JP2928880B1 - バレル研磨機の多角形槽とその内ゴム被着方法 - Google Patents
バレル研磨機の多角形槽とその内ゴム被着方法Info
- Publication number
- JP2928880B1 JP2928880B1 JP11040098A JP11040098A JP2928880B1 JP 2928880 B1 JP2928880 B1 JP 2928880B1 JP 11040098 A JP11040098 A JP 11040098A JP 11040098 A JP11040098 A JP 11040098A JP 2928880 B1 JP2928880 B1 JP 2928880B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- barrel
- polishing machine
- tank
- barrel polishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 研磨バレル機の多角形槽の内ゴム被着作業を
容易なものとし、仕上がりを美麗にする。 【解決手段】 研磨物投入口から多角形槽の底面に液体
ゴムを流入し、加硫後にバレル槽を回転して新たな底面
に液体ゴムを流入する作業を繰り返して内ゴムの被着を
行うのである。 【効果】 研磨バレル機の多角形槽の内ゴム被着作業が
簡易且つ容易となり、仕上がりも美麗である。
容易なものとし、仕上がりを美麗にする。 【解決手段】 研磨物投入口から多角形槽の底面に液体
ゴムを流入し、加硫後にバレル槽を回転して新たな底面
に液体ゴムを流入する作業を繰り返して内ゴムの被着を
行うのである。 【効果】 研磨バレル機の多角形槽の内ゴム被着作業が
簡易且つ容易となり、仕上がりも美麗である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はバレル研磨機の内ゴ
ム被着方法と当該方法によって製造された研磨バレルに
関する。
ム被着方法と当該方法によって製造された研磨バレルに
関する。
【０００２】
【従来の技術】加工物と砥粒或は研磨作業を助ける固形
物をバレル研磨機の多角形槽（バレル）の中に入れバレ
ルを回転して加工物と固形物を衝突させ表面を仕上げる
バレル研磨方法がある。図１はバレル研磨に使用される
バレルの一部破断斜視図である。バレル１は通常六角形
等の多角形の有底の筒状の槽であって、側面１ａに切欠
された投入口２からパチンコ玉等の加工物を投入し投入
口２を閉め蓋（図示せず）で塞いだ後、回転軸５によっ
てバレル１を回転させ、バレル１内に収容した加工物を
研磨するのである。
物をバレル研磨機の多角形槽（バレル）の中に入れバレ
ルを回転して加工物と固形物を衝突させ表面を仕上げる
バレル研磨方法がある。図１はバレル研磨に使用される
バレルの一部破断斜視図である。バレル１は通常六角形
等の多角形の有底の筒状の槽であって、側面１ａに切欠
された投入口２からパチンコ玉等の加工物を投入し投入
口２を閉め蓋（図示せず）で塞いだ後、回転軸５によっ
てバレル１を回転させ、バレル１内に収容した加工物を
研磨するのである。
【０００３】六面あるバレル１の各内壁３には内壁保護
のためそれぞれ６枚の板状の内ゴム４が貼着されている
が、研磨作業により摩耗或は破損した内ゴムの取り替え
作業は、当該内ゴム４を一枚ずつバレル内壁３より剥離
し、新しい内ゴムと張り替えている。
のためそれぞれ６枚の板状の内ゴム４が貼着されている
が、研磨作業により摩耗或は破損した内ゴムの取り替え
作業は、当該内ゴム４を一枚ずつバレル内壁３より剥離
し、新しい内ゴムと張り替えている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】バレル研磨機の多角形
槽の内ゴム張り替え作業は、バレル側面１ａに切欠した
投入口２から手や道具をバレル内に差し入れて内壁３に
接着剤で貼着したゴム板４を剥離したのち内壁に新たに
接着剤を塗布し、あらかじめバレル１の底面積に合わせ
て成形した新しい板ゴムを順次内壁に貼着しているが、
投入口２が小さいため非常に困難、かつ手間のかかる作
業である。さらに、隣り合う板ゴム同士の間に隙間６が
生じ、加工物が嵌まり込むおそれもある。
槽の内ゴム張り替え作業は、バレル側面１ａに切欠した
投入口２から手や道具をバレル内に差し入れて内壁３に
接着剤で貼着したゴム板４を剥離したのち内壁に新たに
接着剤を塗布し、あらかじめバレル１の底面積に合わせ
て成形した新しい板ゴムを順次内壁に貼着しているが、
投入口２が小さいため非常に困難、かつ手間のかかる作
業である。さらに、隣り合う板ゴム同士の間に隙間６が
生じ、加工物が嵌まり込むおそれもある。
【０００５】更に、内壁３に接着剤で貼着された板ゴム
４をきれいに剥離することは難しく、内壁面３に除去し
切れなかったゴムによる凹凸が残る。また、図２に示す
ようにバレル内壁３自体も研磨作業によりへこみや傷が
生じて表面に凹凸が生じている。この内壁３自体の凹凸
及び、残留した板ゴムにより生じる凹凸が原因となっ
て、これらの上に新しい板ゴム４を貼着しても板ゴム４
の表面４ａにも凹凸が生じ仕上がりが美麗でない。
４をきれいに剥離することは難しく、内壁面３に除去し
