JP2928127B2 - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

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JP2928127B2 JP4954595A JP4954595A JP2928127B2 JP 2928127 B2 JP2928127 B2 JP 2928127B2 JP 4954595 A JP4954595 A JP 4954595A JP 4954595 A JP4954595 A JP 4954595A JP 2928127 B2 JP2928127 B2 JP 2928127B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原料を粉砕する装置として、例え
ば粉砕筒内に原料を投入するとともに流体を噴射させ、
原料を高速旋回させて粉砕するサイクロン方式のもの
や、固定うすの上面に回転うすを載置して、これらの摩
擦面で原料を摩砕するうす式のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のサイクロン方式
のものにおいては、騒音が高く環境上の問題があり、ま
た上記のうす式のものにおいては、原料の微粒子化が満
足できなかった。
【0004】そこで本発明は、騒音が極めて低くかつ原
料の微粒子化が良好な粉砕機を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段とその作用】本発明は上記
の課題を解決するもので、請求項1記載の発明は、上面
に円錐状の粉砕面(35)を有する回転うす(13)
と、中心部に原料流入口(44)を有し、下面に上記粉
砕面(35)に嵌合する円錐状の粉砕面(45)を有す
る固定うす(14)とからなり、上記回転うす(13)
の粉砕面(35)には、その回転方向側に中心をもつ円
弧状でかつ、粉砕面(35)の中心部から、外端より所
定距離内側に入った位置までの範囲に亘る第1溝(4
1)を、多数本放射状に形成し、更に、その粉砕面(3
5)に、上記第1溝(41)と同様の円弧で、かつ上記
第1溝(41)の相互の間に位置して、その粉砕面(3
5)の外端から上記第1溝(41)の端部付近の範囲に
亘る第2溝(42)を形成し、更に上記固定うす(1
4)の粉砕面(45)には、上記第1溝(41)と同様
の円弧で、かつその粉砕面(45)の外端より所定距離
内側へ入った位置までの第3溝(46)を形成したこと
を特徴とするものである。
【0006】この発明においては、固定うす(14)の
原料流入口(44)から流入した原料は回転うす(1
3)と固定うす(14)の両粉砕面(35)、(45)
間で摩砕される。
【0007】このとき、両粉砕面(35)、(45)に
形成した第1溝(41)と第3溝(46)の円弧形状に
より、原料は両うすの外端方向へ送られ、また、第1溝
(41)相互間と、第3溝(46)相互間の無溝部(3
5a)において原料は摩砕される。
【0008】また、第1溝(41)と第3溝(46)の
外端は、両うす(13)(14)の外端まで達していな
いので、これらの溝(41)と(46)に入っている原
料は、そのままうす外に流出せず、無溝部(35b)に
入りここで再摩砕される。したがって原料は確実に微粒
子化される。
【0009】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の第3溝(46)の深さ(H2 )及びその開口幅D
4 を、第1溝(41)と第2溝(42)の深さ(H1
とその開口幅(D5 )よりも大きくしたことを特徴とす
るものである。
【0010】この発明においては、回転うす(13)側
の第1溝(41)が浅いため、回転うす(13)と共回
りする原料が少ない。また、固定うす(14)側の第3
溝(46)が深くてその開口幅が大きいので、原料は、
この溝(46)内に多く入り、かつその原料が回転うす
(13)上に落下しやすく、摩砕が有効に行なわれる。
【0011】
【実施例】次に図に示す本発明の実施例について説明す
る。図1において、1は原料ホッパで、その下部に供給
ゲート2が設けられ、原料ホッパ1内の原料が所定量づ
