JP2920535B2 - 印刷物のマーク自動抽出装置 - Google Patents
印刷物のマーク自動抽出装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は印刷機等における印刷とその後加工との間の
見当を制御するために印刷絵柄の中からレジスタマーク
またはそれに代わり得る絵柄エッジの自動抽出を行う装
置に関する。 〔従来の技術〕 オフセット印刷やグラビア印刷等における印刷物の断
裁とか見当合せのために、印刷物にレジスタマークを印
刷しておき、これを検出することによって所望の作動制
御を行うことは一般的な技術であり、このレジスタマー
クに代えて印刷絵柄におけるエッジを用いることも知ら
れている。 さらにウェブ上に設置された一つのマーク検出器をレ
ジスタマークまたはレジスタマークの代用とし得る絵柄
のある位置までウェブ左右方向に手動またはリモコン装
置によって移動させ、検出したマーク検出器の絵柄一周
分の検出信号から見当合せ等に使用するレジスタマーク
または絵柄エッジを自動的に抽出することも知られてい
る。 これを具体的に説明すると、第10図に示すように、一
つのマークセンサ90により一周分の絵柄91を走査して得
られる信号92を適切なスライスレベル93によって「0」
および「1」に2値化した信号94を作り「0」から
「1」,または「1」から「0」に変化する部分95を絵
柄エッジとみなし制御用マークとして抽出することが知
られている。更に、第10図に示すように版胴一周分の2
値化信号94の中に複数の絵柄エッジ95が存在するときは
この内の一つの絵柄エッジのみ抽出できるように、抽出
すべき絵柄エッジの前後に適当な長さのゲート96を設定
しかつ「0」から「1」,「1」から「0」のいづれか
一方のみを絵柄エッジとみなすことが知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上述した従来技術では、自動的に制御マークを抽出す
る方法を採ったとしてもあくまでもマーク検出器直下の
絵柄一周分からマークを抽出するのみなので、当該部分
にマークとして適切な絵柄がない場合は作業者がマーク
検出器をあちらこちらに移動するのに手間が掛かり、そ
の間に多量の損紙を生じてしまうという問題がある。 ここで適切な絵柄エッジとは次のようなものをいう。 (1)ウェブ左右方向に平行な絵柄エッジ。 もしも第11図に示すように絵柄がウェブ左右方向に平
行でないとウェブが左右に蛇行したとき得られる2値化
信号は第2図に示す如くCからC′へと変化し、ウェブ
天地方向のずれと誤認することとなる。 (2)前後の所定距離内に他の絵柄エッジがないような
絵柄エッジ。 もしも他の絵柄エッジが存在すると見当ずれが生じた
ときに本来マークとして使用している絵柄エッジと見誤
ってしまう。 本発明は上述の点を考慮してなされたもので、マーク
検出器を移動することなくレジスタマーク若しくはレジ
スタマークの代用として適当な絵柄エッジのみを自動的
に抽出する装置を提供することを目的とする。 〔課題点を解決するための手段〕 上記目的達成のため、本発明では、 印刷見当を合わせるために印刷絵柄の中からレジスタ
ーマークを含む見当合わせ用絵柄エッジの自動抽出を行
う印刷物のマーク自動抽出装置であって、検知手段と、
抽出手段とを有し、前記検知手段は、印刷物の移送方向
と直角方向に沿って配列する複数の受光素子を有し、そ
れら受光素子は各々個別の受光信号を出力し、前記抽出
手段は前記受光素子から1つを選択してその受光信号を
入力するマルチプレクサと、入力した受光信号が適切な
見当合わせ用絵柄エッジを含む適切な受光信号であるか
否かを判定する判定手段と、適切な受光信号でない場合
には前記マルチプレクサが前記受光素子から別の1つを
選択するように制御を行う制御手段とを有する、印刷物
のマーク自動抽出装置を提供するものである。 また、前記受光素子は十字形の境界部分を挟んで田の
字形に配置された4個の受光部を有し、前記受光信号は
前記受光部が各々個別に出力する複数の信号から成り、
前記判定手段は、印刷物の移送方向と直角方向に延びる
絵柄エッジで、かつ、隣接する絵柄エッジと印刷物の移
送方向に所定以上の間隔を有する絵柄エッジを、前記受
光信号が含むか否かによって前記判定を行う。印刷物の
マーク自動抽出装置を提供するものである。 〔作 用〕 ウェブの左右方向に配された複数の受光素子の各々か
らの絵柄等の検出出力は切替え動作するマルチプレクサ
に与えられ、ひとつの受光素子の検出出力が選び出され
る。この出力から前述の適切なエッヂが見い出されれ
ば、そのエッヂを見当用マークとして使用するが、見い
出されないときはマルチプレクサを切替えて別の受光素
子の出力を選び出し、同様にして適切なエッヂがないか
探す。 このようにして、適切なエッヂが見い出されるまでマ
ルチプレクサを順次切替えてゆく。 〔発明の効果〕 本発明では、複数の受光素子の出力を、マルチプレク
サにより順次切替えてレジスタマークとして適切な絵柄
のみを見当用マークとして検出するようにしたため、従
来のようにマーク検出部を移動させることもなく自動的
にかつ迅速に見当用マークを検出することができる。ま
た、4個の受光部を有する受光素子を用いる本発明では
