JP2897207B1 - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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JP2897207B1
JP2897207B1 JP10092030A JP9203098A JP2897207B1 JP 2897207 B1 JP2897207 B1 JP 2897207B1 JP 10092030 A JP10092030 A JP 10092030A JP 9203098 A JP9203098 A JP 9203098A JP 2897207 B1 JP2897207 B1 JP 2897207B1
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実 沼本
高男 稲葉
謙児 酒井
久志 寺下
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
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Abstract

【要約】 【課題】ウェーハ全面を均等に且つ精度良く研磨するこ
とができる研磨装置を提供する。 【解決手段】本発明は、ヘッド本体52にキャリア32
を上下方向移動自在に遊嵌支持し、このキャリア32の
下面に多孔質板34を設け、多孔質板34からウェーハ
2に向けてエアを吹き出すことにより、キャリア32と
ウェーハ2との間に圧力流体層Lを形成する。そして、
キャリア32を研磨布12に向けて押圧するエアバッグ
62を配置して、このエアバッグ62の押圧力を圧力流
体層Lを介してウェーハ2に伝達し、ウェーハ2を研磨
布12に押し付けて研磨する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄板状のウェーハ
を研磨する研磨装置に係わり、特に、半導体ウェーハの
各部をより均等に研磨することができる研磨装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体材料に回路を形成したいわゆる半
導体チップを製造する過程では、半導体ウェーハの表面
を研磨する工程がある。この工程では、従来、次のよう
な研磨装置を用いている。即ち、前記研磨装置は、研磨
部と、半導体ウェーハを吸着保持し研磨部の研磨面に押
圧する保持押圧部とを備え、研磨部は、研磨面を有する
研磨布と、研磨布が張り付けられる定盤とを備えてい
る。
【0003】このような研磨装置として特開平8−22
9808号公報に開示されたものは、キャリアにウェー
ハをウェーハ付着シートを介して接着し、このキャリア
を流体圧力によりダイヤフラムを介して研磨パッドに向
けて押圧することにより、前記ウェーハを研磨パッドに
押し付けて研磨している。また、この研磨装置には、ヘ
ッド本体とリテーナリングとの間にチューブが設けら
れ、このチューブに供給するエア量を調整することによ
り、研磨パッドに対するリテーナリングの押圧力を調整
して研磨パッドの波打ち変形を防止している。
【0004】また、従来のウェーハ研磨装置では、ウェ
ーハの周縁を包囲する押さえリングをウェーハ保持ヘッ
ドに設け、この押さえリングとウェーハとを回転する研
磨定盤に押圧することにより、ウェーハを研磨してい
る。また、別の従来のウェーハ研磨装置では、ウェーハ
保持ヘッドのキャリアにリテーナリングを設けたものが
あり、このウェーハ研磨装置は、ウェーハの周縁をリテ
ーナリングに当接させることによりウェーハを位置規制
した状態で研磨する。
【0005】また、特開平1−188265号公報の研
磨装置は、ワークの背面から空気圧を負荷することによ
り、ワークとワークホルダとを非接触に保ちながらワー
クを研磨している。この研磨装置によるワーク加工圧
は、ワークの背面に供給する空気の流量を流量制御弁で
制御することにより設定されている。また、特開平8−
55826号公報の研磨装置は、保持ヘッドと基板裏面
との間に純水等の液体を供給することにより、保持ヘッ
ドと基板裏面との間に流動液膜を形成し、この流動液膜
の表面張力によって基板を保持ヘッドに保持させて基板
を回転定盤に押し付けて研磨している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような半導体ウェ
ーハの研磨装置では、極めて高精度な研磨を要するた
め、研磨面の僅かな凹みに伴う各部の研磨の偏りをも見
逃すことができない。しかしながら、特開平8−229
808号公報に開示された従来の研磨装置では、ウェー
ハがウェーハ付着シートを介してキャリアに接着されて
いるため、ウェーハを研磨面の凹みに追従させて変形さ
せることができないので、ウェーハにかかる研磨圧力が
不均一になり、ウェーハを精度良く研磨することができ
ないという欠点がある。
【0007】また、前記押さえリングやリテーナリング
を備えた従来のウェーハ研磨装置は、研磨定盤の回転力
がウェーハ、リテーナリング、押さえリングを介してキ
ャリアに伝達するため、その回転力でキャリアが不必要
に傾く場合あり、このようにキャリアが傾くと研磨圧力
が不均一になるので、ウェーハを均一に研磨することが
できなくなるという欠点がある。このような不具合は、
キャリアが傾かない押付力でキャリアを押圧すれば解消
できるが、これでは研磨圧力が増大するのでウェーハを
精度良く研磨することができないという欠点がある。
【0008】また、前記特開平1−188265号公報
の研磨装置は、回転ヘッドの傾きはエアー層のみでは吸
収することができず、押圧力を一定に保持できずに、ウ
ェーハを精度良く研磨することができないという欠点が
ある。また、特開平8−55826号公報の研磨装置
は、液体を使用しているために、スラリーの成分が変化
し、ウェーハの平坦度、研磨レートが悪化するという欠
点がある。このような不具合を解消するために、液体の
供給量を少なくしたり、調整したりすると、液体が均一
にウェーハ裏面に流れなくなり、ウェーハを精度良く研
磨することができない。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、薄板状のウェーハを均等に精度良く研磨する
ことができる研磨装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明の研磨装置は、ウェ
