JP2918582B2 - ばら状物質の1つ以上の特性測定装置およびばら状物質からの分別体抽出装置検査方法および装置 - Google Patents

ばら状物質の1つ以上の特性測定装置およびばら状物質からの分別体抽出装置検査方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 ばら状物質の1つ以上の特性を測定するのに使用する
装置、或はばら状物質から分別体を抽出する装置の精度
および信頼性を検査する方法および装置に関する。
〔従来の技術〕
ボーキサイト、硫黄素材、リン酸塩、石膏、石灰石、
セメント、鉄鉱石、鉄鉱石ペレツト、コーン、麦、およ
び他の穀物、砂糖、石炭、亜炭、泥炭、無煙炭、破棄
物、下水スラツジ、木材チツプ、および樹皮、ならびに
紙のような包装されていないばら状物質は、通常種々の
特性をとくに操作または処理中に直接に、または分別体
を抽出する装置によつて、測定される。前記分別体は正
確に前記材料の集り内に同じ割合でかつ同じ物理的およ
び化学的状態で前記材料の集り内に存在するときのすべ
ての可変要素を含むようにされ、前記分別体の前記特性
が測定される。米国におけるこれらの貨物の量は巨大で
ある。たとえば、標準工業分類第26類の森林生産物群の
全出荷額は1986年において約1080億ドルであつた。この
量の中の、パルプ工場は41億ドルで、紙および板紙は42
0億ドル、新聞紙は230億ドル、段ボール箱は140億ド
ル、衛生紙生産は110億ドル、および衛生紙製品は30億
ドルであつた。石炭は通常種々の特性を測定される他の
ばら状物質であり、1986年には約230億ドルの石炭が採
掘されかつ処理されると予想された。
他のばら状物質の中では、窒素系および燐酸系肥料は
約90億ドルに上る。主要金属は500〜600億ドルにまた無
機化学製品は120億ドルに上る。また1986年には米国で4
0億ドルに上るセメントが生産された。
〔発明が解決しようとする課題〕
遺憾ながら、これらのばら状物質のあるものを処理す
る際、前記特性の測定がなされる、とくにばら状物質の
重量に関して、分別体の抽出の際、重大な誤差が生じ、
誤差は製品の他の特性においても発見された。
たとえば、石炭は米国で約3000の会社によつて約5000
の炭鉱が操業されている。米国における全石炭生産年額
の約85%は、発電設備によつて消費され、約229億ドル
に上る。発電設備の在庫は現在約1.63億トンであり、公
称価格55億ドルに達する。
発電工業は燃焼した石炭の量と購入した石炭の量とを
一致させることは不可能であるため、毎年5%までの在
庫を計上する。これはこの生産の毎年の計上2730億ドル
に対応する。石炭は本質的に石炭販売に関連する通常の
時間内では腐敗しないため、そのような損失は大部分物
理的損失によるものでなく、むしろ計量、サンプリング
およびアナライジングの不正確さによるものである。一
般的に計量およびサンプリング誤差は負荷が低下するの
に従つて増加する。したがつて経験された誤差は、材料
処理作業が全容量以下で実施されることによりまたその
程度に従つて悪化する傾向にある。
簡単な在庫調節以上に重大な経済的波及効果がある。
たとえば、実際の在庫を誇張する不正確さは、安全のた
めの在庫を余分に増加することにより補償しなければな
らない。購買、保管、利息および保険の費用はきわめて
不確定ではあるが現実的で、正確な輪郭が欠けている。
付加的経済的波及は一層正確なかつ適時の量の情報に関
連する。単位の強制的切下げおよび関連した外部動力の
購入の経済的衝撃、理想的でない経済的処理と関連した
損失および空気の質の調節に適合することを必要とする
よりよい品質の石炭による作業はその例である。再言す
ればそのような経済的損失は一層正確なかつ適時の情報
の欠如により容易に評価できないが、しかしながら、そ
れらは重大である。同じ問題が他のばら状物質にも生じ
ドルの量は石炭の比でない。
ばら状物質が移動する貨物ターミナルにおいて、輸出
入マーケツトの双方において、かなりのサンプリングお
