JP2915412B2 - 大型表示パネルの空冷システム - Google Patents

大型表示パネルの空冷システム

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JP2915412B2
JP2915412B2 JP63106510A JP10651088A JP2915412B2 JP 2915412 B2 JP2915412 B2 JP 2915412B2 JP 63106510 A JP63106510 A JP 63106510A JP 10651088 A JP10651088 A JP 10651088A JP 2915412 B2 JP2915412 B2 JP 2915412B2
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panel
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一彦 照沼
勝仁 井上
誠 林
守 島田
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電球や螢光表示素子等の表示素子を多数X
−Yマトリクス配置してなる大型表示パネルの空冷シス
テムに関する。
〔発明の概要〕
本発明は大型表示パネルの空冷システムに関し、パネ
ルの表示に沿って空気流を噴出させることにより、表示
素子等の冷却効率を向上させて、設備・経費等を削減で
きるようにするものである。
〔従来の技術〕
電球や螢光表示素子等の表示素子を多数X−Yマトリ
クス配置してなる大型表示パネルが実施されている。こ
のような表示パネルにおいて、表示中の素子の表面は加
熱され、百〜百数十度の高温になっている。このためこ
のような高温の状態に長時間置くことは、フィラメント
や螢光体等の劣化を早め、装置の寿命を著しく短くする
おそれがあった。
そこで本願出願人は先に、表示パネルの背面を気密に
し、この内部に正の空気圧をかけることにより、表示素
子(ユニット)の間隙から空気流を噴出させて冷却を行
うことを提案(特開昭60−225882号公報参照)した。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが上述の装置を実施した場合に、ユニットの中
央部の表示素子では必しも充分な冷却効果が得られない
ことが判明した。
すなわち上述の装置では、上記公報中の第27図に示し
たように噴出する空気流に周囲の空気が引込まれて素子
の表面に空気流が発生することを期待したものであった
が、現実には各表示素子の上部には同公報中の第25図に
示すように太陽光の入・反射を防止するためのひさしが
設けられており、このひさしによって空気流が遮られる
などして充分な効果を得られないものである。
また例えば8.8×6.6m2サイズの表示パネルを想定した
場合に、上述のユニットの間隔の空気流噴出口の総面積
は1.6m2になり、ここで充分な風速として3〜4m/secの
空気流の噴出を得ようとすると、総風量は4.8〜6.4m3/s
ecにもなって、これを生じさせるためには大規模な空調
設備が必要になる。さらに冷却効果を高めるために空気
流を25℃程度に冷却して送風することも行われており、
そのための運用経費も極めて大きなものであった。
しかしながらこのような設備を整えても、ユニットの
上部で20〜25℃程度、下部で15〜20℃程度、中央部では
5〜10℃程度の温度低下しか得られないものであった。
この出願はこのような点に鑑みてなされたものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による第1の手段は、多数の表示素子がマトリ
クス配置されると共に、各上記表示素子の上側に水平方
向に延長されるひさし(2)が設けられて成る大型表示
パネル(1)に対して、上記大型表示パネルの右及び/
または左側縁部にダクト(5)を設け、このダクトに上
記ひさしの間隔でノズル(31)群を配置し、上記ひさし
の間で上記パネルの表面に沿って空気流を噴出させる構
成とした大型表示パネルの空冷システムである。
本発明による第2の手段は、多数の表示素子がマトリ
クス配置されると共に、各上記表示素子の上側に水平方
向に延長されるひさし(2)が設けられて成る大型表示
パネル(1)に対して、上記大型表示パネルの上及び/
または下側縁部にダクト(5)を設け、このダクトに所
定の間隔でノズル(31)群を配置し、これらのノズル群
から上記ひさしの先端に沿って空気流を噴出させると共
に、上記空気流によって上記ひさしの間に誘引流を発生
させる構成とした大型表示パネルの空冷システムであ
る。
〔作用〕
これによれば、空気流がパネルの表面に沿って噴出さ
れるので、これによって良好に素子の表面に空気流を発
生させることができ、効率の良い素子の冷却を行うこと
ができる。
〔実施例〕
まず第1図は水平気流方式の構成例を示す。この図に
おいて(1)は表示パネルであって、この表示パネル
(1)は電球や螢光表示素子等の表示素子が多数X−Y
マトリクス配置されると共に、各素子の上側にはひさし
(2)が設けられている。
この表示パネル(1)に対して、例えばパネル(1)
の右側にノズルユニット(3)が設けられる。ここでユ
ニット(3)は第2図の正面及び側面図に示すように先
細形状のノズル(31)が各ひさし(2)の間に設けられ
ている。このユニット(3)に送風機(4)で圧縮され
た空気がダクト(5)を通じて供給される。
従ってこの装置において、送風機(4)で圧縮された
空気はダクト(5)を通じてユニット(3)に供給さ
れ、各ひさし(2)の間に設けられたノズル(31)から
