JP2915587B2 - 画像読取装置における光学系の異常検知方法 - Google Patents

画像読取装置における光学系の異常検知方法

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JP2915587B2 JP3019773A JP1977391A JP2915587B2 JP 2915587 B2 JP2915587 B2 JP 2915587B2 JP 3019773 A JP3019773 A JP 3019773A JP 1977391 A JP1977391 A JP 1977391A JP 2915587 B2 JP2915587 B2 JP 2915587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像読取装置における光
学系の異常検知方法に関し、特にホームポジションにお
ける光学系の有無を検知する有無検知センサまたはホー
ムポジションを含む光学系の所在位置を検知する位置検
知センサの異常を光学系の異常として検知する画像読取
装置における光学系の異常検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学系を移動させながら原稿を読
取走査する画像読取装置が、複写機、ファクシミリ装置
等の画像形成装置に多用されている。このような画像読
取装置にあっては、マルチタスク構造のプログラムによ
りあらかじめ決められた時間間隔で前記光学系のサーボ
コントロールタスクを呼び出し、所定のホームポジショ
ンを基点として前記光学系を往復移動させている。この
ために、画像読取装置には各種のセンサが設けられてお
り、例えばセンサとしては、前記ホームポジションにお
ける光学系の有無を検知する有無検知センサ(ホームポ
ジションセンサ、HPセンサ)、ホームポジションを含
む光学系の所在位置を検知する位置検知センサ(エンコ
ーダ)等がある。
【0003】ところで、光学系の往復移動は前記HPセ
ンサ、エンコーダにより光学系の位置を確認しながら実
行されるので、前記HPセンサ、エンコーダが故障する
と、サーボコントロールタスクによる光学系の速度制御
が不可能になり、光学系が暴走してしまう。そこで、前
記センサの異常(故障)を検出する装置が、例えば特公
昭63-33146号公報等に開示されており、該公報によれ
ば、エンコーダのパルスの値により光学系のHPセンサ
が応答したかどうかを判定し、応答しなかったときは異
常信号を出力するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像読取装置における光学系の異常検知方法
にあっては、エンコーダ自身の不良によりパルスが出力
されていない場合またはカウントをミスした場合、HP
センサの異常判定時期に狂いが生じてしまうため、HP
センサの異常判定を正確に行うことができなかった。
【0005】また、エンコーダのパルスを基準にHPセ
ンサの異常判定を行っていたため、エンコーダが異常の
場合にもHPセンサが異常と判定されることがあり、H
Pセンサ、エンコーダのどちらが異常であるか特定する
ことができなかった。そこで、請求項1記載の発明は、
タスク起動のためにあらかじめ決められた時間間隔で繰
り返し実行されるタイマ割込の実行回数に基づいて、有
無検知センサ(HPセンサ)の異常判定時期を決定する
ことにより、位置検知センサ(エンコーダ)に異常があ
った場合でも有無検知センサの異常を検知でき、光学系
を速やかに停止させることができる画像読取装置におけ
る光学系の異常検知方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】また、請求項2記載の発明は、復動時に光
学系がホームポジションに帰る時期をタイマ割込の実行
回数に基づいて規定することにより、位置検知センサ
(エンコーダ)に異常があった場合でも有無検知センサ
の異常を検知でき、光学系を速やかに停止させることが
できる画像読取装置における光学系の異常検知方法を提
供することを目的としている。
【0007】また、請求項3記載の発明は、タイマ割込
の実行回数に基づいて経過時間を管理しながら所定時間
経過しても位置検知センサ(エンコーダ)による光学系
の検知位置が変わらない場合に、位置検知センサ(エン
コーダ)の異常を検知し、光学系を速やかに停止させる
ことができる画像読取装置における光学系の異常検知方
法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、所定のホームポジションを
基点として往復移動する光学系と、前記ホームポジショ
ンにおける光学系の有無を検知する有無検知センサと、
を備え、マルチタスク構造のプログラムにより前記光学
系のサーボコントロールタスクをあらかじめ決められた
時間間隔で呼び出して実行させる画像読取装置における