よび計量の要求がある。米国は1986年に約40億ドルに上
るセメントを生産し、約3000億ドルに上るセメントを輸
入した。燃料を除く標準工業分類第10類、第14類の金属
および金属鉱石の輸送は、1986年には230億ドルに達し
た。輸入は32億ドルに達した。石炭鉱業は8800万トンを
輸出したが35億ドルの価値があると評価されている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、作用変数およびばら状物質の1つ以上の特
性を測定するのに使用される種々の設備から得られた結
果の検査および文書による証明またはそのような変数の
表示を含み、そのような測定装置から得られる結果の精
度および信頼性が前記測定装置の精度および信頼性に影
響する変数によつて損なわれるものではないことを証明
する。このため、測定された特性を適当な基準に従って
ばら状物質の特性を測定するのに使用される装置によつ
て得られた結果の精度に影響する変数の測定と並行して
比較することはきわめて有用である。
本発明はまた、ばら状物質の分別体を抽出するのに使
用される装置の精度および信頼性に影響しうる作用およ
び環境変数を検査し、かつ文書により証明すること、ま
たはそのような変数の表示の方法および装置を提供する
方法および装置を含み、前記分別体は前記ばら状物質全
体内に存在するすべての可変要素を、前記分別体が抽出
されたばら状物質全体内に存在する要素と正確に同じ割
合でまた同じ物理的ならびに化学的状態において含み、
前記分別体の精度および信頼性が前記分別体を抽出する
前記装置の精度および信頼性に影響する変数によつて損
なわれなかつたことを証明する。
また前記作用および環境変数を適当な基準と同時に比
較することは有用である。
したがつて本発明の目的は前記分別体を抽出する装置
の精度および信頼性を立証する方法および装置を提供す
ることにある。
また本発明の目的はばら状の物質の種々の特性の測定
から得られる結果の精度および信頼性を立証する方法お
よび装置を提供することである。
本発明のさらに別の目的は前記測定された作用および
環境変数を1つ以上の適当な基準と並行して比較しうる
方法および装置を提供することである。
本発明のなお別の目的は測定される特性およびばら状
物質の特性を測定するため使用される装置と関連した測
定から得られた結果の双方を1つ以上の適当な基準と平
行して比較する方法および装置を提供することである。
作用変数の監視および適当な基準との比較は置場レベ
ル、つまつたシユート、および流れ感知制御によつて与
えられるものを超える一定の限界内における作用の閉ル
ープ制御を改善し、また修正または調節するため人手の
介入を必要とする限界状態外であることを告示する手段
を与える。
したがつて本発明の付加的目的は閉回路制御を改善
し、修正又は調整のため人手の介入を必要とする限界状
態を超えたことを知らせる装置を提供することである。
本発明のこれらのおよび他の目的および利点は下記の
一般的説明および記載を添付図面を参照しながら一読す
るとき、この技術に通じた人々には容易に明らかになる
であろう。
〔実施例〕
本発明はとくに発電設備の石炭処理における使用例に
ついて説明されているが、上記に列挙した他のばら状材
料に対しても同様に適用しうることに留意されたい。
すべての構成要素は、特定の設備に対するソフトウエ
アを除いて、現在容易に利用しうる既製のものである。
図面とくに第1図において、符号10は積下し設備のレ
ールサイド軌道ホツパを示している。石炭は10で示され
た軌道ホツパから破砕機11に移送され、ついでベルトス
ケール13上を移動するベルト12に、さらにサンプリング
装置14に移送される。ここから機械的サンプリング装置
14に移送されなかつた石炭はベルト15上に運ばれ貯炭パ
イル16に排出される。軌道ホツパ10は石炭の過大な塊り
および大きい凍つた塊りが装置に詰まることを防止する
約1フイート四方の開口を備えた“グリズリー”と称す
る粗いスクリーンを備えている。そのような塊りは手も
