JP2913153B2 - 燻蒸装置及び該燻蒸装置用燻蒸剤保持具 - Google Patents

燻蒸装置及び該燻蒸装置用燻蒸剤保持具

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JP2913153B2 JP2194996A JP2194996A JP2913153B2 JP 2913153 B2 JP2913153 B2 JP 2913153B2 JP 2194996 A JP2194996 A JP 2194996A JP 2194996 A JP2194996 A JP 2194996A JP 2913153 B2 JP2913153 B2 JP 2913153B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燻蒸装置に関し、
特に燻蒸剤を燃焼して燻蒸煙を発生させる燻蒸装置、及
びこの燻蒸装置に好適な燻蒸剤保持具に係る。
【0002】
【従来の技術】従来から、灸用もぐさ等の燻蒸材料を燃
焼し、燻蒸煙を人体に接触させることにより、健康の維
持、増進を図ることが行なわれており、近時においては
美容上の効果が注目されている。また、このような燻蒸
煙を発生させる種々の燻蒸剤が市販されており、その形
状も、塊状、棒状等種々のものがあるが、棒状の燻蒸剤
が扱い易いため、普及しつつある。
【0003】また、例えば実願平4−13388号の出
願(実開平6−15633号)においては、着火したも
ぐさを直接人体に接触させることなく、その温煙によっ
てもぐさの温灸効果を確保すべく、もぐさを燃焼容器内
で燃焼し、送風器によって管体を介してフード内に送風
し、このフード内に挿入した身体の一部に対し温煙浴を
施す温灸器も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記棒状の
燻蒸剤を用いる場合には、一般的な容器に入れて燃焼さ
せるのみであるので、着火後の取扱いが困難である。単
に途中で消えるというだけであれば問題ないが、容器か
ら離脱すると火災の原因となるおそれがある。しかも、
同時に燻蒸剤燃焼時の温熱効果も期待されることから、
燻蒸剤と身体との間を適切な距離に維持することが望ま
れる。この結果両者間が近接することになり、燃焼中の
燻蒸剤が不注意で直接身体に接触するおそれが生ずる。
【0005】一方、上記の出願に係る温灸器において
は、温煙を付与する部分から離れた場所でもぐさを燃焼
させるものであるので、燻蒸煙による効果が低下するだ
けでなく、燃焼容器のほか、送風器、管体等種々の装置
が必要であるので大がかりとなり、操作も煩雑である。
【0006】そこで、本発明は、安全且つ効果的に燻蒸
剤を燃焼し燻蒸煙を発生させると共に、簡単な操作で確
実に消火し得る燻蒸装置を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、上記燻蒸装置に好適な燻
蒸剤を保持するための燻蒸剤保持具を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、請求項1として、台座上に載置した容器
内に燻蒸剤を収容し、該燻蒸剤を燃焼して燻蒸煙を発生
させる燻蒸装置において、頂面に開口部を有し底面に吸
気孔を有する第1の容器と、該第1の容器の開口部に装
着し頂面に排気孔を有する第1の蓋体と、該第1の蓋体
の排気孔を開閉する第2の蓋体と、頂面に開口部を有し
底面に前記第1の容器を載置して収容する第2の容器
と、該第2の容器を前記台座に対し昇降駆動する昇降装
置と、該昇降装置による昇降駆動に連動して、前記第1
の容器を前記第2の容器に対し昇降駆動すると共に前記
第2の蓋体を開閉駆動する開閉装置とを備えることとし
たものである。
【0009】而して、昇降装置を駆動することにより台
座に対し第2の容器を上昇させて所定の位置に保持す
る。この間の昇降装置による第2の容器の上昇作動に連
動して開閉装置が駆動され、第1の容器が第2の容器に
対し上昇して両者間に間隙が形成されると共に、第2の
蓋体が開放する。これにより、第1の容器の底面の吸気
孔が第2の容器内に連通し、吸気孔を介して大気が第1
の容器内に導入されるので、第1の容器内に燻蒸剤を収
容し、あるいは予め収容しておき、これに着火すれば吸
気孔から大気が導入されて燻蒸剤が燃焼する。このとき
発生する燻蒸煙は開放状態の排気孔を介して上方に放出
される。そして、燻蒸煙の放出を中止または終了する場
合には昇降装置を駆動し第2の容器を台座方向に下降さ
せれば、排気孔が第2の蓋体によって閉塞されると共
に、第1の容器の底面が第2の容器の底面に当接し吸気
孔が閉塞される。このため、第1の容器内は吸気孔及び
排気孔を除き閉空間となり、燻蒸剤に対する空気の供給
が遮断されることになるので、燃焼中の燻蒸剤は確実に
消火される。しかも、第1の容器外ひいては第2の容器
外の空間との連通が遮断されるので、中止時及び終了時
には燻蒸剤に身体が接触するおそれはない。
【0010】前記燻蒸装置は、請求項2に記載のよう
に、前記第1の蓋体、前記第1の容器及び前記第2の容
器を夫々着脱自在に配置すると共に、前記昇降装置及び
前記開閉装置を前記第1の蓋体、前記第1の容器及び前
記第2の容器に対し、相互に係合離脱可能に連結すると
よい。
【0011】尚、請求項3に記載の燻蒸剤用保持具を用
いたものにおいては、棒状の燻蒸剤を支持台の各溝と板
ばねの各押圧片との間に保持し、先端に着火すると燃焼
を開始し、燻蒸煙が発生する。従って、着火前に燻蒸剤
の先端を目盛線に合わせておけば、支持台と板ばねとの
間に保持された部分で燃焼が停止するので、予め設定し
た所定の時間燻蒸煙を発生させた後、確実に消火するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の燻蒸装置の実施形
態を図面を参照して説明する。図2及び図3は本発明の
一実施形態に係る燻蒸装置1を椅子2に取り付けたもの
である。椅子2は一般的な形状であるが、座部3の略中
央部に矩形の穴3aが形成されており、その下方に台座
4が座部3と略平行に設けられている。そして、穴3a
の直下の台座4上に燻蒸装置1の本体部が配置されてい
る。
【0013】燻蒸装置1は後述する開閉装置60を有
し、これを介して昇降装置50に連結されている。昇降
装置50は操作レバー51によって手動操作可能に構成
されており、着座した状態で操作レバー51を前方に押
したときに燻蒸装置1の本体部が上昇して穴3aに近接
し、操作レバー51を手前に引いたときに燻蒸装置1の
本体部が下降して台座4に当接するように構成されてい
る。尚、図2は燻蒸装置1の本体部が上昇位置にある状
態を示し、図3は下降位置の状態を示す。また、図2の
二点鎖線は、燻蒸装置1の本体部が下降位置にあるとき
の操作レバー51の状態を示す。
【0014】図1並びに図4乃至図7は、上記燻蒸装置
1の本体部の構造を示すもので、本発明にいう第1の容
器たるロアケース11及び第1の蓋体たるアッパケース
12が何れも耐火性材料で形成されており、第2の容器
たる例えば金属製のアウタケース20内に収容されてい
る。ロアケース11は、図1及び図7に示すように頂面
に開口部11aを有し、底面に複数の吸気孔13が形成
されている。一方、アッパケース12はロアケース11
の開口部11a上に載置されるもので、両ケース間に閉
空間が形成される。本実施形態のアッパケース12は耐
火性材料で形成されているが、温熱効果を増大すべく、
遠赤外線を発する材料を用いることが望ましい。アウタ
ケース20の底面には例えば四本の脚部(代表して22
で表す)が設けられており、脚部22を介して台座4に
載置されている。従って、仮にアウタケース20が加熱
されても台座4への熱伝達が阻止される。
【0015】また、アッパケース12の頂部には例えば
平面視矩形の排気孔14が形成されており、この排気孔
14を閉塞し得るカバー15がアッパケース12に開閉
可能に支持されている。即ち、本発明にいう第2の蓋体
たるカバー15が排気孔14を閉塞するように配置さ
れ、一辺を軸に揺動可能にヒンジ16及びサポート17
を介してアッパケース12に固定されている。ヒンジ1
6はカバー15と一体的に形成され、図7に示すように
側面視L字形を呈し、一端部がサポート17にシャフト
18を介して回動自在に軸支されており、サポート17
はアッパケース12の上面に固定されている。また、図
7に示すように、ヒンジ16の屈曲部の下方には凹部1
6aが形成されており、この凹部16aに後述するシャ
フト63が係合する。
【0016】図1乃至図4に示すように、昇降装置50
は操作レバー51に一端が係合し、中間部で軸支された
レバー52を有し、レバー52の他端がスライダ53に
