JP2928468B2 - 火工品を点火する装置の安全機構 - Google Patents
火工品を点火する装置の安全機構Info
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- JP2928468B2 JP2928468B2 JP9837595A JP9837595A JP2928468B2 JP 2928468 B2 JP2928468 B2 JP 2928468B2 JP 9837595 A JP9837595 A JP 9837595A JP 9837595 A JP9837595 A JP 9837595A JP 2928468 B2 JP2928468 B2 JP 2928468B2
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- smoke
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- Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
Description
点火する装置に係り、特に、その装置の安全機構に関す
るものである。
装置は、一般に、図3に示すように、発煙部1と操作部
5とで構成されている。そして、発煙部1の挿てん部2
の中に発煙筒3を挿入し、発煙部1から離れた場所に設
置された操作部5から点火操作を行う。すなわち、操作
部5の中には電源7があり、点火スイッチ6を押すこと
により、電源7から点火接点4を介して発煙筒3の内部
に電流が流れ、発煙筒3が発火する構造になっている。
工品の点火装置においては、もし、誤って操作部5の点
火スイッチ6がオンの状態で発煙筒3を挿てん部2内に
挿てんした場合、挿てんした瞬間に発煙筒3が発火する
という、安全上極めて危険な問題点がある。
なされたもので、操作員が誤った操作をしても危険の生
じないフェイルセーフの、火工品を点火する装置の安全
機構を提供することを目的とする。
に、本発明においては、発煙部と操作部とからなる発煙
筒などの火工品を点火する装置において、発煙部の点火
回路にロータリスイッチを付加し、さらに、このロータ
リスイッチに連動して発煙筒挿てん部内に出入りする安
全ピンを設け、スイッチオンの場合には安全ピンが挿て
ん部内に突き出し、オフの場合には引っ込むようにす
る。
操作部の点火スイッチの他に発煙部の点火回路にロータ
リスイッチを付加したことにより、発煙筒を挿てんする
際に、手元で安全を確認することができる。また、さら
に、このロータリスイッチに安全ピンを連動させ、例え
ば、ロータリスイッチがオンになっている場合には、上
記の安全ピンが発煙筒挿てん部の内側にまで突出してお
り、これにより、発煙筒を点火接点にまで挿入できない
ようにしてある。そして、ロータリスイッチをオフにし
た場合にのみ、安全ピンは挿てん部から引っ込み、発煙
筒の挿てんが可能になる。この場合、操作部の点火スイ
ッチがオンになっていても、ロータリスイッチがオフに
なっているので、発煙筒は点火せず、安全である。
の安全機構に対する一実施例の概略構成図を示す。この
実施例では、図3の従来例で示したように、発煙筒に点
火する場合について記載してある。ところで、図1の本
実施例と図3の従来例とで異なるところは、発煙部1側
の点火回路にロータリスイッチ8を付加したことと、そ
のロータリスイッチ8に連動して、発煙筒3を挿入する
挿てん部2の内側に出入りする安全ピン9を設けたこと
である。ここで、安全ピン9は、ロータリスイッチ8の
回転軸に取り付けられたカム10によって、挿てん部2
内に出入りする。
作動機構について説明する。
の交換時には、ロータリスイッチ8を右側に回してオフ
の状態にするが、この時、カム10は安全ピン9を右方
向に押し込み、安全ピン9は挿てん部2内から引っ込
む。次に、図2(b),(c)に示すように、作動時に
ロータリスイッチ8を左側に回してオンの状態にする
と、カム10は左側に倒れ、安全ピン9はカム10に対
して自由になる。しかし、作動時には、安全ピン9は、
安全ピン9と安全ピン保持金具11との間にあるスプリ
ング12によって左側に押され、図2(b)に示すよう
に、挿てん部2内に突出する。ただし、挿てん部2内に
発煙筒3が挿入されている場合には、図2(c)に示す
ように、発煙筒3の表面で止まる。
場合の操作手順について述べる。
し、あるいはオフであることを確認し、発煙部1のロー
タリスイッチ8を交換(オフ)の位置にする。これによ
り、点火の電気回路は2個所で切断され、また、安全ピ
ン9は発煙筒挿てん部2から引っ込む(図2(a))。
そして、この状態で発煙筒3を挿てん部2内に挿入す
る。
動(オン)の位置にする。この時、カム10は左側に傾
くので、安全ピン9はスプリング12の力により挿てん
部2の方向に押され、その先端が発煙筒3の側壁に当た
り停止する(図2(c))。そして、操作部5の点火ス
イッチ6をオンにすると、発煙部1の点火接点4を経由
して電流が発煙筒3内部に流れ、発煙筒3が発煙する。
の操作部5の点火スイッチ6をオフにすることを怠った
場合でも、発煙部1のロータリスイッチ8を交換(オ
フ)の位置にすることで、点火の電気回路は切断され
る。したがって、発煙筒3を挿てんする際の発火の危険
性は防止できる。また、ロータリスイッチ8が作動(オ
ン)状態にある場合には、安全ピン9が発煙筒3の挿て
ん部2内に突出しているので、発煙筒3は安全ピン9に
阻止され、挿てん部2の底面にある点火接点4にまでは
到達できない。つまり、電気回路がオンの状態にある場
合には、発煙筒3は安全ピン9により機械的に挿てんで
きず、電気回路がオフの状態にある場合にのみ、挿てん
できることになる。これにより、発煙筒3を挿てんする
際に突然、発火する危険性は防止される。
筒などの火工品を点火する装置の安全機構においては、
発煙部の点火回路にロータリスイッチを付加し、さら
に、これに連動して発煙筒挿てん部内に出入りする安全
ピンを設けたことにより、点火スイッチがオンの状態で
発煙筒を挿入しても発火の生じないフェイルセーフの点
火装置が実現できた。
構成図である。
る。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】発煙部と操作部とからなる火工品を点火す
る装置の安全機構において、上記発煙部の点火回路にロ
ータリスイッチを設け、かつ、該ロータリスイッチと連
動して発煙筒挿てん部内に出入りする安全ピンを設け、
上記ロータリスイッチがオンの場合には該安全ピンが上
記挿てん部内に突き出し、上記発煙筒が上記挿てん部内
の点火接点と接触することを防止したことを特徴とする
火工品を点火する装置の安全機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9837595A JP2928468B2 (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 火工品を点火する装置の安全機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9837595A JP2928468B2 (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 火工品を点火する装置の安全機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08296998A JPH08296998A (ja) | 1996-11-12 |
JP2928468B2 true JP2928468B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=14218141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9837595A Expired - Lifetime JP2928468B2 (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 火工品を点火する装置の安全機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2928468B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009168395A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-30 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 薬筒装填起爆装置 |
JP5108624B2 (ja) * | 2008-05-19 | 2012-12-26 | 日本工機株式会社 | 携帯用緊急標示装置 |
KR101311306B1 (ko) * | 2011-09-22 | 2013-09-25 | 국방과학연구소 | 안전장치를 구비한 기폭시험장치 |
-
1995
- 1995-04-24 JP JP9837595A patent/JP2928468B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08296998A (ja) | 1996-11-12 |
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