JP2897940B2 - 音声の線形予測パラメータ符号化方法 - Google Patents

音声の線形予測パラメータ符号化方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は音声スペクトル包絡特
性を表す線形予測パラメータを複数フレーム分蓄えて行
列形式とし、この行列形式のパラメータを、あらかじめ
決められた代表行列で表現して量子化する符号化する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音声符号化系において、音声スペ
クトル包絡特性を表す線形フィルタの係数は、線形予測
分析を一定時間間隔で行って計算され、偏自己相関(P
ARCOR)係数や、線スペクトル対(LSP)などの
パラメータに変換、量子化され、ディジタル符号に変換
した後、記憶、または伝送された。これらの方法の詳細
は、例えば、古井貞煕著“ディジタル音声処理”(東海
大学出版会)に記載されている。
【0003】この符号化において、係数を更新する時間
間隔を長くとれば、記憶または伝送のための情報量を減
らすことができるが、あまり長くしすぎると音声を合成
するときに記憶または伝送しなかった時間におけるフィ
ルタ係数の推定精度が低下し、再生音声の品質劣化につ
ながった。そこで、一般には上記時間間隔を20ミリ秒
程度以下に設定している。
【0004】このような点から、より高能率な符号化を
行うための方法として、マトリクス量子化と呼ばれる方
法がある。これは、線形予測分析は短い時間間隔、例え
ば10ミリ秒から20ミリ秒程度の間隔で行っておき、
数組の分析結果をひとまとめにして量子化する方法であ
る。線形予測パラメータは、時間方向、およびパラメー
タの次元方向にそれぞれ相関性がある。マトリクス量子
化はこの相関性をうまく利用して量子化の効率をあげる
方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの方法によっ
て、直接数組の予測パラメータを量子化しようとする
と、非常に多くの計算量と、符号帳のための多くの記憶
とが必要になり、現実的なハードウェア規模のもとでは
それほど能率をあげることができない。この発明の目的
は、マトリクス量子化が量子化歪みを小さくする観点で
高能率であるという利点を生かしつつ、現実的な計算量
と記憶量のもとでの高能率な線形予測パラメータの符号
化方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によればあらか
じめ決められた代表行列のうちで、入力行列との誤差が
最小となる第1段の代表行列を決定し、2以上の任意の
数Nについてあらかじめ決められた代表行列のうちで、
既に決定されている第1段〜第N−1段までの代表行列
の和で表現される行列に、第N段の代表行列を加算した
行列と、入力行列との誤差が最小となるように第N段の
代表行列を決定し、入力行列の量子化値を第1段〜第N
段までの代表行列の和で表現するが、特にこの発明では
計算量と記憶量を低減するため、2段またはそれ以上に
分割し、2段のときは2段目を、それ以上のときは2段
目以降の任意の段を複数のサブマトリクス(副行列)に
区分けし、各サブマトリクスごとに最適量子化する。
【0007】一般に線形予測パラメータを次元方向と時
間方向とに並べたマトリクスの各行、各列の要素の間に
は相関性が大きいが、適当なビット数のマトリクス量子
化器で量子化した、誤差マトリクスの各要素は、ガウス
分布に従い、相関性はないかまたは最初のマトリクスに
比べて非常に小さいものと考えられる。従って、2段目
以降の量子化には、最初のマトリクスを適当なサイズに
区分けして、それぞれに最適量子化をしても、品質の劣
化は小さい。しかも1段目と2段目の間に前記ディレイ
ドディシジョンを用いれば、更に劣化を小さく抑えるこ
とができる。
【0008】このようにして線形予測パラメータのマト
リクス量子化において、量子化の手順を複数の簡易な手
順の組に分解することにより、計算量と記憶量とを現実
的なハードウェア規模において実現可能なレベルにまで
低減する。 しかも簡易な手順の組に分解する際に、量子
化効率の低下を極力抑えるように、各段の間に、ディレ
イドディシジョンと呼ばれる手法を用いる。これは、各