連結されている。操作レバー51は図2に示すように略
L字形に屈曲形成されており、その屈曲部で軸51sを
中心に揺動自在に支持されている。また、レバー52は
その中間部で軸52sを中心に揺動自在に支持されてい
る。レバー51の一端側は、椅子2の座部3近傍にて、
保持部材51pによって所定の揺動角度毎に複数の位置
で選択的に保持されるように構成され、他端側はレバー
52の一端の上部に係合するように配置されている。而
して、レバー51の先端部を操作すると、レバー51の
軸51sを中心とする揺動に応じてレバー52の一端側
が上下動する。これにより、レバー52の他端側が上下
動し、これに応じてスライダ53が上下動する。
【0017】スライダ53は、台座4に略垂直に固定さ
れたサポート54の中空部54a内に摺動自在に収容さ
れている。サポート54にはロッド55が中心軸上を摺
動自在に支持されている。ロッド55の上端は高さ調整
用の調整プレート56に固定され、ロッド55の下端は
スライダ53に当接支持されているので、サポート54
内のスライダ53の上下動に応じてロッド55が上下動
する。
【0018】スライダ53にはサポート54の軸に対し
て直交する方向にピン53pが植設されており、このピ
ン53pが、レバー52の先端に形成された案内溝52
gに嵌合するように配置されている。尚、サポート54
にはピン53pの案内溝54gが軸方向に形成されてい
る。而して、図1に示すレバー52の先端部が上方に移
動すると、スライダ53がサポート54内を上方に移動
し、ロッド55が上方に駆動され、これに固定された調
整プレート56が上昇する。逆に、レバー52の先端が
下方に移動すると、スライダ53と共にロッド55が下
方に移動し、調整プレート56が下降する。
【0019】調整プレート56は、平面視矩形の板体
で、図1及び図5に示すように一端に切欠56aが形成
されると共に、長手方向の両端近傍に夫々一対の取付孔
56bが形成されており、略中央の下部にロッド55が
接合されている。調整プレート56は、その上面にアウ
タケース20の中央下部が位置するように配置されてい
る。また、調整プレート56の切欠56aに嵌合するよ
うに、案内ロッド57が台座4に固定されている。
【0020】一方、アウタケース20の長手方向側面の
中央部には、図1及び図7に示すように上端から所定距
離離隔する範囲で切欠部21が形成されており、この切
欠部21に支持プレート61が摺動自在に支持されてい
る。支持プレート61は図8乃至図10に示すように、
平板が側面視L字状に屈曲された弾性金属板で、一端に
係止片61aが突出形成されると共に、他端にも一対の
係止片61bが形成されている。そして、一端の両側面
には夫々切欠61cが形成されており、支持プレート6
1は切欠61cがアウタケース20の切欠部21の内側
に嵌合するように配置される。また、一対の係止片61
bは調整プレート56の一対の取付孔56bに夫々嵌合
するように配置される。
【0021】尚、支持プレート61の弾性力が大である
場合には、後述する支持プレート62との係合、離脱が
可能であれば、螺着、溶接等によって調整プレート56
に固定することとしてもよい。このように調整プレート
56に支持プレート61を固定することとした場合には
切欠61cは不要である。また、支持プレート61の係
止片61a側には支持プレート62を介してロアケース
11が吊下されるように構成されている。
【0022】支持プレート62は図11に示すような平
面視略矩形の平板で、その一端側に一対の係合孔62a
が形成され、他端側に一対の長穴62bが形成されてい
る。更に、一対の係合孔62aの間には案内溝62cが
形成されている。一方、ロアケース11の外側面には図
1に示すように一対の段付ピン62dが固定されてお
り、これらの段付ピン62dが長穴62bに嵌合し、支
持プレート62が一定限度内で上下方向に摺動可能に支
持されると共に、その係合孔62aに支持プレート61
の係止片61aが挿入されて係止される。そして、案内
溝62cにはシャフト63の両端が嵌合され、図1及び
図7に示す形態となる。
【0023】前述のように、ヒンジ16の下部に位置す
るようにシャフト63が配置され、その両端は支持プレ
ート62の案内溝62cに嵌合されているので、アッパ
ケース12を上方に持ち上げればロアケース11から離
脱し、シャフト63と共に取り外すことができる。而し
