JP2906253B2 - 製茶工程中の茶葉のしとりの測定装置 - Google Patents
製茶工程中の茶葉のしとりの測定装置Info
- Publication number
- JP2906253B2 JP2906253B2 JP20635889A JP20635889A JP2906253B2 JP 2906253 B2 JP2906253 B2 JP 2906253B2 JP 20635889 A JP20635889 A JP 20635889A JP 20635889 A JP20635889 A JP 20635889A JP 2906253 B2 JP2906253 B2 JP 2906253B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tea
- tea leaves
- sensor
- shitori
- measuring device
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Tea And Coffee (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、製茶工程中の茶葉の湿り具合,いわゆる
「しとり」の状態を測定する装置に関するものである。
「しとり」の状態を測定する装置に関するものである。
[従来技術] 緑茶製造工程は、原料生茶葉を蒸熱した後、揉圧を加
えながら順次乾燥,整形操作を進めて行く複数の工程よ
りなっている。各工程の操作を行う上で最も重要なこと
は、工程中の茶葉の湿り具合、いわゆる「しとり」の状
態を知ることである。
えながら順次乾燥,整形操作を進めて行く複数の工程よ
りなっている。各工程の操作を行う上で最も重要なこと
は、工程中の茶葉の湿り具合、いわゆる「しとり」の状
態を知ることである。
この為に製茶作業者は、常に運転中の機械に手を挿入
し、操作中の茶葉をつかみ取り、手の感触によって、茶
葉の湿り具合を調べ、長い間の経験によって、その乾燥
状態を判断している。
し、操作中の茶葉をつかみ取り、手の感触によって、茶
葉の湿り具合を調べ、長い間の経験によって、その乾燥
状態を判断している。
[発明が解決しようとする課題] 茶葉の乾燥状態を作業者の手の感触によって判断する
には、多年の経験を要し、数値として表現出来ない為、
作業者による個人差も生じ、又、他人に教えることも困
難である。
には、多年の経験を要し、数値として表現出来ない為、
作業者による個人差も生じ、又、他人に教えることも困
難である。
[課題を解決する為の手段] 本発明では、茶葉の湿り具合、いわゆる「しとり」の
状態が、茶葉の電気伝導度によって測定出来ることを利
用し、電気伝導度測定用のセンサーを「しとり」測定用
のセンサーとして設け、これに操作中の茶葉をサンプリ
ングして自動的に常時計測するようにしたものである。
状態が、茶葉の電気伝導度によって測定出来ることを利
用し、電気伝導度測定用のセンサーを「しとり」測定用
のセンサーとして設け、これに操作中の茶葉をサンプリ
ングして自動的に常時計測するようにしたものである。
茶葉の湿り具合、いわゆる「しとり」の状態を知る為
に茶葉の電気伝導度を測定する方法が実公昭57−20378
号で考案されている。しかし、この方法では茶葉とセン
サーの接触が不確実であり、実用化は不可能であった。
に茶葉の電気伝導度を測定する方法が実公昭57−20378
号で考案されている。しかし、この方法では茶葉とセン
サーの接触が不確実であり、実用化は不可能であった。
本発明は、被測定物である茶葉とセンサーを一定の状
態で確実に接触させる手段と、その状態で茶葉の電気伝
導度を測定する手段からなるものである。
態で確実に接触させる手段と、その状態で茶葉の電気伝
導度を測定する手段からなるものである。
[作用] この発明では、製茶工程中の茶葉の一部を連続的にサ
ンプリングし、これを導電体で構成したセンサーに接触
させ、茶葉の電気伝導度を測定して、「しとり」の状態
を感知している。この際測定を安定させる為に茶葉に一
定の圧力を加えながら、センサーに圧接させる必要があ
る。
ンプリングし、これを導電体で構成したセンサーに接触
させ、茶葉の電気伝導度を測定して、「しとり」の状態
を感知している。この際測定を安定させる為に茶葉に一
定の圧力を加えながら、センサーに圧接させる必要があ
る。
この為、茶葉の押圧具をローラー又はベルトコンベヤ
等で構成し、センサーの接触面に強く押し付けると同時
にゆっくりと移動させて、新しいサンプル茶葉のセンサ
ー面への供給と、排出を連続的に行っている。
等で構成し、センサーの接触面に強く押し付けると同時
にゆっくりと移動させて、新しいサンプル茶葉のセンサ
ー面への供給と、排出を連続的に行っている。
[実施例] この発明の実施例を説明する。第1,2図は、胴回転型
製茶機(中揉機)に、第3,4図は、固定胴型製茶機(粗
揉機)に応用した場合を示す。
製茶機(中揉機)に、第3,4図は、固定胴型製茶機(粗
揉機)に応用した場合を示す。
胴回転型機に於いては、茶葉採取シュート3(サンプ
ル採取口)が固定壁1から機内へ突き出されており、回
転胴2及び攪拌手(図面省略)によって機内で散乱され
製茶操作を受けている茶葉の一部は、シュート3内へ落
下し滑り落ちる。かきならし具4でならされて一定量の
茶葉がセンサー8(しとり計測用センサー)とローラ5
のすき間へ落下する。ローラ5は支点22で支持されてお
り、分銅6によりセンサー8面へ一定の圧力で押し付け
られ、サンプル茶葉をセンサー8面へ押し付ける。
ル採取口)が固定壁1から機内へ突き出されており、回
転胴2及び攪拌手(図面省略)によって機内で散乱され
製茶操作を受けている茶葉の一部は、シュート3内へ落
下し滑り落ちる。かきならし具4でならされて一定量の
茶葉がセンサー8(しとり計測用センサー)とローラ5
のすき間へ落下する。ローラ5は支点22で支持されてお
り、分銅6によりセンサー8面へ一定の圧力で押し付け
られ、サンプル茶葉をセンサー8面へ押し付ける。
ローラ5はモータ9によりゆっくりと回転し、センサ
ー面へ押し付けられた茶葉を戻しシュート7(サンプル
戻し口)へ少しづつ落下させる。測定の終った茶葉は再
び機内へ戻される。
ー面へ押し付けられた茶葉を戻しシュート7(サンプル
戻し口)へ少しづつ落下させる。測定の終った茶葉は再
び機内へ戻される。
センサー周辺の壁は絶縁体で作られており、電導体の
センサーが複数本その表面に埋め込まれている。各セン
サーは測定器10に配線され、センサー間の電気伝導度を
測定して、センサーに接触している茶葉の「しとり」具
合を測定する。
センサーが複数本その表面に埋め込まれている。各セン
