JP2934326B2 - テストドライヤーにおける試料容器の反転排出装置 - Google Patents
テストドライヤーにおける試料容器の反転排出装置Info
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- JP2934326B2 JP2934326B2 JP3151791A JP3151791A JP2934326B2 JP 2934326 B2 JP2934326 B2 JP 2934326B2 JP 3151791 A JP3151791 A JP 3151791A JP 3151791 A JP3151791 A JP 3151791A JP 2934326 B2 JP2934326 B2 JP 2934326B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方に向け順次一個宛
移送された多数の試料容器を排出ホッパーの位置におい
て心振れ現象を起すことなく正確に反転せしめて乾燥試
料穀物を排出せしめるとともに、次への移送を確実に行
なうことができるテストドライヤーにおける試料容器の
反転排出装置に関する。
移送された多数の試料容器を排出ホッパーの位置におい
て心振れ現象を起すことなく正確に反転せしめて乾燥試
料穀物を排出せしめるとともに、次への移送を確実に行
なうことができるテストドライヤーにおける試料容器の
反転排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前後両面対称位置に、一対の支持
筒体をそれぞれ突設するとともに一方の支持筒体の端面
に水平嵌入溝を凹設した試料容器を、上下2本からなる
左右一対の案内レール間に上記一対の支持筒体をそれぞ
れ嵌入せしめて多数隣接状態のもとに配設し、上記隣接
状態のもとに配設した試料容器を移動用シリンダにより
往復移動される送り体で排出ホッパーに向け一個宛間欠
的に移送せしめ、排出ホッパーの位置に移送された試料
容器を水平嵌入溝内に嵌入された反転用プレートの回転
で反転せしめて試料容器内の乾燥試料穀物を排出ホッパ
ー内に排出せしめるようにしたテストドライヤーにおけ
る試料容器の反転排出装置は、本出願前、例えば、実開
平2−66522号公報に記載されて公知である。
筒体をそれぞれ突設するとともに一方の支持筒体の端面
に水平嵌入溝を凹設した試料容器を、上下2本からなる
左右一対の案内レール間に上記一対の支持筒体をそれぞ
れ嵌入せしめて多数隣接状態のもとに配設し、上記隣接
状態のもとに配設した試料容器を移動用シリンダにより
往復移動される送り体で排出ホッパーに向け一個宛間欠
的に移送せしめ、排出ホッパーの位置に移送された試料
容器を水平嵌入溝内に嵌入された反転用プレートの回転
で反転せしめて試料容器内の乾燥試料穀物を排出ホッパ
ー内に排出せしめるようにしたテストドライヤーにおけ
る試料容器の反転排出装置は、本出願前、例えば、実開
平2−66522号公報に記載されて公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従前のこの
種のテストドライヤーにおける試料容器の反転排出装置
においては、試料容器を反転用プレートの回転作動で反
転させる際に試料容器の回転中心を正確に出すための弾
圧支持装置が何等具備されていなかったので、反転作動
中に試料容器が左右いずれか一方に片寄ってしまい、円
滑な反転作動をさせることができない許りか、時には試
料容器が反転されないまま次に移送されるという問題点
を有していた。
種のテストドライヤーにおける試料容器の反転排出装置
においては、試料容器を反転用プレートの回転作動で反
転させる際に試料容器の回転中心を正確に出すための弾
圧支持装置が何等具備されていなかったので、反転作動
中に試料容器が左右いずれか一方に片寄ってしまい、円
滑な反転作動をさせることができない許りか、時には試
料容器が反転されないまま次に移送されるという問題点
を有していた。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、試料容器を反転させる際には、一対の弾圧支持
装置により支持筒体を弾圧支持せしめて試料容器の回転
中心の片寄りを無くし、試料容器の反転作動を確実に行
なわせ、乾燥試料穀物を次々と排出ホッパーへ排出せし