て、ロアケース11内に後述するホルダ80を収容し、
ロアケース11の底面の略中央に配置することができ、
ロアケース11内を清掃することもできる。尚、シャフ
ト63の両端には案内溝62cからの脱落防止のため拡
大径部63aが形成されている。
【0024】ホルダ80は棒状の燻蒸剤8を保持するも
ので、図12乃至図14に示すように構成されている。
ホルダ80は、基板を構成する略矩形のプレート81上
に支持台82が配置され、この支持台82に五本の溝
(代表して82aで表す)が平行に形成されている。プ
レート81にはブロック83を介して櫛歯状の板ばね8
4が固定されており、板ばね84の各押圧片85の先端
部が溝82aの各々に嵌合するように配置されている。
また、プレート81上には、例えば二本の突条86a,
86bが形成されており、これらは燻蒸剤8の燃焼時間
の目盛り線として供される。尚、燻蒸剤8は種々の成分
のものが市販されており、目的に応じて適宜選択され
る。
【0025】而して、五本の燻蒸剤8が図12及び図1
3の右方から溝82aの各々に挿入され(図13には一
本の燻蒸剤8を二点鎖線で示す)、各々の先端が突条8
6a又は86bに合致する位置で、板ばね84の押圧片
85の先端部によって押圧保持される。この状態で、燻
蒸剤8の先端が着火されると燃焼が開始し、燻蒸煙を発
生する。そして、燻蒸剤8は押圧片85の先端部に押接
されている部分で燃焼が停止する。従って、燃焼状態の
燻蒸剤8がホルダ80から離脱することはなく、燻蒸剤
8の燃焼開始から終了までの経過時間、即ち突条86a
又は突条86bにて燃焼を開始し押圧片85の先端部に
押接された部分に到達するまでの時間を予め設定するこ
とができる。
【0026】上記の構成になる燻蒸装置1は、操作レバ
ー51が停止位置にあるときには、図15に示す状態に
あり、アウタケース20は四本の脚部22(図15では
表われていない)によって、台座4に対して所定距離上
方に、離隔した位置に保持されている。このとき、ロア
ケース11及びアッパケース12はアウタケース20の
底面上に載置されている。また、調整プレート56は図
15に示すようにアウタケース20と台座4との間の略
中間に位置しており、支持プレート62は図1に示すよ
うに支持プレート61に吊下された状態にあるが、この
とき段付ピン62dが支持プレート62の長穴62bの
上方に位置しており、ロアケース11及びアッパケース
12が持ち上げられることはない。同様に、シャフト6
3が案内溝62cの下端に位置しているので、カバー1
5は図15に示すように閉位置とされている。
【0027】燻蒸装置1を使用するときには、操作レバ
ー51を図2の前方に押圧すれば、レバー52が軸52
sを中心に回動しロッド55が上方に駆動される。これ
により、図16に示すように調整プレート56が上昇
し、これに固定された支持プレート61がアウタケース
20の切欠部21に案内されて上昇し、支持プレート6
1に吊下された支持プレート62も共に上昇する。図1
6では調整プレート56が例えば4.5mm上昇した位
置にある。この間、アウタケース20は脚部22を介し
て台座4上に支持されており、初期位置にある。従って
案内溝62cの下端に位置していたシャフト63は支持
プレート62と共に上方に持ち上げられ、シャフト63
と係合していたヒンジ16はシャフト18を中心に反時
計方向に回動する。これにより、カバー15が排気孔1
4から離脱し、図16に示すように排気孔14が開放す
る。
【0028】更に操作レバー51を操作しロッド55を
上昇させると、図17に示すようにカバー15が開放位
置のままで、調整プレート56が上昇する。図16の状
態から更に2.5mm上昇すると、調整プレート56が
アウタケース20の底面に当接すると共に、支持プレー
ト62の長穴62bの下端が段付ピン62dに係合し、
支持プレート61及び62を介してロアケース11及び
アッパケース12が上方に持ち上げられる。而して、調
整プレート56が図16の位置から図17の位置に移動
した距離と等しい間隙C(2.5mm)が、ロアケース
11の底面とアウタケース20の底面との間に形成され
る。これにより、ロアケース11とアッパケース12に
よって形成される空間に対し、ロアケース11の底面に
形成された吸気孔13から空気が導入され、排気孔14
から排出されるように空気通路が形成される。
