JP2927613B2 - 照光式スイッチ装置 - Google Patents

照光式スイッチ装置

Info

Publication number
JP2927613B2
JP2927613B2 JP4170589A JP17058992A JP2927613B2 JP 2927613 B2 JP2927613 B2 JP 2927613B2 JP 4170589 A JP4170589 A JP 4170589A JP 17058992 A JP17058992 A JP 17058992A JP 2927613 B2 JP2927613 B2 JP 2927613B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
display
package
switch device
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4170589A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0612940A (ja
Inventor
雄治 藤田
淳 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Original Assignee
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC filed Critical Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority to JP4170589A priority Critical patent/JP2927613B2/ja
Publication of JPH0612940A publication Critical patent/JPH0612940A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2927613B2 publication Critical patent/JP2927613B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話やVTRカメ
ラ等の小型機器の照明付操作スイッチに使用される照光
式スイッチ装置に関し、特に表面実装が可能な小型の照
光式スイッチ装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
(従来例1)図16(A)(B)の如く、従来例1の照
光式スイッチ装置は、下部にリードフレーム1をインサ
ート成形した樹脂部2があり、その上面に、バネ式等の
図示しないスイッチ接点と、これを指で押してオンオフ
切換する押材3と、オン表示用LED部4と、オフ表示
用LED部5とを組み込んでいる。
【0003】(従来例2)従来例2の照光式スイッチ装
置は、図17(A)(B)の如く、従来例1のものと同
機能を有し、スイッチ接点を指でオンオフ切換する押材
3が透光性とされ、その内側に、オン表示用LED部お
よびオフ表示用LED部が収納されている。この両LE
D部は、色彩を換えることでオンオフを識別する。
【0004】(従来例3)従来の小型機器の操作パネル
に使われる照光式メンブレンスイッチ装置を図18に示
す。これは、基板6の上に導電パターン7を形成し、ス
イッチ部8、LED部9を組み込んだ上、透光性フイル
ム10で閉じた構造を持つもので、スペーサ8aにて離
間された第一接点8bと第二接点8cが、外力を受けて
接触した場合に、スイッチ部8がオン状態となり、LE
D部9が発光する。主として、製品の高さ寸法の問題で
従来例1の照光式スイッチ装置が使用できない等、薄型
化が要求される携帯機器に使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(1)従来例1,2では、リードフレーム1、樹脂部
2、スイッチ接点、押材3および一対の表示用LED部
4,5を要するため、部品点数が多くなり、部品材料
費、組立加工費等がコスト高となり、しかも、部品点数
の増大に伴って、部品寸法精度、信頼性等、品質を管理
する項目が数多くなる。
【0006】また、各種部品を組み合わせているため、
部品の高さ寸法も大となっている。
【0007】(2)従来例3では、高さ寸法を1mm前
後まで薄くすることが可能となる。しかし、通常はLE
D部9とスイッチ部8が別エリアとなっており、スイッ
チ部8そのものが光らないため、スイッチ操作時の視認
性がわるい。
【0008】なお、従来例3の改良提案例として、図1
9(従来例4:実開平1−113930号参照)および
図20(従来例5:実開平3−092322号参照)の
如く、スイッチ部8の下にLED部9を組み込む構造も
考案されている。この場合、上述の視認性は改善される
が、多層構造となり、製品の厚みが増大し、また、製造
工程が増えることから製造コストも増大する。
【0009】(3)従来例3,4共通の課題として、機
器の操作パネルのスイッチ部8およびLED部9のデザ
インにあわせて、メンブレンスイッチパネルの基板6、
スペーサ8a、フイルム10を夫々専用の金型、治工具
等で製作しなければならなかった。すなわち、機器の操
作パネルのデザインが変更されるごとに、前述の金型、
治工具の製作が必要となる。したがって、多品種少量生
産には向かなく、労働集約型の製品とならざるを得な
い。
【0010】(4)従来例1〜4共通の課題として、ス
イッチ部8の接点の金属摩耗、腐食による作動不良があ
った。
【0011】本発明は、上記課題に鑑み、スイッチ操作
時の視認性がよく、部品点数および製造コストを軽減
し、多品種少量生産に適した照光式スイッチ装置の提供
を目的とする。
【0012】本発明請求項1による課題解決手段は、図
1〜15の如く、電気的接点部11のオンオフ切換表示
を表示用発光素子12,13で行う照光式スイッチ装置
において、前記電気的接点部11を形成するための接点
用凹部15と、前記表示用発光素子12,13を搭載す
るための表示用凹部16,17とを備えたパッケージ1
4がモールデッド・インターコネクション・デバイス法
(MID法)で形成され、前記電気的接点部11は、接
点用凹部15の底面に互いに並置形成された薄膜状の第
一接点端子18および第二接点端子19と、該両接点端
子18,19の電気的接続をオンオフ切換する操作部2
0とから構成され、該操作部20は、接点用凹部15の
開口部を覆うように張設され外力を加えることで前記両
接点端子18,19まで離接自在に弾性変形する遮光性
弾性膜21と、該弾性膜21の両接点端子18,19
に対向する面に取り付けられ弾性膜21が両接点端子1
8,19に接触するときにこれらを電気的に接続するた
めの金属片(導電片)22とから構成され、前記表示用
凹部16,17に、薄膜状の表示用立体配線部24,2
5が立体的に形成され、該表示用立体配線部24,25
に、前記表示用発光素子12,13が搭載され、前記表
示用凹部16,17は、透光性封止樹脂27によって封
止され、前記第一接点端子18および第二接点端子19
や、電気回路としての立体配線部24,25を、成形品
としてのパッケージ14の各凹部15,16,17に化
学めっき等の方法(MID法)で形成したものである。
【0013】本発明請求項2による課題解決手段は、請
求項1の接点端子18,19または立体配線部24,2
5のうち少なくともいずれか一方は、パッケージ14の
上面および側面を通じてパッケージ14の裏面まで引き
回しされたものである。
【0014】本発明請求項3による課題解決手段は、請
求項1の接点端子18,19または立体配線部24,2
5のうち少なくともいずれか一方は、対応する各凹部1
5〜17の底部に形成された貫通孔31を通じてパッケ
ージ14の裏面まで引き回しされたものである。
【0015】
【作用】上記請求項1による課題解決手段において、パ
ッケージ14をMID法で形成でき、各部品を可能な限
り一体化できる。そうすると、スイッチ操作時の視認性
がよくなるだけでなく、構造の簡略化、小型薄型化、低
コスト化が可能となる。
【0016】請求項2,3では、外部の実装基板に実装
する際、パッケージ14の裏面を実装基板に接触させ、
電気的接点部11や表示用発光素子12,13を上向き
にして表面実装できる。
【0017】
【実施例】
(第一実施例)図1は本発明の第一実施例を示す照光式
スイッチ装置であって、(A)は外観斜視図、(B)は
弾性膜を装着する動作を示す斜視図、図2は内部回路
図、図3は電気的接点部の非接続状態を示す断面図、図
4は電気的接点部の接続状態を示す断面図、図5は表示
用凹部内の構造を示す断面図、図6は立体配線されたパ
ッケージの平面図である。
【0018】図示の如く、本実施例の照光式スイッチ装
置は、例えば携帯電話や小型VTRカメラ等の小型機器
の操作スイッチに使用されるもので、電気的接点部11
のオンオフ切換を指等の対象物にて行い、オンオフ切換
表示をオン表示用発光素子12およびオフ表示用発光素
子13で択一的に発光して行うもので、そのパッケージ
14として、図1(A)(B)の如く、リードフレーム
を用いずに、小型、薄型の一体化した部品を得るための
Molded Interconnection De
vice法(以下、MID法と称す)を用いたものであ
る。ここで、MID法とは、射出成形または押出し成形
によって得られた成形品に化学めっき等の方法で電気回
路を形成したものである。
【0019】該MID法によるパッケージ14は、耐熱
性液晶ポリマーやポリフェニレンサルファイド(PP
S)等の電気的絶縁性を有する遮光性樹脂が使用され、
一枚の有機樹脂基板に数百個のデバイスが規則正しく配
列されるよう金型成形され、後に、図1〜6に示すよう
なデバイスにダイシング分割される。
【0020】該パッケージ14の上面の各デバイス領域
には、図1の如く、中央部の電気的接点部11を形成す
るための接点用凹部15と、前記オン表示用発光素子1
2を搭載するためのオン表示用凹部16と、前記オフ表
示用発光素子13を搭載するためのオフ表示用凹部17
とが形成されている。
【0021】前記電気的接点部11は、パッケージ14
の接点用凹部15の底面に互いに並置形成された薄膜状
の第一接点端子18および第二接点端子19と、該両接
点端子18,19の電気的接続をオンオフ切換する操作
部20とから構成され、該操作部20は、接点用凹部1
