JP2912182B2 - 電話機 - Google Patents

電話機

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JP2912182B2
JP2912182B2 JP6087895A JP6087895A JP2912182B2 JP 2912182 B2 JP2912182 B2 JP 2912182B2 JP 6087895 A JP6087895 A JP 6087895A JP 6087895 A JP6087895 A JP 6087895A JP 2912182 B2 JP2912182 B2 JP 2912182B2
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JP
Japan
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signal
circuit
noise
sound
volume
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JP6087895A
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JPH08265075A (ja
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佳也 小暮
太郎 篠原
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NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
NEC Corp
Original Assignee
NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
Nippon Electric Co Ltd
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話機に関し、特に受話
音声の聞き取りを容易にするような機能を持つ電話機に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話や自動車電話が広く用い
られるようになり、場所を選ばずして電話による通話を
行うことができる。しかしその反面、自動車内、列車駅
構内、人込みなど周囲の騒音の大きな場所での通話性
能、特に受話性能が問題とされている。このことは、携
帯電話、自動車電話だけでなく、騒音の大きな場所に設
置された公衆電話についても同様の問題である。
【0003】自動車内においては、エンジン音、タイヤ
からの走行音、車両各部の振動音などが発生し、列車駅
構内においては、人込みの騒音、列車通過時の振動音な
どが発生する。これらは比較的低音の騒音であり、特に
受話音声が低音を含んだ、こもった様な音声の場合、従
来の電話機では聞き取りが困難であった。
【0004】この問題を改善した従来の電話機について
図面を参照して説明する。
【0005】図2は従来例を示すブロック図である。
【0006】図2において、この従来例は特開昭63−
214113号公報の開示内容を示し、自動車電話機J
1と、公衆回線に自動車電話機J1を無線で接続するた
めの無線装置J2と、アンテナJ3と、自動車電話機J
1の付加装置J5と、受話音声をサブワイヤ方式により
付加装置J5に電気信号(受話音声信号)として入力す
る分枝器J4とを備え、自動車電話機J1の付加装置J
5は、車室内の騒音を電気信号に変換するマイクロホン
(マイク)J11と、マイクJ11からの電気信号を増
幅・検出し後述の電子制御回路J9に伝達する騒音量検
出回路J12と、騒音量によって受話音声の音量を調整
する信号を制御する音声制御部J9aと、騒音量によっ
て受話音声の音域を調整する音域制御部J9bと、分枝
器J4より分枝した受話音声信号を入力して受話音声の
音量を判別する音量判別回路J10と、同じく受話音声
の持つ周波数分布を分析する周波数分布分析回路J8
と、受話音声信号の大きさを電子制御回路J9から制御
信号に基づいて調整する音量調整回路J6と、ハイパス
フィルタとしての機能を有し受話音声信号の音域を電子
制御回路J9からの制御信号に基づいて調整する音域調
整回路J7と、調整された受話音声信号を音に変換して
外部に発するスピーカJ13とを有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
この従来の電話機は、受話音声信号を分析してその受話
音声信号の周波数の主成分が、あらかじめ定められた周
波数より低い時のみ受話音声信号を音域調整を行ってい
るので、あるかぎられた騒音環境下(従来例は自動車
内)では有効であるが、それ以外の騒音環境下では、あ
らかじめ定められた周波数の設定がよくない場合がある
という問題点があった。
【0008】また、この従来例の構成は、周囲の雑音を
取り込む手段として、外部にマイクロホンを設けなけれ
ばならないという問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電話機は、受話
音声信号の音質及び音量を制御信号に基づいて調整して
出力する受話音声調整手段と、送話器からの周囲の騒音
信号を入力して前記騒音信号の音量と周波数分布とを分
析する騒音信号分析手段と、前記送話器からの音声信号
の音量から前記騒音信号のみかどうかを判別して判別信
号を送出する音声判別手段と、前記判別信号と前記騒音
