JP2929375B2 - 収納体の閉そく構造 - Google Patents

収納体の閉そく構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローゼット、押
し入れや家具などの収納体の開口部前面を閉そくする収
納体の閉そく構造に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】従来、クローゼット、押し入れや家具な
どの収納体の開口部を閉そくする手段として折戸が用い
られ、収納体の開口部前方の上部と下部にレールが固着
され、折戸基体を蝶番で蝶着して折戸とし、折戸の上面
と下面にランナーが付属される金具を取り付け、折戸を
その開口部のレール内に該金具を嵌入して取り付けられ
る。
【0003】この折戸は、レールに固定されていないた
め、複数枚取り付けられた折戸の1枚でも開いていれ
ば、残りの折戸は折りたたまない状態でも摺動自在とな
る。さらに、扉をすべてたたんで開口部の一端あるいは
両端に移動させることができるため、クローゼットの開
口部をすべて開放することができてクローゼット内部に
収納されるすべての衣服を見ることができ、どこからで
も内部の衣服を取り出せるなどの利点がある。このよう
なフルオープンタイプと呼ばれるクローゼット扉を用い
てクローゼットの開口部前面を閉そくすることが行なわ
れている。
【0004】しかし、このフルオープンタイプのクロー
ゼット扉をレールに取り付けられるためにはレール内を
摺動するランナーの機能を持つ金具を用いなくてはなら
ない。また、折戸を開口部内で左右に移動させるために
は完全に折りたたんだ状態では折戸がレールの方向(左
右方向)に倒れて移動させにくいため、折戸を30゜な
いし45゜程度に開いた半開きの状態で保持し、レール
上を移動させる。折戸を形成する折戸基体同士を蝶着す
る蝶番に半開きのままで保持できる機構を持たせなけれ
ばならないなど、金具および蝶番が高価なものとなって
しまい、コストアップの原因となっていた。
【0005】このような問題があったため、図7,図8
に示すように折戸11を用いるクローゼット扉として、
一方の折戸基体11aの上面と下面には固定ピボット1
4が取り付けられ、他方の折戸基体11aの上面と下面
には可動ピボット15が取り付けられた折戸11を構成
し、折戸11に取り付けられた固定ピボット14をレー
ル16上のピボット受けに嵌挿固定して折戸11の一端
が開口部内に固定され、他端に取り付けられた可動ピボ
ット15が自由にレール16上を摺動することによって
折戸11を開閉するピボットタイプと呼ばれる方式のク
ローゼット扉も公知の技術として存在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このピボット
タイプの扉は取り付け金具として用いられる固定ピボッ
ト14,可動ピボット15が安価であるため、フルオー
プンタイプのクローゼット扉と比べると安価である反
面、このピボットタイプの折戸11を3枚用いてクロー
ゼットの開口部を閉そくする場合、左右に位置する折戸
11はもちろん、中央に位置する折戸11の固定ピボッ
ト14も固定されてしまうため、図に示すように使用
する頻度の高いクローゼットの中央にデッドスペース1
8ができ、使い勝手が悪くなってしまう。
【0007】また、図8のように中央の折戸11を右吊
り元としたとき、クローゼットの向かって左側には折戸
11を開くことで折戸2枚分の開口が確保できるが、向
かって右側は中央の折戸11が固定ピボット14によっ
て固定されているため、右側の折戸11しか開けず、折
戸1枚分の開口しか得ることができなかった。本発明は
以上のような課題を解決するために発明されたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ために、本発明の発明者は、クローゼット、押し入れや
家具等の収納体の開口部前面を閉そくする収納体の閉そ
く構造において、収納体の開口部前方の上部および下部
に開口部の幅方向全長にわたって各々1本のレールが設
けられ、そのレールの両端にピボット受けが取り付けら
れ、折戸の上面と下面に固定ピボットと可動ピボットが
