JP2903976B2 - 気密絶縁端子 - Google Patents

気密絶縁端子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は沸騰冷却装置等に用いら
れる、気密容器を貫通して内部に収容された半導体装置
などに通電するための気密絶縁端子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば特公昭53−42119号
公報に示された従来の気密絶縁端子を示す断面図であ
り、図において、100は金属製気密容器であり、その
内部には図示されない半導体装置などとともに冷却媒体
が収容されており、収容された半導体装置等での電気的
損失にともなう温度上昇は冷却媒体の蒸発潜熱によって
冷却される。蒸発した冷却媒体は金属製気密容器100
に連接して設けられた図示されない密閉式の冷却装置に
よって冷却され液化し循環して利用される。1は通電用
導体、2は通電用導体1が貫通する金属筒、3は通電用
導体1と金属筒2の間を絶縁し、かつこの間から冷却媒
体の散逸を防止するよう気密に加圧成形された絶縁物で
あり、金属筒2は金属製気密容器100に設けられた貫
通孔に溶接等の方法で気密に接合されている。4は通電
用導体1の金属製気密容器外側の端子部であり放熱板を
兼ねている。5は通電用導体1の金属製気密容器内側の
端子部であり、金属製気密容器100の内部に収容され
た半導体装置などと接続されている。
【0003】次に動作について説明する。外部の機器と
通電用導体1とは端子部4でケーブル等を介して接続さ
れるが、このケーブル等を介して機械的な力、例えばケ
ーブル等の重量や内部応力、さらには機械的加振力にと
もなう応力などが気密絶縁端子に作用する。このような
機械的な力は気密絶縁端子の気密性を損なう原因となる
ため、金属製気密容器100と金属筒4の接合部を含め
て、充分な強度をもたなければならない。従来の気密絶
縁端子は以上のように構成されおり、気密保持の面では
優れているが、絶縁物2の加圧成形が困難で、高価とな
り、より安価な気密絶縁端子が要求されていた。
【0004】この問題を解決するものとして、図7に示
す気密絶縁端子が使用されている。6は通電用導体1が
貫通し通電用導体1との間に隙間をもたせた円筒状のセ
ラミック絶縁体、7はセラミック絶縁体6が貫通し、か
つセラミック絶縁体6との間に隙間をもたせた金属筒、
8、9はキャップであり、通電用導体1とセラミック絶
縁体6との間およびセラミック絶縁体6と金属筒7との
間がこのキャップ8、9で気密にロー付接合されてい
る。しかし、放熱板を兼ねた端子部の重量や、この端子
部に接続されるケーブル等を介してこの気密絶縁端子に
作用する機械的な力はロー付接合部のキャップ8、9に
集中しこの部分で気密の維持ができなくなるなどの問題
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な課題を解決するためになされたものであり、セラミッ
ク絶縁体を用いた気密絶縁端子のロー付接合部に機械的
な力が集中せず、安価でかつ信頼性の高い気密絶縁端子
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る気密絶縁
端子はセラミック絶縁体を用いた気密絶縁端子の通電用
導体を金属製気密容器内部で絶縁板を用いて金属製気密
容器側壁に固定したものである。また、通電用導体とセ
ラミック絶縁体との隙間およびセラミック絶縁体と金属
製気密容器に接合される金属筒との隙間に熱硬化性の絶
縁物等を注入あるいは挿入して通電用導体を固定したも
のである。
【0007】
【作用】この発明における気密絶縁端子は、セラミック
絶縁体を用いた気密絶縁端子の通電用導体と金属製気密
容器側壁とを絶縁板で固定し、あるいは、通電用導体と
セラミック絶縁体との隙間およびセラミック絶縁体と金
属製気密容器に接合される金属筒との隙間に熱硬化性の
絶縁物等を注入し、あるいは挿入して通電用導体を固定
したので、通電用導体とセラミック絶縁体との間および
セラミック絶縁体と金属製気密容器に接合される金属筒
との間のキャップ部分に機械的な力が集中しない。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下この発明の実施例を図1に基づいて説明
する。図において1、4〜9、100は従来例と同様で
あり、説明は省略する。10は通電用導体1が貫通し、
その貫通部の外周を隙間なく支持する絶縁板であり金属
製気密容器の内側に設けられたネジ座11に固定ボルト
12で固定されている。
【0009】次に動作について説明する。通電用導体1
は金属製気密容器100の外部でキャップ8によって、
内部で絶縁板10で支持されているため、キャップ8に
はケーブル等を介してこの気密絶縁端子に作用する機械
的な力による曲モーメントが作用せず、セラミック絶縁
体6とキャップ8とのロー付部における気密性が損なわ
れることがない。
【0010】なお、図2に示すように、内側にネジ部を
