JP2908352B2 - かき揚げ成形装置 - Google Patents

かき揚げ成形装置

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JP2908352B2 JP26990096A JP26990096A JP2908352B2 JP 2908352 B2 JP2908352 B2 JP 2908352B2 JP 26990096 A JP26990096 A JP 26990096A JP 26990096 A JP26990096 A JP 26990096A JP 2908352 B2 JP2908352 B2 JP 2908352B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天麩羅の揚げ方
の一種で、魚介類、野菜等の細かい具を、小麦粉の衣で
つないだかき揚げ生地を所定の形状に自動的に成形する
かき揚げ成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のかき揚げを行う場合、魚
介類、野菜等の細かい具を小麦粉の衣でつないだ生地
を、人手によりかき揚げ形状に成形して油槽に投入して
揚げていたが、生産個数に限度があり、また、高温の油
槽に面して作業を行うので極めて作業環境が悪く、食品
衛生上好ましくなく、また、人手によりかき揚げされる
ものであるから、量目、形状の面から品質に不揃いとな
る問題があった。
【0003】そこで、量目をほぼ一定にするため、各種
のかき揚げ生地の自動供給装置が開発され、この自動供
給装置により油槽内をコンベヤにより回動されてくる受
け皿上にかき揚げ生地を供給するとともに、次工程にお
いて上方よりシリンダによりかき揚げ成形型を降下して
受け皿上のかき揚げ生地を押さえて一定の形状のかき揚
げに成形していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のかき揚げ成形型によりかき揚げ生地を押さえ込んで
成形する場合、自動供給装置により受け皿にかき揚げ生
地を供給して同受け皿の中心に一定に供給された場合は
ほぼ一定形状のかき揚げが成形されるが、生地供給が受
け皿の中心より若干ずれて供給された場合、かき揚げの
厚さに偏りを生じて変形され、歪んだ形状のかき揚げと
なる問題があり、また、かき揚げ生地は油槽内を間欠回
動する受け皿上に供給され、次工程で型成形するもので
あるため、この移動過程でかき揚げ生地は静止した状態
で移動されるので、かき揚げ生地は油温(180℃程
度)により固形化され、さらに、型押しすることから、
かき揚げ製品がお好み焼き風となる問題があった。本発
明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもの
で、かき揚げ成形型を使用することなく、所定の形状
で、かき揚げ独特のさくさく感を有する均一な品質のか
き揚げを自動的に成形することのできるかき揚げ成形装
置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、第1の発明は、かき揚げ具供給装置と
かき揚げ成形装置とからなるかき揚げ成形機おいて、前
記かき揚げ具供給装置は前記かき揚げ成形装置の油槽内
を間欠回動されるチェーンコンベヤに所定の間隔で複数
個の受け皿を配設した受け皿枠体が、そのキャリヤ側の
始端の間欠停止位置の上方位置に望んで配設され、ま
た、かき揚げ成形装置は前記チェーンコンベヤに配設さ
れた複数の受け皿枠体と、キャリヤ側の始端の間欠停止
位置の側方に設けられる成形駆動機構とからなり、前記
受け皿枠体に配設される複数個の受け皿は基板に配列さ
れた支軸に水平回転可能に支持されるとともに、この各
支軸は受け皿枠体が前記成形駆動機構と対設する間欠停
止位置で成形駆動機構により往復作動される往復作動手
段と連繋されて、各受け皿に正逆回転を付与する構成と
したことであり、第2の発明は、前記成形駆動機構は支
台の一側に設けられたアクチュエータと、同他側で油槽
内に所定の間隔で垂設される対をなす回転軸とが連繋駆
動可能に設けられ、該回転軸の下端には偏心カムが18
0度位相して取付けられ、また、前記受け皿枠体に配設
される往復作動手段は、各支軸に取付けられる連繋部材
と、前記回転軸の偏心カムと当接作動される対をなす作
動部材と連繋され、該受け皿枠体が前記成形駆動機構と
対設する間欠停止位置で対をなす作動部材は偏心カムに
より往復作動されることで、各受け皿に正逆転を付与す
る構成としたことである。これにより、受け皿枠体に配
設されたラックを積極的に往復作動してピニオンを介し
て各受け皿56を油抵抗に抗して正逆方向へ高速回転を
与え、供給された盛上り状の具を遠心力により衣を外周
方向へ一様に分散するとともに、魚介類、野菜類の具も
一様に分散され、この一様の分散は具が固まる前におこ
なわれるので所定の形状、厚さを有するかき揚げを成形
することができ、また、供給装置からの具の供給位置が
