JP2932365B2 - オゾン発生装置 - Google Patents

オゾン発生装置

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JP2932365B2 JP17671996A JP17671996A JP2932365B2 JP 2932365 B2 JP2932365 B2 JP 2932365B2 JP 17671996 A JP17671996 A JP 17671996A JP 17671996 A JP17671996 A JP 17671996A JP 2932365 B2 JP2932365 B2 JP 2932365B2
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、イオンと、殺菌
作用、脱臭作用を有するオゾンとを発生させて拡散させ
るオゾン発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の上記したオゾン発生装置は、例え
ば実公平8−9137号公報に記載されているように、
針状電極と、この針状電極から一定の間隔をおいて一方
の開口部が位置するように配置され、針状電極が略中心
に位置する筒状電極と、針状電極と筒状電極との間に直
流の高電圧を印加する高圧発生器とで構成されている。
【0003】このオゾン発生装置において、針状電極と
筒状電極との間に直流の高電圧を印加すると、コロナ放
電が発生し、筒状電極が帯電したクーロン力により、筒
状電極内にイオンおよびオゾンを含む気流が、筒状電極
の一方の開口部側から他方の開口部側へ発生する。した
がって、筒状電極の一方の開口部側から他方の開口部側
へ流れる気流により、イオンおよびオゾンが搬送されて
拡散するので、オゾン発生装置を設置した室内などを、
殺菌したり、脱臭することができる。そして、塵埃が帯
電して筒状電極に付着するので、オゾン発生装置は集塵
装置としても機能する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記したオゾン
発生装置は、集塵装置としても機能するため、気流の流
れる筒状電極内が汚れ易いので、筒状電極を着脱可能に
して清掃を行い易くしているものの、塵埃が付着するの
は筒状電極内であるため、筒状電極の清掃を簡単に行う
ことができないなどの不都合があった。
【0005】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、第2電極を簡単かつ容易に
清掃、洗浄することのできるオゾン発生装置を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるオゾン
発生装置は、導電性を有する針状の第1電極と、この第
1電極から一定の間隔をおいて配置される、所定形状の
開口部が設けられた導電性を有する板状の第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に直流の高電圧を印
加する高電圧発生器とを備え、前記第1電極と前記第2
電極との間に前記高電圧発生器の高電圧を印加すること
により、一対となっている前記針状の第1電極の先端と
前記開口部との間で放電が起こってイオンおよびオゾン
を発生するとともに、前記第1電極から前記開口部に向
かって流れる前記イオンおよび前記オゾンを含む風を発
生するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1(a),(b)はこの発明の第
1実施形態であるオゾン発生装置の概略構成を示す斜視
図と、一部を断面にした側面図である。図1において、
1は絶縁性を有した平板状の基台を示し、対向する面に
それぞれ上方に開放する凹溝2aが形成された取付手段
としての一対の支持部2が設けられている。
【0008】11は導電性を有した針状の第1電極、1
2は第1電極11を支持する絶縁性を有した支持台を示
し、この支持台12は、基台1に固着されている。21
は導電性を有した正方形の平板からなる第2電極を示
し、左右一対の支持部2に着脱可能に支持されるもので
あり、左右一対の支持部2に支持させた状態で、第1電
極11の尖った先端、すなわち中心が略中心に位置する
開口部として円形の孔21aが中心に設けられている。
そして、第2電極21を左右一対の支持部2に支持させ
ると、第1電極11と第2電極21の前記孔21aとは
一対の関係となり、またその間隔は一定に保たれる。
