JP2928213B1 - 波形品質監視回路、波形品質監視システム及び波形品質監視方法 - Google Patents

波形品質監視回路、波形品質監視システム及び波形品質監視方法

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JP2928213B1
JP2928213B1 JP3598798A JP3598798A JP2928213B1 JP 2928213 B1 JP2928213 B1 JP 2928213B1 JP 3598798 A JP3598798 A JP 3598798A JP 3598798 A JP3598798 A JP 3598798A JP 2928213 B1 JP2928213 B1 JP 2928213B1
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Abstract

【要約】 【課題】 CDMA通信方式において、波形品質の自己
監視を行い、移動体通信基地局の保守性、安定性を向上
させることが可能な波形品質監視回路、波形品質監視シ
ステム及び波形品質監視方法を提供する。 【解決手段】 CDMA方式によりRF信号を出力する
移動体通信基地局の異常を監視する波形品質監視回路1
02であって、RF信号を入力し、この入力したRF信
号に含まれる、パイロット信号、制御信号、及びデータ
を表すトラフィック信号のうちの少なくともいずれか1
つの電力と、RF信号を復調しA/D変換を実行した後
の信号の全電力との比を表す値を算出して出力すること
により、移動体通信基地局の異常を監視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波形品質監視回
路、波形品質監視システム及び波形品質監視方法に関
し、特に、CDMA方式によりRF信号を出力する移動
体通信基地局に対する波形品質監視回路、波形品質監視
システム及び波形品質監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、様々な移動体通信システムが利用
されているが、限られた周波数帯域の中でなるべく多く
のユーザが同時に通信できるように、1つの移動体通信
基地局に対して複数の移動局が接続する多元接続(mult
iple access)が提案されている。
【0003】この多元接続には、周波数分割を利用した
FDMA(frequency division multiple access) や、
時間を分割したTDMA(time division multiple acc
ess)等が知られているが、現在では主に、各チャネルの
信号に符号化処理を施して多元接続するCDMA(code
division multiple access)が移動体通信システムに利
用されるようになっている。
【0004】さらに、CDMAは、米国で、デジタル携
帯電話の標準方式の一つ「IS−95」になり、米国の
みならず、香港等でもサービスが開始され、我が国で
も、98年からCDMA方式のサービスが始まる見込み
である。
【0005】ここで、IS−95の規格による、CDM
A移動体通信における、基地局の送信波形品質は、直接
通話品質に関わってくるもので、「IS−97」にも、
波形品質についてのスペックが明記されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
IS−95CDMA移動体通信基地局は、波形品質を自
己監視する機能を持たなかったため、電気部品の経年変
化および故障等のその他の異常によって波形品質が悪化
することがあっても、それを認識する術がなく、波形品
質劣化に伴う通話品質の劣化に対しては、原因を追求す
ることが困難であるという問題点を有している。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、CDMA通信方式において、波形品質の自己監視を
行い、移動体通信基地局の保守性、安定性を向上させる
ことが可能な波形品質監視回路、波形品質監視システム
及び波形品質監視方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
CDMA方式によりRF信号を出力する移動体通信基地
局の異常を監視する波形品質監視回路であって、前記R
F信号を入力し、該入力したRF信号に含まれる、パイ
ロット信号、制御信号、及びデータを表すトラフィック
信号のうちの少なくともいずれか1つの信号の電力と、
前記RF信号を復調し、A/D変換を実行した後の信号
の全電力との比を表す値を算出して出力することによ
り、前記移動体通信基地局の異常を監視することを特徴
とする。
【0009】請求項2記載の発明は、移動体通信基地局
に具備される送信機からCDMA方式により出力され
る、少なくとも1以上の信号が多重されているRF信号
を入力し、該入力したRF信号を復調して、それぞれ直
交するI信号及びQ信号からなるアナログベースバンド
信号を出力する復調手段と、前記I信号及びQ信号から
なるアナログベースバンド信号を、それぞれ直交するI
信号及びQ信号からなるデジタルベースバンド信号に変
換するA/D変換手段と、前記I信号及びQ信号からな
るデジタルベースバンド信号に、該デジタルベースバン
ド信号に多重されている信号のうちのいずれか1つの信
号の拡散コードを掛け合わせることにより、それぞれ直