受け皿の中心から偏った位置に供給されたとしても、こ
の正逆方向の回転による遠心力により具は受け皿に一様
に分散されて所定の形状、厚さに成形される。
【0006】また、第3の発明は、前記受け皿は所定の
径を有する底板と縁部とからなり、この底板には多数個
の凸部が突設されるとともに、縁部には所定の間隔で凹
部を形成して、該受け皿はその縁部が油面より若干突出
した状態で間欠回動する構成としたことにより、高速で
回転が与えられても具に滑りを生ずることがなく、この
高速の正逆回転により油面が波立つとともに、具内に油
および空気がはいりさくさくとしたかき揚げができ、ま
た、従来においては裏面側がお好み焼き風となるもので
あるが、受け皿内の油が正逆の回転により波立って裏面
側にも油および空気が入ってさくさくとしたかき揚げに
仕上げることができる。また、受け皿の縁部に凹部を形
成して受け皿内に油を侵入可能に設けたものであるが、
この正逆回転の成形過程で油面に浮遊する天かすが侵入
することが防止されるとともに、正逆回転と相俟って油
面の波立ちが効果的になされて良質のかき揚げに自動的
に仕上げることができる。また、第4の発明は、前記受
け皿の底板下面には、その中心より所定の半径位置に複
数の凸条を突設するとともに、前記受け皿枠体の基板側
の支軸の左右には前記凸条に指向して底板下面に摺接す
るボールスクリュウを立設して、受け皿の回転過程で揺
動を付与する構成としたことにより、とくに、受け皿に
揺動を付与することにより魚介類、野菜類の具の分散が
効果的になされ、具Wが固まる前に瞬時に所定の形状、
厚さを有する形状に成形することができるので、成形駆
動機構71の作動時間を短縮できて、かき揚げ形状品質
を向上することができる。
【0007】
【実施の形態】次に、本発明の第1の実施形態を図面に
したがって説明すると、図1はかき揚げ成形機1であっ
て、同成形機1はかき揚げ具供給装置2とかき揚げ成形
装置41とより構成されている。このかき揚げ具供給装
置2は従来公知のものであって、この供給装置2は基枠
3と供給部5とより構成され、この基枠3の上部の支台
4はかき揚げ成形装置41の油槽40の一端部の上方に
望むように設けられ、この支台4にはかき揚げ具の供給
部5が取付けられている。
【0008】この供給部5は供給タンク6と攪拌機構1
1と具供給機構15と具成形機構30とより構成されて
いる。この供給タンク6は底部が半円状に湾曲する断面
略U字形状の底部を有する屈曲板7と左右の側板8とに
よりかき揚げ成形装置41の油槽40の幅内に納め可能
な幅に形成され、その底部長手方向に沿って所定の間隔
で複数の供給孔10を有する具供給部9が形成されてい
る。このように形成された供給タンク6には攪拌機構1
1が内装されている。
【0009】この攪拌機構11は回転軸12と複数の攪
拌回転体13とより構成されている。この回転軸12は
供給タンク6の左右の側板8の所定の位置に回転可能に
支承され、同回転軸12の一端には駆動部が連繋されて
いる。また、この回転軸12には複数の攪拌回転体13
が所定の間隔で着脱可能に取付けられている。また、こ
の供給タンク6には具供給機構15が内装されている。
【0010】この具供給機構15は供給タンク6の底部
の具供給部9に指向して垂直状に配設される垂直供給部
16と供給タンク6の底部に斜状に取付けられて具供給
部9の供給孔10に指向する傾斜供給部26とから構成
されている。この垂直供給部16は供給タンク6の上部
開口側の左右の側板8間には支持ブラケット18が横架
され、この支持ブラケット18の左右の端部寄りには,
同調作動する作動シリンダ19がそのピストンロッドを
下向きにして取付けられ、同ピストンロッドには短尺の
ロッド20を介してガイド枠21が垂設され、この下側
の連結プレート22の左右に垂設された押圧ロッド24
間には押圧プレート25が横架されている。
【0011】また、傾斜供給部26は供給タンク6の具
供給部9のガイド縁9a側に取付けられるもので、この
ガイド縁9a側の左右寄りの所定の位置には具供給部9
の供給孔10に指向して同調作動する作動シリンダ27
が取付けられ、そのピストンロッド間には押圧プレート
28が横架されている。
【0012】次に、具成形機構30は成形ケース31と
成形ロータ35とからなるもので、この成形ケース31
は具供給部9に取付けられるもので、この成形ケース3
1は所定の径を有する円筒形状に形成され、この直径方
向の一方には供給タンク6の底部の長手方向に形成した
供給孔10に整合する継承孔32が貫設され、また、同
成形ケース31の継承孔32と対応する直径方向にはチ
ェーンコンベヤ42の受け皿枠体47に一列状に配設し
た受け皿56に対応する間隔で複数の孔が長手方向に沿
って貫設され、各孔にはテーパー状の投入筒33が取付
けられている。また、この投入筒33を取付けた孔には
図示はしないが内方に指向して高圧のエアを噴出するエ
ア噴出孔が設けられて成形ロータ35で成形されたかき