【0029】操作レバー51を限度一杯まで押圧する
と、図18に示すように調整プレート56が図17の状
態から10乃至30mm上昇し、ロアケース11、アッ
パケース12及びアウタケース20が図17の状態のま
まで、アウタケース20の底面と台座4との距離が予め
設定した所定距離Dとなるまで上昇する。この位置で排
気孔14から燻蒸剤8に着火すると(あるいは、アッパ
ケース12を取り外して燻蒸剤8に着火した後、アッパ
ケース12を装着する)、燻蒸剤8が燃焼を開始し発煙
する。而して、発生した煙は排気孔14から上方に排出
され、燃焼に必要な空気は吸気孔13から導入されるの
で、安定した燃焼状態が維持される。尚、図16の状態
で燻蒸剤8に着火し、使用態様に応じて操作レバー51
を操作し適宜高さを調整することとしてもよい。
【0030】燻蒸剤8の燃焼を中止する場合には、操作
レバー51を手前に(図2の左方に)操作すれば、前述
の作動と逆に作動することとなり、図18、図17、図
16の順で吸気孔13が閉塞されると共に、カバー15
によって排気孔14が閉塞されて図15の状態に戻り、
ロアケース11とアッパケース12との間は密閉空間と
なる。而して、燻蒸剤8に対する空気の供給が遮断され
ることになるので、燃焼中の燻蒸剤8は確実に消火され
る。しかも、ロアケース11とアッパケース12内の空
間と外部の空間との連通が遮断されるので、中止時及び
終了時には燻蒸剤8に身体が直接接触するおそれはな
い。
【0031】上記実施形態においては昇降機構50及び
開閉機構60は図1等に示す機械装置によって構成され
ているが、これに限定されるものではなく、電動モータ
等を利用し電気制御によって駆動することとしてもよ
い。尚、図12乃至図14に示したホルダ80は、それ
自体で利用することもでき、例えば便器に装着すること
としてもよい。図19は他の実施形態に係るホルダ70
を台座7に装着したものであるが、このホルダ70は、
ホルダ80の板ばね84及び支持台82に代えて、ベー
スプレート71にパイプ状の保持部材72を固定し、各
保持部材72の中間部に縮径部73を形成したものであ
る。台座7は、便器STに係止する係止部7aを両端に
有し、その中間部を下方に屈曲し支持部7bを形成した
板体で、便器STの座面から所定距離下方の位置でホル
ダ70を支持し得るように構成されている。尚、ベース
プレート71は支持部7bに対し摺動自在に装着されて
おり、これによりホルダ70を支持部7bの所望の位置
に移動調整可能とすることができる。同様に、前述の図
12乃至図14に示したホルダ80も図19の台座7に
装着することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。即ち、請求項1に係る本発明の
燻蒸装置においては、底面に吸気孔を有する第1の容器
と、頂面に排気孔を有する第1の蓋体によって郭成され
る空間内に燻蒸剤を収容することができると共に、これ
らを載置した第2の容器を、昇降装置によって昇降駆動
して所定の位置に移動させることができ、しかも開閉装
置によって第1の容器を第2の容器に対し昇降駆動する
と共に、排気孔に対し第2の蓋体を開閉駆動することが
できるので、吸気孔から大気を導入して燻蒸剤を燃焼さ
せ、発生した燻蒸煙を排気孔から上方に放出させること
ができ、これを中止するときには昇降装置によって第2
の容器を下降させれば吸気孔及び排気孔が閉塞される。
従って、燻蒸剤と適用部位との間隔を所定の距離に容易
に調節することができるだけでなく、燃焼中の燻蒸剤を
確実に消火することができる。
【0033】また、請求項2に記載の燻蒸装置において
は、第1の蓋体、第1及び第2の容器が、昇降装置及び
開閉装置に対し係合離脱可能に連結されているので、前
者の各部品を取外し容易に清掃することができる。
【0034】請求項3に記載の燻蒸剤保持具によれば、
燻蒸煙を発生させる時間を予め設定することができるの
で、所望の効果に応じた燻蒸装置の用途に供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る燻蒸装置の本体部を
拡大して示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る燻蒸装置を椅子に取
付けた状態を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る燻蒸装置を椅子に取
