JP2896971B2 - 楽音波形発生装置 - Google Patents

楽音波形発生装置

Info

Publication number
JP2896971B2
JP2896971B2 JP7125258A JP12525895A JP2896971B2 JP 2896971 B2 JP2896971 B2 JP 2896971B2 JP 7125258 A JP7125258 A JP 7125258A JP 12525895 A JP12525895 A JP 12525895A JP 2896971 B2 JP2896971 B2 JP 2896971B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
octave
tone waveform
cycle
waveform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7125258A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08320691A (ja
Inventor
美由紀 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEIKOO KUROTSUKU KK
Original Assignee
SEIKOO KUROTSUKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEIKOO KUROTSUKU KK filed Critical SEIKOO KUROTSUKU KK
Priority to JP7125258A priority Critical patent/JP2896971B2/ja
Publication of JPH08320691A publication Critical patent/JPH08320691A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2896971B2 publication Critical patent/JP2896971B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願は、楽音波形発生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】1周期分の楽音波形をデジタル的に記憶
し、これを繰り返し読み出すことにより楽音波形を発生
させるものがある。この種の楽音波形発生装置におい
て、1オクターブあるいはそれ以上オクターブを上げる
場合、すなわち楽音波形の周波数を2倍、4倍、………
にする場合には、楽音波形が記憶されているメモリの読
出しアドレスを0、2、4、……、0、2、4、……あ
るいは0、4、8、……、0、4、8……というように
して楽音波形を読出している。
【0003】図3は、1周期分の楽音波形を8分割して
記憶および再生した場合の例を示した図である。(A)
は1周期分の楽音波形を表した図、(B)は読出しアド
レスを0、1、2、……、0、1、2、……というよう
にして読出した場合の1周期分の楽音波形を表した図、
(C)は読出しアドレスを0、2、4、……、0、2、
4、……というようにして読出した場合(1オクターブ
高くした場合)の2周期分の楽音波形を表した図、
(D)は読出しアドレスを0、4、8、……、0、4、
8、……というようにして読出した場合(2オクターブ
高くした場合)の4周期分の楽音波形を表した図であ
る。すなわち、一般的に0、n、2n、……、0、n、
2n、……というように、各周期毎に同一アドレスから
記憶された楽音波形のデータを読出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
各周期毎に同一アドレスから記憶された楽音波形のデー
タを読出しているため、図3(D)の場合には各データ
が全て“0”となってしまう。したがって、上記従来例
においては、楽音波形を1オクターブあるいはそれ以上
オクターブを上げていった場合に、原楽音波形とまった
く異なった楽音波形が再生されてしまうおそれが生じる
という問題点があった。
【0005】本願の目的は、1周期分の楽音波形をデジ
タル的に記憶してこれを繰り返し読み出すことにより楽
音波形を発生させる楽音波形発生装置において、楽音波
形を1オクターブあるいはそれ以上オクターブを上げて
再生する場合にも、原楽音波形との類似性を確保するこ
とが可能な装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願に係わる楽音波形発
生装置は、アドレスにしたがって1周期分の楽音波形を
デジタル的に記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶され
た1周期分の楽音波形の波形データを繰り返し読み出す
ためのアドレスを発生するアドレス発生手段と、基本オ
クターブが指定されたときにはアドレス発生手段で発生
するアドレスを歩進し、基本オクターブよりも高いオク
ターブが指定されたときにはアドレス発生手段で発生す
るアドレスの一定ビットよりも下位のビットの状態を上
記記憶手段から読み出される波データの1周期毎に異
ならせるアドレス制御手段とを有する。
【0007】
【実施例】以下、図1および図2を参照して実施例の説
明を行う。図1は楽音波形発生装置の構成を示したブロ
ック図であり、図2は1周期分の楽音波形を8分割して
記憶および再生した場合の例を示した図である。
【0008】まず、図1に示した各構成要素について説
明する。波形メモリMEは、1周期分の楽音波形をデジ
タル的に記憶したものであり、本実施例においては1周
期分の楽音波形を8分割したときの各振幅値を記憶して
いる。この波形メモリMEでは、図2(A)に示すよう
に、1周期分の楽音波形の時間軸における1番目〜8番
目の振幅データをそれぞれアドレス0〜7に記憶してい
る。音階周波数発生回路FQは、楽音の各音階を示すデ
ータ“note”を受けて各音階に対応した周波数のク
ロック信号“ck”を生じるものである。デコーダDE
は、オクターブ指定信号“oct”を受けて、基本オク
ターブ(基本周波数)、基本オクターブより1オクター
ブ高いオクターブ(基本周波数の2倍の周波数)または
基本オクターブより2オクターブ高いオクターブ(基本
周波数の4倍の周波数)のいずれかを指定するデータを
出力するものである。FF0 、FF1 およびFF2 はT
型フリップフロップであり、波形メモリMEに対してア
ドレス信号A0 〜A2 を供給するものである。SL0 、
SL1 およびSL2 は選択回路であり、デコーダDEか
らの出力信号を受けて二つの入力のいずれかを出力する
ものである。
【0009】つぎに、図2を参照して図1の動作を説明
する。
【0010】オクターブ指定信号“oct”により基本