しくは“クラツカ”と称する特殊な機械によつて破砕さ
れる。図示の軌道ホツパ10は本発明の説明を簡単にする
ため直接破砕機11内に石炭を排出しているが、実際の装
置において軌道ホツパ10から石炭はフイーダゴンベヤに
よつて制御される。
全体的に発電プラント周囲の設備および装置は最大公
称2インチの石炭を処理するように設計されている。破
砕機11の主目的はこの作業設備に適合するように石炭の
最大サイズを縮小することである。ベルトスケール13は
商業的に保障されたスケールを示す。このことはそれか
ら得られた重量が石炭供給業者への支払いのため使用さ
れることを意味している。センサは、破砕機11には17
に、ベルトスケール13には18に、機械的サンプリング装
置には19に、ベルト12には20に、そしてベルト15上には
21にそれぞれ設けられている。これらのセンサは下記に
説明するように1つ以上の特殊なセンサを含み、入出力
電気回路22−22によつて第4図に示す適当な記録および
モニタ装置に接続されている。石炭は貯炭パイル16から
コンベヤにより必要に応じて除去される。
とくに第2図において、コンベヤ23上の石炭はコンベ
ヤ24に移送され、そこで再び付加的ベルトスケール25上
を通過する。このベルトスケール25は、全体的に保障し
うるスケールであるが、商業用スケールとしては使用し
えない。その代わりそれは燃料した石炭の重量を知るの
に利用される。石炭はコンベヤ24端部からバンカ26内に
落下し、適当量だけ機械的サンプリング装置27によつて
除去される。サンプリング装置27は通常サンプリング装
置14と同じ普通の機械的サンプリング装置である。石炭
はオンラインアナライザ28を通り、重量フイーダ29およ
び粉砕機30を通つて燃焼器31に送られる。また、センサ
が、ベルト23には32に、ベルトスケール25には33に、ベ
ルトスケール24には34に、機械的装置27に35に、バンカ
26には36に、オンラインアナライザ28には37に、重量フ
イーダ29には38に、粉砕機30には39に設置されている。
これらのセンサは下記に記載する1つ以上の特殊なセン
サを有し、かつ入力出力電気回路22a−22aによつて第4
図に示す適当な記録およびモニタ装置に接続されてい
る。
石炭の取引は“うけ取り時”(湿り状態)における成
分解析によつて伝統的に実施されてきた。このプラクテ
イスは購入者と販売者との間の多くの争いの原因となつ
た。湿気含有量は排水および蒸発により損失となる一
方、雨または雪の形で降水があったときには利得とな
る。北方領域においては凍結した石炭が常に問題とな
る。ブロツク化はしばしば、湿つた凍結していない石炭
が凍結温度以下の金属面と接触したときに起こる。17,1
8,19,33,35,36,37,38におけるセンサは監視に使用さ
れ、そして日付および時間スタンプとともに周囲の温度
および金属温度を破砕機11、ベルトスケール13、機械的
サンプリング装置14、ベルトスケール25、機械的サンプ
リング装置27、バンカ26、オンライン−アナライザ28、
重量物フイーダ29に対して、ならびに相対湿度を破砕機
11および機械的サンプリングル装置14に対して、即時に
かつ永久的に記録する。これらのデータは温度および湿
度状態を、サンプリングおよび秤量装置の信頼性ありか
つ正確な作用のため認証し、作用の問題または装置の誤
作動を生ずるかも知れない条件に対するアラームの設定
を可能にする。
石炭のようなばら状の商品はしばしば装置に有害とな
る外部からの物質によつて汚染される。石炭について
は、送風キヤツプから破損したレールカー部分まですべ
てに対して予防が必要である。不純物として含有されて
いる金属から機械を守るため、一般的に石炭処理装置に
は磁気分離機が早い時期から設置されている。そのよう
な予防にも係わらず、そのような外部からの物質はしば
しば機械の作動に損傷を与えた。センサ17,18,19,33,3
5,39は、破砕機11、ベルトスケール13、機械的サンプリ
ング装置14、ベルトスケール25、機械的サンプリング装
置27および粉砕機30の振動および音響レベルならびにパ
ターンを、サンプリングおよび計量装置の信頼性があり
そして正確な作用のため作用状態を認証するために、日
付および時間スタンプとともに即時に永久的に記録する
ため使用される。これはさらに、分別体はサンプリング
量の抽出および計量を害するかもしれない過剰なまたは
普通でない状態を探知する装置を備え、また装置の作用
の問題およびありうる誤作動を示す状態に対して警報器
を設定することができる。オーデイオ周波数と機械的振
動との間には明確な限界がなく、一般的に重機械に関連
した機械的振動はオーデイオ周波数以下であり、両者は
監視されかつ永久的に記録され、適当な基準と比較され
る。これはまた石炭の通過が妨害されるとき、作業者に
よる物理的誤操作を探知することができる。
衝撃破砕機の生産量はハンマの先端速度によって劇的
に影響される。先端速度は回転速度の関数である。負
荷、電圧レベル、破砕機モータに供給される動力および
電流はすべて回転速度に影響する。また、モータ温度は
負荷および電圧の影響をうける。振動および音響の双方
の回転速度に影響される。センサ17,19,35は回転速度な
らびに機械的サンプリング装置14,27に含まれる破砕機1
1から発生する振動の大きさおよび周波数を監視し即時
に日付および時間のスタンプとともに永久的に記録す
る。これらのサンプリング装置の詳細は第3図に基づい
て下記に記載する。
さらに1つ以上の電圧、電流、動力およびモータ温度
変化が、これらの破砕機の信頼しうる作用のため作用状
態を認定するために、即時に日付および時間スタンプと
ともに、センサ17.19.36によつて記録される。これはさ
らに、サンプリングおよび計量を害するかもしれない過
剰なまたは普通でない状態を探知する装置を備え、また
装置の作用の問題およびありうる誤作動を示す状態に対
してアラームを設定することができる。また、誤作動を
生ずるトラブルの診断の機会を提供する。
とくに第3図には、サンプリング装置14,27の詳細が
示されている。略図的に代表的な2段階機械的サンプリ
ング装置が示されている。この装置は、1次カツタ40、
1次フイーダ41、サンプル破砕機42、2次カツタ43、サ
ンプルレシーバ44、サンプル支持板45およびサンプルス
ケール46よりなつている。適当なシユートは種々の要素
を接続し、石炭をサンプリング装置を経て案内する。第
3のカツタによる分割の付加的段階を有する3段階装置
は、普通ではない。
ばら状の物質の処理特性は粒子サイズの分布、湿気含
量、不純物の割合に従つて変化する。石炭はすべてのば
ら状物質のうちでももつとも厄介なものである。この状
態はオンライン破砕および分割によつてサンプル装置内
で材料の処理特性を悪化し、摩擦、接合、接着力が石炭
を運動させようとする内部力および重力を無効にし、分
割されたサンプルの流量を減少する。
塊状化、梗着、不規則流は採取されるサンプルのポテ
ンシヤル的に重大な誤差の源である。サンプリング装置
の物理的誤作動はその条件に遭遇するときしばしば起こ
る。運転者は、流れを修復するため、シュート、カッタ
および重い管およびスレツジハンマを有する破砕機に衝
撃を加える。しかし、そのようなことの乱用は永久的に
サンプリング装置の機能を害する。
47,48,49,50,51,52,53,54に設けられたセンサは連結
シュート、要素の箱体およびサンプル支持板45およびサ
ンプルスケール46の金属温度、振動および振動パター
ン、音響および音響パターンを、信頼しうる正確なサン
プリングのため監視し、日付および時間のスタンプとと
もに即時に永久的に記録して文書化し認証する。この監
視は作用の問題および装置のありうる誤作動または乱用
を示す条件に対するアラームを設定することを可能に
し、トラブル発生ならびに誤作動に対する診断の機会を
与える。これらのセンサは下記に記載する1つ以上の特
殊なセンサを有し、入力−出力回路55−55によつて第4
図に示すように適当な記録および監視装置に接続されて
いる。
一般にばら状物質の分別抽出サンプリングに使用され