付けた状態を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施形態における燻蒸装置の本体部
と昇降装置の関係を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施形態における燻蒸装置の本体部
の平面図である。
【図6】本発明の一実施形態における燻蒸装置の本体部
の横断面図である。
【図7】本発明の一実施形態における燻蒸装置の本体部
の縦断面図である。
【図8】本発明の一実施形態における開閉装置に供する
支持プレート61の平面図である。
【図9】本発明の一実施形態における開閉装置に供する
支持プレート61の正面図である。
【図10】本発明の一実施形態における開閉装置に供す
る支持プレート61の側面図である。
【図11】本発明の一実施形態における開閉装置に供す
る支持プレート62の正面図である。
【図12】本発明の一実施形態における燻蒸剤のホルダ
の断面図である。
【図13】本発明の一実施形態における燻蒸剤のホルダ
の平面図である。
【図14】本発明の一実施形態における燻蒸剤のホルダ
の正面図である。
【図15】本発明の一実施形態における燻蒸装置の作動
状態を示すもので、アウタケースが最下位置にある状態
を示す断面図である。
【図16】本発明の一実施形態における燻蒸装置の作動
状態を示すもので、カバーが開放した位置にある状態を
示す断面図である。
【図17】本発明の一実施形態における燻蒸装置の作動
状態を示すもので、ロアケースとアウタケースとの間に
間隙が形成された状態を示す断面図である。
【図18】本発明の一実施形態における燻蒸装置の作動
状態を示すもので、アウタケースが最上位置にある状態
を示す断面図である。
【図19】本発明の燻蒸装置に供するホルダの他の適用
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 燻蒸装置, 2 椅子 3 座部, 4 台座, 8 燻蒸剤 11 ロアケース, 12 アッパケース 13 吸気孔, 14 排気孔, 15 カバー 20 アウタケース, 21 切欠部 50 昇降装置, 51 操作レバー 56 調整プレート, 60 開閉装置 61 支持プレート, 61a,61b 係止片 62 支持プレート, 62a 係合孔, 62b
長穴 63 シャフト 80 ホルダ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座上に載置した容器内に燻蒸剤を収容
    し、該燻蒸剤を燃焼して燻蒸煙を発生させる燻蒸装置に
    おいて、頂面に開口部を有し底面に吸気孔を有する第1
    の容器と、該第1の容器の開口部に装着し頂面に排気孔
    を有する第1の蓋体と、該第1の蓋体の排気孔を開閉す
    る第2の蓋体と、頂面に開口部を有し底面に前記第1の
    容器を載置して収容する第2の容器と、該第2の容器を
    前記台座に対し昇降駆動する昇降装置と、該昇降装置に
    よる昇降駆動に連動して、前記第1の容器を前記第2の
    容器に対し昇降駆動すると共に前記第2の蓋体を開閉駆
    動する開閉装置とを備えたことを特徴とする燻蒸装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の蓋体、前記第1の容器及び前
    記第2の容器を夫々着脱自在に配置すると共に、前記昇
    降装置及び前記開閉装置を前記第1の蓋体、前記第1の
    容器及び前記第2の容器に対し、相互に係合離脱可能に
    連結することを特徴とする請求項1記載の燻蒸装置。
  3. 【請求項3】 基板と、該基板上に配置し複数の溝を平
    行に形成して成る支持台と、該支持台の各溝に嵌合する
    複数の押圧片と基部から成り該基部を前記基板に固定す
    る櫛歯状の板ばねとを有し、前記複数の溝に対して略垂
    直な少くとも一本の目盛線を前記基板の表面に設けて成
    り、前記支持台の各溝と前記押圧片の各々との間に棒状
    の燻蒸剤を挿入して保持し前記第1の容器内に収容する
    ことを特徴とする請求項1記載の燻蒸装置用燻蒸剤保持
    具。
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