JP2917374B2 - 無線選択呼び出し受信機 - Google Patents

無線選択呼び出し受信機

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JP2917374B2
JP2917374B2 JP6650790A JP6650790A JP2917374B2 JP 2917374 B2 JP2917374 B2 JP 2917374B2 JP 6650790 A JP6650790 A JP 6650790A JP 6650790 A JP6650790 A JP 6650790A JP 2917374 B2 JP2917374 B2 JP 2917374B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は無線選択呼び出し受信機に関し、特に同一呼
び出し番号(アドレス)に対する呼を複数回受信した場
合の着呼のメモリ実行を、受信したデジタル無線信号の
信号内容によって制御することのできる無線選択呼び出
し方式およびその受信機に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の無線選択呼び出し受信機について図面
を用いて説明する。
第5図は従来の無線選択呼び出し受信機の実施例を示
すブロック図、第6図は従来の無線選択呼び出し受信機
における信号構成例を示す図、第7図は従来の無線選択
呼び出し受信機における着呼報知、メモリ動作を示すフ
ローチャートである。
まず第6図によって従来の無線選択呼び出し方式にお
けるデジタル無線信号または無線選択呼び出し受信機に
よって復調されたベースバンドのデジタル信号の信号構
成を説明しておく。
デジタル信号bは、b1に詳しく示されるように“1"
と“0"の繰り返しによって構成されるビット同期のため
のプリアンブル信号,ある特定の,一例として32ビット
によって構成される同期信号(SC信号),個々の無線選
択呼び出し受信機を呼び出すためのID1〜IDnから成る呼
び出し番号部信号IDbによって構成される。
この呼び出し番号部信号IDbはさらに、個々の無線選
択呼び出し受信機が呼び出し番号部信号IDbとメッセー
ジ信号(本例では使用されていない)とを識別するため
の先頭のフラグ・ビット,個々の無線選択呼び出し受信
機に設定される呼び出し番号を信号化したアドレス・ビ
ット,鳴音パターン指定を行うために設けられたファン
クション・ビット,これらの信号により生成されるパリ
ティチェックを行うチェック・ビットに分けられる。
さて第5図において無線選択呼び出し受信機は、空中
線1,無線部2によって構成される受信部101と、デコー
ダ53,RAM(ランダム・アクセス・メモリ)4によって構
成されるデコーダ部502と、ROM(読み出し専用メモリ)
6と、LED(発光ダイオード)8,バイブレータ9,スピー
カ10等の報知手段および前記報知手段を駆動するドライ
バ7によって構成される報知部103,電源スイッチ(電源
SW)11,機能切替スイッチ(セレクトSW)12,図示されて
いない電源等によって構成されている。
なおセレクトSW12はそのスイッチポジション(SWポジ
ション)の選択により、電源SW11のON時における着呼の
報知方法の指定、また着呼のRAM4へのメモリ有無の指定
等を行うものである。
第5図において、無線選択呼び出し方式の図示されな
い送信装置から送出された,即ち発呼されたデジタル無
線信号は受信部101内の空中線1で受信され、無線部2
で増幅,復調されてベースバンドのデジタル信号bが生
成される。生成されたデジタル信号bはデコーダ部502
内のデコーダ53に入力され、デジタル信号bに含まれる
呼び出し番号部信号IDbのアドレスビットから呼び出し
番号が生成される。デコーダ53は、生成された呼び出し
番号がROM6に予め記憶されている自己呼び出し番号と一
致するか否かを照合する。デコーダ53は照合した呼び出
し番号と自己呼び出し番号が一致する場合は着呼があっ
たとする。デコーダ53はさらにこの着呼が、緊急呼指定
の呼び出し番号であるか否かをROM6に予め記憶されてい
る緊急呼指定の呼び出し番号と照合する。デコーダ53は
上記の照合結果に基づいて、無線選択呼び出し受信機の