オクターブが指定されると、選択回路SL0 はクロック
信号“ck”を選択し、選択回路SL1 はアドレス信号
“A0 ”を選択し、選択回路SL2 はアドレス信号“A
1 ”を選択する。その結果、アドレス信号A0 〜A2 で
指定されるアドレスはクロック信号“ck”が出力され
る毎に、0、1、2、3、4、5、6、7、0、1、
2、………と歩進される。したがって、図2(B)(1
周期分の楽音波形を表した図)に示されるように、アド
レス0、1、2、3、4、5、6、7、0、1、2、…
……に記憶されている波形データが順次出力される。
【0011】オクターブ指定信号“oct”により基本
オクターブより1オクターブ高いオクターブが指定され
ると、選択回路SL0 はアドレス信号“A2 ”を選択
し、選択回路SL1 はクロック信号“ck”を選択し、
選択回路SL2 はアドレス信号“A1 ”を選択する。そ
の結果、アドレス信号A0 〜A2 で指定されるアドレス
はクロック信号“ck”が出力される毎に、0、2、
4、6、1、3、5、7、0、2、4、………と歩進さ
れる。したがって、図2(C)(2周期分の楽音波形を
表した図)に示されるように、アドレス0、2、4、
6、1、3、5、7、0、2、4、………に記憶されて
いる波形データが順次出力される。
【0012】オクターブ指定信号“oct”により基本
オクターブより2オクターブ高いオクターブが指定され
ると、選択回路SL0 はアドレス信号“A2 ”を選択
し、選択回路SL1 はアドレス信号“A0 ”を選択し、
選択回路SL2 はクロック信号“ck”を選択する。そ
の結果、アドレス信号A0 〜A2 で指定されるアドレス
はクロック信号“ck”が出力される毎に、0、4、
1、5、2、6、3、7、0、4、1、………と歩進さ
れる。したがって、図2(D)(4周期分の楽音波形を
表した図)に示されるように、アドレス0、4、1、
5、2、6、3、7、0、4、1、………に記憶されて
いる波形データが順次出力される。
【0013】図2(D)と図3(D)とを比較すると、
基本オクターブより2オクターブ高いオクターブが指定
された場合に、従来例においては原楽音波形とまったく
異なった楽音波形が再生されてしまうが、本実施例にお
いては原楽音波形と類似した楽音波形が再生されてい
る。これは、本実施例においてはアドレスの下位2ビッ
トの状態を楽音波形の1周期毎に異ならせているためで
ある。
【0014】上記実施例では1周期分の楽音波形を8分
割した場合について説明したが、一般的に1周期分の楽
音波形を2nに分割した場合のアドレスの変化につい
て、以下説明する。基本オクターブより1オクターブ高
いオクターブを指定した場合には、アドレスは0、2、
4、……、2n −2、1、3、5、……、2n −1、
0、2、4、……、2n −2、……と歩進される。基本
オクターブより2オクターブ高いオクターブを指定した
場合には、アドレスは0、4、8、……、2n −4、
1、5、9、……、2n −3、2、6、10、……、2
n −2、3、7、11、2n −1、0、4、8、……、
n −4、……と歩進される。
【0015】ところで、上記の例において例えば基本オ
クターブより2オクターブ高いオクターブを指定した場
合について考えると、各周期の最初のアドレスは0、
1、2、3、0、1、2、………と順次変化している。
したがって、互いに隣り合った周期間での楽音波形の位
相のズレは通常は2π/2n (n=3の場合にはπ/
4)となっているが、最初のアドレスが“3”の周期か
ら“0”の周期に移行するときには位相のズレが3・2
π/2n (n=3の場合には3π/4)となる。すなわ
ち、最初のアドレスが“3”の周期から“0”の周期に
移行するときに位相が急激に変化することになる。そこ
で、例えば基本オクターブより2オクターブ高いオクタ
ーブを指定した場合には、アドレスが0、4、8、…
…、2n −4、1、5、9、……、2n −3、2、6、
10、……、2n −2、3、7、11、2n −1、2、
6、10、……、2n −2、1、5、9、……、2n
3、0、4、8、……、2n −4、……というように変
化するようにすれば、互いに隣り合った周期間での楽音
波形の位相のズレを常に2π/2n (n=3の場合には
π/4)とすることができる。
【0016】
【発明の効果】本願に係わる発明では、アドレスの一定
ビットよりも下位のビットの状態を楽音波形の1周期毎
に異ならせるので、楽音波形を1オクターブあるいはそ
れ以上オクターブを上げていった場合に、原楽音波形と
まったく異なった楽音波形が再生されてしまうことを防
止することが可能となる。したがって、原楽音波形との
類似性を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の実施例を示したブロック図
【図2】図1の動作を説明するための図
【図3】従来例を説明するための図
【符号の説明】
ME………波形メモリ(記憶手段) FF0 〜FF2 ……T型フリップフロップ(アドレス発
生手段) SL0 〜SL2 ……選択回路(アドレス制御手段) DE……デコーダ(アドレス制御手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレスにしたがって1周期分の楽音波
    形をデジタル的に記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された1周期分の上記楽音波形の波
    形データを繰り返し読み出すためのアドレスを発生する
    アドレス発生手段と、基本オクターブが指定されたときには上記アドレス発生
    手段で発生するアドレスを歩進し、基本オクターブより
    も高いオクターブが指定されたときには 上記アドレス発
    生手段で発生するアドレスの一定ビットよりも下位のビ
    ットの状態を上記記憶手段から読み出される波データ
    の1周期毎に異ならせるアドレス制御手段とを有するこ
    とを特徴とする楽音波形発生装置。
JP7125258A 1995-05-24 1995-05-24 楽音波形発生装置 Expired - Fee Related JP2896971B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7125258A JP2896971B2 (ja) 1995-05-24 1995-05-24 楽音波形発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7125258A JP2896971B2 (ja) 1995-05-24 1995-05-24 楽音波形発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08320691A JPH08320691A (ja) 1996-12-03
JP2896971B2 true JP2896971B2 (ja) 1999-05-31