光学系の異常検知方法であって、前記有無検知センサに
より光学系が検知されていることを前提に前記サーボコ
ントロールタスクによって光学系を起動し、この光学系
の起動後に前記サーボコントロールタスクの呼出回数を
カウントし、このカウント値が所定値を越えたときに前
記有無検知センサによる検知状態を判断し、光学系有り
とする検知状態の場合に前記有無検知センサを異常と判
断して光学系を停止させることを特徴とするものであ
る。
【0009】また、請求項2記載の発明は、上記目的を
達成するために、所定のホームポジションを基点として
往復移動する光学系と、前記ホームポジションにおける
光学系の有無を検知する有無検知センサと、を備え、マ
ルチタスク構造のプログラムにより前記光学系のサーボ
コントロールタスクをあらかじめ決められた時間間隔で
呼び出して実行させる画像読取装置における光学系の異
常検知方法であって、前記ホームポジションから所定距
離離れた位置を基準位置に設定し、前記サーボコントロ
ールタスクによる光学系の復動時に前記ホームポジショ
ンに接近する光学系が該基準位置を通過した後にサーボ
コントロールタスクの呼出回数をカウントし、このカウ
ント値が所定値を越えたときに前記有無検知センサによ
る検知状態を判断し、光学系無しとする検知状態の場合
に前記有無検知センサを異常と判断して光学系を停止さ
せることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項3記載の発明は、上記目的を
達成するために、所定のホームポジションを基点として
往復移動する光学系と、前記ホームポジションを含む光
学系の所在位置を検知する位置検知センサと、を備え、
マルチタスク構造のプログラムにより前記光学系のサー
ボコントロールタスクをあらかじめ決められた時間間隔
で呼び出して実行させる画像読取装置における光学系の
異常検知方法であって、前記サーボコントロールタスク
による光学系の起動時に前記ホームポジションにある光
学系の初期位置を前記位置検知センサにより検知してお
き、前記光学系の起動後に前記サーボコントロールタス
クの呼出回数をカウントし、このカウント値が所定値を
越えたときに前記位置検知センサにより検知される光学
系の現在位置と初期位置とを比較し、現在位置と初期位
置とが同じ場合に前記位置検知センサを異常と判断して
光学系を停止させることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明において
は、光学系がホームポジションを離れていなければなら
ない時期をサーボコントロールタスクの呼出回数により
規定し、前記呼出回数が所定の値を越えたときに有無検
知センサによる検知状態が光学系有りとする場合には、
該有無検知センサを異常と判定する。
【0012】また、上記構成を有する請求項2記載の発
明においては、光学系がホームポジションに帰着してい
なければならない時期をサーボコントロールタスクの呼
出回数により規定し、前記呼出回数が所定の値を越えた
ときに有無検知センサによって光学系が検知されない場
合には、該有無検知センサを異常と判定する。また、上
記構成を有する請求項3記載の発明においては、時間経
過をサーボコントロールタスクの呼出回数により規定
し、前記呼出回数が所定の値を越えたときに位置検知セ
ンサによる光学系の現在位置と初期位置とに差がない場
合には、該位置検知センサを異常と判定する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
まず、図4を参照してマルチタスク処理について説明す
る。複写機のスキャナ部(光学系)の制御(サーボコン
トロール)をマイクロコンピュータで行う場合、電源O
N後(ステップS401)、例えばメモリやI/O等のイニシ
ャライズを行う(ステップS402)。次に、マルチタス
ク構造のメインプログラムを無限ループとして走らせる
(ステップS403)。このメインプログラムでは、タイ
マ割込によりタイムスライス(時分割)でタスクを起動
する(ステップS404)。このタスクの1つとして光学
系の制御であるサーボコントロールがある。他の割込と
しては、サーボモータのエンコーダの割込(ステップS
405)、図示していないがシリアル送受信割込等があ
る。
【0014】図5はタイマ割込によるタスクの実行状態
を示すタイミングチャートである。タイマ割込は、あら
かじめ決められた時間間隔Ts で発生する。割込後、例
えば図中斜線部にて示すようにサーボコントロールのタ
スクが実行される。また、他のタスクがある場合、同様
に処理される。図5から明らかなように、Ts 時間毎に
サーボコントロールのタスクが呼び出されていることか
ら、タイマ割込の実行時間Ts を基準時間として考える
ことができる。
【0015】以下、図1のフローチャートを参照して請
求項1記載の発明に係る画像読取装置における光学系の
異常検知方法の一実施例を説明する。本実施例に係る処