揚げ具Wの供給を容易にするように設けられている。
【0013】また、成形ロータ35はテフロン材からな
るもので、成形ケース31に回転可能に内嵌されて、そ
の一端はロータリアクチュエータに連繋されている。ま
た、成形ロータ35の直交する外周には成形ケース31
の孔と対応する間隔で円弧状の所定の容積の成形凹部3
6a,36bが凹設されている。
【0014】このように形成されたかき揚げ具供給装置
2は、油槽40内に配設されたかき揚げ成形装置41の
チェーンコンベヤ42に配設された受け皿枠体47のキ
ャリヤ側の始端の所定の間欠停止位置の上方に、その具
成形機構30の投入筒33が受け皿枠体47に一列状に
配設された受け皿56に対応してそれぞれ臨まれいて
る。
【0015】このかき揚げ成形装置41は図2および図
3に示すように油槽40内に配設されるもので、間欠駆
動されるコンベヤ42とこのコンベヤ42に配設される
受け皿枠体47とかき揚げ具供給装置2の具成形機構3
0の下方位置で、キャリヤ側始端で間欠停止された受け
皿枠体47の受け皿56に水平回転を与える成形駆動機
構71とより構成されている。
【0016】このコンベヤ42は油槽40の長手方向に
所定の間隔で配設される左右のコンベヤ枠43a,43
bと、このコンベヤ枠43a,43bの前後に回転可能
に支承された回転軸44には対応して所定の間隔で鎖車
44aがキー着されており、この前後に対応する鎖車4
4a間にはそれぞれチェーン45a,45bが掛装され
るとともに、このチェーン45a,45bの所定の間隔
の駒には略L形状のアタッチメント46が取付けられ、
この対応するアタッチメント46間にはそれぞれ受け皿
枠体47が横架状に配設されている。なお、回転軸44
の一方は図示はしないが間欠駆動源に連繋されている。
【0017】この受け皿枠体47は図2および図4に示
すようにアタッチメント46間に横架される基板48を
主体と、この基板48の中央部の長手方向に配設される
複数個の受け皿56とこの各受け皿56を正逆に水平回
転を伝達する往復作動手段であるラック機構52とカバ
ー部材65とより構成されている。この基板48はアタ
ッチメント46間に取付けられる略長方形状に形成さ
れ、その前後および一側には縁部49,49aが形成さ
れるとともに、この基板48の中心部の長手方向には所
定の間隔で複数個の軸受孔50が形成され、この各軸受
孔50には受け皿56を回転可能に支持する支軸51が
取付けられ、この各支軸51にはラック機構52のピニ
オン53(連繋部材ともいう)が回転可能に取付けられ
ている。
【0018】このピニオン53は支軸51に対し軸受部
材54を介して回転可能に設けられるとともに、このピ
ニオン53の一方の面には受け皿56を取付ける円筒状
の取付縁55が形成されている。この受け皿56は図4
に示すように所定の径、すなわち、かき揚げの径を有す
る底板57とその外周に垂直あるいは開拡状に所定の高
さで立上がる縁部58とより形成され、この縁部58の
上縁側には所定の角度間隔、例えば60度間隔で凹部5
8aが形成され、また、底板57の上面側には多数個の
凸部57aが突設されている。この様に配設支持された
受け皿56の支軸51に回転可能に取付けられた各ピニ
オン53には基板48の長手方向の前後の縁部49に沿
って配設されたラック機構52のラック59a,59b
(作動部材ともいう)が噛合い連繋されている。
【0019】このラック59a,59bは図4,図5お
よび図6に示すように基板48の前後の縁部49の左右
の端部寄りには対応してラック支持部60が配設されて
いる。このラック支持部60は断面略L形状の支持枠6
0aと押え板60bとによりラック59a,59bをス
ライド可能に支承する略コ字形状に形成され、このラッ
ク支持部60に支持された前後のラック59a,59b
の縁部49a側の端部にはばね受け凸部61が螺着さ
れ、また、他端側には上下に二股状に支承部材62が螺
着され、この支承部材62には軸ピン63を介して従動
ローラ64が水平回転可能に設けられている。このよう
にラック機構52を配設した基板48にはカバー部材6
5が取付けられて受け皿56はこのカバー部材65の上
側に水平回転するように位置され、このラック59a,
59bのばね受け凸部61と対応するカバー部材65の
側板65aにはばね受け凸部61と対向してばね調整ボ
ルト66が取付けられてばね受け凸部61とばね調整ボ
ルト66との間に所定のばね圧を有するコイルばね68
が弾着されて、従動ローラ64側は常にコンベヤ枠43
b側に付勢されている。また、この基板48のほぼ中央
部の下面には所定長さの振止めバー69が取付けられ、
この振止めバー69は油槽40の長手方向に配設された
左右対をなすガイドバー70間を移動可能に設けられ、
また、左右のチェーン45a,45bはコンベヤ枠43
a,43bに沿って取付けられたチェーンガイド70
a,70bに案内され、キャリヤ側を間欠移動される受
け皿56はこのガイド70aによりその縁部58が油面
