JP2903710B2 - 繊維機械用電動機直接駆動スピンドル及び繊維機械 - Google Patents

繊維機械用電動機直接駆動スピンドル及び繊維機械

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JP2903710B2
JP2903710B2 JP2400454A JP40045490A JP2903710B2 JP 2903710 B2 JP2903710 B2 JP 2903710B2 JP 2400454 A JP2400454 A JP 2400454A JP 40045490 A JP40045490 A JP 40045490A JP 2903710 B2 JP2903710 B2 JP 2903710B2
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/14Details
    • D01H1/20Driving or stopping arrangements
    • D01H1/24Driving or stopping arrangements for twisting or spinning arrangements, e.g. spindles
    • D01H1/244Driving or stopping arrangements for twisting or spinning arrangements, e.g. spindles each spindle driven by an electric motor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリング精紡機や撚糸機等
における電動機直接駆動スピンドルに係り、特にスピン
ドルの取付間隔(スピンドルゲージ:G)を最も合理的
に利用するためのスピンドル外形々状、及び本外形々状
を有するスピンドル使用した繊維機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動機直接駆動スピンドルにおい
て、スピンドル軸からみた平面図外形々状は、例えば特
開平2−19521号公報に記載のように、同公報Fi
g2のように長方形を基本としたものである。
【0003】通常リング精紡機等の繊維機械は、スピン
ドルレール上にスピンドルを数百個、横一列に並べて設
置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】リング精紡機等のよう
に、スピンドルを多数、横に並べて取り付けるものにあ
っては、その間隔(スピンドルゲージ:G)を、極力詰
めて機械をコンパクト化する必要がある。
【0005】この場合相隣るスピンドル同志のスキマが
小さくなるので、 1)スピンドル同志が接触しないよう、スピンドル同志
の対向する面を高精度に製作する必要がある。
【0006】2)スピンドル軸方向からみた平面外形の
長手方向面A(実施例の図に示したA)を、スピンドル
レールの長さ方向軸に対し正確に直角に取りつける必要
があり 厄介で手間がかかり作業時間が長くなる。
【0007】3)スピンドルモータの冷却面積が小さ
く、温度上昇が高くなる。
【0008】4)風が通り難く、風綿等の塵埃除去が容
易でない。
【0009】5)スピンドル同志の間のスキマを一様に
大きくすると、スピンドル取り付け間隔に制限があるの
で、スピンドル内の電動機の寸法が小さくなり、効率等
の性能が低下する。
【0010】
【課題を解決するための手段】これらの問題を解決する
ために、スピンドル軸方向からみた平面外形々状を、ス
ピンドルを囲む長方形の内側に入る形状とし、相隣るス
ピンドル同志の対向する面を、外側に向かって隙間が広
がるように後退させた“逃げ”を設ける。
【0011】
【作用】スピンドルを多数、横に並べて取り付ける際、
相隣るスピンドル同志の対向する面に外側に向かって隙
間が広がるように後退させた“逃げ”により、互いに干
渉することなく容易に取り付けられる。
【0012】
【実施例】図1〜図15は、スピンドル軸方向からみた
平面図外形形状で、長方形の少なくとも2ヶ所を逃げた
形状の実施例で、長軸方向長さH(H1〜H15)、短
軸方向長さW(W1〜W15)を有する。
【0013】図1〜図7は、4隅対称に逃げをとったも
ので、1は電動機直接駆動スピンドルの、スピンドル軸
方向からみた幅W(W1、W2…W15)に接する円D(D
1、D2…D15)の中にスピンドル軸及び電動機軸が一体
となって同芯上に配置される。外形は長手方向の面A
と、幅方向の短い方の面Bからなるが、必ずしも平面で
はなく、図1、図2、図5のFのように凹凸のあるフィ
ンを少なくとも1部に設け、その外端を結んだ線が外形
をなしてもよい。
【0014】例として、図1の形状の電動機直接駆動ス
ピンドルを機械に据え付けた状態を、スピンドル軸方向
からみた平面図の部分的な様子を示したものが図17で
ある。
【0015】従来のものは、図16ように、ピンドル軸
方向からみた平面図外形形状が長方形の外形H16×W16
をしているので、スピンドル1−3のように角度が少し
ずれても隣のスピンドルと干渉する。本発明のもので
は、図17に示すように長軸方向長さH17に対し、最大
幅部の面の辺の長さh17を短くし、四隅を逃げることに
より、スピンドル1−3のように角度がずれても、互い
に当たらない範囲を広くできる(即ちθ17>θ16)。ま
たスピンドル間のスキマ(S17)を図16のスキマ(S
16)に較べ小さく出来る(即ちS17<S16)から、同一
スピンドルゲージGに対して、スピンドルの幅W17を大
きくでき、したがって電動機の電気部も大きくできるの
で、電動機の効率等の性能を向上させることができる。
例えばスピンドルゲージGが75mm程度で、H16,H
17が100mm程度のものでh17/H17を1/3にとる
とS17/S16≒1/3程度に出来る。従って、電動機の
電気部鉄心外形を3〜5%大きく出来、効率を1/3%
向上することが出来る。またスピンドル間のスキマが大
きくなり、冷却効率が向上し、電動機としての温度上昇
が低く抑えられる。これはh/Wが約0.8以下で実用
的に効果がある。図1で、h1/H1≒1/3にとり、w
1/W1を変化させると、図18のようになりw1/W1
(図では一般化してw/Wとしている)は0.95〜
0.6位が実用的に利用効果が上る。更に紡績機械では
風綿等の塵埃がたまるので、風を送って清掃するが、ス
キマが大きく風の通りがよくなり、清掃効果が上る。
【0016】図1〜図7で示した実施例は以下に述べる
様な特徴がある。
【0017】(イ)図1は面Aの最大幅部の面(円D1
に接している面)の辺の長さh1が、幅方向の長さW1
の約1/2である。
【0018】h1/H1を1/3程度とすれば、取り付け
許容角度も3倍以上取れる。またスピンドル間の隙間も
図17に示すように大きくなり、冷却もよくなる。
【0019】(ロ)図2、図3はh(図1のh1に相当
する)が≒0となった例を示す。
【0020】図2の例は最大幅の円D2の一部を利用し
たもので、面Aの直線部がなく、図1の実施例より取り
付け許容角度が更に大きくなり、またスピンドル間の隙
間が大きく一層冷却もよい。
【0021】図3は図2の例とほぼ同等であるが、図3
は面Aが円D3に接している例を示している(面Aの最
大幅部が円D3より外側にある)。
【0022】(ハ)図4は面Aが外側に向かって曲線
(R4)で形成された形状を持つ例である。
【0023】図1とほぼ同等で面Aの外側に向かって、
面Bに円筒状の一部R4で連続し、 図1より1の外
周面積が大きくやや冷却がよい。
【0024】(ニ)図5は円と方形の組み合せで、冷却
隙間は図1〜図4より中央部近くまで広く取れ一層冷却
効果が大きい。
【0025】(ホ)図6は方形の組み合せで、図5と冷
却効果はほぼ同等であるが、w6をw5より大きく取る場
合に適する。
【0026】(ヘ)図7は楕円形状の実施例である。
【0027】取り付け許容角度は最も大きく取れ、取り
付け後の不揃いも目立たない。
【0028】図8は基本の長方形の軸方向の面Bの一方
の両側2ヶ所を逃げたもので、この実施例において、ス
ピンドルは同図のように交互に向きを違えて配置され
る。
【0029】図9〜図15は、スピンドル軸中心を通る
長手方向の軸に対して非対称形状の実施例である。
【0030】図9で、電動機直接駆動スピンドル本体1
の逃げを対角的に2個所とし、逃げていない2隅の空間
Cを利用して、付属器具2、またはリード線3の取り出
し部とした例である。
【0031】このように図9〜図15の実施例によれ
ば、電動機電気部と、逃げを小さくした面A及びAと連
接する面Bとで構成される隅の空間を利用して、リード
線の出し入れや付属器具の取り付けができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果があ
る。
【0033】1)スピンドル同志の対向する面を高精度
に製作する必要がない。
【0034】2)スピンドルの取付が容易になり、作業
時間を大幅に短縮できる。
【0035】3)スピンドルの間の冷却面積が大きくな
りスピンドルの温度上昇が低くなる。
【0036】4)風が通り易く、風綿等の塵埃除去が容
易に出来るようになる。
【0037】5)同一スピンドルゲージで、電動機の電
気部鉄心径が3〜5%大きく出来、電動機効率が1〜3
%向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸方
向からみた平面図である。
【図2】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸方
向からみた平面図である。
【図3】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸方
向からみた平面図である。
【図4】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸方
向からみた平面図である。
【図5】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸方
向からみた平面図である。
【図6】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸方
向からみた平面図である。
【図7】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸方
向からみた平面図である。
【図8】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸方
向からみた平面図である。
【図9】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸方
向からみた平面図である。
【図10】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸
方向からみた平面図である。
【図11】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸
方向からみた平面図である。
【図12】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸
方向からみた平面図である。
【図13】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸
方向からみた平面図である。
【図14】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸
方向からみた平面図である。
【図15】本発明の実施例を示すもので、スピンドル軸
方向からみた平面図である。
【図16】従来技術におけるスピンドル軸方向からみ
た、スピンドル取付平面図である。
【図17】本発明におけるスピンドル軸方向からみた、
スピンドル取付平面図である。
【図18】逃げの程度(w/W)による、冷却効果特性
を示す図である。
【符号の説明】
1…電動機直接駆動スピンドル本体、2…付属器具、3
…リード線、H(H1〜H15)…スピンドル軸方向か
らみたスピンドル本体の長手方向の長さ寸法、A…スピ
ンドル軸方向からみたスピンドル本体の長手方向の面、
W(W1〜W15)…幅方向の長さ寸法、B…幅方向の
面、h(h1〜h15)…対向する面Aの最大幅部の面
の辺の長さ、w(w1〜w15)…対向する面Bの最大
幅部の面の辺の長さ、C…面AとBとの連接部内側の空
間、D(D1〜D15)…短軸方向最大外形寸法を直径
とする円の直径、G…スピンドル同志の間隔(スピンド
ルゲージ)、θ(θ16、θ17)…スピンドルの正確な取
付方向に対する傾き角、F…フィン、S(S16、S17)
…スピンドル同志のスキマ(G−W)。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維機械のスピンドルレール上に該スピン
    ドルレールの長さ方向に複数個並べて装着される繊維機
    械用電動機直接駆動スピンドルにおいて、 前記電動機直接駆動スピンドルの各々は、 軸方向からみた平面外形形状が、前記スピンドルレール
    の長さ方向に最大寸法Wの最大幅部、前記スピンドルレ
    ールの長さ方向に対して直角方向に最大寸法Hの最大幅
    部を有し、 前記平面外形形状の全体が前記寸法Wの短軸寸法と前記
    寸法Hの長軸寸法とを有する長方形の内側に入る形状と
    し、 隣接する他の前記電動機直接駆動スピンドルに対向する
    面を、外側に向かって隙間が広がるように後退させた逃
    げを設け、 前記最大寸法Wの最大幅部は前記スピンドルレールの長
    さ方向に対して直角方向に寸法hを有し、 前記最大寸法Hの最大幅部は前記スピンドルレールの長
    さ方向に寸法wを有し、 前記寸法hと前記最大寸法Wの比h/Wを0.8以下と
    し、 前記寸法hと前記最大寸法Hの比h/Hを1/3以下と
    し、 前記寸法wと前記最大寸法Wの比w/Wを0.6〜0.
    95としたことを特徴とする繊維機械用電動機直接駆動
    スピンドル。
  2. 【請求項2】隣接する他の前記電動機直接駆動スピンド
    ルに対向する面の外側に向かって後退する逃げを少なく
    とも1個所小さくし、隣接する他の前記電動機直接駆動
    スピンドルに対向する面と、隣接する他の前記電動機直
    接駆動スピンドルに対向しないスピンドルレールの長さ
    方向の面とで構成される隅の空間部を利用して、リード
    線あるいは付属品類を取り付けたことを特徴とする請求
    項1記載の繊維機械用電動機直接駆動スピンドル。
  3. 【請求項3】繊維機械のスピンドルレール上に該スピン
    ドルレールの長さ方向に複数個並べて装着される電動機
    直接駆動スピンドルを有する繊維機械において、 前記電動機直接駆動スピンドルの各々は、 軸方向からみた平面外形形状が、前記スピンドルレール
    の長さ方向に最大寸法Wの最大幅部、前記スピンドルレ
    ールの長さ方向に対して直角方向に最大寸法Hの最大幅
    部を有し、 前記平面外形形状の全体が前記寸法Wの短軸寸法と前記
    寸法Hの長軸寸法とを有する長方形の内側に入る形状と
    し、 隣接する他の前記電動機直接駆動スピンドルに対向する
    面を、外側に向かって隙間が広がるように後退させた逃
    げを設け、 前記最大寸法Wの最大幅部は前記スピンドルレールの長
    さ方向に対して直角方向に寸法hを有し、 前記最大寸法Hの最大幅部は前記スピンドルレールの長
    さ方向に寸法wを有し、 前記寸法hと前記最大寸法Wの比h/Wを0.8以下と
    し、 前記寸法hと前記最大寸法Hの比h/Hを1/3以下と
    し、 前記寸法wと前記最大寸法Wの比w/Wを0.6〜0.
    95とした電動機直接駆動スピンドルを備えたことを特
    徴とする繊維機械。
  4. 【請求項4】隣接する他の前記電動機直接駆動スピンド
    ルに対向する面の外側に向かって後退する逃げを少なく
    とも1個所小さくし、隣接する他の前記電動機直接駆動
    スピンドルに対向する面と、隣接する他の前記電動機直
    接駆動スピンドルに対向しないスピンドルレールの長さ
    方向の面とで構成される隅の空間部を利用して、リード
    線あるいは付属品類を取り付けた電動機直接駆動スピン
    ドルを備えたことを特徴とする請求項3記載の繊維機
    械。
JP2400454A 1990-12-05 1990-12-05 繊維機械用電動機直接駆動スピンドル及び繊維機械 Expired - Lifetime JP2903710B2 (ja)

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DE69119722T DE69119722T2 (de) 1990-12-05 1991-12-03 Spindelanordnung einer Textilmaschine
US08/074,483 US5444970A (en) 1990-12-05 1993-06-11 Spindle directly driven by motor and textile machine using same

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