理は、有無検知センサ(HPセンサ)により光学系が検
知され、ホームポジション内に光学系があると判断され
た場合に、サーボコントロールのタスクと共に実行され
る。まず、前記メインプログラムから光学系のスタート
時、初期値をセットせよという指令を受けて、初期値を
セットしたかどうかを判断し(ステップS101)、セッ
トしていなければ(NG)、サーボコントロールのため
の初期値をセットし、さらにサーボコントロールタスク
が呼ばれた回数CN=0をセットし(ステップS102)、メ
インプログラムにリターンする(ステップS103)。
【0016】次に、Ts 時間後にサーボコントロールタ
スクが呼ばれると、初期値セット済みであるからステッ
プS101の判断はOKで、ステップS104に進む。ステッ
プS104はサーボコントロール処理であり、光学系を速
度制御する。なお、速度制御は、例えばマイコンによる
ソフトウェアサーボにより行われる。次いで、サーボコ
ントロールタスクが呼び出された回数を、CN=CN+1によ
りカウントアップする(ステップS105)。ここで、Ts
×CNにより光学系がスタートしてからの経過時間が算出
され、この経過時間または呼出回数CNにより光学系の位
置を算出することができる。
【0017】続いて、サーボコントロールタスクの呼出
回数CNが、所定の回数NXを越えたかどうかを判断し(ス
テップS106)、呼出回数CNが所定値NX以下の場合はメ
インプログラムにリターンする(ステップS107)。一
方、呼出回数CNが所定値NXを越えた場合は、HPセンサ
により光学系がホームポジションにあるかどうか、すな
わちHPセンサの検知状態を判断し(ステップS10
8)、NOならば、スタートした光学系が所定時間を経
過してホームポジションから離れたことをHPセンサが
正常に検知していると判断し、メインプログラムにリタ
ーンする(ステップS109)。一方、ステップS108の判
断でYESならば、光学系がホームポジションを離れて
いるにもかかわらずHPセンサが光学系を検知状態にあ
ることから、HPセンサの異常を検知して(ステップS
110)、光学系を停止させ(ステップS111)、メインプ
ログラムにリターンする(ステップS112)。
【0018】なお、本実施例ではサーボコントロールタ
スクの呼出回数CNにより、光学系がホームポジションを
離れた時期を規定したが、タイマ割込時間Tsに基づい
て前記経過時間Ts×CNによりHPセンサの異常判定時
期を決定しても構わない。このように、本実施例におい
ては、光学系がホームポジションを離れていなければな
らない時期をサーボコントロールタスクの呼出回数CNに
より規定し、前記呼出回数CNが所定の値NXを越えたとき
に、有無検知センサ(HPセンサ)による検知状態が光
学系有りとする場合には、該有無検知センサを異常と判
定することができる。このため、位置検知センサ(エン
コーダ)の信号を使わなくても確実に有無検知センサの
異常を検知することができる。従って、有無検知センサ
の異常を検知することによって、光学系を速やかに停止
させることができ、光学系の暴走、破損を防ぐことがで
きる。
【0019】図2は請求項2記載の発明に係る画像読取
装置における光学系の異常検知方法の一実施例を示すフ
ローチャートである。本実施例の処理は、光学系がホー
ムポジションに向けて復動しているリターン時に行われ
る。ステップS201のリターン時のサーボコントロール
処理により、ホームポジション近傍で光学系は定速で進
行している。ここで、ホームポジションから所定距離離
れた位置を基準位置に設定する。そして、ステップS20
2で光学系の現在位置と前記基準位置とを比較する。現
在位置は、前記サーボコントロールタスクの呼出回数CN
またはサーボモータのエンコーダ割込(図4参照)を利
用して把握され、前記ホームポジションからの離間距離
として求められる。このため、リターン動作中、現在位
置は減少する。
【0020】ここで、ステップS202の判断で、現在位
置が基準位置よりも大きく、ホームポジションに対して
光学系が基準位置よりも遠方に位置する場合は、サーボ
コントロールタスクの呼出回数CNR=0(初期値)をセッ
トし(ステップS203)、メインプログラムにリターン
する(ステップS204)。一方、ステップS202の判断で
NOならば、すなわちホームポジションに接近する光学
系が前記基準位置を通過したならば、呼出回数をCNR=C
NR+1によりカウントアップし(ステップS205)、呼出
回数CNRが所定値NXRより大きくなったかどうかを判断す
る(ステップS206)。ここで、所定値NXRは、光学系が
基準位置からホームポジションまで移動する間にサーボ
コントロールタスクが呼び出される回数であり、サーボ
モータの速度および時間間隔Tsに基づいて算出された
ものである。
【0021】ステップS206の判断でNOならば、メイ
ンプログラムにリターンする(ステップS207)。一