携帯者が設定する,セレクトSW12によって指定されてい
る着呼報知手段およびROM6に予め記憶されている着呼報
知の指示に従った、着呼報知信号を報知部103に出力す
る。報知部103内のドライバ7は、デコーダ53からの着
呼報知信号に従ったパターンでLED8を発光させると共
に、バイブレータ9あるいはスピーカ10を駆動・鳴音さ
せ、携帯者に着呼があったことを報知する。
なおこの無線選択呼び出し受信機は、複数の発呼者群
毎にそれぞれ対応する自己呼び出し番号を持っており、
複数の呼び出し番号(アドレス)に対する受信が可能と
なっている。また1発呼者群は複数の発呼者によって構
成されている。そしてデコーダ部502内のメモリエリア
であるRAM4には自己呼び出し番号に対応して着呼のメモ
リが可能となっている。RAM4への呼のメモリの実行はセ
レクトSW12のメモリ指定により行われる。そして無線選
択呼び出し受信機の携帯者は、このメモリを用いて後に
その発呼者情報の内容を確認できる。
但しこの無線選択呼び出し受信機においては、セレク
トSW12によって発呼者情報のメモリの指定がされていて
も、報知部100による着呼報知の後、デコーダ53はRAM4
に同一呼がメモリされているかどうかを照合し、既に同
一の呼がメモリされている場合は後着の呼は全てキャン
セルし、まだメモリされていない場合のみRAM4に格納し
ていた。
また電源SW11がOFFとなっている無線選択呼び出し受
信機の待機中にも、デコーダ53のみは常時動作してい
る。そして無線選択呼び出し受信機の携帯者が電源SW11
をONとすることによって受信部101,ROM6,報知部103が動
作を始め、デジタル無線信号,即ち呼の受信ができる態
勢になる。
次に第7図に示すフローチャートによって、従来の無
線選択呼び出し受信機における、着呼報知,メモリ動作
の状態を説明する。
まずデコーダ部502内のデコーダ53は電源SW11がOFFで
あるか否かを検出し(ステップ701)、電源SW11がOFF状
態の場合は、無線選択呼び出し受信機の携帯者の操作に
より電源SW11がONに変化するのを待つ(ステップ70
2)。既に電源SW11がON状態の場合は、ONからOFFに変化
するか否かを検出し(ステップ703)、OFFに変化した場
合はRAM4のメモリ内容を全てクリアして(ステップ70
4)、再度ONに変化するのを待つ(ステップ702)。なお
電源SW11がONのまま変化しない場合は、呼受信待ち,即
ちデジタル無線信号の受信待ち(ステップ705)に移行
する。また(ステップ702)で、ONに変化したことを検
出した場合も、呼受信待ち(ステップ705)に移行す
る。呼受信待ち(ステップ705)においては、呼受信が
ない場合は電源SW11がONからOFFに変化するか否かを検
出(ステップ703)し、ON状態が継続した場合は再度呼
受信待ち(ステップ705)に戻る動作を繰り返す。
デコーダ53は呼受信待ち(ステップ705)において、
着呼があった場合は、まず呼び出し番号部信号IDbより
呼び出し番号を解読する。次にデコーダ53は(ステップ
706)において解読した呼び出し番号が緊急呼指定の呼
び出し番号か否かを照合し、ROM6およびセレクトSW12の
指定に従った着呼報知信号を報知部103に送出する。呼
び出し番号がROM6に予め記憶されている緊急呼指定の場
合は、報知部103は着呼報知信号に従ってセレクトSW12
の現在のSWポジションにおける最大音量で鳴音(ステッ
プ707)し、緊急呼の指定無しの場合はROM6によって指
示された手段で着呼報知を行う(ステップ708)。
報知部103による着呼報知の後、デコーダ53はセレク
トSW12によって設定されているメモリの指定の有無を照
合(ステップ709)し、メモリの指定無しの場合は呼受
信待ち(ステップ705)に移行する。またメモリの指定
有りの場合は、RAM4における同一呼のメモリの有無を照
合(ステップ710)し、新たに受信した暗が既にメモリ
されている呼と同一の場合は後着の呼を全てキャンセル
(ステップ711)し、まだメモリされていない場合はRAM
4に格納(ステップ712)する。(ステップ712)の完了
後、デコーダ53は電源SW11がONからOFFに変化するか否