交するI信号及びQ信号からなる、該いずれか1つの信
号の逆拡散信号を出力する逆拡散手段と、前記I信号及
びQ信号からなるデジタルベースバンド信号の全電力
と、前記それぞれ直交するI信号及びQ信号からなる、
いずれか1つの信号の逆拡散信号の電力との比を表す値
を算出して出力する測定手段とを有することを特徴とす
る。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記多重されることにより、前記RF信号
を構成する信号が、基準となるパイロット信号、端末等
に対する同期等を制御する制御信号、及びデータを表す
トラフィック信号のうちの少なくともいずれか1つの信
号を含むことを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項2又は3に
記載の発明において、前記逆拡散手段が、前記デジタル
ベースバンド信号のI信号成分と、該いずれか1つの信
号の拡散コードとの排他的論理和をとって出力する第1
の加算手段と、前記デジタルベースバンド信号のQ信号
成分と、該いずれか1つの信号の拡散コードとの排他的
論理和をとって出力する第2の加算手段とを有すること
を特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項2から4の
いずれかに記載の発明において、前記測定手段が、前記
いずれか1つの信号の逆拡散信号のI信号成分の2乗を
算出して出力する第1の乗算手段と、前記いずれか1つ
の信号の逆拡散信号のQ信号成分の2乗を算出して出力
する第2の乗算手段と、前記第1の乗算手段から出力さ
れたI信号成分の2乗と、第2の乗算手段から出力され
たQ信号成分の2乗との和を取って出力する第3の加算
手段と、前記デジタルベースバンド信号のI信号成分の
2乗を算出して出力する第3の乗算手段と、前記デジタ
ルベースバンド信号のQ信号成分の2乗を算出して出力
する第4の乗算手段と、前記第3の乗算手段から出力さ
れたI信号成分の2乗と、第4の乗算手段から出力され
たQ信号成分の2乗との和を取って出力する第4の加算
手段と、前記第4の加算手段から出力された和の逆数を
とる逆数手段と、前記第3の加算手段から出力された和
と、前記逆数手段から出力された逆数との乗算を実行し
て出力する第5の乗算手段とを有することを特徴とす
る。
【0013】請求項6記載の発明は、CDMA方式によ
りRF信号を送信する移動体通信基地局において用いら
れる波形品質監視システムであって、前記CDMA方式
により拡散された、パイロット信号、制御信号、及びト
ラフィック信号のうちの少なくとも1つの信号が多重さ
れた、デジタルベースバンド信号が入力し、該入力した
デジタルベースバンド信号をアナログベースバンド信号
に変換すると共に、RF信号に変調して出力する送信機
と、前記送信機から出力されたRF信号を入力し、復調
し、デジタルベースバンド信号に変換すると共に、前記
デジタルベースバンド信号に含まれる信号のうちの少な
くともいずれか1つの信号の電力と、前記デジタルベー
スバンド信号の全電力との比を表す値を算出して出力す
る波形品質監視回路と、前記波形品質監視回路から出力
された比を表す値を、演算により求めた結果と比較する
ことにより、移動体通信基地局の異常の有無を判定する
上位制御装置とを有することを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、CDMA方式によ
りRF信号を送信する移動体通信基地局において用いら
れる波形品質監視システムであって、前記CDMA方式
により拡散された、パイロット信号、制御信号、及びト
ラフィック信号のうちの少なくとも1つの信号が多重さ
れた、デジタルベースバンド信号が入力し、該入力した
デジタルベースバンド信号をアナログベースバンド信号
に変換すると共に、RF信号に変調して出力する送信機
と、前記CDMA方式により拡散された、パイロット信
号、制御信号、及びトラフィック信号のうちの少なくと
も1つの信号が多重された、デジタルベースバンド信号
が入力し、該入力したデジタルベースバンド信号をアナ
ログベースバンド信号に変換すると共に、RF信号に変
調して出力する少なくとも1以上の予備系送信機と、前
記送信機から出力されるRF信号と、前記予備系送信機
から出力されるRF信号とのうちのいずれか1つのRF
信号を切り換えて出力するスイッチと、前記送信機から
出力されたRF信号を入力し、復調し、デジタルベース
バンド信号に変換すると共に、前記デジタルベースバン
ド信号に含まれる信号のうちの少なくともいずれか1つ
の信号の電力と、前記デジタルベースバンド信号の全電
力との比を表す値を算出して出力する波形品質監視回路
と、前記波形品質監視回路から出力された比を表す値
を、演算により求めた結果と比較することにより、移動
体通信基地局の異常の有無を判定し、該判定した結果、
異常有りの場合は、前記予備系送信機のうちのいずれか
1つからRF信号を出力するように前記スイッチを切り
換える制御を行う上位制御装置とを有することを特徴と
する。
【0015】請求項8記載の発明は、CDMA方式によ
りRF信号を送信して出力する移動体通信基地局の異常
を監視する波形品質監視方法であって、前記RF信号を
入力し、該入力したRF信号に含まれる、パイロット信
号、制御信号、及びデータを表すトラフィック信号のう
ちの少なくともいずれか1つの信号の電力と、前記RF
信号を復調し、A/D変換を実行した後の信号の全電力
