JP2910995B2 - 新規なホルモンレセプター調節化合物、これを含有する組成物、及びこの治療用途 - Google Patents
新規なホルモンレセプター調節化合物、これを含有する組成物、及びこの治療用途Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばGuiguere
またはEvansによる文献(Guiguere V.,Endocrine R
eviews,15,1,1994,61;Mangelsdorf D.
& Evans R.,Cell,83,1995,841)に記
載されているような、細胞ホルモンレセプター系を調節
する新規な化合物に関する。
またはEvansによる文献(Guiguere V.,Endocrine R
eviews,15,1,1994,61;Mangelsdorf D.
& Evans R.,Cell,83,1995,841)に記
載されているような、細胞ホルモンレセプター系を調節
する新規な化合物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】この
相互作用に基づいて、これらの新規化合物は、細胞死
(アポプトシス)における係わり合い、増殖、または分
化に関して、動物細胞および組織に対する生物学的活性
を発揮する。これらの物質はスーパーファミリー、たと
えばレチノイン酸およびレチノイド、ビタミンD3、甲
状腺ホルモン、エストロゲンなどの公知のリガンドと組
み合わせて、それらの毒性を減少させ、かつ、それらの
薬理学的効能を改善することによって、リスク/効用比
を改善するために作用するものである。
相互作用に基づいて、これらの新規化合物は、細胞死
(アポプトシス)における係わり合い、増殖、または分
化に関して、動物細胞および組織に対する生物学的活性
を発揮する。これらの物質はスーパーファミリー、たと
えばレチノイン酸およびレチノイド、ビタミンD3、甲
状腺ホルモン、エストロゲンなどの公知のリガンドと組
み合わせて、それらの毒性を減少させ、かつ、それらの
薬理学的効能を改善することによって、リスク/効用比
を改善するために作用するものである。
【0003】本発明による化合物によれば、これらのホ
ルモンまたはビタミンに関連したレセプターの過剰調節
(overregulation)に関連した障害および/または病訴
を治療および/または防止することができる。これらは
また、該ホルモンまたはビタミンの代謝または異化作用
の異なった工程の制御においても含有することができ
る。
ルモンまたはビタミンに関連したレセプターの過剰調節
(overregulation)に関連した障害および/または病訴
を治療および/または防止することができる。これらは
また、該ホルモンまたはビタミンの代謝または異化作用
の異なった工程の制御においても含有することができ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
したがって、本発明は、式(I):
したがって、本発明は、式(I):
【0005】
【化2】
【0006】(式中、Xは、2価の基:>C(CH3)
2、酸素原子(−O−)、またはイオウ原子(−S−)
を示し、R1は、式:−(CH2)n−Z−(CH2)o−
Yを示し、Z、Y、n、およびoは以下に示す基を示し、
Yは、OH、チオール基(−SH)、トリメチルアンモ
ニウム基(−N+(CH3)3)、シアノ基(−CN)、
−COR3基、または−NH2基を示し、R3は以下に示
す基を示し、Zは、メチレン基(−CH2−)または酸
素原子(−O−)を示し、R2は、−COR3基、または
−CH2−OH基を示し、R3は、水素原子、水酸基、低
級アルコキシ基、またはシクロアルコキシ基、または、
式:−NR4R5を示し、R4およびR5は、同一でも異な
っていてもよく、各々独立に、水素原子または低級アル
キル基を示し、または、R4およびR5は、共に窒素原子
を介してヘテロ環を形成し、nおよびoは、同一でも異な
っていてもよく、各々独立に、1から5の整数を示す)
で表わされる化合物、これらのラセミ体または光学また
は幾何異性体またはこれらの種々の比率の混合物、また
はこれらの薬理学的に許容される塩に関する。
2、酸素原子(−O−)、またはイオウ原子(−S−)
を示し、R1は、式:−(CH2)n−Z−(CH2)o−
Yを示し、Z、Y、n、およびoは以下に示す基を示し、
Yは、OH、チオール基(−SH)、トリメチルアンモ
ニウム基(−N+(CH3)3)、シアノ基(−CN)、
−COR3基、または−NH2基を示し、R3は以下に示
す基を示し、Zは、メチレン基(−CH2−)または酸
素原子(−O−)を示し、R2は、−COR3基、または
−CH2−OH基を示し、R3は、水素原子、水酸基、低
級アルコキシ基、またはシクロアルコキシ基、または、
式:−NR4R5を示し、R4およびR5は、同一でも異な
っていてもよく、各々独立に、水素原子または低級アル
キル基を示し、または、R4およびR5は、共に窒素原子
を介してヘテロ環を形成し、nおよびoは、同一でも異な
っていてもよく、各々独立に、1から5の整数を示す)
で表わされる化合物、これらのラセミ体または光学また
は幾何異性体またはこれらの種々の比率の混合物、また
はこれらの薬理学的に許容される塩に関する。
【0007】本発明による化合物が塩の形態をとる場合
には、好ましくは、アルカリ金属またはアルカリ土類金
属の塩、または、亜鉛または有機アミンの塩である。
には、好ましくは、アルカリ金属またはアルカリ土類金
属の塩、または、亜鉛または有機アミンの塩である。
【0008】本発明によれば、低級アルキル基は、1か
ら6の炭素原子を有する直鎖または分岐の基を意味し、
好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル、
tert−ブチル、およびヘキシル基である。該定義はま
た、アルコキシ基のアルキル残基にも適用される。
ら6の炭素原子を有する直鎖または分岐の基を意味し、
好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル、
tert−ブチル、およびヘキシル基である。該定義はま
た、アルコキシ基のアルキル残基にも適用される。
【0009】シクロアルコキシ基は、本発明によれば、
好ましくは、シクロアルキル残基が、任意に1以上の低
級アルキル基で置換されてもよい、3から12の炭素原
子を含有する単環または多環基からなる基を意味する。
好ましくは、シクロアルキル残基が、任意に1以上の低
級アルキル基で置換されてもよい、3から12の炭素原
子を含有する単環または多環基からなる基を意味する。
【0010】ヘテロ環とは、好ましくは、任意に低級ア
ルキル基で4位に置換されてもよい、ピペリジノモルホ
リノ、ピロリジノ、またはピペラジノ基を意味する。
ルキル基で4位に置換されてもよい、ピペリジノモルホ
リノ、ピロリジノ、またはピペラジノ基を意味する。
【0011】選択的には、Zが酸素原子(−O−)を示
す場合、Yがシアノ基(−CN)または−COR3基を
示し、R3が上記と同様であり、nが2、3、または4を
示し、oが1、2、または3を示す。
す場合、Yがシアノ基(−CN)または−COR3基を
示し、R3が上記と同様であり、nが2、3、または4を
示し、oが1、2、または3を示す。
【0012】本発明の他の選択的な実施態様によれば、