ーハを保持ヘッドに保持し回転する研磨定盤に押圧し
て、ウェーハの表面を研磨する研磨装置において、前記
保持ヘッドは、回転すると共に前記研磨定盤に対向配置
されるヘッド本体と、前記ヘッド本体に上下方向移動自
在に遊嵌支持されたキャリアと、前記キャリアの下面に
設けられると共に前記ウェーハの裏面に向けてエアを吹
き出すことにより、キャリアとウェーハとの間に圧力エ
ア層を形成するエア吹出部材と、前記キャリアを前記研
磨定盤に向けて押圧する押圧力が所定の押圧力に制御さ
れ、該制御された押圧力でキャリアを研磨定盤に向けて
押圧することにより、前記ウェーハを前記圧力エア層を
介して前記研磨定盤に押圧する押圧手段とから成り、前
記エア吹出部材から前記ウェーハの裏面に向けてエアを
吹き出し、該エアをキャリアの外側に流出させながら前
記圧力エア層を形成し、該圧力エア層を介して前記押圧
手段からの押圧力をウェーハに伝達させてウェーハを研
磨することを特徴とする。
【0011】また、本発明の研磨装置は、ウェーハを保
持ヘッドに保持し回転する研磨定盤に押圧して、ウェー
ハの表面を研磨する研磨装置において、前記保持ヘッド
は、回転すると共に前記研磨定盤に対向配置されるヘッ
ド本体と、前記ヘッド本体に上下方向移動自在に遊嵌支
持されたキャリアと、前記キャリアの下面に設けられる
と共に前記ウェーハの裏面に向けてエアを吹出すことに
より、キャリアとウェーハとの間に圧力エア層を形成す
るエア吹出部材と、前記キャリアを前記研磨定盤に向け
て押圧する押圧力が所定の押圧力に制御され、該制御さ
れた押圧力でキャリアを研磨定盤に向けて押圧すること
により、前記ウェーハを前記圧力エア層を介して前記研
磨定盤に押圧する第1の押圧手段と、前記ヘッド本体に
上下方向移動自在に支持されると共に前記キャリアの外
周に同心状に配置され、研磨時に前記ウェーハの周囲を
包囲する押さえリングと、前記押さえリングを前記研磨
定盤に押圧する第2の押圧手段とを備え、前記エア吹出
部材から前記ウェーハの裏面に向けてエアを吹き出し、
該エアをキャリアの外側に流出させながら前記圧力エア
層を形成し、該圧力エア層を介して前記第1の押圧手段
からの押圧力をウェーハに伝達させてウェーハを研磨す
ることを特徴とする。
【0012】請求項1記載の発明によれば、ヘッド本体
に上下方向移動自在にキャリアが遊嵌支持(フローティ
ング)されており、ウェーハは圧力流体層を介して押圧
されているので、加工の摩擦力や回転力がキャリアに伝
達されず、押圧力のバランスが崩れない。また、研磨面
が波打っている場合には、キャリア、つまりウェーハが
研磨面に追従することができ、さらに、そのウェーハの
変形の有無に関わらず圧力流体層によって等しく押圧さ
れるので、研磨部の研磨面のうねりや凹みに対してもウ
ェーハは、そのうねりや凹みに沿うように研磨面に押し
付けられる。よって、薄板状のウェーハを均等に精度良
く研磨することができる。
【0013】請求項2記載の発明は、前記押圧手段を、
流体の圧力で前記キャリアを押圧する手段で構成したも
のである。請求項3記載の発明は、前記流体として液体
又はエアを使用したものである。請求項4記載の発明
は、前記押圧手段として圧電素子を適用し、この圧電素
子に電圧を印加して伸長させることにより、前記キャリ
アを押圧するように構成したものである。本発明によれ
ば、前記電圧を制御することにより前記押圧力を設定す
ることができる。また、圧電素子に代えて磁歪素子を使
用しても良い。
【0014】請求項5記載の発明は、前記押圧手段とし
てばね部材を適用したもので、ばね部材の付勢力で前記
押圧力を設定することができる。請求項6記載の発明
は、前記エア吹出部材として多孔質部材を適用したもの
である。請求項7記載の発明は、前記エア吹出部材とし
て、エア吹出孔が形成された部材を適用したものであ
る。
【0015】ところで、ウェーハを均等の圧力で研磨面
に押圧すると、ウェーハの周縁部にはウェーハの周縁部
が研磨面に食い込むことによって生じる研磨面の変形応
力の分だけ高い研磨圧力がかかるので、周縁部が他の部
分よりも多く研磨されるという不具合が生じる。請求項
8記載の発明は、前記エア吹出部材を第1のエア吹出部
材と第2のエア吹出部材とで構成し、第1のエア吹出部
材から吹き出されたエアによってウェーハの中央部にか
かる圧力よりも、第2のエア吹出部材から吹き出された
エアによってウェーハの周縁部にかかる圧力のほうを低
い圧力に設定することにより、ウェーハの周縁部を食い
込みによって生じる研磨面の変形応力分だけ低い圧力で
押圧するようにして、ウェーハ全面の研磨圧力を均等に
したものである。これにより、本発明は、ウェーハを均
等に研磨することができる。
【0016】請求項9記載の発明は、前記第1のエア吹
出部材と前記第2のエア吹出部材として、多孔質部材を
適用したものである。請求項10記載の発明は、前記第
1のエア吹出部材と前記第2のエア吹出部材として、エ
ア吹出孔が形成された部材を適用したものである。請求
項11記載の発明は、ウェーハ厚み測定装置を研磨装置
に設けたものである。この厚み測定装置によれば、第1
のセンサでヘッド本体に対するキャリアの変動量し、第
2のセンサで圧力流体層の層厚の変動量を検出する。そ
して、第1のセンサで検出されたキャリアの変動量か
ら、第2のセンサで検出された層厚の変動量を演算部で
加算することにより、ウェーハの厚みを算出する。この
ように、本発明では、2つのセンサを設けて2つの変動
量から厚みを演算するようにしたので、ウェーハの厚み
を正確に測定することができる。
【0017】請求項12記載の発明によれば、キャリア
は圧力流体層を介してウェーハを支持しているので、研
磨中のウェーハに作用する摩擦力がキャリアに伝達しな
い。
【0018】更に、請求項12記載の発明は、研磨定盤
の研磨面が平坦ではなく波打った形状であっても、キャ
リア及び押さえリングが圧力流体を介して支持され、且
つ、ウェーハが圧力流体層を介して研磨面に押し付けら
れているので、キャリアの姿勢が研磨面の形状に追従す
る。よって、研磨面が波打っていても、ウェーハは、そ
の全域において均等な圧力で研磨面に押さえ付けられる
ので、均等に研磨される。
【0019】請求項13に記載の発明は、押さえリング
の内周面にリテーナリングを設けたので、研磨中のウェ
ーハの飛び出しを防止できると同時に、リテーナリング
に作用する研磨力はキャリアに伝達しない。請求項14
記載の発明は、第1の押圧手段と第2の押圧手段とし
て、流体の圧力で前記キャリアを押圧する手段で構成し