かを検出(ステップ703)するモードに移行する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の無線選択呼び出し受信機では同一呼び
出し番号(アドレス)に対する呼を複数回受信した場
合、同一発呼者による呼び出し,複数発呼者による呼び
出しの何れを問わず、初回受信のみが有効となり、後着
の呼はメモリが行われず全てキャンセルされる方式とな
っている。
そのために初回発呼者以外の人が初回発呼者と同一の
呼び出し番号に対する呼を送出した場合、あるいは初回
発呼者が再度同一アドレスに対して呼を送出した場合
に、無線選択呼び出し受信機にそれらをメモリさせるた
めには、無線選択呼び出し受信機の携帯者が、前回の呼
を受信した時から今回の呼の受信するまでの間に一旦電
源スイッチをオフとし再度電源スイッチをオンとする
か、あるいは強制的にメモリ内容をクリアするかの何れ
かを行う事で、前回の呼のメモリを消去しておく必要が
ある。
従って無線選択呼び出し受信機の携帯者が既に受信し
ている呼のメモリ内容をクリアする動作を行わないまま
で前回受信時以降、着呼報知方法として例えば弱鳴音呼
び出しモードを設定した時に常時身に付けていなかった
り、あるいは無音呼び出しモードを設定した時に常時視
界内においていなかったりした場合は、携帯者が後で内
容確認を行おうとしても複数の発呼者による呼び出しが
あったこと、あるいは同一発呼者による複数回呼び出し
があったことが全くわからないという欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の無線選択呼び出し受信機は、プリアンブル信
号と、同期信号と、呼び出し番号情報を含む呼び出し番
号部信号と、発呼者情報を含む情報部信号とによって構
成されるデジタル無線信号を使用する無線選択呼び出し
受信機において、前記デジタル無線信号を受信・復調
し、ベースバンドのデジタル信号を発生する受信部と、
予め自己呼び出し番号,着呼報知指示および指定メモリ
時間が記憶されたROMと、前記デジタル信号に含まれる
前記呼び出し番号部信号および前記情報部信号から呼び
出し番号および発呼者情報を解読し、前記呼び出し番号
と前記自己呼び出し番号を照合し、照合結果が一致した
場合に報知部に着呼報知信号を送出し、且つ予め定めら
れた条件のもとで前記発呼者情報をRAMにメモリするデ
コーダ部と、前記着呼報知信号に従って予め定められた
手段によって報知する報知部を有する。
〔実施例〕
以下に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明による無線選択呼び出し受信機の一実
施例を示すブロック図、第2図は第1図におけるデコー
ダの詳細なブロック図、第3図は本発明による無線選択
呼び出し受信機における信号構成例を示す図、第4図は
本発明による無線選択呼び出し受信機における着呼報
知,メモリ動作を示すフローチャートである。
いま第3図によって本発明に使用される無線信号また
はベースバンドのデジタル信号の信号構成について説明
する。
デジタル信号aにおいて、プリアンブル信号,SC信
号,呼び出し番号部信号IDaは、第5図に示した従来の
デジタル信号bの信号構成と同じである。本発明ではさ
らに発呼者情報を含む情報部信号INFを付加した信号を
用いている。
この情報部信号INFは、無線選択呼び出し受信機が情
報部信号INFと、それ以外のメッセージとを識別するた
めの先頭のフラグ・ビット,発呼者情報により決定され
るインフォーメーション・ビット,これらの信号により
生成されるパリティチェック・ビットであるチェック・
ビットにより構成される。無線選択呼び出し受信機では
呼び出し番号部信号IDaに続く、この情報部信号INFの内
容を処理して、受信した呼のメモリ要・不要を識別す
る。
なお発呼者情報とは、デジタル無線信号送出側の信号
処理装置にて得られた発呼者に関する情報であり、発呼
者が利用した電話回線の固有番号を探知・処理した発呼
者番号などがある。そして、この発呼者情報によって発
呼者の識別等が可能となる。
第1図において、この無線選択呼び出し受信機はデコ
ーダ部102内にベースバンドのデジタル信号aの解読等
を行うデコーダ3と、着呼が予定される全ての発呼者と