Zがメチレン基(−CH2−)を示す場合、Yがチオー
ル基(−SH)、トリメチルアンモニウム基(−N
+(CH3)3)、またはシアノ基(−CN)を示す。
Zがメチレン基(−CH2−)を示す場合、Yがチオー
ル基(−SH)、トリメチルアンモニウム基(−N
+(CH3)3)、またはシアノ基(−CN)を示す。
【0013】式(I)のこれらの化合物は特に、式(I
I):
I):
【0014】
【化3】
【0015】(式中、XおよびR2は、上記と同様であ
る)のヒドロキシル化合物を、式(III):
る)のヒドロキシル化合物を、式(III):
【0016】 X−(CH2)n−Z−(CH2)o−Y (III)
【0017】(式中、Z、Y、n、およびoは、上記と同
様であり、Xはハロゲン、特にBrまたはIの脱離基を示
す)の基と反応させることによって得られる。
様であり、Xはハロゲン、特にBrまたはIの脱離基を示
す)の基と反応させることによって得られる。
【0018】式(II)のヒドロキシル化合物は、独国特
許出願:DE2819213に記載された相当するアルコ
キシ誘導体から、特に実施例9に記載されたメトキシ誘
導体から調製される。エーテル官能基の加水分解は、保
護および加水分解条件に感受性のある官能基の適当な脱
保護を用いて、常法にしたがって行われる。
許出願:DE2819213に記載された相当するアルコ
キシ誘導体から、特に実施例9に記載されたメトキシ誘
導体から調製される。エーテル官能基の加水分解は、保
護および加水分解条件に感受性のある官能基の適当な脱
保護を用いて、常法にしたがって行われる。
【0019】特に、R2が−COOH基の場合、その化
合物は、R2をアルキル、アリル、ベンジル、またはter
t−ブチルタイプの保護基で保護することによって調製
される。
合物は、R2をアルキル、アリル、ベンジル、またはter
t−ブチルタイプの保護基で保護することによって調製
される。
【0020】フリー形態への変換は、以下のように行わ
れる。 −アルキル保護基の場合には、メタノール等のアルコー
ルまたはTHF中、水酸化ナトリウムまたは水酸化リチウ
ムを用いて行われる。 −アリル保護基の場合には、モルホリンなどの2級アミ
ンの存在下、ある遷移金属錯体などの触媒を用いて行わ
れる。 −ベンジル保護基の場合には、木炭に坦持したパラジウ
ムなどの触媒を用いて、水素の存在下、脱ベンジル化に
よって行われる。 −tert−ブチルタイプの保護基の場合には、ヨウ化トリ
メチルシランによって行われる。
れる。 −アルキル保護基の場合には、メタノール等のアルコー
ルまたはTHF中、水酸化ナトリウムまたは水酸化リチウ
ムを用いて行われる。 −アリル保護基の場合には、モルホリンなどの2級アミ
ンの存在下、ある遷移金属錯体などの触媒を用いて行わ
れる。 −ベンジル保護基の場合には、木炭に坦持したパラジウ
ムなどの触媒を用いて、水素の存在下、脱ベンジル化に
よって行われる。 −tert−ブチルタイプの保護基の場合には、ヨウ化トリ
メチルシランによって行われる。
【0021】より優位には、式(II)のフェノールは、
メチルエチルケトン中、炭酸カリウムの存在下、また
は、ジメチルホルムアミドなどの溶媒中、水素化ナトリ
ウムの存在下、式(III)の基を用いて、式(I)の化合
物に変換する。
メチルエチルケトン中、炭酸カリウムの存在下、また
は、ジメチルホルムアミドなどの溶媒中、水素化ナトリ
ウムの存在下、式(III)の基を用いて、式(I)の化合
物に変換する。
【0022】式(I)の化合物はまた、図1に示す反応
式にしたがっても調製可能である。図1において、W
は、BrまたはIなどのハロゲン原子であり、Σは、tert
−ブチルジメチルシラン(TBDMSi)などの保護基であ
り、Rは、−(CH2)n−Z−(CH2)o−であり、Y
は、上記と同様である。ミツノブ反応および鹸化反応
は、Yが酸素原子でそのイオウまたは窒素原子への置換
が所望される場合、行われる。
式にしたがっても調製可能である。図1において、W
は、BrまたはIなどのハロゲン原子であり、Σは、tert
−ブチルジメチルシラン(TBDMSi)などの保護基であ
り、Rは、−(CH2)n−Z−(CH2)o−であり、Y
は、上記と同様である。ミツノブ反応および鹸化反応
は、Yが酸素原子でそのイオウまたは窒素原子への置換
が所望される場合、行われる。
【0023】本発明はまた、本発明の化合物の薬剤とし
ての用途、および、少なくとも1つの上記式(I)の化
合物と、化粧品または薬剤として許容される少なくとも
1つのビヒクルとを含有することを特徴とする化粧品ま
たは薬剤組成物に関する。
ての用途、および、少なくとも1つの上記式(I)の化
合物と、化粧品または薬剤として許容される少なくとも
1つのビヒクルとを含有することを特徴とする化粧品ま
たは薬剤組成物に関する。
【0024】少なくとも1つの上記式(I)の化合物を
含有する化粧品または薬剤組成物は特に、レチノイン酸
レセプター(RAR)およびレチノインXレセプター(RX
R)応答配列を含有する遺伝子、サブタイプα、β、お
よびγを含むレチノインXレセプター、または、サブタ
イプα、β、およびγを含むレチノイン酸レセプターを
含有する転写ファクターのレチノイドレセプターの過剰
調節に関連した病または障害の治療用である。
含有する化粧品または薬剤組成物は特に、レチノイン酸
レセプター(RAR)およびレチノインXレセプター(RX
R)応答配列を含有する遺伝子、サブタイプα、β、お
よびγを含むレチノインXレセプター、または、サブタ
イプα、β、およびγを含むレチノイン酸レセプターを
含有する転写ファクターのレチノイドレセプターの過剰
調節に関連した病または障害の治療用である。
【0025】本発明によるRARおよび/またはRXRレセプ
ターの過剰調節とは、RARおよび/またはRXRレセプター
の過剰圧出および/またはRARおよび/またはRXRレセプ
ターの生物学的過剰活性を意味する。
ターの過剰調節とは、RARおよび/またはRXRレセプター
の過剰圧出および/またはRARおよび/またはRXRレセプ
ターの生物学的過剰活性を意味する。
【0026】RARおよび/またはRXRレセプターの生物学
的過剰活性は、RARおよび/またはRXRレセプターの化学
修飾による可能性もあるが、しかし、レセプター自体以
外のファクターによるものでもある可能性もある。した
がって、生物学的過剰活性は、内因性遺伝子の過剰発現
による、または、RARレセプターを含有するヘテロダイ
マーが結合した応答配列RARE(レチノイン酸応答配列)
を含有する外因性遺伝子の発現による可能性もある。な
お、後者のものは、アゴニストリガンドを坦持するもの
である。応答配列RAREを含有する内因性遺伝子の過剰発
現の例としては、その過剰発現によって乾せんとなる、
CRABP II(細胞レチノイン酸結合蛋白質II)遺伝子が
挙げられる(文献:”Overexpression of CRABP II
and down−regulation of CRABP I in psoriati
c skin”,G.Siegenthaler etal.,Dermatology
1992;185:251−256)。応答配列RAREを
含有する外因性遺伝子の発現の例としては、HIV−1
(ヒト免疫不全症ウイルス)ゲノム(文献:Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA,Lee et al.,Vol.91,pp.
2632−5636,June 1994)またはB型肝炎
ウイルスゲノム(文献:”Retinoid X receptor RXR
alpha binds to and trans−activatesthe hapa
titis B virus enhancer”,B.Huan et al.,Pr
oc.Natl.Acad.Sci.USA,1992,89(19),
pp.9059−63)が挙げられる。
的過剰活性は、RARおよび/またはRXRレセプターの化学
修飾による可能性もあるが、しかし、レセプター自体以
外のファクターによるものでもある可能性もある。した
がって、生物学的過剰活性は、内因性遺伝子の過剰発現
による、または、RARレセプターを含有するヘテロダイ
マーが結合した応答配列RARE(レチノイン酸応答配列)
を含有する外因性遺伝子の発現による可能性もある。な
お、後者のものは、アゴニストリガンドを坦持するもの
である。応答配列RAREを含有する内因性遺伝子の過剰発
現の例としては、その過剰発現によって乾せんとなる、
CRABP II(細胞レチノイン酸結合蛋白質II)遺伝子が
挙げられる(文献:”Overexpression of CRABP II
and down−regulation of CRABP I in psoriati
c skin”,G.Siegenthaler etal.,Dermatology
1992;185:251−256)。応答配列RAREを
含有する外因性遺伝子の発現の例としては、HIV−1
(ヒト免疫不全症ウイルス)ゲノム(文献:Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA,Lee et al.,Vol.91,pp.
2632−5636,June 1994)またはB型肝炎
ウイルスゲノム(文献:”Retinoid X receptor RXR
alpha binds to and trans−activatesthe hapa
titis B virus enhancer”,B.Huan et al.,Pr
oc.Natl.Acad.Sci.USA,1992,89(19),
pp.9059−63)が挙げられる。
【0027】RARおよび/またはRXRレセプターの過剰調
節に関連したこれらの障害および/または病訴は、大
抵、炎症、アレルギー、および/または免疫成分に表わ
れる。これらは特に、以下の病理または障害に存在す
る:
節に関連したこれらの障害および/または病訴は、大
抵、炎症、アレルギー、および/または免疫成分に表わ
れる。これらは特に、以下の病理または障害に存在す
る:
【0028】1)尋常性アクネ、めんぽう性または多形
性アクネ、しゅさ、結節のう胞性アクネ、集ぞく性アク
ネ、老人性アクネ、および2次アクネ、たとえば太陽光
線、薬物誘発、または職業性アクネ; 2)他のタイプの角質化障害、特に、魚鱗せん、魚鱗形
成症状、ダリエール病、扁平足底の角皮症、白斑症およ
び白班形成症状、および皮膚または粘膜(頬の)の苔せ
ん;
性アクネ、しゅさ、結節のう胞性アクネ、集ぞく性アク
ネ、老人性アクネ、および2次アクネ、たとえば太陽光
線、薬物誘発、または職業性アクネ; 2)他のタイプの角質化障害、特に、魚鱗せん、魚鱗形
成症状、ダリエール病、扁平足底の角皮症、白斑症およ
び白班形成症状、および皮膚または粘膜(頬の)の苔せ
ん;
【0029】3)炎症および/または免疫アレルギー性
成分による角質化障害に関連した他の皮膚病学的病訴、
特に、乾せんの全ての形態、皮膚、粘膜、爪、関節の乾
せん、または皮膚のアトピー、たとえば湿疹、または呼
吸性アトピー、または歯肉肥大; 4)角質化障害を伴わない炎症病訴、たとえば関節炎;
成分による角質化障害に関連した他の皮膚病学的病訴、
特に、乾せんの全ての形態、皮膚、粘膜、爪、関節の乾
せん、または皮膚のアトピー、たとえば湿疹、または呼
吸性アトピー、または歯肉肥大; 4)角質化障害を伴わない炎症病訴、たとえば関節炎;
【0030】5)良性または悪性の、ウイルス性のまた
は非ウイルス性の真皮または表皮増殖、たとえば尋常性
ゆうぜい、扁平いぼ、およびいぼ状の表皮異形成、口内
または鮮紅色の乳頭腺症、および特に基底細胞および有
刺細胞の上皮腫の場合の紫外線誘発性増殖; 6)他の皮膚病学的障害、たとえば小胞性皮膚病および
コラーゲン病;
は非ウイルス性の真皮または表皮増殖、たとえば尋常性
ゆうぜい、扁平いぼ、およびいぼ状の表皮異形成、口内
または鮮紅色の乳頭腺症、および特に基底細胞および有
刺細胞の上皮腫の場合の紫外線誘発性増殖; 6)他の皮膚病学的障害、たとえば小胞性皮膚病および
コラーゲン病;
【0031】7)眼科障害、特に角膜病; 8)光誘発のまたは自然の皮膚老化、または化学線の角
化症、および色素沈着、または自然または化学線老化に
関連した全ての病理; 9)局所または全身コルチコステロイドにより誘発され
た表皮および/または真皮萎縮症のスチグマ、または皮
膚の萎縮症の他の形態;
化症、および色素沈着、または自然または化学線老化に
関連した全ての病理; 9)局所または全身コルチコステロイドにより誘発され
た表皮および/または真皮萎縮症のスチグマ、または皮
膚の萎縮症の他の形態;
【0032】10)はんこん化障害、またはストレッチ
マーク; 11)皮脂機能障害、たとえば脂漏またはアクネに関連
した過脂漏症; 12)ガン性または前ガン性症状; 13)皮膚または一般に影響を与えるウイルス由来の病
