JP2907381B2 - 線条体巻取り方法及び装置 - Google Patents

線条体巻取り方法及び装置

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JP2907381B2
JP2907381B2 JP16716395A JP16716395A JP2907381B2 JP 2907381 B2 JP2907381 B2 JP 2907381B2 JP 16716395 A JP16716395 A JP 16716395A JP 16716395 A JP16716395 A JP 16716395A JP 2907381 B2 JP2907381 B2 JP 2907381B2
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宏治 佐々木
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/70Other constructional features of yarn-winding machines
    • B65H54/72Framework; Casings; Coverings

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  • Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、光ファイバ
ー、電線等の種々の線条体を複数の巻取りボビンに順次
巻取って連続的に巻取り作業することができる線条体の
巻取り方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1(A)乃至図1(E)に示すよう
に、線条体1を連続的に巻取るために、線条体の巻取り
時に線条体1が移動する方向に沿って間隔をあけて複
数、例えば2つの巻取り手段14、14’を配置し、例
えば図1の左側にある一方の巻取り手段(第1の巻取り
手段)14上の巻取りボビン12上に線条体1が満巻き
された時に、この一方の巻取り手段14上の巻取りボビ
ン12から図1の右側にある他方の巻取り手段(第2の
巻取り手段)14’上の空の巻取りボビン12’にシフ
ト用のガイドローラから成る線条体シフト手段20によ
って線条体1をシフトし、この空の巻取りボビン12’
に線条体1を巻き始めると同時に線条体1を満巻きの巻
取りボビン(左側の巻取りボビン)12と空の巻取りボ
ビン(右側の巻取りボビン)12’との間で線条体1を
切断して線条体1を空の巻取りボビン12に円滑に巻き
移す方法が提案されている(例えば特開平59−21,
431号公報、特開平59−24,525号公報、特開
平59−31,258号公報、特開平60−157,4
64号公報及び特願平6−170,458号参照)。
【0003】この線条体巻取り方法は、線条体1の満巻
き後、図1(B)に示すように、満巻き側の巻取りボビ
ン12に端末カバー26が被せられ、この端末カバー2
6は、線条体1の巻き終り端1aをその切り欠き開口3
2を通して端末カバー26内の螺旋状の誘導通路34
(図2及び図3参照)に導き、この螺旋状の誘導通路3
4の終端で線条体1の巻き終わり端1aが巻取りボビン
12の鍔12aに接近して奥に送り込んで線条体1の巻
き終り端1aが暴れるのを防止しているが、この線条体
1の巻き終わり端1aが端末カバー26に導入される状
態は後に図44以下を参照して詳細に述べる。円板状の
線条体捕捉部材22は、図2及び図3に示すように、巻
取りボビン12を保持する巻取り軸16に摺動自在に保
持され、この線条体捕捉部材22は、図示しない直線駆
動手段によって巻取りボビン12の鍔12aに圧接され
て巻取りボビン12と共に回転するようになっている。
この線条体捕捉部材22は、巻取りボビン12上に線条
体1を巻取る際に線条体1の巻き始め端を捕捉する捕捉
爪22aを有する。
【0004】線条体1がシフトされて新しく巻取られる
べき第2の巻取り手段14’では、線条体1の巻き始め
端を空の巻取りボビン12’の鍔12’aに接近して配
置されて巻取りボビン12’と共に回転する同様の線条
体捕捉部材22’の捕捉爪22’aに捕捉してこの巻取
りボビン12’に固定した後、この空の巻取りボビン1
2’上に線条体1が巻取られるが、この巻取りボビン1
2’上に線条体1が満巻きされた後、この間、第1の巻
取り手段14上で巻取りボビン12が空の巻取りボビン
12と取り替えられている第1の巻取り手段14に第2
の巻取り手段14’から上記と同様の方法で線条体1が
シフトされて線条体1の巻取り作業を連続して継続す
る。
【0005】図1及び図2に示すように、巻取りボビン
12に線条体1が満巻きされた後、端末カバー26は、
線条体捕捉部材22と共に回転する巻取りボビン12の
ほぼ一半部を覆って被せられるように移動し、巻取りボ
ビン12に巻取られている線条体巻取り層1Aに連続し
て送り込まれる線条体1は、この端末カバー26の切り
欠き開口32を通してその内部の螺旋状の誘導通路34
内に入り、この螺旋状の誘導通路34に沿って端末カバ
ー26の奥に向けて誘導され、線条体1の巻き終り端1
aが暴れ出すのを防止している。
【0006】特に、本出願人が特願平6−170,45
8号で提案した線条体巻取り方法では、図44乃至図4
7に示すように、第1と第2の巻取り手段14、14’
の間にピンチロール手段18が設置され、このピンチロ
ール手段18によってこれらの巻取り手段14、14’
間を連続する線条体1が通過するようにしている。この
ピンチロール手段18は、巻取りボビン12上の線条体
巻取り層1Aに連続する線条体1が第2の巻取り手段1
4’上の巻取りボビン12’に捕捉される際に、線条体
1に掛けられる張力が第1の巻取り手段14側の線条体
巻取り層1Aに影響を与えることがないように、この張
力を両巻取り手段14、14’の間で遮断する機能を有
する。
【0007】両巻取り手段14、14’の間を延びる線
条体1は、巻取り手段14’とピンチロール手段18の
上流側との間で巻取り手段14’に巻取られるために巻
取り手段14’側の線条体捕捉部材22’の捕捉爪2
2’aに捕捉された時に、これらの間の張力によって引
きちぎられて満巻き側の巻取り手段14に導かれる巻き
終り端1aと新たに巻き始める側の巻取り手段14’上
の巻取りボビン12に固定される巻き始め端とを形成す
る。この線条体1の巻き終り端1aは、図44に示すよ
うに、ピンチロール手段18を通過した後、端末カバー
26の切り欠き開口32を通過して端末カバー26内に
誘導されようとするが、端末カバー26の切り欠き開口
32とピンチロール手段18との間を延びている線条体
部分は、先ず、図45に示すように、一旦、端末カバー