めるとともに、反転後の試料容器は、送り体とともに移
動される押圧解除軸との摺接作動で弾圧支持作動を解除
しながら一方に確実に移送されるようにしたテストドラ
イヤーにおける試料容器の反転排出装置を提供しようと
するものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、試料容器を反転させる際には、一対の弾圧支持
装置により支持筒体を弾圧支持せしめて試料容器の回転
中心の片寄りを無くし、試料容器の反転作動を確実に行
なわせ、乾燥試料穀物を次々と排出ホッパーへ排出せし
めるとともに、反転後の試料容器は、送り体とともに移
動される押圧解除軸との摺接作動で弾圧支持作動を解除
しながら一方に確実に移送されるようにしたテストドラ
イヤーにおける試料容器の反転排出装置を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のテストドライヤーにおける試料容器の反転
排出装置においては、前後両面対称位置に一対の支持筒
体をそれぞれ突設するとともに一方の支持筒体の端面に
水平嵌入溝を凹設した試料容器を、上下2本からなる左
右一対の案内レール間に上記一対の支持筒体をそれぞれ
嵌入せしめて多数隣接状態のもとに配設し、上記隣接状
態のもとに配設した試料容器を移動用シリンダにより往
復移動される送り体で排出ホッパーに向け一個宛間欠的
に移送せしめる構成と、排出ホッパーの位置に移送され
た試料容器を、その支持筒体を一対の弾圧支持装置でそ
れぞれ弾圧支持しながら水平嵌入溝に嵌入された反転用
プレートの回転で反転せしめるとともに、前記弾圧支持
装置は送り体とともに弾圧支持装置に向け移動された押
圧解除軸との摺接作動で弾圧支持作動を解除しながら試
料容器を押圧体により一方に向け移送せしめる構成とを
備えて成るものである。
に、本発明のテストドライヤーにおける試料容器の反転
排出装置においては、前後両面対称位置に一対の支持筒
体をそれぞれ突設するとともに一方の支持筒体の端面に
水平嵌入溝を凹設した試料容器を、上下2本からなる左
右一対の案内レール間に上記一対の支持筒体をそれぞれ
嵌入せしめて多数隣接状態のもとに配設し、上記隣接状
態のもとに配設した試料容器を移動用シリンダにより往
復移動される送り体で排出ホッパーに向け一個宛間欠的
に移送せしめる構成と、排出ホッパーの位置に移送され
た試料容器を、その支持筒体を一対の弾圧支持装置でそ
れぞれ弾圧支持しながら水平嵌入溝に嵌入された反転用
プレートの回転で反転せしめるとともに、前記弾圧支持
装置は送り体とともに弾圧支持装置に向け移動された押
圧解除軸との摺接作動で弾圧支持作動を解除しながら試
料容器を押圧体により一方に向け移送せしめる構成とを
備えて成るものである。
【0006】そして、弾圧支持装置は、前後一対の支持
筒体を弾機の付勢弾力で弾圧支持する弾性押圧板をそれ
ぞれ一側に設け、他側に押圧解除軸と摺接する摺接板を
それぞれ設けた一対の可動体を回動自在に軸架して構成
したものである。
筒体を弾機の付勢弾力で弾圧支持する弾性押圧板をそれ
ぞれ一側に設け、他側に押圧解除軸と摺接する摺接板を
それぞれ設けた一対の可動体を回動自在に軸架して構成
したものである。
【0007】
【作用】本発明のテストドライヤーにおける試料容器の
反転排出装置は、前後両面対称位置に一対の支持筒体を
それぞれ突設するとともに一方の支持筒体の端面に水平
嵌入溝を凹設した試料容器を、上下2本からなる左右一
対の案内レール間に上記一対の支持筒体をそれぞれ嵌入
せしめて多数隣接状態のもとに配設し、上記隣接状態の
もとに配設した試料容器を移動用シリンダにより往復移
動される送り体で排出ホッパーに向け一個宛間欠的に移
送せしめる構成であるから、送り体を移動用シリンダに
より往復させれば、多数の試料容器は一個宛間欠的に排
出ホッパーに向け移送される。
反転排出装置は、前後両面対称位置に一対の支持筒体を
それぞれ突設するとともに一方の支持筒体の端面に水平
嵌入溝を凹設した試料容器を、上下2本からなる左右一
対の案内レール間に上記一対の支持筒体をそれぞれ嵌入
せしめて多数隣接状態のもとに配設し、上記隣接状態の
もとに配設した試料容器を移動用シリンダにより往復移
動される送り体で排出ホッパーに向け一個宛間欠的に移
送せしめる構成であるから、送り体を移動用シリンダに
より往復させれば、多数の試料容器は一個宛間欠的に排