同数だけ設けられ,着呼した発呼者情報(発呼者番号)
を発呼者情報毎にメモリ可能なRAM4と、デコーダ3から
の指示により,発呼者情報のRAM4へのメモリ毎にメモリ
の開始からの経過時間を計測する,RAM4のメモリ数と同
数だけ用意された複数のタイマ5を有している。またRO
M6は後着呼のメモリ・キャンセル時間を指定する,指定
メモリ時間も記憶する。受信部101,報知部103,電源SW1
1,セレクトSW12は第5図の従来の実施例に示された無線
選択呼び出し受信機とほぼ同様の構成・機能を有してい
る。
さて、空中線1で受信したデジタル無線信号は無線部
2で増幅・復調されてベースバンドのデジタル信号aが
生成される。生成されたデジタル信号aはデコーダ3に
入力され、呼び出し番号部信号IDaから呼び出し番号
が,情報部信号INFから発呼者情報が解読される。
デコーダ3は、新たに受信した呼(後着呼)の呼び出
し番号とROM6に予め記憶されている自己呼び出し番号と
が一致するか否か、緊急呼指定の呼び出し番号であるか
否かを照合する。そして照合の結果とセレクトSW12のSW
ポジションの指定に基づいて、着呼報知時に動作する機
能は発光および振動,あるいは鳴音のみとするか,ある
いは発光および振動,あるいは鳴音を行いかつメモリも
行うか等の、報知方法について判断する。デコーダ3は
上記について判断した後、報知部103内のドライバ7にR
OM6の指示に従った着呼報知を行うのに必要な着呼報知
信号を送出する。ドライバ7は、デコーダ3からの着呼
報知信号に従ったパターンでLED8を発光させると共に、
バイブレータ9あるいはスピーカ10を駆動・鳴音させる
ことで、無線選択呼び出し受信機の携帯者に着呼があっ
たことを報知する。
デコーダ3はまた受信した呼のメモリの指定の有無を
セレクトSW12の指定によって判断し、メモリの指定があ
る場合は後着呼の発呼者情報が既にRAM4にメモリされて
いる発呼者情報(先着呼)と同一か否かを照合する。デ
コーダ3は後着呼と同一の発呼者情報が既にRAM4にメモ
リされていることを確認した場合には、次に後着呼がRO
M6によって予め指定された指定メモリ時間以上の経過時
間で着呼したか否かの判断を行う。この判断はデコーダ
部502内のカウンタ回路等によって構成されるタイマ5
による計測時間に基づいて行う。タイマ5による時間計
測は、先着呼がRAM4にメモリされる時点でデコーダ3の
指示によりスタートする。後着呼の到着がROM6の指定メ
モリ時間以内の場合は、デコーダ3はその後着呼の発呼
者情報のメモリはキャンセルし、指定メモリ時間以上経
過している場合は、後着呼の発呼者情報をRAM4に格納す
る。
次にデコーダ3の詳細な動作について述べる。
第2図において、解読手段21は受信部101からのデジ
タル信号aに含まれる呼び出し番号および発呼者情報を
解読する。第1の照合手段22は解読手段21によって解読
された呼び出し番号とROM6に予め記憶されている自己呼
び出し番号とを照合する。その照合の結果、両者の呼び
出し番号が一致した場合には、報知信号送出手段23がRO
M6およびセレクトSW12の指定に従った着呼報知信号を報
知部103に送出する。
またセレクトSW12の指定により発呼者情報のメモリ指
示がある場合に第1の照合手段22は着呼報知信号の送出
と同時に、第2の照合手段24に照合信号を送り、第2の
照合手段24はRAM4に既にメモリされている先着呼の発呼
者情報と新たに解読された後着呼の発呼者情報を照合す
る。その照合の結果、両者の発呼者情報が一致しないと
き、第1のメモリ指示手段25はRAM4に後着呼の発呼者情
報をメモリ指示する。第2の照合手段24による照合の結
果、両者の発呼者情報が一致したときは、時間比較手段
26はROM6に予め記憶されている指定メモリ時間とタイマ
5によって計測されている先着呼メモリからの経過時間
を比較する。その比較の結果、先着呼のメモリからの経
過時間がROM6におけるメモリ指定時間を超えるとき、第
2のメモリ指示手段27は後着呼の発呼者情報をRAM4にメ
モリ指示する。
以上RAM4への発呼者情報の格納は、RAM4へのメモリ指
示の発生順に並べられる。そして最新の発呼者情報が最
も重要度が高いとして、最新の発呼者情報から読み出す
ことになる。
ここでROM6に記憶されている指定メモリ時間は1分,2
分,4分,8分などであり、無線選択呼び出し受信機の携帯
者の使用の実情に合せて設定される。
なおRAM4にメモリされた発呼者情報は、セレクトSW12
を予め定めた位置に設定することにより、報知信号送出
手段23によってRAM4より読み出される。そして報知信号
送出手段23は、例えば発呼者情報が識別できるように、
発呼者情報毎に予め定めておいた音色,鳴音パターン等
によってスピーカ10を鳴音させ、RAM4にメモリされた発
呼者情報を報知する。
次に第4図に示すフローチャートによって本発明によ
る無線選択呼び出し受信機における、着呼報知,メモリ
動作の状態を説明する。
まずデコーダ3は電源SW11がOFFであるか否かを検出
(ステップ401)し、電源SW11がOFF状態の場合は、ONに
変化するのを待つ(ステップ402)。既に電源SW11がON
状態の場合は、ONからOFFに変化するか否かを検出し
(ステップ403)、OFFに変化した場合はRAM4のメモリ内
容を全てクリアして(ステップ404)、再度電源SW11がO
Nに変化するのを待つ(ステップ402)。なお電源SW11が
ONのまま変化しない場合は、デコーダ3は呼受信待ち
(ステップ405)に移行する。また(ステップ402)で、
ONに変化したことを検出した場合も、呼受信待ち(ステ
ップ405)に移行する。
デコーダ3は、呼受信待ち(ステップ405)におい
て、呼受信がない場合は電源SW11がONからOFFに変化す
るか否かを検出(ステップ403)し、ON状態が継続した
場合は再度呼受信待ち(ステップ405)に戻る動作を繰
り返す。
呼受信待ち(ステップ405)において、呼の受信があ
った場合は、解読手段21はまず受信したデジタル信号a
の呼び出し番号部信号IDaから呼び出し番号を,情報部
信号INFより発呼者情報を解読する。次に(ステップ40
6)において第1の照合手段22は、解読した呼び出し番
号がROM6に予め記憶されている緊急呼指定の呼び出し番
号か否かを照合し、照合結果に基づいて着呼報知信号を
報知部103に送出する。照合された呼び出し番号が緊急
呼指定の場合は、セレクトSW12の現在のSWポジションが
どのポジションにあるか関係なく、報知部103は着呼報
知信号に従って最大音量で鳴音(ステップ407)する。
照合された呼び出し番号が緊急呼指定無しの場合は、報
知部103は着呼報知信号に従って、セレクトSW12の各SW
ポジション毎にROM6に予め記憶され、指示されている報
知手段で着呼報知(ステップ408)を行う。
着呼報知後デコーダ3は、呼受信時にセレクトSW12に
よって設定されているメモリの指定の有無を検出(ステ
ップ409)するモードに移行する。
デコーダ3はメモリの指定の有無を検出(ステップ40
9)するモードにおいてセレクトSW12の指定がメモリの
指定無しの場合には電源SW11がONからOFFに変化するか
否かを検出(ステップ403)するモードに移行する。
(ステップ409)において、セレクトSW12のメモリの
指定有の指定により、今回受信した呼び出し番号の発呼
者情報のメモリを行うとされた場合は、デコーダ3は今
回受信した発呼者情報が過去に受信した発呼者情報と一
致するか否かを第2の照合手段24によって照合(ステッ
プ410)する。発呼者情報が一致した場合は、時間比較
手段27は該当する発呼者情報(先着呼)に対応するタイ
マ5の計測時間を読み出し、RAM4への先着呼のメモリ開
始から今回の後着呼の受信までの経過時間がROM6で予め
指定された指定メモリ時間を超過しているか否かを比較
(ステップ411)する。タイマ5による計測時間が指定
メモリ時間を超過している場合、第2のメモリ指示手段
27は今回受信した発呼者情報をRAM4のメモリ内に格納
(ステップ412)した後、タイマ5をリセットし再度メ
モリ時間の計測をスタート(ステップ413)させる。そ
の後デコーダ3は電源SW11がONからOFFに変化するか否
かを検出する(ステップ403)モードに移行する。
また(ステップ411)の時間比較手段26の時間比較に
おいて、先着呼のRAM4へのメモリから後着呼の受信まで
の経過時間が指定メモリ時間に満たない場合は、第2の
メモリ指示手段27は後着呼の発呼者情報のメモリをキャ
ンセル(ステップ416)し、デコーダ3は電源SW11がON
からOFFに変化するか否かを検出する(ステップ403)モ
ードに移行する。
なお(ステップ410)にて、発呼者情報が過去に受信
した発呼者情報と一致しない場合は、第1のメモリ指示
手段25は今回受信した発呼者情報をRAM4のメモリ内に格
納(ステップ414)し、タイマ5をスタート(ステップ4
15)させる。その後デコーダ3は電源SW11がONからOFF
に変化するか否かを検出する(ステップ403)モードに
移行する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の無線選択呼び出し受信機
は、同一呼び出し番号に対する呼が複数回呼び出された
場合にも、発呼者が異なる場合は勿論、予め定められた
一定時間を経過した後は同一発呼者の場合でも最新の呼
をメモリし、且つ読み出して確認することが可能とな
り、無音・弱鳴音呼び出しモード設定時に着呼しても携
帯者の視覚・聴覚に左右される事なく、重要な着呼を確
認することが出来るため、無線選択呼び出し方式の利用
者間の連絡の不徹底が軽減することが出来るという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の無線選択呼び出し受信機の一実施例を
示すブロック図、第2図は第1図のデコーダの詳細なブ
ロック図、第3図は本発明における信号構成図、第4図
は本発明の無線選択呼び出し受信機における着呼報知・
メモリ動作の状態を表すフローチャート、第5図は従来
の無線選択呼び出し受信機の実施例を示すブロック図、
第6図は従来の実施例における信号構成図、第7図は従
来の実施例における着呼報知・メモリ動作の状態を表す
フローチャートである。 1……空中線、2……無線部、3,53……デコーダ、4…
…RAM、5……タイマ、6……ROM、7……ドライバ、8
……LED、9……バイブレータ、10……スピーカ、11…
…電源SW、12……セレクトSW、101……受信部、102,502
……デコーダ部、103……報知部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリアンブル信号,同期信号,呼び出し番
    号情報を含む呼び出し番号部情報及び発呼者情報を含む
    情報部信号によって構成されるデジタル無線信号を使用
    する無線選択呼び出し受信機において、 前記デジタル無線信号を受信・復調してベースバンドの
    デジタル信号を発生する受信部と、予め自己呼び出し番
    号,着呼報知指示及び指定メモリ時間を記憶するROM
    と、前記デジタル信号に含まれる前記呼び出し番号部信
    号および前記情報部信号から呼び出し番号および発呼者
    情報を解読して前記呼び出し番号と前記自己呼び出し番
    号とを照合し,照合結果が一致した場合に報知部に着呼
    報知信号を送出し,且つ予め定められた条件のもとで前
    記発呼者情報をRAMにメモリするデコーダ部と、前記着
    呼報知信号に従って予め定められた手段によって報知す
    る報知部を有し、 前記予め定められた条件は、前記発呼者情報のメモリ指
    定が設定されている状態において、新たに受信した後着
    呼の発呼者情報が既に前記RAMにメモリされている先着
    呼の発呼者情報と一致しないとき、又は前記後着呼の発
    呼者情報が前記先着呼の発呼者情報と一致するときに
    は,前記先着呼の前記RAMへのメモリからの経過時間が
    前記指定メモリ時間を超過したときであることを特徴と
    する無線選択呼び出し受信機。
  2. 【請求項2】プリアンブル信号,同期信号,呼び出し番
    号情報を含む呼び出し番号部情報及び発呼者情報を含む
    情報部信号によって構成されるデジタル無線信号を使用
    する無線選択呼び出し受信機において、 前記デジタル無線信号を受信・復調してベースバンドの
    デジタル信号を発生する受信部と、予め自己呼び出し番
    号,着呼報知指示及び指定メモリ時間を記憶するROM
    と、前記デジタル信号に含まれる前記呼び出し番号部信
    号および前記情報部信号から呼び出し番号および発呼者
    情報を解読して前記呼び出し番号と前記自己呼び出し番
    号とを照合し,照合結果が一致した場合に報知部に着呼
    報知信号を送出し,且つ予め定められた条件のもとで前
    記発呼者情報をRAMにメモリするデコーダ部と、前記着
    呼報知信号に従って予め定められた手段によって報知す
    る報知部を有し、 前記予め定められた条件は、前記発呼者情報のメモリ指
    定が設定されている状態において、新たに受信した後着
    呼の発呼者情報が既に前記RAMにメモリされている先着
    呼の発呼者情報と一致しないとき、又は前記後着呼の発
    呼者情報が前記先着呼の発呼者情報と一致するときに
    は,前記先着呼の前記RAMへのメモリからの経過時間が
    前記指定メモリ時間を超過したときであり、 前記デコーダ部は、前記デジタル信号に含まれる前記呼
    び出し番号および前記発呼者情報を解読する解読手段
    と、前記ROMに予め記憶されている自己呼び出し番号と
    前記呼び出し番号とを照合する第1の照合手段と、その
    照合の結果、両者の呼び出し番号が一致している場合に
    前記着呼報知信号を送出する報知信号送出手段と、メモ
    リ指示されている場合には,前記発呼者情報を発呼者情
    報毎にメモリ可能なRAMと、前記発呼者情報の前記RAMへ
    のメモリ毎に前記RAMへのメモリ経過時間の計測を開始
    する複数のタイマと、前記RAMに既にメモリされている
    先着呼の発呼者情報と新たに受信された後着呼の発呼者
    情報とを照合する第2の照合手段と、その照合により前
    記後着呼の発呼者情報が前記RAMにメモリされていない
    と判定されたときには,前記後着呼の発呼者情報を前記
    RAMにメモリ指示する第1のメモリ指示手段と、前記第
    2の照合手段による照合により前記後着呼の発呼者情報
    が前記RAMにメモリされていると判定されたときには,
    前記ROMに予め記憶されている指定メモリ時間と前記タ
    イマによる前記先着呼のメモリ経過時間とを比較する時
    間比較手段と、その比較の結果,前記メモリ経過時間が
    前記メモリ指定時問を超えていると判断したとき,前記
    後着呼の発呼者情報を前記RAMにメモリ指示する第2の
    メモリ指示手段とを有することを特徴とする無線選択呼
    び出し受信機。
  3. 【請求項3】前記デコーダ部は、前記デジタル信号に含
    まれる前記呼び出し番号および前記発呼者情報を解読す
    る解読手段と、前記ROMに予め記憶されている自己呼び
    出し番号と前記呼び出し番号とを照合する第1の照合手
    段と、その照合の結果、両者の呼び出し番号が一致して
    いる場合に前記着呼報知信号を送出する報知信号送出手
    段と、メモリ指示されている場合には,前記発呼者情報
    を発呼者情報毎にメモリ可能なRAMと、前記発呼者情報
    の前記RAMへのメモリ毎に前記RAMへのメモリ経過時間の
    計測を開始する複数のタイマと、前記RAMに既にメモリ
    されている先着呼の発呼者情報と新たに受信された後着
    呼の発呼者情報とを照合する第2の照合手段と、その照
    合により前記後着呼の発呼者情報が前記RAMにメモリさ
    れていないと判定されたときには,前記後着呼の発呼者
    情報を前記RAMにメモリ指示する第1のメモリ指示手段
    と、前記第2の照合手段による照合により前記後着呼の
    発呼者情報が前記RAMにメモリされていると判定された
    ときには,前記ROMに予め記憶されている指定メモリ時
    間と前記タイマによる前記先着呼のメモリ経過時間とを
    比較する時間比較手段と、その比較の結果,前記メモリ
    経過時間が前記メモリ指定時問を超えていると判断した
    とき,前記後着呼の発呼者情報を前記RAMにメモリ指示
    する第2のメモリ指示手段とを有することを特徴とする
    請求項1記載の無線選択呼び出し受信機。
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