JP2908129B2 - 半導体装置の保管方法 - Google Patents

半導体装置の保管方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の保管に係
わり、特に半導体装置の製造時において、各工程間で半
導体装置を一事保管する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体装置の保管装置に
は、例えば図8に示す様なものがある。図8に基づき簡
単に説明を行なうと一事保管される半導体装置17は導
電性キャリア5の中に納められ、浮遊塵の付着防止の
為、ストッカー18の中に収納される。ストッカー18
には、外部からの浮遊塵の進入防止のため、シロッコフ
ァン19からヘパフィルター(HEPA)14を通して
強制的に空気又は、窒素ガス等が送風される。
【0003】この様な保管装置は、手動で半導体装置の
出し入れを行なうものと自動で任意の半導体装置の出し
入れを行なうものがある。また従来のこの種の保管装置
は、大気と完全に遮断されていない。
【0004】近年、シリコンウェーハを水分と酸素の共
存する場所に保管するとシリコンウェーハ上に自然酸化
膜が成長することが報告されている(森田他「Si表面
の自然酸化膜成長機構」,シリコン材料デバイス,SD
M90−72,pp.21−26,1990.)。
【0005】また、半導体装置の特性の高性能化のため
には、この様な自然酸化膜をシリコンウェーハ上に成長
させてはならないことも報告されている(M.Miya
waki,S.Yoshitake,and T.Oh
mi, IEEE Electron Device
Lett.11,1065(1990).)。
【0006】したがって、長時間半導体装置を保管して
もシリコン表面上に全く自然酸化膜を成長させない機構
を従来の保管装置に持たせる必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置の保
管装置では、保管を窒素ガス雰囲気中で行なっていて
も、半導体装置の出し入れの時に扉が大気中で開閉され
るために大気中に存在する酸素と水分が混入してしまう
という問題点があった。
【0008】また、構造上大気系と完全に遮断されてお
らず、常に酸素と水分が共存する様な状態におかれ、ガ
ス雰囲気をモニタリングする機能も有していないことも
あり、完全にシリコン上に成長する自然酸化膜を抑制で
きずに半導体装置の性能を劣化させてしまうといった問
題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の保
管方法は、半導体装置保管室と、内部を外気から遮断す
るための第1のシャッターを有するとともに第2のシャ
ッターを介して前記半導体装置保管室に接続された中間
室とを備えた保管装置を用いた半導体装置の保管方法に
おいて、半導体装置を搭載したキャリアを前記半導体保
管装置に搬入するときは、前記第1のシャッターを開い
て前記キャリアを前記中間室内に搬送し、前記第1のシ
ャッターを閉めた後に、前記中間室に置換ガスを導入
し、前記中間室内の雰囲気が規格値を満たした時点で前
記置換ガスの導入を止め、その後前記第2のシャッター
を開いて前記キャリアを前記半導体装置保管室内へ搬送
し、前記キャリアを前記半導体保管装置から搬出すると
きは、前記中間室に置換ガスを導入し、前記中間室内の
雰囲気が規格値を満たした時点で前記第2のシャッター
を開いて前記半導体装置保管室から前記キャリアを前記
中間室内に搬送し、前記第2のシャッターを閉じた後に
前記第1のシャッターを開き前記キャリアを前記中間室
から外部へ搬送し、そして前記第1のシャッターを閉め
た後前記置換ガスの導入を止めることを特徴としてい
る。
【0010】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1(a)は本発明の一実施例の装置正面
図である。この図1(a)に示す本実施例の保管装置
は、半導体ウェーハ6を収納した導電性キャリア5を保
管するための半導体装置保管室1,ガスを置換するため
の中間室4,半導体装置保管室1及び中間室4のガス雰
囲気を監視するためのサンプリング部9,監視部3,保
管装置の全体の動作を制御する制御部2を有して構成さ
れている。また外気と中間室4の雰囲気を遮断するため
の第1のシャッター7,中間室4と半導体装置保管室1
の雰囲気を遮断するための第2のシャッター8が設置さ
れている。