5の開口部に張設され外力を加えることで前記両接点端
子18,19まで離接自在に弾性変形する弾性膜21
と、該弾性膜21の両接点端子18,19に対向する面
に取り付けられ弾性膜21が両接点端子18,19に接
触するときにこれらを電気的に接続するための導電片2
2(可動接点)とから構成されている。
【0022】前記両接点端子18,19は、図1
(B),図3および図4の如く、互いに非連続にめっき
形成され、図3,4の如く、接点用凹部15の底面から
パッケージ14の上面および側面スルーホール23を介
して裏面電極18a,19aにまで夫々引きまわしされ
ている。
【0023】前記弾性膜21は、図1(A)(B)の如
く、接点端子18,19を隠すといった美観上の理由か
らポリエステル等の遮光性の軟質プラスチック材等が用
いられ、パッケージ14の電気的接点部11に相当する
部分全部を覆うよう大面積とされて、パッケージ14の
上面の一部に接着剤にて接着される。
【0024】前記導電片22は、図1(B),図3およ
び図4の如く、接点用凹部15の底面と同面積程度かそ
れより小に形成された金属片であり、前記弾性膜21の
下面に張付される。
【0025】前記オン表示用凹部16は、オン切換時の
視認性をよくするため、前記接点用凹部15の近傍に隣
接される。該オン表示用凹部16には、薄膜状のオン表
示用立体配線部24が立体的にめっき形成され、該オン
表示用立体配線部24には、前記オン表示用発光素子1
2が導電性ペーストを用いて上向きに搭載される。該オ
ン表示用発光素子12は、図示しない外部回路にて、ス
イッチがオン状態のときにのみ発光するよう接続され
る。
【0026】前記オフ表示用凹部17は、オフ切換時の
視認性をよくするため、前記接点用凹部15の近傍に隣
接し、かつ前記オン表示用凹部16の逆側に配される。
該オフ表示用凹部17には、薄膜状のオフ表示用立体配
線部25が立体的にめっき形成され、該オフ表示用立体
配線部25には、前記オフ表示用発光素子13が導電性
ペーストを用いて上向きに搭載される。該オフ表示用発
光素子13は、前記図示しない外部回路にて、スイッチ
がオフ状態のときのみ発光するよう接続される。
【0027】ここで、前記各立体配線部24,25は、
図5の如く、各表示用凹部16,17の底面からパッケ
ージ14の上面および側面スルーホール23を介して裏
面電極16a,17aにまで夫々引きまわしされてい
る。
【0028】なお、前記表示用凹部16,17は逆台錐
形とされ、その傾斜面に形成された立体配線部24,2
5は、各発光素子12,13を搭載するためのみなら
ず、発光素子12,13からの照射光を上方へ反射させ
ることにより光指向特性を高める機能を有する。
【0029】図1,5中、26はボンディングワイヤ、
27は各表示用凹部16,17に充填されるシリコン樹
脂やエポキシ樹脂等の透光性封止樹脂である。なお、オ
ン表示用凹部16に、充填する封止樹脂27と、オフ表
示用凹部17に充填する封止樹脂27とは、赤と緑等に
色彩を変えておくのが望ましい。また、図5の如く、透
光性封止樹脂27に集光レンズ27aを形成しておいて
もよい。
【0030】上記の照光式スイッチ装置は、以下のよう
に製造される。
【0031】まず、多数のめっきグレードのパッケージ
14を、複数デバイス分並置して一体的に成形する。こ
の際、各デバイス領域の上面に接点用凹部15および表
示用凹部16,17を形成する。そして、接点用凹部1
5に接点端子18,19をめっき形成するとともに、各
表示用凹部16,17に立体配線部24,25をめっき
形成する。これらは、パッケージ14のスルーホールを
介して裏面に引きまわししておく。
【0032】次に、一対の表示用発光素子12,13を
表示用凹部16,17内に搭載し、ボンディングワイヤ
26を用いてボンディング結線し、その上を透光性封止
樹脂27で封止する。
【0033】これと同時に、接点用凹部15の開口部
に、導電片22を有する弾性膜21を張設し、電気的接
点部11を形成する。
【0034】その後、ダイシングソーで切断してチツプ
化し、図1〜5に示す照光式スイッチ装置を形成する。
【0035】このように、MID法、すなわちリードフ
レームを用いない樹脂成型物に必要な金属層を形成させ
て、表示用発光素子と電気的接点部の夫々の機能部を一
体化したスイッチ装置を製作することが可能となるた
め、図16〜20の従来の製品群に比較して、次の
(1)(2)の利点がある。
【0036】(1)MID法を用い、リードフレームを
用いない樹脂一体構造を有するため、部品点数を低減で
き、コスト削減を果たせる。また製品高さも1mm程度
が可能となり従来比50%以下が実現できる。
【0037】(2)スイッチ部とLED部が一体化し、
かつ薄型化が可能であるので薄型操作パネルを製作する
際、メンブレンスイッチなど特殊な構造は不要で、チッ
プマウントを経てリフローするといった一般的な表面実
装方式を用いることが可能となる。
【0038】これらのことから、照光式スイッチ装置を
可能な限り一体化でき、構造の簡略化、小型薄型化、低
コスト化が可能となる。
【0039】また、リードフレームとパッケージのモー
ルド樹脂との間の熱膨張係数の差による剥離等の問題も