段ごとに最適な量子化値をひとつに決定してしまうので
はなく、いくつかの量子化候補を残しておき、全段にお
ける最適量子化値をダイナミックプログラミングの手法
によって決定する。このとき、残しておく候補数は多い
ほど量子化性能の低下を防ぐことができるが、逆に計算
量は候補数に比例して増加するため、目的とするハード
ウェア規模とのかねあいになる。一般には4〜8個あれ
ば十分である。
【0009】
【作用】この発明において、複数の簡易な手順の組に対
して、適当なビット数を割り当てることによって量子化
効率の低下を抑えながら計算量の低減を実現することが
できる。なお、簡易な手順の組に処理を分ける際に、細
かく割れば割るほど計算量は低減できるが、除々に量子
化品質が劣化することはやむを得ない。
【0010】また、分割後のマトリクスサイズや、分割
後の各サブマトリクスの重要性(聴覚への影響など)の
違いによって、ビット数の割当を不均一にして効果を上
げることもできる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の説明に先立ち、行列の多段
ベクトル量子化方法を図面を参照して説明する。図1
声の線形予測パラメータ符号化法を適用した符号化装
置の構成例を示す。入力端子1からは、標本化されたデ
ジタル化された音声信号s(t)が入力される。線形予
測分析部2では、音声信号s(t)のN個のサンプルを
いったんデータバッファに蓄えた後、これらのサンプル
に対して線形予測分析を行って、一組の線形予測係数a
i (k),(i=1,2,…,p)を算出する。ここ
で、パラメータpは分析次数と呼ばれ、一般には10〜
16程度の値が用いられる。また上記Nサンプルの単位
はフレーム更新周期または単にフレーム周期と呼ばれ
る。この結果、N個の入力サンプルに対してp個の線形
予測係数が出力されることになる。そこでここでは、線
形予測係数の時刻を表す単位として、N個のサンプルを
単位とした時間単位をkで表し、「第kフレームのi次
の線形予測係数ai(k)」などと呼ぶことにする。な
お、各フレーム時刻kにおいて、p個ずつの線形予測係
数が得られることは言うまでもない。これらの処理方法
の詳細は、前述の古井の著書に記載されている。
【0012】線スペクトル対算出部3では、p個の線形
予測係数を同じくp個の線スペクトル対、fi (k)に
変換する。ここで線形予測係数を線スペクトル対に変換
したのは、線スペクトル対の性質が、前述の手順の分割
に対して、品質の劣化が少ないという利点を利用するた
めである。しかし、この線スペクトル対算出部3は必ず
しも必要ではなく、線形予測係数ai (k)を直接バッ
ファ部4に入力してもよい。また、線スペクトル対のほ
か、偏自己相関(PARCOR)係数など、線形予測係
数と相互変換が可能な任意のパラメータに変換してもよ
い。
【0013】バッファ部4では、p個の線スペクトル対
をmフレーム分、即ちm×p個のパラメータ fi (k−j),i=1,2,…,p j=m−1,m−2,…,1,0 を蓄え、mフレーム分たまった時点で、これらの値をマ
トリクス量子化部5に供給する。図1では説明を簡単に
するため、m=4の場合について示した。
【0014】マトリクス量子化部5によって量子化され
たm×p個のパラメータの組すなわちマトリクス
【0015】
【数1】 は、符号化部6に送られ、伝送路または蓄積形態に合っ
た形式に符号化され、伝送または蓄積される。ここで、
時刻を表すインデックスとしてk′を用いたのは、イン
デックスkで表されるmフレーム分を1単位とする時間
単位であるためである。
【0016】再生側では、上記符号からマトリクス
【0017】
【数2】 を生成し、マトリクス分解部8によって各フレームごと
の線スペクトル対に戻した後、バッファ部9に蓄える。
バッファ部9は、mフレーム分の線スペクトル対を1フ
レームずつ線形予測係数変換部10に送る。線形予測係
数変換部10は、受け取った線スペクトル対の量子化値
を線形予測係数ai * (k)に変換して出力する。
【0018】図2は図1中のマトリクス量子化部5を、
簡易な(小規模な)マトリクス量子化器の縱続接続で実
現した一例である。図は簡単のため、3段の構成を示
す。ここで、図1におけるマトリクス量子化部5への入
をマトリクス形式に並べたものを Fij(k′) と表す。段数をNとすると図2に示すように、N組の符
号帳11,14,18、歪判定部12,16,20、
(N−1)組の行列加算器15,19の縱続的な組み合
わせからなる。行列加算器は1段目が不要である。
【0019】まず、第1符号帳11に保持するR1 個の
各コードマトリクス(代表行列)Cij (1) (r)を順
歪み判定部12に送る。歪み判定部12では予め定義さ
れた歪み尺度に基づいて入力行列Fij(k′)とコード
マトリクスCij (1) (r)との歪みを計算し、最も歪み
の小さい順にU個のコードマトリクスC
ij (1) (ru),(u=1,2,…,U)を1段目の量
子化候補値
【0020】
【数3】 として出力する。ここで予め定義された歪み尺度とは、
任意の尺度を用いてよいが、通常は線スペクトル対のユ
ークリッド距離や、いったんケプストラムと呼ばれるパ
ラメータに変換したのち、ユークリッド距離をはかる等
の尺度が用いられる。上記2つの尺度では、後者の方が
人間の聴覚特性に似ているという観点から、一般に優れ
ていると言われている。次に2段目の量子化部では、第
2符号帳14の保持するR2 個のコードマトリクス(代
表行列)のうち、r番目のマトリクスをCij (2) (r)
とし、これを1段目の第u番目の量子化候補値
【0021】
【数4】 に行列加算器15で加えてマトリクス
【0022】
【数5】 を求める。歪み判定部16では、1段目と同様にしてま
ず入力行列 Fij(k′) と
【0023】
【数6】 との歪みが最小になるようなuを選び、urとする。さ
らに、 Fij(k′) と
【0024】
【数7】 との歪みが小さい順にU個のマトリクス
【0025】
【数8】 を2段目の量子化候補値として量子化候補保持部17に
保持する。以後、各段において同様の手順を繰り返すこ
とにより、N段の小規模マトリクス量子化器の縱続接続
によるひとつのマトリクス量子化器を構成する。なお、
最終段においては、U個の量子化候補を保持する必要が
なく、最も歪みの小さい最適な量子化値に決定してよ
い。
【0026】図3は図2の構成よりもさらに計算量を削
減するためのこの発明を適用したマトリクス量子化部5
構成の一例である。図3の構成は、図2の構成におい
て、段数を2段にし、第2段目を変形した形になってい
る。1段目量子化部39は図2における1段目と全く同
様にして、U個の量子化候補値
【0027】
【数9】 を得る。次に、この量子化候補値を順に2段目の量子化
部40に送る。2段目の量子化部40では、まず、サブ
マトリクス分割部24で1段目の量子化(候補)マトリ
クスを、適当なサイズのサブマトリクスに区分けする。
図3では、簡単のため4つに区分けしたものとして示し
た。区分けする個数及び区分けされたサブマトリクスの
サイズは、量子化の品質(能率)という観点からすれ
ば、個数は少なく、サイズは大きい方が優れている。し
かし、この発明では、計算量をハードウェア規模に見合
った量に削減することを目的としているので、ハードウ
ェア規模によって個数とサイズが制約されることにな
る。現在のハードウェア技術の進歩を考慮すれば、1段
目も含めて、各小規模マトリクス量子化器に割り当てる
ビット数が、8〜10ビット程度になるようなサブマト
リクスの個数と、サイズに設定すれば、実時間処理が可
能であると考えられる。ただし、ハードウェア価格を下
げたい場合には、さらに多くのサブマトリクスに区分け
しても良い。ここでは、一例として、図4に示すように
区分けされたものとする。また、区分けするときに、必
ずしも連続する行、および連続する列でサブマトリクス
をつくる必要はなく、例えば、もとのマトリクスの1行
目と8〜10行目、1列目と4列目で4×2のサブマト
リクスを作っても良い。
【0028】2段目量子化部40では、サブマトリクス
分割部41で入力マトリクス Fij(k′) も同様の区分けをする。各サブマトリクスに区分けされ
た Fij(k′) と
【0029】
【数10】 の第s番目のサブマトリクスのサイズをps ×ms
し、それぞれ
【0030】
【数11】 とおく。ただし、 Σs s =p Σs s =m とする。
【0031】区分けされた1段目の第u番目の量子化候
補サブマトリクスは、それぞれs番目の行列加算器に送