たものである。
【0020】請求項15記載の発明は、前記流体として
液体又はエアを適用したものである。請求項16記載の
発明は、前記第1の押圧手段と第2の押圧手段との少な
くとも一方を圧電素子を適用し、この圧電素子に電圧を
印加して伸長させることにより、前記キャリアを押圧す
るように構成したものである。本発明によれば、前記電
圧を制御することにより前記押圧力を設定することがで
きる。また、圧電素子に代えて磁歪素子を使用しても良
い。
【0021】請求項17記載の発明は、前記第1の押圧
手段と第2の押圧手段との少なくとも一方をばね部材を
適用したもので、ばね部材の付勢力で前記押圧力を設定
することができる。請求項18記載の発明は、前記エア
吹出部材として多孔質部材を適用したものである。
【0022】請求項19記載の発明は、前記エア吹出部
材として、エア吹出孔が形成された部材を適用したもの
である。請求項20記載の発明は、前記エア吹出部材を
第1のエア吹出部材と第2のエア吹出部材とで構成し、
第1のエア吹出部材から吹き出されたエアによってウェ
ーハの中央部にかかる圧力よりも、第2のエア吹出部材
から吹き出されたエアによってウェーハの周縁部にかか
る圧力のほうを低い圧力に設定することにより、ウェー
ハの周縁部を食い込みによって生じる研磨面の変形応力
分だけ低い圧力で押圧するようにして、ウェーハ全面の
研磨圧力を均等にしたものである。これにより、本発明
は、ウェーハを均等に研磨することができる。
【0023】請求項21記載の発明は、前記第1のエア
吹出部材と前記第2のエア吹出部材として、多孔質部材
を適用したものである。請求項22記載の発明は、前記
第1のエア吹出部材と前記第2のエア吹出部材として、
エア吹出孔が形成された部材を適用したものである。請
求項23記載の発明は、前記リテーナリングとして、少
なくともウェーハと接触する部分が樹脂製のリテーナリ
ングを適用して、リテーナリングにウェーハが当接した
時におけるウェーハの欠けを防止したものである。
【0024】請求項24記載の発明は、前記保持ヘッド
の前記ヘッド本体に突起を形成し、この突起は、前記押
さえリングの下部周面に当接して該押さえリングの傾き
を規制する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る研磨装置の好ましい実施の形態について詳説する。図
1に示すように、本発明の第一実施形態の研磨装置10
0は、半導体ウェーハ2を研磨する研磨定盤10と、半
導体ウェーハ2を保持して研磨定盤10に所望の研磨圧
力で押圧すると共に回転させる保持ヘッド20とを備え
ている。
【0026】研磨定盤10は、半導体ウェーハ2を研磨
する平面視円形の研磨面12aを有する研磨布12と、
研磨布12が上面に貼り付けられる回転板14と、回転
板14を、保持ヘッド20に対して相対的に、水平な研
磨方向(図中矢印A方向)に回転動作させる回転駆動部
16とを備えている。保持ヘッド20は、半導体ウェー
ハ2の被研磨面2aの裏面2bに接して押圧する圧力流
体層Lを形成する流体押圧部30と、筒状に形成されて
流体押圧部30の周囲を包囲するように設けられ、半導
体ウェーハ2の周囲において研磨布12の研磨面12a
を押圧するリテーナリング42と、リテーナリング42
の下部内周面に一体に設けられ、半導体ウェーハ2の外
周面2cを保持する保持部44と、流体押圧部30及び
リテーナリング42の上方に設けられたヘッド本体52
と、ヘッド本体52を回転駆動する駆動部54と、ヘッ
ド本体52と流体押圧部30との間に設けられ、流体押
圧部30に与えられる研磨圧力を調整する調整部60
と、ヘッド本体52とリテーナリング42との間に設け
られ、リテーナリング42に研磨布12を押圧する押圧
力を与えると共に押圧力を調整する調整部70とを備え
ている。
【0027】また、前記リテーナリング42はヘッド本
体52に図示しないストッパ部材によって係合されて、
このストッパ部材によってヘッド本体52からの脱落が
防止されている。また、キャリア32は、リテーナリン
グ42の保持部44に当接することにより、リテーナリ
ング42からの脱落が防止されている。さらに、キャリ
ア32とリテーナリング42とは、互いに干渉しないよ
うに遊嵌支持(フローティング)されている。
【0028】流体押圧部30は、半導体ウェーハ2の裏
面2bのほぼ全域に向けて開放された凹部32aを有す
るキャリア32と、半導体ウェーハ2の裏面2bに対し
て離間され、凹部32aの下端部に嵌められた通気性を
有する多孔質板(エア吹出部材)34と、凹部32aの
天井面32bと多孔質板34との間の空間Sに空気Ar
を供給する空気供給機構36とからなっている。
【0029】空気供給機構36は、ポンプ22と、ポン
プ22と凹部32aとの間の空気供給路R1上に設けら
れ、圧送される空気Arの圧力を調整するレギュレータ
36a、及び圧送される空気Arの流量を調整する絞り
36bとを備えている。多孔質板34は、内部に多数の
通気路を有するものであり、例えば、セラミック材料の
焼結体よりなるものが用いられる。
【0030】調整部60は、ヘッド本体52と流体押圧
部30との間に設けられ、空気の導入排出と共に膨張収
縮する研磨圧力調整用のエアバッグ(押圧手段)62
と、このエアバッグ62に空気を供給する空気供給機構
64とから構成される。空気供給機構64は、共用或い
は別個のポンプ22と、ポンプ22とエアバッグ62と
の間の空気供給路R2上に設けられ、圧送される空気の
圧力を調整するレギュレータ66とを備えている。
【0031】調整部70は、ヘッド本体52とリテーナ
リング42との間に設けられ、空気の導入排出と共に膨
張収縮する研磨面調整用のエアバッグ72と、このエア
バッグ72に空気を供給する空気供給機構74とから構
成される。空気供給機構74は、共用或いは別個のポン
プ22と、ポンプ22とエアバッグ72との間の空気供
給路R3上に設けられ、圧送される空気の圧力を調整す
るレギュレータ76とを備えている。
【0032】次に、研磨装置100を用いた半導体ウェ
ーハ2の研磨方法について説明する。まず、調整部60
の空気供給機構64によりエアバッグ62内の空気圧を
調整して、流体押圧部30に与えられる研磨圧力を調整
する。また、空気供給機構36により、凹部32aの天
井面32bと多孔質板34との間の空間Sに、流量及び
圧力が調整された空気Arを供給する。すると、空気A
rは、その空間Sに溜まって圧力の偏りが除かれた後、