つ供給されるようになっている。この供給ゲート2の詳
細は後述する。
【0012】該供給ゲートの下部にはベルトコンベア3
が配置され、上記原料ホッパ1から排出された原料をベ
ルトコンベア3により第1のバケットエレベータ4へ供
給するようになっている。
【0013】5は乾燥室6を形成する上壁6a部に設置
したホッパで、上記第1のバケットエレベータ4で搬送
した原料が該ホッパ5内に投入されるようになってい
る。7は上記ホッパ5の下部排出部に設置した破砕機
で、上記ホッパ5内の原料を該破砕機7を通過して破砕
し、その破砕した原料を排出口8から落下排出するよう
になっている。この破砕機7の詳細は後述する。
【0014】上記乾燥室6内には複数個のベルトコンベ
ア9a〜9eが図示のように段状に配置され、その最上
のベルトコンベア9aは、これに上記ホッパ5の排出口
8から落下排出した原料が乗るように配置されている。
これら各ベルトコンベア9a〜9eは図のように左右が
ずれた状態に配置され、上段のコンベアの進行方向終端
部から落下した原料が下段のベルトコンベア始端部上に
落下するようになっている。
【0015】上下のベルトコンベア間には所定の隙間を
設け、原料が上段のベルトコンベアから下段のベルトコ
ンベアへ落下する際にその原料の表裏が反転するように
なっている。
【0016】この各ベルトコンベア9a〜9eは、通気
穴を有する金属板例えばメッシュコンベアで形成され、
その通気穴を通じて熱気がベルトコンベア9a〜9eを
貫通するようになっているとともに、耐熱性を有してい
る。
【0017】10は乾燥室6の下部に設置したバーナブ
ロアである。11は第2のバケットエレベータで、その
下部受口11aは、上記の最下段のベルトコンベア9e
からの排出された原料を受けるようになっている。
【0018】12は粉砕機で、回転うす(臼)13と固
定うす14とからなる。この粉砕機12の詳細は後述す
る。15は上記粉砕機12の上部に設置したホッパで、
上記の第2のバケットエレベータ11で搬送された原料
が樋11bを通じてホッパ15内へ投入されるようにな
っている。
【0019】16は第3のバケットエレベータで、下部
には、上記粉砕機12により粉砕された原料の受口17
を有し、上部にはサイロ18への排出口19を有する。
上記供給ゲート2は図2及び図3に示すように、原料ホ
ッパ1の下部排出口20に+状の回転羽根21を設け、
これを原動機22で回転して、原料ホッパ1内の原料を
定量づつ排出するようになっている。このように+状の
回転羽根21にすることにより、大径の原料であっても
排出でき、また回転羽根21の回転数で原料の供給量を
増減できる。ベルトコンベア3は、図3に示すように、
その供給方向と直交する方向に対してV状に形成されて
いる。23は原料ホッパ1に付設したバイブレータであ
る。
【0020】破砕機7について図4乃至図8により説明
する。5はホッパで、これにはバイブレータ23aが付
設されている。24はケースで、その内部に2本の回転
軸25、26が並設されている。その一方の回転軸25
には、一方の破砕用歯車27が固設され、他方の回転軸
26には他方の破砕用歯車28が固設され、これら両破
砕用歯車27、28は図4に示すように噛合している。
【0021】図4に示す断面において、ケース24の両
側壁24a、24bは上記破砕用歯車27、28の外周
に近接して沿った半円状に形成され、またそのケース2
4の上側中央部には原料投入口29が形成され、ケース
24の下側中央部には破砕された原料の排出口8が形成
されている。更に排出口8には、原料排出用の案内板3
0、30が逆ハ状に設けられている。
【0022】上記両破砕用歯車27、28の噛合状態
は、図4に示すように一方の歯車27の谷部と他方の歯
車28の山部との間に所定の隙間dを有する。また、上
記破砕用歯車27、28の歯先面27a、28aの形状
は、その歯車の周方向(図4)に対して平面又は緩やか
な曲面に形成され、また軸方向(図5)に対して平面に
形成されており、投入された原料を押し潰すようになっ
ている。
【0023】これは破砕される原料が含水率の高い軟質
物の場合に、その原料を薄く砕き、次工程の乾燥時にそ
の原料の乾燥効率をよくするためである。上記一方の破