26の切り欠き開口32の下縁に激突して線条体1の巻
き終り端1aが束1bとなる。
【0008】線条体1のこの束1bは、次に、図46に
示すように、端末カバー26の切り欠き開口32を通過
してその内部に誘導されるが、特に線条体1の巻取り速
度が高くなってその線速が増大すると、線条体1の束1
bが端末カバー26内に導入される際の勢いが大きく、
従って巻き終り端1aを含む束1bが遠心力によって外
側に広がろうとする力よりも巻取りボビン14’上の線
条体巻取り層1Aに向かって移動しようとする力の方が
強くなり、図46に示すように、線条体1の束1bが巻
取りボビン14’上の線条体巻取り層1Aの表面に激突
する。
【0009】この際、線条体1の巻き終り端1aを含む
束1bは、線条体巻取り層1Aとの激突によってほぐさ
れつつ端末カバー26の周壁内面に跳ね返され、図47
に示すように、螺旋状の誘導通路34内に入れられ、従
って以後この巻き終り端1aは、この誘導通路34に案
内される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図46に示す
ように、線条体1の束1bが巻取りボビン14’上の線
条体巻取り層1Aの表面に激突すると、この線条体巻取
り層1Aの表面を傷付けるので、巻取りボビン12に巻
取られた線条体1の一部が不良品となり、歩留が低下す
る欠点があった。
【0011】本発明が解決すべき1つの課題は、このよ
うに線条体の巻き終り端が端末カバーの切り欠き開口を
通過した後、巻取りボビンの線条体巻取り層に激突する
のを防止して線条体の歩留を向上することができる線条
体巻取り方法を提供することにある。
【0012】本発明が解決すべき他の課題は、このよう
に線条体の巻き終り端が端末カバーの切り欠き開口を通
過した後、巻取りボビンの線条体巻取り層に激突するの
を防止して線条体の歩留を向上することができる線条体
巻取り装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、複数の巻取り手段の一方の巻取り手段上で線条
体が満巻きされた巻取ボビンから他方の巻取り手段上の
空の巻取りボビンに線条体をシフトして線条体を連続的
に巻取る場合に、満巻き側の巻取りボビンに端末カバー
を被せ線条体の巻き終り端をこの端末カバーの切り欠き
開口を通して端末カバー内に導いて前記線条体の巻き終
り端の暴れを防止する線条体巻取り方法において、端末
カバーを被せた後であって遅くとも線条体の巻き終り端
が端末カバーの切り欠き開口に導入される前に、線条体
を絞りながら端末カバー内にその周壁に沿って周方向に
導入するように切り欠き開口を絞ることを特徴とする線
条体巻取り方法を提供することにある。
【0014】本発明の第の課題解決手段は、線条体を
巻取るべき巻取りボビンを着脱自在に支持する複数の巻
取り手段と、一方の巻取り手段上で線条体が満巻きされ
た巻取ボビンから他方の巻取り手段上の空の巻取りボビ
ンに線条体をシフトして線条体を連続的に巻取る線条体
シフト手段と、各巻取り手段に設けられ相応する巻取り
ボビンに線条体が満巻きされた後端末カバーを被せ線条
体の巻き終り端を端末カバーの切り欠き開口を通して端
末カバー内に導き線条体の巻き終り端が暴れるのを防止
する線条体暴れ防止手段とを備えた線条体巻取り装置に
おいて、端末カバーを被せた後であって遅くとも線条体
の巻き終り端が端末カバーの切り欠き開口に導入される
前に、線条体を端末カバー内に導入することができる程
度に切り欠き開口を絞る開口絞り手段を更に備え、この
開口絞り手段は、線条体を絞りながら端末カバー内にそ
の周壁に沿って周方向に導入するように、端末カバーの
周壁に沿って変位して切り欠き開口を閉じる少なくとも
1つの可動蓋と、この可動蓋を開閉するように駆動する
蓋駆動機構とから成っていることを特徴とする線条体巻
取り装置を提供することにある。
【0015】本発明の第の課題解決手段は、第の課
題解決手段による線条体巻取り装置であって、開口絞り
手段は、端末カバーの周壁に沿って反対方向に変位する
2つの可動蓋から成り、これらの2つの可動蓋は、その
閉じ位置で切り欠き開口を挟んで配置されて線条体が通
過する絞り通路を形成することを特徴とする線条体巻取
り装置を提供することにある。
【0016】本発明の第の課題解決手段は、第の課
題解決手段による線条体巻取り装置であって、開口絞り
手段は、端末カバーの周壁に沿って変位する1つの可動
蓋から成り、この1つの可動蓋は、その閉じ位置で端末
カバーの周壁との間で線条体が通過する絞り通路を形成
することを特徴とする線条体巻取り装置を提供すること
にある。
【0017】本発明の第の課題解決手段は、第乃至
の課題解決手段のいずれかによる線条体巻取り装置
であって、開口絞り手段は、線条体を端末カバーの周壁
に沿って周方向に導入する絞り通路を有することを特徴
とする線条体巻取り装置を提供することにある。
【0018】
【作用】このように、線条体の巻き終り端が端末カバー
の切り欠き開口に導入される直前にこの線条体を絞りな
がら端末カバー内にその周壁に沿って周方向に導入する
ように切り欠き開口を絞ると、線条体の巻き終り端を含
む線条体部分が端末カバーの切り欠き開口から端末カバ
ー内に導入される際に、線条体の巻き終り端が束ねられ
ることもないし、またこの巻き終り端が巻取りボビン上
の線条体巻取り層に向けて進行しようとする力が弱めら
れ、従って巻取りボビンの回転による遠心力が線条体巻
取り層に向けて進行しようとする力に打ち勝って巻き終
り端が巻取りボビン上の線条体巻取り層に激突すること
がなく、この線条体巻取り層を傷付けることがない。
【0019】特に、この線条体を絞りながら端末カバー
内に導入する絞り通路が端末カバーの切り欠き開口部分
でこの端末カバーの周壁に沿って形成されていると、線
条体が端末カバー内に導入される際の線条体が巻取りボ
ビン上の線条体巻取り層に向かう力が減少する程度が大
きく、線条体巻取り層を保護する上で一層好ましい。
【0020】また、端末カバーの切り欠き開口を絞る開
口絞り手段は、線条体を絞りながら端末カバー内にその
周壁に沿って周方向に導入するように切り欠き開口を閉
じるために端末カバーの周壁に沿って移動する少なくと
も1つ可動蓋から成っているが、2つの可動蓋が端末カ
バーの切り欠き開口を挟んで切り欠き開口を閉じると、
線条体の絞り通路は、この2つの可動蓋の間で端末カバ
ーの周壁の厚みに応じた間隙を保って形成されるので、
この間隙を通過する間に、線条体は、この間隙の間で暴
れながら減衰する。また、1つの可動蓋が端末カバーの
周壁との間に線条体が通過する絞り通路を形成するよう
に切り欠き開口を閉じると、絞り通路は、可動蓋と端末
カバーの周壁との間の間隔を適宜調節して線条体の暴れ
