JP2905778B1 - 米研ぎ装置 - Google Patents

米研ぎ装置

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JP2905778B1
JP2905778B1 JP10170493A JP17049398A JP2905778B1 JP 2905778 B1 JP2905778 B1 JP 2905778B1 JP 10170493 A JP10170493 A JP 10170493A JP 17049398 A JP17049398 A JP 17049398A JP 2905778 B1 JP2905778 B1 JP 2905778B1
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hopper
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遠藤  喜作
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遠藤 喜作
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Abstract

【要約】 【課題】 水の中に手をつける必要がなく、且つまた簡
単な操作によって楽にしかも能率よく米を研ぐ。 【解決手段】 上部開口に注水パイプ2を設けたホッパ
1の底部開口に軸受部3を設ける。ホッパ1の底部に内
筒4を固定する。底板に米と水の放出口6を設けた外筒
5の上部に前記ホッパ1を接続する。内筒4の底部開口
に調整すり板9を当接させ、所定の圧力で塞ぐようにす
る。上部に突設した回転軸12aをホッパ1の軸受部3
に挿通することにより米研ぎ本体12を前記内筒4内に
おいて回転自在に支持する。該米研ぎ本体12はスクリ
ューフィーダ部13とすり板20とによって構成する。
回転軸12aの端部にハンドル15を取着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は米研ぎ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、米研ぎは手作業によって行われて
きた。そして、このように手作業で行う米研ぎは、冬は
勿論のこと夏場といえども冷たい水の中に手をつけなけ
ればならず、また研ぐ量が多いと時間がかかる上、掻き
回す腕に相当な負担がかかるという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであって、水の中に手をつける必要が
なく、且つ回転操作ハンドルを回すだけの簡単な操作に
よって楽にしかも能率良く米を研ぐことができるように
した米研ぎ装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、給水口を備え、下部に多数の水噴出口を設けた注
水パイプを上部開口に設け、底部開口に後記米研ぎ本体
の回転軸を支承する軸受部を設けたカップ状のホッパ
と、上端を前記ホッパの底部開口に連通せしめて前記ホ
ッパの底部に垂直に固定した内筒と、底板に米と水の放
出口を設け、上部に前記ホッパを接続する外筒と、前記
外筒の底板に保持した弾性体に取着し、該弾性体による
所定の圧力で前記内筒の底部開口を塞ぐように設けた調
整すり板と、上部に突設した回転軸を前記ホッパの軸受
部に挿通することにより前記内筒内において回転自在に
支持し下部に向けて米と水を送出するスクリューフィー
ダ部と下端に固定したすり板とからなる米研ぎ本体と、
前記米研ぎ本体の回転軸の上端部に取着し、先端部を前
記ホッパの上部に伸ばしたハンドルとからなる米研ぎ装
置にある。
【0005】また、スクリューフィーダ部は、外周に浅
くて丸味を帯びた凹部を形成した柱状体を芯とし、これ
に螺旋状のフィンを設けて形成したスクリューフィーダ
部としてもよい。
【0006】さらに本発明の要旨は、給水口を備え下部
に多数の水噴出口を設けた注水パイプを上部開口に設
け、底部開口に後記すり板を支持する回転軸を支承する
軸受部を設けたカップ状のホッパと、上端を前記ホッパ
の底部開口に連通せしめて前記ホッパの底部に垂直に固
定した内筒と、底板に米と水の放出口を設け上部に前記
ホッパを接続する外筒と、前記外筒の底板に保持した弾
性体に取着し該弾性体による所定の圧力で前記内筒の底
部開口を塞ぐように設けた調整すり板と、上記回転軸を
前記ホッパの軸受部に挿通することにより前記内筒内に
おいて回転自在に支持したすり板と、前記回転軸のホッ
パの軸受部から突出する端部に取着し先端部を前記ホッ
パの上部に伸ばした回転操作ハンドルとからなる米研ぎ