切れなかったゴムによる凹凸が残る。また、図２に示す
ようにバレル内壁３自体も研磨作業によりへこみや傷が
生じて表面に凹凸が生じている。この内壁３自体の凹凸
及び、残留した板ゴムにより生じる凹凸が原因となっ
て、これらの上に新しい板ゴム４を貼着しても板ゴム４
の表面４ａにも凹凸が生じ仕上がりが美麗でない。
【０００６】そこで、本発明ではバレル研磨機の多角形
槽の内ゴム張り及び内ゴム張り替え作業を容易に行う内
ゴム被着方法を提供し、当該内ゴム被着方法により内ゴ
ムを被着したバレル研磨機の多角形槽を提供することを
目的とする。
槽の内ゴム張り及び内ゴム張り替え作業を容易に行う内
ゴム被着方法を提供し、当該内ゴム被着方法により内ゴ
ムを被着したバレル研磨機の多角形槽を提供することを
目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明ではバレ
ル内壁に止着した板ゴムを取り除いた後、新たな板ゴム
を貼着するのではなく、投入口から液体ゴムを流入して
内壁にゴムの被着を行うのである。
ル内壁に止着した板ゴムを取り除いた後、新たな板ゴム
を貼着するのではなく、投入口から液体ゴムを流入して
内壁にゴムの被着を行うのである。
【０００８】液体ゴムをバレル内に流入するため、投入
口が狭くても手や道具をバレル内に差し込んで取り替え
作業を行うのに比して取り替え作業が極めて容易であ
る。又、バレル内壁表面に凹凸があっても、液体ゴムの
流入によりゴムの被着面が平滑で美麗に仕上がるのであ
る。
口が狭くても手や道具をバレル内に差し込んで取り替え
作業を行うのに比して取り替え作業が極めて容易であ
る。又、バレル内壁表面に凹凸があっても、液体ゴムの
流入によりゴムの被着面が平滑で美麗に仕上がるのであ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に本発明の最良の実施形態につ
いて図面を参照しながら説明する。図３は請求項１記載
のバレル研磨機の多角形槽１１の内ゴム被着方法の一工
程を示す解説図である。
いて図面を参照しながら説明する。図３は請求項１記載
のバレル研磨機の多角形槽１１の内ゴム被着方法の一工
程を示す解説図である。
【００１０】１１がバレル研磨機の多角形槽、７がパチ
ンコ玉等の加工物投入口である。投入口７から液体の合
成ゴム１０を現在底面となっている内壁８ａに被着する
よう流入する。いわゆる加硫時間が経過後バレル１１を
右回りに回転させ、硬化した被着ゴム９のの露出端面９
ａに接着剤を塗布すると共に、次に底面となった内壁８
ｂに液体ゴム１０を流入するのである（図３）。流入さ
れた液体ゴム１０は、硬化して内壁８ａに被着した被着
ゴム９の端面９ａに隙間なく密着すると共に、内壁面８
ｂに多少の凹凸があっても、液体ゴム１０の流入によ
り、加硫時間経過後の被着ゴムの表面は平滑で美麗に仕
上がるのである。ゴムの加硫時間経過後にバレル１１を
回転軸１２で回転させながら、上述の作業を繰り返し内
壁９へのゴム１０の被着を完成させるのである。
ンコ玉等の加工物投入口である。投入口７から液体の合
成ゴム１０を現在底面となっている内壁８ａに被着する
よう流入する。いわゆる加硫時間が経過後バレル１１を
右回りに回転させ、硬化した被着ゴム９のの露出端面９
ａに接着剤を塗布すると共に、次に底面となった内壁８
ｂに液体ゴム１０を流入するのである（図３）。流入さ
れた液体ゴム１０は、硬化して内壁８ａに被着した被着
ゴム９の端面９ａに隙間なく密着すると共に、内壁面８
ｂに多少の凹凸があっても、液体ゴム１０の流入によ
り、加硫時間経過後の被着ゴムの表面は平滑で美麗に仕
上がるのである。ゴムの加硫時間経過後にバレル１１を
回転軸１２で回転させながら、上述の作業を繰り返し内
壁９へのゴム１０の被着を完成させるのである。
【００１１】請求項２記載のバレル研磨機の多角形槽は
上記の工程を経て内ゴムを被着したバレルであって、被
着ゴムの表面が平滑で美麗であり、隣接する内ゴム同士
の間に間隙のないことを特徴とするのである。
上記の工程を経て内ゴムを被着したバレルであって、被
着ゴムの表面が平滑で美麗であり、隣接する内ゴム同士
の間に間隙のないことを特徴とするのである。
【００１２】
【発明の効果】バレルの加工物投入口が小さくても、液
体ゴムの流入作業は容易であるため、作業効率が良い。
又、連続する被着ゴムとの間に隙間が生じず、加工物や
加工に用いる固形物が当該隙間に詰まったりしない。
体ゴムの流入作業は容易であるため、作業効率が良い。
又、連続する被着ゴムとの間に隙間が生じず、加工物や
加工に用いる固形物が当該隙間に詰まったりしない。
【００１３】バレル研磨機の多角形槽の内壁に凹凸や傷
があっても、本発明に係る内ゴム被着方法により被着さ
れた内ゴムの表面は平滑で美麗である。
があっても、本発明に係る内ゴム被着方法により被着さ
れた内ゴムの表面は平滑で美麗である。
【図１】 バレル研磨機の多角形槽の一部破断斜視図。
【図２】 同、拡大断面図。
【図３】 請求項１記載の内ゴム被着方法の一工程を示
す説明図。
す説明図。
１１、バレル ７、投入口 ８、内壁 ９、被着
ゴム １０、液体ゴム
ゴム １０、液体ゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B24B 31/00 B24B 31/02 B29C 41/12
Claims (2)
- 【請求項１】バレル研磨機の多角形槽の底面に液体ゴム
を流入し、加硫時間経過後にゴムの露出端面に接着剤を
塗布すると共に、バレル研磨機を回転させ、新たな底面
に液体ゴムを流入する作業を連続させてなるバレル研磨
機の多角形槽の内ゴム被着方法。 - 【請求項２】バレル研磨機の多角形槽の底面に液体ゴム
を流入し、加硫時間経過後にゴムの露出端面に接着剤を
塗布すると共に、バレル研磨機を回転させ、新たな底面
に液体ゴムを流入する作業を連続させて内ゴムを被着し
たバレル研磨機の多角形槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11040098A JP2928880B1 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | バレル研磨機の多角形槽とその内ゴム被着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11040098A JP2928880B1 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | バレル研磨機の多角形槽とその内ゴム被着方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2928880B1 true JP2928880B1 (ja) | 1999-08-03 |
| JPH11300596A JPH11300596A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14534855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11040098A Expired - Lifetime JP2928880B1 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | バレル研磨機の多角形槽とその内ゴム被着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2928880B1 (ja) |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP11040098A patent/JP2928880B1/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11300596A (ja) | 1999-11-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3510992A (en) | Backing pad for sanding discs | |
| TW577787B (en) | Polisher | |
| JPH09123065A (ja) | 研磨シートおよびその製造方法 | |
| JPH1119866A (ja) | 平坦な物体を研磨するための重合体キャリヤ | |
| JP2928880B1 (ja) | バレル研磨機の多角形槽とその内ゴム被着方法 | |
| JP2011148023A (ja) | 硬質金属材料の平滑研磨方法 | |
| KR101373508B1 (ko) | 자동차의 흠집 도장방법 | |
| KR102111198B1 (ko) | 손톱광택기 제조방법 | |
| JP5214851B2 (ja) | 金属容器のヘアライン加工方法 | |
| JP4041577B2 (ja) | ポリッシング装置の定盤及び研磨パッド貼着方法 | |
| RU2814962C1 (ru) | Шлифовальное устройство | |
| JP5674229B1 (ja) | 充填剤研磨具の充填剤屑の除去方法 | |
| CN218541372U (zh) | 一种托莱多晶彩石涂料多色快速施工设备 | |
| JPH06277617A (ja) | 紫外線硬化型樹脂塗料の塗装方法及び該方法に用いる塗料フイルム | |
| JP5386831B2 (ja) | 塗膜研磨方法 | |
| CN102626971A (zh) | 一种制作拉矫机胶辊的方法 | |
| JP3981199B2 (ja) | 両面ラップ盤用回転定盤 | |
| KR200182881Y1 (ko) | 콘크리트용 거푸집의 재생장치 | |
| JP2004249585A (ja) | 繊維強化プラスチック成形体およびその製造方法 | |
| JPH08257891A (ja) | ２軸ローラー式研削研磨機及びそのホイールに対する研磨体の取付け方法 | |
| JPH06312463A (ja) | 遠心脱樹脂によるローラー洗浄機 | |
| JPH0337133Y2 (ja) | ||
| JPH10113600A (ja) | 鈑金面歪み部分のパテ整形方法 | |
| JP3083264B2 (ja) | 金属掲示物の表面デザイン加工方法と金属掲示物 | |
| JPS59146750A (ja) | 溶接開先部分の研磨方法 |