信号分析手段によって分析された前記騒音信号の音量及
び周波数分布とに基づいて前記受話音声調整手段を制御
する前記制御信号を送出する音声制御手段とを備えてい
る。
【0010】本発明の電話機は、第1の制御信号に基づ
いて遮断周波数を可変するハイパスフィルタの機能を有
する音域調整回路と、第2の制御信号に基づいて増幅率
を可変する利得可変増幅器の機能を有する音量調整回路
と、送話器からの周囲の騒音信号をA/D変換した後前
記騒音信号に含まれる周波数成分の主成分に応じた大き
さの電圧信号を出力する周波数分布分析回路と、前記送
話器からの前記騒音信号の大きさに対応する電圧信号を
出力する騒音量検出回路と、前記送話器からの入力信号
が前記騒音信号のみかどうかを前記入力信号のレベルで
判別しその判別信号を出力する音量判別回路と、前記音
量判別回路の出力が前記騒音信号のみでないと判別した
ときには、その直前の前記周波数分布分析回路の出力値
を保持して前記第1の制御信号として前記音域調整回路
に出力し前記騒音信号のみと判別したときには、前記周
波数分布分析回路の出力を前記第1の制御信号としてそ
のまま前記音域調整回路へ出力する音域制御回路と、前
記音量判別回路の出力が前記騒音信号のみでないと判別
したときには、その直前の前記騒音量検出回路の出力値
を保持して前記第2の制御信号として前記音量調整回路
に出力し前記騒音信号のみと判別したときには、前記騒
音量検出回路出力を前記第2の制御信号としてそのまま
前記音量調整回路に出力する音量制御回路とを有してい
る。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0012】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。
【0013】図1において、本実施例は、受話音声信号
の音質及び音量を制御信号に基づいて調整して出力する
受話音声調整手段1と、送話器10からの周囲の騒音信
号を入力して騒音信号の音量と周波数分布とを分析する
騒音信号分析手段3と、送話器10からの音声信号の音
量から騒音信号のみかどうかを判別して判別信号を送出
する音声判別手段4と、判別信号と騒音信号分析手段3
によって分析された騒音信号の音量及び周波数分布とに
基づいて受話音声調整手段1を制御する制御信号を送出
する音声制御手段2とを備えている。
【0014】受話音声調整手段1は制御信号aに基づい
て遮断周波数を可変するハイパスフィルタの機能を有す
る音域調整回路1aと、制御信号bに基づいて増幅率を
可変する利得可変増幅器の機能を有する音量調整回路1
bとを有し、騒音信号分析手段3は送話器10からの騒
音信号をA/D変換した後、騒音信号に含まれる周波数
成分の主成分に応じた大きさの電圧信号を出力する周波
数分布分析回路3aと、送話器10からの騒音信号の大
きさに対応する電圧信号を出力する騒音量検出回路3b
とを有し、音声判別手段4は送話器10からの信号が音
声信号か又は騒音信号のみかを信号のレベルで判別し、
その判別信号を出力する音量判別回路4aを有し、音声
制御手段2は、音量判別回路4aの出力が騒音信号のみ
でない、即ち音声信号入力中であると判別したときに
は、その直前の周波数分布分析回路7aの出力値を保持
して制御信号aとして音域調整回路5aに出力し、騒音
信号のみ、即ち音声入力中でないと判別したときには、
周波数分布分析回路7aの出力をそのまま制御信号aと
して音域調整回路5aへ出力する音域制御回路2aと、
音量判別回路4aが騒音信号のみでない、即ち音声信号
入力中であると判別したときには、その直前の騒音量検
出回路7bの出力値を保持して制御信号bとして音量調
整回路5bに出力し、騒音信号のみ、即ち音声信号入力
中でないと判別したときには、騒音量検出回路7bの出
力をそのまま制御信号bとして音量調整回路5bに出力
する音量制御回路2bとを有している。
【0015】次に、本実施例の動作について図面を参照
して説明する。
【0016】まず、送話器10から入力される騒音信号
に含まれる周波数が周波数分布分析回路3aで分析さ
れ、周波数成分の主成分に応じた大きさの電圧信号が音
域制御回路2aへ出力され、また、騒音信号の大きさに
対応する電圧信号が音量制御回路2bへ出力される。
【0017】音量判別回路4aは送話器10からの信号
が音声信号(実際には音声信号+騒音信号)か、又は、
騒音信号のみかを信号のレベルで判別し、その判別信号
(2値論理信号)を音声制御回路2a及び音量制御回路
2bへ出力する。
【0018】音量判別回路4aが騒音信号のみでない、
即ち音声信号入力中であると判別したときには、音域制
御回路2aはその直前の周波数分布分析回路3aの出力
値を保持して制御信号aとして音域調整回路1aに出力
し、音量制御回路2bはその直前の騒音量検出回路2b
の出力値を保持して制御信号bとして音量制御回路1b
へ出力する。
【0019】音域調整回路1aは制御信号aに基づいて
遮断周波数が可変され、また、音量調整回路1bは制御
信号bに基づいて増幅率が可変される。
【0020】音量判別回路4aが音声入力中でないと判
断したときには、即ち、送話器10から騒音信号のみが
入力されていると判別したときには、音域制御回路2a
は周波数分布分析回路3aの出力を制御信号aとして音
域調整回路1aへ出力し、音量制御回路2bは騒音量検
出回路3bの出力をそのまま制御信号bとして音量調整
回路2bへ出力する。
【0021】このように本実施例においては、送話器1
0から入力される騒音の音質と音量が周波数分布分析回
路3a及び騒音量検出回路3bで分析,検出され、特に
低音部が強いような騒音のとき、音域調整回路1a及び
音量調整回路1bで受話音声信号の低音域成分を抑圧
し、相対的に高音域を強調し、また騒音量が大きいとき
は受話音声信号を増幅して、受話音声を明瞭に聞き取る
ことができるように調整している。
【0022】また、送話器10からの送話音声を騒音と
して分析してしまうような誤動作を防ぐため、音量判別
回路4aを設け、送話音声入力中すなわち話者が発声を
始めると、その直前の受話音声調整の状態を保持して、
送話音声を騒音とする誤動作を防止している。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、受話音声
信号の音質及び音量を制御信号に基づいて調整して出力
する受話音声調整手段と、送話器からの周囲の騒音信号
を入力して騒音信号の音量と周波数分布とを分析する騒
音信号分析手段と、送話器からの音声信号の音量から騒
音信号のみかどうかを判別して判別信号を送出する音声
判別手段と、判別信号と騒音信号分析手段によって分析
された騒音信号の音量及び周波数分布とに基づいて受話
音声調整手段を制御する前記制御信号を送出する音声制
御手段とを備えることにより、周囲の騒音の周波数成分
や音量に応じて受話音声の音域と音量とを受話音声調整
手段によって制御するので、周囲の騒音が変化した場
合、その変化に応じて受話音声信号を明瞭に聞き取れる
ようにすることができる効果がある。
【0024】また、従来例のように騒音を取り込むマイ
クロホンを必要としない構成となっているので、汎用の
電話機内に本発明の回路を容易に実装することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 受話音声調整手段 1a 音域調整回路 1b 音量調整回路 2 音声制御手段 2a 音域制御回路 2b 音量制御回路 3 騒音信号分析手段 3a 周波数分布分析回路 3b 騒音量検出回路 4 音量判別手段 4a 音量判別回路 9 受話器 10 送話器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−30090(JP,A) 特開 平4−261254(JP,A) 特開 平5−260159(JP,A) 特開 昭52−67545(JP,A) 特開 昭55−140312(JP,A) 特開 昭55−140311(JP,A) 特開 平7−307697(JP,A) 実開 昭63−10622(JP,U) 実開 平5−59949(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03G 3/32 H03G 5/16 H04M 1/21

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受話音声信号の音質及び音量を制御信号
    に基づいて調整して出力する受話音声調整手段と、 送話器からの周囲の騒音信号を入力して前記騒音信号の
    音量と周波数分布とを分析する騒音信号分析手段と、 前記送話器からの音声信号の音量から前記騒音信号のみ
    かどうかを判別して判別信号を送出する音声判別手段
    と、 前記判別信号と前記騒音信号分析手段によって分析され
    た前記騒音信号の音量及び周波数分布とに基づいて前記
    受話音声調整手段を制御する前記制御信号を送出する音
    声制御手段とを備えることを特徴とする電話機。
  2. 【請求項2】 第1の制御信号に基づいて遮断周波数を
    可変するハイパスフィルタの機能を有する音域調整回路
    と、 第2の制御信号に基づいて増幅率を可変する利得可変増
    幅器の機能を有する音量調整回路と、 送話器からの周囲の騒音信号をA/D変換した後前記騒
    音信号に含まれる周波数成分の主成分に応じた大きさの
    電圧信号を出力する周波数分布分析回路と、 前記送話器からの前記騒音信号の大きさに対応する電圧
    信号を出力する騒音量検出回路と、 前記送話器からの入力信号が前記騒音信号のみかどうか
    を前記入力信号のレベルで判別しその判別信号を出力す
    る音量判別回路と、 前記音量判別回路の出力が前記騒音信号のみでないと判
    別したときには、その直前の前記周波数分布分析回路の
    出力値を保持して前記第1の制御信号として前記音域調
    整回路に出力し、前記騒音信号のみと判別したときに
    は、前記周波数分布分析回路の出力を前記第1の制御信
    号としてそのまま前記音域調整回路へ出力する音域制御
    回路と、 前記音量判別回路の出力が前記騒音信号のみでないと判
    別したときには、その直前の前記騒音量検出回路の出力
    値を保持して前記第2の制御信号として前記音量調整回
    路に出力し、前記騒音信号のみと判別したときには、前
    記騒音量検出回路出力を前記第2の制御信号としてその
    まま前記音量調整回路に出力する音量制御回路とを有す
    ることを特徴とする電話機。
JP6087895A 1995-03-20 1995-03-20 電話機 Expired - Lifetime JP2912182B2 (ja)

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JPH08265075A JPH08265075A (ja) 1996-10-11
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