なく、半田リフロー時の耐熱性の向上、および熱衝撃に
対しても品質の向上が図り得る。
【0040】さらに、従来のようにリードピンを外部に
突出させなくてもよいので、リードピンの外力による変
形を防止し得る。
【0041】また、スイッチを使用しない通常時は、図
3の如く、弾性膜21は自然状態で接点端子18,19
から離間するため、導電片22は接点端子18,19に
接触せず、両接点端子18,19間の非接続状態が維持
される。
【0042】この際、オフ表示用発光素子13は点灯
し、オン表示用発光素子12は消灯している。
【0043】一方、スイッチの操作時には、指等の対象
物で弾性膜21を下方へ押圧する。そうすると、弾性膜
21は接点用凹部15の底面側へ弾性変形する。そし
て、導電片22は、両接点端子18,19に接触し、こ
れらを電気的に接続状態とする。
【0044】この際、オン表示用発光素子12は点灯
し、オフ表示用発光素子13は消灯する。
【0045】このように、電気的接点部11と同一部品
内にある表示用発光素子12,13を見ながらスイッチ
動作を行うことができ、作業時の視認性が良好になる。
【0046】(第二実施例)図7は本発明の第二実施例
を示す照光式スイッチ装置の電気的接点部の非接続状態
を示す断面図、図8は電気的接点部の接続状態を示す断
面図、図9は表示用凹部内の構造を示す断面図、図10
は立体配線されたパッケージの平面図、図11はパッケ
ージに表示用発光素子が搭載された平面図、図12はボ
ンディング結線された平面図、図13は表示用凹部に透
光性封止樹脂を充填した平面図、図14は接点用凹部に
導電片を有する弾性膜を張設した平面図である。
【0047】本実施例の照光式スイッチ装置は、図7〜
10の如く、パッケージ14の各凹部15〜17の底部
に貫通孔(スルーホール)31を形成し、凹部15〜1
7の所望位置、貫通孔31およびパッケージ14の裏面
の所望位置にめっき配線して、凹部15〜17内の接点
端子18,19や立体配線部24,25をパッケージ1
4の裏面へ引き出したものである。
【0048】該照光式スイッチ装置は、その後、図11
のように、表示用発光素子12,13が搭載され、図1
2の如く、ボンディングワイヤ26にて内部結線され、
図13の如く、表示用凹部16,17に透光性封止樹脂
27が充填され、図14の如く、接点用凹部15に導電
片22を有する弾性膜21が張設される。
【0049】それ以外の構成、動作および効用は第一実
施例と同様である。
【0050】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0051】例えば、上記実施例では、表示用発光素子
として、オン用とオフ用の一対の発光素子12,13を
設け、夫々対応する凹部16,17も別々に形成してい
たが、オン用またはオフ用の表示用発光素子および凹部
を夫々単一に設けてもよく、あるいは、オン用とオフ用
の発光素子12,13自体の光の色彩を互いに違えて識
別力を持たせ(異色発光)、これらを単一の凹部内に近
接して搭載してもよい。この場合、凹部内の立体配線部
の形状を工夫して、両者間の絶縁を行う。この各表示用
凹部16,17の位置は、デザイン上で任意に設定すれ
ばよい。
【0052】また、上記実施例では、接点端子18,1
9や立体配線部24,25をめっき法にて形成していた
が、金属蒸着等の他の方法で形成してもよい。
【0053】さらに、接点端子18,19や立体配線部
24,25のパッケージ14裏面への引き回しを、第一
実施例ではパッケージ14側部のスルーホール23を、
第二実施例では各凹部15〜17底部の貫通孔31を通
じて行っていたが、図15の如く、接点端子18,19
のみをパッケージ14側部のスルーホール23を通じて
引き回し、立体配線部24,25を凹部16,17底部
の貫通孔31を通じて引き回してもよい。あるいは、そ
の逆で、接点端子18,19のみを凹部15底部の貫通
孔31を通じて引き回し,立体配線部24,25をパッ
ケージ14側部のスルーホール23を通じて引き回して
もよい。
【0054】さらにまた、上記実施例では、透光性封止
樹脂27がレンズ形状とされていたが、レンズが無く平
滑とされていてもよい。
【0055】あるいは、透光性封止樹脂27に代えて、
透光性フィルムを各凹部16,17の開口部に張設して
もよい。
【0056】また、上記実施例では、電気的接点部11
と各表示用発光素子12,13との接続を、外部回路に
て行っていたが、表示用発光素子をオン用のもののみに
限定し、これらの接続を、パッケージ14の内部でめっ
き処理にて直列回路を形成することで行えば、実装基板
との配線がより容易になる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1によると、電気的接点部を、パッケージの接点用
凹部の底面の第一接点端子および第二接点端子と、両接
点端子まで離接自在に弾性変形する弾性膜と、弾性膜の
導電片とから構成し、両接点端子や立体配線部をMID
法にて形成しているので、次の効果がある。
【0058】(1)MID法を用いることで、電気的接
点部と表示用発光素子を一体化したパッケージに組み込
むことが可能となり、パッケージの絶縁材料の使用効率
