JP2914209B2 - パルス検出回路 - Google Patents

パルス検出回路

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JP2914209B2
JP2914209B2 JP7045618A JP4561895A JP2914209B2 JP 2914209 B2 JP2914209 B2 JP 2914209B2 JP 7045618 A JP7045618 A JP 7045618A JP 4561895 A JP4561895 A JP 4561895A JP 2914209 B2 JP2914209 B2 JP 2914209B2
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和久 神田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパルス検出回路、特に一
定の繰り返し周期でコード化されたパルスレーザ光を利
用する非同期型のレーザ送受信機等において、受信信号
から所望のパルス列を検出し、直流変換するパルス検出
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】非同期型のパルスレーザ等の送受信機に
おいては、自己の送信パルス信号をその周期(送信パル
ス間隔)をコード(キー又は暗号)として識別できるよ
うにしており、受信側においてはその周期(パルス間
隔)の受信レーザ光のみを検出して目標物の情報を検出
していた。
【0003】このようなシステムにおいてはレーザ受信
機で得られる受信波形には目標からの反射光以外に大気
中の水分や塵等の微小散乱体等により生ずるバックスキ
ャッタ光が含まれることがあり、自システムの送信機か
ら送信したレーザ反射光のみの検出を確実に行うことが
不可欠である。このようにレーザ反射光の受信信号から
所望のパルス列を検出し、処理する従来のパルス検出処
理回路のブロック図を図4に、その動作波形図を図5に
示す。
【0004】図4においてパルス検出処理回路は、コー
ド判定回路6と信号処理回路7から構成されている。入
力端子1には目標反射光パルスにバックスキャッタ光パ
ルスが混入した図5の受信波形1が入力される。コード
判定回路6は、受信パルスを遅延し一定幅のゲートパル
スを発生する遅延回路とその出力で閉じるスイッチSか
らなる。遅延回路の遅延量は、外部から与えられるとこ
ろの送信レーザ光の周期を指定するコード指定(信号)
8により設定される。このため、遅延回路は図5の波形
14に示すように受信波形1より時間To(コード指定
時間)遅延したゲートパルスを発生しスイッチS3を開
閉する。
【0005】波形1,14の時間関係から分かるように
スイッチS3を介し、コード判定回路6から出力される
受信パルスには、目標反射光パルスに加えバックスキャ
ッタ光パルスも混入する(受信波形1がそのまま出力さ
れる)。信号処理回路7ではこの受信波形1のパルス信
号が増幅され、更にそのパルス波形がその振幅値に対応
した電圧値に変換されて、例えば距離情報を表す直流出
力15として送出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のパルスレーザ送
受信機等に用いられるパルス検出処理回路では、入力パ
ルス信号列から所定の間隔のパルス信号のみを確実に検
出することができなかった。特に、本来のパルス信号の
近傍に同一間隔の他のパルスが出現するパルス信号列か
らそのパルスを確実に除去することは原理上不可能であ
った。
【0007】このため、レーザ送受信機等、信号波を送
受信するシステムにおいて適用した場合は、目標物から
の反射光信号に加えて大気中の微小散乱体からのバック
スキャッタ光信号等の不要パルスを確実に除去すること
ができず正確な目標情報が得られないという問題があっ
た。特に、バックスキャッタ光信号等の不要パルスは送
信機と受信機の設置距離が近いほど大きなパルスとして
受信されその影響が大きく生じるため、運用上パルスレ
ーザ送信機と受信機の設置距離に制約を受けるという問
題があった。
【0008】本発明の目的は、ノイズパルス等不要パル
スを含む受信信号から所望周期のパルス信号を検出する
ことができるパルス検出回路を提供することにある。
【0009】また本発明の他の目的は、バックスキャッ
タ光パルス信号等が混入した受信信号から該パルス信号
を除去した後、受信信号を直流電圧に変換するパルス検
出回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、受信パルス信号を入力とし2個のパルス信号
を基に、そのパルス信号の間隔がパルス幅となるパルス
信号を発生するフリップフロップ回路と、前記フリップ
フロップ回路の出力を入力としその後端から一定幅のパ
ルス幅を発生させる単安定マルチバイブレータと、前記
フリップフロップ回路の出力を入力とし所定時間幅に対
する大小を判定するパルス幅判定回路と、前記受信パル
ス信号及び前記単安定マルチバイブレータの出力を入力
とし前記パルス幅判定回路の判定出力に応じて一方を出
力する切替回路と、前記切替回路の出力に接続されたス
イッチ及び遅延回路とから成り前記遅延回路の出力に応
じて前記スイッチの開閉を制御するコード判定回路と、
前記コード判定回路のスイッチの出力により前記受信パ
ルス信号を抽出してパルス検出する信号処理回路を有し
ている。
【0011】
【0012】
【実施例】次に、本発明の一実施例のパルス検出回路に
ついて図面を参照して説明する。
【0013】図1は本発明をレーザ送受信機に適用した
一実施例のブロック図であり、図2は図1のパルス幅判
定回路のブロック図の一例であり、更に図3は前記ブロ
ック図の動作波形図である。本実施例の図1の構成は、
波形整形回路2、波形変換用のフリップフロップ回路
3、一定幅のパルス発生用の単安定マルチバイブレータ
4、パルス幅判定回路5、切替回路を構成するスイッチ
S1、及びスイッチS2から構成されている。
【0014】また、パルス幅判定回路5は図2に示すよ
うにコード指定データに関連する時間データ(T1)を
記憶するレジスタ(記憶回路)16、パルス幅を計測す
るカウンタ17、ディジタル比較器18等から構成され
ている。
【0015】次に、実施例の動作を説明する。受信波形
1には目標からの反射光以外に前述のようなバックスキ
ャッタ光等の受信パルスに先立つ不要パルスが混入して
いる。まず、受信波形1は波形整形回路2で一定幅のパ
ルス信号9に波形整形され、スイッチS2とフリップフ
ロップ回路3に出力される。フリップフロップ回路3に
入力された前記パルス信号9はその立ち上がりでフリッ
プフロップ回路3をトリガし、2個のパルスがその間隔
の幅を持つ単一パルスに変換されパルス信号10とな
る。パルス信号10は単安定マルチバイブレータ4に入
力され、パルス信号10のパルスの後縁から一定幅のパ
ルスが発生されパルス信号11となり、スイッチS1に
入力される。
【0016】一方、フリップフロップ回路3の出力のパ
ルス信号10はパルス幅判定回路5に入力される。パル
ス幅判定回路5は、単一パルスに変換されたパルス信号
10のパルス幅を一定時間間隔と比較する機能を有する
回路であり、例えば図2に示すように構成される。レジ
スタ16はパルスレーザ送信機の送信パルスのコードと
なる間隔Toに対応する設定時間間隔T1のデータ等が
記憶される。T1はToより小さい値とする。例えば、
Toの数分の1程度が好適である。カウンタ17はパル
ス信号10のパルス幅の期間クロックを計数する。比較
器18はレジスタ16のデータとカウンタ17の計数値
とを比較する。
【0017】パルス幅判定回路5の各回路動作は、パル
ス信号10の各パルス毎に比較器18が、カウンタ17
で計数したパルス幅の計数値T2をレジスタに記憶され
た設定値T1と比較し、比較結果に応じて連続した出力
12,13を出力する。即ち、実質上、受信信号1(パ
ルス信号9)の2個のパルスの間隔が時間T1より大き
いか小さいかを判定する。出力12,13は、スイッチ
S1又はスイッチS2のいずれかを閉じる働きをしてい
る。
【0018】この結果、2個のパルスの間隔T2が判定
時間T1より小さい場合は、出力12がハイレベルとな
りスイッチS1を閉じコード判定回路側にパルス信号1
1を送出する。また、2個のパルスの間隔T2が判定時
間T1より大きい場合は、出力13がハイレベルとなり
スイッチS2を閉じコード判定回路側にパルス信号9を
送出する。このようにして、スイッチS1,S2からな
る切替回路の出力パルス信号はパルス信号9のバックス
キャッタ光パルスに対応した不要パルスを除いたパルス
列14となる。
【0019】次に、スイッチS1,S2からなる切替回
路の出力14は、必要により更に従来例と同様のコード
判定回路6に印加される。コード判定回路6では遅延回
路によりコード指定8により設定された遅延時間(T
o)のゲートパルスが発生され、該パルスによりスイッ
チS3でゲートされた出力(相関出力)が発生され、パ
ルス繰り返し周期(To)のパルス信号14′のみが信
号処理部7に出力される。信号処理部7では前記出力を
ゲート信号として目標反射光パルスのみに応じた直流電
圧15を出力する。目標反射光パルスの振幅は、目標と
受信機との間の距離等に対応するから直流電圧から目標
までの距離情報等が得られる。
【0020】なお、上述の一実施例において、フリップ