方、ステップS206の判断でYESならば、HPセンサ
により光学系がホームポジション内で検知されるかどう
かを判断し(ステップS208)、検知されればHPセン
サは正常と判定され、メインプログラムにリターンする
(ステップS209)。一方、ステップS208において検知
されなければHPセンサは異常と判定し(ステップS21
0)、光学系を停止させ(ステップS211)、メインプロ
グラムにリターンする(ステップS212)。
【0022】このように、本実施例においては、光学系
がホームポジションに帰着していなければならない時期
をサーボコントロールタスクの呼出回数CNRにより規定
し、前記呼出回数CNRが所定の値NXRを越えたときに有無
検知センサ(HPセンサ)によって光学系が検知されな
い場合には、該有無検知センサを異常と判定する。この
ため、位置検知センサ(エンコーダ)の信号を使わなく
ても確実に有無検知センサの異常を検知することができ
る。従って、有無検知センサの異常を検知することによ
って、光学系を速やかに停止させることができ、光学系
の暴走、破損を防ぐことができる。
【0023】図3は請求項3記載の発明に係る画像読取
装置における光学系の異常検知方法の一実施例を示すフ
ローチャートである。本実施例では位置検知センサ(エ
ンコーダ)の異常をチェックする。まず、初期値をセッ
トしたかどうかを判断し(ステップS301)、セットし
ていなければ(NG)、サーボコントロールタスクの呼
出回数 CNS=0と、エンコーダの値からホームポジショ
ンにある光学系の初期位置をセットし(ステップS30
2)、メインプログラムにリターンする(ステップS30
3)。
【0024】初期値のセットが終了していれば(O
K)、サーボコントロールタスクの呼出回数に応じて呼
出回数を、CNS=CNS+1によりカウントアップし(ステ
ップS304)、サーボコントロールを実行する(ステッ
プS305)。次いで、呼出回数CNSが所定の値NXSより大
きくなったかどうかを判断し(ステップS306)、呼出
回数CNSが所定値NXS以下のとき、すなわち光学系の移動
量が少ないか、停止している場合ではメインプログラム
にリターンする(ステップS307)。ここで、所定値NXS
は、光学系が起動してからエンコーダ割込が発生するま
でに最低限必要なサーボコントロールタスクの呼出回数
以上に設定されている。一方、ステップS306の判断で
YESならば、前記エンコーダ割込による光学系の現在
位置と初期位置とを比較し(ステップS308)、差異が
ある場合はエンコーダは正常と判断され、メインプログ
ラムにリターンする(ステップS309)。一方、現在位
置と初期位置が等しい場合は、光学系が移動しているに
もかかわらずエンコーダによる検出位置が変わらない、
またはエンコーダ信号が出力されていないことになり、
エンコーダは異常と判定され(ステップS310)、光学
系を停止して(ステップS311)、メインプログラムに
リターンする(ステップS312)。
【0025】このように、本実施例においては、時間経
過をサーボコントロールタスクの呼出回数CNSにより規
定し、前記呼出回数CNSが所定の値NXSを越えたときに位
置検知センサ(エンコーダ)による光学系の現在位置と
初期位置とに差がない場合には、該位置検知センサを異
常と判定する。従って、位置検知センサの異常を検知す
ることによって、光学系を速やかに停止させることがで
き、光学系の暴走、破損を防ぐことができる。
【0026】なお、本実施例では現在位置と初期位置と
の比較を光学系の往動時に行ったが、復動時に行っても
構わない。また、タイマ割込の実行回数CNSに基づいて
経過時間を管理し、所定時間経過しても位置検知センサ
(エンコーダ)による光学系の検知位置が変わらない場
合に、位置検知センサ(エンコーダ)を異常として検知
することもできる。
【0027】以上のような実施例によれば、サーボコン
トロールタスクの呼出回数により有無検知センサまたは
位置検知センサの異常判定時期を決定しているので、ウ
ォッチドグタイマなどを新設する必要がなく、ソフト上
での処理が可能になる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係る画像読取装置における光学系の異常検知方法に
よれば、光学系がホームポジションを離れていなければ
ならない時期をサーボコントロールタスクの呼出回数に
より規定し、前記呼出回数が所定の値を越えたときに有
無検知センサ(HPセンサ)による検知状態が光学系有
りとする場合には、該有無検知センサを異常と判定する
ことができる。このため、位置検知センサ(エンコー
ダ)の信号を使わなくても確実に有無検知センサの異常
を検知することができ、光学系を速やかに停止させて、
光学系の暴走、破損を防ぐことができる。
【0029】また、請求項2記載の発明に係る画像読取
装置における光学系の異常検知方法によれば、光学系が
