JP2911981B2 - 伸縮性を有する粘着テープ - Google Patents
伸縮性を有する粘着テープInfo
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- JP2911981B2 JP2911981B2 JP22390990A JP22390990A JP2911981B2 JP 2911981 B2 JP2911981 B2 JP 2911981B2 JP 22390990 A JP22390990 A JP 22390990A JP 22390990 A JP22390990 A JP 22390990A JP 2911981 B2 JP2911981 B2 JP 2911981B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stretchable member
- adhesive tape
- article
- adhesive layer
- tape
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は物品の結束、固定用に使用される粘着テープ
に関するものである。
に関するものである。
従来、物品の固定用粘着テープとしては、実質的に非
伸縮性の部材（以下、単に非伸縮性部材ということがあ
る）の片面両端部または片面全面に粘着剤層を設けたも
のが知られていた。この非伸縮性部材の片面両端部に粘
着剤層を設けた粘着テープを用いて物品を固定する際
は、第２図に示すように非伸縮性部材11の中央部により
物品13を覆うようにし、両端部の粘着剤層12により被着
体14に貼着される。この方法にあっては、非伸縮性部材
を用いているため貼着後粘着剤層が剥がれたり、非伸縮
性部材と物品とが充分密着せず不十分な保持となること
があった。
伸縮性の部材（以下、単に非伸縮性部材ということがあ
る）の片面両端部または片面全面に粘着剤層を設けたも
のが知られていた。この非伸縮性部材の片面両端部に粘
着剤層を設けた粘着テープを用いて物品を固定する際
は、第２図に示すように非伸縮性部材11の中央部により
物品13を覆うようにし、両端部の粘着剤層12により被着
体14に貼着される。この方法にあっては、非伸縮性部材
を用いているため貼着後粘着剤層が剥がれたり、非伸縮
性部材と物品とが充分密着せず不十分な保持となること
があった。
そこで、本発明者らは特定の性質を有する熱可塑性エ
ラストマーにより形成される伸縮性部材を中央部に形成
し、両端部を非伸縮性部材とすれば上記問題点を解決で
きることを見出し本発明に到ったものである。
ラストマーにより形成される伸縮性部材を中央部に形成
し、両端部を非伸縮性部材とすれば上記問題点を解決で
きることを見出し本発明に到ったものである。
即ち、本発明は物品を被着体に固定するための粘着テ
ープであって、両端部が実質的に非伸縮性の部材で形成
され、中央部が永久歪50％以上の熱可塑性エラストマー
よりなる伸縮性部材により形成されており、前記非伸縮
性の部材の片面に粘着剤層が設けられてなり、該粘着剤
層を被着体に接着することにより、物品を伸縮性を有す
る中央部にて被着体に固定することを特徴とするもので
ある。
ープであって、両端部が実質的に非伸縮性の部材で形成
され、中央部が永久歪50％以上の熱可塑性エラストマー
よりなる伸縮性部材により形成されており、前記非伸縮
性の部材の片面に粘着剤層が設けられてなり、該粘着剤
層を被着体に接着することにより、物品を伸縮性を有す
る中央部にて被着体に固定することを特徴とするもので
ある。
本発明で用いられる非伸縮性部材としては、ポリエチ
レンテレフタレート（PET）またはポリオレフィンなど
の熱可塑性樹脂あるいはポリオレフィンと他のポリオレ
フィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などを混合しテ
ープ状に成形したものを挙げることができる。
レンテレフタレート（PET）またはポリオレフィンなど
の熱可塑性樹脂あるいはポリオレフィンと他のポリオレ
フィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などを混合しテ
ープ状に成形したものを挙げることができる。
伸縮性部材として用いられる熱可塑性エラストマーと
しては、例えばスチレン−エチレン−ブチレン−スチレ
ンブロック共重合体（SEBS）または該共重合体とポリオ
レフィンを混合したものが挙げられる。本発明では永久
歪が50％以上の熱可塑性エラストマーを伸縮性部材とし
て用いる。該永久歪が50％に満たない場合は、テープを
貼着した際の応力の緩和が不十分となることがある。本
発明でいう永久歪は以下の方法により測定されたもので
ある。幅25mm、伸縮性部材の長さが40mmである伸縮性を
有する粘着テープの非伸縮性部材を保持して、定速緊張
形引張試験機にて引張速度300mm/分で伸縮性部材の長さ
が２倍になるまで伸長し、３分間保持した後緊張を解き
元に戻す。伸長前の伸縮性部材の長さをＡ（40mm）、伸
長後の伸縮性部材の長さをＢとした際、永久歪は以下の
式により表される。
しては、例えばスチレン−エチレン−ブチレン−スチレ
ンブロック共重合体（SEBS）または該共重合体とポリオ
レフィンを混合したものが挙げられる。本発明では永久
歪が50％以上の熱可塑性エラストマーを伸縮性部材とし
て用いる。該永久歪が50％に満たない場合は、テープを
貼着した際の応力の緩和が不十分となることがある。本
発明でいう永久歪は以下の方法により測定されたもので
ある。幅25mm、伸縮性部材の長さが40mmである伸縮性を
有する粘着テープの非伸縮性部材を保持して、定速緊張
形引張試験機にて引張速度300mm/分で伸縮性部材の長さ
が２倍になるまで伸長し、３分間保持した後緊張を解き
元に戻す。伸長前の伸縮性部材の長さをＡ（40mm）、伸
長後の伸縮性部材の長さをＢとした際、永久歪は以下の
式により表される。
非伸縮性部材上に設けられる粘着剤層は、天然ゴム
系、合成ゴム系、アクリル系粘着剤あるいはスチレン−
イソプレン−スチレンブロック共重合体（SIS）または
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体（SB
S）などのホットメルト系粘着剤などにより形成された
ものを好適な例として挙げることができる。
系、合成ゴム系、アクリル系粘着剤あるいはスチレン−
イソプレン−スチレンブロック共重合体（SIS）または
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体（SB
S）などのホットメルト系粘着剤などにより形成された
ものを好適な例として挙げることができる。
本発明において、伸縮性部材の両端部を非伸縮性部材
で形成するには、例えば押し出し成形する際に中央部の
みに伸縮性部材を配置し両端部には非伸縮性部材を配置
して同時押し出しにより行うことができる。あるいは各
々別に作製したテープ同士を熱融着して作製することも