噴出される。ここで上述した如くノズル(31)の形状が
先細のいわゆるジェットノズルとされることにより、噴
出される空気流を例えば10m/sec以上の高速ジェット気
流とすることができる。そしてこの空気流が各ひさし
(2)の間に噴出されることにより、このひさし(2)
の間に配置された表示素子(11)を良好に冷却すること
ができる。
こうして上述の装置によれば、空気流がパネルの表面
に沿って噴出されるので、これによって良好に素子の表
面に空気流を発生させることができ、効率の良い素子の
冷却を行うことができる。
なお上述の装置において、無風時に100℃となる管面
温度は、上述の空気流が当てられることによって最高60
℃、最低でも20℃の温度低下を得られることが実験によ
って確められた。
また上述の装置において、例えば10m/secの空気流を
得ている場合でも、総風量は従来の1/5程度となり、こ
れによって消費電力も約1/5にすることができる。
さらに空気流を冷却する必要がなく、従って冷却のた
めの空調設備等が不要になり、これらのコストも1/5程
度にすることができる。なお冷却装置と組合せて使用し
た場合には一層の冷却効率を得ることも可能である。
次に第3図は垂直気流方式の構成例を示す。この図に
おいて、上述と同様の表示パネル(1)及びひさし
(2)に対して、例えばパネル(1)の上側にノズルユ
ニット(3)が設けられる。そして送風機(4)で圧縮
された空気がダクト(5)を通じてユニット(3)に供
給される。
そしてこの例において、ノズル(31)とひさし(2)
の関係は第4図示すようにされており、同図Aに示すよ
うにノズル(31)の噴出方向をパネル(1)の面に対し
て0度とした場合には、空気流の直接流によって表示素
子(11)が冷却される。また同図Bに示すようにノズル
(31)の方向を例えば12度とした場合には、ひさし
(2)の先端部を空気流が流れることによって誘引流が
発生され、これによって表示素子(11)の発熱を発散さ
せることができる。
なお従来の技術では空気の噴出方向がパネル(1)の
面に対して垂直であるために効率が悪かったが、上述の
例では面と平行に近い角度とすることによって誘引流の
発生を多くし、効率を高めることができるものである。
また上述の例において、噴出方向を0度とした場合に
は、冷却効率は高いもののその効率が均一にならないお
それがある。これに対して12度とした場合には冷却効率
は多少下がるものの広範囲に均一な冷却を行うことがで
きる。そこで上述の例において、ノズル(31)の噴出方
向を調節可能とすることによって、状況に応じた空気流
が得られるようにすることができる。
さらに上述の2つの例において、ノズルユニット
(3)の配置は右側あるいは上側に限られるものではな
く、左側あるいは下側に設けることもでき、さらに両側
に設けることによって冷却効率を一層高めることもでき
る。
さらに上述の水平気流方式において空気流の直接流に
よって表示素子(11)の表示面に付着するごみ等を除去
することができ、また垂直気流方式においては空気流が
いわゆるエアカーテンを形成してごみ等の侵入を防止
し、表示素子(11)の汚染を防止する効果を得ることが
できる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、空気流がパネルの表面に沿って噴
出されるので、これによって良好に素子の表面に空気流
を発生させることができ、効率の良い素子の冷却を行う
ことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例の構成図、第2図はその説明のた
めの図、第3図は他の例の構成図、第4図はその説明の
ための図である。 (1)は表示パネル、(2)はひさし、(3)はノズル
ユニット、(4)は送風機、(5)はダクト、(11)は
表示素子、(31)はノズルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 勝仁 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 林 誠 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 島田 守 東京都千代田区神田駿河台4丁目2番地 お茶の水ビル 日本フレクト株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭61−231583(JP,A) 特開 昭60−225882(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の表示素子がマトリクス配置されると
    共に、 各上記表示素子の上側に水平方向に延長されるひさしが
    設けられて成る大型表示パネルに対して、 上記大型表示パネルの右及び/または左側縁部にダクト
    を設け、 このダクトに上記ひさしの間隔でノズル群を配置し、 上記ひさしの間で上記パネルの表面に沿って空気流を噴
    出させる構成とした大型表示パネルの空冷システム。
  2. 【請求項2】多数の表示素子がマトリクス配置されると
    共に、 各上記表示素子の上側に水平方向に延長されるひさしが
    設けられて成る大型表示パネルに対して、 上記大型表示パネルの上及び/または下側縁部にダクト
    を設け、 このダクトに所定の間隔でノズル群を配置し、 これらのノズル群から上記ひさしの先端に沿って空気流
    を噴出させ、 上記空気流によって上記ひさしの間に誘引流を発生させ
    る構成とした大型表示パネルの空冷システム。
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