多孔質板34を通じて、多孔質板34と半導体ウェーハ
2の裏面2bとの間に均等な流速で穏やかに導入され、
その裏面2bの全域に渡って均等に前記研磨圧力を伝え
る空気Arの圧力流体層Lが形成される。尚、圧力流体
層Lを形成する空気Arは、その導入量と同量流出す
る。
【0033】このため、圧力流体層Lにより半導体ウェ
ーハ2の裏面2bは、その全域に渡って半導体ウェーハ
2の変形の有無に関わらず押圧されるので、図2に示す
ように研磨定盤10の研磨面12aにうねりや凹みDが
あっても、半導体ウェーハ2は、そのうねりや凹みDに
沿うように所望の研磨圧力で研磨面12aに押し付けら
れる。そして、半導体ウェーハ2は、研磨面12aに均
等な研磨圧力で押圧される。
【0034】また、図1の調整部70によって、リテー
ナリング42が研磨布12を押圧するその押圧力が調整
される。これにより、半導体ウェーハ2の周縁における
研磨面12aの盛り上がりを抑えることができる。そこ
で、研磨定盤10の回転駆動部16を起動して、回転板
14と共に研磨布12を水平な研磨方向(図中矢印A方
向)に回転動作させると共に保持ヘッド20の回転駆動
部54を起動して、図中矢印B方向に回転させる。この
ようにして、半導体ウェーハ2の研磨を行う。
【0035】よって、半導体ウェーハ2は、図2に示す
ように研磨面12aのうねりや凹みDに沿うように押し
付けられており、また、図1の半導体ウェーハ2の周縁
における研磨面12aの盛り上がりも無いので、半導体
ウェーハ2の各部がより均等に研磨される。更に、本実
施の形態は、半導体ウェーハ2の厚み測定装置を研磨装
置に設けている。この厚み測定装置は、接触式センサ8
0と非接触式センサ82と、また、これらのセンサ8
0、82で検出された検出値を演算処理するCPU(図
示せず)を備えている。
【0036】前記センサ80は、キャリア32の上面に
接触配置され、研磨面12aに対するキャリア32の上
下方向の変動量を検出する。このセンサ80によって、
半導体ウェーハ2の厚みは概ね検出できるが、本実施の
形態では、前記センサ80で検出された検出値を、前記
センサ82で検出された検出値で補正することにより半
導体ウェーハ2の厚みを正確に得るようにしている。
【0037】前記センサ82は、渦電流センサ等の非接
触センサであり、その検出面82aが流体押圧部30の
下面と面一に配置され、半導体ウェーハ2の裏面2bと
の距離を測定することにより、圧力流体層Lの層厚の変
動量を検出している。そして、CPUは、センサ80で
検出された保持ヘッド20の変動量から、センサ82で
検出された圧力流体層Lの厚さの変動量を演算部で加算
する。即ち、CPUは、予め記憶されている基準値に対
する変動量から半導体ウェーハ2の厚みを算出する。例
えば、センサ80で検出された変動量がT1で、センサ
82で検出された変動量がT2であると、その時の半導
体ウェーハ2の厚みはT1+T2で算出する。また、セ
ンサ80からの変動量がT1で、センサ82からの変動
量が0であると、その時の半導体ウェーハ2は厚みはT
1と算出する。更に、センサ80からの変動量がT1
で、センサ82からの変動量が−T2であると、その時
の半導体ウェーハ2の厚みはT1−T2で算出する。
【0038】このように、本実施の形態では、2つのセ
ンサ80、82を設けて2つの変動量から厚みを演算す
るようにしたので、半導体ウェーハ2の厚みを正確に測
定することができる。図3は、本発明の第二実施形態の
研磨装置200の要部を示す図であり、この研磨装置2
00は、図1の研磨装置100において、リテーナリン
グ42、圧力調整部70を省き、流体押圧部30に代え
て、図3のような流体押圧部130としたものである。
【0039】流体押圧部130は、半導体ウェーハ2の
裏面2bの中央部を押圧する流体層中央部L1を形成す
る中央押圧部140と、半導体ウェーハ2の裏面2bの
周縁部を、前記流体層中央部L1より低い圧力で押圧す
る流体層周縁部L2を形成する周縁押圧部150とを有
する。中央押圧部140は、半導体ウェーハ2の裏面2
bの中央部に向けて開放された凹部142と、半導体ウ
ェーハ2の裏面2bに対して離間され、凹部142の下
端部に嵌められ、通気性を有する多孔質板144と、凹
部142の天井面142aと多孔質板144との間の空
間S1に空気Ar1を供給する空気供給機構146とか
らなっている。
【0040】空気供給機構146は、ポンプ22と、ポ
ンプ22と凹部142との間の空気供給路R11上に設
けられ、圧送される空気Ar1の圧力を調整するレギュ
レータ146a及び圧送される空気Ar1の流量を調整
する絞り146bとを備えている。周縁押圧部150
は、半導体ウェーハ2の裏面2bの周縁部に向けて環状
に開放された凹部152と、半導体ウェーハ2の裏面2
bに対して離間され、凹部152の下端部に嵌められ、
通気性を有する環状の多孔質板154と、開放凹部15
2の天井面152aと多孔質板154との間の空間S2
に空気Ar2を供給する空気供給機構156とからなっ
ている。
【0041】空気供給機構156は、共用或いは別個の
ポンプ22と、ポンプ22と凹部152との間の空気供
給路R12上に設けられ、圧送される空気Ar2の圧力
を調整するレギュレータ156a及び圧送される空気A
r2の流量を調整する絞り156bとを備えている。ま
た、多孔質板144、多孔質板154は、内部に多数の
通気路を有するものであり、例えば、セラミック材料の
焼結体よりなるものが用いられる。
【0042】この研磨装置200によれば、半導体ウェ
ーハ2に対する押圧力が、中央部から周縁部に向かって
なだらかに減少することとなるので、研磨布12から半
導体ウェーハ2に加わる研磨圧力が均等になる。この内
容について更に説明すると、半導体ウェーハを均等の圧
力で研磨面に押圧すると、ウェーハの周縁部にはウェー
ハの周縁部が研磨面に食い込むことによって生じる研磨
面の変形応力分だけ高い研磨圧力がかかるので、周縁部
が他の部分よりも多く研磨されるという不具合が生じ
る。そこで、本実施の形態は図4に示すように、流体押
圧部130によって、半導体ウェーハ2の裏面の周縁部
を、半導体ウェーハ2の裏面の中央部より低い圧力で押
圧することにより、半導体ウェーハ2の周縁部を食い込
みによって生じる研磨布12の変形応力分だけ低い圧力
で押圧するようにして、研磨布12から半導体ウェーハ
2に加わる研磨圧力を均等にした。これにより、本実施