る2つの基礎的方法、すなわち時間基準および質量基準
の方法が知られている。サンプリングの両方の型に対し
て、国内および国際基準によって、分別サンプリングに
よつて示されるロツトまたは積送品の質量に対して必要
な最少数および最少量の分別量が規定されている。
時間基準サンプリングは、均一の時間間隔でサンプル
を抽出する。全体として存在するサンプルの可変要素の
割合を同じに維持するため、分別されたサンプルを抽出
しまたは変換するサンプルカツタがすべての分別サンプ
ルに対して一定速度で駆動されなければならない。
質量基準サンプリングは、分別サンプルを均一な質量
間隔で抽出し、またサンプルカツタの速度は全体として
サンプルの可変要素を同じ割合に維持するため流量変化
に直接比例しなければならない。
時間基準および質量基準サンプリングの双方に対し
て、もしカツタの切断作用が時間または質量に対する品
質の直線的変化と同期して起こるならば、また、もし2
次または3次カツタの切断作用が装置の先行するカツタ
と同期して起こるならば、重大な誤差が発生する。
時間または質量に対する品質の直線的変化は、しばし
ば流量の変化と関係があり、流量はばら状物質の処理特
性を変化することと関連する材料処理装置の容量限界に
反映する。破砕機はまた、まず破砕材料に対する一層容
易な破砕に役立つ、時間または質量に対する品質の直線
的変化を誘起する。
しかして、正確な信頼性ある時間および質量基準サン
プリングの作用条件を認定するため、47,52,56に設置さ
れたセンサが1次カツタ40および2次カツタ43の切断数
を数えるため、また1次フイーダ41の速度を測定するた
め、そして切断が起つた時間、切断サイクルの長さ、切
断毎のサンプルカツタの速度を測定するため、またカツ
タが同期し作用しているかどうか決定するため使用され
る。この監視はさらに作用の問題およびありうる装置の
誤作動を指示する状態に対してアラームを設定すること
を可能にし、もちろんそれらが起こるときトラブルを発
生する誤作動の診断の機会を与える。
18,33に設置されたセンサは、流量、電圧、動力供給
の周波数、外気温度、振動、およびベルトスケール13,2
5の作動時間を監視し、日付および時間のスタンプとと
もに即時に永久的に記録するため、またサンプリング装
置14,27への流量を認定するため、さらにカツタの切断
による流れ変化の同期をチエツクするため使用される。
第1図の20,21および第2図の32,34および第3図の56
に設けられたセンサは、コンベヤ速度、コンベヤ駆動モ
ータへの電圧、電流(または動力)もしくは液体圧力の
モータを監視して、コンベヤ12,15,23,24,41の故障状態
を検出し、日付および時間とともに即時に永久的に記録
するため使用される。
すべての現代のばら状物質処理装置は、作動していな
いコンベヤの前方のコンベヤが作動するのを防止するた
め相互にロツクされる。このため、現存する制御状態を
監視するセンサは、コンベヤ速度、電圧等に関する情報
を記録する上記センサの代わりに機能することができ
る。
運動中の材料の輸送時の動的重量測定には、測定の精
度に影響しうる多数の変数がある。ベルトの柔軟性およ
びベルトの張力はこの中に含まれる。温度はベルトの柔
軟性に影響する要因である。温度はまたアナログおよび
デジタル電子装置にも影響する。多くの現存するベルト
スケールは、ベルト移動(速度)、および負荷の測定お
よびベルト速度と負荷との総合のため、機械的装置を使
用している。新技術はベルト速度、および負荷、ベルト
速度と負荷との総合のため電子機械的および電子的装置
を使用している。その精度は無線周波数インターフエー
ス(RFI)および電磁インターフエース(EMI)の作用、
ならびに電力の周波数の狂いに弱い。機械的ならびに電
子的スケールは隣接するアイドラ間の変位により、また
ベルトの継ぎ目のようなものおよび側を移動する機械す
なわちサンプリング装置および破砕機によつて生ずる振
動の影響をうける。
ベルトスケール精度は負荷の大きさによつても影響さ