適切な見当合わせ用絵柄エッジをより適切に抽出するこ
とができる。 〔実施例〕 第1図は本発明の一実施例の概念的構成をブロック線
図にて示している。すなわち本発明装置はマーク検出ヘ
ッド1とマーク自動抽出回路2とを有する。 第2図および第3図は、マーク検出ヘッド1における
受光素子10の構成およびマーク自動抽出回路2の内部構
成を示したものである。まず第2図におけるマーク検出
ヘッド1は、4個の受光部11,12,13および14が十字形の
境界部分を挟んで田の字形に配されている。ここで重要
なのは、受光部11と12の境界部、受光部13と14の境界部
が正確に同一線上にあることである。そしてこのマーク
検出ヘッド1はウェブの左右方向に上記境界部の方向が
一致するように配置される。これにより正確にウェブの
左右方向に配された見当マークを抽出することができ
る。次に第3図におけるマーク自動抽出回路2は、各受
光部11,12,13および14の出力が電流−電圧変換回路15−
1,15−2,15−3および15−4に与えられ、15−1,15−2
の各出力は差分回路16に、また15−3,15−4の各出力は
もう一つの差分回路16′に与えられる。これら両差分回
路の各出力はピーク検出回路17,17′に夫々与えられ
る。 第4図は第3図のマーク自動抽出回路2各部の信号波
形を示したものであり、以下この波形図に従って第3図
の回路の動作を説明する。 この第4図はその上部に受光素子10および見当用マー
ク20ないし23が印刷されたウェブを示しており、このウ
ェブ上のマークに対応してその検出信号波形およびこの
検出信号から得られる各種信号波形を示している。この
波形図に基づきマーク自動抽出回路の動作を説明する。 受光素子10の受光部11ないし14がマーク20ないし23を
検出すると、これら受光部からの電流出力に基づき変換
回路15から信号aないしdが出力される。受光部11と12
とはマークの同一位置をある時間差をもって検出する。
また受光部13と14もマークの他の同一位置をある時間差
をもって検出する。したがって変換回路15の出力aと
b、同じく出力cとdはそれぞれ同一波形で時間的にず
れをもったものである。 これ等の信号aとb,cとdは差分回路16,16′に与えら
れて(b−a)=eおよび(d−c)=fが取出され
る。そしてこれらの信号eおよびfはピーク検出回路1
7,17′に与えられてピーク点を表すパルスg,hが形成さ
れる。これらのパルスは受光部11,13による見当用マー
ク20,21,22および23のエッヂ検出位置における中心位置
を示すものである。 このパルスg,hを比較すると分るが、ウェブ左右方向
に平行な絵柄エッジ20ではgとhの時間的ずれはゼロで
あるのに対し、平行でないエッジ21,22では角度に応じ
てそれぞれα、βという時間的ずれが生じている。これ
を利用してα、βのような時間ずれの少ない部分を抽出
すればウェブの左右方向に平行マークのみの抽出が可能
となる。 第5図はマークの印刷濃度とピーク点検出パルスとの
関係を示したものである。この図において最上部にはマ
ークが付されたウェブが図における左右方向に走行して
いる状態を示しており、中央部はこのマークが受光素子
を検出して得た信号から取出した差分信号を示し、最下
部は差分信号から取出したピーク点検出パルスを示して
いる。 この図のうち差分信号の波形は、実線部が印刷濃度の
大なるマークを検出した場合を、破線部が印刷濃度の小
なるマークを検出した場合を示している。そしてこれら
両波形とピーク点検出パルスの立上がり時点を対照すれ
ば一目瞭然であるように、マーク印刷濃度の大小に拘ら
ずピーク点検出パルスの立上がり時点は一定である。つ
まり印刷濃度の大小に応じてピーク点検出パルスの立上
がり時点が変化することはない。 第6図は第2図に示した受光素子10を複数個用いたマ
ーク検出ヘッド1の素子配列を示したものである。この
受光素子10は上述のように4個の受光部を有し、同図
(b)に示すように所定ピッチで基板30上に配列されて
いる。基板30の下部には同図(a)に示すように照明装
置31が設けられ、印刷紙面を照明するようになってい
る。照明装置31は例えば長寿命で光量安定なLEDアレイ
であり、受光素子10の配列方向中心線の両側に配されて
いる。これによりウェブをその左右方向に均等に照明す
ることができる。 照明により紙面から反射してきた光はレンズ32を介し
て受光素子10の受光面に結像される。レンズ32は通常の
曲面レンズでもよいが、ロッドレンズアレイ(セルフォ
ックレンズアレイ)を用いれば取付けが容易で明るさに
優れたものとなる。 基板30、LEDアレイ31,レンズ32は放熱部材を兼ねる金
属製部材33に固定されて金属製の筺体34内に収納されて
いる。 第7図は第6図に示す受光素子10を複数個用いたマー
ク検出ヘッド1を用いて見当用マーク抽出を行ない、ゲ
ートを発生する方法を示したものである。 この抽出は次の条件を満たすものについて行う。 1)絵柄エッジを用いる場合、ウェブ左右方向に平行な
絵柄エッジつまりウェブの左右方向の位置ずれを天地方
向のずれと誤認しないための絵柄エッジを用いる。 2)マークとして抽出しようとする絵柄エッジの天地方
向前後の所定長範囲に他の絵柄エッジがないこと。この