を高めて、照光式スイッチ装置の小型薄型化、低コスト
化が可能となる。また、従来のメンブレンスイッチのよ
うに複雑な構造は不要となり、基板の上に各素子を直接
面実装できるため操作パネルの設計短縮、コスト低減が
可能となる。
【0059】(2)電気的接点部と同一部品内に表示用
発光素子を有するので、スイッチの動作の視認性が良好
となる。
【0060】(3)スイッチのオンオフ切換をする際、
表示用発光素子が電気的接点部の近傍にあるため、対象
物で触れる位置の視認性がよくなり、オンオフ作業が容
易となる。
【0061】請求項2,3によると、両接点端子または
立体配線部を、パッケージの上面および側面、または各
凹部の底部に形成された貫通孔を通じて、パッケージの
裏面まで引き回しているので、外部の実装基板に実装す
る際、パッケージの裏面を実装基板に接触させ、電気的
接点部や表示用発光素子を上向きにして表面実装できる
といった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す照光式スイッチ装置
であって、(A)は外観斜視図、(B)は弾性膜を装着
する動作を示す斜視図
【図2】内部回路図
【図3】電気的接点部の非接続状態を示す断面図
【図4】電気的接点部の接続状態を示す断面図
【図5】表示用凹部内の構造を示す断面図
【図6】立体配線されたパッケージの平面図
【図7】本発明の第二実施例を示す照光式スイッチ装置
の電気的接点部の非接続状態を示す断面図
【図8】電気的接点部の接続状態を示す断面図
【図9】表示用凹部内の構造を示す断面図
【図10】立体配線されたパッケージの平面図
【図11】パッケージに表示用発光素子が搭載された平
面図
【図12】ボンディング結線された平面図
【図13】表示用凹部に透光性封止樹脂を充填した平面
【図14】接点用凹部に導電片を有する弾性膜を張設し
た平面図
【図15】他の実施例を示す照光式スイッチ装置の分解
斜視図
【図16】従来例1の照光式スイッチ装置であり、
(A)は平面図、(B)は側面図
【図17】従来例2の照光式スイッチ装置であり、
(A)は平面図、(B)は側面図
【図18】従来例3の照光式スイッチ装置の断面図
【図19】従来例4の照光式スイッチ装置の断面図
【図20】従来例5の照光式スイッチ装置の断面図
【符号の説明】 11 電気的接点部 12,13 表示用発光素子 14 パッケージ 15 接点用凹部 16,17 表示用凹部 18,19 接点端子 20 操作部 21 弾性膜 22 導電片 24,25 表示用立体配線部 31 貫通孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的接点部のオンオフ切換表示を表示
    用発光素子で行う照光式スイッチ装置において、前記 電気的接点部を形成するための接点用凹部と、前記
    表示用発光素子を搭載するための表示用凹部とを備えた
    パッケージがモールデッド・インターコネクション・デ
    バイス法で形成され、 前記電気的接点部は、 前記接点用凹部の底面に互いに並置形成された薄膜状の
    第一接点端子および第二接点端子と、 該両接点端子の電気的接続をオンオフ切換する操作部と
    から構成され、 該操作部は、 接点用凹部の開口部を覆うように張設され外力を加える
    ことで前記両接点端子に離接自在に弾性変形する遮光性
    弾性膜と、 該弾性膜の両接点端子に対向する面に取り付けられ弾性
    膜が両接点端子に接触するときにこれらを電気的に接続
    するための金属片とから構成され、 前記表示用凹部に、薄膜状の表示用立体配線部が立体的
    に形成され、 該表示用立体配線部に、前記表示用発光素子が搭載さ
    前記表示用凹部は、透光性封止樹脂によって封止され
    ことを特徴とする照光式スイッチ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の接点端子または立体配線部の
    うち少なくともいずれか一方は、パッケージの上面およ
    び側面を通じてパッケージの裏面まで引き回しされたこ
    とを特徴とする照光式スイッチ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の接点端子または立体配線部の
    うち少なくともいずれか一方は、対応する各凹部の底部
    に形成された貫通孔を通じてパッケージの裏面まで引き
    回しされたことを特徴とする照光式スイッチ装置。
JP4170589A 1992-06-29 1992-06-29 照光式スイッチ装置 Expired - Fee Related JP2927613B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4170589A JP2927613B2 (ja) 1992-06-29 1992-06-29 照光式スイッチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4170589A JP2927613B2 (ja) 1992-06-29 1992-06-29 照光式スイッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0612940A JPH0612940A (ja) 1994-01-21