れる。市販のスケールにおいて、負荷の大きさは標準局
ハンドブツクによつて、定格容量の35〜100%の範囲に
制限されている。アラームはこれらの限界を超えた作業
を知らせるため必要である。
18,33のセンサは流量、電圧および動力供給の周波
数、外気温度、振動、およびベルトスケール13,25の作
動時間を監視し、即時に日付および時間スタンプととも
に永久的に記録する。対応するコンベヤ12,24と比較し
うるこの情報は、測定すべき要因の悪影響なしに計量の
正統性を認定するのに必要である。
価値は2つのディメジョンすなわち量(質量または
数)および品質(有効な性質、特性又は要素)を有して
いる。会社は支払のため計量が認定れたスケールによつ
てなされることを法律および規則によつて要求する。
ばら状物質のサンプリングは複雑さを要求する仕事で
あり、その仕事に対する正確さ、精度および信頼性の必
要性は、計量と同じように一般に広く社会の認識が得ら
れていなかった。その結果、同様の合理的または規則的
確認要求がサンプリングに求められた。しかしながら、
契約および合意において参考として商業上広く使用され
る国内および国際的自発的コンセンサスサンプリング基
準が存在する。
オンラインアナライザの出現はばら状物質の処理を新
しい時代の門口に立たせ、受領、在庫および使用の状態
が、トンまたはポンドのような質量の一層普通の単位と
同様に現実に有効な要素および特質として保持されるこ
とができる。代表的に、たとえば発電設備においては石
炭の受領、在庫および使用の記録を、主として適時の加
熱値情報の欠如のためそれらが最終的に関連する石炭の
有効な特性であるBtu加熱値として保持することは行な
われていなかった。情報を即時に提供しうるオンライン
アナライザの出現は、この争点を解決した。利用しうる
オンラインアナライザは、X線螢光、マイクロ波湿気ア
ナライザ、核磁気共鳴、ガンマ線およびガンマ線即発中
性子作動解析、および連続カロリメータを利用する。し
かして、石炭の可燃性成分の加熱値が即時にえられるよ
うになつた。
オンラインアナライザがばら状物質流のどこに設けら
れるかによつて、オンラインアナライザに設けられたセ
ンサ17は、受領し、保管されかつ使用されるばら状物質
に関する解析データを即時にうけとり、ついでデータは
第4図に示されかつ下記に詳細に記載する、コンピユー
タおよびソフトウエアによつて保管されるデータベース
に入力される。
ここに論じてきた要因は、認定されたスケール、サン
プリング装置およびオンラインアナライザの精度および
信頼性を損なうことがあり得る立法、規制によつて表現
されたもの以上のものである。これらの要因を即時に測
定しかつ永久的に記録することにより、計量の精度は従
来可能であつた以上に大巾に認定される。同じような機
械サンプリングおよびオンラインアナライザの監視、適
用可能なサンプリングと試験基準の整合により、正確
さ、精度および信頼性を備えたばら状物質のサンプリン
グおよび解析を、認定された計量と同じ認定レベルに本
質的に向上することができる。認定された計量と組み合
わせてそのようなサンプリングは認定された状態ですて
の価値の測定を適時に実施することができる。
とくに第4図には、デイスク駆動装置58、ビデオ端子
59、1つ以上のプリンタ60を備え、入出力電子回路61に
よりセンサから第1〜3図に示す対応する導線に接続さ
れたコンピユータ57が示されている。またモデム62、主
要オフイス64への電話線63および中央修理工場66へのマ
イクロ波回路リンク65が示されている。コンピユータ57
を制御する特許のソフトウエアは、装置内の種々のセン
サを、入出力信号を調整する多重アナログおよびデジタ
ル入出力回路を通して登録される。コンピユータ57はセ
ンサからの永久的記録データ用の電子クロツクカレン
ダ、デイスク駆動装置、およびモデム、プリンタおよび
端子キーボード用の必要なインターフエイスを備えてい
る。
ソフトウエアは多くのサービスをする。それはセンサ
信号を変換し、必要有ればセンサデータの永久的記録を
