JP2910071B2 - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2910071B2
JP2910071B2 JP20593089A JP20593089A JP2910071B2 JP 2910071 B2 JP2910071 B2 JP 2910071B2 JP 20593089 A JP20593089 A JP 20593089A JP 20593089 A JP20593089 A JP 20593089A JP 2910071 B2 JP2910071 B2 JP 2910071B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ホームバスを用いる通信システムに関し、
特にホームバスコントローラより管理されるホームバス
の通信システムに関する。
〔従来の技術〕
従来この種の通信装置を含むホームバスシステムのブ
ロック図は、第7図に示される。これは、ホームバスコ
ントローラ1aと、複数の通信装置10a,10b,10c…と、ホ
ームバス3とを備え、ホームバスコントローラ1aと複数
の通信装置10a,10bとはホームバス3を介して接続され
ている。
通信装置10aは、ホームバスからの出力端子4とレシ
ーバ5とCPU6とドライバ8とホームバスへの出力端子9
とを有し、ホームバス3からの出力端子4はレシーバ5
の入力に接続され、レシーバ5の出力はCPU6の入力に接
続され、CPU6の出力はドライバ8の入力に接続され、ド
ライバ8の出力がホームバスへの出力端子9に接続され
ている。
ホームバスコントローラ1aは、各通信装置10a,10b,10
c,…の通信動作を管理するために、初期動作等で各通信
装置10a,10b…のステータスを読出す必要がある。第8
図は、その時のホームバスコントローラ1aと各通信装置
10a,10b…の通信シーケンスは、第8図に示される。
はじめに、ホームバスコントローラ1aは同報の通信機
能を用いて各通信装置10a,10b,10c…に対してステータ
スの送信を要求する通信フレームを送信する(第8図
)。すると、通信装置10aは、ホームバスからの入力
端子4より通信フレームを入力し、レシーバ5で論理デ
ータに変換してCPU6に出力し、CPU6で通信フレームの内
容を解析する。このCPU6は、通信フレームの内容が、ホ
ームバスコントローラ1aからの各通信装置10a,10b…に
対してステータスの送信を要求するものであることを識
別する。そしてCPU6はホームバスコントローラ1aに対し
て通信装置10aのステータスを送信する通信フレームを
構成して、ドライバ8に出力する。このドライバ8はホ
ームバス3への出力端子9を介してCPUからの通信フレ
ームをホームバス3に送出する(第8図)。
他の通信装置10b,10c…も同様にホームバスコントロ
ーラ1aから各通信装置10a,10b,10c…に対してステータ
スの送信を要求する通信フレームを受信し(第8図
)、ホームバスコントローラ1aに対してステータスを
送信する(第8図,…)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のホームバスを用いた通信装置は、ホー
ムバスコントローラからのステータスを要求する通信フ
レームに対して、通信装置が個々にステータスを返送し
ているので、通信装置の数が多い場合には、ホームバス
コントローラにステータスを返送する時間がかかり、通
信の効率が悪くなるという欠点がある。
本発明の目的は、このような欠点を除き、ステータス
の返送時間を短縮し通信効率を改善した通信装置を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の構成は、ホームバスコントローラと、このホ
ームバスコントローラより管理される複数の通信装置と
をホームバスにより接続した通信システムにおいて、前
記各通信装置には、前記ホームバスから入力した前記ホ
ームバスコントローラからの通信フレームを論理データ
に変換するレシーバと、このレシーバからの論理データ
を解析し前記通信フレームの内容が前記各通信装置から
一斉にステータスの送信を要求するものであればそのス
テータスを出力するCPUと、前記レシーバからの論理デ
ータを入力し、送信タイミング時に前記CPUからのステ
ータスを出力し、プログラム制御された一斉送信制御部
と、この一斉送信制御部からのステータスをドライブし
前記ホームバスに送出するドライバとを備え、前記一斉
送信制御部は、プログラムエリアに前記レシーバからの
論理データにより一斉にステータスを要求する通信フレ
ーム中のデータ送信の開始を表すスタートビットを検出
する第1の処理ルーチンと、この第1の処理ルーチンに
より検出されたスタートビットの数と前記通信装置のア