の減衰作用を一層促進することができる。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細に述べ
ると、図4及び図5は本発明が適用された線条体巻取り
装置10を示し、この線条体巻取り装置10は、図1に
示すように、線条体1の繰出方向に間隔をあけて配置さ
れて線条体1を巻取るべき巻取りボビン12、12’を
ぞれぞれ着脱自在に支持する複数、通常2つの巻取り手
段14、14’から成っている。これらの巻取り手段1
4、14’は、図5に示すように、巻取りボビン12、
12’を支持して回転する1対の巻取り軸16から成っ
ているが、図面では駆動側である一方の巻取り軸16の
みが示されている。尚、巻取り手段14と14’とは全
く同じ構造を有するので、以下一方の巻取り手段14側
についてのみ図4以下を参照して説明する。
【0022】図1に示すように、2つの巻取り手段1
4、14’の間には線条体1が一方の巻取り手段14か
ら他方の巻取り手段14’にシフトされて線条体1が他
方の巻取り手段14’上の空の巻取りボビン12’に捕
捉される際に一方の巻取り手段14上の満巻きの巻取り
ボビン12上の線条体巻取り層1Aに未だ連続している
線条体1に張力が及ぶのを防止するために、これらの巻
取り手段14、14’の間に線条体1の張力を遮断する
ピンチロール手段18(図1(B)乃至図1(D)及び
図29乃至図36参照)が設けられ、このピンチロール
手段18は、上下のピンチロール18A、18Bから成
り、これらのピンチロール18A、18Bは、線条体1
を一方の巻取り手段14(又は14’)から他方の巻取
り手段14’(又は14)に切り替える際に、この線条
体1を挟みつつ満巻き側の巻取り手段14側に通常の巻
取り速度よりも速い速度で送り込むようにしている。こ
のピンチロール手段18の構造及び作用は、本出願人が
出願した特願平6−170458号の明細書及び図面に
記載されているので、詳細な説明を省略するが、その概
略動作は、後に本発明の装置の動作に関連して説明す
る。尚、図1において符号19Aは、第1と第2の巻取
り手段14、14’の間で線条体1を挟みつつ線条体1
を巻取り手段14側に送り込む際に、線条体1の弛みを
吸収するルーパ、符号19Bはピンチロール手段の上流
側で線条体1を貯線するアキュムレータ、また符号19
Cは空の巻取りボビンに線条体1を寄せて線条体捕捉部
材22’(又は22)の捕捉爪22’a(又は22’
a)に線条体1を捕捉する線寄せ手段である。
【0023】線条体巻取り装置10は、また、図1乃至
図3に示すように、一方の巻取り手段(例えば図1の左
側の巻取り手段に相応)14上で線条体が満巻きされた
巻取ボビン12から他方の巻取り手段(例えば図1の右
側の巻取り手段に相応)14’上の空の巻取りボビン1
2’に線条体1をシフトして線条体1をいずれかの巻取
り手段14又は14’で連続的に巻取る線条体シフト手
段20と、各巻取り手段14、14’に設けられ相応す
る巻取りボビン12に線条体1を巻き始める際に、この
線条体1の巻き始め端を引っ掛けて捕捉する線条体捕捉
部材22を含む線条体捕捉手段24(図2及び図3参
照)と、相応する巻取りボビン12に線条体1が満巻き
された後端末カバー26を被せ線条体1の巻き終り端1
aを端末カバー26の切り欠き開口32を通して端末カ
バー26の螺旋状の誘導通路34に導き線条体1の巻き
終り端1aが暴れ出すのを防止する線条体暴れ防止手段
28とを備えている。線条体シフト手段20と線条体捕
捉手段24の構造及び作用も、上記出願の明細書及び図
面に記載されているので、その詳細な説明は省略する
が、同様に、本発明の装置の動作に関連して概略を説明
する。尚、巻取りボビン12’側の線条体捕捉部材は符
号22’で示され、またその捕捉爪は符号22’aで示
されている。
【0024】端末カバー26は、特に、図10及び図1
3に示すように、冠状のカバー本体30と、このカバー
本体30の周壁30Aに設けられて、端末カバー26が
満巻き側の巻取りボビン12に被せられた際に、後続の
線条体1が端末カバー26に障害となることなく巻取り
ボビン12に送り込まれるのを許す切り欠き開口32を
有し、またこの周壁30Aの内面には線条体1が端末カ
バー26の奥に向けて誘導して線条体1の巻き終り端1
aが暴れ出すのを防止するように変位する螺旋状の誘導
通路34(図2、図3及び図14参照)を形成する螺旋
壁30B(図13参照)が設けられている。
【0025】端末カバー進退機構36(又は36’)
は、図5及び図7に示すように、端末カバー26のカバ
ー本体30の周壁30Aに取付けられた1対のブラケッ
ト38、38’に接続された進退ロッド40、40’か
ら成り、これらの進退ロッド40、40’は、図示しな
いエアシリンダの如き直線駆動源に接続されている。従
って、端末カバー26は、エアシリンダの伸縮によっ
て、図2、図3及び図5に示すように端末カバー26を
満巻きの巻取りボビン12に被せる前進位置と、この端
末カバー26を巻取りボビン12から外れた後退位置と
の間を進退することができる。
【0026】本発明の線条体巻取り装置10は、図4以
下に詳細に示すように、端末カバー26が巻取りボビン
12に被せられた後であって遅くとも線条体1の巻き終
り端1aが端末カバー26の切り欠き開口32に導入さ
れる前の適当な時期に、この線条体1を導入することが
できる程度に切り欠き開口32を絞る開口絞り手段42
を更に備えている。この切り欠き開口32を閉じる時期
は、後に本発明の装置の動作に関連して詳細に述べる
が、端末カバー26を巻取りボビン12に被せた後、
(1)線条体1が両巻取り手段14、14’の間で切断
される前、(2)線条体1が両巻取り手段14、14’
の間で切断されると同時、又は(3)線条体1の巻き終
り端1aが端末カバー26の切り欠き開口32に導入さ
れる前のいずれかであるが、線条体1の線速が速ければ
速い程早く閉じなければならないことは当然である。何
故なら、この切り欠き開口32は、後にのべるように、
可動蓋によって閉じられるので、切り欠き開口32を閉
じるのに時間がかかるからであって切り欠き開口32が
閉じる前に巻き終り端1aが切り欠き開口32を通過し
てはならないからである。また、この切り欠き開口32
が線条体1を絞る方向は線条体1が端末カバー26の周
壁30Aに沿ってその周方向に導入される方向である。
【0027】図4乃至図7の実施例では、開口絞り手段
42は、端末カバー26の周壁30Aに沿って反対方向
から変位して切り欠き開口32をこの切り欠き開口32
を挟んで閉じて線条体1の巻き終り端1aが通過する絞
り通路44(図30乃至図36参照)を形成する2つの
可動蓋46、48と、これらの可動蓋46、48を開閉
するように駆動する蓋駆動機構50、52とから成って
いる。
【0028】一方の可動蓋46は、図4、図8、図29