するディスク駆動装置58に保持されたデータベースに内
部電子クロツクカレンダの日付および時間スタンプとと
もに入力し、予め決めた判断基準に対する状態のセンサ
データを解析し、サンプリング装置の作用を同時にチエ
ツクし、予め定めた限界をこえる状態で可視的および可
聴的アラームを作動するかまたは人の注意もしくは介入
を要求する。
ばら状物質の特性を測定する装置から得られたデータ
およびばら状物質の特性の測定と同時に計測された変数
とを比較することにより、適当な判断基準を参考のため
選択することができる。たとえば、その様な基準判断は
契約、設備、および工程明細、作用および材料基準、購
買および受領明細、統制的および法律的限界、および経
験ならびに経験的に確立された限界を含んでいる。
ソフトウエアはまた嵩高材料の予め指定した量および
質の限界をもつた受領、および受領の変換、在庫および
世界大衆の使用、可変要素および有効な特性および金融
的項目を交互にチエツクする。ソフトウエアは伝記的デ
ータの相互作用キーボード入力に必要なサービスを提供
し、また予め決められた優先順位に従つて種々のレベル
のソフトウエアおよびデータに対するアクセスの安全性
を確保する。ソフトウエアは主要オフイスおよび修理工
場の局地的および遠隔端子に妨害、故障、状態、作用、
および診断報告を伝達する。ソフトウエアはさらにメイ
ンフレームコンピユータに入出力する。
本発明の設備は現場用であり、必要な特殊な装置は特
注すべきである。コンピユータプログラム命令コードは
この種の注文生産を促進するためモジュラリエントラン
トコードとすることが望ましい。そのようなコンピユー
タプログラムは組立構造または高度のコンピユータ言語
に詳しい適任のプログラが容易に作ることができる。
以上、本発明を好ましい実施例に基づいて説明した
が、本発明の真の範囲および精神から離れることなく変
型をなしうることが分かるであろう。
〔発明の効果〕
ばら状物質の1つ以上の特性を測定するに当たり、測
定すべき特性とは無関係であるが測定装置の通常の作用
に影響を及ぼす外部の変数を並行して測定し、それらを
総合して測定値を求めるようにしたので、装置の測定結
果を正確なかつ信頼性あるものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は炭鉱のホツパカーへのうけ入れから燃焼器に送
るための貯蔵パイルから除去するたまで石炭処理に適用
された本発明の略図、第2図は機械的サンプリング装
置、燃料庫、オンラインアナライザ、重量フイーダ、お
よび粉砕機そして燃焼器を通る石炭の移送に適用された
本発明の略図、第3図は第1図および第3図に示す典型
的機械的サンプリング装置における石炭の処理の拡大詳
細図、第4図は、装置に使用される種々のセンサから得
られるテータを受信し、記憶し、解析するため本発明に
使用されるコンピュータソフトウエアおよび周辺機器を
示し、前記装置は作用条件、誤作動、故障およびばら状
物質の状態、受領量、使用量および在庫量を、局部的に
また遠隔から、ビデオモニタに、印刷コピーにかつメイ
ンフレームコンピユータに接続するデータベースに通信
し、記録し、かつ保持する装置である。 10…軌道ホツパ、11…粉砕器、12…ベルト、13…ベルト
スケール、14…サンプリング装置、15…ベルト、16…貯
炭パイル、17,18,19,20,21…センサ、22…電気回路、2
3,24…コンベヤ、25…付加的ベルト、26…バンカ、27…
サンプリング装置、28…オンラインアナライザ、29…重
量フイーダ、30…粉砕機、31…燃焼器、32,33,34,35,3
6,37,38,39…センサ、40…1次カツタ、41…1次フイー
ダ、42…サンプル破砕器、43…2次ガツタ、44…レシー
バ、45…サンプルカルーサル、46…サンプルスケール、
47,48,49,50,51,52,53,54…センサ、55…電気回路、56
…センサ、57…コンピユータ、58…セデイスク駆動装
置、59…ビデオ端子、60…プリンタ、61…電子回路、62
