JP2913583B2 - Al膜形成材料及びAl膜形成方法 - Google Patents

Al膜形成材料及びAl膜形成方法

Info

Publication number
JP2913583B2
JP2913583B2 JP25111196A JP25111196A JP2913583B2 JP 2913583 B2 JP2913583 B2 JP 2913583B2 JP 25111196 A JP25111196 A JP 25111196A JP 25111196 A JP25111196 A JP 25111196A JP 2913583 B2 JP2913583 B2 JP 2913583B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
viscosity
forming
forming material
nitrogen compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP25111196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1096079A (ja
Inventor
英明 町田
政和 中川
弘 須藤
康 吉澤
信一朗 林
志穂 田畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TORI KEMIKARU KENKYUSHO KK
Original Assignee
TORI KEMIKARU KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TORI KEMIKARU KENKYUSHO KK filed Critical TORI KEMIKARU KENKYUSHO KK
Priority to JP25111196A priority Critical patent/JP2913583B2/ja
Publication of JPH1096079A publication Critical patent/JPH1096079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2913583B2 publication Critical patent/JP2913583B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Al膜形成材料及
びAl膜形成方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ジメチルアルミニウム
ハイドライド〔(CH3 2 AlH〕は、気相中におい
て200℃前後の低温で分解する為、CVD(ケミカル
ベーパーデポジション)によりAl膜の形成に用いられ
る。すなわち、低温で分解することから、炭素混入が少
ない高品質なAl膜が得られる。例えば、高温熱処理に
弱いLSIのAl配線の成膜に利用される。
【0003】しかし、ジメチルアルミニウムハイドライ
ドの利用にも問題が有る。すなわち、市販されているジ
メチルアルミニウムハイドライドは粘度が高く、この為
効率の良い輸送が出来ない。例えば、バブリング法によ
り気相化する時、図3に示す如くになり、液体(ジメチ
ルアルミニウムハイドライド)中で泡の発生は起きず、
キャリアーガスの通り道が出来てしまい、安定したジメ
チルアルミニウムハイドライドの輸送が出来ない。従っ
て、ジメチルアルミニウムハイドライドの分解による均
一で高品質なAl膜が得られない。
【0004】尚、ジメチルアルミニウムハイドライド液
の粘度を低下させる為、温度を高く保持することが考え
られたが、これは予想に反して粘度上昇を引き起こして
しまった。又、温度を高くすると、輸送中に分解が始ま
り、均一で高品質なAl膜が得られない。従って、本発
明が解決しようとする課題は、均一で高品質なAl膜が
得られる技術を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、25℃に
おける粘度が1〜2000cPのジメチルアルミニウム
ハイドライドからなることを特徴とするAl膜形成材料
によって解決される。又、前記の課題は、ジメチルアル
ミニウムハイドライドと求核性の窒素化合物とを含み
25℃における粘度が1〜2000cPであることを特
徴とするAl膜形成材料によって解決される。
【0006】特に、ジメチルアルミニウムハイドライド
と求核性の窒素化合物とを含み、ジメチルアルミニウム
ハイドライド100モルに対して求核性の窒素化合物が
0.001〜500モルの割合であり、25℃における
粘度が1〜2000cPであることを特徴とするAl膜
形成材料によって解決される。上記求核性の窒素化合物
は、N元素と、C,H,Siの元素群の中から選ばれる
一つ以上の元素とから構成されるものであって、分子量
が59〜200の有機化合物(但し、NH基やNH2
を持たない)である。特に、アルキルアミン(トリアル
キルアミン)である。例えば、トリメチルアミン、ジメ
チルイソプロピルアミン、ジメチルノルマルブチルアミ
ン、ジメチルノルマルヘキシルアミン、ジエチルメチル
アミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、トリノルマルプロピルアミン、ジノルマルブチルメ
チルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、
N,N−ジメチルシクロヘキサンメチルアミン、N,N
−ジエチルシクロヘキシルアミン、1−メチルピロリジ
ン、1−ブチルピロリジン、1−メチルピペリジン、1
−エチルピペリジン、1,4−ジメチルピペラジン、1
−メチルピロール、1,2,5−トリメチルピロール、
1,3,5−トリメチルヘキサヒドロ−1,3,5−ト
リアジン、N,N,N’,N’−テトラメチルジアミノ
メタン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジ
アミン、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,3−
プロパンジアミンがある。
【0007】又、前記の課題は、ジメチルアルミニウム
ハイドライドとトリアルキルアルミニウムとを含み、2
5℃における粘度が1〜2000cPであることを特徴
とするAl膜形成材料によって解決される。特に、ジメ
チルアルミニウムハイドライドとトリアルキルアルミニ
ウムとを含み、ジメチルアルミニウムハイドライド10
0モルに対してトリアルキルアルミニウムが5〜300
モルの割合であり、25℃における粘度が1〜2000
cPであることを特徴とするAl膜形成材料によって解
決される。
【0008】上記トリアルキルアルミニウムは次の一般
式〔I〕で表される。 一般式〔I〕 R1 2 3 Al (但し、R1 ,R2 ,R3 は炭素数1〜5のアルキル
基) 尚、上記Al膜形成材料は、25℃における粘度が10
〜1000cPであるものが好ましい。
【0009】又、前記の課題は、上記Al膜形成材料を
輸送し、加熱して分解させ、基板上にAl膜を形成する
ことを特徴とするAl膜形成方法によって解決される。
特に、上記Al膜形成材料を気化輸送し、加熱して分解
させ、基板上にAl膜を形成することを特徴とするAl
膜形成方法によって解決される。そして、上記のAl膜
形成材料は、粘度が低い為に輸送効率に優れており、気
相化が容易であり、従って均一で高品質なAl膜が得ら
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のAl膜形成材料は、25
℃における粘度が1〜2000cPのジメチルアルミニ
ウムハイドライドからなる。又、本発明のAl膜形成材
料は、25℃における粘度が1〜2000cPであり、
ジメチルアルミニウムハイドライドと求核性の窒素化合
物とを含むものである。特に、25℃における粘度が1
〜2000cPであり、ジメチルアルミニウムハイドラ
イドと求核性の窒素化合物とを含み、ジメチルアルミニ
ウムハイドライド100モルに対して求核性の窒素化合
物が0.001〜500モルの割合である。求核性の窒
素化合物は、例えばN元素と、C,H,Siの元素群の
中から選ばれる一つ以上の元素とから構成されるもので
あって、分子量が59〜200の有機化合物(但し、N
H基やNH2 基を持たない)である。特に、アルキルア
ミン(トリアルキルアミン)である。例えば、トリメチ
ルアミン、ジメチルイソプロピルアミン、ジメチルノル
マルブチルアミン、ジメチルノルマルヘキシルアミン、
ジエチルメチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン、トリノルマルプロピルアミン、ジノ
ルマルブチルメチルアミン、N,N−ジメチルシクロヘ
キシルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキサンメチル
アミン、N,N−ジエチルシクロヘキシルアミン、1−
メチルピロリジン、1−ブチルピロリジン、1−メチル
ピペリジン、1−エチルピペリジン、1,4−ジメチル
ピペラジン、1−メチルピロール、1,2,5−トリメ
チルピロール、1,3,5−トリメチルヘキサヒドロ−
1,3,5−トリアジン、N,N,N’,N’−テトラ
メチルジアミノメタン、N,N,N’,N’−テトラメ
チルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメ
チル−1,3−プロパンジアミンである。
【0011】又、本発明のAl膜形成材料は、25℃に
おける粘度が1〜2000cPであり、ジメチルアルミ
ニウムハイドライドとトリアルキルアルミニウムとを含
むものである。特に、25℃における粘度が1〜200
0cPであり、ジメチルアルミニウムハイドライドとト
リアルキルアルミニウムとを含み、ジメチルアルミニウ
ムハイドライド100モルに対してトリアルキルアルミ
ニウムが5〜300モルの割合である。トリアルキルア
ルミニウムは、例えば次の一般式〔I〕で表される。
【0012】一般式〔I〕 R1 2 3 Al (但し、R1 ,R2 ,R3 は炭素数1〜5のアルキル
基) 尚、上記Al膜形成材料は、25℃における粘度が10
〜1000cPであるものが好ましい。
【0013】又、本発明のAl膜形成方法は、上記Al