サーは測定器10に配線され、センサー間の電気伝導度を
測定して、センサーに接触している茶葉の「しとり」具
合を測定する。
固定胴型機に於いては、攪拌手(図面省略)で拡散さ
れて茶葉は、第3図に示すように側壁12にあけた上窓13
(サンプル採取口)から機外へこぼれ出る。支点23で支
持されたコンベヤベルト16は分銅18で、センサー15(し
とり計測用センサー)の壁へ押し付けられている。モー
タ19でローラ17がゆっくりと廻り、ベルト16とセンサー
15間に挟まれた茶葉はセンサー15に押し付けられたまま
ゆっくりと下方へ移動し、この間に電気伝導度を測定さ
れて、下窓14(サンプル戻し口)から再び機内へ戻され
る。
れて茶葉は、第3図に示すように側壁12にあけた上窓13
(サンプル採取口)から機外へこぼれ出る。支点23で支
持されたコンベヤベルト16は分銅18で、センサー15(し
とり計測用センサー)の壁へ押し付けられている。モー
タ19でローラ17がゆっくりと廻り、ベルト16とセンサー
15間に挟まれた茶葉はセンサー15に押し付けられたまま
ゆっくりと下方へ移動し、この間に電気伝導度を測定さ
れて、下窓14(サンプル戻し口)から再び機内へ戻され
る。
このようにして、製茶工程中の茶葉の「しとり」の状
態を連続的に測定することが可能である。
態を連続的に測定することが可能である。
[発明の効果] この発明によって、工程中の茶葉の湿り具合「しと
り」の状態が常に数字で把握することができるので、作
業者は操作中に常に機内の茶葉を手に取って感触で「し
とり」の状態を調べるという、危険を伴なう困難な作業
から開放される。
り」の状態が常に数字で把握することができるので、作
業者は操作中に常に機内の茶葉を手に取って感触で「し
とり」の状態を調べるという、危険を伴なう困難な作業
から開放される。
又「しとり」の状態を漠然とした感覚でなく数字で表
わすことにより、熟練した作業者でなくても容易にこれ
を知ることが出来る為、最適の製茶操作が可能となり、
製品の品質の向上が可能となる。更に、計測データをコ
ンピュータ及び制御機器と結ぶことにより、製茶製造ラ
インの自動制御をより完全に実施することが可能とな
る。
わすことにより、熟練した作業者でなくても容易にこれ
を知ることが出来る為、最適の製茶操作が可能となり、
製品の品質の向上が可能となる。更に、計測データをコ
ンピュータ及び制御機器と結ぶことにより、製茶製造ラ
インの自動制御をより完全に実施することが可能とな
る。
第1図は、胴回転型製茶機への実施例を示す一部断面
図,第2図は正面図,第3図は固定胴型製茶機の実施例
を示す一部断面図,第4図は正面図である。 1……固定壁 2……回転胴 3……茶葉採取シュート 4……かきならし具 5……ローラ 6……分銅 7……戻しシュート 8……センサー 9……モータ 10……計測器 11……茶葉 12……側壁 13……上窓 14……下窓 15……センサー 16……ベルト 17……ローラー 18……分銅 19……モータ 20……計測器 21……茶葉 22……支点 23……支点
図,第2図は正面図,第3図は固定胴型製茶機の実施例
を示す一部断面図,第4図は正面図である。 1……固定壁 2……回転胴 3……茶葉採取シュート 4……かきならし具 5……ローラ 6……分銅 7……戻しシュート 8……センサー 9……モータ 10……計測器 11……茶葉 12……側壁 13……上窓 14……下窓 15……センサー 16……ベルト 17……ローラー 18……分銅 19……モータ 20……計測器 21……茶葉 22……支点 23……支点
Claims (1)
- 【請求項1】製茶機の外壁の一部に、サンプル採取口
と、サンプル戻し口を設け、製茶工程中の茶葉の一部を
連続的にサンプリングし、該サンプリングされた茶葉
を、電気伝導度を測定することによって、「しとり」を
測定するセンサーに、押圧壁面を移動させて茶葉を移動
させる押圧具により、一定の圧力で押し付けながら移動
させ、計測の終了した茶葉を再び製茶機内へ戻すように
した製茶工程中の茶葉のしとりの測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20635889A JP2906253B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 製茶工程中の茶葉のしとりの測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20635889A JP2906253B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 製茶工程中の茶葉のしとりの測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0372845A JPH0372845A (ja) | 1991-03-28 |
JP2906253B2 true JP2906253B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=16521998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20635889A Expired - Lifetime JP2906253B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 製茶工程中の茶葉のしとりの測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2906253B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2291151B1 (en) | 2008-05-14 | 2016-09-28 | 3M Innovative Properties Company | Ankle support with splint |
JP5651165B2 (ja) | 2009-03-31 | 2015-01-07 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 足首固定器 |
-
1989
- 1989-08-09 JP JP20635889A patent/JP2906253B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0372845A (ja) | 1991-03-28 |
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