JP2927613B2 true JP2927613B2 (ja) 1999-07-28

Family

ID=15907641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4170589A Expired - Fee Related JP2927613B2 (ja) 1992-06-29 1992-06-29 照光式スイッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2927613B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107633967A (zh) * 2017-10-13 2018-01-26 维沃移动通信有限公司 按键开关支架、制备方法、按键及电子设备

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61166342U (ja) * 1985-04-01 1986-10-15
JPH04129117A (ja) * 1990-09-20 1992-04-30 Alps Electric Co Ltd 照光式押釦スイツチ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107633967A (zh) * 2017-10-13 2018-01-26 维沃移动通信有限公司 按键开关支架、制备方法、按键及电子设备
CN107633967B (zh) * 2017-10-13 2021-01-08 维沃移动通信有限公司 按键开关支架、制备方法、按键及电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0612940A (ja) 1994-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5177593A (en) Display device with LEDs having a reduction of the thermal expansion coefficients among the associated components
JP4065051B2 (ja) 表面実装ledとその製造方法
US4843280A (en) A modular surface mount component for an electrical device or led's
US5942770A (en) Light-emitting diode chip component and a light-emitting device
US4890383A (en) Method for producing displays and modular components
CN106783817B (zh) Led封装组件、led模组及其制造方法
US20060202210A1 (en) LED mounting having increased heat dissipation
PT782765E (pt) Embalagem matricial com saliencias de polimero
US3986335A (en) Electronic watch module and its method of fabrication
KR200329900Y1 (ko) 점착형 발광 다이오드 리드 프레임
JP2004247575A (ja) Ledダイ搭載用プリント基板及びその製造方法
US8783933B2 (en) Light emitting device package, and display apparatus and lighting system having the same
JP2012109587A (ja) Ledモジュール装置及びその製造方法
JPH08298345A (ja) チップ型発光ダイオード
JP2914097B2 (ja) 射出成形プリント基板
US3986334A (en) Electronic watch and its method of fabrication
JP2927613B2 (ja) 照光式スイッチ装置
JP2001217464A (ja) 発光表示装置およびその製法
CN206497891U (zh) Led模组和led封装组件
JP2606869Y2 (ja) 薄型照光式スイッチ
JP4003847B2 (ja) 赤外線データ通信モジュールおよびその製造方法
JPH05347434A (ja) 抵抗内蔵型発光装置
JP2820840B2 (ja) 照光式スイツチ装置およびその製造方法
KR101250381B1 (ko) 광패키지 및 그 제조방법
CN206497900U (zh) Led封装组件以及led模组

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080514

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees