JP2905101B2 - 分別機 - Google Patents

分別機

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JP2905101B2
JP2905101B2 JP6251413A JP25141394A JP2905101B2 JP 2905101 B2 JP2905101 B2 JP 2905101B2 JP 6251413 A JP6251413 A JP 6251413A JP 25141394 A JP25141394 A JP 25141394A JP 2905101 B2 JP2905101 B2 JP 2905101B2
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JP
Japan
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umbrella
radius
inclination direction
discharge chute
disk
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JP6251413A
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JPH0889902A (ja
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隆 岡本
泰志 宇貫
政昭 三鴨
憲 山口
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Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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Publication date
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ごみや建設廃材等
の廃棄物を分別する分別機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の分別機としては、回転軸
が鉛直に対して適宜に傾斜された回転円板と、この円板
の上昇する半円側でその傾斜方向と直交する半径上の回
転軸に近接して配設された投入シュートと、上記回転円
板の周辺の上方へ移動している部分の少なくとも一部分
から粉末を収集する排出シュートと、上記回転円板から
残留粉末を除去するように回転円板の下降する半円側へ
ガスの噴射を加えるノズルとを備える粉末選別機が知ら
れている(特公昭49−34565号公報参照)。この
粉末選別機は、投入シュートから回転円板上で跳ね返ら
ないよう投入される一定重量範囲の粉末を、その摩擦・
転がり抵抗の差異によって球状粉末と非球状粉末とに分
別し、かつ回転円板上に残留する非球状粉末を空気流れ
によって除去するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
分別機では、一定重量範囲にある球粉末と非球状粉末の
混合粉末のように、処理物の摩擦・転がり抵抗が異なる
場合には、その分別が容易であるものの、摩擦・転がり
抵抗が似通った処理物、例えば不燃物(石類(石、耐火
ボード等)、金物類、ガラス類等)と、可燃物(木類
(木片、合板等)、紙類、プラスチック類(シート状プ
ラスチック、バルク状プラスチック、ビニル、ゴム、発
泡スチロール等)等)とに分別される所要粒度(13〜
100mm)の建設廃材の分別において、不燃物である
耐火ボードが可燃物中に混入し、分別性能が低下る不具
合がある。そこで、本発明は、処理物の摩擦・転がり抵
抗に加えて空気抵抗の差を利用することにより、似通っ
た摩擦・転がり抵抗のものであっても、容易に分別し
得、ひいては分別性能を向上し得る分別機の提供を目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の分別機は、回転軸が鉛直に対して適
宜に傾斜された傘形回転円板と、この円板の上昇する半
円側でその傾斜方向aと直交する半径rr によって2等
分された1/4円に及ぶ傘面内の所望位置に設けられた
処理物投入範囲と、この範囲より傘形回転円板の傾斜方
向下位に設けられ、摩擦抵抗の大きな処理物の傾斜方向
上位への移動を補助するように傘面に向けて空気を吹き
出す第1エアノズルと、傘形回転円板の下降する半円側
でその傾斜方向aと直交する半径rl より適宜上位に設
けられ、空気抵抗の大きい処理物を傾斜方向上位へ押し
戻すように傘面に向けて空気を吹き出す第2エアノズル
とを備えることを特徴とする。又、第2の分別機は、第
1のものにおいて、前記傘形回転円板の外周に沿って配
置された排出シュートを備えることを特徴とする。一
方、前記処理物投入範囲は、傘形回転円板の上昇する半
円側でその傾斜方向aと直交する半径rr の周辺である
ことが好ましい。又、前記処理物投入範囲は、傘形回転
円板の上昇する半円側でその傾斜方向aと直交する半径
r において回転軸から半径の10〜80%離れた位置
であることがより好ましい。更に、前記排出シュート
は、3以上に区画されていることが好ましい。更に又、
前記排出シュートは、傘形回転円板の上昇する半円側で
傾斜方向aと直交する半径rr を起点にして円板回転方
向に約45度から約165度の範囲にあたる約1/3円
の円板外周に沿って配置された第1排出シュートと、上
記約1/3円に及ぶ傘面を除いた傘面の外周に沿って配
置された第2排出シュートとからなるものであってもよ
い。
【0005】
【作用】本発明の第1の分別機においては、処理物投入
範囲に投入された処理物は、傘面上を滑り若しくは転が
りによって移動し、摩擦抵抗の小さなものが回転軸・傘
面の傾斜によって傘形回転円板の傾斜方向下位へ移動し
て周辺部から排出される一方、摩擦抵抗の大きなものが
傘面との摩擦抵抗の影響と第1エアノズルからの空気流
れによる補助によって傾斜方向上位へ移動して周辺部か
ら排出されると共に、円板の傾斜方向上位を通過した摩
擦抵抗の大きなもののうち空気抵抗の大きいものが第2
エアノズルからの空気流れにより下降を阻止されて傾斜
方向上位へ押し戻されて周辺部から排除され、かつ空気
抵抗の小さいものが傾斜方向下位へ移動して周辺部から
排除され、分別される。又、第2の分別機においては、
第1のものの作用の他、分別された処理物が所要個所に
まとめて収集される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1、図2は本発明の分別機の一実施例を
示す平面図、図1におけるII−II線断面図である。図中
1は移動可能な架台で、この架台1には、円形の傾斜ベ
ース2がその裏面の所要個所をピン3により枢支され、
かつ架台1との間に介装した油圧シリンダ等の昇降装置
4により0〜45°の角度γで傾斜可能に取り付けられ
ている。傾斜ベース2には、傘角α0〜20°の傘形回
転円板5がその回転軸6を垂直に挿着して回転自在に取
り付けられており、回転軸6は、傾斜ベース2の裏面に
取り付けた回転数可変(0〜200rpm)のモータ7
等と連結されている。
【0007】傘形回転円板5の上昇する半円側(図1に
おいては右半円)で、その傾斜方向aと直交する半径r
r によって2等分された1/4円に及ぶ傘面S1 におけ
る所要位置(本実施例においては半径rr における回転
軸から200〜300mm離れた位置)、すなわち処理
物投入範囲8に振動フィーダを用いて処理物を供給し
た。処理物投入範囲8より傘形回転円板5の傾斜方向a
下位には、処理物投入範囲8に投入される処理物のうち
の摩擦抵抗の大きな処理物の傾斜方向上位への移動を補
助するように傘面S1 に向けて空気を吹き出す第1エア
ノズル9が配設されている。一方、傘形回転円板の下降
する半円側(図1においては左半円)で、その傾斜方向
aと直交する半径rl より適宜傾斜方向aの上位の半径
に沿って、傾斜方向a上位へ移動された摩擦抵抗の大き
な処理物のうちの空気抵抗の大きい処理物の下降を阻止
するように傘面に向けて空気を吹き出す第2エアノズル
10が配設されている。前記傘形回転円板5の上昇する
半円側で傾斜方向aと直交する半径rr を起点にして円
板回転方向に約45度から約165度の範囲にあたる約
1/3円の円板外周には、傾斜ベース2に取り付けた第
1排出シュート11が上記外周に沿って配置されている
と共に、上記約1/3円に及ぶ傘面を除いた傘面の外周
には、同様に傾斜ベース2に取り付けた第2排出シュー
ト12が上記外周に沿って配置されている。
【0008】上記構成の分別機の諸元を以下の通りと
し、 傘形回転円板の半径 :750mm 回転軸の傾斜角γ :25° 傘形回転円板の傘角α :10° 傘形回転円板の回転数 :100rpm 第1エアノズルの風景 :0.15Nm3 /min 第2エアノズルの風景 :0.8 Nm3 /min 処理物投入シュートのトラフ幅:150mm 耐火ボード等を含む石類(84.1wt%)、木類
(5.5wt%)、紙類(7.1wt%)及びプラスチ
ック類(3.3wt%)からなる建設廃材を処理物とし
て630kg/hの投入量で投入したところ、第1排出
シュート11及び第2排出シュート12によって分別さ
れた可燃物と不燃物の回収率と純度は、以下のようにな
った。 可燃物; 回収率=87.2wt%,純度=77.5w
t% 不燃物; 回収率=95.2wt%,純度=97.5w
t%
【0009】なお、上記実施例においては、建設廃材を
処理物とし、排出シュートを2つとして可燃物と不燃物
の2種類に分別する場合について述べたが、これに限ら
ず、少なくとも第2排出シュートを2以上に区間して処
理物を3種類以上に分別するようにしてもよい。又、処
理物投入範囲は、傘形回転円板の上昇する半円側でその
傾斜方向aと直交する半径rr における回転軸から20
0〜300mm離れた位置に設ける場合に限らず、上記
半径の全長に設けてもよく、又、処理物によっては上記
半径rrによって2等分された1/4円に及ぶ傘面にお
ける所要位置に設けてもよい。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の分
別機によれば、処理物投入範囲から投入された処理物
は、傘面上を滑り若しくは転がりによって移動し、摩擦
抵抗の小さなものが回転軸・傘面の傾斜によって傘形回
転円板の傾斜方向下位へ移動して周辺部から排出される
一方、摩擦抵抗の大きなものが傘面との摩擦抵抗と第1
エアノズルからの空気流れによる補助によって傾斜方向
上位へ移動して周辺部から排出されると共に、円板の傾
斜方向上位を通過した摩擦抵抗の大きなもののうち空気
抵抗の大きいものが第2エアノズルからの空気流れによ
り下降を阻止されて傾斜方向上位へ押し戻されて周辺部
から排除され、かつ空気抵抗の小さいものが傾斜方向下
位へ移動して周辺部から排除され、分別されるので、似
通った摩擦・転がり抵抗のものであっても、処理物の摩
擦・転がり抵抗に加えて空気抵抗の差を利用することに
より容易に分別することができ、ひいては分別性能を向
上することができる。又、第2の分別機によれば、第1
のものの作用効果の他、分別された処理物が所要個所に
まとめて収集されるので、分別を目的に対応させて行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分別機の一実施例を示す平面図であ
る。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【符号の説明】
5 傘形回転円板 6 回転軸 8 処理物投入範囲 9 第1エアノズル 10 第2エアノズル 11 第1排出シュート 12 第2排出シュート rr 半径 rl 半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 憲 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重 工業株式会社八千代工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B07B 4/00 - 15/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸が鉛直に対して適宜に傾斜された
    傘形回転円板と、この円板の上昇する半円側でその傾斜
    方向aと直交する半径rr によって2等分された1/4
    円に及ぶ傘面内の所要位置に設けられた処理物投入範囲
    と、この範囲より傘形回転円板の傾斜方向下位に設けら
    れ、摩擦抵抗の大きな処理物の傾斜方向上位への移動を
    補助するように傘面に向けて空気を吹き出す第1エアノ
    ズルと、傘形回転円板の下降する半円側でその傾斜方向
    aと直交する半径rl より適宜上位に設けられ、空気抵
    抗の大きい処理物を傾斜方向上位へ押し戻すように傘面
    に向けて空気を吹き出す第2エアノズルとを備えること
    を特徴とする分別機。
  2. 【請求項2】 前記傘形回転円板の外周に沿って配置さ
    れた排出シュートを備えることを特徴とする請求項1記
    載の分別機。
  3. 【請求項3】 前記処理物投入範囲が、傘形回転円板の
    上昇する半円側でその傾斜方向aと直交する半径rr
    周辺であることを特徴とする請求項1又は2記載の分別
    機。
  4. 【請求項4】 前記処理物投入範囲が、傘形回転円板の
    上昇する半円側でその傾斜方向aと直交する半径rr
    おいて回転軸から半径の10〜80%離れた位置である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の分別機。
  5. 【請求項5】 前記排出シュートが3以上に区画されて
    いることを特徴とする請求項2、3又は4記載の分別
    機。
  6. 【請求項6】 前記排出シュートが、傘形回転円板の上
    昇する半円側で傾斜方向aと直交する半径rr を起点に
    して円板回転方向に約45度から約165度の範囲にあ
    たる約1/3円の円板外周に沿って配置された第1排出
    シュートと、上記約1/3円に及ぶ傘面を除いた傘面の
    外周に沿って配置された第2排出シュートとからなるこ
    とを特徴とする請求項2、3又は4記載の分別機。
JP6251413A 1994-09-20 1994-09-20 分別機 Expired - Lifetime JP2905101B2 (ja)

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JPH0889902A JPH0889902A (ja) 1996-04-09
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CN103909064A (zh) * 2014-03-31 2014-07-09 中节能国豪生物环保有限公司 一种餐厨垃圾分拣装置
JP6431822B2 (ja) * 2015-07-10 2018-11-28 株式会社幸袋テクノ 風力選別装置
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CN114353464B (zh) * 2021-12-09 2023-09-05 永兴银都稀贵金属研究院有限公司 一种粉末冶金用具有分选功能的干燥装置

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