JP2910343B2 - 圧延機用ロール - Google Patents

圧延機用ロール

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JP2910343B2
JP2910343B2 JP3211536A JP21153691A JP2910343B2 JP 2910343 B2 JP2910343 B2 JP 2910343B2 JP 3211536 A JP3211536 A JP 3211536A JP 21153691 A JP21153691 A JP 21153691A JP 2910343 B2 JP2910343 B2 JP 2910343B2
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司 大谷内
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • B21B27/02Shape or construction of rolls
    • B21B27/03Sleeved rolls
    • B21B27/05Sleeved rolls with deflectable sleeves

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  • Geometry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延機用ロールに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、圧延機用ロールとして、例えば特
公昭63−38241号公報に記載されたものなどがあ
る。
【0003】上記圧延機用ロールは、図6・図7に示す
ようにロール芯体1の外周面にスリーブ2を遊嵌すると
ともに、前記ロール芯体1とスリーブ2の両端部間にス
ペーサリング3,4を嵌着してロール本体Aを形成し、
前記スリーブ2の内周面中央部に両端側へ行くに従い拡
径するテーパ面2a,2bを形成してロール本体A内部
にテーパ状空間5を形成する。該テーパ状空間5内に前
記テーパ面2a,2bと楔合或いは軽嵌合(ゆるく嵌
合)自在な一対のテーパピストン6,7を内挿し、該テ
ーパピストン6,7の間に第1の液圧室8を、又、スペ
ーサリング3とテーパピストン6との間、およびテーパ
ピストン7とスペーサリング4との間にそれぞれ第2お
よび第3の液圧室9,10を形成する。また前記ロール
芯体1内に、外部と第1〜3の液圧室8,9,10とを
連通して、第1〜3の液圧室8,9,10へ圧液(作動
液)Oを供給するための液路11,12,13を夫々形
成する。さらに、図7に示すように、前記テーパピスト
ン6,7内外周のロール芯体1およびスリーブ2との摺
動面6a,6bおよび7a,7bの中央部にシール1
5,16を周設し、テーパピストン6,7の摺動面6
a,6b,7a,7bのシール15,16で仕切られた
範囲6e,6f,7e,7fの部分に夫々対応する液圧
室8,9,10と連通する螺旋状の液溝14a,14
b,14c,14dを形成する。
【0004】図中、符号6c,7cはテーパピストン
6,7の第1の液圧室8側の受圧面、符号6dはテーパ
ピストン6の第2の液圧室9側の受圧面、符号7dはテ
ーパピストン7の第3の液圧室10側の受圧面である。
【0005】前記圧延機用ロールは、第1の液路11を
開放して第2あるいは第3の液路12,13から第2あ
るいは第3の液圧室9,10内へ圧液Oを供給すること
によりテーパピストン6あるいは7が変位しテーパ状空
間5へ楔合してスリーブ2の軸線方向中央部が膨径し、
反対に第2あるいは第3の液路12,13を開放して第
1の液路11から第1の液圧室8内へ圧液Oを供給する
ことによりテーパピストン6あるいは7が前記とは反対
の方向へ変位しテーパ状室間5に対し軽嵌合状態となっ
てスリーブ2の軸線方向中央部が縮径する。
【0006】このようにスリーブ2を膨径させたり、縮
径させたりすることにより、圧延材に対する形状制御を
行うことができる。
【0007】第1〜3の液圧室8,9,10のいずれか
に圧液Oが供給された際には、前記圧液Oの一部がテー
パピストン6,7の摺動面6a,6b,7a,7bに形
成された対応する液溝14a,14b,14c,14d
へ流入し、該液溝14a,14b,14c,14dへ流