ドレス値とが一致したときに前記CPUからのステータス
を前記ドライバに出力する第2の処理ルーチンとを有す
ることを特徴とする。
また、一斉送信制御部が、プログラムエリアに前記レ
シーバからの論理データにより一斉にステータスを要求
する通信フレーム中のデータ送信の開始を表すスタート
ビットを検出する第1の処理ルーチンと、この第1の処
理ルーチンにより検出されたスタートビットの後に前記
通信装置のアドレスを前記ドライバに出力する第2の処
理ルーチンと、前記第1の処理ルーチンにより検出した
スタートビットの後に前記ドライバに出力した前記通信
装置のアドレスと前記レシーバからの論理データとを比
較し、これらが一致していれば前記CPUからのステータ
スを前記ドライバに出力する第3の処理ルーチンとを有
することもできる。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は第
1図に用いられるホームバスの制御ラインの通信フレー
ムの構成を示すフォーマット図である。この通信フレー
ムは、通信フレームの優先順位及び同様通信等を指定す
る優先モード11と、通信フレームの送信元のアドレスを
表す自己アドレス12と、通信フレームの送信先のアドレ
スを表す相手アドレス13と、通信フレームのデータ内容
を指定する制御コード14と、データフィールドのバイト
数を指定する電文長コード15と、通信フレームのデータ
部分であるデータフィールド16と、通信フレームの誤り
を検出するチェックコード17と、ダミーコード18と、送
信先に届いたかどうかを確認するためのアヌノリッシコ
ード19との各フィールドより構成される。
この場合、データフィールド16のサイズは、最大256
バイトまで可能な可変長であり、他のフィールドのサイ
ズは1バイトである。1バイトのデータは、1バイトの
データの送信の開始を表す1ビットのスタートビット20
と、1バイトのデータ21と、この1バイトのデータ21の
偶数パリティを生成する1ビットのパリティビット22と
1バイトのデータの終了を表す1ビットのストップビッ
ト23とより構成される。
第1図のブロック図において、ホームバスシステム
は、ホームバスコントローラ1と、アドレスが0から9
までの10台の通信装置2a,2b…2jとホームバス3とを有
し、ホームバスコントローラ1の入力と出力及び複数の
通信装置2a,2b…2jの入力と出力は、ホームバス3に接
続された構成になっている。
また、この通信装置2aは、ホームバスからの入力端子
4と、レシーバ5と、CPU6と、一斉送信制御部7と、ド
ライバ8と、ホームバスへの出力端子9とを有し、ホー
ムバス7からの入力端子4はレシーバ5の入力に接続さ
れ、レシーバ5の出力は、CPU6の入力と一斉送信制御部
7の入力に接続され、CPU6の出力は一斉送信制御部7の
入力に接続され、一斉送信制御部7の出力はドライバ8
の入力に接続され、ドライバ8の出力はホームバスへの
出力端子9に接続されている。
第3図は第1図の一斉送信制御部7のプログラムエリ
アに有する処理ルーチンのフロー図である。一斉送信制
御部の処理ルーチンは、カウント値iを初期設定する処
理ルーチン51と、データフィールド16のスタートビット
20を検出する処理ルーチン52と、スタートビット20を検
出後カウント値iと通信装置2aのアドレスが一致すると
きにCPU6からのステータスをドライバ8に出力し、一致
しないときにカウントを行う第2の処理ルーチン53とか
ら構成される。
次に、通信装置2a,2b…2jの動作について説明する。
ホームバスコントローラ1は、第2図のホームバスの
通信フレーム中の優先コード11を一斉に送信を表すコー
ドに設定し、自己アドレス12をホームバスコントローラ
1のアドレスに設定し、相手アドレス13を通信装置2a,2
b…2jの中の任意のアドレスに設定し、制御コード14を
データフィールド16の内容がステータスであることを表
すコードに設定し、電文長コード15を通信装置2a,2b…2
jの台数である10バイトに設定し、通信フレームをホー
ムバス3に送出する。また、ホームバスコントローラ1
は、データフィールド16ではスタートビット20のみをホ
ームバス3に送出する。
通信装置2aは、ホームバスの入力端子4より通信フレ
ームを入力し、レシーバ5で論理データに変換して、CP
U6と一斉送信制御部7に出力する。CPU6は、レシーバ5
からの論理データより通信フレームを解析し、通信フレ
ームの内容が各通信装置2a,2b…2jから一斉にホームバ
スコントローラ1に対してステータスの送信を要求する
ものであることを識別し、一斉送信制御部7にステータ
スを出力する。
一斉送信制御部7は、カウント値iを0に初期化し
(処理ルーチン51),レシーバ5からの論理データより
データフィールド16のスタートビット20を検出し、この
スタートビット20が出力されるのを待ち(第1の処理ル
ーチン52),カウント値iと通信装置2aのアドレスを比
較し、これらが一致していればCPU6からのステータスを
ドライバ8に出力し、これらが一致していなければカウ
ント値iを1つ増し、再処理ルーチン51を実行する(第
2の処理ルーチン53)。この場合、通信装置2aのアドレ
スは0であるため、CPU36からの通信装置2aはデータフ
ィールド16の始めてのスタートビット20を検出後、ドラ
イバ8に出力される。
一斉送信制御部7から出力されたステータスは、ドラ
イバ8とホームバスへの出力端子9を介してホームバス
3に送出される。他の通信装置2b…32jも同様に動作す
ることにより、通信フレームのデータフィー八ウド16
は、第4図に示すように、アドレスが0の通信装置2aよ
り順にアドレスが9の通信装置2jまでのステータスより
構成される。
そのため、ホームバスコントローラ1は、一通信フレ
ームで10台の通信装置2a,2b…2jのステータスを知るこ
とができ、従来のホームバスコントローラ1aが10台の通
信装置のステータスを受信するまでの時間が約200ms要
していたのに対し、本実施例ではそれが約30msに短縮さ
れる。
また、ホームバスシステムでは通信装置のアドレスは
0から255までの256通り選択することができ、また一通
信フレーム内で送信可能なデータは、最大256バイトで
あるため、本実施例の通信装置を含むホームバスシステ
ムでは、全ての通信装置のステータうを一通信フレーム
で送信することが可能となる。
第5図は本発明の第2の実施例を説明する一斉送信制
御部のプログラムエリアに格納する処理ルーチンのフロ
ー図であり、そのシステム構成は第1図と同じである。
第5図において、データフィールド16のスタートビット
20を検出する第1の処理ルーチン61と、スタートビット
20を検出後通信装置2aのアドレスをドライバ8に出力す
る第2の処理ルーチン62と、データフィールド16のスタ
ートビット20を検出する第3の処理ルーチン63と、スタ
ートビット20を検出後ドライバ8に出力したアドレスと
レシーバ5からの入力データを比較しこれが一致してい
ればCPU6からのステータスをドライバ8に出力し、それ
が一致していなければ第1の処理ルーチン61を実行する
第4の処理ルーチン64とから構成される。
次に、通信装置2a,2b…2jの動作について説明する。
はじめに、ホームバスコントローラ1は、第1の実施例
と同様にホームバスコントローラ1に対して、各通信装
置2a,2b…2jから一斉にステータスの送信を要求する通
信フレームを送信すると、通信装置2aは、ホームバスか
らの入力端子4とレシーバ5を介してCPU6に入力し、CP
U6で通信フレームを解析し、この解析結果一斉送信制御
部7にステータスを出力する。
一斉送信制御部7は、レシーバ5からの論理データよ
りデータフィールド16のスタートビット20が出力される
のを待ち(処理ルーチン61),通信装置2aのアドレスを
ドライバ8に出力し(処理ルーチン63),データフィー
ルド16のスタートビット20出力されるのを待つ(処理ル
ーチン63)。そして、一斉送信制御部7は、先にドライ
バ8に出力しホームバス3に送信された通信装置2aのア
ドレスが他の通信装置2b…2jより送信されたデータとホ
ームバス3上で競合してこの競合に負けたか否かを調べ
る。
ホームバスシステムでは、論理「0」のデータと論理
「1」のデータがホームバス3上に競合した場合、論理
「0」のデータが優先されて論理「0」になるため、ド
ライバ8に出力した通信装置2aのアドレスとレシーバ5
からの入力データとを比較し、これらが一致しなければ
競合に負けたことになる。この競合に負けていなけれ
ば、一斉送信制御部7はCPU6からのステータスをドライ
バ8に出力し、その競合に負けていれば再度第1の処理
ルーチン61を実行する。
一斉送信制御部7からドライバ8に出力された通信装
置2aのアドレスとステータスとはホームバスへの出力端
子9を介してホームバス3に送出される。
他の通信装置2b…2jも同様に動作を行うことにより、
通信フレームのデータフィー八ウド16は、第6図に示す
ように、通信装置のアドレスが競合に優先される通信装
置(2aが最も優先され2jが最下位にあるとする)よりア
ドレスとステータスの組合せで構成される。
本実施例では、各通信装置のアドレスの値が0より順
番に並んでいないシステムにおいて、各通信装置のステ
ータスを効率よく送信することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の通信装置は、一通信フ
レーム中で各通信装置が一斉にステータスを送信するの
を生後する一斉送信制御部を有することにより、ホーム
バスコントローラから各通信装置へのステータスの送信
