も十分
成されるので蒸しパンの膨らみが大きくでき、また膨ら
みが大きいと柔らかさが長く維持できる様になり、味も
大変まろやかに仕上がる。
【0029】請求項記載の発明によれば、ヒダが蒸気
の通り道を形成するので、蒸しと加熱の効率を高める事
ができる。
【030】請求項記載の発明によれば、流動性のある
パン生地であっても焼成用容器からの漏れを防ぐ事がよ
り確実になる。また、蒸しパンは一般にパン生地の水分
加減で仕上がりに違いが出るが、本発明により、水分の
多い流動性の高いパン生地でも焼成が可能となるため、
調理の自由度が高まる。
【0031】請求項記載の発明によれば、敷きシート
を容器本体から浮かせて敷くので蒸気が入りやすくな
る。その為、蒸気がパン生地の中に十分行き渡る様にな
り、加熱効率も良くなるので、蒸し焼きによる焼成がよ
り良好に仕上がる。
【0032】請求項記載の発明によれば、フランジに
より容器本体の変形を防ぐ事ができ、またフランジが取
っ手となるので焼成用容器が扱いやすくなる。また多数
の焼成用容器をそれらのフランジ同士でつなげる事によ
りトレー状の焼成用容器を作る事ができる。
【0033】請求項記載の製造方法によれば、パン生
地の漏れがないので作業に特段の注意を注ぐ必要もな
く、蒸しパンの外側と穴側の両方から加熱するので効率
がよく焼成時間も短縮される。また、容器本体からの脱
型も容易であり、蒸しパンが崩れるなどの注意を払う必
要もないので焼成後の後作業が効率よく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この図は、実施例に示した焼成用容器の本体
容器から敷きシートを外した分解斜視図である。
【図2】 この図は、図1に示した焼成用容器の斜視図
である。
【図3】 この図は、図2に示した焼成用容器のX−X
端面図である。
【図4】 この図は、抜きシート3aを金型21、22
で熱圧し、敷きシートを成形する様子の説明図である。
【図5】 この図は、焼成途中における蒸しパン及びそ
の焼成用容器の説明図である。
【図6】 この図は、敷きシートごと脱型された蒸しパ
ンの斜視図である。
【図7】 この図は、図6に示した蒸しパンのY−Y断
面図である。
【図8】 この図は、多数の焼成用容器をフランジでつ
ないだトレー状の焼成用容器の図である。
【符号の説明】
50 ドーナツ型の蒸しパン 51 ドーナツ穴 1 焼成用容器 2 容器本体 3 敷きシート 4 隆起部 4a 基端側 5 貫通孔 6 フランジ 7 挿通孔 8 底部A 9 周壁 10 縦ヒダ 11 底部B

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドーナツ型に焼成された蒸しパンであっ
    て、前記蒸しパンは、底部Aとこの底部Aの周辺に立設
    された周壁とから成る包装用容器で密着させる様にして
    包装され、且つ、前記底部が前記蒸しパンのドーナツ穴
    に連通する挿通孔を有することを特徴とする蒸しパン。
  2. 【請求項2】 ドーナツの略雌型状に形成された容器本
    体と、この容器本体の中に敷かれた敷きシートと、を含
    むドーナツ型の蒸しパンの焼成用容器であって、 前記容器本体は、底部Bに隆起部と貫通孔とを有し、 前記敷きシートは、前記隆起部が挿通される挿通孔を透
    設した底部Aと、この底部Aに立設する周壁を有する、
    ことを特徴とするドーナツ型の蒸しパンの焼成用容器。
  3. 【請求項3】 前記周壁が縦ヒダを有することを特徴と
    する請求項記載のドーナツ型の蒸しパンの焼成用容
    器。
  4. 【請求項4】 前記隆起部は、前記挿通孔の栓として挿
    通されることを特徴とする請求項2又は3に記載のドー
    ナツ型の蒸しパンの焼成用容器。
  5. 【請求項5】 前記敷きシートは、その挿通孔が前記隆
    起部の基端側に挿し止まる事により、底部Bから浮いて
    敷かれることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1に
    記載のドーナツ型の蒸しパンの焼成用容器。
  6. 【請求項6】 前記容器本体が、容器本体の開口部にフ
    ランジを有することを特徴とする請求項2〜5のいずれ
    か1に記載のドーナツ型蒸しパンの焼成用容器。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれか1に記載のドー
    ナツ型の蒸しパンの焼成用容器に蒸しパン用のパン生地
    を流し込み、前記用容器を蒸し器の中に収納して蒸し焼
    きにて焼成することを特徴とするドーナツ型の蒸しパン
    の焼成方法。
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