フロップ回路3に代えて各種の双安定回路、2つのパル
スに基づき所定電圧を保持記憶できる記憶素子等の利用
が可能であり、また、単安定マルチバイブレータ4に代
えて各種の単安定回路、微分回路等の利用が可能である
ことは明らかである。更に、パルス幅判定回路5として
カウンタを用いた一例を示したが、この構成に限られる
ものではなく、遅延時間をコード指定により、設定可能
な遅延手段を用い信号10とその遅延信号とを論理
(積)操作を行い、前記遅延時間と入力パルス幅との大
小の比較判定を行う等の各種の回路が利用できることも
明らかである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のパルス検出
回路は、入力パルス信号列から所定の間隔のパルス信号
を識別しそのパルス列のみを確実に抽出することを可能
にするものである。特に、本来のパルスの直前に同一周
期の他のパルスが出現するパルス信号列でも不要パルス
を確実に除去できるという点で有用である。本発明をレ
ーザ送受信機等、信号波を送受信するシステムに利用す
ることにより、バックスキャッタ光パルス等を含む受信
信号から自己のシステムのパルス信号のみを検出でき、
目標の情報の正確な検出を実現することができる。特
に、レーザ送信側と受信側との設置距離(位置)に制約
が無くなり、目標物等の計測用レーザ送受信機等の運用
の柔軟性が高まるという点で効果が頗る大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】パルス幅判定回路の一例を示すブロック図であ
る。
【図3】実施例の動作を示す波形図である。
【図4】従来技術のブロック図である。
【図5】従来技術の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
1 入力端子(受信波形) 2 波形整形回路 3 フリップフロップ回路 4 単安定マルチバイブレータ 5 パルス幅判定回路 6 コード判定回路 7 信号処理回路 8 コード指定 16 レジスタ(記憶回路) 17 カウンタ 18 ディジタル比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 1/00 - 17/95 H03K 5/00 - 5/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信パルス信号を入力としそのなかの2
    個のパルスを基に前記2個のパルスの間隔がパルス幅と
    なるパルス信号を発生するフリップフロップ回路と、前
    記フリップフロップ回路の出力を入力としその後端から
    一定幅のパルス幅を発生させる単安定マルチバイブレー
    タと、前記フリップフロップ回路の出力を入力としこれ
    と所定時間幅との長短関係を判定するパルス幅判定回路
    と、前記受信パルス信号及び前記単安定マルチバイブレ
    ータの出力を入力とし前記パルス幅判定回路の判定出力
    に応じて一方を出力する切替回路と、前記切替回路の出
    力に接続された遅延回路と、前記遅延回路の出力に応じ
    て前記切替回路の出力を開閉するスイッチと、前記スイ
    ッチの出力に基づき前記受信パルス信号のパルスを検出
    する信号処理回路とを有することを特徴とするパルス
    回路。
  2. 【請求項2】 受信パルス信号中の2個のパルス信号を
    基に間隔が前記2個のパルス間隔となるパルス信号を発
    生するフリップフロップ回路と、前記フリップフロップ
    回路の出力を入力としその後端から一定幅のパルス幅を
    発生させる単安定マルチバイブレータと、前記フリップ
    フロップ回路の出力を入力とし所定時間幅に対する大小
    を判定するパルス幅判定回路と、前記受信パルス信号及
    び前記単安定マルチバイブレータの出力を入力とし前記
    パルス幅判定回路の判定出力に応じて一方を出力する切
    替回路と、前記切替回路の出力に接続されたスイッチ及
    び遅延回路とから成り前記遅延回路の出力に応じて前記
    スイッチの開閉を制御するコード判定回路と、前記コー
    ド判定回路のスイッチ出力のタイミングで前記受信パル
    ス信のパルスを検出する信号処理回路とを有することを
    特徴とするパルス検出回路。
  3. 【請求項3】 前記信号処理回路は受信パルス信号を直
    流に変換するもので、前記スイッチの出力により抽出さ
    れた前記受信パルス信号を前記信号処理回路で直流に変
    換することを特徴とする請求項1又は2記載のパルス
    回路。
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