の形態は、半導体ウェーハ2を均等に研磨することがで
きる。
【0043】また、これにより、図1のリテーナリング
42、調整部70を省略できるので、駆動エネルギーの
低減を図ることができると共に、リテーナリング42の
磨耗に伴う交換を無くすことができる。尚、本発明の研
磨装置100、200は、薄板状のウェーハであれば、
半導体ウェーハ2に限らず、如何なるウェーハにも適用
することができることは勿論である。
【0044】なお、前記実施の形態では、エアバッグ6
2にエアを供給してキャリア32を押圧するようにした
が、これに限られるものではなく、エアバッグ62に水
を供給してキャリア32を押圧しても良い。即ち、エア
バッグ62に供給されるものは、流体であれば良い。ま
た、エアバッグ72についても同様である。図5は、キ
ャリア32の押圧手段として圧電素子90を適用した場
合の保持ヘッド20Aの断面図であり、図1に示した保
持ヘッド20と同一若しくは類似の部材については同一
の符号を付してその説明は省略する。
【0045】前記圧電素子90は、図示しない電源から
電圧が印加されると、図5上鉛直方向に伸長するもので
ある。したがって、前記圧電素子90に電圧が印加され
ると圧電素子90が伸長することにより、キャリア32
は圧電素子90により下方向に押される。これにより、
圧電素子90からキャリア32に押圧力が与えられ、こ
の押圧力は圧力流体層Lを介してウェーハ2に伝達され
る。よって、ウェーハ2は研磨布12に押し付けられて
研磨される。また、圧電素子90に印加する電圧は、図
示しない電圧制御装置によって制御する。これにより、
圧電素子90の伸長量が制御されるので、前記押圧力を
制御することができる。なお、図5の例では、リテーナ
リング42の押圧手段としてコイルバネ92が適用され
ている。また、圧電素子に代えて磁歪素子を適用しても
良い。
【0046】図6は、キャリア32の押圧手段として板
ばね94を適用した場合の保持ヘッド20Bの断面図で
あり、図1に示した保持ヘッド20と同一若しくは類似
の部材については同一の符号を付してその説明は省略す
る。前記板ばね94は、ヘッド本体52とキャリア32
との間の隙間に配置されており、この板ばね94の付勢
力によってキャリア32が下方向に押圧されている。し
たがって、板ばね94の付勢力は圧力流体層Lを介して
ウェーハ2に伝達される。よって、ウェーハ2は研磨布
12に押し付けられて研磨される。また、板ばね94
は、ウェーハ2を研磨するに当たり最適なばね定数を有
するものが適用されている。なお、図6の例では、リテ
ーナリング42の押圧手段としてコイルばね96が適用
されている。
【0047】また、キャリア32とリテーナリング42
の押圧手段として、圧電素子と圧電素子とを組み合わせ
ても良く、また、圧電素子とエアバッグとを組み合わせ
ても良く、更に、ばねとエアバッグとを組み合わせても
良い。図7は、エア吹出部材として多孔質板34を使用
せずに、キャリア32に直接エア吹出孔97、98を形
成した保持ヘッド20Cの断面図である。前記エア吹出
孔97は、キャリア32の中心軸を中心とした同心円状
に多数形成されており、ウェーハ2の中央部に対向する
位置に形成されている。また、前記エア吹出孔98は、
前記エア吹出孔97の外側で、キャリア32の中心軸を
中心とした同心円状に多数形成されており、ウェーハ2
の外周部に対向する位置に形成されている。このよう
に、キャリア32にエア吹出孔97、98を直接形成し
ても、多孔質板34を使用したものと同一の効果を得る
ことができる。
【0048】また、エア吹出孔97、とエア吹出孔98
から吹き出されるエアのエア圧を別々に制御し、エア吹
出孔97から吹き出されたエアによってウェーハ2の中
央部にかかる圧力よりも、エア吹出孔98から吹き出さ
れたエアによってウェーハ2の周縁部にかかる圧力のほ
うを低い圧力に設定すれば、図3に示した研磨装置20
0と同一の効果を得ることができる。なお、図7ではエ
ア吹出孔97、98をキャリア32に直接形成したが、
これに限られるものではなく、エア吹出孔97、98が
形成された部材をキャリア32に取り付けても良い。
【0049】図8は、別の実施の形態のウェーハ研磨装
置の全体構成図である。同図に示すように、前記ウェー
ハ研磨装置300は、研磨定盤312とウェーハ保持ヘ
ッド314とを備えている。研磨定盤312は円盤状に
形成されており、その上面には研磨布316が設けられ
ている。また、この研磨定盤312の下部には、スピン
ドル318が連結されており、スピンドル318はモー
タ320の図示しない出力軸に連結されている。このモ
ータ320を駆動することにより前記研磨定盤312は
矢印A方向に回転し、その回転する研磨定盤312の研
磨布316上に図示しないノズルからスラリが供給され
る。
【0050】図9は前記ウェーハ保持ヘッド314の縦
断面図である。同図に示すウェーハ保持ヘッド314
は、ヘッド本体322、キャリア324、押さえリング
328、及びゴムシート330等から構成される。前記
ヘッド本体322は下部が開口されたカップ状に形成さ
れると共に、回転軸332に連結された図示しないモー
タによって矢印B方向に回転される。また、ヘッド本体
322にはエア供給路334、336、337が形成さ
れており、これらのエア供給路334、336、337
は前記回転軸332に形成されたエア供給路338、3
40、341に連通されている。前記エア供給路338
には、レギュレータ342Aを介してポンプ344が連
結され、エア供給路340にはレギュレータ342Bを
介してポンプ344に連結され、エア供給路341には
レギュレータ342Cを介してポンプ344に連結され
ている。
【0051】前記キャリア324は、円盤状に形成され
てヘッド本体322内にヘッド本体322と同軸上に収
納されている。また、キャリア324の下面には凹部3
25が形成され、この凹部325に通気性を有する多孔
質板352が収納されている。多孔質板352の上方に
は空気室327が形成され、この空気室327にはエア
供給路353が連通され、このエア供給路353は前述
したエア供給路337に連通される。したがって、ポン
プ344からの圧縮エアはエア供給路337、341、
353を介して空気室327に供給され、その後、多孔
質板352を通過して多孔質板352の下面から下方に
噴き出される。これにより、キャリア324の圧力が圧
力エア層355を介してウェーハ354に伝達され、ウ
ェーハ354は研磨布316に均一に押し付けられる。
