JP2924940B2 - 設計生産支援方法及び装置 - Google Patents

設計生産支援方法及び装置

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JP2924940B2 JP5216787A JP21678793A JP2924940B2 JP 2924940 B2 JP2924940 B2 JP 2924940B2 JP 5216787 A JP5216787 A JP 5216787A JP 21678793 A JP21678793 A JP 21678793A JP 2924940 B2 JP2924940 B2 JP 2924940B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械構造物や建築構造物
の配置設計、配管設計するための設計生産支援方法及び
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】「超LSICADの基礎」(可児、川
西、舩津共著、オーム社、1983年)に記載されてい
るように、LSIやプリント基板などの電子系の設計支
援システムでは、従来から自動配置、自動配線などの自
動処理技術が開発され実用化され、LSIの配置配線の
方法としては迷路法が知られている。これは領域を線幅
程度に細かく分割する必要があるため、要素の数が非常
に多くなるという問題があった。
【0003】また特開平3−126173号に記載され
ているのは、あらかじめ決められた形状を自動配置する
もので、配管ルートのような経路を求めることは考慮さ
れていない。
【0004】また、レイアウト要素を連絡する接続経路
をレイアウトする方法は特開平4−21910号に記載
されているように、知識処理と迷路法を組合せた方法が
知られているが、迷路法では空間を細かく分割する必要
があり、この領域要素が多くなるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、迷路
法などのように領域をLSIの配置配線幅程度に細かく
分割することにより要素数が非常に多くなるという問
題、また最適な配管ルートを自動的に求めたいという、
これらの課題を解決するための設計生産支援方法及び装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、系統情報、機
器・部品情報、制約条件情報などで構成される基本設計
情報を入力し、データベースに記憶する第1の方法と、
機器・部品の配置対象とする空間を特定し、前記データ
ベースに記憶された基本設計情報を使用して前記制約条
件情報を基に前記空間に機器・部品を配置したときの評
価を行う第2の方法と、評価値の高い機器・部品を優先
して該空間に配置することを決定する第3の方法と、お
よび機器・部品を配置した図面情報を表示する第4の方
法と、該機器・部品の配置情報と前記制約条件情報に基
づいて前記系統情報から配管ルートの生成を行う第5の
方法と、該配管ルートをサブルートに分割し、そのサブ
ルートの始点と終点とが含まれる経路の長さを基に評価
を行う第6の方法と、評価の高いサブルートを基に配管
ルートを決定する第7の方法と、および決定した配管ル
ートを図面情報として、前記機器・部品を配置した図面
情報に付加して、前記機器・部品を接続・表示する第8
の方法とからなる設計生産支援方法を提供する。本発明
は、更に前記第8の方法で表示された機器・部品および
配管ルートの接続表示画面を施工エリア単位の施工画面
として表示する第9の方法とからなる設計生産支援方法
を提供とする。本発明は、更に前記施工画面を製作単位
である製作画面として表示する第10の方法とからなる
設計生産支援方法を提供とする。本発明は、更に未配置
空間を探索して合成し、合成された空間を前記空間とす
る設計生産支援方法を提供する。本発明は、更に前記制
約条件情報は、機器の配置位置を固定するなどの強い制
約条件情報と機器間の相対位置関係などの弱い制約条件
情報からなる設計生産支援方法を提供とする。本発明
は、計算機の入力インタフェースを介して端末から系統
情報、機器・部品情報、制御条件情報などで構成される
基本設計情報を入力する装置と、入力された前記基本情
報を記憶するデータベースと、前記基本設計情報に基づ
いて配置空間に配置した機器・部品を機器配置情報とし
て生成する機器配置処理部と、生成された機器・部品配
置情報を記憶するデータベースと、前記機器配置情報に
基づいて前記機器・部品を接続する配管ルート情報を生
成する配管ルート生成処理部と、および前記二つのデー
タベースを使用して、機器・部品配置および機器・部品
を接続する配管ルートを表示する建屋計画画像、該建屋
計画画像を施工エリアに分けた施工画像、更に製作単位
に分解した製作画像を表示する表示部と、生成された配
管ルート情報を記憶するデータベースとからなる設計生
産支援装置を提供する。
【0007】
【作用】機器配置処理部は機器・部品の配置対象となる
空間を特定し、データベースに記憶された基本設計情報
を使用して、制約条件情報の基に特定した空間に機器・
部品を配置したときの評価値を付け、その評価値の高い
機器・部品から優先して配置していく。
【0008】配管ル−ト生成処理部は機器・部品の配置
情報から設定されるべき配置ルートをサブルートに分割
し、そのサブルートの始点と終点が含まれる空間を特定
して求めた経路の長さを基に評価付けをし、評価の高い
サブルートを配管ルートと決定する。
【0009】決定した配管ルートを図面情報として、機
器・部品を配置した図面情報に付加して、機器・部品を
接続・表示を行う。また、表示部には、機器・部品配置
および機器・部品を接続する配管ルートを表示する建屋
計画画像、該建屋計画画像を施工エリアに分けた施工画
像、更に製作単位に分解した製作画像を表示する。
【0010】
【実施例】本発明をプラント構造物の設計生産支援に適
用した実施例について、図1により説明する。図に示す
ように、ユーザ1−5は端末1−6から入出力インタフ
ェースを介して計算機1−1にアクセスし、基本設計支
援処理部1−3により、基本設計情報1−4を生成す
る。基本設計情報1−4は、系統情報、機器・部品情
報、制約条件で構成される。
【0011】系統情報は、機器設計や配管設計の基本情
報となるもので、プラントを構成する機器や配管などの
仕様や接続関係を記述したものである。また機器・部品
情報は、系統情報に基づき、機器、部品の仕様やシンボ
ル形状、3次元形状などの情報である。制約条件は、機
器や配管、部品などの配置物体の配置優先順位や配置物
体間の位置制約を重み付けたもので、例えば機器の配置
位置を固定する強い制約条件や、機器間の相対位置関係
などの弱い制約条件がある。詳細は後述する。
【0012】また図2は設計生産情報の一連の流れを示
したものである。系統図4−1は基本設計情報1−4の
内の系統情報に基づきプラントを構成する機器4−2及
び機器間を接続する配管を1ライン(系統ライン4−
3)で記述するもので、機器4−2や部品4−4さらに
配管も簡略化されており、尺度も実寸法とは関係なく、
論理関係を正しく示した図である。機器4−2、部品4
−4の仕様やシンボル形状、3次元形状などの機器・部
品情報を生成する。
【0013】設計自動処理部2−1は機器自動配置処理
部3−1と配管ルート自動生成処理部3−3からなり、
機器自動配置処理部3−1では配置対象となる空間4−
5を設定し、その空間内に系統情報及び機器の制約条件
に従い、機器4−2を自動配置する。その結果は機器配
置情報3−2としてデータベース1−2で管理し、図2
のように機器配置計画図4−6として出力する。
【0014】配管ルート自動生成処理部3−3では機器
自動配置処理部3−1の機器配置情報3−2を受け、機
器4−2間を結び配管の制約条件を満たす配管4−7の
ルートを自動生成する。結果は配管ルート情報3−4と
してデータベース1−2で管理する。求められた配管ル
ート上にバルブや計器などの部品4−4を配置し、図2
の配管計画図4−8として出力する。
【0015】そしてその配管計画図4−8を元に、機器
4−2や配管4−7の機能や制約条件を満たす建屋4−
9や躯体4−10を追加し、別途建屋計画図4−11と
して出力する。そして工場での製作単位(スプール)に
分解し、施工エリア単位の施工図4−14として出力す
る。施工図4−14を基に工場での製作単位である製作
図4−15として出力する。従って、図2の示す設計生
産支援装置の表示部は、配管計画図、建屋計画図、施行
図および製作図が出力表示される
【0016】<機器、部品情報>図3は基本設計情報1
−4を管理する基本設計支援処理部1−3の管理方法を
示したものである。プラント構造物である機器4−2、
部品4−4、躯体4−10などの物体は部品座標系5−
3の下で基本図形7−1の集合体として定義し、部品セ
ル7−2で管理する。
【0017】基本図形7−1としては基本図形座標系5
−4の下で、直方体、円柱、円錐(台)、球、トーラ
ス、2次元形状をベースとした柱体、錐体、回転体を記
述する。
【0018】部品セル7−2は次の部品セル7−2への
ポインター7−3、図形セル7−6へのポインター7−
4、部品情報(部品名称)7−5を管理する。
【0019】図形セル7−6は部品形状のグループを管
理するもので、次の図形セル7−6へのポインター7−
7、形状セル7−11へのポインター7−8、配管4−
7の始終点であるノズル点を管理する基準点セル7−1
4へのポインター7−9、図形情報7−10を管理す
る。図形情報7−10では3次元形状かシンボル形状か
の識別フラグを管理する。
【0020】形状セル7−11では次の形状セル7−1
1へのポインター7−12、形状情報7−13を管理す
る。形状情報7−13では物体を構成する基本図形7−
1の形状タイプ、形状パラメータや集合演算モード及び
部品座標系5−3に対する基本図形7−1の位置や回転
マトリックスを管理する。
【0021】基準点セル7−14は次の基準点セル7−
14へのポインター7−15と基準点を管理する基準点
情報7−16で構成する。
【0022】図4は配置情報6−16を管理する基本設
計支援処理部1−3の管理方法を示したものである。系
統ライン4−3は図面上の機器Aのノズル点P1を始点
とし、機器Bのノズル点P4まで伸び、点P2で別の系
統ライン4−3と接続しており、点P3では部品4−4
が配置されている。このように系統ライン4−3や配管
4−7は点列で記述する。
【0023】グループセル8−1は機器4−2の配置情
報と系統ライン4−3の情報や機器自動配置処理部3−
1での機器4−2の3次元配置情報及び配管ルート自動
生成処理部3−3での配管4−7の情報を管理するセル
である。また点セル8−6は機器4−2の位置、系統ラ
イン4−3及び配管4−7の曲がり点や部品4−4の配
置情報の管理や、製作、施工段階での設計情報の管理を
する。
【0024】グループセル8−1は次のグループセル8
−1へのポインター8−2、点セルへのポインター8−
3、属性セルへのポインター8−4、グループ情報8−
5を管理している。グループ情報8−5では管理する対
象物体の識別フラグF(基本設計支援処理部1−3での
機器配置情報(F=1)、系統ライン情報(F=2)、
機器自動配置処理部3−1での機器4−2の三次元配置
情報(F=3)、配管ルート自動生成処理部3−3での
配管4−7の情報(F=4))とその名称を管理する。
配管4−7なら、グループ情報8−5は配管4−7の断
面形状の情報を管理し、3次元表示や干渉チェックなど
で利用する。
【0025】点セル8−6は次の点セル8−6へのポイ
ンター8−7、点の位置情報8−9、配置情報8−10
を管理する。位置情報8−9はF=1及びF=2の場
合、二次元座標値、F=3及びF=4の場合には3次元
の実空間での位置で三次元座標値を管理する。
【0026】配置情報8−10では配置される機器4−
2や部品4−4の名称、姿勢の回転マトリックス、形状
の表示フラグDF(三次元形状表示(DF=2)、シン
ボル形状表示(DF=1))などを管理する。機器4−
2の配置(F=1及びF=3の場合)では点セル8−6
を生成し、位置情報8−9で機器4−2の配置位置を管
理する。
【0027】機器4−2が複数個の機器4−2で構成さ
れる場合は、機器の数だけ点セル8−6を生成し、それ
ぞれの配置位置を位置情報8−9で、またそれぞれの機
器名称を配置情報8−10で管理する。この場合、グル
ープ情報8−5の機器名称には機器全体を表わす名称を
付けることになり、点セル8−6でのポインターの順序
には意味がないものとして取り扱う。
【0028】配置情報8−10での機器4−2や部品4
−4の名称は部品セル8−2とをつなぐための名称でも
ある。機器4−2(F=1)と系統ライン4−3(F=
2)のつながり及び機器4−2(F=3)と配管4−7
(F=4)のつながりは接続セル8−11の接続情報
で、お互いに相手側の名称を管理する。例えば、機器4
−2側では系統ライン4−3の名称、系統ライン4−3
側では機器4−2の名称を管理する。
【0029】系統ライン4−3(F=2)及び配管4−
7(F=4)の記述では系統ライン4−3、配管4−7
を構成する点列について点セル8−6を生成し、点列を
上流から下流側へ連続的にポインター8−7で関係付け
る。系統ライン4−3や配管4−7上に置く部品4−4
は点セル8−6の配置情報8−10で管理し、部品名
称、回転マトリックスを管理する。また、機器4−2、
系統ライン4−3、ルート4−7の仕様は属性セル8−
12の属性情報で管理する。
【0030】またグループセル8−1に変更来歴8−1
3とデザインルールチェックの来歴(DRC来歴)8−1
4を設けておけば、設計時の監視手段に使うことができ
る。
【0031】<空間情報>図5は機器自動配置処理部3
−1のプラントの空間管理の方法を示したものである。
プラントにはプラント座標系5−1が固定され、プラン
ト座標系5−1の下に空間座標系5−2がある。プラン
ト内には複数の空間4−5があり、空間座標系5−2の
各座標軸に沿って複数のセクション5−5に分割する。
さらにセクション5−5は機器4−2などの物体が配置
される既配置空間5−6と未配置空間5−7に空間分割
する。さらに空間座標系5−2の下に部品座標系5−3
があり、部品座標系5−3の下に基本図形座標系5−4
が決められる。
【0032】図6はこれらの関係をセル構造で記述した
ものである。プラントセル6−1は空間セル6−4への
ポインター6−2とプラント情報6−3を管理する。プ
ラント情報6−3ではプラント名称やプラントの所在位
置、プラントの大きさを管理する。
【0033】空間セル6−4は次の空間セル6−4への
ポインター6−5、セクションセル6−8へのポインタ
ー6−6、空間情報6−7を管理する。空間情報6−7
では空間名称、空間の大きさ(図5のmin_X,max_X,min_
Y,max_Y,min_Z,max_Z)、空間4−5のプラント座標系
に対する設置位置、設置マトリックスを管理する。
【0034】セクションセル6−8では次のセクション
セル6−8へのポインター6−9、既配置空間セル6−
13へのポインター6−10、未配置空間セル6−17
へのポインター6−11とセクション情報(セクション
の大きさ)6−12を管理する。
【0035】既配置空間セル6−13は次の既配置空間
セル6−13へのポインター6−14、空間分割情報
(既配置空間の大きさ)6−15、配置情報(配置物体
の名称)6−16で管理する。未配置空間セル6−17
は次の未配置空間セル6−17へのポインター6−1
8、空間分割情報(未配置空間の大きさ)6−15、隣
接空間セル6−20へのポインター6−19を管理す
る。隣接空間セル6−20では未配置空間5−7が隣接
する未配置空間5−7の情報(隣接する未配置空間の数
と隣接する未配置空間セル6−20へのポインター群)
を管理する。
【0036】<自動処理全体>図7は機器自動配置処理
部3−1の処理フローを示したもので、図8(1)の制
約条件を用いて説明する。また図9は一つの配置空間内
に機器K1から機器K4までを配置する経過を示したも
のである。
【0037】概略としては、配置対象物体を基本設計情
報1−4から検索し、直方体被覆を求める。直方体被覆
については後述する。次に配置対象物体が配置可能な空
間の候補を探索する。探索した配置可能な空間の中で配
置対象物体の制約条件を満たすかどうかを評価し、最適
な候補を選択する。配置対象物体の機器配置情報3−2
を生成する。配置対象物体を配置した後の空間を既に配
置した既配置空間5−6と空いている未配置空間5−7
に区分し、次の配置対象物体を配置する。
【0038】<直方体被覆>次に、直方体被覆の求め方
について説明する。図10(1)は機器4−2の直方体
被覆10−1を示したものである。機器4−2に内接す
る直方体被覆10−2の大きさを求める。
【0039】しかし一般に直方体被覆10−1の大きさ
を求めることは容易でないので、機器4−2を構成する
基本図形7−1を単位として基本図形座標系5−4での
直方体被覆10−1を求めて部品座標系5−3で直方体
被覆10−1に変換する。これをさらに空間座標系5−
2での直方体被覆10−1に変換して求めるようにし
た。
【0040】なお機器4−2や配管4−7などの物体が
空間に斜めに配置される場合や、物体が大きく、直方体
で被覆すると無駄なスペース(デットスペース)が多く
なる。そこで、図11に示すように、直方体被覆10−
1のデットスペースを三角柱の空間として利用する。即
ち、図11(1)の例ではZ軸方向の2つの三角柱14
−1の空間が利用できることになる。同様に、X、Y軸
方向にもペアの三角柱14−1の空間が利用できる。図
11(2)は円柱14−2の場合で、直方体被覆10−
1の四隅の三角柱14−1の空間を利用する方法であ
る。ただし利用可能な空間の大きさ(体積)を予め設定
しておくことが必要である。空間分割情報は、既配置空
間セル6−13と未配置空間セル6−17を二重に生成
し、利用可能な三角柱の範囲とこれを識別するフラグを
管理する。
【0041】<制約条件設定処理>図8(1)は機器4
−2の配置の制約条件設定の例を示したものである。機
器の大きさや系統・部品情報は機器名称から求められ
る。制約条件はコード化してあり、コードを選択して入
力する。機器K1は配置の優先順位が最も高く、制約条
件は「グランドレベルに置く」であることを示してい
る。機器K2は機器K1の次に配置の優先順位が高く、
制約条件は「できるだけ高い所に置く」であり、機器K
3の制約条件は「機器K1の前に置く」であり、機器K
4の制約条件は「機器K2の近くに置く」である。
【0042】また図8(2)は配管の通過位置制約条件
設定の例を示したものである。配管R1は機器K1のノ
ズル点を始点とし、機器K2のノズル点を終点とした。
また配管R2は配管R1から分岐して、機器K3のノズ
ル点を終点とした。さらに配管R3は配管R1から分岐
して、機器K4のノズル点を終点とした。
【0043】<機器自動配置処理部>ステップ18−1
では制約条件に従い、機器の配置順序を決める。また機
器K1から機器K4は同一の建屋に配置されるものであ
り、これを一つのグループとして処理するから、配置リ
ストは((K1,K2,K3,K4))となる。配置リ
ストの外側の括弧はグループの集合を、内側の括弧は配
置物体の集合を表している。ステップ18−2では初め
のグループを一つ取り出す。即ち、(K1,K2,K
3,K4)が取り出される。取り出すものがなければ処
理を終了する。
【0044】ステップ18−3では先ず、配置リストか
ら配置物体として機器K1を取り出す。取り出すものが
なければステップ18−9へ進む。
【0045】ステップ18−4では空間分割情報6−1
5により配置対象となる未配置空間を検索し、ステップ
18−5で合成する。機器を初めて配置する場合は未配
置空間は配置対象空間そのものであり、これを配置候補
空間A(0≦x≦60,0≦y≦100,0≦z≦10
0)とする。図12はその合成の方法を示したものであ
る。図12(1)は配置空間内に機器K1を配置した後
の未配置空間5−7の状態を示している。未配置空間2
0−1と20−2について隣接空間情報を検索する。未
配置空間20−1、20−2を包含してさらに大きな直
方体を求めることはできず、そのまま配置候補空間A1
1、A12となる。また他の未配置空間20−3、20
−4について隣接空間情報を検索し、未配置空間20−
3、20−4を包含してX軸方向に連結可能な配置候補
空間A13とA14を生成した状態である。さらに他の
未配置空間20−5について隣接空間情報を検索し、未
配置空間20−5を包含してX、Y軸方向に連結可能な
配置候補空間A15を生成した状態を示している。図2
1(1)では合計5個の配置候補空間が配置候補リスト
に登録されることになる。
【0046】ステップ18−6では機器K1の直方体被
覆の大きさと配置候補空間の大きさとを比較し、配置が
可能な配置候補空間を検索して配置候補リストを作成す
る。この場合の配置候補リストは(A)となる。
【0047】ステップ18−7では配置候補リストにつ
いて制約条件を評価する。機器1についての制約条件は
「グランドレベル(Z=0)に置く」(重み10)こと
であり、配置候補空間Aでは機器K1をグランドレベル
に置くことができ、制約条件を満足している。この場合
の評価値は10となり、配置候補リストを(A(1
0))に変更する。
【0048】ステップ18−8では配置候補リストの中
で評価値が最大のものを取出し、その配置候補空間に配
置物体を仮配置する。図9(1)は機器K1を配置候補
空間Aに仮配置した状態を示している。配置可能な位置
は10≦X1≦50,10≦Y1≦90,Z1=10と
なる。そして機器K1の仮配置後の未配置空間の空間分
割情報6−15を生成し、ステップ18−3に戻る。仮
配置の空間分割情報6−15は範囲で与えられる。
【0049】次のステップ18−3で、機器K2を取り
出す。この場合の未配置空間は図21(1)のように5
つあり、配置候補リストは(A11,A12,A13,
A14,A15)となる。機器K2の制約条件は「でき
るだけ高い所に置く」(重み10)であり、また、機器
K1と配管4−7で結ぶ必要があり、「機器K1に近い
のが望ましい」(重み1)という制約条件も考慮するこ
とになる。制約条件を評価すると配置候補A11、A1
2、A13、A14の評価値は同じで10.5で、配置
候補A15は11となる。「できるだけ高い所に置く」
という制約条件はすべての配置候補が満足しているが、
「機器K1に近いのが望ましい」という制約条件の満足
度が異なり、配置候補A15が1で、他はすべて0.5
となる。よって図9のように配置候補リストは(A11
(10.5),A12(10.5),A13(10.
5),A14(10.5),A15(11))となり、
仮配置としてA15が選択される。機器K2の配置位置
はX2=X1,Y2=Y1,Z2=90となる。機器K
1の場合と同様に、仮配置後の新たな空間分割情報6−
15を生成する。
【0050】次に、ステップ18−3に戻り、配置リス
トから機器K3を取り出す。未配置空間を検索し、それ
を合成すると図12(2)のように5つの配置候補空間
が求められる。配置候補リストは(A21,A22,A
23,A24,A25)となる。機器K3の制約条件は
「機器K1の前(Y軸プラス方向)に置く」(重み=
5)であり、また、機器K3は機器K1と機器K2とを
結ぶ配管ルートから分岐した配管ルートと接続する必要
があり、「機器K1に近いのが望ましい」(重み=1)
という制約条件も考慮することになる。制約条件「機器
K1の前(Y軸プラス方向)に置く」を満足するのは配
置候補空間A24だけである。また、制約条件「機器K
1に近いのが望ましい」を満足しているのは機器K1と
の直線距離が最短になる配置が可能なのは配置候補空間
A24とA25である。配置候補空間A24の評価値は
6となり、配置候補A25の評価値は1となる。配置候
補A21、A22、A23については機器K1との距離
から後の条件について0.5の満足度と評価し、評価値
は同じで0.5となる。配置候補リストは(A21
(0.5),A22(0.5),A23(0.5),A
24(6),A25(1))となり、仮配置としてA2
4が選択される。機器K3の配置位置はX3=X1,Y
3=Y1+20,Z3=Z1=10となる。ステップ1
8−3で機器K1の場合と同様に、仮配置後の新たな空
間分割情報6−15を生成する。
【0051】再びステップ18−3に戻り、配置リスト
から機器K4を取出し、配置リストを更新する。未配置
空間を検索し、それを合成すると図12(3)のように
6つの配置候補空間(A31,A32,A33,A3
4,A35,A36)となる。機器K4の制約条件は
「機器K2の近くに置く」(重み=1)である。また、
機器Kは機器K1と機器K2とを結ぶ配管から分岐した
配管と接続する必要があり、「機器K2に近いのが望ま
しい」という制約条件になるが、「機器K2の近くに置
く」と同じであり、後の制約条件は考慮しない。制約条
件「機器K2の近くに置く」を満足するのは配置候補空
間A31、A32、A33、A34、A36であり、評
価値は1となる。配置候補A35は機器K2との距離か
ら0.5の満足度と評価し、評価値は0.5となる。配
置候補リストは(A31(1),A32(1),A33
(1),A34(1),A35(0.5),A36
(1))となり、評価値からはA31、A32、A3
3、A34、A36が候補となる。
【0052】そこで、さらに良い配置案とするため、グ
ループ全体を最小な空間で収めることを検討する。即
ち、各配置候補についてグループ全体の大きさをもとめ
る。配置候補A31、A32に機器K4を配置した場合
のグループの大きさを比較すると、後の配置候補の方が
グループ全体の配置空間を小さくすることになり、空間
の利用効率を高めることができる。まず配置候補リスト
の順番から先きのA34が選択される。ステップ18−
4で機器K1の場合と同様に、仮配置後の新たな空間分
割情報9−6を生成する。
【0053】次に、ステップ18−3に戻ると、配置リ
ストは空だから、ステップ18−6へ進む。ステップ1
8−6では一つのグループについての仮配置が終了した
ので、仮配置結果から最終的な配置結果を生成し、ステ
ップ18−2へ戻る。機器K2、K3、K4の仮配置の
座標値は機器K1の座標値X1、Y1の関数であり、X
1、Y1を決めることにより、すべての配置位置を決定
できる。機器K3及びK4を建屋内に配置するために
は、なるべく隅に配置する方が空間を有効に利用でき
る。よってすべての座標値を固定できる。この結果を示
したのが図12(4)である。これでグループ単位の処
理を終了し、次のグループの配置であるステップ18−
6に戻る。配置リストが空であり処理を終了する。以上
が図8(1)の例に対する実際の処理である。
【0054】上記、実施例では機器4−2を一つづつ配
置する方法を説明したが、複数の関連機器を一度に配置
することも可能である。例えば、前述のグループの最適
配置の状態を予め求めておき、これを一つの機器4−2
とみなして、自動配置することにより実現できる。
【0055】<配管ルート自動生成処理>次に、配管ル
ート自動生成処理3−3について、図13の処理フロー
と図15、また図17で図15(2)の平面図を用いて
説明する。
【0056】ステップ23−1は、ルーティングするル
ートの優先順序を決める処理であり、ルートリストを生
成する。ルートの場合は配管、空調ダクト、ケーブルト
レイの順であり、同じ優先順位の場合には配管の大きさ
や重要性から決められる。ルートリストにはルートの始
点、終点、断面形状、曲げ半径などの情報も付加する。
また、始点、終点以外に通過点が設定されている場合に
は、ルートを一つのグループとし、始点と通過点、通過
点と通過点、通過点と終点のように各点間のサブルート
を求める問題に分解し、ルートリストに登録する。例え
ば、ルートRの始点がP1で、通過点としてP2、P3
が与えられ、終点がP4である場合には、ルートリスト
は(R(R1(P1,P2),R2(P2,P3),R
3(P3,P4)))となる。Rはグループを示し、R
1、R2、R3はサブルートである。サブルートの括弧
内の座標値はサブルートの始点、終点を表わす。ルート
Rが中間の通過の指定がなく、始点がP1で終点がP2
の場合には、ラインリストは(R(R(P1,P
2)))と表現する。
【0057】図15(1)はルート生成の対象となる空
間を示したもので、ルートを通すことができない既配置
空間5−6とルートを通すことが可能な未配置空間5−
7を示している。各座標軸の一目盛は2mを示してい
る。図15(2)はルーティング可能領域である未配置
空間5−7をA1〜A9で示し、また、求めるルートR
の始点、終点の位置をそれぞれSとEで表している。中
間の通過点は指定されていないので、サブラインは生成
されず、ステップ23−1でのラインリストは(R(R
(S,E)))となる。
【0058】ステップ23−2ではラインリストの先頭
のRを取り出し、グループリストを(R(S,E))と
する。ルートリストが空なら処理を終了する。
【0059】ステップ23−3ではグループリストの先
頭のサブルートを取り出す。ステップ23−3ではグル
ープリストから先頭のルートR(S,E)を取り出す。
取り出すルートがなければ、ステップ23−2に進む。
【0060】ステップ23−4ではルートRの始点S及
び終点Eを含む未配置空間5−7を探索する。探索の方
法は空間分割情報6−15を用いて、図6に示したセル
構造から未配置空間セル6−17を取り出し、未配置空
間5−7の大きさの情報と座標値とを比較することによ
り、始点及び終点を包含する未配置空間5−7を検索す
る。結果は図15(2)からも分かるように、始点Sは
未配置空間A3に、終点Eは未配置空間A9に含まれ
る。
【0061】ステップ23−1では始点Sから終点Eま
で、どの未配置空間5−7を通って行くと最短なルート
が得られるかを探索する。ルーティング可能領域である
未配置空間A1〜A9の連結の仕方は、図15(3)の
ようなグラフで表現できる。図15(3)にはルートの
始点Sと終点Eの位置も記入してある。始点Sの座標値
は(29、3、5)で、終点Eの座標値は(1、19、
1)とする。
【0062】始点Sから終点Eまでの最短なルートを求
める問題は、図14に示した最短経路を求める方法を用
いた。また図16には図14の方法を図15の例に適用
した場合の処理の過程を示す。
【0063】ステップ24−1では探索リスト、非探索
リストを生成する。次に、始点Sが含まれる未配置空間
A3の評価値Dを求める。評価値Dは始点から終点まで
の直線距離(推定最短距離)を求めるものである。始点
Sは未配置空間A3にあるので最短距離はg(A3)=
0で、未配置空間A3から終点Eまでの推定最短距離は
マンハッタン距離(|X(E)−X(S)|+|Y
(E)−Y(S)|+|Z(E)−Z(S)|)を用
い、h(A3)=48である。よって未配置空間A3の
評価値はD=g(A3)+h(A3)=48となる。空
の探索リストに未配置空間A3を入れる。探索リストは
[A3(48)]となる。図16(1)にこのプロセス
及び探索リスト26−1、非探索リスト26−2を示
す。
【0064】ステップ24−2では探索リストから先頭
の要素A3を取り出し、非探索リストに移す。非探索リ
ストは{A3(48)}となる。ステップ24−3では
要素A3が終点を含む未配置空間と一致しているかを判
定する。一致していないのでステップ24−4へ進む。
【0065】ステップ24−4では空間分割情報9−6
により要素A3に隣接する全ての未配置空間5−7であ
るA1とA5を検索し、子空間リスト(A1,A5)を
生成する。 ステップ24−5では子空間リストから子
空間A1を取り出す。ステップ24−6では子空間の大
きさとルートの断面形状とを比較し、ルーティングが可
能かどうかチェックする。各座標軸の範囲とルートの大
きさの比較からルーティングが十分可能なので、次のス
テップ24−7に進む。
【0066】ステップ24−7では子空間A1の評価値
dを求める。要素A3から子空間A1までの最短距離c
(A3,A1)は始点Sから子空間A1までの最短距離
として求める。子空間A1の範囲は12≦X≦32、0
≦Y≦2、0≦Z≦6であるから、始点Sから子空間A
1までの最短となる点はP1(29、2、5)で、c
(A3,A1)=1となる。また、子空間A1から終点
Eまでの推定最短距離h(A1)は点P1と終点Eとの
距離とすると、h(A1)=49となる。これから、g
(A1)=g(A3)+c(A3,A1)=1、d(A
1)=g(A1)+h(A1)=50となる。
【0067】ステップ24−8では子空間A1から要素
A3に向かうポインターを付け、D(A1)=d(A
1)=50、として探索リストに入れ、ステップ24−
5に戻る。
【0068】次に子空間リストから子空間A5を取り出
し、子空間A1の場合と同様な処理を行い、始点Sから
子空間A5までの最短となる点P5(28、6、5)か
ら、c(A3,A5)=4となる。また子空間A5から
終点Eまでの推定最短距離は、h(A5)=44とな
る。これから、g(A5)=g(A3)+c(A3,A
5)=1、d(A5)=g(A5)+h(A5)=48
となる。A5からA3に向かうポインターを付け、D
(A5)=d(A5)=48として探索リスト26−1
に入れる。探索リスト26−1は[A5(48),A1
(50)]となる。ステップ24−5に戻ると、子空間
リストは空なのでステップ24−9に進む。
【0069】ステップ24−9では探索リスト内の要素
を評価値Dの小さい順に並べ替える。この結果が図16
(2)である。
【0070】次にステップ24−2に戻り、探索リスト
から評価値Dの最も小さい要素A5を取り出し、非探索
リストに移し、要素A3の場合と同様な処理を行う。こ
の場合の子空間はA6、A3であるが、A3はA5の親
空間なので、処理の対象から取り省く。よって、処理の
対象となるのは子空間A6だけである。要素A5の点P
5から子空間A6までの最短となる点はP6(28、1
0、5)で、c(A5,A6)=7となる。また、子空
間A6から終点Eまでの推定最短距離は点P6と終点E
との距離であるから、h(A6)=40となる。これか
らg(A6)=g(A5)+c(A5,A6)=8、d
(A6)=g(A6)+h(A6)=48となる。子空
間A6は探索リストにも非探索リストにも入っていない
ので、子空間A6からA5に向かうポインターを付けD
(A6)=d(A6)=48として探索リストに入れ
る。探索リスト内の要素を評価値Dの小さい順に並べ替
える。この結果は図16(3)となる。
【0071】再びステップ24−2に戻り、探索リスト
から評価値Dの小さい方の要素A6を取り出し、同様な
処理を行う。今度は対象となる子空間はA4、A7、A
8である。要素A6の点P6から子空間A4までの最短
となる点はP4(16、10、5)で、また終点Eまで
の推定最短距離は点P4と終点Eとの距離であるから、
d(A4)=g(A6)+c(A6,A4)+h(A
4)=48となる。
【0072】一方、要素A6の点P6から子空間A7ま
での最短となる点はP7(8、12、5)で、終点Eま
での推定最短距離は点P7と終点Eとの距離であるか
ら、d(A7)=g(A6)+c(A6,A7)+h
(A7)=48となる。
【0073】同様に、未配置空間A6の点P6から子空
間A8までの最短となる点はP8(28、12、5)
で、終点Eまでの推定最短距離は点P8と終点Eとの距
離であるから、d(A8)=g(A8)=g(A6)+
c(A6,A8)+h(A8)=48となる。
【0074】子空間A4、A7、A8は探索リストにも
非探索リストにも入っていないので、子空間A4、A
7、A8から要素A6に向かうポインターを付け、D
(A4)=d(A4)=48、D(A7)=d(A7)
=48、D(A8)=d(A8)=48として探索リス
トに入れる。ステップ24−9では探索リスト内の要素
を距離Dの小さい順に並べ替える。この結果は図15
(4)となる。
【0075】さらにステップ24−2に戻り、探索リス
トから先頭の要素A4を取り出す。この場合の子空間は
A2だけである。要素A4の点P4から子空間A2まで
の最短となる点はP2(16、4、5)で、終点Eまで
の推定最短距離は点P2と終点Eとの距離とすると、d
(A2)=g(A4)+c(A4,A2)+h(A2)
=56となる。そして子空間A2からA4に向かうポイ
ンターを付け、D(A2)=d(A2)=56として探
索リストに入れる。ステップ24−9では探索リスト内
の要素を評価値Dの小さい順に並べ替える。この結果は
図16(5)となる。
【0076】さらに、同様に、ステップ24−2に戻
り、探索リストから先頭の要素A7を取り出す。この場
合の子空間はA9だけである。要素A7の点P7から子
空間A9までの最短となる点はP9(8、14、5)
で、終点Eまでの推定最短距離は点P9と終点Eとの距
離であるから、d(A9)=g(A7)+c(A7,A
9)+h(A9)=48となる。子空間A9は探索リス
トにも非探索リストにも登録されていないので、子空間
A9からA7に向かうポインターを付け、D(A9)=
d(A9)=48として探索リストに入れる。
【0077】ステップ24−9では探索リスト内の未配
置空間を距離Dの小さい順に並べ替える。この場合、終
点Eを含む要素A9があるので、これを先頭に入れ替え
る。この結果は図16(6)となる。
【0078】次に、ステップ24−2に戻り、探索リス
トから先頭の要素A9を取り出す。ステップ24−3で
は要素A9が終点Eを含んでいるので、図16(6)で
終点Eを含む要素A9から始点Sを含む要素A3までの
ポインターをたどり、最短経路A9→A7→A6→A5
→A3を求める。これを逆に並べ替えると、始点Sから
終点Eまでの最短経路としてA3→A5→A6→A7→
A9が求まり、処理を終了する。
【0079】以上が始点Sから終点Eまでの最短ルート
を求めるための処理23−1である。図18(1)で求
めた方向付きの線分(ルート線分)28−1〜28−4
から、ステップ23−2では最短経路をつなぎ合わせル
ート全体としての最短経路を生成する。この具体例では
一本のルートなので何もせず、次のステップ23−3へ
進む。
【0080】ステップ23−3ではルート探索から、求
まった線分28−1、28−2、28−3、28−4を
最短経路の順に図19に示すような線分セル29−1に
登録し、ポインター29−2につなぐ。線分の種別29
−3はルート線分であることを識別する。これらのルー
ト線分だけではルートの始点S、終点Eを連結できず、
ルートとはならない。
【0081】ステップ23−4は連結線分を生成し、ル
ートの始点Sから終点Eまでを連結可能にするものであ
る。先ず、始点Sとルート線分28−1との連結を検討
すると、ルート線分28−1は始点Sを通るようには移
動できない。そこで、始点Sと線分28−1を連結させ
るため、連結線分28−5を生成し、線分セル29−1
の先頭に入れる。線分の種別29−3には連結線分であ
ることを識別するフラグをセットする。連結線分27−
5の方向余弦29−4は(1,0,0)で、始点29−
7はルートの始点S(29、3、5)、終点29−8は
(20、3、5)となる。これによりルート線分28−
1の範囲はY軸とZ軸の制約を受け、始点の範囲29−
5は20≦X≦28、Y=3、Z=5となり、終点の範
囲29−6は20≦X≦28、Y=10、Z=5とな
る。
【0082】さらに、線分リストをたどって行くと、ル
ート線分28−1とルート線分28−2は接続可能であ
り、且つ、方向余弦が同じであり、一本の線分にまとめ
ることができる。ルート線分28−1の終点の範囲29
−6を20≦X≦28、Y=12、Z=5とし、ポイン
ター29−2をルート線分28−2のポインター29−
2に変更し、ルート線分28−2の線分セルを削除す
る。
【0083】次に、ルート線分28−1とルート線分2
8−3とはそれぞれの可動範囲から連結できないことが
分る。そこで、連結線分28−6を生成し、線分セル2
9−1をルート線分28−1とルート線分28−3との
間に挿入する。
【0084】次に、ルート線分28−3とルート線分2
8−4は連結可能でり、且つ、方向余弦が同じであり、
一本の線分にまとめることができる。
【0085】次に、線分列の最後のルート線分28−3
とルートの終点Eとの連結を検討すると、ルート線分2
8−3を終点Eを通るようには移動できない。そこで、
線分28−3と終点Eを連結させるため、A9内に連結
線分28−7を生成し、線分セル29−1を線分列の最
後に入れる。
【0086】以上の処理により、連結可能な線分が決ま
ったことになるが、線分によってはまだ自由度があり、
線分の可動範囲を固定するため、次のルート整形のステ
ップ23−9に移る。ステップ23−9では制約条件を
考慮する。例えば既配置空間5−6に配置されている物
体が建屋躯体であるとすれば、ルートを壁、床、天井な
どの建屋躯体からは0.3mの間隔をとったり、ルート
の形状、曲げ半径を考慮することが必要である。また、
次の配管ルート自動生成を考慮してなるべく未配置空間
5−7の再利用効率を上げるためには既配置空間5−6
に沿うように線分の可動範囲を固定することが必要であ
る。
【0087】線分列を検索し、可動範囲のある線分を取
り出す。線分列の先頭から線分を取りだし、各線分の交
点をもとめ、ルートを形成する線分がきまる。結果を図
18(3)に示す。
【0088】上記、実施例では一本のルート自動生成の
方法を説明してきたが、複数のルートを束ねて一本の複
合ルートとして取り扱うことができる。
【0089】
【発明の効果】1)前述のような制約条件の厳しいプラ
ントについて、配管ルートの設定支援を迅速・確実に行
うことができる。 2)配管ルートを生成した後に、このルートについてサ
ブルートに分割し、そのサブルートの始点と終点とが含
まれる経路の長さに基づいて評価を行うようにしている
ので、LSIの配置配線幅程度に細かく分割して評価す
ることが可能になる。 3)配管ルートの図面情報を使用して機器・部品の接続
が行われるために配置空間の利用効率を上げることがで
きる。 4)決定した配管ルートを図面情報として、機器・部品
を配置した図面情報に付加して、機器・部品を接続した
状態でCRT上に表示することができ、視覚的に複雑な
プラント構成を把握することができ、設計生産支援とし
て有効な道具となる。
【0090】また配置された物体間を接続するルートの
自動生成ができるので、省力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体構成の詳細な説明図。
【図2】設計生産情報の展開図。
【図3】機器・部品情報の管理方法の説明図。
【図4】ルート情報の管理方法の説明図。
【図5】空間管理情報の説明図。
【図6】空間情報の管理方法の説明図。
【図7】自動配置処理の説明図。
【図8】制約条件の具体例の説明図。
【図9】自動配置プロセスの説明図。
【図10】基本図形の直方体被覆の説明図。
【図11】未配置空間が三角柱の場合の説明図。
【図12】自動配置プロセスの説明図。
【図13】自動ルート生成処理の説明図。
【図14】最短経路探索処理の説明図。
【図15】最短経路探索の説明図。
【図16】最短経路探索プロセスの説明図。
【図17】最短経路となる座標点の説明図。
【図18】自動ルート生成の説明図。
【図19】線分列管理の説明図。
【符号の説明】
1−1…計算機、1−2…データベース、1−3…基本
設計支援処理、1−4…基本設計情報、1−7…入出力
インタフェイス、1−5…ユーザ、1−6…端末、2−
1…設計自動処理、2−2…設計情報、3−1…機器自
動配置処理、3−2…機器配置情報、3−3…配管ルー
ト自動生成処理、3−4…配管ルート情報、4−1…系
統図、4−2…機器、4−3…系統ライン、4−4…部
品、4−5…空間、4−6…機器配置計画図、4−7…
配管、4−8…配管計画図、5−1…プラント座標系、
5−2…空間座標系、5−3…部品座標系、5−4…基
本図形座標系、5−5…セクション、5−6…既配置空
間、5−7…未配置空間6−1…プラントセル、6−2
…空間セル6−4へのポインター、6−3…プラント情
報、6−4…空間セル、6−5…次の空間セル6−4へ
のポインター、6−6…セクションセル6−8へのポイ
ンター、6−7…空間情報、6−8…セクションセル、
6−13…既配置空間セル、6−16…配置情報、6−
17…未配置空間セル、6−20…隣接空間セル7−1
…基本図形、7−2…部品セル、7−6…図形セル、7
−11…形状セル、7−14…基準点セル、8−1…グ
ループセル、8−6…点セル、8−11…接続セル、8
−12…属性セル、28−1〜28−4…ルート線分、
28−5〜28−7…連結線分、29−1…線分セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−118877(JP,A) 日立評論 68巻 4号 59−64頁 好 永俊昭ほか、「3次元プラントレイアウ ト計画CADシステム」 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】系統情報、機器・部品情報、制条件情報
    などで構成される基本設計情報を入力し、データベース
    に記憶する第1の方法と、 機器・部品の配置対象とする空間を特定し、前記データ
    ベースに記憶された基本設計情報を使用して前記制約条
    件情報基に前記空間に機器・部品を配置した時の評価
    を行う第2の方法と、 評価値の高い機器・部品を優先して該空間に配置するこ
    とを決定する第3の方法と、および機器・部品を配置し
    た図面情報を表示する第4の方法と、該機器・部品の配置情報と前記制約条件情報に基づいて
    前記系統情報から配管ルートの生成を行う第5の方法
    と、 該配管ルートをサブルートに分割し、そのサブルートの
    始点と終点とが含まれる経路の長さを基に評価を行う第
    6の方法と、 評価の高いサブルートを基に配管ルートを決定する第7
    の方法と、および 決定した配管ルートを図面情報とし
    て、前記機器・部品を配置した図面情報に付加して、前
    記機器・部品を接続・表示する第8の方法と からる設
    計生産支援方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第8の方法で表示された機器・部品および配管ルー
    トの接続表示画面を施工エリア単位の施工画面として表
    示する第9の方法とからなることを特徴とする設計生産
    支援方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記施工画面を製作単位である製作画面として表示する
    第10の方法とからなることを特徴とする設計生産支援
    方法。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかにおいて、 未配置空間を探索して合成し、合成された空間を前記空
    間とすることを特徴とする設計生産支援方法。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかにおいて、 前記制約条件情報は、機器の配置位置を固定するなどの
    強い制約条件情報と機器間の相対位置関係などの弱い制
    約条件情報からなることを特徴とする設計生産支援方
    法。
  6. 【請求項6】計算機の入力インタフェースを介して端末
    から系統情報、機器・部品情報、制御条件情報などで構
    成される基本設計情報を入力する装置を有し、 入力された前記基本情報を記憶するデータベースを有
    し、 前記基本設計情報に基づいて配置空間に、配置対象物体
    の制約条件を満たすかを評価して選択された対象物体を
    配置した機器配置情報として生成する機器配置処理部を
    有し、 生成された機器配置情報を記憶するデータベースと、 前記機器配置情報に基づいて前記配置対象物体を接続す
    る配管ルート情報を生成する配管ルート生成処理部を有
    し、および該配管ルート生成処理部は機器配置処理部の
    機器配置情報を受けて前記配管ルートをその経路の長さ
    を基に評価を行った結果として生成するものであり、 生成された配管ルート情報として記憶するデータベース
    を有し、 生成された配管ルート上にバルブや計器などの部品を配
    置して配管計画図として出力する表示部を有することを
    特徴とする設計生産支援装置。
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