長さは予想される見当ずれ量およびゲート長さと関係し
ており例えば下式のように定める。 ゲート長さ=(予想される天地方向片側の見当ずれ量)
×2=2X (1) 長さ=(ゲート長さ)×2=4X (2) この図では、最大Xの見当ずれが予想されるときマー
クMの前後の長さ±X(2X)の長さのゲートを設けた状
態を示している。 いま見当ずれXが生じマーク信号Mがゲート信号に対
し図における左方向にずれたとするとマーク信号a′と
なる。この場合ゲートの中にはマークMのみ存在しなん
ら問題がない。 これに対し、マーク信号が反対方向に、つまりゲート
信号に対し図における右方向にずれたとするとマーク信
号a″のようになり、ゲートの中には新たに別のマーク
M′が存在することとなり、M′により見当ずれ量を誤
認識することになる。 これは本来のマークMの前後にゲート長さの2倍すな
わち±2Xの範囲に他のマークが存在したことによるので
あり、このため上記式(1)、(2)が必要となる。 第8図は第6図に示すような受光素子10を複数個用い
てなるマーク検出ヘッド1を利用した回路構成例を示し
ている。この図において、10は4分割形のフォトダイオ
ードであり、第6図に示したように配置されているもの
とする。フォトダイオード10の各分割部分からの光電流
はそれぞれ電流−電圧変換回路15によって電圧信号に変
換されマルチプレクサ60に入力される。マルチプレクサ
60はCPU74によって制御されるもので、CPU74はまず最初
のフォトダイオード10−1の信号が得られるようマルチ
プレクサ60のチャンネルを選択する。すなわち4個のマ
ルチプレクサ60の出力端子には夫々41,42,43,44の各信
号が現れる。そしてウェブの天地方向に相当する41と4
2、43と44の間の差分信号を差分回路61,61′によって夫
々得てピーク検出回路62,62′により夫々のディジタル
・パルス信号が得られる。 一方、印刷機の後加工部における回転軸に取付けられ
たロータリーエンコーダ70からの信号はカウンタ71によ
って常時監視されており、例えば回転軸が1回転したと
きエンコーダ70からのゼロ信号によってカウントがクリ
アされ再びゼロから1回転に相当するパルス分だけカウ
ントするようになる。このカウント出力はゲート発生回
路72に与えられる。 そしてゲート発生回路72ではカウンタ71のカウント信
号と、CPU74からのラッチ73を通って与えられるゲート
開始点およびゲート長さの各数値とを監視しエンコーダ
の1回転のうち任意の部分にゲートを設けるべくゲート
信号77を発生することが出来るようになっている。 マーク自動抽出の際には絵柄1回転分のエッジ位置を
検出すべく例えばエンコーダのカウントゼロから1回転
分の長さのゲートをCPU74からの指令信号76によって一
度だけ開くこととする。そしてゲート信号77が与えられ
ると、ピーク検出パルス信号78,78′がANDゲート64,6
4′を通してRAM65,65′およびRAMアドレスカウンタ66,6
6′に入力される。 一方、RAM65,65′にはエンコーダのカウント信号79が
常時入力されているので、ピーク検出パルスが発生する
毎にそのパルスをメモリライト信号81,81′としてその
ときのエンコーダカウント数79がウェブ左右の2つの差
分信号毎に独立してRAM65,65′に順次格納される。そし
てRAMアドレスカウンタは作業開始時にクリアされてお
り、RAMアドレスはピーク検出パルスをカウントするカ
ウンタ66,66′で自動的にインクリメントされてセレク
タ67,67′を通して与えられる。 またこの第8図において63,63′はコンパレータであ
り、CPU74からラッチ68およびD/A変換器69を通して一定
レベルの信号が基準値として与えられ、差分回路61,6
1′からの差分信号のうち一定レベル以上の大きさでの
みピーク点検出を行うようにピーク点検出回路62,62′
に指示する。 この機能により絵柄上の辛うじて検知できる程度の濃
度変化の小さな絵柄エッジやノイズによるピーク点など
は自動的に排除できる。 第9図は見当用マークとしての条件を満たす絵柄エッ
ジを検索する手順を示すフローチャートである。この第
9図において、手順1および手順2は上記説明の内容で
あるが、もう一度簡単に述べれば、手順1では複数の受
光素子中の一つを選択し、手順2で絵柄一周分のエッジ
位置をすべてRAMに記憶させる。これにより見当用マー
クとして使用しうるか否かに拘らずマークと認識される
絵柄がすべて取込まれる。 次いで手順3では左右夫々のRAM65,65′の内容、すな
わち絵柄エッジについてのエンコーダカウント数を順次
読み出してウェブ左右方向に平行な部分を捜す。これは
下記条件を満たすか否かを判定することによって行う。 |(RAM65の内容)−(RAM65′の内容)|≦δ (3) ここで δはゼロまたは微少な整数 この条件を満たすデータは平行な絵柄エッジ位置と見
なす。そしてこの式(3)を満たすデータがあればその
データを有するRAM65または65′のアドレスをすべて別
のデータ一時退避用メモリー80に格納しておく。これに
対し式(3)の条件を満たすデータが一つもない場合は
手順6によりマルチプレクサ60を次のチャンネルに切替
え同様の処理を行なう。式(3)の条件を満たすデータ