また、研磨布316に対するウェーハ354の押し付け
力は、レギュレータ342Cでエア圧を調整することに
より、制御することができる。キャリア324でウェー
ハ354を研磨布316に直接押圧すると、キャリア3
24とウェーハ354との間にゴミがあった場合に、キ
ャリア324の押圧力をウェーハ354全面に均一に伝
達することができないが、このように、圧力エア層35
5を介してウェーハ354を押圧すれば、キャリア32
4とウェーハ354との間にゴミがあってもキャリア3
24の押圧力をウェーハ354全面に均一に伝達するこ
とができる。なお、多孔質板352から噴き出されたエ
アは、押さえリング328に形成された図示しない排気
孔から外部に排気される。
【0052】前記多孔質板352は、内部に多数の通気
路を有するものであり、例えば、セラミック材料の焼結
体よりなるものが用いられている。前記ゴムシート33
0は均一な厚さで1枚の円盤状に形成される。また、ゴ
ムシート330は、Oリング346を介して止め金34
8によりヘッド本体322に固定され、ゴムシート33
0は止め金348の部分で中央部330Aと外周部33
0Bとに2分されている。ゴムシート330の中央部3
30Aはキャリア324を押圧し、外周部330Bは押
さえリング328を押圧する。
【0053】一方、ヘッド本体322内には、ゴムシー
ト330とOリング346とによって密閉される空間3
50が形成される。この空間350に、前記エア供給路
336が連通されている。したがって、エア供給路33
6から空間350に圧縮エアを供給し、ゴムシート33
0の中央部330Aをエア圧で弾性変形させてキャリア
324の上面に押し付ければ、研磨布316に対するウ
ェーハ354の押し付け力を得ることができる。また、
エア圧をレギュレータ342Bで調整すれば、ウェーハ
354の押し付け力を制御することができる。なお、符
号356、358はシール用のOリングである。
【0054】ヘッド本体322とキャリア324との間
には、押さえリング328が配置されている。また、押
さえリング328を傾斜しないように支持する突起部3
70が、ヘッド本体322の下部内周面に形成されてい
る。押さえリング328の下部内周面には、円環状のリ
テーナリング329が設けられている。このリテーナリ
ング329は、押さえリング328に着脱自在に設けら
れ、ウェーハ354の周縁が当接することにより、研磨
中のウェーハ354の位置が規制される。このリテーナ
リング329は、研磨布316に接触されず研磨布31
6から離間した位置に配置される。また、リテーナリン
グ329は、ウェーハ322の周縁が当接した時にウェ
ーハに欠けを生じさせないように、少なくともウェーハ
と接触する可能性がある部分は軟質の材質(樹脂製)で
形成され、磨耗した時には新品のものと交換される。
【0055】一方、ヘッド本体322内には、ゴムシー
ト330の外周部330B、Oリング346、及びOリ
ング356によって密閉される環状の空間366が形成
される。この空間366に、前記エア供給路334が連
通されている。したがって、エア供給路334から空間
366に圧縮エアを供給すると、図9に示すようにゴム
シート330の外周部330Bがエア圧で弾性変形して
押さえリング328の環状上面を押す。これにより、押
さえリング328が押圧されて押さえリング328の環
状下面が研磨布316に押し付けられる。なお、押さえ
リング328の押し付け力は、レギュレータ342Aで
エア圧を調整することにより制御することができる。
【0056】なお、前記押さえリング328は、ヘッド
本体322に図示しないストッパ部材によって係合され
て、このストッパ部材によってヘッド本体322からの
脱落が防止されている。また、キャリア324は、押さ
えリング328に図示しないストッパ部材によって係合
されて、このストッパ部材によって押さえリング328
からの脱落が防止されている。
【0057】次に、前記の如く構成されたウェーハ研磨
装置300のウェーハ研磨方法について説明する。ま
ず、ポンプ344を駆動して圧縮エアをエア供給路34
1、337、353を介して空気室327に供給し、多
孔質板352とウェーハ354との間に圧力エア層35
5を形成し、この圧力エア層355を介してウェーハ3
54を研磨布316に押し付ける。
【0058】次に、ポンプ344からの圧縮エアをエア
供給路340、336を介して空間350に供給し、ゴ
ムシート330の中央部330Aを内部エア圧により弾
性変形させてキャリア324を押圧する。これにより、
ウェーハ354は、ゴムシート330の中央部330A
からの押圧力がキャリア324、及び圧力エア層355
を介して伝達されて研磨布316に押し付けられる。そ
して、レギュレータ342Bでエア圧を調整して内部エ
ア圧力を所望の圧力に制御し、研磨布316に対するウ
ェーハ354の押し付け力を一定に保持する。
【0059】次いで、ポンプ344からの圧縮エアをエ
ア供給路338、334を介して空間366に供給し、
ゴムシート330の外周部330Bを内部エア圧により
弾性変形させて押さえリング328を押圧し、押さえリ
ング328を研磨布316に押し付ける。そして、レギ
ュレータ342Aでエア圧を調整して内部エア圧力を所
望の圧力に制御し、研磨布316に対する押さえリング
328の押し付け力を一定に保持する。この後、研磨定
盤312をモータ320で図中矢印A方向に回転動作さ
せると共に、ウェーハ保持ヘッド314を図中矢印B方
向に回転させて、ウェーハ354の研磨を開始する。
【0060】ウェーハ354の研磨中において、ウェー
ハ354はキャリア324に圧力エア層355を介して
支持されているので、研磨中のウェーハ354に作用す
る研磨定盤312の回転力はキャリア324に伝達しな
い。また、本実施の形態では、押さえリング328及び
リテーナリング329が、ヘッド本体322にゴムシー
ト330で形成される圧力エアを介して支持されている
ので、ウェーハ研磨中に押さえリング328やリテーナ
リング329に作用する研磨定盤312の回転力はキャ
リア324に伝達しない。したがって、本実施の形態の
ウェーハ研磨装置300は、研磨圧力を増大させること
なくキャリア324の傾きを防止できるので、ウェーハ
354を精度良く研磨することができる。
【0061】また、ウェーハ354の研磨中において、
研磨定盤312の回転力が押さえリング328に伝達す
るため、その回転力で押さえリング328は横振れしよ