られる。第2,符号帳はps ×ms のコードマトリク
ス(代表行列)をR2s個蓄えている。これを Cij (2s)(r) とする。これらを順に行列加算器に送り、 Fsij(k′) と
【0032】
【数12】 との歪みが最も小さくなるコードrを求める。すべての
sについて1段目の第u番目の量子化候補に対する最適
量子化サブマトリクスを決定した後、すべてのサブマト
リクスは、マトリクス合成部37に送られ、もとのマト
リクス形式に戻される。これを
【0033】
【数13】 で表す。これと、入力マトリクス Fij(k′) との歪みが最小になるように一段目の候補の中から最適
な候補uを歪み判定部38で決定し、マトリクス量子化
器5の出力とする。
【0034】なお、各符号帳の作成方法については説明
を省略したが、LBGアルゴリズムによって高性能な符
号帳を設計することができる。LBGアルゴリズムにつ
いては、文献Y.Linde,A.Buzo,R.M.
Gray:“AnAlgorithm for Vec
tor Quantizer Design”,IEE
E Trans.Commum.COM−28,p.p
84−951980に記載されている。
【0035】この発明は、音声符号化への応用のほか、
音声認識や話者認識などの、線形予測パラメータを音声
の特徴量として用いるアプリケーションへの応用が可能
である。またこの発明は、その一部または、全部を論理
回路の組み合わせによるハードウェアで実現してもよい
し、一部または全部をソフトウェアプログラムの形で実
現してもよい。
【0036】
【発明の効果】この発明によって実際にどれだけ計算量
が削減されるかを次の例によって示す。例えば、10次
元の線形予測パラメータを時間方向に4つまとめたマト
リクスを作り、これを量子化するために40ビットを与
えたとする。これをそのままマトリクス量子化しようと
すると、記憶パターンは 240(パターン) 計算量は、 80×240(回) の加減算、 40×240(回) の乗算と、 240(回) の比較演算が必要となり、現実的なハードウェア規模の
もとでは実現不可能である。
【0037】図2に示す構成によって、10ビットずつ
4段に分割したとすると、ディレイドディシジョンを用
いない、即ち候補が1つの場合の記憶量は、 210×4=4096(パターン) 計算量は、 80×210×4=327680(回) の加減算、 40×210×4=163840(回) の乗算と、 210×4=4096(個) の比較演算となり、十分実現可能である。ディレイドデ
ィシジョンを用いても、加減算、乗算、比較演算が候補
数に比例して増えるのみであるから、4〜8個の候補で
あれば十分可能である。ハードウェアが許せば、分割す
る段数は少ない方が分割による品質の劣化が少ない。
【0038】この発明の方法、すなわち図3に示す構成
によって、1段目のマトリクス量子化に10ビット、2
段目を図4の様に6×2のマトリクスを2つと、4×4
のマトリクス1つに区分けし、それぞれに10ビットを
割り当てて量子化をしたとすると、ディレイドディシジ
ョンを用いない、即ち候補が1つの場合の記憶量は、 210×4=4096(パターン) 計算量は、 (80+32+24×2)×210=163840(回) の加減算、 (40+16+12×2)×210=81920(回) の乗算と、 210×4=4096(個) の比較演算となり、ビットの分割が上記ひとつめの方法
と同じでも、計算量はさらに半分になっている。上記例
ではビットの分割を同じにして計算量の比較ができるよ
うにしたが、実際にはもっと細かく割ってもよく、細か
く割るほど計算量は低減される。その特別な例として、
サブマトリクスが時間方向1次、パラメータ次元方向全
次元のベクトルになるように分割すれば、マトリクス量
子化の誤差に対して、ベクトル量子化を適用することに
なり、さらに小さく分割して1行列要素ごとになるよう
に分割すれば、マトリクス量子化の誤差に対してスカラ
量子化を適用したことになる。
【0039】さらに、計算量が低減できるのみならず、
2段目の計算を並列処理プロセッサによって、並列処理
することが可能になる。マトリクス量子化において最も
計算量がかかるのが、コードマトリクスを加算して、歪
みを判定し、最適コードを決定する処理である。ひとつ