要求に対して、各通信装置は一通信フレームでステータ
スを返送することが可能となり、その返送時間を短縮す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の通信装置を含むホームバス
システムのブロック図、第2図は第1図のホームバスに
用いられる通信フレームのフォーマット図、第3図は第
1図の一斉送信制御部の有する処理ルーチンのフロー
図、第4図は第3図におけるデータフィールドの構成
図、第5図は本発明の第2の実施例のシステムに用いら
れる一斉送信制御部の有する処理ルーチンのフロー図、
第6図は第5図におけるデータフィールドの構成図、第
7図は従来の通信装置を含むホームバスシステムの一例
のブロック図、第8図は第7図のホームバスシステムの
通信シーケンス図である。 1,12……ホームバスコントローラ、2a,2b…2j,10a,10b,
10c…通信装置、3……ホームバス、4……ホームバス
からの入力端子、5……レシーバ、6……CPU、7……
一斉送信制御部、8……ドライバ、9……ホームバスへ
の出力端子、11……優先コード、12……自己アドレス、
13……相手アドレス、14……制御コード、15……電文長
コード、16……データフィールド、17……チェックコー
ド、18……ダミー、19……アヌノリッジコード、20……
スタートビット、21……データ(1バイト)、22……パ
リティビット、23……ストップビット、51〜53,61〜64
……処理ルーチン。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホームバスコントローラと、このホームバ
    スコントローラより管理される複数の通信装置とをホー
    ムバスにより接続した通信システムにおいて、前記各通
    信装置には、前記ホームバスから入力した前記ホームバ
    スコントローラからの通信フレームを論理データに変換
    するレシーバと、このレシーバからの論理データを解析
    し前記通信フレームの内容が前記各通信装置から一斉に
    ステータスの送信を要求するものであればそのステータ
    スを出力するCPUと、前記レシーバからの論理データを
    入力し、送信タイミング時に前記CPUからのステータス
    を出力し、プログラム制御された一斉送信制御部と、こ
    の一斉送信制御部からのステータスをドライブし前記ホ
    ームバスに送出するドライバとを備え、 前記一斉送信制御部が、プログラムエリアに前記レシー
    バからの論理データにより一斉にステータスを要求する
    通信フレーム中のデータ送信の開始を表すスタートビッ
    トを検出する第1の処理ルーチンと、この第1の処理ル
    ーチンにより検出されたスタートビットの数と前記通信
    装置のアドレス値とが一致したときに前記CPUからのス
    テータスを前記ドライバに出力する第2の処理ルーチン
    とを有することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】ホームバスコントローラと、このホームバ
    スコントローラより管理される複数の通信装置とをホー
    ムバスにより接続した通信システムにおいて、前記各通
    信装置には、前記ホームバスから入力した前記ホームバ
    スコントローラからの通信フレームを論理データに変換
    するレシーバと、このレシーバからの論理データを解析
    し前記通信フレームの内容が前記各通信装置から一斉に
    ステータスの送信を要求するものであればそのステータ
    スを出力するCPUと、前記レシーバからの論理データを
    入力し、送信タイミング時に前記CPUからのステータス
    を出力し、プログラム制御された一斉送信制御部と、こ
    の一斉送信制御部からのステータスをドライブし前記ホ
    ームバスに送出するドライバとを備え、 前記一斉送信制御部が、プログラムエリアに前記レシー
    バからの論理データにより一斉にステータスを要求する
    通信フレーム中のデータ送信の開始を表すスタートビッ
    トを検出する第1の処理ルーチンと、この第1の処理ル
    ーチンにより検出されたスタートビットの後に前記通信
    装置のアドレスを前記ドライバに出力する第2の処理ル
    ーチンと、前記第1の処理ルーチンにより検出したスタ
    ートビットの後に前記ドライバに出力した前記通信装置
    のアドレスと前記レシーバからの論理データとを比較
    し、これらが一致していれば前記CPUからのステータス
    を前記ドライバに出力する第3の処理ルーチンとを有す
    ることを特徴とする通信システム。
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