装置にある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。図1は米研ぎ装置の斜視
図、図2は米研ぎ装置の中央縦断正面図、図3は米研ぎ
本体の斜視図、図4はスクリューフィーダ部の軸断面
図、図5は調整すり板の斜視図、図6はコイルばねの斜
視図、図7はコイルばね保持部材の斜視図、図8は作用
説明図である。
【0008】図中、1はカップ状のホッパである。該ホ
ッパ1は水道ホースへ接続する給水口部2aを有すると
共に下部に多数の水噴出口2bを設けた注水パイプ2を
上部開口に設けている。また更に、該ホッパ1は底部開
口1aに後記米研ぎ本体の回転軸を支承する軸受部3を
設けている。
【0009】4は内筒であり、上部開口4aを前記ホッ
パ1の底部開口1aに連通せしめるようにして前記ホッ
パ1の底部に垂直に固定している。
【0010】5は僅かにテーパーした外筒であり、底板
5aの内縁に沿って米と水の放出口6を多数設けてい
る。また該外筒5には把手7を設けている。そして該外
筒5は上部に前記ホッパ1を接続する。尚、本実施形態
ではホッパ1を自由に取り外すことができるようにして
おり、8は接続状態を保持するための係止部材である。
【0011】9は円形の調整すり板である。この調整す
り板9は前記外筒5の底板5aに保持した弾性体である
コイルばね10に取着し、該コイルばね10をもって所
定の圧力で前記内筒4の底部開口4bを塞ぐようにして
いる。また更に、該調整すり板9の中心部には、後記米
研ぎ本体の下端部に設けた突起が入り込む穴9aを設け
ている。
【0012】11は前記コイルばね10の保持部材であ
り、前記外筒5の底板5aの中心部に固着し、上面中央
にコイルばね10の受容部11aを設けている。
【0013】12は米研ぎ本体であり、上部中央に突設
した回転軸12aを前記ホッパ1の軸受部3に挿通する
ことにより、前記内筒4内で回転自在に支持されてい
る。そして、該米研ぎ本体12には、下部に向けて米と
水を送出するスクリューフィーダ部13と、該スクリュ
ーフィーダ部13の下端に設けたすり板20とをもって
構成している。また、該米研ぎ本体12の下端部中央に
は突起12bを設けている。
【0014】また、本実施形態では、スクリューフィー
ダ部13として、外周に浅くて丸味を帯びた凹部を形成
した柱状体13aを芯とし、これに螺旋状のフィン13
bを設けて形成したものを用いている。尚、本実施形態
では凹部を円周方向に5箇所設けている。また、上部に
は前記回転軸12aを挟んで二個の流入口13c,13
cを設けている。
【0015】 前記米研ぎ本体12の下端にすり板20
を固定している。このすり板20は、図3に示すよう
に、内縁に沿って孔20aを穿設してなる。この孔20
aは、本実施例では8個設けてなり、米はこの孔20a
を通過して調整すり板9との間隙に入り、すり板20の
回転によってすり板20と調整すり板9の間で研がれる
のである。また、すり板20の中央に大きな孔(図示せ
ず)を形成し、同時にすり板20の外側縁を上方に傾斜
せしめて全体をじょうろ状とし、上記中央の大きな孔よ
り米を下方の調整すり板9に落とすようにしてもよい。
さらには、すり板20の外縁に枠体(図示せず)を形成
して、米を一時的にすり板20上に滞溜させる構成とす
ることもできる。
【0016】15は回転操作用のハンドルである。また
該ハンドル15は前記回転軸12aのホッパ1aの軸受
部3から突出する端部に取着し、先端部15aを前記ホ
ッパ1の上部に伸ばして摘み16を設けている。
【0017】 次に、上記実施形態の作用について説明
する。先ず、装置をボール等の中に置く。次に、予めボ
ール等に入れて水洗いした米をホッパ1に入れる。この
水洗いをするときは、ボールに限らず、例えば蓋のある
円筒状の容器に米を入れ攪拌し、これを水をとり替えな
がら3回程度繰り返した後、ホッパ1に入れてもよい。
またこれと同時に水道ホースに接続した注水パイプ2か
ら水を出す。次に、この状態においてハンドル15を回
す。これにより米研ぎ本体12が回転し、スクリューフ
ィーダ部13によって米と水が下部に送出される。ま
た、このときにおいても米は研がれる。
【0018】そして、本実施形態にあっては、スクリュ
ーフィーダ部13における芯としての柱状体13aが外
周に浅くて丸味を帯びた凹部を形成してなるものである
から、米が詰まりにくく、効率良く送出できると共に、
米研ぎ効果も高まる。
【0019】スクリューフィーダ部13によって送出さ
れた米と水は、上述のように、すり板20と調整すり板
9によってすり合わされて研がれる。また、このとき内
筒4の底部開口4bは調整すり板9によって所定の圧力
で塞がれているから、すり合わされる米は適度の密度に
詰め込まれた状態となり、すり合わせ効果を高めること
ができる。
【0020】そして、研がれた米は上部からの圧力によ
って下部に押し出され、コイルばね10の作用に抗して
調整すり板9を押し下げる。これにより米は外筒5内に
流れ落ち、更に該外筒5の底板5aの放出口6からボー
ル等内に流出する。そして、再度前記の一連の流れを繰
り返し、最後に水洗いをして作業を完了するものであ
る。
【0021】本発明の他の実施態様としては、米研ぎ本
体12を短くして全体を小型化することもできる。ある
いは米研ぎ本体12をなくして、回転軸12aの下端に
直接すり板20を固定してもよい。上記の場合も、米は
すり板20と調整すり板9の間で研がれるのである。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記の如き構成、作用であるか
ら、従来の米研ぎ作業のように水の中に手をつける必要
がなく、且つまた回転操作ハンドルを回すだけの簡単な
操作によって楽にしかも能率よく米を研ぐことができ
る。
【0023】また、米研ぎ本体のスクリューフィーダ部
が、外周に浅くて丸味を帯びた凹部を形成した柱状体を
芯とし、これに螺旋状のフィンを設けて形成したもので
ある場合には、米が詰まりにくく、効率よく送出できる
と共に、米研ぎ効果を高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の米研ぎ装置の斜視図。
【図2】本発明の米研ぎ装置の中央縦断正面図。
【図3】米研ぎ本体の斜視図。
【図4】スクリューフィーダ部の軸断面図。
【図5】調整すり板の斜視図。
【図6】コイルばねの斜視図。
【図7】コイルばねの保持部材の斜視図。
【図8】本発明の作用説明図。
【符号の説明】
1 ホッパ 2 注水パイプ 2a 給水口 2b 水噴出口 3 軸受部 4 内筒 5 外筒 6 放出口 9 調整すり板 10 コイルばね 11 コイルばねの保持部材 12 米研ぎ本体 12a 回転軸 13 スクリューフィーダ部 13a 柱状体 13b 螺旋状のフィン 13c 流入口 15 ハンドル 20 すり板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水口を備え下部に多数の水噴出口を設
    けた注水パイプを上部開口に設け、底部開口に後記米研
    ぎ本体の回転軸を支承する軸受部を設けたカップ状のホ
    ッパと、上端を前記ホッパの底部開口に連通せしめて前
    記ホッパの底部に垂直に固定した内筒と、底板に米と水
    の放出口を設け上部に前記ホッパを接続する外筒と、前
    記外筒の底板に保持した弾性体に取着し該弾性体による
    所定の圧力で前記内筒の底部開口を塞ぐように設けた調
    整すり板と、上部に突設した回転軸を前記ホッパの軸受
    部に挿通することにより前記内筒内において回転自在に
    支持し下部に向けて米と水を送出するスクリューフィー
    ダ部と下端に固定したすり板とからなる米研ぎ本体と、
    前記米研ぎ本体の回転軸の上端部に取着し先端部を前記
    ホッパの上部に伸ばしたハンドルとからなる米研ぎ装
    置。
  2. 【請求項2】 スクリューフィーダ部が、外周に浅くて
    丸味を帯びた凹部を形成した柱状体を芯とし、これに螺
    旋状のフィンを設けて形成したスクリューフィーダ部で
    ある請求項1記載の米研ぎ装置。
  3. 【請求項3】 給水口を備え下部に多数の水噴出口を設
    けた注水パイプを上部開口に設け、底部開口に後記すり
    板を支持する回転軸を支承する軸受部を設けたカップ状
    のホッパと、上端を前記ホッパの底部開口に連通せしめ
    て前記ホッパの底部に垂直に固定した内筒と、底板に米
    と水の放出口を設け上部に前記ホッパを接続する外筒
    と、前記外筒の底板に保持した弾性体に取着し該弾性体
    による所定の圧力で前記内筒の底部開口を塞ぐように設
    けた調整すり板と、上記回転軸を前記ホッパの軸受部に
    挿通することにより前記内筒内において回転自在に支持
    したすり板と、前記回転軸のホッパの軸受部から突出す
    る端部に取着し先端部を前記ホッパの上部に伸ばした回
    転操作ハンドルとからなる米研ぎ装置。
JP10170493A 1998-05-14 1998-05-14 米研ぎ装置 Expired - Lifetime JP2905778B1 (ja)

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