めの構成は縱続接続であるため、前から順に処理しなけ
ればならないが、2つめの方法では、並列処理ができる
ため、並列化した分さらに高速に処理することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】マトリクス量子化法による音声の線形予測パラ
メータ符号化法の一般的構成例を示すブロック図。
【図2】この発明の前提となる構成の要部であり、小規
模なマトリクス量子化器を縱続に接続して符号化するマ
トリクス量子化部の一例を示すブロック図。
【図3】この発明の実施例の要部であり、図2の構成に
おいて、2段の量子化部を縱続接続し、さらに2段目を
複数のサブマトリクスに区分けして符号化するマトリク
ス量子化部の一例を示すブロック図。
【図4】サブマトリクスに区分けする区分けの一例を示
す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−224341(JP,A) 特開 平1−239600(JP,A) 特開 平3−60529(JP,A) 特開 平1−233499(JP,A) Nam,Nariman,守谷、”多 段ベクトル量子化を用いたLSPパラメ ータの情報源ー通信路結合符号化”、電 子情報学会技術研究報告SP90−52、p p.63−70(1990) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10L 3/00 - 9/18 H03M 7/30 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声スペクトル包絡特性を表す線形予測
    パラメータを、フレームと呼ばれる一定時間間隔で算出
    し、 そのパラメータを、複数フレーム分蓄えて行列形式に変
    換し、 その行列形式で表現されたパラメータの入力行列を、あ
    らかじめ決められた代表行列で表現して量子化する線形
    予測パラメータ符号化方法において、 あらかじめ決められた代表行列のうちで、上記入力行列
    との誤差が最小となる第1段の代表行列を決定し、 2以上の任意の数Nについて、上記あらかじめ決められ
    た代表行列のうちで、既に決定されている第1段〜第N
    −1段までの代表行列の和で表現される行列と、上記入
    力行列とを、それぞれより小さいサイズの複数の副行列
    に区分けし、 それぞれ区分けされた小さいサイズの副行列をあらかじ
    め決められた小さいサイズの副代表行列で表し、 それぞれ上記和の副行列に対応する副代表行列を加算し
    た副行列と、上記入力行列の対応する副行列との誤差が
    最小となるように副代表行列を決定し、 これら決定された副代表行列を上記区分け前の行列形式
    に合成して、 第N段の代表行列を決定し、 上記入力行列の量子化値を上記第1段〜第N段までの代
    表行列の和で表現することを特徴とした音声の線形予測
    パラメータ符号化方法。
  2. 【請求項2】 上記第1段〜第N−1段までの代表値を
    決定する際に、最適な代表行列ただ1つに決定してしま
    うのではなく、いくつかの候補を残した後、第N段の代
    表行列を決定した時点で、第1段〜第N段までの代表行
    列の和で表される行列と、入力行列との誤差が最小とな
    るように第1段〜第N段までの代表行列を決定すること
    を特徴とする請求項1記載の音声の線形予測パラメータ
    符号化方法。
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JP4872748B2 (ja) * 2007-03-27 2012-02-08 カシオ計算機株式会社 音声符号化装置、音声復号装置、音声符号化方法、音声復号方法、及び、プログラム

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Title
Nam,Nariman,守谷、"多段ベクトル量子化を用いたLSPパラメータの情報源ー通信路結合符号化"、電子情報学会技術研究報告SP90−52、pp.63−70(1990)

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