JP2931247B2 - コイル巻き金属条の梱包体 - Google Patents

コイル巻き金属条の梱包体

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JP2931247B2
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純 早川
喜明 矢野
勝 須藤
康之 横田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少量の梱包材を用
いて容易に梱包できるコイル状に巻取られた金属条の梱
包体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコイル巻き金属条(コイル状に巻
き取られた金属条)の梱包体は、図3に示すように、複
数のコイル巻き金属条20が個々にプラスチック袋50に入
れられてラック10上に、ポール12に支持されて縦に配列
されたものである。ポール12にはコイル巻き金属条20に
傷が付かないようにクッション材14が装着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来法では、コ
イル巻き金属条20を個々にプラスチック袋50に入れる
為、多大の手間と多量の梱包材(プラスチック材)を要
した。又前記プラスチック材は使用後は産業廃棄物とな
る為、多額の処理費を要した。更に輸送時の振動でコイ
ル巻き金属条20が跳ねて変形するので、全体を帯鉄等で
結束する必要があった。本発明の目的は、少量の梱包材
を用いて容易に梱包できるコイル巻き金属条の梱包体を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ラック上に複
数のコイル巻き金属条が個々にポールで支持されて縦に
配列されており、前記縦に配列されたコイル巻き金属条
の上側部分と下側部分がプラスチックシートで覆われ、
中間部分が伸張されたプラスチックフィルムで包帯巻き
にされて、前記複数のコイル巻き金属条の全体が前記プ
ラスチックシートとプラスチックフィルムにより被包さ
れていることを特徴とするコイル巻き金属条の梱包体で
ある。
【0005】本発明の梱包体は、複数のコイル巻き金属
条を一体に梱包するので、梱包が容易に行える。梱包用
プラスチック材が少量で済み、プラスチック材の費用や
屑の処理費が安くなる。又輸送時の振動でコイル巻き金
属条が跳ねたりしないので帯鉄で固定する手間が省け
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の梱包体の態様を
示す斜視図である。ラック10上に複数のコイル巻き金属
条20が個々にポール12で支持されて縦に配列されてお
り、前記縦に配列されたコイル巻き金属条20の上側部分
と下側部分がプラスチックシート30,31 で覆われ、中間
部分が伸張されたプラスチックフィルム40で包帯巻き
(オーバーラップ巻き)にされて、前記複数のコイル巻
き金属条20の全体、及びポール12がプラスチックシート
30,31 とプラスチックフィルム40により被包されてい
る。ポール12はラック10上に取付けられた筒体13に、プ
ラスチックシート30を貫通して差し込まれている。ポー
ル12はコイル巻き金属条20を支持する他、コイル巻き金
属条20間の擦れ防止に有効である。更にポール分の間隙
が開くことによりコイルの吊り出しが容易に行える。ポ
ールは、金属条に傷を付けないよう軟質材を用いるか、
軟質材でカバーしたものを用いる。図で11はコイル巻き
金属条の転がり防止用台座11でラック10に固定されてい
る。
【0007】本発明にて用いるプラスチックフィルム
は、巻付けたときに内部のコイル巻き金属条を固定でき
る強度を有するものであれば任意である。特には、伸ば
したときの収縮応力の大きいフィルム、例えば0.01〜0.
5mm 程度の厚さのポリエチレンフィルム等がオーバーラ
ップ部に高い密着性が得られ望ましい。
【0008】次に本発明の梱包体の作製方法を図2イ、
ロを参照して説明する。図2イ、ロは本発明の梱包体の
作製方法の態様を示す側面説明図である。ラック10上に
プラスチックシート30を配し、その上に複数のコイル巻
き金属条20を、間にポール12を挟みながら縦に配列し、
配列された複数のコイル巻き金属条20の上にプラスチッ
クシート31を被せる(図2イ)。次にプラスチックシー
ト30の端部を持ち上げてコイル巻き金属条20の下部側面
に添わせ、この下部側面に添わせたプラスチックシート
30の上にプラスチックフィルム40を所定の張力を掛けて
伸張しながら上方に向けて包帯巻きにして行き、最後に