【0009】31は直流の高電圧を発生する高電圧発生
器を示し、例えば負極がリード線41で第1電極11に
接続され、正極がリード線42で第2電極21に接続さ
れている。43はリード線42の途中に配設されたスイ
ッチ、44はソケットを示し、このソケット44は、第
2電極21とスイッチ43との間のリード線42に配設
されている。
【0010】次に、動作などについて説明する。まず、
第1電極11と第2電極21との間に高電圧発生器31
からの直流の高電圧を印加し、第1電極11を負極に、
第2電極21を正極に帯電させると、第1電極11の先
端と、この第1電極と一対になっている第2電極21の
孔21aのエッジとの間にコロナ放電が起こり、第2電
極21が帯電したクーロン力により、イオンおよびオゾ
ンを含む気流が、第1電極11側から孔21aを通過す
るように発生する。
【0011】そして、イオンおよびオゾンを含む気流が
孔21aの第1電極11側から他方の側へ発生すること
により、イオンおよびオゾンが搬送されて拡散するの
で、オゾン発生装置を設置した室内などを、殺菌した
り、脱臭することができる。この際、塵埃が帯電して第
2電極21に付着することにより、第2電極21が汚れ
るので、汚れた第2電極21を清掃、洗浄する場合は、
ソケット44の部分で第2電極21と高電圧発生器31
とを切り離し、一対の支持部2で支持された第2電極2
1を凹溝2aから上方へ抜き取って清掃、洗浄した後、
第2電極21の左右端を一対の凹溝2aに挿入して押し
下げ、ソケット44の部分で第2電極21と高電圧発生
器31とを接続することにより、第2電極21を装着す
ることができる。
【0012】上述したように、この発明の第1実施形態
によれば、第2電極21は導電性を有した金属の平板に
孔を開けることにより構成できるので、第2電極21を
安価に製作することができる。そして、第2電極21は
正方形の平板であり、基台1に対して着脱できるので、
第2電極21を簡単かつ容易に清掃、洗浄することがで
き、第2電極21は上下左右を気にせずに支持部2の凹
溝2aへ挿入することができる。さらに、第1電極11
を針状とし、尖った先端を第2電極21に向けて所定の
間隔にするとともに、第1電極11を孔21aの略中心
に位置させて一対にしたので、イオンおよびオゾンを効
率よく発生させることができる。
【0013】図2(a),(b)はこの発明のオゾン発
生装置で使用する第1電極の他の例を示す斜視図であ
る。図2において、11Aは第1電極を示し、一枚の導
電性の金属板をベース状の五角形に切断し、尖った部分
を第2電極21に向け、孔21aの略中心に位置させる
ものである。11Bは第1電極を示し、第2電極21の
孔21aと略同一内径の導電性を有した円筒の一端側に
三角形状の凹凸を形成し、中心を孔21aの中心に略一
致させて尖った部分を第2電極21に向けるものであ
る。
【0014】図2(a),(b)に示す第1電極11
A,11Bとしても、イオンおよびオゾンを同様に発生
させることができる。そして、図2(a)に示す第1電
極11Aにすると、両電極を平板で構成することができ
るので、一層安価に製作することができる。また、図2
(b)に示す第1電極11Bにすると、尖った部分があ
るものの、第2電極21の孔21aから指先を第1電極
11B側へ入れても、尖った部分が第2電極21でカバ
ーされ、指先に第1電極11Bの尖った部分が当たらな
くなるので、安全性を確保することができる。
【0015】図3はこの発明の第2実施形態であるオゾ
ン発生装置の要部の概略構成を示す斜視図、図4はこの
発明の第3実施形態であるオゾン発生装置の要部の概略
構成を示す斜視図であり、図1と同一または相当部分に
同一符号を付して説明を省略する。なお、高電圧発生器
などは、図示が省略されている。
【0016】まず、図3の第2実施形態は、4つの第1
電極11を井桁状に支持台12に支持させて配設すると
ともに、4つの第1電極11に対応させて4つの第2電
極21を1枚の金属板22Aに井桁状に形成したもので
ある。そして、図4の第3実施形態は、4つの第1電極
11を水平面上に円弧状に配設するとともに、4つの第
1電極11に対応させて4つの第2電極21を1枚の円
弧状の金属板22Bに形成したものである。
【0017】この第2および第3実施形態においても、
第1実施形態と同様な効果を得ることができる。そし
て、第1電極11と第2電極21とを4組にしたので、
イオンおよびオゾンを略4倍発生させることができる。
さらに、第3実施形態は、イオンおよびオゾンを円弧面
で放出するので、効率よく拡散させることができる。ま
た、複数の第2電極21を一枚の金属板22A,22B
で構成したので、複数の第2電極21を安価に製作する
ことができるとともに、複数の第2電極21への電気的
接続が1個所で簡単に行える。
【0018】図5はこの発明の第4実施形態であるオゾ
ン発生装置の要部の概略構成を示す斜視図であり、図1
〜図4と同一または相当部分に同一符号を付して説明を
省略する。なお、高電圧発生器などは、図示が省略され
ている。この第4実施形態は、第1電極11と第2電極
21との組を複数、すなわち2組とし、2つの孔21a
の中心を略一致させて軸方向に重ねて第2電極21を配
設したものである。
【0019】この第4実施形態においても、第1実施形
態と同様な効果を得ることができる。そして、第1電極
11と第2電極21との組を複数とし、複数の孔21a
の中心を略一致させて軸方向に重ねて第2電極21を配
設したので、イオンおよびオゾンを含む気流を加速させ
て遠くまで飛ばすことができる。さらに、第2電極21
が平板であるので、イオンおよびオゾンを加速させるタ
イプのものにおいて、イオンおよびオゾンを発生、加速
させる部分の奥行きを薄くすることができる。
【0020】図6(a),(b)はこの発明の第4実施
形態のオゾン発生装置で使用する第2電極の他の例を示
す斜視図であり、図1〜図5と同一または相当部分に同
一符号を付して説明を省略する。図6において、22C
は一枚の導電性の長方形状の金属板を示し、孔21aの
形成された両端部分を折り曲げることにより、2つの孔
21aの中心が略一致する2つの第2電極21が形成さ
れ、中央部分に、第1電極11および支持台12を挿通
させることのできる開口22aが設けられている。
【0021】22Dは一枚の導電性の長方形状の金属板
を示し、孔21aを形成した部分を切り起こすことによ
り、2つの孔21aの中心が略一致する2つの第2電極
21が形成され、第2電極21を切り起こすことによっ
てできた開口22bに、第1電極11および支持台12
が挿通される。
【0022】図6に示すように、複数の第2電極21を
一枚の金属板22C,22Dに構成すると、複数の第2
電極21の取付が一括して精度よく行え、複数の第2電
極21を作業性よく着脱することができるとともに、複
数の第2電極21を安価に製作することができる。ま
た、複数の第2電極21を一枚の金属板22C,22D
で構成したので、複数の第2電極21への電気的接続が
1個所で簡単に行える。
【0023】図7(a),(b)はこの発明の第5実施
形態であるオゾン発生装置の概略構成を示す斜視図と、
一部を断面にした側面図であり、図1〜図6と同一また
は相当部分に同一符号を付して説明を省略する。図7に
おいて、13は一枚の導電性の長方形状の金属板を示
し、一方の長辺に三角形状をした3つの第1電極11が
連設され、基台1に垂直方向に固着されている。
【0024】22Eは一枚の導電性の長方形状の金属板
を示し、3つの第2電極21が上下方向に形成されてい
る。なお、金属板22Eを一対の支持部2に支持させる
と、各第1電極11と対応する第2電極21との間隔は
一定に保たれ、各第1電極11の尖った先端は対応する
第2電極21の孔21aの略中心に位置する。
【0025】この第5実施形態においても、第1実施形
態と同様な効果を得ることができる。そして、3つの第
1電極11を一枚の金属板13で構成したので、複数の
第1電極11の取付が一括して精度よく行える。また、
複数の第1電極11を一枚の金属板13で構成したの
で、複数の第1電極11を安価に製作することができる
とともに、複数の第1電極11への電気的接続が1個所
で簡単に行える。
【0026】図8(a),(b),(c),(d)はこ
の発明の第6実施形態であるオゾン発生装置を説明する
ための説明図であり、図1〜図7と同一または相当部分
に同一符号を付して説明を省略する。なお、図8(a)
は図1に示した第1実施形態の比較例1、図8(b)は
比較例2、図8(c)は第6実施形態の1、図8(d)
は第6実施形態の2である。そして、高電圧発生器など
は、図示が省略されている。
【0027】図8において、第1電極11と第2電極2
1の水平方向の距離(クリアランス)は4mmで、第2
電極21の孔21aの直径は17mmである。51A,
51B,51Cは絶縁性を有した円筒体を示し、各円筒
体51A,51B,51Cの内径は22mmであり、円
筒体51Aの軸方向の長さは3mmで、円筒体51Bの
軸方向の長さは10mmで、円筒体51Cの軸方向の長
さは20mmである。
【0028】そして、各円筒体51A,51B,51C
は、開口断面を軸方向へ延長した内に第2電極21の孔
21aが位置するように、第2電極21に一端を近接さ
せて図示を省略した円筒支持部材で基台1に支持されて
いる。したがって、図8(c)に示す第1電極11の先
端は円筒体51Bの他端から内側へ6mm入り、図8
(d)に示す第1電極11の先端は円筒体51Cの他端
から内側へ16mm入っている。
【0029】ここで、第1電極11と第2電極21との
間に所定の直流の高電圧を印加し、風速を風速計で調べ
た結果、図8(a)の場合では2.4m/sec.〜
2.6m/sec.、図8(b)の場合では2.0m/
sec.〜2.4m/sec.、図8(c)の場合では
2.6m/sec.〜3.0m/sec.、図8(d)
の場合では2.4m/sec.であった。そして、第1
電極11と反対側の第2電極21の孔21aの部分に手
をおいて風量を調べた結果、図8(d)の場合が最も多
く感じ、次に図8(c)の場合が多く感じ、図8
(a),(b)の場合は同じで最も少なく感じた。
【0030】この結果から考察すると、図8(a),
(b)の状態でピークの風速が得られるエリアは狭く、
図8(c)の状態でピークの風速が得られるエリアは図
8(a),(b)の状態よりも広く、図8(d)の状態
でピークの風速が得られるエリアは図8(c)の状態よ
りもさらに広く、図8(d)の状態での風速が安定して
いると思われる。したがって、円筒体51B,51Cを
設けることにより、風速を安定させ、風量を多くするこ
とができる。
【0031】なお、この実施形態においても、第1電極
11を基台1に対して上方へ移動させることによって図
示を省略した支持部2から取り外すことができ、清掃、
洗浄をした後は第1電極11を再度支持部2に装着する
ことができる。
【0032】図9(a),(b)はこの発明を適用した
オゾン発生器の一例を示し、(a)は斜視図、(b)は
(a)のX−X線による断面図であり、図1〜図8と同
一または相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
図9において、3は基台としてのハウジングを示し、絶
縁性の材料で構成され、前面が開放した箱部4と、この
箱部4の前面を閉塞する前面パネル5とで構成されてい
る。
【0033】そして、箱部4には、天井前方に、後述す
る第2電極部21Aを出し入れできる長方形の開口4a
が設けられ、開口4aに対応させて側壁の内面および底
の内面に、第2電極部21Aを位置決めする受け部4b
が設けられ、天井後方に、後述するフィルタ45を出し
入れできる長方形の開口4cが設けられ、開口4cに対
応させて側壁の内面および底の内面に、フィルタ45を
位置決めする受け部4dが設けられるとともに、後壁に
は複数の孔4eが設けられている。また、前面パネル5
には、水平方向に第2電極部21Aの3つの孔21aに
対応させて円形の孔5aが水平方向に3つ設けられてい
る。
【0034】21Aは第2電極部を示し、水平方向に3
つの第2電極21を形成するように3つの孔21aが設
けられた導電性の金属板22Fと、この金属板22Fの
下方の一部を除いた周囲を囲う絶縁体部23とで構成さ
れている。
【0035】44Aは上方に開放したΩ形状のソケット
を示し、ハウジング3を構成する箱部4の底の内面に設
けられ、第2電極部21Aを開口4aへ挿入すると、絶
縁体部23を設けてない部分の金属板22Fを挟持して
導通する。45はフィルタを示し、箱部4内に孔4eか
ら流入する空気の比較的大きな塵埃を除去するものであ
る。
【0036】このようにオゾン発生装置を構成すると、
フィルタ45で前もって空気の比較的塵埃を除去するの
で、第2電極部21Aを構成する金属板22Fの汚れが
少なくなり、第2電極部21Aの清掃、洗浄を少なくす
ることができる。
【0037】なお、上記した実施形態では、第1および
第2電極11,21を単に導電性を有した金属で構成し
たが、チタンまたはチタン合金で構成すると、酸化しに
くくなるので、オゾンを持続性よく発生させることがで
きる。そして、第2電極21に設ける開口部を最善の円
形として説明したが、他の形状、例えば三角形、四角
形、五角形、六角形などの多角形、一端が開放したU字
形などであってもよい。このように第2電極の開口部を
円形以外の孔などにした場合、第1電極の形状を第2電
極の孔などと形状を同じにして第2電極側を尖らせ、第
1電極の中心と第2電極との中心を一致させて両方の孔
などを重ねるように配設するとよい。
【0038】また、第1電極11,11A,11Bの中
心を第2電極21の孔21aに略一致させるのが最善で
あるが、必ずしも一致させなくともよい。そして、第2
電極21、第2電極部21A、金属板22A〜22Eを
挟持することで着脱可能に取り付けたが、ボルトとナッ
ト、取付ねじとねじ孔との組み合わせなどの手段で取り
付けるようにしてもよい。
【0039】また、第1〜第5実施形態では、第2電極
21、金属板22A〜22Eを着脱可能にしたが、第2
電極21、金属板22A〜22Eが平板、またはほぼ平
板であり、第2電極21、金属板22A〜22Eを簡単
かつ容易に清掃、洗浄できるので、基台1に固定させて
もよい。そして、第2および第3実施形態では、第1お
よび第2電極11,21を4つとしたが、他の数、たと
えば2、3、5、6、・・・・であってもよい。
【0040】さらに、図6(b)のようにして複数の第
2電極21を製作する場合は、3つ以上の数であっても
同様に製作することができる。また、第1電極11,1
1A,11B、金属板13を固定し、第2電極21、金
属板22A〜22Eを着脱可能としたが、第1電極1
1,11A,11B、金属板13を着脱可能にし、第2
電極21、金属板22A〜22Eを固定させてもよい。
【0041】さらに、第2電極21の形状を正方形にし
たが、他の形状であってもよい。そして、図8では、円
筒体51A〜51Cを第2電極21に近接させて配設し
たが、円筒体51A〜51Cを第2電極21に固定し、
第2電極21を第1電極11の軸方向へ移動させて基台
1に着脱できる構成にしてもよい。また、図8では、第
1電極11と第2電極21のクリアランスを4mmと
し、孔21aの径を22mmとし、円筒体51A〜51
Cの内径を25mmとしたが、これに限定されるもので
はなく、円筒体の内径は第2電極の孔と同じか第2電極
の孔よりも大きければよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第2
電極は導電性を有した金属の板に開口部を設けることに
より構成できるので、第2電極を安価に製作することが
できる。そして、第2電極は板であるので、第2電極を
簡単かつ容易に清掃、洗浄することができる。さらに、
第1電極と第2電極との組を複数にし、第2電極を一枚
の板材に形成したので、イオンおよびオゾンを多量に発
生させることができ、複数の第2電極を安価に製作する
ことができるとともに、複数の第2電極への電気的接続
が1個所で簡単に行える。
【0043】また、第1電極と第2電極との組を複数と
し、複数の開口部の中心を略一致させて軸方向に重ねて
第2電極を配設したので、イオンおよびオゾンを含む気
流を加速させて遠くまで飛ばすことができる。そして、
イオンおよびオゾンを含む気流を加速させて遠くまで飛
ばすように配設する複数の第2電極を一枚の金属板で製
作したので、複数の第2電極の取付が一括して精度よく
行え、複数の第2電極を作業性よく着脱することができ
るとともに、複数の第2電極を安価に製作することがで
きる。
【0044】さらに、第2電極は基台に対して着脱でき
るので、第2電極を簡単かつ容易に清掃、洗浄すること
ができる。また、第1電極を尖らせ、尖らせ先端を第2
電極の開口部に向けて一対にしたので、イオンおよびオ
ゾンを効率よく発生させることができる。そして、第2
電極の第1電極側に、第1電極の先端を内側に位置させ
る筒体を設けたので、風速を安定させ、風量を多くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)はこの発明の第1実施形態であ
るオゾン発生装置の概略構成を示す斜視図と、一部を断
面にした側面図である。
【図2】(a),(b)はこの発明のオゾン発生装置で
使用する第1電極の他の例を示す斜視図である。
【図3】この発明の第2実施形態であるオゾン発生装置
の要部の概略構成を示す斜視図である。
【図4】この発明の第3実施形態であるオゾン発生装置
の要部の概略構成を示す斜視図である。
【図5】この発明の第4実施形態であるオゾン発生装置
の要部の概略構成を示す斜視図である。
【図6】(a),(b)はこの発明の第4実施形態のオ
ゾン発生装置で使用する第2電極の他の例を示す斜視図
である。
【図7】(a),(b)はこの発明の第5実施形態であ
るオゾン発生装置の概略構成を示す斜視図と、一部を断
面にした側面図である。
【図8】(a),(b),(c),(d)はこの発明の
第6実施形態であるオゾン発生装置を説明するための説
明図である。
【図9】(a)はこの発明を適用したオゾン発生器の一
例を示す斜視図、(b)は(a)のX−X線による断面
図である。
【符号の説明】
1 基台 2 支持部 2a 凹溝 3 ハウジング 4 箱部 4a,4c 開口 4b,4d 受け部 4e 孔 5 前面パネル 5a 孔 11 第1電極 11A,11B 第1電極 12 支持台 13 金属板 21 第2電極 21A 第2電極部 21a 孔 22A〜22F 金属板 22a,22b 開口 23 絶縁体部 31 高電圧発生器 41,42 リード線 43 スイッチ 44,44A ソケット 45 フィルタ 51A〜51C 円筒体

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有する針状の第1電極と、 この第1電極から一定の間隔をおいて配置される、所定
    形状の開口部が設けられた導電性を有する板状の第2電
    極と、 前記第1電極と前記第2電極との間に直流の高電圧を印
    加する高電圧発生器とを備え、 前記第1電極と前記第2電極との間に前記高電圧発生器
    の高電圧を印加することにより、一対となっている前記
    針状の第1電極の先端と前記開口部との間で放電が起こ
    ってイオンおよびオゾンを発生するとともに、前記第1
    電極から前記開口部に向かって流れる前記イオンおよび
    前記オゾンを含む風を発生する、 ことを特徴とするオゾン発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のオゾン発生装置におい
    て、 前記第1電極と前記第2電極との組を複数設け、 前記複数の第2電極を一枚の板材の同一面上に形成し
    た、 ことを特徴とするオゾン発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のオゾン発生装置におい
    て、 前記第1電極と前記第2電極との組を複数設け、 前記複数の開口部を軸方向に重ねて前記複数の第2電極
    を配設した、 ことを特徴とするオゾン発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のオゾン発生装置におい
    て、 前記複数の第2電極を一枚の板材で構成した、 ことを特徴とするオゾン発生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のオゾン発生装置におい
    て、 前記第1電極および前記第2電極が取り付けられる絶縁
    性を有した基台と、 前記第2電極を前記基台に着脱できる取付手段とを設け
    た、 ことを特徴とするオゾン発生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のオゾン発生装置におい
    て、 前記第1電極と前記第2電極との組を複数設け、 前記複数の第2電極を一枚の板材の同一面上に形成し
    た、 ことを特徴とするオゾン発生装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のオゾン発生装置におい
    て、 前記第1電極と前記第2電極との組を複数設け、 前記複数の開口部を軸方向に重ねて前記複数の第2電極
    を配設した、 ことを特徴とするオゾン発生装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のオゾン発生装置におい
    て、 前記第1電極と前記第2電極との組を複数設け、 前記複数の第2電極を一枚の板材で構成した、 ことを特徴とするオゾン発生装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれか1項に
    記載のオゾン発生装置において、 開口断面を軸方向へ延長した内に前記開口部を位置させ
    て一端が前記第2電極に近接し、前記第1電極の前記第
    2電極側が他端から所定距離の内側に位置する絶縁性を
    有した筒体を、前記第2電極の前記第1電極側に設け
    た、 ことを特徴とするオゾン発生装置。
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