うとするが、本実施の形態では、ヘッド本体322の下
部内周面に形成されている突起部370に、押さえリン
グ328が当接されて支持されるので、押さえリング3
28は横振れしない。これにより、本実施の形態では、
押さえリング328で囲まれた研磨布316を平坦に維
持することができるので、ウェーハの研磨面全域を均一
に研磨することができる。
【0062】更に、本実施の形態では、研磨布316が
平坦ではなく波打った形状であっても、キャリア324
及び押さえリング328が圧力流体を介して支持され、
且つ、ウェーハ354が圧力エア層355を介して研磨
布316に押し付けられているので、キャリア324の
姿勢は研磨布316の形状に追従する。よって、研磨布
16が波打っていても、ウェーハ354は、その全域に
おいて均等な圧力で研磨布316に押さえ付けられるの
で、均等に研磨される。この特徴は、従来技術にない特
徴であり、したがって、本実施の形態と従来技術とを比
較すると、ウェーハ354の研磨精度が大きく向上す
る。
【0063】なお、図9の例では空間350にエアを供
給してキャリア324を押圧するようにしたが、これに
限られるものではなく、空間350に水を供給してキャ
リア324を押圧しても良い。即ち、空間350に供給
されるものは、流体であれば良い。また、空間366に
ついても同様である。また、キャリア324の押圧手段
として、図5に示したように圧電素子を適用しても良
く、また、図6に示したように板ばねを適用しても良
い。
【0064】更に、エア吹出部材として多孔質板352
を使用せず、図7に示したようにキャリア324に直接
エア吹出孔を形成しても良い。また、キャリア324と
押さえリング328の押圧手段として、圧電素子とばね
とを組み合わせても良く、また、圧電素子とエアバッグ
とを組み合わせても良く、更に、ばねとエアバッグとを
組み合わせても良い。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の研磨装置
では、ウェーハは、そのウェーハの変形の有無に関わら
ず圧力流体層によって等しく研磨面に押圧されるので、
ウェーハは、研磨面のうねりや凹みに沿うように押し付
けられる。よって、ウェーハの各部をより均等に研磨す
ることができる。
【0066】また、本発明の研磨装置によれば、ウェー
ハをキャリアに圧力流体層を介して支持すると共に、押
さえリング及びリテーナリングをヘッド本体に圧力流体
を介して支持しているので、ウェーハ研磨中における研
磨定盤の回転力はキャリアに伝達しない。したがって、
本発明は、研磨面が平坦で波打っていない場合の正常運
転条件において、不必要なキャリアの傾きを研磨圧力を
増大させることなく防止できるので、ウェーハを精度良
く研磨することができる。
【0067】更に、本発明によれば、研磨面が平坦では
なく波打った形状であっても、キャリア及び押さえリン
グが圧力流体を介して支持され、且つ、ウェーハが圧力
流体層を介して研磨面に押し付けられているので、キャ
リアの姿勢は研磨面の形状に追従する。よって、研磨面
が波打っていても、ウェーハは、その全域において均等
な圧力で研磨面に押さえ付けられるので、均等に研磨さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨装置の第1実施形態を示す断面図
である。
【図2】図1の研磨装置の研磨布のうねりに伴う半導体
ウェーハの変形を示す図
【図3】本発明の研磨装置の第2実施形態の要部を示す
断面図である。
【図4】研磨布から半導体ウェーハにかかる圧力分布を
示す図
【図5】押圧手段として圧電素子及びコイルばねを適用
した本発明の第3実施形態を示すウェーハ保持ヘッドの
断面図
【図6】押圧手段として板ばね及びコイルばねを適用し
た本発明の第4実施形態を示すウェーハ保持ヘッドの断
面図
【図7】エア吹出部材としてエア吹出溝が形成された本
発明の第5実施形態を示すウェーハ保持ヘッドの断面図
【図8】本実施の第6実施形態の研磨装置の全体構造図
【図9】図8に示したウェーハ研磨装置のウェーハ保持
ヘッドの縦断面図
【符号の説明】
2…半導体ウェーハ 10…研磨定盤 12…研磨布 20…保持ヘッド 32…キャリア 34…多孔質板 42…リテーナリング 52…ヘッド本体 62、72…エアバッグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺下 久志 東京都三鷹市下連雀9丁目7番1号 株 式会社東京精密内 (72)発明者 佐藤 学 東京都三鷹市下連雀9丁目7番1号 株 式会社東京精密内 (56)参考文献 特開 平9−19863(JP,A) 特開 平9−76152(JP,A) 特開 昭56−89474(JP,A) 特開 平8−55826(JP,A) 特開 平9−246218(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 37/00 H01L 21/304 622

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェーハを保持ヘッドに保持し回転する研
    磨定盤に押圧して、 ウェーハの表面を研磨する研磨装置において、 前記保持ヘッドは、 回転すると共に前記研磨定盤に対向配置されるヘッド本
    体と、 前記ヘッド本体に上下方向移動自在に遊嵌支持されたキ
    ャリアと、 前記キャリアの下面に設けられると共に前記ウェーハの
    裏面に向けてエアを吹き出すことにより、キャリアとウ
    ェーハとの間に圧力エア層を形成するエア吹出部材と、 前記キャリアを前記研磨定盤に向けて押圧する押圧力が
    所定の押圧力に制御され、該制御された押圧力でキャリ
    アを研磨定盤に向けて押圧することにより、前記ウェー
    ハを前記圧力エア層を介して前記研磨定盤に押圧する押
    圧手段とから成り、 前記エア吹出部材から前記ウェーハの裏面に向けてエア
    を吹き出し、該エアをキャリアの外側に流出させながら
    前記圧力エア層を形成し、該圧力エア層を介して前記押
    圧手段からの押圧力をウェーハに伝達させてウェーハを
    研磨する ことを特徴とする研磨装置。
  2. 【請求項2】前記押圧手段は、流体の圧力で前記キャリ
    アを押圧する手段であることを特徴とする請求項1記載
    の研磨装置。
  3. 【請求項3】前記流体は、液体又はエアであることを特