訴(ヒト免疫不全性ウイルス、HIV−1、またはB型肝炎
ウイルス);
マーク; 11)皮脂機能障害、たとえば脂漏またはアクネに関連
した過脂漏症; 12)ガン性または前ガン性症状; 13)皮膚または一般に影響を与えるウイルス由来の病
訴(ヒト免疫不全性ウイルス、HIV−1、またはB型肝炎
ウイルス);
【0033】14)脱毛症; 15)心臓血管系病訴、たとえば動脈硬化症; 16)照射、特に太陽光線照射に関連した皮膚の病訴、
たとえば良性夏強膜炎、光誘発ヘルペス唇炎、太陽光線
紅班、または光誘発免疫抑制現象。
たとえば良性夏強膜炎、光誘発ヘルペス唇炎、太陽光線
紅班、または光誘発免疫抑制現象。
【0034】本発明においては、式(I)の化合物はよ
り優位には、レチノイドタイプの活性を有する他の化合
物、ビタミンDまたはそれらの誘導体、コルチコステロ
イド、フリーラジカルスカベンチャー、α−ヒドロキシ
またはα−ケト酸またはそれらの誘導体、またはイオン
−チャンネルブロッカーと組み合わせて使用可能であ
る。ビタミンDまたはそれらの誘導体とは、たとえば、
ビタミンD2またはD3誘導体、特に1,25−ジヒドロ
キシビタミンD3を意味する。フリーラジカルスカベン
チャーとは、たとえば、α−トコフェロール、スーパー
オキシド=ジスムターゼ、ユビキノールまたはある金属
キレート剤を意味する。α−ヒドロキシまたはα−ケト
酸またはそれらの誘導体とは、たとえば、乳酸、リンゴ
酸、クエン酸、グリコール酸、マンデル酸、酒石酸、グ
リセリン酸、またはアスコルビン酸、またはこれらの
塩、アミド、またはエステルを意味する。最後に、イオ
ン−チャンネルブロッカーとは、たとえば、ミノキシジ
ル(2,4−ジアミノ−6−ピペリジノピリミジン 3
−オキシド)およびそれらの誘導体である。
り優位には、レチノイドタイプの活性を有する他の化合
物、ビタミンDまたはそれらの誘導体、コルチコステロ
イド、フリーラジカルスカベンチャー、α−ヒドロキシ
またはα−ケト酸またはそれらの誘導体、またはイオン
−チャンネルブロッカーと組み合わせて使用可能であ
る。ビタミンDまたはそれらの誘導体とは、たとえば、
ビタミンD2またはD3誘導体、特に1,25−ジヒドロ
キシビタミンD3を意味する。フリーラジカルスカベン
チャーとは、たとえば、α−トコフェロール、スーパー
オキシド=ジスムターゼ、ユビキノールまたはある金属
キレート剤を意味する。α−ヒドロキシまたはα−ケト
酸またはそれらの誘導体とは、たとえば、乳酸、リンゴ
酸、クエン酸、グリコール酸、マンデル酸、酒石酸、グ
リセリン酸、またはアスコルビン酸、またはこれらの
塩、アミド、またはエステルを意味する。最後に、イオ
ン−チャンネルブロッカーとは、たとえば、ミノキシジ
ル(2,4−ジアミノ−6−ピペリジノピリミジン 3
−オキシド)およびそれらの誘導体である。
【0035】化粧品または薬剤組成物は、有効量の少な
くとも1つの式(I)の化合物、その塩の1つ、または
そのキラル体の1つと、投与形態と適合する化粧品また
は薬剤として許容されるビヒクルとを含有する。
くとも1つの式(I)の化合物、その塩の1つ、または
そのキラル体の1つと、投与形態と適合する化粧品また
は薬剤として許容されるビヒクルとを含有する。
【0036】有効量は、選択された化合物の特性および
所望の処理に依存するため、したがって、当業者によっ
て有効量は定められるものである。本発明による化合物
の投与は、腸管、非経口、局所、または目ルート経由で
行うことが可能である。
所望の処理に依存するため、したがって、当業者によっ
て有効量は定められるものである。本発明による化合物
の投与は、腸管、非経口、局所、または目ルート経由で
行うことが可能である。
【0037】腸管投与用としては、組成物、特に薬剤組
成物は、制御された放出を行うことが可能な、脂質また
はポリマーから形成された、小胞体、ミクロ球体または
ナノ球体、小胞体タブレット、ハードゼラチンカプセ
ル、ドラジェ、シロップ、または、懸濁液、溶液、粉
末、粒剤、または、エマルションの形態であってもよ
い。非経口投与用としては、組成物、特に薬剤組成物
は、注入または注射用の溶液のまたは懸濁液の形態であ
ってもよい。
成物は、制御された放出を行うことが可能な、脂質また
はポリマーから形成された、小胞体、ミクロ球体または
ナノ球体、小胞体タブレット、ハードゼラチンカプセ
ル、ドラジェ、シロップ、または、懸濁液、溶液、粉
末、粒剤、または、エマルションの形態であってもよ
い。非経口投与用としては、組成物、特に薬剤組成物
は、注入または注射用の溶液のまたは懸濁液の形態であ
ってもよい。
【0038】本発明による化合物は、一般的には、1か
ら3回の投与で、体重1kgあたり、約0.01mgから1
00mgの投与量で毎日投与される。
ら3回の投与で、体重1kgあたり、約0.01mgから1
00mgの投与量で毎日投与される。
【0039】局所投与用としては、組成物は特に皮膚お
よび粘膜の治療用であって、該組成物は、軟膏、クリー
ム、ミルク、こうやく、粉末、注入パッド、溶液、ゲ
ル、スプレー、ローション、懸濁液、またはシャンプー
の形態であってもよい。また、制御された放出を行うこ
とが可能な、脂質またはポリマーから形成された、ミク
ロ球体またはナノ球体、または、小胞体の形態、また
は、ポリマーパッチおよびヒドロゲルの形態であっても
よい。局所投与用の該組成物は、無水形態または水性形
態のいずれであってもよい。
よび粘膜の治療用であって、該組成物は、軟膏、クリー
ム、ミルク、こうやく、粉末、注入パッド、溶液、ゲ
ル、スプレー、ローション、懸濁液、またはシャンプー
の形態であってもよい。また、制御された放出を行うこ
とが可能な、脂質またはポリマーから形成された、ミク
ロ球体またはナノ球体、または、小胞体の形態、また
は、ポリマーパッチおよびヒドロゲルの形態であっても
よい。局所投与用の該組成物は、無水形態または水性形
態のいずれであってもよい。
【0040】目への投与用としては、組成物は、主に目
薬である。局所投与用または目への投与用組成物は、上
記式(I)の少なくとも1つの化合物、またはそのキラ
ル体の1つまたはその塩を、組成物の全重量に対して
0.001から5重量%までの間の濃度で含有する。
薬である。局所投与用または目への投与用組成物は、上
記式(I)の少なくとも1つの化合物、またはそのキラ
ル体の1つまたはその塩を、組成物の全重量に対して
0.001から5重量%までの間の濃度で含有する。
【0041】本発明による組成物は、不活性または薬力
学的にまたは化粧品として活性のある添加剤、またはこ
れらの添加剤の組み合わせ、特に、湿潤剤;脱色素化
剤、たとえばヒドロキノン、アゼル酸、カフェイン酸ま
たはコウジ酸;エモリエント剤;水和剤、たとえば、グ
リセロール、PEG400、トリアモルホリノンおよびそ
の誘導体、または尿素;抗脂漏剤または抗アクネ剤、た
とえば、S−カルボキシメチルシステイン、S−ベンジル
システアミン、これらの塩または誘導体、または過酸化
ジンゾイル;抗生物質、たとえば、エリスロマイシンお
よびそのエステル、ネオマイシン、クリンダマイシンお
よびそのエステル、テトラサイクリン;抗菌剤、たとえ
ば、ケトコナゾールおよび4,5−ポリメチレン−3−
イソチアゾリドン;髪回復剤、たとえば、ミノキシジル
(2,4−ジアミノ−6−ピペリジノピリミジン 3−
オキシド)およびその誘導体、ジアゾキシド(7−クロ
ロ−3−メチル−1,2,4−ベンゾチアジアジン
1,1−ジオキシド)、およびフェニトイン(5,5−
ジフェニルイミダゾリジン−2,4−ジオン);非ステ
ロイド抗炎症剤;カロテノイド、特にβ−カロテン;抗
乾せん剤、たとえば、アントラリンおよびその誘導体;
および5,8,11,14−エイコサテトライン酸およ
び5,8,11−エイコサトリイン酸、これらのエステ
ルおよびアミドをさらに含有可能である。
学的にまたは化粧品として活性のある添加剤、またはこ
れらの添加剤の組み合わせ、特に、湿潤剤;脱色素化
剤、たとえばヒドロキノン、アゼル酸、カフェイン酸ま
たはコウジ酸;エモリエント剤;水和剤、たとえば、グ
リセロール、PEG400、トリアモルホリノンおよびそ
の誘導体、または尿素;抗脂漏剤または抗アクネ剤、た
とえば、S−カルボキシメチルシステイン、S−ベンジル
システアミン、これらの塩または誘導体、または過酸化
ジンゾイル;抗生物質、たとえば、エリスロマイシンお
よびそのエステル、ネオマイシン、クリンダマイシンお
よびそのエステル、テトラサイクリン;抗菌剤、たとえ
ば、ケトコナゾールおよび4,5−ポリメチレン−3−
イソチアゾリドン;髪回復剤、たとえば、ミノキシジル
(2,4−ジアミノ−6−ピペリジノピリミジン 3−
オキシド)およびその誘導体、ジアゾキシド(7−クロ
ロ−3−メチル−1,2,4−ベンゾチアジアジン
1,1−ジオキシド)、およびフェニトイン(5,5−
ジフェニルイミダゾリジン−2,4−ジオン);非ステ
ロイド抗炎症剤;カロテノイド、特にβ−カロテン;抗
乾せん剤、たとえば、アントラリンおよびその誘導体;
および5,8,11,14−エイコサテトライン酸およ
び5,8,11−エイコサトリイン酸、これらのエステ
ルおよびアミドをさらに含有可能である。
【0042】組成物はまた、香改善剤、防腐剤、たとえ
ば、パラ−ヒドロキシ安息香酸エステル、安定剤、水分
調節剤、pH−調節剤、浸透圧調節剤、乳化剤、UV−Aお
よびUV−Bスクリーン剤、および、酸化防止剤、たとえ
ばα−トコフェロール、ブチル化ヒドロキシアニソー
ル、またはブチル化ヒドロキシトルエンを含有可能であ
る。
ば、パラ−ヒドロキシ安息香酸エステル、安定剤、水分
調節剤、pH−調節剤、浸透圧調節剤、乳化剤、UV−Aお
よびUV−Bスクリーン剤、および、酸化防止剤、たとえ
ばα−トコフェロール、ブチル化ヒドロキシアニソー
ル、またはブチル化ヒドロキシトルエンを含有可能であ
る。
【0043】
実施例1: (E,E,Z)−7−[3−(5−ヒドロキシペンチルオ
キシ)−5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,
8−テトラヒドロ−2−ナフチル]−3−メチル−2,
4,6−オクタトリエン酸
キシ)−5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,
8−テトラヒドロ−2−ナフチル]−3−メチル−2,
4,6−オクタトリエン酸
【0044】
【化4】
【0045】5−(3−ブロモ−5,5,8,8−テト
ラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフチ
ルオキシ)ペンチル=アセタート 3−ブロモ−5,5,8,8−テトラメチル−5,6,
7,8−テトラヒドロ−2−ナフトール(10g、0.