O.Lより若干突出した保持状態で間欠移動するように
設けられている。このように配設された受け皿枠体47
の具供給部9の具成形機構30の下方に間欠停止される
位置の油槽40の一方の側壁40aには間欠停止した受
け皿枠体47の受け皿56にラック機構52を介して正
逆方向へ水平回転を付与する成形駆動機構71が配設さ
れている。
【0020】この成形駆動機構71はコンベヤ枠43b
の上部に取付けられた上下調節部材72を介して支台7
3が水平状に取付けられ、この支台73には長孔74a
を介して油槽40の側壁40aを跨ぎ状に支持板74が
調整部材75により位置調整可能に接続され、この支持
板74の端部にはインバータモータ76が取付けられ、
同モータ76の出力軸には駆動鎖車77が取付けられて
いる。また、支台73の端部は油槽40内に望まれ、同
端部側には間欠停止される受け皿枠体47に配設したラ
ック59a,59bと対応する間隔で回転軸78a,7
8bが垂直状に回転可能に支承され、この回転軸78
a,78bの上端には駆動鎖車77と対応して従動鎖車
79a,79bが取付けられ、この駆動鎖車77と従動
鎖車79a,79b間にはチェーン80が掛装されてい
る。また、回転軸78a,78bの下端部には偏心カム
81a,81bが偏心凸部を180度位相して取付けら
れて、間欠停止された受け皿枠体47の左右のラック5
9a,59bに取付けられた従動ローラ64と摺接当接
して回転軸78a,78bの回転により偏心カム81
a,81bが回転され、偏心凸部によりラック59a,
59bが積極的に往復作動されることで、これと噛合う
ピニオン53を介して受け皿56を油抵抗に抗して正逆
方向へ高速回転を与えるように設けられている。
【0021】この様に形成されたかき揚げ具供給装置2
の供給タンク6には所定量の魚介類、野菜等の細かい具
と小麦粉の衣が供給されて、攪拌機構11により低速で
攪拌される。この攪拌動作により具Wは短縮状態の傾斜
供給部26の具供給部9に供給される。そして初期供給
においてはかき揚げ成形装置41のチェーンコンベヤ4
2が作動されて一番目の受け皿枠体47が成形駆動機構
71の位置に停止されると、この停止信号により、先
ず、ロータリアクチュエータの作動により成形ロータ3
5が180度回転されて例えば成形凹部36aが供給孔
10に整合されると同時に、具供給機構15の傾斜供給
部26の作動シリンダ27が伸長作動して具Wを垂直供
給部16の下部へ押送すると同時に垂直供給部16の作
動シリンダ19が作動されて具Wを押送して具成形機構
30の成形ロータ35の成形凹部36aへ供給する。そ
して垂直供給部16の作動シリンダ19が短縮作動し、
引き続き傾斜供給部26の作動シリンダ27が短縮作動
されてかき揚げ具供給装置2の1サイクルを完了する。
この初期供給では第1番目の受け皿3には具Wは供給さ
れない。
【0022】一方、かき揚げ成形装置41の成形駆動機
構71側はこの第一番目の受け皿枠体47が間欠停止さ
れると、同受け皿枠体47に配設したラック機構52の
ラック59a,59bに取付けた従動ローラ64は成形
駆動機構71の偏心カム81a,81bに当接される。
そして、成形ロータ35が180度回転停止された信号
をインバータモータ76が受けて回転されると、これと
連繋された回転軸78a,78bが所定の時間、高速回
転されることで、この回転軸78a,78bの下端部に
取付けた偏心カム81a,81bにより、従動ローラ6
4を介してラック59a,59bを交互に左右作動する
ことで、これと噛合い連繋された各ピニオン53を介し
て複数の受け皿56を一連に正逆回転する。なお、この
第一番目においは具Wが供給されていないので空運転が
なされる。
【0023】そして、第2番目の受け皿枠体47が成形
駆動機構71の前部に停止されるとこの停止信号により
上記と同様にロータリアクチュエータの作動により成形
ロータ35が180度反転されて成形凹部36bが供給
孔10に整合されるとともに、成形凹部36aは投入筒
33に整合され、これにより同投入筒33に配設したエ
ア噴出孔よりエアが成形凹部36aに指向して噴出さ
れ、同凹部36a内の具Wは剥離状に離脱されて投入筒
33を経て下方に位置した受け皿枠体47の各受け皿5
6に供給される。同時に、具供給機構15の傾斜供給部
26の作動シリンダ27が伸長作動して具Wを垂直供給
部16の下部へ押送すると同時に垂直供給部16の作動
シリンダ19が作動されて具Wを押送して具成形機構3
0の成形ロータ35の成形凹部36aへ供給する。そし
て垂直供給部16の作動シリンダ19が短縮作動し、引
き続き傾斜供給部26の作動シリンダ27が短縮作動さ
れてかき揚げ具供給装置2の1サイクルを完了する。
【0024】一方、成形ロータ35が180度回転停止
されて成形凹部36aより具Wが受け皿56に供給され
ると、この成形ロータ35の供給停止された信号をイン
バータモータ76が受けて回転される。このインバータ
モータ76の回転により、これと連繋された回転軸78
a,78bが所定の時間、高速回転されることで、この
回転軸78a,78bの下端部に取付けた偏心カム81
a,81bにより、従動ローラ64を介してラック59
a,59bを交互に往復作動することで、これと噛合い
連繋された各ピニオン53を介して複数の受け皿56は
一連に正逆転される。
【0025】この各受け皿56が正逆転されることによ
り、同受け皿56上の例えば中央部に盛上り状に供給さ
れた具Wはその遠心力により衣が受け皿56の縁部58
に向けてほぼ一様に分散されるとともに、魚介類、野菜
類等の具は盛上り下部に位置したものは受け皿56の底
板57に形成した凸部57aによりその位置に止まり、
上部に位置した魚介類、野菜類等の具はこの遠心力によ
り縁部58に向けて一様に分散される。そして、一定の
時間インバータモータ76が回転されて停止されると、
この停止信号を受けてチェーンコンベヤ42が作動さ
れ、第三番目の受け皿枠体47が具成形機構30の下方
位置で成形駆動機構71の位置に間欠停止されることで
かき揚げ成形装置41の1サイクルを完了し、以下、こ
の受け皿枠体47の間欠停止信号を受けてかき揚げ具供
給装置2が作動されて、順次、受け皿56に具Wが供給
される。
【0026】そして、この成形駆動機構71により遠心
力が与えられ、受け皿56上に一様に分散された具W
は、油面O.Lが図示のように受け皿56の縁部58に
形成した凹部58aのほぼ中間位置にあることから、受
け皿56は油面下に浸漬した状態で間欠移動され、この
間欠移動される過程で受け皿56の底部に位置した具W
は油揚げされて油面上に浮上し、さらに、受け皿56の
縁部58に押送されながら油揚げされ、受け皿枠体47
がリターン側へ回動されるとかき揚げは油面O.Lを浮
上した状態で下流側へ移動され、図示はしないが下流側
に配設された掻揚げコンベヤにより油槽40より排出さ
れる。
【0027】このように、第1実施形態のかき揚げ成形
装置41によれば、この成形装置41はかき揚げ具供給
装置2の直下の位置に間欠停止された受け皿枠体47に
配列された受け皿56に具Wが供給されると、この供給
信号に基づいて成形駆動機構71が作動されて受け皿枠
体47に配設された2連のラック59a,58bを積極
的に往復作動してピニオン53を介して各受け皿56を
油抵抗に抗して正逆方向へ高速回転を与え、供給された
盛上り状の具Wを遠心力により衣を外周方向へ一様に分
散するとともに、魚介類、野菜類の具も一様に分散さ
れ、この一様の分散は具Wが固まる前におこなわれるの
で所定の形状、厚さを有するかき揚げを成形することが
でき、また、供給装置2からの具Wの供給位置が受け皿
56の中心から偏った位置に供給されたとしても、この
正逆方向の回転による遠心力により具Wは受け皿56に
一様に分散されて所定の形状、厚さに成形される。ま
た、受け皿56には凸部57aを多数突設したものであ
るから、高速で回転が与えられても具Wに滑りを生ずる
ことがなく、この高速の正逆回転により油面O.Lが波
立つとともに、具W内に油および空気がはいりさくさく
としたかき揚げができ、また、従来においては裏面側が
お好み焼き風となるものであるが、受け皿56内の油が
正逆の回転により波立って裏面側にも油および空気が入
ってさくさくとしたかき揚げに仕上げることができる。
また、受け皿56の縁部58に凹部58aを形成して受
け皿56内に油を侵入可能に設けたものであるが、この
正逆回転の成形過程で油面O.Lに浮遊する天かすが侵
入することが防止されるとともに、正逆回転と相俟って
油面O.Lの波立ちが効果的になされて良質のかき揚げ
に自動的に仕上げることができる。
【0028】次に、本発明の第2の実施形態のかき揚げ
成形装置85を図7ないし図14にしたがって説明する
と、この掻揚げ成形装置85は、上記第1実施形態のか
き揚げ成形装置41と同様に、油槽40内に配設されて
間欠駆動されるチェーンコンベヤ42と、このチェーン
コンベヤ42に配設される受け皿枠体86と、かき揚げ
具供給装置2の具成形機構30の下方位置で、キャリヤ
側始端で間欠停止された受け皿枠体85に一列状に配設
された受け皿110 に水平回転を与える成形駆動機構71
とより構成されている。
【0029】この受け皿枠体86は図示のようにチェー
ン45a,45bに対応して所定の間隔で取付けられた
アタッチメント87間に横架された基板88と、この基
板88の中央部の長手方向に所定の間隔で配設される複
数個の受け皿110 と、この各受け皿110 を正逆方向に回
転を伝達する往復作動手段であるリンク機構89とより
構成されている。
【0030】この受け皿枠体86の基板88はアタッチ
メント87間に取付けられる略長方形状に形成され、こ
の基板88の中心部の長手方向には所定の間隔で複数
(本例では6個に場合を例示した)軸受孔が貫設され、
この各軸受孔には受け皿110 を回転可能に支承する支持
ボルト90(支軸ともいう)が回動可能にかつ上下方向
に移動可能に所定のばね圧を有するコイルばね91を介