【0012】図1(b)は同実施例の半導体装置保管室
の断面図である。保管室はファンフィルタユニット10
からヘパフィルタ(HEPA)14を通して常に清浄な
ガスが供給される様になっており、供給されたガスは、
ガスリターンエリア13を通り、一部は排気され残りは
再びファンフィルタユニット10から供給される。ま
た、保管室内のガス圧力を一定に保持し、ガスの清浄度
を保つために一定量の新鮮ガスが供給される様になって
いる。半導体ウェーハ5の帯電を防止するために、導電
性キャリア5を保管する台は、導電性保管台12を使用
しており、すべて接地されている。また、導電性キャリ
ア5はキャリア搬送ロボット11(導電性の材料で構成
され接地してある)により、任意の場所へ収納すること
が可能となっている。
【0013】図1(c)は中間室4の断面図である。ガ
スは、ファンフィルタユニット10からヘパフィルター
14を通して中間室4へ供給されると同時に排気され
る。ガスの供給、排気のON,OFFは制御部2からの
指令により、自動バルブ15を開閉することにより実施
する。
【0014】次にその作用について図1(a)及び図
2,図3,図4に示すフローチャートを用いて説明す
る。最初にガス雰囲気中から酸素を除外する例として窒
素ガスを用いた例を説明する。ここで使用するガスは、
窒素ガスに限らずアルゴンガス、ヘリウムガスの様な不
活性ガス、あるいは、常温でシリコンと直接反応しない
様なガス、すなわち酸素や酸素を含むガスを除くガスな
らばどの様なガスを用いても問題はない。
【0015】まずキャリアを搬入する場合について説明
する。保管装置のローダ16(a)の位置にキャリアが
置かれると中間室4(b)の位置にキャリアが有るかど
うかを確認する。中間室4(b)の位置にキャリアが無
い場合、第1のシャッター7を開きキャリアをローダ1
6(a)の位置から中間室4(b)の位置に搬入し、搬
送後に第1のシャッター7を閉じる。次に中間室4
(a)へ窒素ガスを入れ、排気を開始する。次に監視部
3においてガスのサンプリングを開始する。ここで窒素
ガス中の酸素濃度を測定し、規定された濃度以下になる
まで窒素ガスの供給及び排気を継続する。酸素濃度が規
定値以下に達したらガスのサンプリングを終了し、中間
室4の排気をやめ窒素ガスの供給をとめる。次に保管室
受入口(c)の位置にウェーハが無いことを確認した
後、第2のシャッター8を開き、キャリアを中間室4
(b)の位置から保管室受入口(c)の位置に搬入し、
第2のシャッター8を閉じる。最後にキャリアを保管室
受入口(c)の位置から任意の保管場所(d)の位置に
搬入し、ウェーハの保管を行ない一連のキャリア保管動
作を完了する。
【0016】半導体装置保管室1内のガス雰囲気は、図
3に示すフローチャートの様に監視部3により管理され
ている。監視部3では、保管室中の窒素ガスの連続サン
プリングを行なっており、常に窒素ガス中の酸素濃度を
モニタリングしている。酸素濃度がある規定値以上にな
るとアラームを発生する。
【0017】次に、キャリアを搬出する場合を図4によ
り説明する。保管室受入口(c)の位置にキャリアが無
いことを確認した後、キャリアを保管場所(d)の位置
から保管室受入口(c)の位置に搬出する。中間室4
(b)の位置にキャリアが無いことを確認した後、中間
室4へ窒素ガスを供給するとともに中間室4の排気を開
始する。監視部3にて中間室4の窒素ガス中の酸素濃度
を測定し、規定濃度以下に達したら第2のシャッター8
を開き、キャリアを保管室受入口(c)の位置から中間
室(b)の位置へ搬出し、第2のシャッター8を閉じ
る。ローダ16(a)の位置にキャリアが無いことを確
認した後に、第1のシャッター7を開き、キャリアを中
間室4(b)の位置からローダ16(a)の位置へ搬出
し、第1のシャッター7を閉じる。ローダ16(a)の
位置にあるキャリアを搬出した後、中間室4の排気をや
め、中間室4への窒素ガスの供給をとめて、一連のキャ
リア搬出動作を完了する。
【0018】次に保管雰囲気のガス中に酸素が入ってい
る場合について説明する。ここでは乾燥空気を用いた場
合を例にとり説明する。装置構成は、図1(a),
(b),(c)に示したものと全く同様である。図5,
図6,図7はこの場合の動作を表わすフローチャートで
ある。前述した窒素ガスを用いた場合と異なるのは、フ
ローチャートに示したA,B,Cの部分のみであるの
で、ここでは異なる部分のみ説明する。
【0019】まず第一にキャリアの搬入あるいは搬出時
に中間室へ供給されるガスは、乾燥空気である。この
時、第1のシャッター7,第2のシャッター8の開閉を
決定するのは中間室内の乾燥空気中に含まれる水分濃度
である。監視部3にてサンプリングした乾燥空気中の水
分濃度がある規定値以下になった場合のみ第1のシャッ
ター7,第2のシャッター8の開閉が行なわれ、キャリ
アの搬入、あるいは、搬出動作が行なわれる。
【0020】また図6のフローチャートに示す様に保管
室内の乾燥空気雰囲気を保つために監視部3にてモニタ
リングされるのも水分濃度であり、ある規定値以上の水
分濃度が検出されると、自動的にアラームが発生する様
になっている。他の動作は前述した窒素ガス雰囲気の保
管の場合の動作と全く同様である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、水分と酸
素の共存しない外気から完全に遮断された保管場所を有
する保管装置とすることで、シリコンウェーハ上に成長
する自然酸化膜の形成を防止し、半導体装置の性能を劣
化させないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体装置の保管装置を示
す構成図であり、(a)は全体の正面図、(b)は半導
体装置保管室の断面図、(c)は中間室の断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例において窒素ガス雰囲気保管
の場合の搬入動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例において窒素ガス雰囲気保管
の場合の保管室管理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例において窒素ガス雰囲気保管
の場合の搬出動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例において乾燥空気雰囲気保管
の場合の搬入動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例において乾燥空気雰囲気保管
の場合の保管室管理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例において乾燥空気雰囲気保管
の場合の搬出動作を示すフローチャートである。
【図8】従来技術の半導体装置の保管装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 半導体装置保管室 2 制御部 3 監視部 4 中間室 5 導電性キャリア 6 半導体ウェーハ 7 第1のシャッター 8 第2のシャッター 9 サンプリング部 10 ファンフィルタユニット 11 キャリア搬送ロボット 12 導電性保管台 13 ガスリターンエリア 14 ヘパフィルター 15 自動バルブ 16 ローダ 17 半導体装置 18 ストッカー 19 シロッコファン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置保管室と、内部を外気から遮
    断するための第1のシャッターを有するとともに第2の
    シャッターを介して前記半導体装置保管室に接続された
    中間室とを備えた保管装置を用いた半導体装置の保管方
    法において、半導体装置を搭載したキャリアを前記半導
    体保管装置に搬入するときは、前記第1のシャッターを
    開いて前記キャリアを前記中間室内に搬送し、前記第1
    のシャッターを閉めた後に、前記中間室に置換ガスを導
    入し、前記中間室内の雰囲気が規格値を満たした時点で
    前記置換ガスの導入を止め、その後前記第2のシャッタ
    ーを開いて前記キャリアを前記半導体装置保管室内へ搬
    送し、前記キャリアを前記半導体保管装置から搬出する
    ときは、前記中間室に置換ガスを導入し、前記中間室内
    の雰囲気が規格値を満たした時点で前記第2のシャッタ
    ーを開いて前記半導体装置保管室から前記キャリアを前
    記中間室内に搬送し、前記第2のシャッターを閉じた後
    に前記第1のシャッターを開き前記キャリアを前記中間
    室から外部へ搬送し、そして前記第1のシャッターを閉
    めた後前記置換ガスの導入を止めることを特徴とする半
    導体装置の保管方法。
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