35モル)、5−ブロモペンチル=アセタート(8.1
5g)、および炭酸カリウム(33.6g)のメチルエチ
ルケトン(MEK)(200ml)中の溶液を加熱し、2時
間還流する。反応媒体を水および酢酸エチルで処理す
る。放置後、有機相を分離し、2回水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥し、40℃で真空で、ロータリーエバ
ポレーターを用いて濃縮する。生成物をシリカカラムの
フラッシュクロマトグラフィーで精製する。黄色のオイ
ル。収率:93%。
ラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフチ
ルオキシ)ペンチル=アセタート 3−ブロモ−5,5,8,8−テトラメチル−5,6,
7,8−テトラヒドロ−2−ナフトール(10g、0.
35モル)、5−ブロモペンチル=アセタート(8.1
5g)、および炭酸カリウム(33.6g)のメチルエチ
ルケトン(MEK)(200ml)中の溶液を加熱し、2時
間還流する。反応媒体を水および酢酸エチルで処理す
る。放置後、有機相を分離し、2回水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥し、40℃で真空で、ロータリーエバ
ポレーターを用いて濃縮する。生成物をシリカカラムの
フラッシュクロマトグラフィーで精製する。黄色のオイ
ル。収率:93%。
【0046】[5−(3−ブロモ−5,5,8,8−テ
トラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフ
チルオキシ)ペンチルオキシ]−tert−ブチルジメチル
シラン 上記で得られたアセタートを鹸化し、得られた水酸基を
次いで以下の方法にしたがって保護する。tert−ブチル
ジメチルシリルクロリド(2.64g)を、5−(3−
ブロモ−5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,
8−テトラヒドロ−2−ナフチルオキシ)−1−ペンタ
ノール(4.3g、11.7ミリモル)および80%の
水素化ナトリウム(422mg)のTHF(20ml)中の混
合物に添加する。該混合物を室温で2時間攪拌し、該溶
液を水および酢酸エチルの混合物中に注ぐ。放置後、有
機相を2回水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、4
0℃で真空で、ロータリーエバポレーターを用いて濃縮
する。生成物をシリカカラムのフラッシュクロマトグラ
フィーで精製する。黄色のオイル。収率:64%。
トラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフ
チルオキシ)ペンチルオキシ]−tert−ブチルジメチル
シラン 上記で得られたアセタートを鹸化し、得られた水酸基を
次いで以下の方法にしたがって保護する。tert−ブチル
ジメチルシリルクロリド(2.64g)を、5−(3−
ブロモ−5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,
8−テトラヒドロ−2−ナフチルオキシ)−1−ペンタ
ノール(4.3g、11.7ミリモル)および80%の
水素化ナトリウム(422mg)のTHF(20ml)中の混
合物に添加する。該混合物を室温で2時間攪拌し、該溶
液を水および酢酸エチルの混合物中に注ぐ。放置後、有
機相を2回水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、4
0℃で真空で、ロータリーエバポレーターを用いて濃縮
する。生成物をシリカカラムのフラッシュクロマトグラ
フィーで精製する。黄色のオイル。収率:64%。
【0047】3−[5−(tert−ブチルジメチルシリル
オキシ)ペンチルオキシ]−5,5,8,8−テトラメ
チル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフタレン
ホウ酸 ヘキサン中のブチルリチウム(BuLi)の2.5M溶液
(0.45ml、1.12ミリモル)を、上記で得られた
生成物(500mg、1.03ミリモル)のTHF(2ml)
の溶液中に、−78℃で滴下する。同温度で0.5時間
攪拌を続け、トリメトキシ=ボラート(0.35ml)を
−78℃で滴下する。−78℃で3時間攪拌し続け、反
応媒体を次いで−40℃で飽和塩化アンモニウム溶液で
加水分解する。該混合物をエチルエーテルで抽出し、水
で2回洗浄し、乾燥後、真空下、ロータリーエバポレー
ターを用いて濃縮する。無色のオイル。収率:75%。
オキシ)ペンチルオキシ]−5,5,8,8−テトラメ
チル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフタレン
ホウ酸 ヘキサン中のブチルリチウム(BuLi)の2.5M溶液
(0.45ml、1.12ミリモル)を、上記で得られた
生成物(500mg、1.03ミリモル)のTHF(2ml)
の溶液中に、−78℃で滴下する。同温度で0.5時間
攪拌を続け、トリメトキシ=ボラート(0.35ml)を
−78℃で滴下する。−78℃で3時間攪拌し続け、反
応媒体を次いで−40℃で飽和塩化アンモニウム溶液で
加水分解する。該混合物をエチルエーテルで抽出し、水
で2回洗浄し、乾燥後、真空下、ロータリーエバポレー
ターを用いて濃縮する。無色のオイル。収率:75%。
【0048】メチル=(Z)−3−{3−[5−(tert
−ブチルジメチルシリルオキシ)ペンチルオキシ]−
5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テト
ラヒドロ−2−ナフチル}−2−ブテノアート テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(1
55mg)、3−[5−(tert−ブチルジメチルシリルオ
キシ)ペンチルオキシ]−5,5,8,8−テトラメチ
ル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフタレンホ
ウ酸(300mg、0.67ミリモル)、2Mの炭酸カリ
ウム水溶液(0.67ml)、および、ジメトキシエタン
(DME)(10ml)中のメチル=(Z)−3−ヨウド−2
−ブテノアート(文献:Ma,S.;Lu,X.;J.Chem.S
oc.Chem.Com.1990,pp.1643−1644)
(182mg)の混合物を加熱し、24時間還流する。該
溶液を水および酢酸エチルの混合物に注ぐ。有機相を水
で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、真空下、4
0℃でロータリーエバポレーターを用いて濃縮する。生
成物をシリカカラムのフラッシュクロマトグラフィーで
精製する。無色のオイル。収率:80%。
−ブチルジメチルシリルオキシ)ペンチルオキシ]−
5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テト
ラヒドロ−2−ナフチル}−2−ブテノアート テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(1
55mg)、3−[5−(tert−ブチルジメチルシリルオ
キシ)ペンチルオキシ]−5,5,8,8−テトラメチ
ル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフタレンホ
ウ酸(300mg、0.67ミリモル)、2Mの炭酸カリ
ウム水溶液(0.67ml)、および、ジメトキシエタン
(DME)(10ml)中のメチル=(Z)−3−ヨウド−2
−ブテノアート(文献:Ma,S.;Lu,X.;J.Chem.S
oc.Chem.Com.1990,pp.1643−1644)
(182mg)の混合物を加熱し、24時間還流する。該
溶液を水および酢酸エチルの混合物に注ぐ。有機相を水
で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、真空下、4
0℃でロータリーエバポレーターを用いて濃縮する。生
成物をシリカカラムのフラッシュクロマトグラフィーで
精製する。無色のオイル。収率:80%。
【0049】
【表1】