できる。
で形成するには、例えば押し出し成形する際に中央部の
みに伸縮性部材を配置し両端部には非伸縮性部材を配置
して同時押し出しにより行うことができる。あるいは各
々別に作製したテープ同士を熱融着して作製することも
できる。
上記のようにして得られたテープの非伸縮性部材の片
面に粘着剤層が設けられる。粘着剤層を設ける方法は特
に限定されず、通常行われている方法により設けられ
る。尚、この際粘着剤層は非伸縮性部材の全面に設けて
も、部分的に設けても良い。
面に粘着剤層が設けられる。粘着剤層を設ける方法は特
に限定されず、通常行われている方法により設けられ
る。尚、この際粘着剤層は非伸縮性部材の全面に設けて
も、部分的に設けても良い。
本発明の粘着テープを用いて物品を固定する際は、例
えば、第１図に示したように中央部が伸縮性部材２で、
両端部が非伸縮性部材１であるテープの非伸縮性部材１
の片面に粘着剤層３が設けられている粘着テープの中央
部を物品４に当て粘着剤層３を被着体５に接着して固定
することができる。
えば、第１図に示したように中央部が伸縮性部材２で、
両端部が非伸縮性部材１であるテープの非伸縮性部材１
の片面に粘着剤層３が設けられている粘着テープの中央
部を物品４に当て粘着剤層３を被着体５に接着して固定
することができる。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例１ ポリエチレン70重量部（以下、単に部という）、ポリ
プロピレン30部を非伸縮性部材用の材料として混合す
る。それとは別に、SEBS100部とポリエチレン50部を配
合して伸縮性部材（永久歪70％）とする。
プロピレン30部を非伸縮性部材用の材料として混合す
る。それとは別に、SEBS100部とポリエチレン50部を配
合して伸縮性部材（永久歪70％）とする。
上記伸縮性部材の幅が7mm、その両端に設けられる非
伸縮性部材の幅が16mmとなるように成形して厚さ0.2mm
の伸縮性を有するテープを作製した。得られたテープの
非伸縮性部材の片面にアクリル系粘着剤よりなる両面テ
ープを貼着して本発明の伸縮性を有する粘着テープを得
た。
伸縮性部材の幅が16mmとなるように成形して厚さ0.2mm
の伸縮性を有するテープを作製した。得られたテープの
非伸縮性部材の片面にアクリル系粘着剤よりなる両面テ
ープを貼着して本発明の伸縮性を有する粘着テープを得
た。
実施例２〜４および比較例１〜３ 非伸縮性部材および伸縮性部材の材料を第１表に記載
のものとした他は実施例１と同様にして粘着テープを作
製した。
のものとした他は実施例１と同様にして粘着テープを作
製した。
上記で得られた粘着テープにより、第１図に示すよう
に直径7mmのケーブルを固定した。結果を第２表に示
す。
に直径7mmのケーブルを固定した。結果を第２表に示
す。
上記の結果より明らかなように本発明の伸縮性を有す
る粘着テープは物品固定用のテープとして好適である。
る粘着テープは物品固定用のテープとして好適である。
本発明の伸縮性を有する粘着テープは上記のように、
中央部に特定の永久歪を有しているので、良好に物品を
固定することができる。
中央部に特定の永久歪を有しているので、良好に物品を
固定することができる。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の伸縮性を有する粘着テープを用いて物
品を固定した際の断面図、第２図は従来の粘着テープを
用いた例を示す断面図である。 １……非伸縮性部材 ２……伸縮性部材 ３……粘着剤層
品を固定した際の断面図、第２図は従来の粘着テープを
用いた例を示す断面図である。 １……非伸縮性部材 ２……伸縮性部材 ３……粘着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) C09J 7/00 - 7/04
Claims (1)
- 【請求項１】物品を被着体に固定するための粘着テープ
であって、両端部が実質的に非伸縮性の部材で形成さ
れ、中央部が永久歪50％以上の熱可塑性エラストマーよ
りなる伸縮性部材により形成されており、前記非伸縮性
の部材の片面に粘着剤層が設けられてなり、該粘着剤層
を被着体に接着することにより、物品を伸縮性を有する
中央部にて被着体に固定することを特徴とする伸縮性を
有する粘着テープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22390990A JP2911981B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 伸縮性を有する粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22390990A JP2911981B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 伸縮性を有する粘着テープ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04103684A JPH04103684A (ja) | 1992-04-06 |
| JP2911981B2 true JP2911981B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=16805614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22390990A Expired - Lifetime JP2911981B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 伸縮性を有する粘着テープ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2911981B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2690254B2 (ja) * | 1993-01-08 | 1997-12-10 | 英敏 西山 | ノンスリップテープ |
| AU2128597A (en) * | 1996-02-20 | 1997-09-02 | American Tape Company | Bilayer adhesive system for reinforced strapping tape |
-
1990
- 1990-08-23 JP JP22390990A patent/JP2911981B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04103684A (ja) | 1992-04-06 |
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Legal Events
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