入した圧液Oが、テーパピストン6,7の摺動面6a,
6b,7a,7bへ供給されることにより、摺動面6
a,6b,7a,7bの潤滑性が確保される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の圧延
機用ロールでは、前述したように図7に示す第1〜3の
液圧室8,9,10のいずれかに供給した圧液Oの一部
を対応する液溝14a,14b,14c,14d内へ流
入させ、液溝14a,14b,14c,14d内へ流入
した圧液Oを摺動面6a,6b,7a,7bへ供給させ
ることで、テーパピストン6,7の摺動面6a,6b,
7a,7bの潤滑状態を保持させるようにしているが、
前記摺動面6a,6b,7a,7bへは第1〜3の液圧
室8,9,10に対する圧液Oの供給圧に比べてはるか
に高い面圧がかかっているので、液溝14a,14b,
14c,14d内の圧液Oが摺動面6a,6b,7a,
7bへ入って行かず、テーパピストン6,7の移動時に
摺動面6a,6b,7a,7bとロール芯体1の外周面
および、スリーブ2の内周面との間にかじりや摩耗を発
生するおそれがあった。
【0009】また、従来の圧延機用ロールでは、第1〜
3の液圧室8,9,10内に圧液Oを供給したときにテ
ーパピストン6,7の摺動面6a,6b,7a,7bが
潤滑されるようにしていたため、テーパピストン6,7
の移動時にしか圧液Oが供給されず、このため潤滑に必
要な量の圧液Oを摺動面6a,6b,7a,7bに供給
可能とすること、および常時テーパピストン6,7の潤
滑状態を良好に保つことが困難であった。
【0010】本発明は、上記実情に鑑みなされたもの
で、テーパピストンに確実に圧液を供給し得るようにし
てテーパピストンの移動時に際して発生するかじりや摩
耗を防止することができ、またテーパピストンの移動に
関係なくいつでもテーパピストンの潤滑状態を良好に保
つことができる圧延機用ロールを提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、ロ
ール本体の内部に軸線方向へ進むに従い外形が縮小する
テーパ状空間を形成し、該テーパ状空間の内部にテーパ
状空間に対し楔合状態から軽嵌合状態へと変位可能なテ
ーパピストンを前記軸線方向へ移動自在に挿入して、テ
ーパピストンの両側に液圧室を形成した圧延機用ロール
において、テーパピストンに、一方の受圧面とテーパ状
空間の周壁に対する摺動面との間を連通する圧液供給路
を形成し、該圧液供給路の途中に受圧面側から摺動面側
への一方にのみ圧液を流通可能な逆止弁を設け、又、圧
液供給路の逆止弁と摺動面との間の位置及び前記受圧面
間にブースト用連通孔を形成し、該ブースト用連通孔の
途中に前記テーパピストンの受圧面側の受圧面積が大き
く圧液供給路側の受圧面積が小さいブースト用ピストン
を備えたブースタシリンダを配設したことを特徴とする
圧延機用ロールにかかるものである。
【0012】又、請求項2は、ロール本体の内部に軸線
方向へ進むに従い外形が縮小するテーパ状空間を形成
し、該テーパ状空間の内部にテーパ状空間に対し楔合状
態から軽嵌合状態へと変位可能なテーパピストンを前記
軸線方向へ移動自在に挿入した圧延機用ロールにおい
て、ロール本体に、外部とテーパピストンのテーパ状空
間の周壁に対する摺動面との間を連通する圧液供給路を
形成し、該圧液供給路の途中に外部側の受圧面積が大き
く摺動面側の受圧面積が小さいブースト用ピストンを備
えたブースタシリンダを配設し、且つ、ブースト用ピス
トンに、外部側と摺動面側との間を連通する圧液流通路
を形成し、該圧液流通路の途中に外部側から摺動面側へ
の一方にのみ圧液を流通可能な逆止弁を設けたことを特
徴とする圧延機用ロールにかかるものである。
【0013】
【作用】テーパピストンを軸線方向へ移動させて、テー
パ状空間に対し楔合或いは軽嵌合させることにより、ロ
ール本体の外形形状が膨らんだり縮んだりする。こうし
てロール本体の外形形状を変更させることにより、圧延
材に対する高い形状制御能力が得られる。
【0014】請求項1によれば、テーパピストンを移動
する際、液圧室に供給された圧液が圧液供給路にテーパ
ピストンの受圧面側から摺動面側へ向って流れ込み同時
にブースト用連通孔の途中に設けられたブースタシリン
ダのブースト用ピストンに前記受圧面側の圧力と摺動面
側の圧力が掛る。
【0015】すると、ブースト用ピストンは、受圧面側