して取付けられ、この支持ボルト90の頭部90a側に
は皿取付けブロック92を介して受け皿110 が取付けら
れている。
【0031】この皿取付けブロック92(連繋部材とも
いう)は平行リンク機構89を構成するもので図7およ
び図12に示すように、平面形状は略短冊形状に形成さ
れ、その中央部には所定の高さで突出する取付け凸部9
3が形成され、この凸部93の中心には支持ボルト90
の挿通孔94aと頭部90aを没入可能とする凹部94
bが形成されている。また、同取付けブロック92の両
端にはピン孔95a,95bが貫設され、同ピン孔95
a,95bにはピン96a,96bが差し込まれ、同ピ
ン96a,96bは所定の高さ突出された状態で溶接手
段等により止着されている。なお、このピン96bは図
7に示すように中央部の左右の取付けブロック92には
止着されていない。
【0032】このように形成された皿取付けブロック9
2は基板88の各軸受孔に支持ボルト90およびコイル
ばね91を介して回転可能に、かつ上下動可能に取付け
られるとともに、各皿取付けブロック92のピン96a
側は長尺リンク97(作動部材ともいう)により一連に
枢着連繋され、また、左右の2個の皿取付けブロック9
2のピン96bは短尺リンク98a,98b(作動部材
ともいう)により枢着連繋されて、この長尺リンク97
の左右には短尺リンク98a,98bと皿取付けブロッ
ク92により平行リンクが形成されている。
【0033】また、図10および図11に示すように長
尺リンク97の図示左側端部および図示左側の短尺リン
ク98aの左端部にはばね掛合部99がそれぞれ形成さ
れて、このばね掛合部99はアタッチメント87に取付
けられた平面二股状に形成されたばねブラケット100 の
二股端部には立設された立上り片100aに螺着された調節
ボルト101 と所定のばね圧を有する引張りばね102 によ
りそれぞれ掛合連繋されている。
【0034】また、図8および図9に示すように長尺リ
ンク97の図示右側端部および図示右側の短尺リンク9
8bの右端部には上下に二股状の支承部材103 が取付け
られ、この支承部材103 には成形駆動機構71の偏心カ
ム81a,81bのカム面と転接する従動ローラ105 が
軸ピン104 を介して水平回転可能に枢着されている。
【0035】また、基板88の中心の長手方向の各軸受
孔89に取付けられた支持ボルト90の左右の所定の間
隔位置には図13に示すようにボールスクリュウ106 が
上下に位置調節可能に取付けられている。この様に配設
された各皿取付けブロック92の取付け凸部93には受
け皿110 が取付けられている。
【0036】この受け皿110 は図14(a)(b)に示すよう
に所定の径、すなわち、かき揚げの径を有する底板111
とその外周に垂直あるいは開拡状に所定の高さで立上が
る縁部112 とより形成され、この縁部112 の上縁側には
所定の角度間隔、例えば60度間隔で凹部112aが形成さ
れ、また、底板111 の上面側には多数個の例えば角錐状
の凸部113 が突設されている。また、この底板111 の下
面側には基板88側に取付けたボールスクリュウ106 と
対応する半径線の所定位置には放射状に所定の長さで凸
条114,115,116 が形成されている。この凸条114,115,11
6 は図14(a)に示すように例えば同底板111 の中心を
通るx,y軸線に対し、y軸を対称軸としてx線を基準
として左右に所定の角度αでそれぞれ凸条114,115,116
が突出形成されている。また、x線を対称軸としてy軸
を基準として左右に所定の角度αでそれぞれ凸条114a,1
15a,116aが形成されている。この様に凸条114,115,116
および凸条114a,115a,116aを形成した受け皿110 のx軸
あるいはy軸上には交点を中心として所定の間隔で取付
孔117 が貫設されて、この取付孔117 を介して皿取付け
ブロック92の取付け凸部93に取付けることで各凸条
114,115,116 および凸条114a,115a,116aは図7に示すよ
うに同一の方向に互換性を有して取付けられる。
【0037】このように受け皿110 を取付けた受け皿枠
体86は、成形駆動機構71の間欠停止位置までの移動
過程では引張りばね102 の張力により皿取付ブロック9
2は長尺リンク97および短尺リンク98a,98bに
対して直角状に位置し、この状態で支持ボルト90の両
側に立設したボールスクリュウ106 は図13に示すよう
に受け皿110 の凸条114,115 間に位置した状態で移動さ
れる。
【0038】なお、この受け皿枠体86の基板88のほ
ぼ中央部の下面には第1実施形態と同様に図示はしない
が所定長さの振止めバー69が取付けられ、同振止めバ
ー69は油槽40の長手方向に配設された対をなすガイ
ドバー70間を移動可能に設けられ、また、左右のチェ
ーン45a,45bはチェーンガイド70a,70bに
案内されて、キャリヤ側を移動される受け皿110 はチェ
ーンガイド70aによりその縁部112 が油面O.Lより