出ホッパーに向け移送される。
【0008】ところで、排出ホッパーの位置には、左右
の支持筒体を弾機の付勢弾力で弾圧支持する弾性押圧板
をそれぞれ一側に設け、他側に摺接板をそれぞれ設けた
一対の可動体を回動自在に軸架して一対の支持筒体を弾
圧支持するように構成した弾圧支持装置が設けられ、し
かも、前記弾圧支持装置は送り体とともに移動される押
圧解除軸と摺接板との摺接作動で可動体を時計方向に回
動せしめて弾圧支持作動が自動的に解除されるようにな
っているので、送り体により排出ホッパーの位置に移送
された試料容器の支持筒体は弾圧支持状態が解除された
位置において停止されることになる。
の支持筒体を弾機の付勢弾力で弾圧支持する弾性押圧板
をそれぞれ一側に設け、他側に摺接板をそれぞれ設けた
一対の可動体を回動自在に軸架して一対の支持筒体を弾
圧支持するように構成した弾圧支持装置が設けられ、し
かも、前記弾圧支持装置は送り体とともに移動される押
圧解除軸と摺接板との摺接作動で可動体を時計方向に回
動せしめて弾圧支持作動が自動的に解除されるようにな
っているので、送り体により排出ホッパーの位置に移送
された試料容器の支持筒体は弾圧支持状態が解除された
位置において停止されることになる。
【0009】そこで、送り体を今度は移動用シリンダに
より前と反対方向に向け移動させれば、押圧解除軸と摺
接板との摺接作動が解除されることで可動体は付勢弾機
により反時計方向に向け回転して弾性押圧板で一対の支
持筒体を弾圧支持する。この状態時においては、水平嵌
入溝内に反転用プレートが移送作用に伴い自動的に嵌入
されているので、前記反転用プレートを送り体が復動す
る間に回転すれば、試料容器は両端の支持筒体が弾圧支
持装置により弾圧支持された状態のもとに反転されるこ
とになり、試料容器の回転中心が正確に保たれ、試料容
器内の乾燥試料穀物は排出ホッパーへ確実に排出され
る。
より前と反対方向に向け移動させれば、押圧解除軸と摺
接板との摺接作動が解除されることで可動体は付勢弾機
により反時計方向に向け回転して弾性押圧板で一対の支
持筒体を弾圧支持する。この状態時においては、水平嵌
入溝内に反転用プレートが移送作用に伴い自動的に嵌入
されているので、前記反転用プレートを送り体が復動す
る間に回転すれば、試料容器は両端の支持筒体が弾圧支
持装置により弾圧支持された状態のもとに反転されるこ
とになり、試料容器の回転中心が正確に保たれ、試料容
器内の乾燥試料穀物は排出ホッパーへ確実に排出され
る。
【0010】次いで、送り体を前と同様に往動させれ
ば、押圧解除軸が摺接板と摺接して可動体を時計方向に
回転せしめて弾性押圧板による弾圧支持作動を解除する
と同時に試料容器が隣接状態のもとに一個宛移送されて
くるので、試料穀物が排出された後の試料容器は後続の
試料容器により押し出されることになる。
ば、押圧解除軸が摺接板と摺接して可動体を時計方向に
回転せしめて弾性押圧板による弾圧支持作動を解除する
と同時に試料容器が隣接状態のもとに一個宛移送されて
くるので、試料穀物が排出された後の試料容器は後続の
試料容器により押し出されることになる。
【0011】したがって、送り体を間欠的に往復移動す
れば、試料容器は順次一個宛間欠的に排出ホッパーの位
置に移送されると同時に弾圧支持状態のもとに反転さ
れ、乾燥試料穀物を次々と確実に排出ホッパーに排出せ
しめることができる。
れば、試料容器は順次一個宛間欠的に排出ホッパーの位
置に移送されると同時に弾圧支持状態のもとに反転さ
れ、乾燥試料穀物を次々と確実に排出ホッパーに排出せ
しめることができる。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1ないし図4において、1は、立体的に配設した方形機
枠であって、該方形機枠1の内部には上下の水平移行案
内部2a,2bと左右の垂直移行案内部2c,2dを備
えた案内レール2が収納されており、前記の案内レール
2は、上下の水平移行案内部2a,2bでは間隔をおい
て配設された上下2本のレールからなり、しかも前記2
本のレールは左右一対となるよう対称的に設けられ、か
つ左右 の垂直移行案内部2c,2dでは2本のレールが
間隔をおいて左右に対向していて全体が環状を呈するよ
うになっている。3は、内部に例えば600gの試料穀
物を収容することができる多数の試料容器であって、該