の受圧面積が大きく摺動面側の受圧面積が小さいので摺
動面側へ移動し、圧液供給路の逆止弁と摺動面との間の
圧力が高められる。
【0016】こうして、圧力が高められた圧液は、逆止
弁により圧液供給路を逆流することができないので、摺
動面へ押出され摺動面を潤滑する。
【0017】請求項2によれば、圧液供給路及びブース
タシリンダ等がテーパピストン外部のロール本体側に設
けられて、テーパピストン作動油の圧液とは別の圧液を
供給し得るようになっているので、テーパピストンの移
動時に限らず、常時、摺動面を潤滑することが可能であ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例の圧延機用ロールを図
面を参照して詳細に説明する。
【0019】まず、本発明の第1の実施例の圧延機用ロ
ールを説明する。
【0020】図中、図6・図7に示すものと同じものに
は同一符号を付する。
【0021】第1の実施例にかかる圧延機用ロールの構
成の特徴は、図1に示すようにテーパピストン6,7の
シール15,16で仕切られた範囲6e,6f,7e,
7fの部分内部に、それぞれ対応する受圧面6c,6
d,7c,7dと摺動面6a,6b,7a,7bとの間
を連通する圧液供給路17,18,19,20を形成
し、該圧液供給路17,18,19,20の受圧面6
c,6d,7c,7d側の開口部近傍に該受圧面6c,
6d,7c,7dから摺動面6a,6b,7a,7b側
への一方向にのみ圧液Oを流通可能な逆止弁21,2
2,23,24を設け、各圧液供給路17,18,1
9,20の逆止弁21,22,23,24と摺動面6
a,6b,7a,7bとの間の位置から受圧面6c,6
d,7c,7dへ抜けるブースト用連通孔25,26,
27,28を形成し、該ブースト用連通孔25,26,
27,28の途中に前記テーパピストン6,7の各受圧
面6c,6d,7c,7d側の断面積が大きく、圧液供
給路17,18,19,20側の断面積が小さいシリン
ダ空間33a,34a,35a,36aを形成し、該シ
リンダ空間33a,34a,35a,36a内部に前記
テーパピストン6,7の各受圧面6c,6d,7c,7
d側に受圧面積が大きい受圧面29a,30a,31
a,32aを有し圧液供給路17,18,19,20側
に受圧面積が小さい受圧面29b,30b,31b,3
2bを有するブースト用ピストン29,30,31,3
2を摺動自在に嵌合してブースタシリンダ33,34,
35,36を構成する。
【0022】図中符号37,38,39,40はシリン
ダ空間33a,34a,35a,36aに収納され、か
つブースト用ピストン29,30,31,32を常時テ
ーパピストン6,7の各受圧面6c,6d,7c,7d
側へ付勢するスプリング、符号41,42,43,44
は各テーパピストン6,7内に設けられ、かつ各シリン
ダ空間29c,30c,31c,32cのスプリング3
7,38,39,40の収納部とブースタシリンダ3
3,34,35,36の反対側の受圧面6c,6d,7
c,7dとを連通する圧抜き用の液路、Lは軸線方向で
ある。
【0023】次に、本発明の第1の実施例の圧延機用ロ
ールの作用を説明する。
【0024】図1に示す第2、第3の液圧室9,10内
に圧液Oを供給すると、テーパピストン6,7が変位し
テーパ状空間5に楔合してスリーブ2が膨径する。
【0025】このとき、各第2、第3の液圧室9,10
に供給された圧液Oの一部がテーパピストン6,7内に
形成された圧液供給路17,20を介してテーパピスト
ン6,7の摺動面6a,6b,7a,7bの対応する液
溝14a,14d内へ流入する。
【0026】すると、ブースト用ピストン29,32両
側の受圧面29a,29b,32a,32bには等しい
大きさの圧力が掛かるが、第2、第3の液圧室9,10
側の受圧面29a,32aの方が受圧面積が大きいた
め、ブースト用ピストン29,32は受圧面29b,3
2b側へ押され、逆止弁21,24により逆流防止がな
されている圧液供給路17,20の逆止弁21,24と
液溝14a,14dとの間の部分の圧力が高められて、
液溝14b,14c内の圧液Oが強制的にテーパピスト
ン6,7の摺動面6a,6b,7a,7bへ押し出され
る。このため、テーパピストン6,7の潤滑状態が良好
になってテーパピストン6,7の移動時に発生するかじ
りや磨耗を防止することができる。
【0027】また、第1の液圧室8内に圧液Oを供給す
ると、テーパピストン6,7が前記とは反対の方向へ変
位しテーパ状空間5に対する楔合状態が解除されて軽嵌
合状態となりスリーブ2が縮径する。
【0028】このとき、第1の液圧室8内に供給された
圧液Oの一部がテーパピストン6,7内に形成された圧
液供給路18,19を介してテーパピストン6,7の摺
動面6a,6b,7a,7bの対応する液溝14b,1
4c内へ流入する。
【0029】このとき、ブースト用ピストン30,31
両側の受圧面30a,30b,31a,31bには等し
い大きさの圧力が掛かるが、第1の液圧室8側の受圧面
30a,31aの方が受圧面積が大きいため、ブースト
用ピストン30,31は受圧面30b,31b側へ押さ
れ、逆止弁22,23により逆流防止がなされている圧
液供給路18,19の逆止弁22,23と液溝14b,
14cとの間の部分の圧力が高められて、液溝14a,
14d内の圧液Oが強制的にテーパピストン6,7の摺
動面6a,6b,7a,7bへ押し出される。このた
め、同様にテーパピストン6,7の潤滑状態が良好にな
ってテーパピストン6,7の移動時に発生するかじりや
磨耗を防止することができる。
【0030】なお、その他の構成および作用は図6・図
7に示す従来のものとほぼ同様であるため省略する。
【0031】図2は本発明の第2の実施例であり、テー
パ状空間5内のテーパピストン6,7の両側部にテーパ
ピストン6,7と同様の構成を有するテーパピストン7
9,80を挿入した以外は前記実施例とほぼ同様の構成
を備えており、テーパピストンの数に拘らず同様の作用
効果を得ることができる。
【0032】図中81,82は、外部からスペーサリン
グ3,4とテーパピストン79,80との間に形成され
た液圧室83,84へ圧液を供給するための液路であ
る。
【0033】図3・図4は本発明の第3の実施例であ
り、スリーブ2の両端部に軸受45,46により支持さ
れた軸体47,48を嵌入固定することにより、中央部
軸心位置にテーパ状空間5を有するロール本体Aを形成
し、該ロール本体Aのテーパ状空間5内部に嵌入された
テーパピストン49,50に対して、前記各実施例と同
様の、圧液供給路51,52,53,54、逆止弁5
5,56,57,58、ブースト用連通孔59,60,
61,62、ブースタシリンダ63,64,65,66
などの構成を適用したものである。
【0034】このようにしても、前記各実施例と同様の
作用効果を得ることができる。
【0035】図5は本発明の第4の実施例であり、図1
と略同様の構造を備えた圧延機用ロールにおけるテーパ
ピストン7側の部分を示している。
【0036】テーパピストン7のシール15,16で仕
切られた範囲7e,7fの部分に夫々内外周の摺動面7
a,7b間を連通する連通路67,68を形成し、ロー
ル芯体1の内部に前記連通路67,68のテーパピスト
ン7内周面側の各開口部と外部との間を連通する圧液供
給路69を形成し、該圧液供給路69の途中に前記各実
施例と略同様のブースタシリンダ70を配設し、該ブー
スタシリンダ70のブースト用ピストン71に両受圧面
72,73間を連通する圧液流通路74を形成し、該圧
液流通路74の途中に外部側からテーパピストン7の摺
動面7a,7b側への一方向にのみ圧液Oを供給可能な
逆止弁75を設けたものである。
【0037】このようにしても、前記各実施例と同様の
作用効果を得ることができると共に、本実施例では更に
テーパピストン7を作動させるための圧液Oと潤滑させ
るための圧液とを別系統としたので、テーパピストン7
の移動時に限らず常時テーパピストン7の摺動面7a,
7bへの潤滑を行うことが可能である。
【0038】尚、潤滑のための圧液供給の際、圧液供給
路69の圧液は、ブースト用ピストン71に形成された
圧液流通路74を通ることによりブースタシリンダ70
を通過し得るようになっている。
【0039】図中、76は切換弁、77はポンプ、78
はタンクである。
【0040】本発明の圧延機用ロールは、上述の実施例
にのみ限定されるものではなく、テーパピストンを備え
た圧延機用ロール自体の構造は問わないこと、圧延機用
ロールに設けられるテーパピストンの数は任意でありロ
ール中央部にテーパピストンを一つのみ有するものやテ
ーパピストンを多数有するものにも適用可能であるこ
と、テーパピストンのテーパの向きは任意であること、
シールをテーパピストンの片側へ寄せれば摺動面が2つ
に仕切られることがなくなるので、ブースタシリンダ等
を一系統化できること、その他、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よればテーパピストンの摺動面に確実に圧液を供給する
ことができる。
【0042】又、請求項2の発明によれば、上記に加え
てテーパピストンの移動と無関係に常時テーパピストン
の摺動面に圧液を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の圧延機用ロールにおけ
るテーパピストン部分を拡大した側方断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の圧延機用ロールの部分
の拡大側方断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例の圧延機用ロールの全体
側方断面図である。
【図4】図3のIV−IV拡大断面図である。
【図5】本発明の第4の実施例の圧延機用ロールにおけ
るテーパピストン部分を拡大した側方断面図である。
【図6】従来の圧延機用ロールの一部破断した全体側面
図である。
【図7】図6の部分拡大断面図である。
【符号の説明】 5 テーパ状空間 6,7,49,50,79,80 テーパピストン 6a,6b,7a,7b 摺動面 6c,6d,7c,7d 受圧面 8,9,10,83,84 液圧室 17,18,19,20,51,52,53,54,6
9 圧液供給路 21,22,23,24,55,56,57,58,7
5 逆止弁 25,26,27,28,59,60,61,62 ブ
ースト用連通孔 29, 30,31,32,71 ブースト用ピストン 33,34,35,36,63,64,65,66,7
0 ブースタシリンダ 74 圧液流通路 A ロール本体 L 軸線方向 O 圧液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二反田 正夫 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 横浜第二工 場内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 27/05 B21B 27/02 B21B 27/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール本体の内部に軸線方向へ進むに従
    い外形が縮小するテーパ状空間を形成し、該テーパ状空
    間の内部にテーパ状空間に対し楔合状態から軽嵌合状態
    へと変位可能なテーパピストンを前記軸線方向へ移動自
    在に挿入して、テーパピストンの両側に液圧室を形成し
    た圧延機用ロールにおいて、テーパピストンに、一方の
    受圧面とテーパ状空間の周壁に対する摺動面との間を連
    通する圧液供給路を形成し、該圧液供給路の途中に受圧
    面側から摺動面側への一方にのみ圧液を流通可能な逆止
    弁を設け、又、圧液供給路の逆止弁と摺動面との間の位
    置及び前記受圧面間にブースト用連通孔を形成し、該ブ
    ースト用連通孔の途中に前記テーパピストンの受圧面側
    の受圧面積が大きく圧液供給路側の受圧面積が小さいブ
    ースト用ピストンを備えたブースタシリンダを配設した
    ことを特徴とする圧延機用ロール。
  2. 【請求項2】 ロール本体の内部に軸線方向へ進むに従
    い外形が縮小するテーパ状空間を形成し、該テーパ状空
    間の内部にテーパ状空間に対し楔合状態から軽嵌合状態
    へと変位可能なテーパピストンを前記軸線方向へ移動自
    在に挿入した圧延機用ロールにおいて、ロール本体に、
    外部とテーパピストンのテーパ状空間の周壁に対する摺
    動面との間を連通する圧液供給路を形成し、該圧液供給
    路の途中に外部側の受圧面積が大きく摺動面側の受圧面
    積が小さいブースト用ピストンを備えたブースタシリン
    ダを配設し、且つ、ブースト用ピストンに、外部側と摺
    動面側との間を連通する圧液流通路を形成し、該圧液流
    通路の途中に外部側から摺動面側への一方にのみ圧液を
    流通可能な逆止弁を設けたことを特徴とする圧延機用ロ
    ール。
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