若干突出した保持状態で間欠移動するように設けられて
いる。
【0039】このように構成された掻揚げ成形装置85
において、キャリヤ側に回動された受け皿枠体86が成
形駆動装置71の前部に間欠停止されると、この停止信
号により第1実施形態と同様に、具成形機構30の成形
ロータ35が180度回転停止されて具Wが受け皿枠体
86の各受け皿110 に供給される。そして、この成形ロ
ータ35の供給停止された信号を受けてインバータモー
タ76が回転され、これと連繋された回転軸78a,7
8bが所定の時間、高速回転されて下端部に取付けられ
た偏心カム81a,81bにより、従動ローラ105 を介
して平行リンク機構89を構成する長尺リンク97およ
び短尺リンク98bは交互に往復作動されるとともに、
短尺リンク98aは長尺リンク97の往復作動にともな
い引張りばね102 を介して短尺リンク98bと同調して
往復作動される。これにより、この長尺リンク97およ
び短尺リンク98a,98bに連結された複数の皿取付
けブロック92に取付けられた各受け皿110 は支持ボル
ト90を中心として一連に正逆転される。そして、この
受け皿110 の正逆転により、コイルばね91を介して支
持ボルト90を介して弾着された各受け皿110 の底板11
1 の裏面に左右対称に凸条114,115,116 を設けるとと
も、支持ボルト90の左右にボールスクリュウ106 を立
設したので、この左右のボールスクリュウ106 に左右の
凸条114,115,116 が乗上げることで、各受け皿110 はコ
イルばね91を介して支持ボルト90を中心として左右
に揺動作用が与えられる。
【0040】この各受け皿110 に正逆転と、これに加え
て揺動作用が与えられることにより、第1実施形態と同
様に、受け皿110 上のほぼ中央部に盛上り状に供給され
た具Wはその遠心力により衣が受け皿110 の縁部112 に
向けてほぼ一様に分散されていくとともに、魚介類、野
菜類等の具は盛上がり下部に位置したものは受け皿110
底板111 に形成した凸部113 によりその位置に止まり、
上部に位置した魚介類、野菜類等の具は遠心力と揺動作
用により縁部112 に向けて一様に分散される。そして一
定の時間インバータモータ76が回転されて停止される
と、この停止信号を受けてチェーンコンベヤ42が作動
され、以下同様に間欠停止した受け皿枠体86の各受け
皿110 に掻揚げ具供給装置2より具Wが供給され、各受
け皿110には成形駆動機構71により回転が与えられる
とともに、受け皿110 に形成された凸条114,115,116 と
支持ボルト90の両側に立設したボールスクリュウ106
とにより揺動が与えられて、具Wは受け皿110 上に一様
に分散される。
【0041】そして、受け皿56上に一様に分散された
具Wは、第1実施形態と同様に油面O.Lが図示のよう
に受け皿110 の縁部112 に形成した凹部112aのほぼ中間
位置にあることから、受け皿110 は油面下に浸漬した状
態で間欠移動され、この間欠移動される過程で受け皿11
0 の底部に位置した具Wは油揚げされて油面上に浮上
し、さらに、受け皿110 の縁部112 に押送されながら油
揚げされ、受け皿枠体68がリターン側へ回動されると
かき揚げは油面O.Lを浮上した状態で下流側へ移動さ
れ、図示はしないが下流側に配設された掻揚げコンベヤ
により油槽40より排出される。
【0042】このようにこの第2実施形態のかき揚げ成
形装置85においては、受け皿110に水平往復手段とし
て平行リンク機構89を採用して第1実施例と同様に受
け皿110 に水平正逆回転するとともに、これに加えて受
け皿110 に形成された凸条114,115,116 と支持ボルト9
0の両側に立設したボールスクリュウ106 とにより揺動
手段を設けたものであるから、第1実施形態の作用効果
に加えて、とくに、揺動手段により魚介類、野菜類の具
の分散が効果的になされ、具Wが固まる前に瞬時に所定
の形状、厚さを有する形状に成形することができるの
で、成形駆動機構71の作動時間を短縮できて、かき揚
げ形状品質を向上することができる。また、第1実施形
態のピニオン・ラック機構52に対し、平行リンク機構
89であるので、装置コストを低減することができると
ともに、メインテナンスも容易となる。
【0043】なお、本実施例においてはインバータモー
タ76と、これと連繋駆動される対をなす回転軸の下端
部に180度位相して取付けた偏心カム81a,81b
によりピニオンラック機構52の対をなすラック59
a,59bをあるいは平行リンク機構89の長尺リンク
97,短尺リンク98bを介して往復作動してピニオン
53あるいは皿取付けブロック92を介して受け皿5
6,110に正逆回転を付与するように例示したが、これに
限定するものではなく、例えば1本のラックある胃はリ
ンクで、作動シリンダあるいはクランク機構によりハン
ド機構を介してラックあるいはリンクを継断可能に連結