乃至図36に示すように、端末カバー26のカバー本体
30の内面に配置されてカバー本体30の内側で周壁3
0Aに沿って変位するように配置される。この可動蓋4
6は、図19及び図20並びに図38及び図39に示す
ように、切り欠き開口32を閉じるのに充分な幅を有す
る幅広部分54Aとこの幅広部分54Aから急激に幅狭
となり且つテーパ状に次第にその幅が狭くなる幅狭部分
54Bとを含む円弧状の蓋本体54と、この蓋本体54
の一方の縁に一体に形成されて立ち上る立上げ壁56と
から成っている。図8から解るように、蓋本体54は、
螺旋壁30Bによって形成される螺旋状の誘導通路34
を囲んで部分的に閉じるように配置され、また立上げ壁
56は、冠状のカバー本体30の側面開口から立上がっ
てカバー本体30の周壁30Aの外方に突出するように
配置される。
【0029】可動蓋46は、図24及び図26に示すよ
うに、立ち上げ壁56から横方向に一体に延びベアリン
グ58A、58B及び58’A、58’Bがそれぞれ取
付けられた2つの前後の支持軸60、60’を有し、一
方端末カバー26は、図10乃至図14に示すように、
カバー本体30の周壁30Aに立ち上げて形成され周壁
30Aに平行に形成された前後の案内溝62a、62’
a及び62b、62’bをそれぞれ有する1対の案内片
62、62’を有し、可動蓋46の支持軸60、60’
は、そのベアリング58A、58B及び58’A、5
8’Bを端末カバー26の案内片62、62’の前後の
案内溝62a、62’a及び62b、62’bにそれぞ
れ摺動自在に係入している(図7及び図8参照)。
【0030】ベアリング58A、58B及び58’A、
58’Bが案内溝62a、62’a及び62b、62’
bから外れないようにするため、図7及び図8に示すよ
うに、各支持軸60、60’上でベアリング58Aと5
8Bとの間及び58’Aと58’Bとの間には横振れ防
止用の振れ止め部材65、65’が取付けられている。
これらの振れ止め部材65、65’は、図8に示すよう
に、端末カバー26の案内片62、62’の間に配置さ
れているので、ベアリング58A、58B及び58’
A、58’Bは、案内片62、62’の案内溝62a、
62’a及び62b、62’bから外れることがない。
【0031】案内片62、62’の案内溝62a、6
2’a及び62b、62’bの長さは、可動蓋46が図
4、図23、図24及び図29に示すように端末カバー
26の切り欠き開口32から後退して完全に開いた状態
と図30乃至図36に示すように端末カバー26の切り
欠き開口32を閉じた状態との間を変位することができ
る範囲で、ベアリング付支持軸60、60’を移動する
のを許すように設定されている(図10参照)。
【0032】他方の可動蓋48は、図4、図9、図29
乃至図36に示すように、端末カバー26のカバー本体
30の外面に配置されてカバー本体30の外側で周壁3
0Aに沿って変位するように配置される。この可動蓋4
8は、図21及び図22に示すように、切り欠き開口3
2を閉じるのに充分な幅を有する円弧状の蓋本体64
と、この蓋本体64の幅狭の半部の両縁に一体に形成さ
れて立ち上る1対の立ち上げ壁66、66’とから成っ
ている。図9から解るように、蓋本体64は、端末カバ
ー26の周壁30Aの外面にほぼ接近して配置されてい
る。
【0033】可動蓋48は、図9、図27及び図28に
示すように、1対の立ち上げ壁66、66’を貫通して
横方向に一体に延び立ち上げ壁66、66’の外側で両
端にベアリング68A、68B及び68’A、68’B
がそれぞれ取付けられた2つの前後の支持軸70、7
0’を有し、一方端末カバー26は、図9、図10、図
16及び図17に示すように、カバー本体30の周壁3
0Aの下側に立ち上げて平行に形成され案内溝72a、
72’aをそれぞれ有する1対の案内片72、72’を
有し、可動蓋48の支持軸70、70’は、そのベアリ
ング68A、68B及び68’A、68’Bを端末カバ
ー26の案内片72、72’の案内溝72a、72’a
にそれぞれ摺動自在に係入している。
【0034】案内片72、72’の案内溝72a、7
2’aの長さは、可動蓋48が図4及び図29に示すよ
うに端末カバー26の切り欠き開口32から後退して完
全に開いた状態と図30乃至図36に示すように端末カ
バー26の切り欠き開口32を閉じた状態との間を変位
することができる範囲で、ベアリング付支持軸70、7
0’を移動するのを許すように設定されている(図10
参照)。尚、図30以下から解るように、可動蓋48
は、その上縁48aが切り欠き開口32の上縁32aに
対して幾分間隔をあけた状態で閉じ位置となるように設
定されている。
【0035】可動蓋46の蓋駆動機構50は、図4、図
6及び図23乃至図26に示すように、アクチュエータ
74と、このアクチュエータ74のスライダ76と可動
蓋46とを連結してスライダ76の変位を可動蓋46に
伝動する伝動機構部分78とから成っている。
【0036】図示の実施例では、アクチュエータ74
は、図4及び図6に示すように、端末カバー26のカバ
ー本体30の周壁30Aの一側に上下のブラケット8
0、80’を介して取付けられたロッドレスエアシリン
ダ74Aから成り、スライダ76は、このロッドレスエ
アシリンダ74Aの可動部76Aから成っている。ま
た、伝動機構部分78は、図4、図6及び図23乃至図
26に示すように、前方の支持軸60とロッドレスエア
シリンダ74Aの一方の端部材82との間に取付けられ
て後に述べるようにスライダ76によって支持軸60の
取付け端84aを可動する第1のワイヤ84と、支持軸
60’とロッドレスエアシリンダ74Aの他方の端部材
82’との間に取付けられて同様にして後に述べるよう
にスライダ76によって支持軸60’側の端部86aを
可動する第2のワイヤ86とから成っている。
【0037】第1のワイヤ84は、特に図24及び図2
6に示すように、支持軸60の取付け端84aからスラ
イダ76に取付けられたプーリ88を介して折り返して
エアシリンダ74Aの端部材82に延び、端部材82と
ワイヤ固定端84bとの間にばね90が設けられてい
る。従って、ロッドレスエアシリンダ74A上のスライ
ダ76が図24の位置から図26の位置に変位すると、
第1のワイヤ84は弛んで後に述べるように、支持軸6
0の前進(図23又は図24の位置から図25又は図2
6の位置への移動)を許す。
【0038】また、第2のワイヤ86は、特に図4、図
24及び図26に示すように、支持軸60’の取付け端
86aから案内片62に取付けられたプーリ92で折り
返され、次いでロッドレスエアシリンダ74Aの端部材
82’に取付けられたプーリ94で再び折り返され、更
にスライダ76に取付けられたプーリ96で更に折り返
されて端部材82’に延び、この端部材82’に第2の