設けた金属筒7′を用い、絶縁板10の替わりに、通電
用導体1が貫通し、その貫通部の外周を隙間なく支持
し、かつ外周に金属筒7′の内側に設けたネジ部と螺合
するネジ部を有する絶縁筒10′によって通電用導体1
を支持するようにしても上記と同様の効果が生じる。な
お、この場合、セラミック絶縁体6の内外周に存在する
空間部分が密閉されるため、気密絶縁端子単体での取扱
いに際して、その内部にゴミ、ホコリ等が浸入すること
がないという利点もある。
【0011】さらに、図3に示すように、金属製気密容
器100の内部側端部付近にネジ部を設けた通電用導体
1′を用い、通電用導体1′のネジ部と螺合するネジ部
を有し、かつ金属筒7の内側に密着するように形成され
た絶縁筒10″によって通電用導体1′を支持するよう
にしても上記と同様の効果が生じる。
【0012】図4はこの発明の変形例であり、通電用導
体1とセラミック絶縁体6の隙間およびセラミック絶縁
体6と金属筒7との隙間に熱硬化性の絶縁物13を注入
して通電用導体1とセラミック絶縁体6の間、さらには
セラミック絶縁体6と金属筒7の間を固定したものであ
る。このためキャップ8、9やセラミック絶縁体6には
ケーブル等を介してこの気密絶縁端子に作用する機械的
な力による曲モーメントが作用せず、ロー付部の気密性
が損なわれることがない。
【0013】なお、図5に示すように、熱硬化性の絶縁
物13を注入する替わりに、通電用導体1とセラミック
絶縁体6との隙間およびセラミック絶縁体6と金属筒7
との隙間に絶縁物で形成され、半径方向断面にセラミッ
ク絶縁体6のはまり合う凹部を有するブッシング14を
挿入することにより通電用導体1の固定を行ってもよ
い。以上の説明では、ブッシング14は一体のものとし
たが、通電用導体1とセラミック絶縁体6との隙間およ
びセラミック絶縁体6と金属筒7との隙間にそれぞれリ
ング状のブッシングを挿入してもよく、また、ブッシン
グを円周方向に多数に分割したのと同様の形状を有する
スペーサを挿入してもよい。なお、ブッシングやスペー
サはゴムなどの振動吸収機能を有する弾性体を用いれ
ば、隙間への挿入が容易であり、また振動吸収にも効果
がある。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば安価で
量産されている気密絶縁端子を外気側端子板の大型化に
耐えるように構成したので、気密絶縁端子が安価に実現
できる。また、量産されている気密絶縁端子を使用しな
がら、信頼性の高い装置が供給できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す気密絶縁端子の断面図
を示す。
【図2】この発明の第1の変形例を示す。
【図3】この発明の第2の変形例を示す。
【図4】この発明の第3の変形例を示す。
【図5】この発明の第4の変形例を示す。
【図6】従来の気密絶縁端子の断面図を示す。
【図7】他の従来の気密絶縁端子の断面図を示す。
【符号の説明】
1 通電用導体 4 気密容器外側の端子部 5 気密容器内側の端子部 6 セラミック絶縁体 7 金属筒 8 キャップ 9 キャップ 10 絶縁板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 9/16 H01L 23/34 - 23/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密容器の貫通孔に気密に接合された貫
    通孔を有する金属筒と、この金属筒の貫通孔に挿入され
    た貫通孔を有する筒状のセラミック絶縁体と、このセラ
    ミック絶縁体の貫通孔に挿入され両端に端子部が設けら
    れた通電用導体と、前記気密容器の外気と接する側で前
    記金属筒と前記セラミック絶縁体とを気密に接合するキ
    ャップと、前記セラミック絶縁体と前記通電用導体とを
    気密に接合するキャップとからなる気密絶縁端子におい
    て、前記通電用導体の前記気密容器内側で前記通電用導
    体の前記気密容器内側部分を前記気密容器内面もしくは
    前記金属筒に固定した絶縁体で支持したことを特徴とす
    る気密絶縁端子。
  2. 【請求項2】 気密容器の貫通孔に気密に接合された貫
    通孔を有する金属筒と、この金属筒の貫通孔に挿入され
    た貫通孔を有する筒状のセラミック絶縁体と、このセラ
    ミック絶縁体の貫通孔に挿入され両端に端子部が設けら
    れた通電用導体と、前記気密容器の外気と接する側で前
    記金属筒と前記セラミック絶縁体とを気密に接合するキ
    ャップと、前記セラミック絶縁体と前記通電用導体とを
    気密に接合するキャップとからなる気密絶縁端子におい
    て、前記金属筒と前記セラミック絶縁体との間および前
    記セラミック絶縁体と前記通電用導体との間に固定用絶
    縁体を挿入したことを特徴とする気密絶縁端子。
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