膜形成材料を輸送し、加熱して分解させ、基板上にAl
膜を形成するものである。特に、上記Al膜形成材料を
気化輸送し、加熱して分解させ、基板上にAl膜を形成
するものである。例えば、上記Al膜形成材料を用いた
CVD法によって基板上にAl膜を形成するものであ
る。
【0014】以下、詳細に説明する。現在、CVDに用
いられているジメチルアルミニウムハイドライドは、例
えば25℃における粘度が5000cP以上と言った高
粘度なものである。このような高粘度のジメチルアルミ
ニウムハイドライドが、何故、用いられているかの検討
を行った。
【0015】その結果は、低粘度のジメチルアルミニウ
ムハイドライドが提供されていなかったことによること
が判った。しかも、単に、高粘度と言うのみでなく、同
一条件で測定したにもかかわらず、購入したジメチルア
ルミニウムハイドライドのサンプルの相違により粘度も
相違していることが判明した。この粘度の相違は、ジメ
チルアルミニウムハイドライドの純度の相違にしては差
が有り過ぎた。従って、純度の問題ではないと思いなが
らも、 1H−NMRによって分析した処、(CH3 2
AlHで表されるジメチルアルミニウムハイドライドの
みであった。
【0016】この粘度の相違についての検討が鋭意押し
進められて行くうちに、(CH3 2 AlHで表される
ジメチルアルミニウムハイドライドには会合度の違いが
有り、この会合度に起因して粘度が相違しているのでは
ないかと考えられるようになった。因みに、高粘度品と
低粘度品をラマンスペクトル分析に提供した処、高粘度
品は低粘度品の10倍の会合度が有ることが判明した。
そして、低粘度品と高粘度品との間の変化は不可逆的な
ものであろうと推定された。なぜならば、一度、ジメチ
ルアルミニウムハイドライド液の粘度が高くなると、低
いものとならなかったからである。
【0017】そこで、粘度が高くならないものとするに
は如何にすれば良いかの検討に入った。その結果、ジメ
チルアルミニウムハイドライドの製造条件、特に加熱温
度に注意する必要のあることが判った。又、保存条件、
特に保存温度などにも注意する必要のあることが判っ
た。
【0018】例えば、ジメチルアルミニウムハイドライ
ドは、LiAlH4 と(CH3 3Alとをヘキサン中
で混合・攪拌・加熱環流し、上澄液を濃縮し、そして油
状の残渣を蒸留することによって得られるのであるが、
蒸留時の加熱還流を80℃,16時間のような条件下で
行うと、得られたジメチルアルミニウムハイドライドは
25℃における粘度が5000cP以上となっていた。
【0019】しかし、蒸留時の加熱還流を60℃,8時
間以内のような条件下で行うと、得られたジメチルアル
ミニウムハイドライドは25℃における粘度が2000
cP以下のものであった。そして、このようにして得ら
れた粘度が2000cP以下のジメチルアルミニウムハ
イドライド液に対して、図1に示すようなバブリングに
より気化輸送し、加熱分解させて基板上にAl膜を成膜
した。
【0020】その結果は、輸送効率が良く、得られたA
l膜は、均一で、高品質なものであった。尚、25℃に
おける粘度が2000cP以下のジメチルアルミニウム
ハイドライドが得られても、保存中に温度が高くなった
りすると、これによって粘度が上昇したことから、低温
での保存が必要である。つまり、後述の図2から判る通
り、低温での保存が必要である。
【0021】
【実施例1】LiAlH4 を314g(8.1モル)と
(CH3 3 Alを243g(3.6モル)とをヘキサ
ン中で混合・攪拌し、80℃で8時間加熱環流し、上澄
液を濃縮し、そして油状の残渣を65℃で蒸留し、無色
透明なジメチルアルミニウムハイドライドを110g得
た。
【0022】このジメチルアルミニウムハイドライドの
Hのケミカルシフト(δ)を 1H−NMR(C6 6
によって調べた処、δは−0.7〜−0.1(s,6
H),2.6〜3.1(s,1H)であった。又、この
ジメチルアルミニウムハイドライドの25℃における粘
度は280cPであった。
【0023】そして、このものを40℃,50℃,80
℃で加熱した処、25℃における粘度は図2に示す結果
であった。尚、加熱して、一度、高粘度になったもの
を、冷却しても、これは低粘度なものにはならなかっ
た。又、不活性な有機溶媒(ヘキサン)に溶解後、溶媒
を留去しても、低粘度なものにはならなかった。又、高
粘度になったものを気化後、凝集しても、低粘度なもの
にはならなかった。
【0024】この25℃における粘度が280cPのも
のをバブリングにより気化輸送し、250℃で加熱分解
させて基板上にAl膜を成膜した。尚、バブリングは図
1に示すものであり、図3に示した場合とは異なり、泡
の発生が起きていた。そして、その結果は、輸送効率が
良く、得られたAl膜は、均一で、高品質なものであっ
た。
【0025】
【実施例2】25℃における粘度が4000cPのジメ
チルアルミニウムハイドライド10gと25℃における
粘度が280cPのジメチルアルミニウムハイドライド
1gとを混合した。このものは、25℃における粘度が
800cPであった。
【0026】この25℃における粘度が800cPのも
のをバブリングにより気化輸送し、250℃で加熱分解
させて基板上にAl膜を成膜した。尚、バブリングは図
1に示すものであり、図3に示した場合とは異なり、泡
の発生が起きていた。そして、その結果は、輸送効率が
良く、得られたAl膜は、均一で、高品質なものであっ
た。
【0027】
【実施例3】25℃における粘度が4000cPのジメ
チルアルミニウムハイドライド10gと25℃における
粘度が280cPのジメチルアルミニウムハイドライド
2.5gとを混合した。このものは、25℃における粘
度が400cPであった。
【0028】この25℃における粘度が400cPのも
のをバブリングにより気化輸送し、250℃で加熱分解
させて基板上にAl膜を成膜した。尚、バブリングは図
1に示すものであり、図3に示した場合とは異なり、泡
の発生が起きていた。そして、その結果は、輸送効率が
良く、得られたAl膜は、均一で、高品質なものであっ
た。
【0029】
【実施例4】25℃における粘度が4000cPのジメ
チルアルミニウムハイドライド10gと25℃における
粘度が280cPのジメチルアルミニウムハイドライド
4.3gとを混合した。このものは、25℃における粘
度が330cPであった。
【0030】この25℃における粘度が330cPのも
のをバブリングにより気化輸送し、250℃で加熱分解
させて基板上にAl膜を成膜した。尚、バブリングは図
1に示すものであり、図3に示した場合とは異なり、泡
の発生が起きていた。そして、その結果は、輸送効率が
良く、得られたAl膜は、均一で、高品質なものであっ
た。
【0031】
【実施例5】25℃における粘度が10000cPのジ
メチルアルミニウムハイドライド100モルとトリエチ
ルアミン5モルとを混合した。このものは、25℃にお
ける粘度が50cP以下であった。そして、これをバブ
リングにより気化輸送し、250℃で加熱分解させて基
板上にAl膜を成膜した。尚、バブリングは図1に示す
ものであり、図3に示した場合とは異なり、泡の発生が
起きていた。
【0032】そして、その結果は、輸送効率が良く、得
られたAl膜は、均一で、高品質なものであった。
【0033】
【実施例6】25℃における粘度が10000cPのジ
メチルアルミニウムハイドライド100モルとジエチル
メチルアミン1モルとを混合した。このものは、25℃
における粘度が50cP以下であった。そして、これを
バブリングにより気化輸送し、250℃で加熱分解させ
て基板上にAl膜を成膜した。尚、バブリングは図1に
示すものであり、図3に示した場合とは異なり、泡の発
生が起きていた。
【0034】そして、その結果は、輸送効率が良く、得
られたAl膜は、均一で、高品質なものであった。
【0035】
【実施例7】25℃における粘度が10000cPのジ
メチルアルミニウムハイドライド100モルとジメチル
イソプロピルアミン10モルとを混合した。このもの
は、25℃における粘度が50cP以下であった。そし
て、これをバブリングにより気化輸送し、250℃で加
熱分解させて基板上にAl膜を成膜した。尚、バブリン
グは図1に示すものであり、図3に示した場合とは異な
り、泡の発生が起きていた。
【0036】そして、その結果は、輸送効率が良く、得
られたAl膜は、均一で、高品質なものであった。
【0037】
【実施例8】25℃における粘度が10000cPのジ
メチルアルミニウムハイドライド1モルとトリメチルア
ルミニウム1モルとを混合した。このものは、25℃に
おける粘度が100cPであった。尚、このものを、7
0℃で240分加熱したが、粘度上昇はなかった。
【0038】そして、これをバブリングにより気化輸送
し、250℃で加熱分解させて基板上にAl膜を成膜し
た。尚、バブリングは図1に示すものであり、図3に示
した場合とは異なり、泡の発生が起きていた。そして、
その結果は、輸送効率が良く、得られたAl膜は、均一
で、高品質なものであった。
【0039】
【実施例9】25℃における粘度が10000cPのジ
メチルアルミニウムハイドライド100モルとトリメチ
ルアルミニウム5モルとを混合した。このものは、25
℃における粘度が50cPより低かった。尚、このもの
を、70℃で240分加熱したが、粘度上昇はなかっ
た。
【0040】そして、これをバブリングにより気化輸送
し、250℃で加熱分解させて基板上にAl膜を成膜し
た。尚、バブリングは図1に示すものであり、図3に示
した場合とは異なり、泡の発生が起きていた。そして、
その結果は、輸送効率が良く、得られたAl膜は、均一
で、高品質なものであった。
【0041】
【効果】輸送効率が良く、得られたAl膜は、均一で、
高品質なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】バブリングの説明図
【図2】粘度のグラフ
【図3】バブリングの説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉澤 康 山梨県北都留郡上野原町上野原8154− 217 株式会社トリケミカル研究所内 (72)発明者 林 信一朗 山梨県北都留郡上野原町上野原8154− 217 株式会社トリケミカル研究所内 (72)発明者 田畑 志穂 山梨県北都留郡上野原町上野原8154− 217 株式会社トリケミカル研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23C 16/00 - 16/56