Family

ID=14905649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7125258A Expired - Fee Related JP2896971B2 (ja) 1995-05-24 1995-05-24 楽音波形発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2896971B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08320691A (ja) 1996-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0631990B2 (ja) 波形の補間装置
US4656428A (en) Distorted waveform signal generator
JPS6328478Y2 (ja)
JP2896971B2 (ja) 楽音波形発生装置
US4628787A (en) Sound source apparatus
RU2143751C1 (ru) Генератор тональных сигналов со звуковыми эффектами (варианты)
US4526080A (en) Automatic rhythm performing apparatus
US4805509A (en) Electronic musical instrument capable of storing and reproducing tone waveform data at different timings
US5559298A (en) Waveform read-out system for an electronic musical instrument
JPS6326398B2 (ja)
JPS6335040B2 (ja)
JP2625669B2 (ja) 楽音波形発生装置
JP2586443B2 (ja) 波形発生装置
JP2546202B2 (ja) 波形発生装置
JP3216732B2 (ja) 電子楽器
US4445414A (en) Digital, simultaneous, discrete frequency generator
JPS61245196A (ja) 楽音発生方法および装置
JPH0799478B2 (ja) 電子楽器
US5303629A (en) Acoustic data output device having single addressable memory
JP2625670B2 (ja) 楽音波形発生装置
JPS583238B2 (ja) 電子楽器
JP2933210B2 (ja) 電子楽器
JPS5821796A (ja) 電子楽器
KR0136607B1 (ko) 음 발생장치
KR950007152Y1 (ko) 전자악기의 가변옥타브 어드레스 발생장치

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120312

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120312

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140312

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees