JP2900142B2 - 吊り環付き吊り革用広告ケース - Google Patents

吊り環付き吊り革用広告ケース

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JP2900142B2
JP2900142B2 JP16391396A JP16391396A JP2900142B2 JP 2900142 B2 JP2900142 B2 JP 2900142B2 JP 16391396 A JP16391396 A JP 16391396A JP 16391396 A JP16391396 A JP 16391396A JP 2900142 B2 JP2900142 B2 JP 2900142B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊り環付き吊り革
用広告ケースの分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来電車や列車等に吊り下げられている
吊り環付き吊り革広告ケースは、収納されている印刷等
を施した広告ラベルが、前記ケースの上方開口部または
下方の開口部に細くて、しかも尖状な千枚通し等を挿入
して抜取ったり、下方に落下させ抜取ったりするいわゆ
る盗難に遭うケースが多発していた。
【0003】そして一旦盗難に遭ってケース内に広告ラ
ベルがないと、目立ってしまい、広告主から苦情が寄せ
られるという欠陥があった。
【0004】さらに、前記のように盗難があると、全車
輌に対し調査をかけなければならないし、また車庫に入
っている車輌しか前記のような調査ができない等の弊害
があった。
【0005】また従来の広告ケースは、広告ラベルの広
告期間が経過すると、吊り環と吊り革とを取外し、使い
捨てにしていた。
【0006】さらに従来の広告ケースは、広告期間の経
過によって吊り革を取外すときは、ドライバー等を介し
てこじあけて分離したり、あるいは止め具を螺戻して取
外す等、取外し作業工程が多く、解体費用が昂騰してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、広告ケース
内に挿入している広告ラベルが、前記ケースの上方開口
部または下方の開口部から抜取られたり、あるいは落下
するのを未然に防止したものである。
【0008】さらに本発明は、前記広告ケースを吊り革
からきわめて簡単にして、且迅速に離脱ができると共
に、広告ラベルが変わっても前記広告ケースを何回でも
継続反復使用ができるすぐれた利点を併有するものであ
る。
【0009】また広告ケースからの広告ラベルの取出し
ができないので、目立つこともなく、また苦情発生を解
消した。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、吊り環付き吊
り革を嵌挿する合成樹脂製広告ケースにおいて、
【0011】前記吊り革が嵌挿可能な幅員を有する前方
側壁部及び後方側壁部の一端部を右側壁部をもって接続
し、且前記前後方側壁部の他端部の下方端部と上方部と
の間に外側方向きの鍔部付き溝部を夫々一体に形成し、
且前記両溝部の上方部に突出部を対称的に形成し、前記
突出部に対し直角状溝部を夫々形成し、前記前後方側壁
部等を構成する上方端部と下方端部との内側面に突出す
る係止部を形成した横断面がコ形状のケース部材を設
け、
【0012】前記ケース部材の右側壁部と同程度の幅員
を有し、内側面の左右両側端部に前記前後方側壁部に形
成した外側方向きの鍔部付き溝部に嵌合する
【外1】形状の嵌合部を夫々形成し、且上方端部に、前
記嵌合溝に対し直角状の嵌挿用溝部を有する蓋部を形成
し、
【0013】前記ケース部材に対し蓋部を嵌合するに
は、ケース部材の外側方向きの鍔部付き溝部に、蓋部の
嵌合部を嵌挿せしめ、水平状の溝部と蓋部の溝部とにピ
ンを貫通せしめ広告ケースとして組立てた吊り環付き吊
り革用広告ケースである。
【0014】
【作用】本発明の作用を説明すると以下のとおりであ
る。
【0015】本発明の要部である吊り革を嵌挿する広告
ケースを、吊り革に嵌込む作業工程から説明する。
【0016】コ形状のケース部材を構成する前後方側壁
部の側面に形成の開口部より、広告ラベルを挿入する
と、広告ラベルは係止部上に載置し、前記前後方側壁部
の内側面に密着する。
【0017】しかる後吊り革の一側面より、前記ケース
部材の開口部に吊り革を嵌挿せしめてやる。その際前記
広告ラベルは、吊り革の前側面と後側面と、ケース部材
の前後方側壁部との間に介在している。そして前記広告
ラベルは、係止部及び突出部によって不用意に飛出し離
脱はしない。
【0018】そして前記のケース部材に対し、別設の蓋
部を嵌合し、ピンを貫通せしめて広告ケースを組立て
る。
【0019】なお上記の蓋部がケース部材と嵌合すると
きは、蓋部を構成する
【外1】形状の嵌合部が、ケース部材を構成の鍔部付き
溝部に嵌合し、嵌合したら押込んでやる。そして押込み
後ピンをケース部材の溝部と蓋部の嵌挿用溝部に貫通す
る。その結果ケース部材と蓋部とは容易に離脱したりし
ない。
【0020】そして吊り環付き吊り革が横桟に懸架して
吊り下げられても、広告ラベルが広告ケースの係止部上
等に載置して、落下は勿論のこと、吊り革とケース部材
の係止部との間の間隙部より、細い千枚通しのような尖
状の器具を挿入しても、係止部が邪魔をして突刺するこ
とができない構造となっている。
【0021】さらに下方部の間隙部も、下方の係止部に
よって尖状の突刺具は挿入できない構造を有している。
【0022】つぎに広告期間が経過して、吊り革より本
発明の広告ケースを除去するときは、下記のような操作
工程となる。
【0023】ピンを抜取り、蓋部を下方向に引いてやる
と、蓋部の溝部とケース部材の溝部とが嵌合状態を解消
されて蓋部は取外すことができる。そしてケース部材を
右側壁部の方向に引けば吊り革からケース部材が簡単に
離脱できる。さらに収納中の広告ラベルを離脱する。以
上のようにケース部材と蓋部が損傷していない限り再度
使用することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明すると
以下のとおりである。
【0025】aは本発明の吊り環付き吊り革用広告ケー
スであり以下の構成からなっている。1は吊り革であ
り、下端部に吊り環2を接続する。3はコ形状のケース
部材である。4はケース部材3を構成する前記吊り革1
が嵌挿可能な幅員を有する前方側壁部であり、5も同じ
く後方側壁部である。前記両側壁部4、5の一端部を右
側壁部6をもって接続する。前記前後方側壁部4、5の
他端部の下方端部と上方部との間に外側方向きの鍔部
7’付き溝部7を夫々一体に形成する。前記両溝部7の
上方部には夫々突出部8を対称的に形成し、前記突出部
8に前記溝部7に対し直角状の溝部9を夫々形成する。
10は前記前後方側壁部4、5を構成する上方端部11
と下方端部12との内側面に突出し形成した係止部であ
る。前記係止部10は、右側壁部6の内側面より突設せ
しめてもよい。以上をもってコ形状のケース部材3の構
成とする。
【0026】なお、前記係止部10の形状は、一体形状
をもって形成するが限定するものでない。即ち広告ラベ
ルbが落下したり、盗難に遭ったりしない程度の形状で
あればよい。
【0027】13は前記ケース部材3に嵌合する蓋部で
あり、以下の構成からなっている。即ち前記ケース部材
3の右側壁部6と同程度の幅員を有し、内側面14の左
右両側端部に前記前後方側壁部4、5に形成した外側方
向きの鍔部7’付き溝部7に嵌合する
【外1】形状の嵌合部15を夫々形成する。そして上方
端部に、前記嵌合溝15に対し直角状の嵌挿用溝部16
を形成する。17は蓋部13の内側面14の上、下両端
部に突設する突出部である。
【0028】以上が蓋部13の構成である。
【0029】前記ケース部材3に対し蓋部13を嵌合し
組立てるには、ケース部材3の外側方向きの鍔部7’付
き溝部7に、蓋部13の嵌合部15を嵌挿せしめる。さ
らに水平状の溝部9と蓋部13の溝部16とにピン18
を貫通せしめ組立てる。
【0030】19は吊り革1の固定具、20は横桟であ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明は以下に示す効果を奏する。
【0032】本発明は、広告ケースをコ形状のケース部
材と蓋部とをもって嵌合し組立てるものであるが、コ形
状のケース部材を構成する前後方側壁部の上、下両端部
に内側方に突出する係止部を形成し組立てたので、収納
されている広告ラベルが落下したり、間隙部より尖状の
千枚通しを挿入しようとしても挿入が不可能であり、且
抜取りができない利点を有している。
【0033】さらに本発明は、蓋部をケース部材に対し
スライド式にて嵌合せしめた構成なので、組立てるとき
と広告期間が経過したときに、吊り革からの離脱がきわ
めて簡単であると共に、取外しの費用を著しく節減でき
るに至った。
【0034】また本発明は、広告主から苦情を全面的に
解消した。
【0035】さらに本発明の広告ケースは、何回でも使
用が可能なので、経済的効果を著増せしめる等の利点を
併有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明吊り環付き吊り革用広告ケースを取付け
使用した状態を示す一部切欠正面図である。
【図2】同ケースの組立て前の状態を示す斜視図であ
る。
【図3】図1における横断面図である。
【図4】同ケースの平面図である。
【図5】図1における右側面図である。
【符号の説明】
a・・・吊り環付き吊り革用広告ケース b・・・広
告ラベル 1・・・吊り革 2・・・吊り環 3
・・・ケース部材 4・・・前方側壁部 5・・・
後方側壁部 6・・・右側壁部 7、9、16・・
・溝部 7’・・・鍔部 8、17・・・突出部
10・・・係止部 11・・・上方端部 12・
・・下方端部 13・・・蓋部 14・・・内側面
15・・・嵌合部 18・・・ピン 19・・
・固定具 20・・・横桟

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊り環付き吊り革を嵌挿する合成樹脂製広
    告ケースにおいて、 前記吊り革が嵌挿可能な幅員を有する前方側壁部及び後
    方側壁部の一端部を右側壁部をもって接続し、且前記前
    後方側壁部の他端部の下方端部と上方部との間に外側方
    向きの鍔部付き溝部を夫々一体に形成し、且前記両溝部
    の上方部に突出部を対称的に形成し、前記突出部に対し
    直角状溝部を夫々形成し、前記前後方側壁部等を構成す
    る上方端部と下方端部との内側面に突出する係止部を形
    成した横断面がコ形状のケース部材を設け、 前記ケース部材の右側壁部と同程度の幅員を有し、内側
    面の左右両側端部に前記前後方側壁部に形成した外側方
    向きの鍔部付き溝部に嵌合する 【外1】形状の嵌合部を夫々形成し、且上方端部に、
    前記嵌合溝に対し直角状の嵌挿用溝部を有する蓋部を形
    成し、 前記ケース部材に対し蓋部を嵌合するには、ケース部材
    の外側方向きの鍔部付き溝部に、蓋部の嵌合部を嵌挿せ
    しめ、水平状の溝部と蓋部の溝部とにピンを貫通せしめ
    広告ケースとして組立てたことを特徴とする吊り環付き
    吊り革用広告ケース。
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