試料容器3は、上面を開放し、底面を通風壁4とした箱
状に形成されるとともに、前後両面対称位置には前後一
対の支持筒体5、5をそれぞれ突設するとともに、一方
の支持筒体5の端面には水平嵌入溝5aを凹設し、また
左右両端面には端部を弧状に成形した間隔体3a,3b
を一体に設けてある。したがって、上述の如き構成とし
たことで、多数の試料容器3の前後両面に突設された一
対の支持筒5、5を、左右一対の環状案内レール2、2
に設けられた2本のレール間にそれぞれ嵌装せしめるこ
とで、多数の試料容器3を隣接状態のもとに環状となる
よう案内レール2、2内に収納せしめることができる。
そして、案内レール2、2内に収納された多数の試料容
器3は上下の水平移行案内部2a,2bにおいては横方
向に並列され、また左右垂直移行案内部2c,2dにお
いては互いに重合状態となる。なお、隣接状に収納され
た多数の試料容器3の一箇所、すなわち、下部水平移行
案内部2bと右側の垂直移行案内部2dとの交点には試
料容器3が一個だけ収納できる空間部Aが設けられてい
る。6は、左側の垂直移行案内部2cの下部一側に水平
に設置した第1送り装置であって、該第1送り装置6
は、シリンダ7とピストン杆8の先端側に装着したコ字
状の送り体9とにより構成されている。10は、上部の
水平移行案内部2aと右側の垂直移行案内部2dとの交
点付近に設置した第2送り装置であって、該第2送り装
置10は、シリンダ11とピストン杆12の先端側へ下
向きに装着した平板状の送り体13とにより構成されて
いる。14は、下部の水平移行案内部2bと右側の垂直
移行案内部2dとの交点に設けた空間部Aの直下に設置
した押し上げ装置であって、該押し上げ装置14は上向
きのシリンダ15と、ピストン杆16の先端側に装着し
た水平押上板17と水平押上板17上に立設した複数個
の緩衝押上体18とにより構成されている。19は、右
側の垂直移行案内部2dの案内レール2、2内に上積み
状に嵌装された多数の試料容器3が落下しないように受
け止めておくための可動ストッパー装置である。前記左
側の垂直移行案内部2cの直下には押し上げ装置14と
同じ構成の落下支持装置が設置されて左側の垂直移行案
内部2c内に上積み状に収納された多数の試料容器3が
妄りに落下しないよう受け止めて、一個宛間欠的に移行
せしめる。20は、下部の水平移行案内部2bの左側位
置に設置された試料穀物の供給ホッパーであって、該供
給ホッパー20内には個人別、荷口人別にそれぞれ持ち
込まれた穀物の一部を抽出して得られた各試料穀物が投
入されるとともに、投入された試料穀物を一方に向け順
次間欠的に移送されてきた多数の試料容器3内へ投入せ
しめる。21は、上下の水平移行案内部2a,2bに設
置した複数台の熱風式の乾燥装置である。したがって、
環状の案内レール2、2内に一対の支持筒体5、5が嵌
入された多数の試料容器3・・・・は、第1送り装置
6、第2送り装置10および押上げ装置14の作動で図
1の矢印方向に向け間欠的に一個宛順次移送される間に
試料穀物を乾燥装置により乾燥せしめる。22は、乾燥
装置21の左側位置に配設した上面開放状の排出ホッパ
ーであって、該排出ホッパー22の位置には一方の支持
筒体5に設けた水平嵌入溝5a内に嵌入される反転用プ
レート24を備えたロータリーシリンダ23を設けて、
ロータリーシリンダ23の正逆回転作動で試料容器3を
180度反転せしめ、乾燥試料穀物を円滑に排出ホッパ
ー22へ排出せしめる。前記試料容器3を反転させる位
置には一対の支持筒体5、5を回転中心が一方にずれな
いように弾圧支持するための弾圧支持装置25が配設さ
れている。前記弾圧支持装置25は図2および図3にそ
れぞれ示されたように、左右一対の支持筒体5、5を弾
機28、28の付勢弾力で弾圧支持する弾性押圧板2
7、27をそれぞれ一側に設け、他側に摺接板29、2
9をそれぞれ設けた一対の可動体26、26を案内レー
ル2、2の適所に回動自在に軸架して構成せしめるとと
もに、前記摺接板27、27は送り体13へ一端をそれ
ぞれ装着した押圧解除軸30、30の他端と摺接される
ように形成されている。したがって、送り体13を移動
用シリンダ11により弾圧支持装置25に向け往動させ
れば、多数の試料容器3は一個分だけ排出ホッパー22
方向へ間欠移送されると同時に押圧解除軸30、30の
先端側は摺接板29、29と摺接して可動体26、26