が少なくともひとつあれば、次の手順4に進む。 ここでは手順3でメモリーに格納しておいた平行部分
についてのRAM65,65′のアドレスを再び読み出しそのア
ドレスのRAM65,65′のデータとその一つ前および一つ後
のアドレスのデータにつき以下に示す式(4)ないし
(7)の条件を満たせば前後に他のエッジがないマーク
として採用するが満たさない場合は手順6によりマルチ
プレクサ60を次のチャンネルに切替え同様の処理を行
う。 (ADR11の内容)−(ADR10の内容)≦ξ (4) (ADR10の内容)−(ADR12の内容)≦ξ (5) (ADR21の内容)−(ADR20の内容)≦ξ (6) (ADR20の内容)−(ADR22の内容)≦ξ (7) ここでADR10はRAM65のうち平行部分データのアドレ
ス、 ADR11はADR10+1 ADR12はADR10−1 ADR20はRAM65′のうち平行部分データのアドレス ADR21はADR20+1 ADR22はADR20−1 以上の手順によって得られたマークとしての前記2条
件を満たす絵柄エッジの前後に上述の第7図のようにゲ
ートをCPUにより自動的に発生し、以後式(8)により
見当ずれ量を求め印刷部と後加工部の制御に用いる。 見当ずれ量=(RAM65のゼロ番地の内容) −AD1 または (RAM65′のゼロ番地の内容) −AD2 (8) ここでAD1は上記手順により抽出したマークの位置の
エンコーダカウント数(RAM65側)、 AD2は上記手順により抽出したマークの位置の
エンコーダカウント数(RAM65′側) RAM65のゼロ番地、RAM65′のゼロ番地には左右の各差
分信号に対応して抽出したマーク信号が得られた時点で
のエンコーダカウント数が絵柄一周毎に更新されて記憶
されている。
見当を制御するために印刷絵柄の中からレジスタマーク
またはそれに代わり得る絵柄エッジの自動抽出を行う装
置に関する。 〔従来の技術〕 オフセット印刷やグラビア印刷等における印刷物の断
裁とか見当合せのために、印刷物にレジスタマークを印
刷しておき、これを検出することによって所望の作動制
御を行うことは一般的な技術であり、このレジスタマー
クに代えて印刷絵柄におけるエッジを用いることも知ら
れている。 さらにウェブ上に設置された一つのマーク検出器をレ
ジスタマークまたはレジスタマークの代用とし得る絵柄
のある位置までウェブ左右方向に手動またはリモコン装
置によって移動させ、検出したマーク検出器の絵柄一周
分の検出信号から見当合せ等に使用するレジスタマーク
または絵柄エッジを自動的に抽出することも知られてい
る。 これを具体的に説明すると、第10図に示すように、一
つのマークセンサ90により一周分の絵柄91を走査して得
られる信号92を適切なスライスレベル93によって「0」
および「1」に2値化した信号94を作り「0」から
「1」,または「1」から「0」に変化する部分95を絵
柄エッジとみなし制御用マークとして抽出することが知
られている。更に、第10図に示すように版胴一周分の2
値化信号94の中に複数の絵柄エッジ95が存在するときは
この内の一つの絵柄エッジのみ抽出できるように、抽出
すべき絵柄エッジの前後に適当な長さのゲート96を設定
しかつ「0」から「1」,「1」から「0」のいづれか
一方のみを絵柄エッジとみなすことが知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上述した従来技術では、自動的に制御マークを抽出す
る方法を採ったとしてもあくまでもマーク検出器直下の
絵柄一周分からマークを抽出するのみなので、当該部分
にマークとして適切な絵柄がない場合は作業者がマーク
検出器をあちらこちらに移動するのに手間が掛かり、そ
の間に多量の損紙を生じてしまうという問題がある。 ここで適切な絵柄エッジとは次のようなものをいう。 (1)ウェブ左右方向に平行な絵柄エッジ。 もしも第11図に示すように絵柄がウェブ左右方向に平
行でないとウェブが左右に蛇行したとき得られる2値化
信号は第2図に示す如くCからC′へと変化し、ウェブ
天地方向のずれと誤認することとなる。 (2)前後の所定距離内に他の絵柄エッジがないような
絵柄エッジ。 もしも他の絵柄エッジが存在すると見当ずれが生じた
ときに本来マークとして使用している絵柄エッジと見誤
ってしまう。 本発明は上述の点を考慮してなされたもので、マーク
検出器を移動することなくレジスタマーク若しくはレジ
スタマークの代用として適当な絵柄エッジのみを自動的
に抽出する装置を提供することを目的とする。 〔課題点を解決するための手段〕 上記目的達成のため、本発明では、 印刷見当を合わせるために印刷絵柄の中からレジスタ
ーマークを含む見当合わせ用絵柄エッジの自動抽出を行
う印刷物のマーク自動抽出装置であって、検知手段と、
抽出手段とを有し、前記検知手段は、印刷物の移送方向
と直角方向に沿って配列する複数の受光素子を有し、そ
れら受光素子は各々個別の受光信号を出力し、前記抽出
手段は前記受光素子から1つを選択してその受光信号を
入力するマルチプレクサと、入力した受光信号が適切な
見当合わせ用絵柄エッジを含む適切な受光信号であるか
否かを判定する判定手段と、適切な受光信号でない場合
には前記マルチプレクサが前記受光素子から別の1つを