設けられ、該ピボット受けに固定ピボットが嵌挿固定さ
れ、レールに可動ピボットが嵌挿されて折戸が開口部に
摺動自在に取り付けられるとともに、引戸の上面と下面
に可動ピボットが設けられ、レールに可動ピボットが嵌
挿されて引戸が左右の折戸の間に摺動自在に取り付けら
れた収納体の閉そく構造を発明したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて説明する。
本閉そく構造は、図1、2のように少なくとも開口部前
方の上部および下部に開口部の幅方向にわたって設けら
れるレール6、開口部前方の左右端部に設けられる折戸
1、折戸1間に設けられる引戸2より構成され、少なく
とも開口部を閉そくする扉が折戸1が2枚、引戸2が1
枚以上で構成されている。開口部前方には、四方に枠3
を取り付けても良い。
【0010】折戸1、引戸2、枠3は無垢の木材、合
板、木質繊維板、パーティクルボード、単板積層材、オ
リエンテッドストランドボード、集成材などの木質系基
板を用いて構成され、必要に応じて塗装を行なったり、
化粧板、化粧紙や化粧合成樹脂シートを貼着したりし
て、表面や木口縁を化粧しても良い。折戸1、引戸2は
上記の基板を用いて框組みやフラッシュ構造で構成さ
れ、鏡板やルーバー、鏡などが設けられても良い。
【0011】図5のように折戸1は2体の折戸基体1a
が蝶番によって折りたたみ自在に蝶着されて1枚の折戸
1が構成される。それぞれの折戸1の上面の左右端には
上方に向けて、下面の左右端には下方に向けてピボット
穴8が穿設され、一方の折戸基体1aの上面と下面には
固定ピボット4が、他方の折戸基体1aの上面と下面に
は可動ピボット5がピボット穴に取り付けられる。固
定ピボット4はピボット穴8と同寸のケース4aと、ケ
ース4a内部に外方に付勢されピボット受け7に嵌入す
る軸4bと軸4bに付勢するコイルバネ(図示せず)か
らなり、軸4bはケース内部より外方に付勢された状態
で突出している。レール6上を摺動する側の可動ピボッ
ト5には固定ピボット4の軸4bの先端に中心部がとが
った形状であって中心部より下がったところに平面視円
形のつばを設けたハット型のカバー5cを設け、カバー
5cをレール6に当接させて摺動させる。
【0012】ピボット受け7は上面に固定ピボット4の
先端が嵌挿する嵌挿穴7bが設けられ、ピボット受け7
をレール6に固定するために固定ビス穴が穿設され、固
定ビス穴に固定ビス7aを嵌入させる。ピボット受け7
はレール6端部に嵌入固定される。
【0013】このように折戸1はクローゼットの開口部
の両端部すなわち左右端部に固着されたピボット受け7
に固定ピボット4の先端が嵌挿することによって折戸1
の一端が固定され、折戸1の他端はレール6上に可動ピ
ボット5のカバー5cが当接する形となり、可動ピボッ
ト5がレール6上を移動することで折戸1の他端が摺動
し開閉することとなる。
【0014】図6のように引戸2は上面の左右端と下面
の左右端の計4ケ所に折戸1を折戸1で用いられるのと
同じ軸5bの先端にカバー5cが設けられた可動ピボッ
ト5が取り付けられ、各可動ピボット5のカバー5cが
レール6に嵌挿し当接することで引戸2が取り付けら
れ、レール6上を左右に摺動するものである。
【0015】引戸2は開口部両端に取り付けられる折戸
1間にはさまれるように取り付けられる。引戸2は1枚
に限らず、複数枚取り付けることもできる。折戸1と引
戸2が同じ可動ピボット5でレール6に取り付けられる
ので、使用する金具の種類を共通化でき、安価なクロー
ゼット扉を製造することができる。
【0016】レール6はクローゼットの開口部の上部お
よび下部の幅方向全長にわたって設けられ、該レール6
上を折戸1および引戸2が摺動する。レール6の形状は
可動ピボット5のカバー5cが嵌合できる形状であっ
て、可動ピボット5のカバー5cがはずれないように該
可動ピボット5のカバー5cがはずれないように該可動
ピボット5のカバー5cがガイドされる立ち上げ部6a
および当接部6bを設けても良い。
【0017】レール6は枠3の上枠3aと下枠3bに付
属させておき、上枠3aと下枠3bを開口部に施工して