を弾機28、28の付勢弾力に抗して時計方向に回転さ
せて弾性押圧板27、27による弾性支持作動を強制的
に解除し、また、送り体13の復動作動により押圧解除
軸30、30と摺接板29、29とが離反されると可動
体26、26は弾機28、28の付勢弾力により反時計
方向へ向け強制的に回動して、移送されてきた試料容器
3の支持筒体5、5を弾性押圧板27、27で弾圧支持
せしめると同時に反転用プレート24の正逆回転作動で
試料容器3を回転中心がずれることなく正確に反転せし
めることができる。
1ないし図4において、1は、立体的に配設した方形機
枠であって、該方形機枠1の内部には上下の水平移行案
内部2a,2bと左右の垂直移行案内部2c,2dを備
えた案内レール2が収納されており、前記の案内レール
2は、上下の水平移行案内部2a,2bでは間隔をおい
て配設された上下2本のレールからなり、しかも前記2
本のレールは左右一対となるよう対称的に設けられ、か
つ左右 の垂直移行案内部2c,2dでは2本のレールが
間隔をおいて左右に対向していて全体が環状を呈するよ
うになっている。3は、内部に例えば600gの試料穀
物を収容することができる多数の試料容器であって、該
試料容器3は、上面を開放し、底面を通風壁4とした箱
状に形成されるとともに、前後両面対称位置には前後一
対の支持筒体5、5をそれぞれ突設するとともに、一方
の支持筒体5の端面には水平嵌入溝5aを凹設し、また
左右両端面には端部を弧状に成形した間隔体3a,3b
を一体に設けてある。したがって、上述の如き構成とし
たことで、多数の試料容器3の前後両面に突設された一
対の支持筒5、5を、左右一対の環状案内レール2、2
に設けられた2本のレール間にそれぞれ嵌装せしめるこ
とで、多数の試料容器3を隣接状態のもとに環状となる
よう案内レール2、2内に収納せしめることができる。
そして、案内レール2、2内に収納された多数の試料容
器3は上下の水平移行案内部2a,2bにおいては横方
向に並列され、また左右垂直移行案内部2c,2dにお
いては互いに重合状態となる。なお、隣接状に収納され
た多数の試料容器3の一箇所、すなわち、下部水平移行
案内部2bと右側の垂直移行案内部2dとの交点には試
料容器3が一個だけ収納できる空間部Aが設けられてい
る。6は、左側の垂直移行案内部2cの下部一側に水平
に設置した第1送り装置であって、該第1送り装置6
は、シリンダ7とピストン杆8の先端側に装着したコ字
状の送り体9とにより構成されている。10は、上部の
水平移行案内部2aと右側の垂直移行案内部2dとの交
点付近に設置した第2送り装置であって、該第2送り装
置10は、シリンダ11とピストン杆12の先端側へ下
向きに装着した平板状の送り体13とにより構成されて
いる。14は、下部の水平移行案内部2bと右側の垂直
移行案内部2dとの交点に設けた空間部Aの直下に設置
した押し上げ装置であって、該押し上げ装置14は上向
きのシリンダ15と、ピストン杆16の先端側に装着し
た水平押上板17と水平押上板17上に立設した複数個
の緩衝押上体18とにより構成されている。19は、右
側の垂直移行案内部2dの案内レール2、2内に上積み
状に嵌装された多数の試料容器3が落下しないように受
け止めておくための可動ストッパー装置である。前記左
側の垂直移行案内部2cの直下には押し上げ装置14と
同じ構成の落下支持装置が設置されて左側の垂直移行案
内部2c内に上積み状に収納された多数の試料容器3が
妄りに落下しないよう受け止めて、一個宛間欠的に移行
せしめる。20は、下部の水平移行案内部2bの左側位
置に設置された試料穀物の供給ホッパーであって、該供
給ホッパー20内には個人別、荷口人別にそれぞれ持ち
込まれた穀物の一部を抽出して得られた各試料穀物が投
入されるとともに、投入された試料穀物を一方に向け順
次間欠的に移送されてきた多数の試料容器3内へ投入せ
しめる。21は、上下の水平移行案内部2a,2bに設
置した複数台の熱風式の乾燥装置である。したがって、
環状の案内レール2、2内に一対の支持筒体5、5が嵌
入された多数の試料容器3・・・・は、第1送り装置
6、第2送り装置10および押上げ装置14の作動で図
1の矢印方向に向け間欠的に一個宛順次移送される間に
試料穀物を乾燥装置により乾燥せしめる。22は、乾燥
装置21の左側位置に配設した上面開放状の排出ホッパ
ーであって、該排出ホッパー22の位置には一方の支持
筒体5に設けた水平嵌入溝5a内に嵌入される反転用プ
レート24を備えたロータリーシリンダ23を設けて、
ロータリーシリンダ23の正逆回転作動で試料容器3を
180度反転せしめ、乾燥試料穀物を円滑に排出ホッパ
ー22へ排出せしめる。前記試料容器3を反転させる位
置には一対の支持筒体5、5を回転中心が一方にずれな
いように弾圧支持するための弾圧支持装置25が配設さ
れている。前記弾圧支持装置25は図2および図3にそ
れぞれ示されたように、左右一対の支持筒体5、5を弾
機28、28の付勢弾力で弾圧支持する弾性押圧板2
7、27をそれぞれ一側に設け、他側に摺接板29、2
9をそれぞれ設けた一対の可動体26、26を案内レー
ル2、2の適所に回動自在に軸架して構成せしめるとと
もに、前記摺接板27、27は送り体13へ一端をそれ
ぞれ装着した押圧解除軸30、30の他端と摺接される
ように形成されている。したがって、送り体13を移動
用シリンダ11により弾圧支持装置25に向け往動させ
れば、多数の試料容器3は一個分だけ排出ホッパー22
方向へ間欠移送されると同時に押圧解除軸30、30の
先端側は摺接板29、29と摺接して可動体26、26
を弾機28、28の付勢弾力に抗して時計方向に回転さ
せて弾性押圧板27、27による弾性支持作動を強制的
に解除し、また、送り体13の復動作動により押圧解除
軸30、30と摺接板29、29とが離反されると可動
体26、26は弾機28、28の付勢弾力により反時計
方向へ向け強制的に回動して、移送されてきた試料容器
3の支持筒体5、5を弾性押圧板27、27で弾圧支持
せしめると同時に反転用プレート24の正逆回転作動で
試料容器3を回転中心がずれることなく正確に反転せし
めることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載されるような効果を奏する。試料
穀物を収容した多数の試料容器を移動用シリンダにより
往復移動される送り体により左右一対の案内レールに沿
い一方に向け隣接状態のもとに順次間欠的に移送せしめ
ることができる許りか、排出ホッパーの位置まで移送さ
れ、停止した試料容器は、一対の支持筒体が一対の弾圧
支持装置で弾圧支持された状態のもとで反転用プレート
の回転により反転されるので、回転中心がずれることな
く正確に反転して乾燥試料穀物を適確に排出ホッパーへ
排出できるとともに、前記弾性支持装置は送り体ととも
に往復動される押圧解除軸との摺接離反作動で弾圧支持
作動を行なわせたり、あるいは弾圧支持作動の解除を交
互に行なわせるので、一個宛間欠的に順次移送されてき
る試料容器の弾圧支持作動と移送作動を交互に確実に反
復させることができる。その上、弾圧支持装置は、前後
一対の支持筒体を弾機の付勢弾力で弾圧支持する弾性押
圧板をそれぞれ一側に設け、他側に押圧解除軸と摺接す
る摺接板をそれぞれ設けた一対の可動体を回転自在に軸
架して構成したので、一対の支持筒体を強固に弾圧支持
せしめる作動とその弾圧支持状態の解除を押圧解除軸と
摺接板との摺接離反作動により、一層確実に行なわせる
ことができる。
ているので、次に記載されるような効果を奏する。試料
穀物を収容した多数の試料容器を移動用シリンダにより
往復移動される送り体により左右一対の案内レールに沿
い一方に向け隣接状態のもとに順次間欠的に移送せしめ
ることができる許りか、排出ホッパーの位置まで移送さ
れ、停止した試料容器は、一対の支持筒体が一対の弾圧
支持装置で弾圧支持された状態のもとで反転用プレート
の回転により反転されるので、回転中心がずれることな
く正確に反転して乾燥試料穀物を適確に排出ホッパーへ
排出できるとともに、前記弾性支持装置は送り体ととも
に往復動される押圧解除軸との摺接離反作動で弾圧支持
作動を行なわせたり、あるいは弾圧支持作動の解除を交
互に行なわせるので、一個宛間欠的に順次移送されてき
る試料容器の弾圧支持作動と移送作動を交互に確実に反
復させることができる。その上、弾圧支持装置は、前後
一対の支持筒体を弾機の付勢弾力で弾圧支持する弾性押
圧板をそれぞれ一側に設け、他側に押圧解除軸と摺接す
る摺接板をそれぞれ設けた一対の可動体を回転自在に軸
架して構成したので、一対の支持筒体を強固に弾圧支持
せしめる作動とその弾圧支持状態の解除を押圧解除軸と
摺接板との摺接離反作動により、一層確実に行なわせる
ことができる。