…モデム、63…電話線、64…主オフイス、65…マイクロ
波回路、66…修理工場。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 1/04

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ばら状物質の1つ以上の特性を測定するの
    に使用する装置によつて前記ばら状物質の1つ以上の特
    性を測定する工程と、同時に、前記特性を測定する装置
    とは無関係であり、また直接的にまたは間接的に前記装
    置の通常の作用に影響し、それにより前記ばら状物質の
    1つ以上の特性を測定するのに使用する装置によつて得
    られる結果の精度および信頼性に影響する1つ以上の変
    数を測定する工程とを有する、ばら状物質の1つ以上の
    特性を測定するのに使用する装置の精度および信頼性を
    検査する方法。
  2. 【請求項2】前記ばら状物質の1つ以上の特性を測定す
    るのに使用する装置によつて得られる結果の精度に影響
    する、前記1つ以上の変数を測定することにより得られ
    る少なくとも1つの測定値が、同時に適当な基準と比較
    される請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】所定量のばら状物質から分別体を物理的に
    抽出する工程と、同時に、直接的にまたは間接的に前記
    所定量のばら状物質から分別体を抽出する装置の通常の
    作用に影響し、それにより前記所定量のばら状物質から
    前記分別体を抽出するのに使用される装置によつて得ら
    れる前記分別の精度または信頼性に影響する1つ以上の
    環境または作用変数を測定する工程とを有する、所定量
    のばら状物質から分別体を抽出する装置の精度または信
    頼性を検査する方法。
  4. 【請求項4】前記分別は前記所定量のばら状物質から小
    さい流れとして抽出される請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】ばら状物質の前記1つ以上の特性を測定す
    る第1装置、および直接的にまたは間接的に前記第1装
    置の通常の作用に影響しそれにより前記第1装置によつ
    て得られる結果の精度または信頼性に影響する1つ以上
    の変数であり、前記特性を測定する前記装置には無関係
    である変数を同時に測定する第2装置とを有する、ばら
    状物質の1つ以上の特性を測定するのに使用される装置
    の測定精度または信頼性を検査する装置。
  6. 【請求項6】前記第2装置によつて得られる測定値を適
    当な基準と比較する第3装置を有する請求項5記載の装
    置。
  7. 【請求項7】ばら状物質から分別体を抽出する第1装置
    と、前記第1装置の通常の作用に直接的にまたは間接的
    に影響しそれにより前記第1装置による前記分別体抽出
    の精度または信頼性に影響する1つ以上の変数であり、
    前記ばら状物質から前記分別体を抽出する前記第1装置
    と無関係である変数を同時に測定する第2装置とを有す
    る、ばら状物質から分別体を抽出するのに使用する装置
    の精度または信頼性を検査する装置。
  8. 【請求項8】前記第2装置によつて得られる測定値を適
    当な基準と比較する第3装置を有する請求項7記載の装
    置。
  9. 【請求項9】すべての限界監視変数および測定値の現在
    の状態を表示する第5装置を有する請求項5または7記
    載の装置。
JP29210789A 1989-11-09 1989-11-09 ばら状物質の1つ以上の特性測定装置およびばら状物質からの分別体抽出装置検査方法および装置 Expired - Lifetime JP2918582B2 (ja)

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