との比を表す値を算出して出力することにより、前記移
動体通信基地局の異常を監視することを特徴とする。
【0016】請求項9記載の発明は、移動体通信基地局
に具備される送信機からCDMA方式により出力され
る、少なくとも1以上の信号が多重されているRF信号
を入力し、該入力したRF信号を復調して、それぞれ直
交するI信号及びQ信号からなるアナログベースバンド
信号を出力する復調工程と、前記I信号及びQ信号から
なるアナログベースバンド信号を、それぞれ直交するI
信号及びQ信号からなるデジタルベースバンド信号に変
換するA/D変換工程と、前記I信号及びQ信号からな
るデジタルベースバンド信号に、該デジタルベースバン
ド信号に多重されている信号のうちのいずれか1つの信
号の拡散コードを掛け合わせることにより、それぞれ直
交するI信号及びQ信号からなる、該いずれか1つの信
号の逆拡散信号を出力する逆拡散工程と、前記I信号及
びQ信号からなるデジタルベースバンド信号の全電力
と、前記それぞれ直交するI信号及びQ信号からなる、
いずれか1つの信号の逆拡散信号の電力との比を表す値
を算出して出力する測定工程とを有することを特徴とす
る。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、前記多重されることにより、前記RF信
号を構成する信号が、基準となるパイロット信号、端末
等に対する同期等を制御する制御信号、及びデータを表
すトラフィック信号のうちの少なくともいずれか1つの
信号を含むことを特徴とする。
【0018】請求項11記載の発明は、請求項9又は1
0に記載の発明において、前記逆拡散工程が、前記デジ
タルベースバンド信号のI信号成分と、該いずれか1つ
の信号の拡散コードとの排他的論理和をとって出力する
第1の加算工程と、前記デジタルベースバンド信号のQ
信号成分と、該いずれか1つの信号の拡散コードとの排
他的論理和をとって出力する第2の加算工程とを有する
ことを特徴とする。
【0019】請求項12記載の発明は、請求項9から1
1のいずれかに記載の発明において、前記測定工程が、
前記いずれか1つの信号の逆拡散信号のI信号成分の2
乗を算出して出力する第1の乗算工程と、前記いずれか
1つの信号の逆拡散信号のQ信号成分の2乗を算出して
出力する第2の乗算工程と、前記第1の乗算工程から出
力されたI信号成分の2乗と、第2の乗算工程から出力
されたQ信号成分の2乗との和を取って出力する第3の
加算工程と、前記デジタルベースバンド信号のI信号成
分の2乗を算出して出力する第3の乗算工程と、前記デ
ジタルベースバンド信号のQ信号成分の2乗を算出して
出力する第4の乗算工程と、前記第3の乗算工程から出
力されたI信号成分の2乗と、第4の乗算工程から出力
されたQ信号成分の2乗との和を取って出力する第4の
加算工程と、前記第4の加算工程から出力された和の逆
数をとって出力する逆数工程と、前記第3の加算工程か
ら出力された和と、前記逆数工程から出力された逆数と
の乗算を実行して出力する第5の乗算工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0020】請求項13記載の発明は、CDMA方式に
よりRF信号を送信する移動体通信基地局において用い
られる波形品質監視方法であって、前記CDMA方式に
より拡散された、パイロット信号、制御信号、及びトラ
フィック信号のうちの少なくとも1つの信号が多重され
た、デジタルベースバンド信号が入力し、該入力したデ
ジタルベースバンド信号をアナログベースバンド信号に
変換すると共に、RF信号に変調して出力する送信工程
と、前記送信工程から出力されたRF信号を入力し、復
調し、デジタルベースバンド信号に変換すると共に、前
記デジタルベースバンド信号に含まれる信号のうちの少
なくともいずれか1つの信号の電力と、前記デジタルベ
ースバンド信号の全電力との比を表す値を算出して出力
する電力比算出工程と、前記電力比算出工程から出力さ
れた比を表す値を、演算により求めた結果と比較するこ
とにより、移動体通信基地局の異常の有無を判定する上
位制御工程とを有することを特徴とする。
【0021】請求項14記載の発明は、CDMA方式に
よりRF信号を送信する移動体通信基地局において用い
られる波形品質監視方法であって、前記CDMA方式に
より拡散された、パイロット信号、制御信号、及びトラ
フィック信号のうちの少なくとも1つの信号が多重され
た、デジタルベースバンド信号が入力し、該入力したデ
ジタルベースバンド信号をアナログベースバンド信号に
変換すると共に、RF信号に変調して出力する送信工程
と、前記CDMA方式により拡散された、パイロット信
号、制御信号、及びトラフィック信号のうちの少なくと
も1つの信号が多重された、デジタルベースバンド信号
が入力し、該入力したデジタルベースバンド信号をアナ
ログベースバンド信号に変換すると共に、RF信号に変
調して出力する少なくとも1以上の予備系送信工程と、
前記送信工程から出力されるRF信号と、前記予備系送
信工程から出力されるRF信号とのうちのいずれか1つ
のRF信号を切り換えて出力するスイッチ工程と、前記
送信工程から出力されたRF信号を入力し、復調し、デ
ジタルベースバンド信号に変換すると共に、前記デジタ
ルベースバンド信号に含まれる信号のうちの少なくとも
いずれか1つの信号の電力と、前記デジタルベースバン
ド信号の全電力との比を表す値を算出して出力する波形
品質監視工程と、前記波形品質監視工程から出力された
比を、演算により求めた結果と比較することにより、移
動体通信基地局の異常の有無を判定し、該判定した結
果、異常有りの場合は、前記予備系送信工程うちのいず
れか1からRF信号を出力するように前記スイッチ工程
を切り換える制御を行う上位制御工程とを有することを
特徴とする。
【0022】従って、本発明によれば、CDMA移動体
通信基地局に用いられる送信機において常時、送信波形
品質を監視し、電気部品の経年変化および故障等のその
他の異常による波形品質の劣化が見られた場合、上位制
御部にその情報を通知することができる。
【0023】ここで、本発明の作用について、図1を参
照してさらに詳細に説明する。図1に、本発明に係る波
形品質監視装置の一実施形態を含む、本発明に係る波形
品質監視システムの一実施形態の構成のブロック図を示
す。
【0024】図1において、波形品質監視回路102
は、送信機101によるRF信号出力を常時モニタし
て、ある一定周期毎に、全電力と逆拡散後の例えばパイ
ロット信号の電力の比を測定する。この測定結果を上位
制御部103に通知する。上位制御部103は、その際
の全電力と逆拡散後のパイロット信号の電力との比の理
論値を算出し、波形品質監視回路102から報告された
値と比較して、正常であるかどうかを判断する。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る波形品質監視
回路、波形品質監視システム及び波形品質監視方法の実
施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0026】図1に、本発明に係る波形品質監視システ
ムの第1の実施形態の構成のブロック図を示す。
【0027】図1に示されるように、この第1の実施形
態は、入力したデジタルベースバンド信号をアナログの
RF信号に変換する送信機101と、波形品質監視回路
102と、送信機101の状態監視および制御を行う上
位制御部103と、送信機101からの出力信号を増幅
する増幅部104と、増幅された出力送信信号を放射送
出する送信アンテナ105とから構成される。
【0028】ここで、図1に示される波形品質監視回路
102は、本発明に係る波形品質監視回路の一実施形態
を示すものである。
【0029】送信機101は、パイロット信号、他の制
御信号、および複数のトラフィック信号を拡散、多重し
て生成されたデジタルベースバンド信号をアナログ変換
し、アナログベースバンド信号を得るD/A変換部11
1と、変換されたアナログベースバンド信号に基づきキ
ャリアを変調し無線周波数の出力送信信号(RF信号)
を発生する変調部112とを備える。
【0030】波形品質監視回路102は、送信機101
から出力されたRF信号を入力し、この入力したRF信
号を復調してアナログベースバンド信号を得る復調部1
21と、アナログベースバンド信号をデジタル変換して
デジタルベースバンド信号を得るA/D変換部122
と、拡散、多重されているデジタルベースバンド信号に
対して、拡散コードを掛け合わせることにより逆拡散を
行い、例えばパイロット信号のみを取り出す逆拡散部1
23と、A/D変換部122からのデジタルベースバン
ド信号と、逆拡散部123からの出力信号とから、例え
ばパイロット信号の全電力に対する電力の比を表す値を
算出する測定部124とを備える。
【0031】ここで、上記復調部121は、図1にも示
されるように、RF信号から、互いに直交するI信号成
分と、Q信号成分との2つの信号を出力する。
【0032】上位制御部103は、パイロット信号の全
電力に対する電力の比の理論値を算出する演算回路13
1と、理論値と波形品質監視回路102から報告された
例えばパイロット信号の全電力に対する電力の比を表す
値の測定結果とを比較する判定回路132とを備える。
【0033】また、増幅部104は、入力したRF信号
を増幅し、送信アンテナ105は、この増幅されたRF
信号を出力する。
【0034】次に図1に示される各部材の動作について
説明する。ここで、以下の動作の説明は、本発明に係る
波形品質監視方法の一実施形態の説明をも兼ねている。
【0035】送信機101に入力されたデジタルベース
バンド信号はD/A変換部111でアナログベースバン
ド信号に変換された後、変調部112でキャリア変調に
基づき無線周波数送信信号であるRF信号に変換され、
増幅部104へと送られる。
【0036】波形品質監視回路102は、このRF信号
を入力信号とする。波形品質監視回路102に入力され
たRF信号は、復調部121において、アナログベース
バンド信号のまま、それぞれ互いに直交するI信号、及
びQ信号に復調された後に、A/D変換部122でデジ
タルベースバンド信号に変換され、逆拡散部123、及
び測定部124へと出力される。
【0037】逆拡散部123では、入力信号に対して、
拡散コードを掛け合わせて逆拡散を行い、拡散されてい
たI信号、Q信号の中から上記拡散コードに対応する信
号(以下の説明ではパイロット信号とする。)のみを取
り出して、測定部124へと出力する。
【0038】ここで、逆拡散部123の構成の一例につ
いて、図2を参照して説明する。図2に、図1に示され
る逆拡散部123の構成のブロック図を示す。図2に示
されるように、この逆拡散部123は、A/D変換部1
22から出力されたI信号と、拡散コードとを掛け合わ
せて出力する加算器201と、A/D変換部122から
出力されたQ信号と、拡散コードとを掛け合わせて出力
する加算器203とから構成される。
【0039】そして、逆拡散部123から出力されたパ
イロット信号のI信号と、Q信号とは、測定部124に
入力する。
【0040】測定部124では、A/D変換部122の
出力信号から全電力を算出すると共に、逆拡散部123
の出力信号からパイロット信号の電力をそれぞれ測定
し、下記式により表される電力比ρ0 を表す値を算出す
る。 ρ0 =(パイロット信号の電力)/(全電力) さらに測定部124は、この測定結果を上位制御部10
3に定期的に報告する。
【0041】ここで、上述の測定部124の構成の一例
について、図3を参照して説明する。図3に、図1に示
される測定部124の構成の一例のブロック図を示す。
【0042】図3に示されるように、測定部124は、
逆拡散部123から出力されたパイロット信号のI信号
であるIP の2乗を算出する乗算器301と、逆拡散部
123から出力されたパイロット信号のQ信号であるQ
P の2乗を算出する乗算器303と、この乗算器301
と、乗算器303との出力の和を算出して出力する加算
器309とを有する。
【0043】さらに、A/D変換部122から出力され
たデジタルベースバンド信号のI信号であるIの2乗を
算出する乗算器305と、A/D変換部122から出力
されたデジタルベースバンド信号のQ信号であるQの2
乗を算出する乗算器307と、この乗算器305と、乗
算器307との出力の和を算出して出力する加算器31
1と、この加算器311の出力の逆数をとる逆数演算部
313とを有する。
【0044】さらに、加算器309の出力と、逆数演算
部313の出力を乗算して出力する乗算器315とを有
して構成される。
【0045】図1に示される上位制御部103は、常
に、各チャネルのパワーを把握しており、これより、送
信機101の現在のあるべきρ0 の値を算出することが
できる。このρ0 の値を算出は、演算回路131にて行
われる。
【0046】上位制御部103における判定回路132
は、この理想値と波形品質監視回路102から報告され
た値とを比較して、値が異なる場合(例えば、±0.1
以上の差がある場合)は、これを波形品質の劣化として
認識する。この認識をした場合は、例えばLEDを点灯
させたり、アラームを用いて発音させることにより運用
者に対して通知を行っても良いし、基地局装置を監視す
る運用・保守装置に対してその旨の通知を行う等が考え
られる。
【0047】ここで、移動体通信基地局に異常が発生す
る場合について、即ち、出力されたρ0 が、理想値に対
して設定値以上変化する場合を考える。
【0048】この場合は、例えば、変調部112内のア
ンプのリニアリティが経年変化して、ひずみが発生した
場合、所望していない帯域外のノイズをも増幅する場合
等が考えられる。
【0049】この際、送信機101の出力の全電力は増
加するが、逆拡散後のパイロット信号の電力に変化はな
い。すなわち、波形品質監視回路102が検出するパイ
ロット信号の全電力に対する電力の比は、上位制御部1
03が持つ理想値とは異なってくる。このようにして、
上述の本発明に係る波形品質監視システムの第1の実施
形態、波形品質監視回路及び波形品質監視方法の一実施
形態によれば、電気部品の経年変化および故障等のその
他の異常による波形品質の劣化を認識することができ
る。
【0050】次に、本発明に係る波形品質監視システム
の第2の実施形態について、図4を参照して説明する。
図4に、本発明に係る波形品質監視システムの第2の実
施形態の構成のブロック図を示す。
【0051】図4に示されるように、この本発明に係る
波形品質監視システムの第2の実施形態の構成は、上述
の本発明に係る波形品質監視システムの第1の実施形態
の構成と略同様であるが、送信機として、上記第1の実
施形態における送信機101に対応する現用送信機40
1の他に、予備の送信機である予備系送信機402を備
え、図1に示される上位制御部103が、上位制御装置
404に対応し、さらに、これら2つの送信機から出力
されるRF信号のいずれか一方を切り換えて出力する、
上位制御装置404により制御されるスイッチ405を
具備している点が、上記第1の実施形態と異なる。その
他の点は同様である。
【0052】この本発明に係る波形品質監視システムの
第2の実施形態のように、予備系の送信機を持つ場合、
上位制御装置404は波形品質の劣化が起こった送信機
と予備系の送信機の切り換えを行うことができる。
【0053】ここで、初期状態においては、スイッチ4
05が、現用送信機401の出力を選択するようになっ
ていたとする。
【0054】この場合、現用送信機401において、上
述の図1に示される場合と同様に、波形品質の劣化が、
波形品質監視回路403により、ある一定時間継続して
検出された場合、上位制御装置404は、スイッチ40
5を切り換えて、増幅器406への入力信号を、現用送
信機401の出力信号から予備系送信機402の出力信
号へと切り換える。
【0055】従って、この本発明に係る波形品質監視シ
ステムの第2の実施形態によれば、上述の第1の実施形
態に係る波形品質監視システムと同様の効果が得られる
と共に、RF信号の送信を間断なく実行することが可能
となる。
【0056】なお、本発明は上記の第1、及び第2の実
施形態に限定されるものではなく、例えば波形品質を監
視するのにパイロット信号を用いるとしたが、他の制御
チャネル信号や、トラッフィックチャネル信号を用い
て、これらの信号の全電力に対する電力の比を測定する
ものとしても実施可能である。
【0057】ただし、この場合、図1中の逆拡散部12
3において、入力信号に対して掛け合わせる拡散コード
を該当チャネルを拡散したときに用いた、拡散コードに
変更する必要がある。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、CDMA移動体通信基地局は、電気部品の経
年変化および故障等のその他の異常による波形品質の劣
化を自己検出することができるため、異常を、迅速かつ
容易に確認でき、その保守性、安定性を向上させること
が可能な波形品質監視回路、波形品質監視システム及び
波形品質監視方法を提供することができる。
【0059】さらに、通常の送信機と予備系送信機との
2以上の送信機を備え、波形品質の劣化が確認された場
合は予備系送信機への切り換えを行うことで、通話品質
を良好なままシステムを運用していくことが可能な波形
品質監視システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る波形品質監視システムの第1の実
施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示される逆拡散部の一例の構成図であ
る。
【図3】図1に示される測定部の一例の構成図である。
【図4】本発明に係る波形品質監視システムの第2の実
施形態の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 送信機 102 波形品質監視回路 103 上位制御部 104 増幅部 105 送信アンテナ 111 D/A変換部 112 変調部 121 復調部 122 A/D変換部 123 逆拡散部 124 測定部 131 演算回路 132 判定回路 201,203 加算器 301,303,305,307,315 乗算器 309,311 加算器 313 逆数演算部 401 現用送信機 402 予備系送信機 403 波形品質監視回路 404 上位制御装置 405 スイッチ 406 増幅部 407 送信アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 7/00 - 7/38 H04J 13/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDMA方式によりRF信号を出力する
    移動体通信基地局の異常を監視する波形品質監視回路で
    あって、 前記RF信号を入力し、該入力したRF信号に含まれ
    る、パイロット信号、制御信号、及びデータを表すトラ
    フィック信号のうちの少なくともいずれか1つの信号の
    電力と、 前記RF信号を復調し、A/D変換を実行した後の信号
    の全電力との比を表す値を算出して出力することによ
    り、 前記移動体通信基地局の異常を監視することを特徴とす
    る波形品質監視回路。
  2. 【請求項2】 移動体通信基地局に具備される送信機か
    らCDMA方式により出力される、少なくとも1以上の
    信号が多重されているRF信号を入力し、該入力したR
    F信号を復調して、それぞれ直交するI信号及びQ信号
    からなるアナログベースバンド信号を出力する復調手段
    と、 前記I信号及びQ信号からなるアナログベースバンド信
    号を、それぞれ直交するI信号及びQ信号からなるデジ
    タルベースバンド信号に変換するA/D変換手段と、 前記I信号及びQ信号からなるデジタルベースバンド信
    号に、該デジタルベースバンド信号に多重されている信
    号のうちのいずれか1つの信号の拡散コードを掛け合わ
    せることにより、それぞれ直交するI信号及びQ信号か
    らなる、該いずれか1つの信号の逆拡散信号を出力する
    逆拡散手段と、 前記I信号及びQ信号からなるデジタルベースバンド信
    号の全電力と、前記それぞれ直交するI信号及びQ信号
    からなる、いずれか1つの信号の逆拡散信号の電力との
    比を表す値を算出して出力する測定手段とを有すること
    を特徴とする波形品質監視回路。
  3. 【請求項3】 前記多重されることにより、前記RF信
    号を構成する信号が、 基準となるパイロット信号、端末等に対する同期等を制
    御する制御信号、及びデータを表すトラフィック信号の
    うちの少なくともいずれか1つの信号を含むことを特徴
    とする請求項2記載の波形品質監視回路。
  4. 【請求項4】 前記逆拡散手段が、 前記デジタルベースバンド信号のI信号成分と、該いず
    れか1つの信号の拡散コードとの排他的論理和をとって
    出力する第1の加算手段と、 前記デジタルベースバンド信号のQ信号成分と、該いず
    れか1つの信号の拡散コードとの排他的論理和をとって
    出力する第2の加算手段とを有することを特徴とする請
    求項2又は3に記載の波形品質監視回路。
  5. 【請求項5】 前記測定手段が、 前記いずれか1つの信号の逆拡散信号のI信号成分の2
    乗を算出して出力する第1の乗算手段と、 前記いずれか1つの信号の逆拡散信号のQ信号成分の2
    乗を算出して出力する第2の乗算手段と、 前記第1の乗算手段から出力されたI信号成分の2乗
    と、第2の乗算手段から出力されたQ信号成分の2乗と
    の和を取って出力する第3の加算手段と、 前記デジタルベースバンド信号のI信号成分の2乗を算
    出して出力する第3の乗算手段と、 前記デジタルベースバンド信号のQ信号成分の2乗を算
    出して出力する第4の乗算手段と、 前記第3の乗算手段から出力されたI信号成分の2乗
    と、第4の乗算手段から出力されたQ信号成分の2乗と
    の和を取って出力する第4の加算手段と、 前記第4の加算手段から出力された和の逆数をとる逆数
    手段と、 前記第3の加算手段から出力された和と、前記逆数手段
    から出力された逆数との乗算を実行して出力する第5の
    乗算手段とを有することを特徴とする請求項2から4の
    いずれかに記載の波形品質監視回路。
  6. 【請求項6】 CDMA方式によりRF信号を送信する
    移動体通信基地局において用いられる波形品質監視シス
    テムであって、 前記CDMA方式により拡散された、パイロット信号、
    制御信号、及びトラフィック信号のうちの少なくとも1
    つの信号が多重された、デジタルベースバンド信号が入
    力し、該入力したデジタルベースバンド信号をアナログ
    ベースバンド信号に変換すると共に、RF信号に変調し
    て出力する送信機と、 前記送信機から出力されたRF信号を入力し、復調し、
    デジタルベースバンド信号に変換すると共に、前記デジ
    タルベースバンド信号に含まれる信号のうちの少なくと
    もいずれか1つの信号の電力と、前記デジタルベースバ
    ンド信号の全電力との比を表す値を算出して出力する波
    形品質監視回路と、 前記波形品質監視回路から出力された比を表す値を、演
    算により求めた結果と比較することにより、移動体通信
    基地局の異常の有無を判定する上位制御装置とを有する
    ことを特徴とする波形品質監視システム。
  7. 【請求項7】 CDMA方式によりRF信号を送信する
    移動体通信基地局において用いられる波形品質監視シス
    テムであって、 前記CDMA方式により拡散された、パイロット信号、
    制御信号、及びトラフィック信号のうちの少なくとも1
    つの信号が多重された、デジタルベースバンド信号が入
    力し、該入力したデジタルベースバンド信号をアナログ
    ベースバンド信号に変換すると共に、RF信号に変調し
    て出力する送信機と、 前記CDMA方式により拡散された、パイロット信号、
    制御信号、及びトラフィック信号のうちの少なくとも1
    つの信号が多重された、デジタルベースバンド信号が入
    力し、該入力したデジタルベースバンド信号をアナログ
    ベースバンド信号に変換すると共に、RF信号に変調し
    て出力する少なくとも1以上の予備系送信機と、 前記送信機から出力されるRF信号と、前記予備系送信
    機から出力されるRF信号とのうちのいずれか1つのR
    F信号を切り換えて出力するスイッチと、 前記送信機から出力されたRF信号を入力し、復調し、
    デジタルベースバンド信号に変換すると共に、前記デジ
    タルベースバンド信号に含まれる信号のうちの少なくと
    もいずれか1つの信号の電力と、前記デジタルベースバ
    ンド信号の全電力との比を表す値を算出して出力する波
    形品質監視回路と、 前記波形品質監視回路から出力された比を表す値を、演
    算により求めた結果と比較することにより、移動体通信
    基地局の異常の有無を判定し、該判定した結果、異常有
    りの場合は、前記予備系送信機のうちのいずれか1つか
    らRF信号を出力するように前記スイッチを切り換える
    制御を行う上位制御装置とを有することを特徴とする波
    形品質監視システム。
  8. 【請求項8】 CDMA方式によりRF信号を送信して
    出力する移動体通信基地局の異常を監視する波形品質監
    視方法であって、 前記RF信号を入力し、該入力したRF信号に含まれ
    る、パイロット信号、制御信号、及びデータを表すトラ
    フィック信号のうちの少なくともいずれか1つの信号の
    電力と、 前記RF信号を復調し、A/D変換を実行した後の信号
    の全電力との比を表す値を算出して出力することによ
    り、 前記移動体通信基地局の異常を監視することを特徴とす
    る波形品質監視方法。
  9. 【請求項9】 移動体通信基地局に具備される送信機か
    らCDMA方式により出力される、少なくとも1以上の
    信号が多重されているRF信号を入力し、該入力したR
    F信号を復調して、それぞれ直交するI信号及びQ信号
    からなるアナログベースバンド信号を出力する復調工程
    と、 前記I信号及びQ信号からなるアナログベースバンド信
    号を、それぞれ直交するI信号及びQ信号からなるデジ
    タルベースバンド信号に変換するA/D変換工程と、 前記I信号及びQ信号からなるデジタルベースバンド信
    号に、該デジタルベースバンド信号に多重されている信
    号のうちのいずれか1つの信号の拡散コードを掛け合わ
    せることにより、それぞれ直交するI信号及びQ信号か
    らなる、該いずれか1つの信号の逆拡散信号を出力する
    逆拡散工程と、 前記I信号及びQ信号からなるデジタルベースバンド信
    号の全電力と、前記それぞれ直交するI信号及びQ信号
    からなる、いずれか1つの信号の逆拡散信号の電力との
    比を表す値を算出して出力する測定工程とを有すること
    を特徴とする波形品質監視方法。
  10. 【請求項10】 前記多重されることにより、前記RF
    信号を構成する信号が、 基準となるパイロット信号、端末等に対する同期等を制
    御する制御信号、及びデータを表すトラフィック信号の
    うちの少なくともいずれか1つの信号を含むことを特徴
    とする請求項9記載の波形品質監視方法。
  11. 【請求項11】 前記逆拡散工程が、 前記デジタルベースバンド信号のI信号成分と、該いず
    れか1つの信号の拡散コードとの排他的論理和をとって
    出力する第1の加算工程と、 前記デジタルベースバンド信号のQ信号成分と、該いず
    れか1つの信号の拡散コードとの排他的論理和をとって
    出力する第2の加算工程とを有することを特徴とする請
    求項9又は10に記載の波形品質監視方法。
  12. 【請求項12】 前記測定工程が、 前記いずれか1つの信号の逆拡散信号のI信号成分の2
    乗を算出して出力する第1の乗算工程と、 前記いずれか1つの信号の逆拡散信号のQ信号成分の2
    乗を算出して出力する第2の乗算工程と、 前記第1の乗算工程から出力されたI信号成分の2乗
    と、第2の乗算工程から出力されたQ信号成分の2乗と
    の和を取って出力する第3の加算工程と、 前記デジタルベースバンド信号のI信号成分の2乗を算
    出して出力する第3の乗算工程と、 前記デジタルベースバンド信号のQ信号成分の2乗を算
    出して出力する第4の乗算工程と、 前記第3の乗算工程から出力されたI信号成分の2乗
    と、第4の乗算工程から出力されたQ信号成分の2乗と
    の和を取って出力する第4の加算工程と、 前記第4の加算工程から出力された和の逆数をとって出
    力する逆数工程と、 前記第3の加算工程から出力された和と、前記逆数工程
    から出力された逆数との乗算を実行して出力する第5の
    乗算工程とを有することを特徴とする請求項9から11
    のいずれかに記載の波形品質監視方法。
  13. 【請求項13】 CDMA方式によりRF信号を送信す
    る移動体通信基地局において用いられる波形品質監視方
    法であって、 前記CDMA方式により拡散された、パイロット信号、
    制御信号、及びトラフィック信号のうちの少なくとも1
    つの信号が多重された、デジタルベースバンド信号が入
    力し、該入力したデジタルベースバンド信号をアナログ
    ベースバンド信号に変換すると共に、RF信号に変調し
    て出力する送信工程と、 前記送信工程から出力されたRF信号を入力し、復調
    し、デジタルベースバンド信号に変換すると共に、前記
    デジタルベースバンド信号に含まれる信号のうちの少な
    くともいずれか1つの信号の電力と、前記デジタルベー
    スバンド信号の全電力との比を表す値を算出して出力す
    る電力比算出工程と、 前記電力比算出工程から出力された比を表す値を、演算
    により求めた結果と比較することにより、移動体通信基
    地局の異常の有無を判定する上位制御工程とを有するこ
    とを特徴とする波形品質監視方法。
  14. 【請求項14】 CDMA方式によりRF信号を送信す
    る移動体通信基地局において用いられる波形品質監視方
    法であって、 前記CDMA方式により拡散された、パイロット信号、
    制御信号、及びトラフィック信号のうちの少なくとも1
    つの信号が多重された、デジタルベースバンド信号が入
    力し、該入力したデジタルベースバンド信号をアナログ
    ベースバンド信号に変換すると共に、RF信号に変調し
    て出力する送信工程と、 前記CDMA方式により拡散された、パイロット信号、
    制御信号、及びトラフィック信号のうちの少なくとも1
    つの信号が多重された、デジタルベースバンド信号が入
    力し、該入力したデジタルベースバンド信号をアナログ
    ベースバンド信号に変換すると共に、RF信号に変調し
    て出力する少なくとも1以上の予備系送信工程と、 前記送信工程から出力されるRF信号と、前記予備系送
    信工程から出力されるRF信号とのうちのいずれか1つ
    のRF信号を切り換えて出力するスイッチ工程と、 前記送信工程から出力されたRF信号を入力し、復調
    し、デジタルベースバンド信号に変換すると共に、前記
    デジタルベースバンド信号に含まれる信号のうちの少な
    くともいずれか1つの信号の電力と、前記デジタルベー
    スバンド信号の全電力との比を表す値を算出して出力す
    る波形品質監視工程と、 前記波形品質監視工程から出力された比を、演算により
    求めた結果と比較することにより、移動体通信基地局の
    異常の有無を判定し、該判定した結果、異常有りの場合
    は、前記予備系送信工程うちのいずれか1からRF信号
    を出力するように前記スイッチ工程を切り換える制御を
    行う上位制御工程とを有することを特徴とする波形品質
    監視方法。
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