JP2907929B2 - 磁気ヘッドの構造 - Google Patents
磁気ヘッドの構造Info
- Publication number
- JP2907929B2 JP2907929B2 JP6702190A JP6702190A JP2907929B2 JP 2907929 B2 JP2907929 B2 JP 2907929B2 JP 6702190 A JP6702190 A JP 6702190A JP 6702190 A JP6702190 A JP 6702190A JP 2907929 B2 JP2907929 B2 JP 2907929B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- tube
- magnetic head
- fixing
- force
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- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ディスク装置用の磁気ヘッドに用いる
ワイヤがチューブから抜け出ないように固定する方法と
して好適な構造に関する。
ワイヤがチューブから抜け出ないように固定する方法と
して好適な構造に関する。
公開実用昭63−181108に見るように通状磁気ヘッド
は、結線されたワイヤに、チューブを通し、その両端を
ロードアームのスリット部と、中央の押え部で保持固定
された構造になっており、間接的にワイヤーの保持力を
上げている可能性がある。また、容易に考えられる手段
として、チューブ出口を接着剤で固定する方法がある。
は、結線されたワイヤに、チューブを通し、その両端を
ロードアームのスリット部と、中央の押え部で保持固定
された構造になっており、間接的にワイヤーの保持力を
上げている可能性がある。また、容易に考えられる手段
として、チューブ出口を接着剤で固定する方法がある。
上記従来技術は、チューブに保持されたワイヤの固定
力の点について考慮がされておらず、磁気ヘッド製造時
に、ワイヤがわずか4gfで抜けて、磁気ヘッド先端のワ
イヤスタイルがくずれ、ワイヤ損傷、ジンバル曲りなど
の製造不良になる。
力の点について考慮がされておらず、磁気ヘッド製造時
に、ワイヤがわずか4gfで抜けて、磁気ヘッド先端のワ
イヤスタイルがくずれ、ワイヤ損傷、ジンバル曲りなど
の製造不良になる。
特に、ヘッド組立工程でのワイヤ配線引きまわし、結
線作業の際に同不良が発生し、自動化が困難という問題
があった。
線作業の際に同不良が発生し、自動化が困難という問題
があった。
本発明の目的は、チューブに保持されたワイヤの固定
力を、積極的に強くし、上記問題を解決することにあ
る。
力を、積極的に強くし、上記問題を解決することにあ
る。
上記目的を達成するために、チューブの一部を圧着変
形するか、溶かしてチューブとワイヤを密着させて、摩
擦力を大きくしたものである。
形するか、溶かしてチューブとワイヤを密着させて、摩
擦力を大きくしたものである。
その方法として、たとえば超音波ウェルダによって、
ワイヤを入れたチューブを上から加圧加振し、チューブ
をつぶして圧着する方法がある。そのつぶし数、つぶし
範囲はワイヤを固定したい力によって設定すればよい。
ワイヤを入れたチューブを上から加圧加振し、チューブ
をつぶして圧着する方法がある。そのつぶし数、つぶし
範囲はワイヤを固定したい力によって設定すればよい。
また、熱風によってチューブの一部を溶かしてワイヤ
と密着させることで、ワイヤの固定力を大きくする方法
もある。
と密着させることで、ワイヤの固定力を大きくする方法
もある。
ワイヤの通ったチューブの一部を超音波圧着すること
によって、チューブ内径はつぶれ、上側と下側のチュー
ブ内面が密着する。これにより、約4gfであったワイヤ
保持力を30gf以上にもすることができる。
によって、チューブ内径はつぶれ、上側と下側のチュー
ブ内面が密着する。これにより、約4gfであったワイヤ
保持力を30gf以上にもすることができる。
以下図面に示す実施例により、さらに詳細に本発明に
ついて説明する。
ついて説明する。
第1図は磁気ヘッドの外観図であり、コアスライダ1
に結線されたワイヤ2は、テフロンチューブ3に保護さ
れ、ロードアーム4に保持されている。ワイヤ径は約50
μmであり、第1図A方向に約4gf以上の力が加わる
と、ワイヤ引き抜かれヘッド先端のワイヤ2の形状は、
変形後のワイヤ2′の形状になり、ジンバル5にワイヤ
は触れて、ワイヤ損傷、さらには、ジンバル曲り等の製
造上の不良が発生する。また、さらに後工程でワイヤ先
端を、FPCに結線する際、引きまわし外力がワイヤに加
わり、同現象が発生しやすく、配線、結線の自動化が困
難となる。
に結線されたワイヤ2は、テフロンチューブ3に保護さ
れ、ロードアーム4に保持されている。ワイヤ径は約50
μmであり、第1図A方向に約4gf以上の力が加わる
と、ワイヤ引き抜かれヘッド先端のワイヤ2の形状は、
変形後のワイヤ2′の形状になり、ジンバル5にワイヤ
は触れて、ワイヤ損傷、さらには、ジンバル曲り等の製
造上の不良が発生する。また、さらに後工程でワイヤ先
端を、FPCに結線する際、引きまわし外力がワイヤに加
わり、同現象が発生しやすく、配線、結線の自動化が困
難となる。
そのため、第2図に示すように、テフロンチューブを
超音波ウェルダによって加圧することにより、チューブ
内径を圧着し、ワイヤの引抜抵抗力を大きくする。
超音波ウェルダによって加圧することにより、チューブ
内径を圧着し、ワイヤの引抜抵抗力を大きくする。
圧着状態を左右する条件には、加圧力、加圧時間、振
動強度があり、ワイヤが損傷しないチューブ変形量にな
るように圧着条件を設定する必要がある。第2図に圧着
状態を示し、第3図にその断面を示す。この作業はチュ
ーブをロードアームに固定する前工程で行ってもよく、
後工程で行ってもよいがヘッド先端ワイヤスタイル調整
後に行った方がより効果が大きい。
動強度があり、ワイヤが損傷しないチューブ変形量にな
るように圧着条件を設定する必要がある。第2図に圧着
状態を示し、第3図にその断面を示す。この作業はチュ
ーブをロードアームに固定する前工程で行ってもよく、
後工程で行ってもよいがヘッド先端ワイヤスタイル調整
後に行った方がより効果が大きい。
ワイヤ固定部6は、第4図に示す位置、あるいは、第
5図に示す位置等ヘッドのタイプによって異ならせても
効果がある。
5図に示す位置等ヘッドのタイプによって異ならせても
効果がある。
また、他の実施例として、チューブの一部を、第6図
のように熱風7あるいは、レーザによって溶かして、チ
ューブとワイヤを部分的に密着させる方法もある。
のように熱風7あるいは、レーザによって溶かして、チ
ューブとワイヤを部分的に密着させる方法もある。
本発明によれば、磁気ヘッド製造中におけるワイヤ引
張りによる不良が低減し、作業効率も向上する。さら
に、ワイヤ引きまわし配線、結線作業の自動化が可能に
なるなどの効果がある。
張りによる不良が低減し、作業効率も向上する。さら
に、ワイヤ引きまわし配線、結線作業の自動化が可能に
なるなどの効果がある。
第1図は磁気ヘッドの構成外観図、第2図は本発明の一
実施例を示す平面図、第3図は超音波ウェルダによって
テフロンチューブを圧着された状態図、第4図、第5図
はチューブ圧着位置を示す説明図、第6図は他の実施例
で、チューブの一部を溶かした説明図である。 1……コアスライダ、2……ワイヤ 2′……変形後のワイヤ、3……テフロンチューブ 4……ロードアーム、5……ジンバル 6……ワイヤ固定部、7……熱風
実施例を示す平面図、第3図は超音波ウェルダによって
テフロンチューブを圧着された状態図、第4図、第5図
はチューブ圧着位置を示す説明図、第6図は他の実施例
で、チューブの一部を溶かした説明図である。 1……コアスライダ、2……ワイヤ 2′……変形後のワイヤ、3……テフロンチューブ 4……ロードアーム、5……ジンバル 6……ワイヤ固定部、7……熱風
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−52109(JP,A) 実開 昭56−11415(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/17 G11B 5/60 H01B 17/58
Claims (2)
- 【請求項1】チューブを絶縁材として金属部にワイヤを
配線、保持した磁気ヘッドにおいて、チューブからワイ
ヤが抜け出ないようにチューブの一部を、圧着または、
溶かしてワイヤを固定したことを特徴とする磁気ヘッド
の構造。 - 【請求項2】上記ワイヤの固定は、超音波ウェルダまた
は加熱金属の加圧によってチューブをつぶすか、熱風な
どによってチューブを溶かして行うことを特徴とする請
求項1記載の磁気ヘッドの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6702190A JP2907929B2 (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | 磁気ヘッドの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6702190A JP2907929B2 (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | 磁気ヘッドの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03269810A JPH03269810A (ja) | 1991-12-02 |
JP2907929B2 true JP2907929B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=13332830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6702190A Expired - Lifetime JP2907929B2 (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | 磁気ヘッドの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2907929B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-19 JP JP6702190A patent/JP2907929B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03269810A (ja) | 1991-12-02 |
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