砕用歯車27は所定厚D1 を有する板状に形成され、こ
れを図5に示すように、回転軸25に多数枚挿通して並
列的に設置し、回転軸25にキー31によって固定され
ている。
【0024】他方の破砕用歯車28も上記一方の破砕用
歯車27と同一厚さD1 の板状に形成され、これを回転
軸26に多数枚挿通して並列的に設置し、回転軸26に
キー31aによって固定されている。そしてその配列
は、上記一方の破砕用歯車27の配列位置と同一にして
対向する歯車相互が噛合して回転するようになってい
る。
【0025】また、一方の破砕用歯車27の列におい
て、その隣接する破砕用歯車27−1、27−2・・・
相互は、図6及び図7に示すように一方の歯の山部27
bが他方の歯の谷部27cに位置するように位相して配
置されている。
【0026】他方の破砕用歯車28の列においても上記
のように配置された一方の破砕用歯車27に噛合するよ
うに、隣接する歯車相互が上記のように位相している。
このように両破砕用歯車27、28を配置することによ
り、例えば図5において一方の破砕用歯車27−2にお
ける歯の山部27bと、その歯車27−2の両側に位置
する歯車27−1と27−2に噛合する他方の両歯車2
8、28の山部28bとの境界部で、原料が切断される
ようになっている。
【0027】図8において、32は回転軸25に固設し
た連動歯車、33は他方の回転軸26に固設した連動歯
車で、これらが相互に噛合され、上記一方の破砕用歯車
27と他方の破砕用歯車28が同期回転するようになっ
ている。
【0028】図5において、34は回転軸25に固設さ
れた駆動用歯車で、図示されてない駆動モータにより回
転し、回転軸25を回転するようになっている。次に粉
砕機12について、図9乃至図11により説明する。
【0029】13は鋼鉄製の回転うすで、その上面の粉
破面35が、図に示すような、緩やかな円錐面に形成さ
れ雄型に形成されている。該回転うす13は、垂直の回
転軸36上に固定して支持され、該回転軸36を中心と
して平面的に回転するようになっている。37は駆動モ
ータで、チェーンホイール38、チェーン39、チェー
ンホイール40を介して回転軸36を回転するようにな
っている。
【0030】上記雄型の粉砕面35には、図10に示す
ような第1溝41と第2溝42とが形成されている。第
1溝41は、粉砕面35の中心から、粉砕面35の外端
(うすの外周端)より所定距離D2 内側へ入った位置ま
での長い距離に亘って放射状に形成されている。第2溝
42は、粉砕面35の外端から、上記所定距離D2 より
長くかつ中心部まで達しない短い距離D3 に亘って放射
状に形成されている。そして、第1溝41と第2溝42
は、粉砕面35の周方向に交互に多数本形成されてい
る。
【0031】更に、これら第1溝41と第2溝42は、
図10aに示すように、夫々回転うす13の回転方向B
側に中心を持つ円弧状に形成されている。更に上記第1
溝41と第2溝42は夫々深さH1 が短いV溝に形成さ
れている。
【0032】上記のような溝41と42により、溝41
相互間の無溝部からなる第1粉砕面35aと、第2溝4
2相互間の無溝部からなる第2粉砕面35bとが形成さ
れている。
【0033】固定うす14は、図11(a)に示すよう
に、上部に原料投入口43が、中間部に原料流入口44
が、下部に粉砕面45が一連にして形成された円筒状に
形成されている。
【0034】原料投入口43は投入原料を中央へ案内す
る逆円錐面に形成され、粉砕面45は上記回転うす12
の雄型の粉砕面35に沿って嵌合する雌型の円錐面に形
成されている。
【0035】上記雌型の粉砕面45には、上記原料流通
口44の内端から若干下った位置と、回転うす14の外
周端から上記D2 とほぼ同等の距離だけ内側に入った位
置との間に亘って第3溝46が形成されている。該第3
溝46は、その固定うす13を回転うす13に嵌合した
状態において、上記第1溝と同一の曲率で同一方向に向
く円弧状に形成され、粉砕面45の周方向に多数本形成
されている。
【0036】第3溝46を上記のように形成することに
より、下部に、無溝状の第3粉砕面45aが形成されて
いる。第3溝46の上端部から流通口44までは、上記
回転うす13の粉砕面35の傾斜角により大きな角度の