ホームポジションに帰着していなければならない時期を
サーボコントロールタスクの呼出回数により規定し、前
記呼出回数が所定の値を越えたときに有無検知センサ
(HPセンサ)によって光学系が検知されない場合に
は、該有無検知センサを異常と判定する。このため、位
置検知センサ(エンコーダ)の信号を使わなくても確実
に有無検知センサの異常を検知することができ、光学系
を速やかに停止させて、光学系の暴走、破損を防ぐこと
ができる。
【0030】また、請求項3記載の発明に係る画像読取
装置における光学系の異常検知方法によれば、時間経過
をサーボコントロールタスクの呼出回数により規定し、
前記呼出回数が所定の値を越えたときに位置検知センサ
(エンコーダ)による光学系の現在位置と初期位置とに
差がない場合には、該位置検知センサを異常と判定する
ことができ、光学系を速やかに停止させて、光学系の暴
走、破損を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に係る画像読取装置におけ
る光学系の異常検知方法の一実施例を示すフローチャー
ト。
【図2】請求項2記載の発明に係る画像読取装置におけ
る光学系の異常検知方法の一実施例を示すフローチャー
ト。
【図3】請求項3記載の発明に係る画像読取装置におけ
る光学系の異常検知方法の一実施例を示すフローチャー
ト。
【図4】マイクロコンピュータの処理の流れを示すフロ
ーチャート。
【図5】タイマ割込によるタスクの実行状態を示すタイ
ミングチャート。
【符号の説明】
CN サーボコントロールタスクの呼出回数 NX 呼出回数の設定値

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のホームポジションを基点として往復
    移動する光学系と、前記ホームポジションにおける光学
    系の有無を検知する有無検知センサと、を備え、マルチ
    タスク構造のプログラムにより前記光学系のサーボコン
    トロールタスクをあらかじめ決められた時間間隔で呼び
    出して実行させる画像読取装置における光学系の異常検
    知方法であって、前記有無検知センサにより光学系が検
    知されていることを前提に前記サーボコントロールタス
    クによって光学系を起動し、この光学系の起動後に前記
    サーボコントロールタスクの呼出回数をカウントし、こ
    のカウント値が所定値を越えたときに前記有無検知セン
    サによる検知状態を判断し、光学系有りとする検知状態
    の場合に前記有無検知センサを異常と判断して光学系を
    停止させることを特徴とする画像読取装置における光学
    系の異常検知方法。
  2. 【請求項2】所定のホームポジションを基点として往復
    移動する光学系と、前記ホームポジションにおける光学
    系の有無を検知する有無検知センサと、を備え、マルチ
    タスク構造のプログラムにより前記光学系のサーボコン
    トロールタスクをあらかじめ決められた時間間隔で呼び
    出して実行させる画像読取装置における光学系の異常検
    知方法であって、前記ホームポジションから所定距離離
    れた位置を基準位置に設定し、前記サーボコントロール
    タスクによる光学系の復動時に前記ホームポジションに
    接近する光学系が該基準位置を通過した後にサーボコン
    トロールタスクの呼出回数をカウントし、このカウント
    値が所定値を越えたときに前記有無検知センサによる検
    知状態を判断し、光学系無しとする検知状態の場合に前
    記有無検知センサを異常と判断して光学系を停止させる
    ことを特徴とする画像読取装置における光学系の異常検
    知方法。
  3. 【請求項3】所定のホームポジションを基点として往復
    移動する光学系と、前記ホームポジションを含む光学系
    の所在位置を検知する位置検知センサと、を備え、マル
    チタスク構造のプログラムにより前記光学系のサーボコ
    ントロールタスクをあらかじめ決められた時間間隔で呼
    び出して実行させる画像読取装置における光学系の異常
    検知方法であって、前記サーボコントロールタスクによ
    る光学系の起動時に前記ホームポジションにある光学系
    の初期位置を前記位置検知センサにより検知しておき、
    前記光学系の起動後に前記サーボコントロールタスクの
    呼出回数をカウントし、このカウント値が所定値を越え
    たときに前記位置検知センサにより検知される光学系の
    現在位置と初期位置とを比較し、現在位置と初期位置と
    が同じ場合に前記位置検知センサを異常と判断して光学
    系を停止させることを特徴とする画像読取装置における
    光学系の異常検知方法。
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