    徴とする請求項2記載の研磨装置。
  4. 【請求項4】前記押圧手段は、圧電素子又は磁歪素子で
    あることを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  5. 【請求項5】前記押圧手段は、ばね部材であることを特
    徴とする請求項1記載の研磨装置。
  6. 【請求項6】前記エア吹出部材は、多孔質部材であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  7. 【請求項7】前記エア吹出部材は、エア吹出孔が形成さ
    れた部材であることを特徴とする請求項1記載の研磨装
    置。
  8. 【請求項8】前記エア吹出部材は、 前記ウェーハの中央部に向けてエアを吹出す第1のエア
    吹出部材と、 前記ウェーハの周縁部に向けてエアを吹出す第2のエア
    吹出部材と、 から構成され、前記第1のエア吹出部材から吹き出され
    たエアによって前記ウェーハの中央部にかかる圧力より
    も、前記第2のエア吹出部材から吹き出されたエアによ
    って前記ウェーハの周縁部にかかる圧力のほうが低い圧
    力に設定されていることを特徴とする請求項1記載の研
    磨装置。
  9. 【請求項9】前記第1のエア吹出部材と前記第2のエア
    吹出部材は、多孔質部材であることを特徴とする請求項
    8記載の研磨装置。
  10. 【請求項10】前記第1のエア吹出部材と前記第2のエ
    ア吹出部材は、エア吹出孔が形成された部材であること
    を特徴とする請求項8記載の研磨装置。
  11. 【請求項11】前記ヘッド本体に対する前記キャリアの
    変動量を検出する第1のセンサと、 前記キャリアに設けられると共に、前記圧力エア層の層
    厚の変動量を検出する第2のセンサと、 前記第1のセンサで検出されたキャリアの変動量から、
    第2のセンサで検出された圧力エア層の層厚の変動量を
    加算することにより、ウェーハの厚みを算出する演算部
    と、から成るウェーハの厚み測定装置を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の研磨装置。
  12. 【請求項12】ウェーハを保持ヘッドに保持し回転する
    研磨定盤に押圧して、ウェーハの表面を研磨する研磨装
    置において、 前記保持ヘッドは、 回転すると共に前記研磨定盤に対向配置されるヘッド本
    体と、 前記ヘッド本体に上下方向移動自在に遊嵌支持されたキ
    ャリアと、 前記キャリアの下面に設けられると共に前記ウェーハの
    裏面に向けてエアを吹出すことにより、キャリアとウェ
    ーハとの間に圧力エア層を形成するエア吹出部材と、 前記キャリアを前記研磨定盤に向けて押圧する押圧力が
    所定の押圧力に制御され、該制御された押圧力でキャリ
    アを研磨定盤に向けて押圧することにより、前記ウェー
    ハを前記圧力エア層を介して前記研磨定盤に押圧する第
    1の押圧手段と、 前記ヘッド本体に上下方向移動自在に支持されると共に
    前記キャリアの外周に同心状に配置され、研磨時に前記
    ウェーハの周囲を包囲する押さえリングと、 前記押さえリングを前記研磨定盤に押圧する第2の押圧
    手段とを備え、 前記エア吹出部材から前記ウェーハの裏面に向けてエア
    を吹き出し、該エアをキャリアの外側に流出させながら
    前記圧力エア層を形成し、該圧力エア層を介して前記第
    1の押圧手段からの押圧力をウェーハに伝達させてウェ
    ーハを研磨する ことを特徴とする研磨装置。
  13. 【請求項13】前記押さえリングの内周面に、研磨中の
    ウェーハの位置を規制するリテーナリングを設けたこと
    を特徴とする請求項12記載の研磨装置。
  14. 【請求項14】前記第1の押圧手段は、流体の圧力で前
    記キャリアを押圧する手段であり、前記第2の押圧手段
    は、流体の圧力で前記押さえリングを押圧する手段であ
    ることを特徴とする請求項12記載の研磨装置。
  15. 【請求項15】前記流体は、液体又はエアであることを
    特徴とする請求項14記載の研磨装置。
  16. 【請求項16】前記第1の押圧手段と前記第2の押圧手
    段とは、少なくとも一方が圧電素子又は磁歪素子である
    ことを特徴とする請求項12記載の研磨装置。
  17. 【請求項17】前記第1の押圧手段と前記第2の押圧手
    段とは、少なくとも一方がばね部材であることを特徴と
    する請求項12記載の研磨装置。
  18. 【請求項18】前記エア吹出部材は、多孔質部材である
    ことを特徴とする請求項12記載の研磨装置。
  19. 【請求項19】前記エア吹出部材は、前記キャリアの下
    面に開口されたエア吹出孔であることを特徴とする請求
    項12記載の研磨装置。
  20. 【請求項20】前記エア吹出部材は、 前記ウェーハの中央部に向けてエアを吹出す第1のエア
    吹出部材と、 前記ウェーハの周縁部に向けてエアを吹出す第2のエア
    吹出部材と、 から構成され、前記第1のエア吹出部材から吹き出され
    たエアによって前記ウェーハの中央部にかかる圧力より
    も、前記第2のエア吹出部材から吹き出されたエアによ
    って前記ウェーハの周縁部にかかる圧力のほうが低い圧
    力に設定されていることを特徴とする請求項12記載の
    研磨装置。
  21. 【請求項21】前記第1のエア吹出部材と前記第2のエ
    ア吹出部材は、多孔質部材であることを特徴とする請求
    項20記載の研磨装置。
  22. 【請求項22】前記第1のエア吹出部材と前記第2のエ
    ア吹出部材は、エア吹出孔が形成された部材であること
    を特徴とする請求項20記載の研磨装置。
  23. 【請求項23】前記リテーナリングは、少なくともウェ
    ーハと接触する部分が樹脂製であることを特徴とする請
    求項13記載の研磨装置。
  24. 【請求項24】前記保持ヘッドのヘッド本体の下部に
    は、前記押さえリングの下部周面に当接して該押さえリ
    ングの傾きを防止する突起が形成されていることを特徴
    とする請求項12記載の研磨装置。
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