テーパ面47に形成され、原料が回転うす13と固定う
す14の粉砕面間に流入しやすいようになっている。
【0037】上記第3溝46は、図11(b)に示すよ
うなV溝に形成され、その深さH2と開口幅D4 は、上
記第1及び第2溝41、42の深さH1 及びその開口幅
5よりも長く形成されている。
【0038】図9において、48は支柱で、これに支板
49が固設されている。支板49には支持ねじ50が立
設され、これに支腕51が昇降可能に備えられ、該支腕
51はバネ52により支腕51へ押圧されている。53
は支持ねじ50に螺着したナットで、その回転によりバ
ネ52の付勢荷重を調節するようになっている。
【0039】上記の固定うす14は、図9に示すように
回転うす12に嵌合され、支腕51により回転不能に支
持されている。したがって、支板49により固定うす1
4の粉砕面45と回転うす13の粉砕面35との最小隙
間が規制され、また固定うす14に上方への所定以上の
押し力が作用した場合には、バネ52の付勢力に抗して
上動する。そしてナット53の正逆回転調節により、バ
ネ力を調節して、固定うす14の上動を調節するように
なっている。
【0040】次に、生コンクリート製造工場において発
生するセメントスラッジを破砕、粉砕する場合に適用し
た例について説明する。使用する原料は、コンクリート
ミキサーを水で洗浄して排出された水、セメント、砂の
混入物を、脱水機で加圧脱水処理してケーキ状にしたセ
メントスラッジである。この原料の含水率は約50〜6
0%である。
【0041】このケーキ状のセメントスラッジを原料ホ
ッパ1内に投入する。投入された原料は、供給ゲート2
の回転羽根21で荒破砕しながら定量ずつベルトコンベ
ア3に供給され、第1バケットエレベータ4のバケット
で搬送されてホッパ5に投入される。
【0042】ホッパ5内に投入された原料は、歯車式の
破砕機7で破砕される。このとき、対の破砕用歯車2
7、28間で押し潰すように破砕され、その原料は乾燥
しやすいように偏平に破砕される。また、隣接する歯車
相互間の歯の山部が相互に位相されていることにより、
原料は、回転軸25、26方向に対しても1枚の破砕用
歯車27、28の板厚分に分断される。
【0043】このように破砕された原料は、排出口8か
ら乾燥室6内の最上段のコンベア9aに落下する。そし
て落下した原料は、最上段のコンベア9aで移行され、
そのコンベア9aの下流端から次段のコンベア9b上に
落下する。この落下により、原料は、その表面と裏面が
ひっくり返されて下段のコンベア9b上に載る。そし
て、その原料はコンベア9bから更に次段のコンベア9
cへ、上記と同様にひっくり返されて落下し、これを繰
り返して最下段のコンベア9e上に載置する。
【0044】このように原料がひっくり返されながら移
行することと、原料が上記のように偏平であることと、
更に各コンベアがメッシュコンベアであることにより、
バーナ、ブロア10の熱が原料に効率的に作用し、原料
全体が早期に乾燥される。
【0045】乾燥された原料は第2バケットエレベータ
11のバケットで搬送されて粉砕機12上のホッパ15
内へ投入される。その投入された原料は、うす式の粉砕
機12へ落下供給される。供給された原料は、固定うす
14の原料流入口44から、テーパ面47部と回転うす
13との隙間へ入り、回転している回転うす13の粉砕
面35と固定うす14の粉砕面45間に入る。このよう
に入った原料は、回転うす13の第1溝41と固定うす
14の第3溝46内に入り込み、回転うす13のB方向
の回転と各溝41、46が上記のように円弧状に形成さ
れていることにより、原料は両うす13、14の外周側
へ押し移動される。
【0046】このとき、固定うす14側の第3溝46の
深さH2 を回転うす側の第1溝41より深くしたことに
より、原料の多くがこの第3溝46内に入り、かつその
原料が落下しやすいことから、原料の粉砕が良好に行な
われる。すなわち仮りに、回転うす13側の溝を深くす
るとこの溝に原料が多く付着して共回りし、粉砕が良好
に行なわれなくなるが、上記のように形成することによ
りこのようなことがない。
【0047】そして原料は、回転うす13と固定うす1
4における無溝部の粉砕面間で摩砕されて微粒子とな