選択するように制御を行う制御手段とを有する、印刷物
のマーク自動抽出装置を提供するものである。 また、前記受光素子は十字形の境界部分を挟んで田の
字形に配置された4個の受光部を有し、前記受光信号は
前記受光部が各々個別に出力する複数の信号から成り、
前記判定手段は、印刷物の移送方向と直角方向に延びる
絵柄エッジで、かつ、隣接する絵柄エッジと印刷物の移
送方向に所定以上の間隔を有する絵柄エッジを、前記受
光信号が含むか否かによって前記判定を行う。印刷物の
マーク自動抽出装置を提供するものである。 〔作 用〕 ウェブの左右方向に配された複数の受光素子の各々か
らの絵柄等の検出出力は切替え動作するマルチプレクサ
に与えられ、ひとつの受光素子の検出出力が選び出され
る。この出力から前述の適切なエッヂが見い出されれ
ば、そのエッヂを見当用マークとして使用するが、見い
出されないときはマルチプレクサを切替えて別の受光素
子の出力を選び出し、同様にして適切なエッヂがないか
探す。 このようにして、適切なエッヂが見い出されるまでマ
ルチプレクサを順次切替えてゆく。 〔発明の効果〕 本発明では、複数の受光素子の出力を、マルチプレク
サにより順次切替えてレジスタマークとして適切な絵柄
のみを見当用マークとして検出するようにしたため、従
来のようにマーク検出部を移動させることもなく自動的
にかつ迅速に見当用マークを検出することができる。ま
た、4個の受光部を有する受光素子を用いる本発明では
適切な見当合わせ用絵柄エッジをより適切に抽出するこ
とができる。 〔実施例〕 第1図は本発明の一実施例の概念的構成をブロック線
図にて示している。すなわち本発明装置はマーク検出ヘ
ッド1とマーク自動抽出回路2とを有する。 第2図および第3図は、マーク検出ヘッド1における
受光素子10の構成およびマーク自動抽出回路2の内部構
成を示したものである。まず第2図におけるマーク検出
ヘッド1は、4個の受光部11,12,13および14が十字形の
境界部分を挟んで田の字形に配されている。ここで重要
なのは、受光部11と12の境界部、受光部13と14の境界部
が正確に同一線上にあることである。そしてこのマーク
検出ヘッド1はウェブの左右方向に上記境界部の方向が
一致するように配置される。これにより正確にウェブの
左右方向に配された見当マークを抽出することができ
る。次に第3図におけるマーク自動抽出回路2は、各受
光部11,12,13および14の出力が電流−電圧変換回路15−
1,15−2,15−3および15−4に与えられ、15−1,15−2
の各出力は差分回路16に、また15−3,15−4の各出力は
もう一つの差分回路16′に与えられる。これら両差分回
路の各出力はピーク検出回路17,17′に夫々与えられ
る。 第4図は第3図のマーク自動抽出回路2各部の信号波
形を示したものであり、以下この波形図に従って第3図
の回路の動作を説明する。 この第4図はその上部に受光素子10および見当用マー
ク20ないし23が印刷されたウェブを示しており、このウ
ェブ上のマークに対応してその検出信号波形およびこの
検出信号から得られる各種信号波形を示している。この
波形図に基づきマーク自動抽出回路の動作を説明する。 受光素子10の受光部11ないし14がマーク20ないし23を
検出すると、これら受光部からの電流出力に基づき変換
回路15から信号aないしdが出力される。受光部11と12
とはマークの同一位置をある時間差をもって検出する。
また受光部13と14もマークの他の同一位置をある時間差
をもって検出する。したがって変換回路15の出力aと
b、同じく出力cとdはそれぞれ同一波形で時間的にず
れをもったものである。 これ等の信号aとb,cとdは差分回路16,16′に与えら
れて(b−a)=eおよび(d−c)=fが取出され
る。そしてこれらの信号eおよびfはピーク検出回路1
7,17′に与えられてピーク点を表すパルスg,hが形成さ
れる。これらのパルスは受光部11,13による見当用マー
ク20,21,22および23のエッヂ検出位置における中心位置
を示すものである。 このパルスg,hを比較すると分るが、ウェブ左右方向
に平行な絵柄エッジ20ではgとhの時間的ずれはゼロで
あるのに対し、平行でないエッジ21,22では角度に応じ
てそれぞれα、βという時間的ずれが生じている。これ
を利用してα、βのような時間ずれの少ない部分を抽出
すればウェブの左右方向に平行マークのみの抽出が可能
となる。 第5図はマークの印刷濃度とピーク点検出パルスとの
関係を示したものである。この図において最上部にはマ
ークが付されたウェブが図における左右方向に走行して
いる状態を示しており、中央部はこのマークが受光素子
を検出して得た信号から取出した差分信号を示し、最下
部は差分信号から取出したピーク点検出パルスを示して
いる。 この図のうち差分信号の波形は、実線部が印刷濃度の
大なるマークを検出した場合を、破線部が印刷濃度の小
なるマークを検出した場合を示している。そしてこれら
両波形とピーク点検出パルスの立上がり時点を対照すれ
ば一目瞭然であるように、マーク印刷濃度の大小に拘ら
ずピーク点検出パルスの立上がり時点は一定である。つ
まり印刷濃度の大小に応じてピーク点検出パルスの立上
がり時点が変化することはない。 第6図は第2図に示した受光素子10を複数個用いたマ
ーク検出ヘッド1の素子配列を示したものである。この
受光素子10は上述のように4個の受光部を有し、同図
(b)に示すように所定ピッチで基板30上に配列されて
いる。基板30の下部には同図(a)に示すように照明装
置31が設けられ、印刷紙面を照明するようになってい
る。照明装置31は例えば長寿命で光量安定なLEDアレイ
であり、受光素子10の配列方向中心線の両側に配されて
いる。これによりウェブをその左右方向に均等に照明す
ることができる。 照明により紙面から反射してきた光はレンズ32を介し
て受光素子10の受光面に結像される。レンズ32は通常の
曲面レンズでもよいが、ロッドレンズアレイ(セルフォ
ックレンズアレイ)を用いれば取付けが容易で明るさに
優れたものとなる。 基板30、LEDアレイ31,レンズ32は放熱部材を兼ねる金
属製部材33に固定されて金属製の筺体34内に収納されて
いる。 第7図は第6図に示す受光素子10を複数個用いたマー
ク検出ヘッド1を用いて見当用マーク抽出を行ない、ゲ
ートを発生する方法を示したものである。 この抽出は次の条件を満たすものについて行う。 1)絵柄エッジを用いる場合、ウェブ左右方向に平行な
絵柄エッジつまりウェブの左右方向の位置ずれを天地方
向のずれと誤認しないための絵柄エッジを用いる。 2)マークとして抽出しようとする絵柄エッジの天地方
向前後の所定長範囲に他の絵柄エッジがないこと。この
長さは予想される見当ずれ量およびゲート長さと関係し
ており例えば下式のように定める。 ゲート長さ=(予想される天地方向片側の見当ずれ量)
×2=2X (1) 長さ=(ゲート長さ)×2=4X (2) この図では、最大Xの見当ずれが予想されるときマー
クMの前後の長さ±X(2X)の長さのゲートを設けた状
態を示している。 いま見当ずれXが生じマーク信号Mがゲート信号に対
し図における左方向にずれたとするとマーク信号a′と
なる。この場合ゲートの中にはマークMのみ存在しなん
ら問題がない。 これに対し、マーク信号が反対方向に、つまりゲート
信号に対し図における右方向にずれたとするとマーク信
号a″のようになり、ゲートの中には新たに別のマーク
M′が存在することとなり、M′により見当ずれ量を誤
認識することになる。 これは本来のマークMの前後にゲート長さの2倍すな
わち±2Xの範囲に他のマークが存在したことによるので
あり、このため上記式(1)、(2)が必要となる。 第8図は第6図に示すような受光素子10を複数個用い
てなるマーク検出ヘッド1を利用した回路構成例を示し
ている。この図において、10は4分割形のフォトダイオ
ードであり、第6図に示したように配置されているもの
とする。フォトダイオード10の各分割部分からの光電流
はそれぞれ電流−電圧変換回路15によって電圧信号に変
換されマルチプレクサ60に入力される。マルチプレクサ
60はCPU74によって制御されるもので、CPU74はまず最初
のフォトダイオード10−1の信号が得られるようマルチ
プレクサ60のチャンネルを選択する。すなわち4個のマ
ルチプレクサ60の出力端子には夫々41,42,43,44の各信
号が現れる。そしてウェブの天地方向に相当する41と4
2、43と44の間の差分信号を差分回路61,61′によって夫
々得てピーク検出回路62,62′により夫々のディジタル
・パルス信号が得られる。 一方、印刷機の後加工部における回転軸に取付けられ
たロータリーエンコーダ70からの信号はカウンタ71によ
って常時監視されており、例えば回転軸が1回転したと
きエンコーダ70からのゼロ信号によってカウントがクリ
アされ再びゼロから1回転に相当するパルス分だけカウ
ントするようになる。このカウント出力はゲート発生回
路72に与えられる。 そしてゲート発生回路72ではカウンタ71のカウント信
号と、CPU74からのラッチ73を通って与えられるゲート
開始点およびゲート長さの各数値とを監視しエンコーダ
の1回転のうち任意の部分にゲートを設けるべくゲート
信号77を発生することが出来るようになっている。 マーク自動抽出の際には絵柄1回転分のエッジ位置を
検出すべく例えばエンコーダのカウントゼロから1回転
分の長さのゲートをCPU74からの指令信号76によって一
度だけ開くこととする。そしてゲート信号77が与えられ
ると、ピーク検出パルス信号78,78′がANDゲート64,6
4′を通してRAM65,65′およびRAMアドレスカウンタ66,6
6′に入力される。 一方、RAM65,65′にはエンコーダのカウント信号79が
常時入力されているので、ピーク検出パルスが発生する
毎にそのパルスをメモリライト信号81,81′としてその
ときのエンコーダカウント数79がウェブ左右の2つの差
分信号毎に独立してRAM65,65′に順次格納される。そし
てRAMアドレスカウンタは作業開始時にクリアされてお
り、RAMアドレスはピーク検出パルスをカウントするカ
ウンタ66,66′で自動的にインクリメントされてセレク
タ67,67′を通して与えられる。 またこの第8図において63,63′はコンパレータであ
り、CPU74からラッチ68およびD/A変換器69を通して一定
レベルの信号が基準値として与えられ、差分回路61,6
1′からの差分信号のうち一定レベル以上の大きさでの
みピーク点検出を行うようにピーク点検出回路62,62′
に指示する。 この機能により絵柄上の辛うじて検知できる程度の濃
度変化の小さな絵柄エッジやノイズによるピーク点など
は自動的に排除できる。 第9図は見当用マークとしての条件を満たす絵柄エッ
ジを検索する手順を示すフローチャートである。この第
9図において、手順1および手順2は上記説明の内容で
あるが、もう一度簡単に述べれば、手順1では複数の受
光素子中の一つを選択し、手順2で絵柄一周分のエッジ
位置をすべてRAMに記憶させる。これにより見当用マー
クとして使用しうるか否かに拘らずマークと認識される
絵柄がすべて取込まれる。 次いで手順3では左右夫々のRAM65,65′の内容、すな
わち絵柄エッジについてのエンコーダカウント数を順次
読み出してウェブ左右方向に平行な部分を捜す。これは
下記条件を満たすか否かを判定することによって行う。 |(RAM65の内容)−(RAM65′の内容)|≦δ (3) ここで δはゼロまたは微少な整数 この条件を満たすデータは平行な絵柄エッジ位置と見
なす。そしてこの式(3)を満たすデータがあればその
データを有するRAM65または65′のアドレスをすべて別
のデータ一時退避用メモリー80に格納しておく。これに
対し式(3)の条件を満たすデータが一つもない場合は
手順6によりマルチプレクサ60を次のチャンネルに切替
え同様の処理を行なう。式(3)の条件を満たすデータ
が少なくともひとつあれば、次の手順4に進む。 ここでは手順3でメモリーに格納しておいた平行部分
についてのRAM65,65′のアドレスを再び読み出しそのア
ドレスのRAM65,65′のデータとその一つ前および一つ後
のアドレスのデータにつき以下に示す式(4)ないし
(7)の条件を満たせば前後に他のエッジがないマーク
として採用するが満たさない場合は手順6によりマルチ
プレクサ60を次のチャンネルに切替え同様の処理を行
う。 (ADR11の内容)−(ADR10の内容)≦ξ (4) (ADR10の内容)−(ADR12の内容)≦ξ (5) (ADR21の内容)−(ADR20の内容)≦ξ (6) (ADR20の内容)−(ADR22の内容)≦ξ (7) ここでADR10はRAM65のうち平行部分データのアドレ
ス、 ADR11はADR10+1 ADR12はADR10−1 ADR20はRAM65′のうち平行部分データのアドレス ADR21はADR20+1 ADR22はADR20−1 以上の手順によって得られたマークとしての前記2条
件を満たす絵柄エッジの前後に上述の第7図のようにゲ
ートをCPUにより自動的に発生し、以後式(8)により
見当ずれ量を求め印刷部と後加工部の制御に用いる。 見当ずれ量=(RAM65のゼロ番地の内容) −AD1 または (RAM65′のゼロ番地の内容) −AD2 (8) ここでAD1は上記手順により抽出したマークの位置の
エンコーダカウント数(RAM65側)、 AD2は上記手順により抽出したマークの位置の
エンコーダカウント数(RAM65′側) RAM65のゼロ番地、RAM65′のゼロ番地には左右の各差
分信号に対応して抽出したマーク信号が得られた時点で
のエンコーダカウント数が絵柄一周毎に更新されて記憶
されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装置の最も概念化した構成を示す
ブロック線図、第2図は本発明の一実施例で使用する受
光素子の受光面構成を示す説明図、第3図は第2図の受
光素子と組合わせるマーク信号検出回路の説明図、第4
図は第2図の受光素子による各種マークの検出信号を示
す波形図、第5図は本発明によるマーク検出信号の形成
原理説明図、第6図(a)、(b)は本発明におけるマ
ーク検出ヘッドの一例の説明図、第7図は第6図のマー
ク検出ヘッドによるマーク検出の際のゲート設定を説明
する図、第8図は第6図の受光素子と組合わされるマー
ク検出回路を示す回路図、第9図は第8図の回路による
マーク検出動作を示すフローチャート、第10図は一つの
マークセンサによって見当用マークを検出する従来の検
出方法の説明図、第11図は従来の検出方法における不都
合を説明するための図である。 10……受光素子、11〜14……受光部、15……電流−電圧
変換回路、31……LEDアレイ、32……レンズ、90……マ
ークセンサ、91……一周分絵柄、92……絵柄信号、93…
…スライスレベル、94……絵柄信号92の2値化信号、95
……2値化信号94の立上がり、96……ゲート。
ブロック線図、第2図は本発明の一実施例で使用する受
光素子の受光面構成を示す説明図、第3図は第2図の受
光素子と組合わせるマーク信号検出回路の説明図、第4
図は第2図の受光素子による各種マークの検出信号を示
す波形図、第5図は本発明によるマーク検出信号の形成
原理説明図、第6図(a)、(b)は本発明におけるマ
ーク検出ヘッドの一例の説明図、第7図は第6図のマー
ク検出ヘッドによるマーク検出の際のゲート設定を説明
する図、第8図は第6図の受光素子と組合わされるマー
ク検出回路を示す回路図、第9図は第8図の回路による
マーク検出動作を示すフローチャート、第10図は一つの
マークセンサによって見当用マークを検出する従来の検
出方法の説明図、第11図は従来の検出方法における不都