ワイヤ86の取付け端86bが取付けられている。従っ
て、ロッドレスエアシリンダ74A上のスライダ76が
図24の位置から図26の位置に変位すると、第2のワ
イヤ86は、プーリ92とプーリ94との間で下向きに
引っ張られて支持軸60’を図24の上向き、即ち図4
及び図23の反時計方向に変位して図26に示すように
可動蓋46を閉じる。
【0039】先に述べたように、支持軸60’が引っ張
られると、それに追従して支持軸60も同方向に変位
し、従って第1のワイヤ84は、スライダ76上のプー
リ88の変位に伴って弛まされるので、図26に示すよ
うに、同方向に送り込まれる。このようにして、可動蓋
46は、図25、図30乃至図36に示すように、閉じ
られる。尚、図24乃至図26において符号98、10
0はそれぞれ第1及び第2のワイヤ84、86を案内す
るようにロッドレスエアシリンダ74Aの端部材82に
取付けられたガイドプーリである。
【0040】可動蓋48の蓋駆動機構52は、図4、図
5、図23、図25、図27及び図28に示すように、
アクチュエータ102と、このアクチュエータ102の
スライダ104と可動蓋48とを連結してスライダ10
4の変位を可動蓋48に伝動する伝動機構部分106と
から成っている。
【0041】図示の実施例では、アクチュエータ102
は、図4及び図5に示すように、端末カバー26のカバ
ー本体30の周壁30Aの下側に形成されて可動蓋48
を案内する1対の案内片72、72’のうち一方の案内
片72’の後方部分(切り欠き開口32から遠い部分)
にブラケット73’を介して取付けられたロッドレスエ
アシリンダ102Aから成り、スライダ104は、この
ロッドレスエアシリンダ102Aの可動部104Aから
成っている。また、伝動機構部分106は、図4、図5
及び図23、図25、図27及び図28に示すように、
スライダ104の突出部分104aを揺動自在に貫通す
る揺動軸108と可動蓋48の支持軸70’とに両端が
枢支された連結アーム110、110’から成ってい
る。
【0042】従って、図23、図25、図27及び図2
8に示すように、ロッドレスエアシリンダ102Aの可
動部104Aであるスライダ104が端末カバー26の
切り欠き開口32から離れた後退位置(図23及び図2
7参照)から端末カバー26の切り欠き開口32に向け
て前進すると、連結アーム110、110’によって可
動蓋48が端末カバー26のカバー本体30の周壁30
Aに沿って図23の時計方向に前進し、遂には図25及
び図28に示すように端末カバー26の切り欠き開口3
2を閉じる位置となる。尚、既に述べたように、可動蓋
48が閉じた位置では、その上縁48aは、図30に示
すように、切り欠き開口32の上縁32aに対して間隔
をあけており、線条体1は、この上縁48aと32aと
の間から絞り通路44に入り込むようになっている。
【0043】可動蓋46及び48は、それぞれの蓋駆動
機構50及び52によって同時に開閉するので、端末カ
バー26の切り欠き開口32は、これらの可動蓋46及
び48によって同時に開閉される。尚、可動蓋46、4
8が切り欠き開口32を完全に開いた位置と切り欠き開
口32を絞るように閉じる位置とは、それぞれのベアリ
ング付支持軸60、60’及び70、70’を案内する
案内片62、62’の案内溝62a、62’a、62
b、62’b及び案内片72、72’の案内溝72a、
72’aの両端部によって設定されることは図10を参
照して既に述べた通りである。
【0044】次に、本発明の方法を図1乃至図3及び図
29乃至図39を参照して詳細に説明すると、図1
(A)に示すように、第1の巻取り手段14上の巻取り
ボビン12上の線条体1が満巻き近くなると、今まで図
1(A)の点線位置で線条体1を巻取りボビン12に導
いていた線条体シフト手段20は、この点線位置から線
条体1を第1の巻取りボビン12に導きながら第2の巻
取り手段14’上の空の巻取りボビン12’の上方の図
1(A)の実線位置まで移動する。線条体シフト手段2
0は、この実線位置でも、第1の巻取り手段14に未だ
線条体1を誘導しているが、第2の巻取り手段14’上
の空の巻取りボビン12’にいつでも線条体1を捕捉す
ることができるように線条体1を維持している。
【0045】次いで、図1(B)に示すように、満巻き
側の第1の巻取り手段14側のカバー進退機構36を駆
動して巻取りボビン12に端末カバー26を被せ、一方
第2の巻取り手段14’側の空の巻取りボビン12’を
線条体1の線速に同期するように回転し始めるが、線条
体1は、未だ巻取りボビン12’に捕捉されていないの
で、線条体1が巻取りボビン12’に巻取られることは
ない。端末カバー26が被せられる際、端末カバー26
は、その切り欠き開口32で線条体1の通過部分を逃げ
るように前進するので、線条体1は端末カバー26に干
渉することなく巻取られる。
【0046】その後、ピンチロール手段18が第1の巻
取り手段14と線条体シフト手段20との間の線条体部
分まで前進し、上下のピンチロール18A、18Bが閉
じてこの線条体1を挟む。また、このピンチロール手段
18のピンチロール18A、18Bの周速は、線条体1
の線速(巻取り速度)よりも速くなるように設定されて
いるので、ピンチロール手段18の下流側(第1の巻取
り手段14側)では線条体1は、図1(B)に示すよう
に、弛ませられる。このピンチロール手段18は、後に
述べるように、線条体1が第2の巻取り手段14’に捕
捉されて切断される際に発生する張力が第1の巻取り手
段14側にかかることがないように遮断する機能を有す
る。また、このピンチロール手段18の一方のピンチロ
ール18Aは、図1には示されていないが、図29、図
30及び図31から解るように、他方のピンチロール1
8Bに接触しながらこのピンチロール18Bの軸線を中
心にこれらの図の反時計方向にまわり込んで線条体1を
絞るので、線条体1の張力遮断作用を一層高めることが
できるが、これは本出願人が先に特願平6−170,4
58号に開示しているので、その詳細な説明は省略す
る。尚、線条体1は、図29乃至図31では図1とは反
対方向から誘導されているので、ピンチロール手段18
のピンチロール18Aは、ピンチロール18Bに対して
反時計方向にまわり込むが、図1の場合には、ピンチロ
ール18Aは、ピンチロール18Bに対して時計方向に
まわり込むことになる。
【0047】その後、図1(E)に示すように、線条体
1は、アキュムレータ19Bと線条体シフト手段20と
の間で線寄せ手段19Cによって第2の巻取り手段1
4’側の線条体捕捉部材22’に向けて寄せられ、この
線条体捕捉部材22’は、既に、巻取りドラム12’と
共に回転しているので、その捕捉爪22’aが線条体1
を横切る時に、線条体1を咬み込むと同時に線条体1を