【図1】一部を切欠して示すテストドライヤーの全体斜
視図である。
視図である。
【図2】試料容器の反転排出装置の正面図である。
【図3】試料容器の反転排出装置の平面図である。
【図4】要部の拡大斜視図である。
2、2 一対の案内レール 3 試料容器 5、5 一対の支持筒体 5a 水平嵌入溝 11 移動用シリンダ 13 送り体 22 排出ホッパー 24 反転用プレート 25 弾圧支持装置 26 可動体 27 弾性押圧板 28 弾機 29 摺接板 30 押圧解除軸
Claims (2)
- 【請求項1】 前後両面対称位置に一対の支持筒体をそ
れぞれ突設するとともに一方の支持筒体の端面に水平嵌
入溝を凹設した試料容器を、上下2本からなる左右一対
の案内レール間に上記一対の支持筒体をそれぞれ嵌入せ
しめて多数隣接状態のもとに配設し、上記隣接状態のも
とに配設した試料容器を移動用シリンダにより往復移動
される送り体で排出ホッパーに向け一個宛間欠的に移送
せしめる構成と、排出ホッパーの位置に移送された試料
容器を、その支持筒体を一対の弾圧支持装置でそれぞれ
弾圧支持しながら水平嵌入溝に嵌入された反転用プレー
トの回転で反転せしめるとともに、前記弾圧支持装置は
送り体とともに弾圧支持装置に向け移動された押圧解除
軸との摺接作動で弾圧支持作動を解除しながら試料容器
を押圧体により一方に向け移送せしめる構成とを備えて
成ることを特徴とするテストドライヤーにおける試料容
器の反転排出装置。 - 【請求項2】 弾圧支持装置は、前後一対の支持筒体を
弾機の付勢弾力で弾圧支持する弾性押圧板をそれぞれ一
側に設け、他側に押圧解除軸と摺接する摺接板をそれぞ
れ設けた一対の可動体を回動自在に軸架して構成したこ
とを特徴とする請求項1記載のテストドライヤーにおけ
る試料容器の反転排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3151791A JP2934326B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | テストドライヤーにおける試料容器の反転排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3151791A JP2934326B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | テストドライヤーにおける試料容器の反転排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04246017A JPH04246017A (ja) | 1992-09-02 |
JP2934326B2 true JP2934326B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=12333396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3151791A Expired - Lifetime JP2934326B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | テストドライヤーにおける試料容器の反転排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2934326B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112389742B (zh) * | 2020-11-05 | 2022-12-30 | 安徽省顺励德智能装备有限责任公司 | 一种升降式物料投送装置 |
CN116281241B (zh) * | 2023-04-11 | 2023-09-19 | 江苏预立新能源科技有限公司 | 一种煤炭生产用悬挂输送装置 |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP3151791A patent/JP2934326B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04246017A (ja) | 1992-09-02 |
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