設けても良いし、天井あるいは床面に直接レールのみを
埋設することによって設けても良い。枠3として上枠3
aと下枠3bに加えて開口部の左右に左枠3cと右枠3
dを施工しても良い。
【0018】このようにして折戸1と引戸2が取り付け
られるため、折戸1と引戸2は同一レール6上を摺動す
ることとなる。クローゼットの左右に収納される衣服を
取り出す場合には、左右に位置する折戸1を開閉するの
みで衣服を取り出すことができ、クローゼットの中央の
衣服を取り出す場合にはまず左右いずれかの折戸1を開
き、そのあとに引戸2を開くことによってクローゼット
の中央を開けることができ、クローゼットの中央の衣服
を取り出すことができる。
【0019】このとき、クローゼットの中央の前面に位
置する引戸2は左右の折戸1を開けば、左右いずれにも
摺動させることができる、クローゼットの右側、左側の
どちら側にも扉2枚分の開口が得られる。
【0020】クローゼットの開口部中央の引戸2は固定
されていないため、従来技術の問題点であったクローゼ
ット中央におけるデッドスペースの発生がなく、クロー
ゼット内の収納スペースを有効に活用することができ
る。
【0021】本実施例ではクローゼットについて説明し
たが、これに限らず収納体であれば室内に据え置かれる
家具などにも適用できるものである。
【0022】
【発明の効果】このように折戸と引戸を組み合わせ
て収納体の開口部を閉そくしたことによって、中央部の
扉を引戸2にして固定せずに移動可能にすることがで
き、収納部として最も使いやすく使う頻度の高い収納体
の中央にデッドスペースを作ることなく、収納スペース
の有効利用ができる。
【0023】収納体の中央の扉が固定されていないた
め、左右の折戸を開けて引戸を移動させることによっ
て、収納体の向かって右側にも左側にも開口を得ること
ができ、収納物を取り出しやすくなった。折戸と引戸の
取り付け金具を安価なピボットとし、取り付け金具を共
通化できるため、金具にかかるコストを低く抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明収納体の閉そく構造の一実施例の正面
図、
【図2】 本発明収納体の閉そく構造の一実施例の斜視
図、
【図3】 折戸をたたみ引戸を左側に開いたときの正面
図、
【図4】 折戸をたたみ引戸を右側に開いたときの正面
図、
【図5】 閉そく構造の分解斜視図、
【図6】 引戸の分解斜視図、
【図7】 従来技術を示す断面図、
【図8】 従来技術を示す斜視図、
【符号の説明】
1,11:折戸、1a,11a:折戸基体、2:引戸、
3,13:枠、3a:上枠、3b:下枠、3c:左枠、
3d:右枠、4,14:固定ピボット、4a:ケース、
4b:軸、5,15:可動ピボット、5a:ケース、5
b:軸、5c:カバー、6,16:レール、6a:立ち
上げ部、6b:当接部、7:ピボット受け、7a:固定
ビス、7b:嵌挿穴、8:ピボット穴、18:デッドス
ペース。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローゼット、押し入れや家具等の収納
    体の開口部前面を閉そくする収納体の閉そく構造におい
    て、収納体の開口部前方の上部および下部に開口部の幅
    方向全長にわたって各々1本のレールが設けられ、その
    レールの両端にピボット受けが取り付けられ、折戸の上
    面と下面に固定ピボットと可動ピボットが設けられ、該
    ピボット受けに固定ピボットが嵌挿固定され、レールに
    可動ピボットが嵌挿されて折戸が開口部に摺動自在に取
    り付けられるとともに、引戸の上面と下面に可動ピボッ
    トが設けられ、レールに可動ピボットが嵌挿されて引戸
    が左右の折戸の間に摺動自在に取り付けられた収納体の
    閉そく構造。
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KR101691203B1 (ko) * 2015-02-05 2016-12-30 정영호 개폐 안내가 원활한 미닫이문
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