る。また、回転うす13の第1溝41を、うすの外周端
まで形成せずに、外周部に無溝部からなる第2粉砕面3
5bを形成したこと及び固定うす14側にも外周部に無
溝部からなる第3粉砕面45aを形成したことにより、
所定の粒度に粉砕されない原料が溝41、46を通じて
外出することが抑制され、第2及び第3粉砕面35b、
45aにおいても粉砕作用が行なわれ、原料が均一に細
かく粉砕される。
【0048】この原料の粉砕の粒度調節はナット53の
回転により、バネ52の荷重を調節して行なう。上記の
ように粉砕された粉体は受口17から第3バケットエレ
ベータ16でサイロ18へ投入されて貯蔵される。
【0049】このように微粉砕されたものは、セメント
の増量材として乾式スラッジ混練りに利用したり、農地
の土壌改良の中和材として利用したり、石灰を含有する
ことから脱硫媒体として利用したり、その他加工製品の
材料として利用できる。したがって廃棄物ではなく製品
として販売できる。
【0050】また、微粉体であることから、サイロに貯
蔵したり袋詰めも可能であり、貯蔵管理が容易で、構内
の環境美化、整理整頓が図れる。更に産業廃棄物でな
く、材料として運搬できるため、一般車が使用できる。
【0051】尚、本発明の粉砕機は、上記実施例のよう
な乾燥を必要とする原料の粉砕に限るものではなく、乾
燥を要しない一般の原料の粉砕に適用できることは勿論
である。
【0052】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、騒音が極めて低く、かつ原料の微粒子化
を連続的にかつ良好に行なうことができる。
【0053】請求項2記載の発明によれば、更に、摩砕
を良好に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す装置の全体図。
【図2】 原料の供給ゲート部を示す正断面図。
【図3】 同側断面図。
【図4】 破砕機部を示す正断面図。
【図5】 同一部側断面図。
【図6】 破砕用歯車の歯部を示すもので(a)は正面
図、(b)は平面図。
【図7】 破砕機の正面外観図。
【図8】 破砕機における連動歯車部を示す図。
【図9】 粉砕機を示す正断面図。
【図10】 粉砕機の回転うすを示すもので(a)は平
面図、(b)は側面図、(c)は溝の拡大断面図。
【図11】 粉砕機の固定うすを示すもので(a)は側
断面図、(b)は溝の拡大断面図。
【符号の説明】
13…回転うす 14…固定うす 35、45…粉
砕面 41、42、46…溝 H2 、H3 …溝の深さ D
4 、D5 …溝の開口幅

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に円錐状の粉砕面(35)を有する
    回転うす(13)と、中心部に原料流入口(44)を有
    し、下面に上記粉砕面(35)に嵌合する円錐状の粉砕
    面(45)を有する固定うす(14)とからなり、上記
    回転うす(13)の粉砕面(35)には、その回転方向
    側に中心をもつ円弧状でかつ、粉砕面(35)の中心部
    から、外端より所定距離内側に入った位置までの範囲に
    亘る第1溝(41)を、多数本放射状に形成し、更に、
    その粉砕面(35)に、上記第1溝(41)と同様の円
    弧で、かつ上記第1溝(41)の相互の間に位置して、
    その粉砕面(35)の外端から上記第1溝(41)の端
    部付近の範囲に亘る第2溝(42)を形成し、更に上記
    固定うす(14)の粉砕面(45)には、上記第1溝
    (41)と同様の円弧で、かつその粉砕面(45)の外
    端より所定距離内側へ入った位置までの第3溝(46)
    を形成したことを特徴とする粉砕機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の第3溝(46)の深さ
    (H2 )及びその開口幅D4 を、第1溝(41)と第2
    溝(42)の深さ(H1 )とその開口幅(D5)よりも
    大きくしたことを特徴とする粉砕機。
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