引きちぎる。従って、線条体1は、第1の巻取り手段1
4から第2の巻取り手段14’に切り替えられて引き続
き巻取られる。
【0048】このようにして引きちぎられて形成された
線条体1の巻き終り端1aは、図29以下に示すように
して第1の巻取り手段14の未だ回転している巻取りボ
ビン12に巻き込まれる。端末カバー26は、巻取りボ
ビン12を覆うように前進した後、可動蓋46、48が
図29に示すように開いている状態から図30に示すよ
うに閉じられ、線条体1は、これらの可動蓋46、48
の間の絞り通路44を経て端末カバー26内に導入され
る。
【0049】可動蓋46、48は、それぞれの蓋駆動機
構50、52のアクチュエータ74、102を駆動して
閉じられる。即ち、可動蓋46の蓋駆動機構50は、ロ
ッドレスエアシリンダ74Aの可動部76Aであるスラ
イダ76が図23の後退位置から図25に示す前進位置
に前進し、伝動機構部分78である第1及び第2のワイ
ヤ84、86を介して可動蓋46を図23の開いた位置
から図25の閉じた位置に前進する。また、可動蓋48
の蓋駆動機構52は、アクチュエータ102であるロッ
ドレスエアシリンダ102Aの可動部104Aであるス
ライダ104が図23の後退位置から図25に示す前進
位置に前進し、伝動機構部分106である1対の連結ア
ーム110、110’を介して可動蓋48を図23の開
いた位置から図25の閉じた位置に前進する。このよう
にして、可動蓋46、48が端末カバー26の切り欠き
開口32を絞り通路44を残して閉じる。この絞り通路
44は、これらの可動蓋46、48の間で端末カバー2
6の周壁30Aに沿った周方向に延びている。これらの
可動蓋46、48を閉じる時期は、先に述べたように、
端末カバー26を巻取りボビン12に被せた後、(1)
線条体1が両巻取り手段14、14’の間で切断される
前、(2)線条体1が両巻取り手段14、14’の間で
切断されると同時、又は(3)線条体1の巻き終り端1
aが端末カバー26の切り欠き開口32に導入される前
のいずれかであるが、巻取り速度、即ち線条体1の線速
が速い場合には、線条体1が切断され、その巻き終り端
1aが端末カバー26の切り欠き開口32を通過するの
は比較的速いので端末カバー26が巻取りボビン12に
被せられた直後であるのが好ましい。
【0050】従って、線条体1は、これらの可動蓋4
6、48の絞り通路44を経て端末カバー26内に導入
されて巻取りボビン12上に巻取られるが、線条体1が
第2の巻取り手段14’によって捕捉され引きちぎられ
て巻き終り端1aが形成されると、この巻き終り端1a
を含む線条体部分は、図32に示すように、巻き終り端
1aがピンチロール手段18を経てルーパ19Aを通過
した後、先ず切り欠き開口32の上縁32aに衝突し、
次いで図33に示すように、可動蓋48の上縁48aに
衝突し、その後図34に示すように、端末カバー26の
周方向に沿って延びる絞り通路44内で暴れながら引き
込まれるので、線条体1が巻取りボビン12上の線条体
巻取り層1Aに向かって進む力が減衰される。
【0051】このようにして、図35に示すように、巻
き終り端1aが絞り通路44から出ようとする際には、
この巻き終り端1aが線条体巻取り層1Aに向かう力よ
りも巻取りボビン12の回転による遠心力の方が強くな
り、巻き終り端1aは、図36に示すように、端末カバ
ー26のカバー本体30の周壁30Aの内周面に沿って
引き込まれる。従って、線条体1の巻き終り部分が図4
5に示すように束ねられたり、図46に示すように巻取
りボビン12上の線条体巻取り層1A上に叩き付けられ
たりすることがなく、この線条体巻取り層1Aを傷付け
ることがない。
【0052】端末カバー26の内周面に導入された線条
体1の巻き終り端1aは、端末カバー26の螺旋状の誘
導通路34に沿ってその奥に誘導されるので、線条体1
の巻き終り端1aが暴れ出すことがない。
【0053】図37乃至図39は、線条体1が端末カバ
ー26内の螺旋状の誘導通路34に沿って端末カバー2
6の奥に次第に誘導される状態を展開して示し、図37
は絞り通路を有しない従来技術を示し、図38及び図3
9は本発明の状態を示す。従来技術では、切り欠き開口
32が常時開いており、従って図45及び図46に示す
ように線条体1の巻き終り端1aを含む部分が束ねられ
たり、満巻きの線条体巻取り層1Aに叩き付けられたり
するが、本発明の場合には、端末カバー26を被せる時
には、切り欠き開口32が図38に示すように開いてい
るので、線条体1を巻取りドラム12に送り込みながら
端末カバー26を被せることができ、端末カバー26が
被せられてその切り欠き開口32を通して線条体1が導
入されている状態になった後は、図39に示すように、
可動蓋46、48を閉じると、図29乃至図36に関連
して先に述べたように、その絞り通路44から線条体1
を導入してその巻き終り端1aが暴れ出るのを有効に防
止することができる。
【0054】本発明の他の実施例が図40乃至図43に
示されている。これらの実施例では、1つの可動蓋46
又は48と端末カバー26のカバー本体30の周壁30
Aのとの間に線条体1が絞られながら通過する絞り通路
44が形成されている。先ず、図40の実施例は、図4
乃至図7、図23乃至図28及び図29乃至図36に示
されている実施例の外側(下側)の可動蓋48を省略し
て内側(上側)の可動蓋46と端末カバー26のカバー
本体30の周壁30Aの内周面との間に線条体1が絞ら
れながら通過する絞り通路44を形成している例であ
る。この実施例によると、絞り通路44が前の実施例に
比べて短くなる傾向があるので、図40に示すように、
可動蓋46を閉じた時に可動蓋46が周壁30Aに対向
する部分を長くすることが好ましい。
【0055】図41の実施例は、図4乃至図7に示され
ている実施例の内側の可動蓋46を省略し、外側の可動
蓋48と本体30の周壁30Aの外周面との間に線条体
1の絞り通路44を形成した例であり、図42の実施例
は、開いた状態では外側で上側にある可動蓋146を有
し、この可動蓋146は、切り欠き開口32を閉じる
と、その先端部分146aがカバー本体30の切り欠き
開口32から内側に入り込んでカバー本体30の周壁3
0Aの内周面との間に線条体1の絞り通路44を形成す
る例であり、また図43の実施例は、開いた状態では内
側で下側にある可動蓋148を有し、この可動蓋148
は、切り欠き開口32を閉じると、その先端部分148
aがカバー本体30の切り欠き開口32から外側に出て
カバー本体30の周壁30Aの外周面との間に線条体1
の絞り通路44を形成する例である。いずれの実施例
も、カバー本体30の周壁30Aとの間の対向部分の長
さを適宜設定して図4乃至図39を参照して説明した前
の実施例と同様の効果を達成することができる。
【0056】図40乃至図43の実施例では、可動蓋4
6、48、146又は148と端末カバー26のカバー
本体30の周壁30Aとの間の間隔を適宜設定すること
によって線条体1の暴れ減衰作用を適宜調節することが
できるので、短い絞り通路44でも線条体1の巻き終り
端1aが満巻きの線条体巻取り層1Aに衝突するのを有
効に防止することができる。
【0057】尚、上記実施例では、いずれも、端末カバ
ー26は、巻取りボビン12又は12’の軸線方向の略
半分を覆うような寸法としているが、それ以上の軸線長
さ部分又は全体を覆うような寸法としてもよい。また、
線条体1が擦れる部分、例えば、可動蓋又はカバー本体
の内周面に線条体が通過する際に回転するローラ又はプ
ーリを取付けてもよいし、滑りのよい被覆を施してもよ
い。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、端末カ
バーが巻取りドラムに被せられた後であって遅くとも線
条体の巻き終り端が端末カバーの切り欠き開口に導入さ
れる前にこの線条体を絞りながら端末カバー内にその周
壁に沿って周方向に導入するように切り欠き開口を絞る
ので、線条体の巻き終り端を含む線条体部分が端末カバ
ーの切り欠き開口から端末カバー内に導入される際に、
線条体の巻き終り端が束ねられることがないし、またこ
の巻き終り端が巻取りボビン上の線条体巻取り層に向け
て進行しようとする力が弱められ、従って巻取りボビン
の回転による遠心力が線条体巻取り層に向けて進行しよ
うとする力に打ち勝って巻き終り端が巻取りボビン上の
線条体巻取り層に激突することがなく、この線条体巻取
り層を傷付けることがない。
【0059】特に、この線条体を絞りながら端末カバー
内に導入する絞り通路が端末カバーの切り欠き開口部分
でこの端末カバーの周壁に沿って形成されていると、線
条体が端末カバー内に導入される際の線条体が巻取りボ
ビン上の線条体巻取り層に向かう力が減少する程度が大
きく、線条体巻取り層を保護する上で一層好ましい。
【0060】また、端末カバーの切り欠き開口を絞る開
口絞り手段は、切り欠き開口を閉じるように端末カバー
の周壁に沿って移動する2つの可動蓋によって形成する
と、比較的長いストロークで絞り通路を容易に形成する
ことができるので、線条体の暴れの減衰作用が大きく、
線条体の巻き終り端が満巻きの線条体巻取り層に衝突す
るのを防止する効果が一層向上する。
【0061】更に、1つの可動蓋が端末カバーの周壁と
の間に線条体が通過する絞り通路を形成するように切り
欠き開口を閉じると、絞り通路は、可動蓋と端末カバー
の周壁との間の間隔を適宜設定することよって線条体の
暴れ減衰作用を適宜調節して短い絞り通路でも線条体の
巻き終り端が満巻きの線条体巻取り層に衝突するのを有
効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】線条体を複数の巻取り手段に交互に連続的して
巻取る方法を概略的に示し、図1(A)は、一方の巻取
り手段が満巻きに近くなって他方の巻取り手段に線条体
をシフトする状態を示す系統図、図1(B)は満巻き側
の巻取り手段の巻取りボビンに端末カバーを被せ、また
ピンチロール手段が線条体を両巻取り手段の間で挟んだ
状態の概略系統図、図1(C)はピンチロール手段の下
流側でルーパが線条体の弛みを吸収している状態の概略
系統図、図1(D)はアキュムレータがピンチロール手
段の上流側で貯線している状態の概略系統図、図1
(E)は線条体の巻き始め端を他方の巻取り手段に捕捉
する状態の概略系統図である。
【図2】満巻き側の巻取りボビンに被せられた端末カバ
ーによって線条体の巻き終り端が奥に進んで誘導されて
いる状態の概略断面図である。
【図3】線条体の巻き終り端が端末カバーの最も奥に誘
導された状態の概略断面図である。
【図4】本発明が適用された一方の巻取り手段の側面図
である。
【図5】図4の巻取り手段の正面図である。
【図6】図4の巻取り手段の端末カバーのみを示す背面
図である。
【図7】図4の巻取り手段の端末カバーのみを示す上面
図である。
【図8】図4の8−8線拡大断面図である。
【図9】図4の9−9線拡大断面図である。
【図10】本発明に用いられるカバー本体の側面図であ
る。
【図11】図10のカバー本体の背面図である。
【図12】図10のカバー本体の上面図である。
【図13】図10のカバー本体の正面図である。
【図14】図10の14−14線断面図である。
【図15】図13の15−15線断面図である。
【図16】図13の16−16線断面図である。
【図17】図10の17−17線断面図である。
【図18】図13の18−18線断面図である。
【図19】本発明に用いられる一方の可動蓋の側面図で
ある。
【図20】図19の可動蓋の下面図である。
【図21】本発明に用いられる他方の可動蓋の下面図で
ある。
【図22】図21の可動蓋の側面図である。
【図23】本発明の要部である開口絞り手段の開放状態
の概略側面図である。
【図24】図23の開口絞り手段の一方の蓋駆動機構を
直線的に展開して示した展開図である。
【図25】図23の開口絞り手段の閉じた状態の概略側
面図である。
【図26】図25の開口絞り手段の一方の蓋駆動機構を
直線的に展開して示した展開図である。
【図27】図23の開口絞り手段の他方の蓋駆動機構を
直線的に展開して示した展開図である。
【図28】図25の開口絞り手段の他方の蓋駆動機構を
直線的に展開して示した展開図である。
【図29】本発明の方法によって満巻きの巻取りボビン
に端末カバーを被せた直後の概略側面図である。
【図30】図29の状態から端末カバーの切り欠き開口
を閉じ、またピンチロール手段が絞っている途中の状態
の概略側面図である。
【図31】図30の状態からピンチロール手段が完全に
絞られた状態の概略側面図である。
【図32】図31の状態から線条体の巻き終り端がピン
チロール手段を通過した直後の概略側面図である。
【図33】図32の状態から線条体の巻き終り端がルー
パを通過した直後の概略側面図である。
【図34】図33の状態から線条体の巻き終り端が絞り
通路内に入り込んだ状態の概略側面図である。
【図35】図34の状態から線条体の巻き終り端が絞り
通路を通過しようとする状態の概略側面図である。
【図36】図35の状態から線条体の巻き終り端が完全
に端末カバー内に入り込んだ状態の概略側面図である。
【図37】従来技術の端末カバーの螺旋状の誘導通路の
展開図である。
【図38】本発明による端末カバーの螺旋状の誘導通路
を展開して示すが、切り欠き開口が開いている状態の展
開図である。
【図39】本発明による端末カバーの螺旋状の誘導通路
を展開して示すが、切り欠き開口が閉じている状態の展
開図である。
【図40】本発明による端末カバーの螺旋状の誘導通路
を展開して示すが、切り欠き開口が閉じている状態の展
開図である。
【図41】本発明の異なる第1の変形例の概略側面図で
ある。
【図42】本発明の異なる第2の変形例の概略側面図で
ある。
【図43】本発明の異なる第3の変形例の概略側面図で
ある。
【図44】従来の方法によって満巻きの巻取りボビンに
端末カバーを被せた後、線条体の巻き終り端がピンチロ
ール手段を通過した直後の概略側面図である。
【図45】図44の状態から線条体の巻き終り端がルー
パを通過した直後の概略側面図である。
【図46】図45の状態から線条体の巻き終り端が端末
カバー内に入り込んで線条体巻取り層の上に叩き付けら
れている状態の概略側面図である。
【図47】図46の状態から線条体の巻き終り端が端末
カバーの誘導通路内に入り込んだ状態の概略側面図であ
る。
【符号の説明】
10 線条体巻取り装置 12 巻取りボビン 12’ 巻取りボビン 14 第1の巻取り手段 14’ 第2の巻取り手段 16 巻取り軸 18 ピンチロール手段 19A ルーパ 19B アキュムレータ 19C 線寄せ手段 20 線条体シフト手段 22 線条体捕捉部材 24 線条体捕捉手段 26 端末カバー 28 線条体暴れ防止手段 30 カバー本体 30A 周壁 30B 螺旋壁 32 切り欠き開口 32a 切り欠き開口32の上縁 34 螺旋状の誘導通路 36 カバー進退機構 38 ブラケット 38’ ブラケット 40 進退ロッド 40’ 進退ロッド 42 開口絞り手段 44 絞り通路 46 可動蓋 48 可動蓋 48a 可動蓋48の上縁 50 蓋駆動機構 52 蓋駆動機構 54 蓋本体 54A 幅広部分 54B 幅狭部分 56 立上げ壁 58A ベアリング 58B ベアリング 58’A ベアリング 58’B ベアリング 60 支持軸 60’ 支持軸 62 案内片 62a 案内溝 62’ 案内片 62’a 案内溝 64 蓋本体 66 立上げ壁 65 振れ止め部材 65’ 振れ止め部材 66’ 立上げ壁 68A ベアリング 68B ベアリング 68’A ベアリング 68’B ベアリング 70 支持軸 70’ 支持軸 72 案内片 72a 案内溝 72’ 案内片 72’a 案内溝 73’ ブラケット 74 スライダ付駆動源 74A ロッドレスエアシリンダ 76 スライダ 76A 可動部 78 伝動機構部分 80 ブラケット 80’ ブラケット 82 端部材 82’ 端部材 84 第1のワイヤ 84a 取付け端 84b 取付け端 86 第2のワイヤ 86a 取付け端 86b 取付け端 88 プーリ 90 ばね 92 プーリ 94 プーリ 96 プーリ 98 ガイドプーリ 100 ガイドプーリ 102 スライダ付駆動源 102A ロッドレスエアシリンダ 104 スライダ 104A 可動部 106 伝動機構部分 108 揺動軸 110 連結アーム 110’ 連結アーム 146 可動蓋 146a 可動蓋146の先端部分 148 可動蓋 148a 可動蓋148の先端部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 67/00 - 67/056 B65H 57/00 - 57/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の巻取り手段の一方の巻取り手段上
    で線条体が満巻きされた巻取ボビンから他方の巻取り手
    段上の空の巻取りボビンに線条体をシフトして線条体を
    連続的に巻取る場合に、満巻き側の巻取りボビンに端末
    カバーを被せ前記線条体の巻き終り端を前記端末カバー
    の切り欠き開口を通して前記端末カバー内に導いて前記
    線条体の巻き終り端の暴れを防止する線条体巻取り方法
    において、前記端末カバーを被せた後であって遅くとも
    前記線条体の巻き終り端が前記端末カバーの切り欠き開
    口に導入される前に、前記線条体を絞りながら前記端末
    カバー内にその周壁に沿って周方向に導入するように前
    記切り欠き開口を絞ることを特徴とする線条体巻取り方
    法。
  2. 【請求項2】 線条体を巻取るべき巻取りボビンを着脱
    自在に支持する複数の巻取り手段と、一方の巻取り手段
    上で線条体が満巻きされた巻取ボビンから他方の巻取り
    手段上の空の巻取りボビンに線条体をシフトして線条体
    を連続的に巻取る線条体シフト手段と、各巻取り手段に
    設けられ相応する巻取りボビンに線条体が満巻きされた
    後端末カバーを被せ前記線条体の巻き終り端を前記端末
    カバーの切り欠き開口を通して前記端末カバー内に導き
    前記線条体の巻き終り端が暴れるのを防止する線条体暴
    れ防止手段とを備えた線条体巻取り装置において、前記
    端末カバーを被せた後であって遅くとも前記線条体の巻
    き終り端が前記端末カバーの切り欠き開口に導入される
    前に、前記線条体を絞りながら前記端末カバー内に導入
    することができる程度に前記切り欠き開口を絞る開口絞
    り手段を更に備え、前記開口絞り手段は、前記線条体を
    絞りながら前記端末カバー内にその周壁に沿って周方向
    に導入するように、前記端末カバーの周壁に沿って変位
    して前記切り欠き開口を閉じる少なくとも1つの可動蓋
    と、前記可動蓋を開閉するように駆動する蓋駆動機構と
    から成っていることを特徴とする線条体巻取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項に記載の線条体巻取り装置であ
    って、前記開口絞り手段は、前記端末カバーの周壁に沿
    って相互に反対方向に変位する2つの可動蓋から成り、
    前記2つの可動蓋は、その閉じ位置で前記切り欠き開口
    を挟んで配置されて前記線条体が通過する絞り通路を形
    成することを特徴とする線条体巻取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項に記載の線条体巻取り装置であ
    って、前記開口絞り手段は、前記端末カバーの周壁に沿
    って変位する1つの可動蓋から成り、前記1つの可動蓋
    は、その閉じ位置で前記端末カバーの周壁との間で前記
    線条体が通過する絞り通路を形成することを特徴とする
    線条体巻取り装置。
  5. 【請求項5】 請求項乃至請求項のいずれかに記載
    の線条体巻取り装置であって、前記開口絞り手段は、前
    記線条体を前記端末カバーの周壁に沿って周方向に導入
    する絞り通路を有することを特徴とする線条体巻取り装
    置。
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