上側部分のプラスチックシート31の端部の外側に巻付け
る(図2ロ)。プラスチックフィルム40の巻き始めと巻
き終わりは粘着テープで止める。
【0009】プラスチックフィルムの巻付けは、ラック
上のコイル巻き金属条又はプラスチックフィルムのいず
れかを回転させて巻付ける。専用の巻付機を用いて巻付
けると、巻付けが迅速且つ一定張力で行えて望ましい。
プラスチックフィルムは上下に往復させて2重3重に巻
くと防水性を向上させることができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。 (実施例1)圧延上がりの広幅のアルミニウム条(厚さ
0.15mm)を連続的にスリットして巻取り、幅50mm、直径
1.2mのコイル巻き金属条を20本得た。次にこの20本の
コイル巻き金属条を、図2に示した要領で梱包した。プ
ラスチックシート30,31 には厚さ0.07mmのビニールシー
トを用いた。プラスチックフィルムの包帯巻きは、コイ
ル巻き金属条の方を固定し、その周りにポリエチレンフ
ィルム (厚さ0.025mm 、幅500mm)を、市販のストレッチ
梱包機を用いて200%のプレストレッチを掛けて3重に巻
いて行った。
【0011】前記梱包体に向けてあらゆる方向からシャ
ワー水を掛けたのち数日間放置し、外側が完全に乾燥し
たところで梱包を解体して浸水とサビの発生状況を調べ
た。その結果、浸水の痕跡も、金属条のサビも全く認め
られなかった。梱包体のポリエチレンフィルム40部分の
1箇所をナイフで切ると、ポリエチレンフィルムが縮ん
で忽ち切り口が広がり、梱包体は簡単に解体できた。こ
の梱包体を、トラックで長距離輸送したが、梱包が破れ
たり、コイル巻き金属条が跳ねて変形したりすることは
全くなかった。梱包に要した時間と用いたプラスチック
材の重量を、図3に示した従来のものと比較して表1に
示す。
【0012】
【表1】
【0013】表1より明らかなように、本発明例品は従
来品に較べて、梱包時間を4分の1に短縮でき、梱包用
プラスチック材を10分の1に削減できた。
【0014】以上、コイル巻きしたアルミニウム条の梱
包体について説明したが、本発明は銅条や鉄鋼条等の梱
包に適用しても同様の効果が得られるものである。
【0015】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明例品は、複
数のコイル巻き金属条を一体に梱包するので、梱包作業
が容易である。又梱包材が少量で済み、梱包代や使用済
梱包材の処理費が安価である。又輸送時の振動でコイル
巻き金属条が跳ねたりせず帯鉄による結束が不要であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイル巻き金属条の梱包体の態様を示
す斜視図である。
【図2】本発明の梱包体の作製方法の態様を示す側面説
明図である。
【図3】従来のコイル巻き金属条の梱包体を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10………ラック 11………台座 12………ポール 13………筒体 14………クッション材 20………コイル巻き金属条 30,31 …プラスチックシート 40………プラスチックフィルム 50………プラスチック袋
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−21889(JP,A) 特開 昭54−138791(JP,A) 実開 平2−124859(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 27/00 - 27/12 B65D 59/00,75/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラック上に複数のコイル巻き金属条が個
    々にポールで支持されて縦に配列されており、前記縦に
    配列されたコイル巻き金属条の上側部分と下側部分がプ
    ラスチックシートで覆われ、中間部分が伸張されたプラ
    スチックフィルムで包帯巻きにされて、前記複数のコイ
    ル巻き金属条の全体が前記プラスチックシートとプラス
    チックフィルムにより被包されていることを特徴とする
    コイル巻き金属条の梱包体。
JP2217496A 1996-02-08 1996-02-08 コイル巻き金属条の梱包体 Expired - Fee Related JP2931247B2 (ja)

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