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 25℃における粘度が1〜2000cP
    のジメチルアルミニウムハイドライドからなることを特
    徴とするAl膜形成材料。
  2. 【請求項2】 ジメチルアルミニウムハイドライドと求
    核性の窒素化合物とを含み、25℃における粘度が1〜
    2000cPであることを特徴とするAl膜形成材料。
  3. 【請求項3】 ジメチルアルミニウムハイドライドと求
    核性の窒素化合物とを含み、ジメチルアルミニウムハイ
    ドライド100モルに対して求核性の窒素化合物が0.
    001〜500モルの割合であり、25℃における粘度
    が1〜2000cPであることを特徴とするAl膜形成
    材料。
  4. 【請求項4】 求核性の窒素化合物がアルキルアミンで
    あることを特徴とする請求項2又は請求項3のAl膜形
    成材料。
  5. 【請求項5】 求核性の窒素化合物が、トリメチルアミ
    ン、ジメチルイソプロピルアミン、ジメチルノルマルブ
    チルアミン、ジメチルノルマルヘキシルアミン、ジエチ
    ルメチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエ
    チルアミン、トリノルマルプロピルアミン、ジノルマル
    ブチルメチルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシル
    アミン、N,N−ジメチルシクロヘキサンメチルアミ
    ン、N,N−ジエチルシクロヘキシルアミン、1−メチ
    ルピロリジン、1−ブチルピロリジン、1−メチルピペ
    リジン、1−エチルピペリジン、1,4−ジメチルピペ
    ラジン、1−メチルピロール、1,2,5−トリメチル
    ピロール、1,3,5−トリメチルヘキサヒドロ−1,
    3,5−トリアジン、N,N,N’,N’−テトラメチ
    ルジアミノメタン、N,N,N’,N’−テトラメチル
    エチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチル
    −1,3−プロパンジアミンの群の中から選ばれる少な
    くとも一つであることを特徴とする請求項2又は請求項
    3のAl膜形成材料。
  6. 【請求項6】 ジメチルアルミニウムハイドライドとト
    リアルキルアルミニウムとを含み、25℃における粘度
    が1〜2000cPであることを特徴とするAl膜形成
    材料。
  7. 【請求項7】 ジメチルアルミニウムハイドライドとト
    リアルキルアルミニウムとを含み、ジメチルアルミニウ
    ムハイドライド100モルに対してトリアルキルアルミ
    ニウムが5〜300モルの割合であり、25℃における
    粘度が1〜2000cPであることを特徴とするAl膜
    形成材料。
  8. 【請求項8】 トリアルキルアルミニウムが一般式
    〔I〕で表されるものであることを特徴とする請求項
    又は請求項のAl膜形成材料。 一般式〔I〕 R1 2 3 Al (但し、R1 ,R2 ,R3 は炭素数1〜5のアルキル
    基)
  9. 【請求項9】 25℃における粘度が10〜1000c
    Pであることを特徴とする請求項1〜請求項いずれか
    のAl膜形成材料。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項いずれかのAl膜
    形成材料を輸送し、加熱して分解させ、基板上にAl膜
    を形成することを特徴とするAl膜形成方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項いずれかのAl膜
    形成材料を気化輸送し、加熱して分解させ、基板上にA
    l膜を形成することを特徴とするAl膜形成方法。
JP25111196A 1996-09-24 1996-09-24 Al膜形成材料及びAl膜形成方法 Expired - Lifetime JP2913583B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25111196A JP2913583B2 (ja) 1996-09-24 1996-09-24 Al膜形成材料及びAl膜形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25111196A JP2913583B2 (ja) 1996-09-24 1996-09-24 Al膜形成材料及びAl膜形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1096079A JPH1096079A (ja) 1998-04-14