して往復作動する構成としてもよい。また、インバータ
モータ76と回転軸78a,78bとを鎖車77,79
a,79bとチェーン80により連繋駆動するように例
示したが、これに限定するものではなく、例えば歯車列
による駆動であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】かき揚げ成形機の一部破断した正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態のかき揚げ成形装置の受
け皿枠体のキャリヤ側の間欠始端停止位置の断面図であ
る。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】図2におけるB−B線断面図である。
【図6】図2におけるC−C線断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態の受け皿枠体の平面図で
ある。
【図8】図7の右側の一部拡大した平面図である。
【図9】同じく図8の側面図である。
【図10】図7の左側の一部拡大した平面図である。
【図11】同じく図10の側面図である。
【図12】受け皿の取付け状態の断面図である。
【図13】受け皿の凸条とボールスクリュウの関係を示
す断面図である。
【図14】(a) 受け皿の底面図である。 (b) 受け皿の断面図である。
【符号の説明】
1 かき揚げ成形機 2 かき揚げ具供給装置 40 油槽 41,85 かき揚げ成形装置 42 チェーンコンベヤ 47,86 受け皿枠体 48,88 基板 51 支軸 52 ピニオンラック機構(往復作動手段) 53 ピニオン(連繋部材) 56,110 受け皿 57 底板 57a 凸部 58 縁部 58a 凹部 59a,59b ラック(作動部材) 71 成形駆動機構 73 支台 76 インバータモータ 78a,78b 回転軸 81a,81b 偏心カム 89 平行リンク機構(往復作動手段) 90 支持ボルト(支軸) 92 皿取付けブロック(連繋部材) 97 長尺リンク(作動部材) 98a,98b 短尺リンク(作動部材) 106 ボールスクリュウ 111 底板 114,115,116 凸条 O.L 油面

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かき揚げ具供給装置とかき揚げ成形装置
    とからなるかき揚げ成形機おいて、前記かき揚げ具供給
    装置は前記かき揚げ成形装置の油槽内を間欠回動される
    チェーンコンベヤに所定の間隔で複数個の受け皿を配設
    した受け皿枠体が、そのキャリヤ側の始端の間欠停止位
    置の上方位置に望んで配設され、また、かき揚げ成形装
    置は前記チェーンコンベヤに配設された複数の受け皿枠
    体と、キャリヤ側の始端の間欠停止位置の側方に設けら
    れる成形駆動機構とからなり、前記受け皿枠体に配設さ
    れる複数個の受け皿は基板に配列された支軸に水平回転
    可能に支持されるとともに、この各支軸は受け皿枠体が
    前記成形駆動機構と対設する間欠停止位置で成形駆動機
    構により往復作動される往復作動手段と連繋されて、各
    受け皿に正逆回転を付与する構成としたことを特徴とす
    るかき揚げ成形装置。
  2. 【請求項2】 前記成形駆動機構は支台の一側に設けら
    れたアクチュエータと、同他側で油槽内に所定の間隔で
    垂設される対をなす回転軸とが連繋駆動可能に設けら
    れ、該回転軸の下端には偏心カムが180度位相して取
    付けられ、また、前記受け皿枠体に配設される往復作動
    手段は、各支軸に取付けられる連繋部材と、前記回転軸
    の偏心カムと当接作動される対をなす作動部材と連繋さ
    れ、該受け皿枠体が前記成形駆動機構と対設する間欠停
    止位置で対をなす作動部材は偏心カムにより往復作動さ
    れることで、各受け皿に正逆転を付与する構成としたこ
    とを特徴とする請求項1のかき揚げ成形装置。
  3. 【請求項3】 前記受け皿は所定の径を有する底板と縁
    部とからなり、この底板には多数個の凸部が突設される
    とともに、縁部には所定の間隔で凹部を形成して、該受
    け皿はその縁部が油面より若干突出した状態で間欠回動
    する構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    のかき揚げ成形装置。
  4. 【請求項4】 前記受け皿の底板下面には、その中心よ
    り所定の半径位置に複数の凸条を突設するとともに、前
    記受け皿枠体の基板側の支軸の左右には前記凸条に指向
    して底板下面に摺接するボールスクリュウを立設して、
    受け皿の回転過程で揺動を付与する構成としたことを特
    徴とする請求項1〜3のかき揚げ成形装置。
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