【0050】(Z)−3−{3−[5−(tert−ブチル
ジメチルシリルオキシ)ペンチルオキシ]−5,5,
8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ
−2−ナフチル}−2−ブテナール トルエン中の水素化ジイソブチルアルミニウム(DiBAl
H)の1M溶液(3.8ml)を、トルエン(40ml)中の
メチル=(Z)−3−{3−[5−(tert−ブチルジメ
チルシリルオキシ)ペンチルオキシ]−5,5,8,8
−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−
ナフチル}−2−ブテノアート(1.9g、37.8ミ
ルモル)溶液中に、0℃で滴下する。該混合物を室温で
1時間攪拌し、酒石酸ナトリウムカリウム溶液で処理し
てろ過する。ろ液をエチルーエーテル/水の混合物に注
ぐ。有機相を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、真空下、40℃でロータリーエバポレーターを用い
て濃縮する。得られたオイルを30mlのジクロロメタン
に溶解し、2gのピリジニウム=ジクロマート(PDC)を
添加する。該混合物を室温で4時間攪拌し、シリカでろ
過する。ろ液を真空下、40℃でロータリーエバポレー
ターを用いて濃縮し、シリカカラムのフラッシュクロマ
トグラフィーで精製する。無色のオイル。収率:61
%。
ジメチルシリルオキシ)ペンチルオキシ]−5,5,
8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ
−2−ナフチル}−2−ブテナール トルエン中の水素化ジイソブチルアルミニウム(DiBAl
H)の1M溶液(3.8ml)を、トルエン(40ml)中の
メチル=(Z)−3−{3−[5−(tert−ブチルジメ
チルシリルオキシ)ペンチルオキシ]−5,5,8,8
−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−
ナフチル}−2−ブテノアート(1.9g、37.8ミ
ルモル)溶液中に、0℃で滴下する。該混合物を室温で
1時間攪拌し、酒石酸ナトリウムカリウム溶液で処理し
てろ過する。ろ液をエチルーエーテル/水の混合物に注
ぐ。有機相を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、真空下、40℃でロータリーエバポレーターを用い
て濃縮する。得られたオイルを30mlのジクロロメタン
に溶解し、2gのピリジニウム=ジクロマート(PDC)を
添加する。該混合物を室温で4時間攪拌し、シリカでろ
過する。ろ液を真空下、40℃でロータリーエバポレー
ターを用いて濃縮し、シリカカラムのフラッシュクロマ
トグラフィーで精製する。無色のオイル。収率:61
%。
【0051】
【表2】
【0052】エチル=(E,E,Z)−7−{3−[5−
(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ペンチルオキ
シ]−5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8
−テトラヒドロ−2−ナフチル}−3−メチル−2,
4,6−オクタトリエノアート ヘキサン中のブチルリチウム(BuLi)の2.5M溶液
(1.12ミリモル)を、1,3−ジメチル−3,4,
5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(DMP
U)/THF(10ml/10ml)混合物中のジイソプロピル
アミンリチウム(LDA)の溶液中に、−20℃で滴下す
る。該混合物を−20℃で30分間攪拌し、トリエチル
=3−メチル−4−ホスホノクロトナート(0.68m
l)を次いで添加する。該混合物を−20℃で1時間攪
拌し、(Z)−3−{3−[5−(tert−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)ペンチルオキシ]−5,5,8,8−
テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナ
フチル}−2−ブテナール(1.1g、2.3ミリモ
ル)のTHF(5ml)溶液中に添加する。反応媒体を室温
に戻し、酢酸エチル/水で処理する。放置後、有機相を
分離し、水で2回洗浄して無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、真空下、ロータリーエバポレーターを用いて40℃
で濃縮する。生成物をシリカカラムのフラッシュクロマ
トグラフィーで精製する。無色のオイル。収率:84
%。
(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ペンチルオキ
シ]−5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8
−テトラヒドロ−2−ナフチル}−3−メチル−2,
4,6−オクタトリエノアート ヘキサン中のブチルリチウム(BuLi)の2.5M溶液
(1.12ミリモル)を、1,3−ジメチル−3,4,
5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(DMP
U)/THF(10ml/10ml)混合物中のジイソプロピル
アミンリチウム(LDA)の溶液中に、−20℃で滴下す
る。該混合物を−20℃で30分間攪拌し、トリエチル
=3−メチル−4−ホスホノクロトナート(0.68m
l)を次いで添加する。該混合物を−20℃で1時間攪
拌し、(Z)−3−{3−[5−(tert−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)ペンチルオキシ]−5,5,8,8−
テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナ
フチル}−2−ブテナール(1.1g、2.3ミリモ
ル)のTHF(5ml)溶液中に添加する。反応媒体を室温
に戻し、酢酸エチル/水で処理する。放置後、有機相を
分離し、水で2回洗浄して無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、真空下、ロータリーエバポレーターを用いて40℃
で濃縮する。生成物をシリカカラムのフラッシュクロマ
トグラフィーで精製する。無色のオイル。収率:84
%。
【0053】
【表3】
【0054】(E,E,Z)−7−{3−[5−(tert−
ブチルジメチルシリルオキシ)ペンチルオキシ]−5,
5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒ
ドロ−2−ナフチル}−3−メチル−2,4,6−オク
タトリエン酸 THF/メタノール/水(20/1/1)の混合物、22m
l中のエチル=(E,E,Z)−7−{3−[5−(tert−
ブチルジメチルシリルオキシ)ペンチルオキシ]−5,
5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒ
ドロ−2−ナフチル}−3−メチル−2,4,6−オク
タトリエノアート(880mg)と水酸化カリウム(88
0mg)の溶液を加熱して4時間還流する。真空下、ロー
タリーエバポレーターを用いて40℃で濃縮後、酢酸エ
チルおよび水を添加する。該混合物を濃塩酸を用いてpH
1まで酸性化し、放置後、有機相を分離し、水で2回洗
浄して無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空下、ロータ
リーエバポレーターを用いて40℃で濃縮する。無色の
オイル。収率:100%。
ブチルジメチルシリルオキシ)ペンチルオキシ]−5,
5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒ
ドロ−2−ナフチル}−3−メチル−2,4,6−オク
タトリエン酸 THF/メタノール/水(20/1/1)の混合物、22m
l中のエチル=(E,E,Z)−7−{3−[5−(tert−
ブチルジメチルシリルオキシ)ペンチルオキシ]−5,
5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒ
ドロ−2−ナフチル}−3−メチル−2,4,6−オク
タトリエノアート(880mg)と水酸化カリウム(88
0mg)の溶液を加熱して4時間還流する。真空下、ロー
タリーエバポレーターを用いて40℃で濃縮後、酢酸エ
チルおよび水を添加する。該混合物を濃塩酸を用いてpH
1まで酸性化し、放置後、有機相を分離し、水で2回洗
浄して無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空下、ロータ
リーエバポレーターを用いて40℃で濃縮する。無色の
オイル。収率:100%。
【0055】
【表4】
【0056】(E,E,Z)−7−[3−(5−ヒドロキ
シペンチルオキシ)−5,5,8,8−テトラメチル−
5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフチル]−3−
メチル−2,4,6−オクタトリエン酸 (E,E,Z)−7−{3−[5−(tert−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)ペンチルオキシ]−5,5,8,8−
テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナ
フチル}−3−メチル−2,4,6−オクタトリエン酸
(850mg、1.5ミルモル)およびTHF中のフッ化テ
トラブチルアンモニウム(TBAF)の1M溶液(3.1m
l)を、THF(10ml)中で、室温で1時間攪拌し、次い
で、水および酢酸エチルで処理する。放置後、有機相を
分離して水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、真空下、40℃でロータリーエバポレーターを用い
て濃縮する。
シペンチルオキシ)−5,5,8,8−テトラメチル−
5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフチル]−3−
メチル−2,4,6−オクタトリエン酸 (E,E,Z)−7−{3−[5−(tert−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)ペンチルオキシ]−5,5,8,8−
テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナ
フチル}−3−メチル−2,4,6−オクタトリエン酸
(850mg、1.5ミルモル)およびTHF中のフッ化テ
トラブチルアンモニウム(TBAF)の1M溶液(3.1m
l)を、THF(10ml)中で、室温で1時間攪拌し、次い
で、水および酢酸エチルで処理する。放置後、有機相を
分離して水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、真空下、40℃でロータリーエバポレーターを用い
て濃縮する。
【0057】
【表5】
【0058】実施例2: エチル=(E,E,Z)−7−[3−(5−ヒドロキシペ
ンチルオキシ)−5,5,8,8−テトラメチル−5,
6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフチル]−3−メチ
ル−2,4,6−オクタトリエノアート
ンチルオキシ)−5,5,8,8−テトラメチル−5,
6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフチル]−3−メチ
ル−2,4,6−オクタトリエノアート
【0059】
【化5】
【0060】エチル=(E,E,Z)−7−{3−[5−
(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ペンチルオキ
シ]−5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8
−テトラヒドロ−2−ナフチル}−3−メチル−2,
4,6−オクタトリエノアート(250mg)およびTHF
中のフッ化テトラブチルアンモニウム(0.85ml)の
1M溶液を、THF(5ml)中で、室温で1時間攪拌し、次
いで、水および酢酸エチルで処理する。放置後、有機相
を分離して水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、真空下、40℃でロータリーエバポレーターを用
いて濃縮する。無色オイル。収率:35%。
(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ペンチルオキ
シ]−5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8
−テトラヒドロ−2−ナフチル}−3−メチル−2,
4,6−オクタトリエノアート(250mg)およびTHF
中のフッ化テトラブチルアンモニウム(0.85ml)の
1M溶液を、THF(5ml)中で、室温で1時間攪拌し、次
いで、水および酢酸エチルで処理する。放置後、有機相
を分離して水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、真空下、40℃でロータリーエバポレーターを用
いて濃縮する。無色オイル。収率:35%。
【0061】
【表6】
【図1】 式(I)の化合物を調製する反応式を示す図
である。
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 7/06 A61K 7/06 7/48 ADY 7/48 ADY C07C 403/20 C07C 403/20 C07D 307/79 C07D 307/79 311/58 311/58 333/54 333/54 // C07M 7:00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)
Claims (5)
- 【請求項1】 式(I): 【化1】 (式中、Xは、2価の基:>C(CH3)2、酸素原子
(−O−)、またはイオウ原子(−S−)を示し、 R1は、式:−(CH2)n−Z−(CH2)o−Yを示
し、Z、Y、n、およびoは以下に示す基を示し、 Yは、OH、チオール基(−SH)、トリメチルアンモ
ニウム基(−N+(CH3)3)、シアノ基(−CN)、
−COR3基、または−NH2基を示し、R3は以下に示
す基を示し、 Zは、メチレン基(−CH2−)または酸素原子(−O
−)を示し、 R2は、−COR3基、または−CH2−OH基を示し、 R3は、水素原子、水酸基、低級アルコキシ基、または
シクロアルコキシ基、または、式:−NR4R5を示し、 R4およびR5は、同一でも異なっていてもよく、各々独
立に、水素原子または低級アルキル基を示し、または、
R4およびR5は、共に窒素原子を介してヘテロ環を形成
し、 nおよびoは、同一でも異なっていてもよく、各々独立
に、1から5の整数を示す)で表わされる化合物、これ
らのラセミ体または光学または幾何異性体またはこれら
の種々の比率の混合物、またはこれらの薬理学的に許容
される塩。 - 【請求項2】 Zが酸素原子(−O−)を示し、Yがシ
アノ基(−CN)または−COR3基を示し、R3が請求
項1と同様の定義を示し、nが2、3、または4を示
し、oが1、2、または3を示すことを特徴とする請求
項1に記載の化合物。 - 【請求項3】 Zがメチレン基(−CH2−)を示し、
Yがチオール基(−SH)、トリメチルアンモニウム基
(−N+(CH3)3)、またはシアノ基(−CN)を示
すことを特徴とする請求項1に記載の化合物。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
の少なくとも1つの式(I)の化合物と、化粧品として
許容される少なくとも1つのビヒクルとを含有すること
を特徴とする化粧品組成物。 - 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
の少なくとも1つの式(I)の化合物を、組成物の全重
量に対して0.001から5重量%までの間の濃度で含
有することを特徴とする、請求項4に記載の組成物。
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-
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