JP2913583B2 true JP2913583B2 (ja) 1999-06-28

Family

ID=17217823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25111196A Expired - Lifetime JP2913583B2 (ja) 1996-09-24 1996-09-24 Al膜形成材料及びAl膜形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2913583B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100289945B1 (ko) * 1998-09-15 2001-09-17 신현국 알루미늄박막의화학증착용전구체화합물및이의제조방법
JP3817201B2 (ja) * 2002-04-19 2006-09-06 Jsr株式会社 導電性膜形成用組成物、導電性膜およびその形成法
JP2016113365A (ja) * 2013-03-29 2016-06-23 三井化学株式会社 ジメチルアルミニウムハイドライドの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1096079A (ja) 1998-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7348445B2 (en) Organoaluminum precursor compounds
KR101367827B1 (ko) 하프늄계 화합물, 하프늄계 박막형성재료 및 하프늄계박막형성방법
EP1921061B1 (en) Metal-containing compound, process for producing the same and method of forming a metal-containing thin film
CN107864649B (zh) 经由卤化物交换反应制备含Si-H碘代硅烷
US20060193984A1 (en) Organoaluminum precursor compounds
KR101304801B1 (ko) 펜타키스(디메틸아미노) 디실란 전구체 포함 화합물 및 그의 제조 방법
JP2015015465A (ja) アザ−ポリシラン前駆体、及びそれを含む膜の堆積方法
JP2001524601A (ja) けい素・窒素ベースフィルムおよびその製作方法
JP5706755B2 (ja) ヒドロシラン誘導体、その製造方法、ケイ素含有薄膜の製造法
KR20130087445A (ko) 알콕시아미노실란 화합물 및 이의 응용품
KR101202313B1 (ko) 제 2족 금속 옥사이드 막을 증착시키기 위한 제 2족 금속 전구체
JP2006516031A (ja) タンタル系材料の蒸着のための化学蒸着前駆体
JP2020502044A (ja) シクロペンタジエニル配位子を含む金属錯体
WO2000023635A1 (en) Liquid compounds for formation of materials containing alkaline earth metals
JP2913583B2 (ja) Al膜形成材料及びAl膜形成方法
US7238821B2 (en) Method for large scale production of organometallic compounds
KR100246155B1 (ko) 알루미늄 화학 증착법을 위한 새로운 아마이도 알란 전구체
JP5096016B2 (ja) タンタル化合物とその製造方法、及びそれを原料とするタンタル含有薄膜とその形成方法
WO2000067300A1 (en) Liquid precursors for formation of materials containing alkali metals
US11117807B2 (en) Method of making aluminum-free neopentasilane
US10787738B2 (en) Process for the generation of thin inorganic films
US6994800B1 (en) Liquid precursors for formation of materials containing alkali metals
Wade et al. Tris (dialkylamino) aluminums: Syntheses, characterization, volatility comparison and atomic layer deposition of alumina thin films
Hodgson et al. Synthesis and reactivity of amidoaluminum hydride compounds as potential precursors to AlN
JPH05125081A (ja) 有機金属化合物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term