合を説明するための図である。 10……受光素子、11〜14……受光部、15……電流−電圧
変換回路、31……LEDアレイ、32……レンズ、90……マ
ークセンサ、91……一周分絵柄、92……絵柄信号、93…
…スライスレベル、94……絵柄信号92の2値化信号、95
……2値化信号94の立上がり、96……ゲート。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.印刷見当を合わせるために印刷絵柄の中からレジス
ターマークを含む見当合わせ用絵柄エッジの自動抽出を
行う印刷物のマーク自動抽出装置であって、検知手段
と、抽出手段とを有し、 前記検知手段は、印刷物の移送方向と直角方向に沿って
配列する複数の受光素子を有し、それら受光素子は各々
個別の受光信号を出力し、 前記抽出手段は前記受光素子から1つを選択してその受
光信号を入力するマルチプレクサと、入力した受光信号
が適切な見当合わせ用絵柄エッジを含む適切な受光信号
であるか否かを判定する判定手段と、適切な受光信号で
ない場合には前記マルチプレクサが前記受光素子から別
の1つを選択するように制御を行う制御手段とを有す
る、 ことを特徴とする印刷物のマーク自動抽出装置。 2.前記受光素子は十字形の境界部分を挟んで田の字形
に配置された4個の受光部を有し、前記受光信号は前記
受光部が各々個別に出力する複数の信号から成り、 前記判定手段は、印刷物の移送方向と直角方向に延びる
絵柄エッジで、かつ、隣接する絵柄エッジと印刷物の移
送方向に所定以上の間隔を有する絵柄エッジを、前記受
光信号が含むか否かによって前記判定を行う、 ことを特徴とする請求項1記載の印刷物のマーク自動抽
出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62167635A JP2920535B2 (ja) | 1987-07-04 | 1987-07-04 | 印刷物のマーク自動抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62167635A JP2920535B2 (ja) | 1987-07-04 | 1987-07-04 | 印刷物のマーク自動抽出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6411835A JPS6411835A (en) | 1989-01-17 |
JP2920535B2 true JP2920535B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=15853430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62167635A Expired - Fee Related JP2920535B2 (ja) | 1987-07-04 | 1987-07-04 | 印刷物のマーク自動抽出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2920535B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2698422B2 (ja) * | 1989-03-24 | 1998-01-19 | 佐藤工業株式会社 | シールド掘進機の姿勢制御方法及び装置 |
DE102004021597B4 (de) * | 2004-05-03 | 2017-04-13 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Registermarke |
JP4260870B1 (ja) * | 2008-03-05 | 2009-04-30 | 太洋電機産業株式会社 | 見当マーク検出装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5814750A (ja) * | 1981-07-20 | 1983-01-27 | Komori Printing Mach Co Ltd | 輪転印刷機の見当自動調整装置 |
DE3142316A1 (de) * | 1981-10-24 | 1983-05-05 | Heidelberger Druckmaschinen Ag, 6900 Heidelberg | Einrichtung zum regeln der seitlichen lage einer bedruckstoffbahn in rollendruckmaschinen |
JPS61137747A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-25 | Hitachi Cable Ltd | 印刷テ−プの印刷物印刷ずれ検査方法 |
-
1987
- 1987-07-04 JP JP62167635A patent/JP2920535B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6411835A (en) | 1989-01-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |