JP2921500B2 - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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JP2921500B2
JP2921500B2 JP8200721A JP20072196A JP2921500B2 JP 2921500 B2 JP2921500 B2 JP 2921500B2 JP 8200721 A JP8200721 A JP 8200721A JP 20072196 A JP20072196 A JP 20072196A JP 2921500 B2 JP2921500 B2 JP 2921500B2
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ion implantation
acceleration
beams
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    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
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    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
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    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3171Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation for ion implantation

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイオン注入装置に係
わり、特にイオンビームを複数に分割するタイプのイオ
ン注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図6を参照して説明する。
【0003】図6は特定のイオンビームを分割マグネッ
トで2分割(複数分割)した後、それぞれのイオンビー
ムを偏向マグネットにより平行化を行い、半導体ウェハ
ーへのイオン注入を行うイオン注入装置の概略図であ
る。
【0004】図6において、イオンソース部81から引
き出し電極82により、イオン化された原子(又は分
子)を選択的に取り出した後、アナライザーマグネット
83から出射イオンビーム70を分割マグネット84で
2分割する。
【0005】その後、2分割されたイオンビーム71,
72はコリメータ用マグネット85にそれぞれ入射し、
平行化された後、ビームシャッター86のそれぞれに到
達する。
【0006】この際、ビームシャッター86が閉操作し
ていればイオンビーム71,72はビームシャッター8
6によって遮断されている。
【0007】そこでビームシャッター86を開操作すれ
ば、イオンビーム71,72のそれぞれが回転ディスク
100上に載置された半導体ウェハーWに対して同時に
照射されることになる。
【0008】この従来技術でイオンビームを2つに分割
する理由は、半導体ウェハーWへのチャージアップ防止
のためにイオン密度を分散させるためであり、イオンビ
ーム70を2つに分割した後、イオンビーム71,72
各々の加速エネルギーの可変ができず、またビームシャ
ッター86の開閉操作を選択的に行うことができず、2
個のビームシャッター86は互いに同時に開状態とな
り、互いに同時に閉状態となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来技術
は、イオンビームを2つに分割する機構を有している
が、2つに分割した後に、各々のイオンビームの加速エ
ネルギーを可変させる機構を有していないから、イオン
ビームを同一の半導体ウェハーに対して条件の異なるイ
オン注入を連続的に行うことができない。
【0010】また2つに分割した後のイオンビームに対
して、イオンビームを遮断する役割を持つシャッターの
開閉操作を選択的で行うことができないから、2つに分
割されたイオンビームの必ず両方がディスク上の複数の
半導体ウェハーに対して同じ期間に注入されてしまうの
で、一方ずつのイオンビームを用いた連続イオン注入が
できない。
【0011】すなわちこのように従来技術では、半導体
ウェハー基板Wにおいて、一方ずつのイオンビームを用
いた連続イオン注入(一方のイオンビームによるディス
ク上の複数の半導体ウェハーへのイオン注入後、他方の
イオンビームによるディスク上の複数の半導体ウェハー
へのイオン注入)ができない。
【0012】したがって、第一の注入が終了後、半導体
ウェハー回収→準備(ビーム調整など)→半導体ウェハ
ー搬送(注入室真空引きなど)の作業を行った後、第二
の注入を行うので、その分だけ時間がかかり、装置稼働
率にも影響する。
【0013】本発明の目的は、同一の半導体ウェハーに
おける連続イオン注入作業を可能にするイオン注入装置
を提供することである。
【0014】本発明の他の目的は、上記連続イオン注入
作業を可能にしたことにより、イオンビームの再調整時
間やウェハー立て替え時間等を不必要とし、もって準備
時間の削減、装置の稼働率アップが望めるイオン注入装
置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、イオン
ビームを複数、例えば2つに分割し、同一半導体ウェハ
ーに対し加速エネルギーを異ならした注入条件連続イ
オン注入を可能にした、すなわち、1度ディスクに載置
した半導体ウェハーを取り替える(真空状態を大気に戻
し再度真空引きを必要とする)ことなく、かつ、いちい
ち電圧変更(エネルギーの変更)を調整することなく多
数の半導体ウェハーに複数の条件でのイオン注入を可能
にしたイオン注入装置にある。ここで、イオンビームを
分割するための電圧を印加する電極を有することができ
る。また、イオンビームを分割した後、イオンビームを
平行にする機能を持つコリメータマグネットを有するこ
とができる。
【0016】具体的には、加速電圧電源端子とイオンを
加速する加速管の電極とのON−OFF(接続−切り離
し)の切り替えを行う加速用スイッチを有することがで
きる。この場合、分割された複数のイオンビームに対し
てそれぞれ前記加速管用スイッチを有し、これにより複
数のイオンビームのうち選択的なイオンビームに前記加
速管によりエネルギーを加えることが好ましい。また、
イオンを加速する加速管を通過した後のイオンビームに
対して、当該イオンビームの加速エネルギーを減速させ
る電圧を印加する減速用電極と、前記印加電圧を前記減
速用電極に供給する電源と、前記印加電圧のON−OF
Fの切り替えを行う減速用スイッチとを有することがで
きる。この場合、分割された複数のイオンビームに対し
てそれぞれ前記減速用スイッチを有し、これにより複数
のイオンビームのうち選択的なイオンビームに前記減速
用電極によりエネルギーを減少させることが好ましい。
さらに、同一半導体ウェハーに対して連続イオン注入を
行う際に、イオンビームを遮断するシャッターを有する
ことができる。この場合、分割された複数のイオンビー
ムに対してそれぞれシャッターを有し、これにより複数
のイオンビームのうち選択的なイオンビームを通過させ
て半導体ウェハーに当該イオンビームを照射し、残りの
イオンビームを遮断することが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面の参照して本発明を説明
する。
【0018】図1はイオン注入装置の全体を示す構成図
である。イオンソース部を発したイオンビームは、アナ
ライザーマグネット部、イオンビーム分割部、イオンビ
ーム加速部を通って注入室に入射され、そこに載置され
ている半導体ウェハーにイオンビーム処理を行う。
【0019】本発明は主として、「イオンビーム分割
部」と「イオンビーム加速部」に関する。
【0020】図2は本発明の第1の実施の形態における
イオンビーム分割部を示す断面図であり、図3は本発明
の第1の実施の形態におけるイオンビーム加速部を示す
断面図である。
【0021】第1の実施の形態はイオンビームを2分割
する場合に用いられる。
【0022】図2のイオンビーム分割部の主な構成要素
は、アナライザーマグネット1を通過したイオンビーム
(I0 )10を2分割するために電源4から+20kV
の電圧が印加された分割電極5と、+20kVによる反
発により2分割された第1の分割イオンビーム(I1
11および第2の分割イオンビーム(I2 )12をそれ
ぞれ平行にするコリメータ用マグネット(電磁石)6を
具備している。
【0023】アナライザーマグネット1やコリメータ用
マグネット6は接地電位であり、60keVのエネルギ
ーを有してイオンソース部を発したイオンビームは、ア
ナライザーマグネット1やコリメータ用マグネット6に
よる接地のドリフト管内を60keVのエネルギーを維
持して通過する。
【0024】図3のイオンビーム加速部の主な構成要素
は、第1の加速管21と、第2の加速管22と、加速電
圧電源端子2と、第1の加速管21と加速電圧電源端子
2とのON−OFF(接続−切り離し)の切り替えを行
う第1の加速用スイッチ51と、第2の加速管22と加
速電圧電源端子2とのON−OFF(接続−切り離し)
の切り替えを行う第2の加速用スイッチ52と、第1の
減速用電極31と、第2の減速用電極32と、減速用電
源3と、第1の減速用電極31と減速用電源3とのON
−OFF(接続−切り離し)の切り替えを行う第1の減
速用スイッチ61と、第2の減速用電極32と減速用電
源3とのON−OFF(接続−切り離し)の切り替えを
行う第2の減速用スイッチ62と、第1のシャッター4
1と、第2のシャッター42とを具備している。
【0025】次ぎに図2および図3を参照して、本発明
の第1の実施の形態の動作について説明する。
【0026】ここでは同一の半導体ウェハーに対して、
第一のイオン注入(11+ ,150keV,1.0×1
13cm-2)、その後、第二のイオン注入(11+ ,3
0keV,4.0×1012cm-2)を行うと仮定する。
【0027】図2において、アナライザーマグネット1
を通過したイオンビーム(I0 )10(11+ ,60k
eV)は、分割電極5に印加されている正電圧(+20
kV)の影響を受けて、すなわち同極どうしの反発によ
り第1の分割イオンビーム(I1 )11と第2の分割イ
オンビーム(I2 )12の2つに分かれる。
【0028】その後、第1の分割イオンビーム11と第
2の分割イオンビーム12はイオンビームを平行にする
ためのコリメータ用マグネット6を通過する際にそれぞ
れビーム軌道が平行になるように調整される。
【0029】図3において、コリメータ用マグネット6
を通過した第1の分割イオンビーム11および第2の分
割イオンビーム12はそれぞれ第1の加速管21および
第2の加速管22を通過する。
【0030】これらの加速管(加速管の内部電極)にス
イッチを通して加速電圧電源端子2から高電圧が印加さ
れることにより、そこを通過する分割イオンビームに9
0keVのエネルギーが加算される。
【0031】第1の加速用スイッチ51がONになって
いるから第1の加速管21を通過する第1の分割イオン
ビーム11には90keVのエネルギーが加算され、1
50keV(60keV+90keV)のエネルギーで
加速されることになる。
【0032】一方、第2の加速用スイッチ52がOFF
になっているから、第2の加速管(加速管の内部電極)
22は接地電位であり、第2の加速管22を通過する第
2の分割イオンビーム12へのエネルギーの加算はな
く、第2の加速管22を通過する第2の分割イオンビー
ム12のエネルギーは60keVのままである。
【0033】これらの加速管の後方に位置している減速
用電極にスイッチを通して減速用電源3から+30kV
の電圧が印加されることにより、そこを通過する分割イ
オンビームは30keVのエネルギーが減少する。
【0034】第1の減速用スイッチ61がOFFになっ
ているから第1の減速用電極31は接地電位であり、そ
こを通過する第1の分割イオンビーム11のエネルギー
は150keVのままである。
【0035】一方、第2の減速用スイッチ62はONに
なっているから第2の減速用電極32の電位は+30k
Vであり、そこを通過する第2の分割イオンビーム12
のエネルギーは加速エネルギー30keV(60keV
−30keV)にまで減速される。
【0036】第一の注入を行う場合は第1のシャッター
41は開いており、一方、第2のシャッター42は閉じ
ている。
【0037】従って、回転しイオンビームに対し相対的
上下運動するディスクに載置されてある多数の半導体ウ
ェハーに一様に、第1の分割イオンビーム11による11
+,150keVの条件でのイオン注入を行うことが
できる。
【0038】第一の注入終了後、第1のシャッター41
を閉じ、第2のシャッタ42を開く。それにより、第1
の分割イオンビーム11は第1のシャッター41により
遮断され、第2のイオンビーム12による11+ ,30
keVの条件での第二のイオン注入を上記半導体ウェハ
ーに対して一様に行うことができる。
【0039】以上の作業により同一ウェハーでの異なる
注入条件での連続イオン注入が可能になる。すなわち、
1度ディスクに載置した半導体ウェハーを取り外し取り
替えることなく、かついちいち電圧変更(エネルギーの
変更)を調整することなく多数の半導体ウェハーに複数
の条件でのイオン注入を可能になる。
【0040】更に連続イオン注入によって、準備時間の
削減、装置の稼働率向上が可能になる。
【0041】図4は本発明の第2の実施の形態における
イオンビーム分割部を示す断面図であり、図5は本発明
の第2の実施の形態におけるイオンビーム加速部を示す
断面図である。尚、図4および図5において図1および
図2と同一もしくは類似の箇所は同じ符号を付してある
から重複する説明は省略する。
【0042】この実施の形態においては、同一の半導体
ウェハーに対し、第一のイオン注入(11+ ,150k
eV,1.0×1013cm-2)、その後、第二のイオン
注入(11+ ,30keV,4.0×1012cm-2)、
その後さらに第三のイオン注入(11+ ,10keV,
1.0×1012cm-2)を行う。
【0043】図4において、アナライザーマグネット1
を通過したイオンビーム(I0 )10(11+ ,60k
eV)は、第1の分割電極5Aおよび第2の分割電極5
Bに印加されている電圧(+20kV)の影響を受け、
第1の分割イオンビーム11、第2の分割イオンビーム
12、第3の分割イオンビーム13の3つに分かれる。
【0044】その後、コリメータマグネット6を通過す
る際にビーム軌道が平行になるように調整される。
【0045】図5において、コリメータマグネット6
(図4)を通過した第1の分割イオンビーム11、第2
の分割イオンビーム12および第3の分割イオンビーム
13はそれぞれ第1の加速管21、第2の加速管22お
よび第3の加速管23を通過する。
【0046】第1の加速管21は第1の加速用スイッチ
51がONになっていることにより、加速電圧電源端子
2と接続されている。
【0047】第2の加速用スイッチ52および第3の加
速用スイッチ53はOFFになっており、第2の加速管
22および第3の加速管23は加速電圧電源端子2とは
接続されていない。
【0048】また第1の減速用スイッチ61はOFFで
あり、第1の減速用電極31は第1の減速用電源3A
(+30kV)とは接続されていないで接地電位になっ
ている。
【0049】第2の減速用スイッチ62はONであり、
第2の減速用電極32は第1の減速用電源3A(+30
kV)と接続されて+30kVが印加されている。第3
の減速用スイッチ63はONであり、第3の減速用電極
33は第2の減速用電源3(+50kV)と接続されて
+50kVが印加されている。
【0050】これにより、第1の分割イオンビーム11
は第1の加速管21を通過する際には150keVのエ
ネルギーに加速され、そのエネルギーを維持して第1の
減速用電極31を通過する。
【0051】第2の分割イオンビーム12は60keV
のエネルギーを維持して第2の加速管22を通過し、第
2の減速用電極32を通過するする際には30keV
(60keV−30keV)のエネルギーになる。
【0052】第3の分割イオンビーム13は60keV
のエネルギーを維持して第3の加速管23を通過し、第
3の減速用電極33を通過するする際には10keV
(60keV−50keV)のエネルギーになる。
【0053】第一のイオン注入を行う場合、第1のシャ
ッター41は開いており、その他のシャッター42、4
3は閉じている。
【0054】第二のイオン注入を行う場合、第2のシャ
ッター42は開いており、その他のシャッター41、4
3は閉じている。
【0055】第三のイオン注入を行う場合、第3のシャ
ッター43は開いており、その他のシャッター41、4
2は閉じている。
【0056】以上の作業により、同一半導体ウェハーに
対する異なる条件の三回連続注入が可能になる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、イオン
ビームを複数に分割した後、同一の半導体ウェハーに対
し連続した条件の異なるイオン注入を行うことができ
る。
【0058】その理由は、イオンビームを複数に分割す
る機構を有しているだけでなく、各々のイオンビームの
加速エネルギーを可変させる機構を有しているからであ
る。
【0059】また本発明では、イオンビームを複数に分
割した後、1つのイオンビームのみを選択してイオン注
入ができるようになる。
【0060】その理由は、イオンビームを複数に分割し
た後、各々のイオンビームに対し遮断する役割をもつシ
ャッターを持ち、その開閉操作を選択的に行うことがで
きるからである。
【0061】このような本発明によれば、回転とイオン
ビームに対する相対的上下運動を行うディスクに載置さ
れてある多数の半導体ウェハーに、異なる条件のイオン
注入を行う場合、半導体ウェハーを取り替えることな
く、またイオン注入エネルギーのセッテング調整をいち
いち行うことなく連続的に行うことが出来るから、生産
性が向上し高い品質が保証される。
【0062】以下、1度に50枚の半導体ウェハーを載
置することが出来るディスクを用いて500枚の半導体
ウェハーに、最初に条件Aでイオン注入を行い、次ぎに
条件Bでイオン注入を行う場合を例示する。
【0063】従来技術の一方法は、500枚の半導体ウ
ェハー全部に条件Aの処理を行い、次ぎに500枚の半
導体ウェハー全部に条件Bの処理を行う。この場合、真
空引き、半導体ウェハーの載置の回数は10×2=20
回であり、これに要する時間は約100となり生産性が
向上しない。
【0064】従来技術の他の方法は、50枚の半導体ウ
ェハーを載置して条件Aの処理を行い、次ぎにイオンビ
ーム系のセッテングを変更して条件Bの処理を行う。そ
の後、次の50枚の半導体ウェハーを載置して同様の処
理を繰り返す。この場合、イオンビーム系のセッテング
を変更が20回となり、このセッテングに要する時間は
約40分となり生産性が向上しない。また50枚単位で
条件がバラツクから、品質管理上の問題も生じる。
【0065】これに対して本発明を用いれば、50枚の
半導体ウェハーを載置して条件Aの処理および条件Bの
処理を行うから、半導体ウェハーの載置の回数は10回
であり、最初に第1および第2のイオンビーム系に条件
Aおよび条件Bをセッテングし、後はシャッターの開閉
動作だけであるから、イオンビーム系のセッテングの変
更は不要となる。したがって、本発明のイオン注入装置
を用いれば、真空引き、半導体ウェハーの載置、最初の
イオンビーム系をセッテングを含み約70分で作業を行
うことが出来る。しかも、イオンビーム系をセッテング
変更が無いから、50枚単位の条件のバラツキは皆無と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】イオン注入装置の全体の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるイオンビー
ム分割部を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるイオンビー
ム加速部を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるイオンビー
ム分割部を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるイオンビー
ム加速部を示す図である。
【図6】従来技術のイオン注入装置の概略を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 アナライザーマグネット 2 加速電圧電源端子 3 減速用電源 3A 第1の減速用電源 3B 第2の減速用電源 4 電源 5 分割電極 5A 第1の分割電極 5B 第2の分割電極 6 コリメータ用マグネット 10 イオンビーム 11 第1の分割イオンビーム 12 第2の分割イオンビーム 13 第3の分割イオンビーム 21 第1の加速管 22 第2の加速管 23 第3の加速管 31 第1の減速用電極 32 第2の減速用電極 33 第3の減速用電極 41 第1のシャッター 42 第2のシャッター 43 第3のシャッター 51 第1の加速用スイッチ 52 第2の加速用スイッチ 53 第3の加速用スイッチ 61 第1の減速用スイッチ 62 第2の減速用スイッチ 63 第3の減速用スイッチ 70 出射イオンビーム 71、72 分割されたイオンビーム 81 イオンソース部 82 引き出し電極 83 アナライザーマグネット 84 分割マグネット 85 コリメータ用マグネット 86 ビームシャッター 100 ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 37/317 H01L 21/265

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオンビームを複数に分割し、同一半導
    体ウェハーに対し加速エネルギーを異ならした連続イオ
    ン注入を可能にしたことを特徴とするイオン注入装置。
  2. 【請求項2】 イオンビームを複数に分割し、同一半導
    体ウェハーに対し注入条件を異ならした連続イオン注入
    を可能にしたイオン注入装置であって、加速電圧電源端
    子とイオンを加速する加速管の電極とのON−OFF
    (接続−切り離し)の切り替えを行う加速用スイッチを
    有することを特徴とするイオン注入装置。
  3. 【請求項3】 分割された複数のイオンビームに対して
    それぞれ前記加速管用スイッチを有し、これにより複数
    のイオンビームのうち選択的なイオンビームに前記加速
    管によりエネルギーを加えることを特徴とする請求項2
    記載のイオン注入装置。
  4. 【請求項4】 イオンビームを複数に分割し、同一半導
    体ウェハーに対し注入条件を異ならした連続イオン注入
    を可能にしたイオン注入装置であって、イオンを加速す
    る加速管を通過した後のイオンビームに対して、当該イ
    オンビームの加速エネルギーを減速させる電圧を印加す
    る減速用電極と、前記印加電圧を前記減速用電極に供給
    する電源と、前記印加電圧のONーOFFの切り替えを
    行う減速用スイッチとを有することを特徴とするイオン
    注入装置。
  5. 【請求項5】 分割された複数のイオンビームに対して
    それぞれ前記減速用スイッチを有し、これにより複数の
    イオンビームのうち選択的なイオンビームに前記減速用
    電極によりエネルギーを減少させることを特徴とする
    求項4記載のイオン注入装置。
  6. 【請求項6】 イオンビームを2つ又は3つに分割する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに
    載のイオン注入装置。
  7. 【請求項7】 イオンビームを分割するための電圧を印
    加する電極を有することを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれかに記載のイオン注入装置。
  8. 【請求項8】 イオンビームを分割した後、イオンビー
    のビーム軸を互いに平行にする機能を持つコリメータ
    マグネットを有することを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれかに記載のイオン注入装置。
  9. 【請求項9】 同一半導体ウェハーに対して連続イオン
    注入を行う際に、イオンビームを遮断するシャッターを
    有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
    かに記載のイオン注入装置。
  10. 【請求項10】 分割された複数のイオンビームに対し
    てそれぞれシャッターを有し、これにより複数のイオン
    ビームのうち選択的なイオンビームを通過させて半導体
    ウェハーに当該イオンビームを照射し、残りのイオンビ
    ームを遮断することを特徴とする請求項9記載のイオン
    注入装置。
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