JP2896934B2 - 非線形薄膜素子 - Google Patents
非線形薄膜素子Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非線形薄膜素子に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】導電層/絶縁層/導電層構造を有する非
線形薄膜素子が従来より知られている。この種の非線形
薄膜素子は、構造が簡単なので、いわゆるアクティブマ
トリクス型液晶表示素子等に用いられる。図6は従来の
非線形薄膜素子の一例を示したものであり、ガラス基板
51上に、下側導電層52、シリコンナイトライド(S
i N)を用いた絶縁層53、上側導電層54が形成され
ている。
線形薄膜素子が従来より知られている。この種の非線形
薄膜素子は、構造が簡単なので、いわゆるアクティブマ
トリクス型液晶表示素子等に用いられる。図6は従来の
非線形薄膜素子の一例を示したものであり、ガラス基板
51上に、下側導電層52、シリコンナイトライド(S
i N)を用いた絶縁層53、上側導電層54が形成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の非線形薄膜素子では、絶縁層53にピンホ−ル等が
あると上下の導電層52、54同志が短絡してしまうと
いう問題点があった。特にアクティブマトリクス型液晶
表示素子では、同一基板に形成された数万以上の非線形
薄膜素子の全てを正常に動作させる必要がある。
来の非線形薄膜素子では、絶縁層53にピンホ−ル等が
あると上下の導電層52、54同志が短絡してしまうと
いう問題点があった。特にアクティブマトリクス型液晶
表示素子では、同一基板に形成された数万以上の非線形
薄膜素子の全てを正常に動作させる必要がある。
【0004】本発明の目的は、ピンホ−ル等があっても
その影響を低減できる非線形薄膜素子を提供することで
ある。
その影響を低減できる非線形薄膜素子を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる非線形薄
膜素子は、半導体層と、半導体層の一方の主面側に形成
された第1導電層と、半導体層と第1導電層とをオ−ミ
ック接続するオ−ミック層と、半導体層の他方の主面上
に形成され、半導体層とショットキ−接続される第2お
よび第3導電層とからなり、第2導電層および第3導電
層とを互いに分離したものである。
膜素子は、半導体層と、半導体層の一方の主面側に形成
された第1導電層と、半導体層と第1導電層とをオ−ミ
ック接続するオ−ミック層と、半導体層の他方の主面上
に形成され、半導体層とショットキ−接続される第2お
よび第3導電層とからなり、第2導電層および第3導電
層とを互いに分離したものである。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。
説明する。
【0007】図1(A)〜(E)は、第1実施例を示し
た断面図であり、アクティブマトリクス型液晶表示素子
に用いる非線形薄膜素子の製造工程を示したものであ
る。
た断面図であり、アクティブマトリクス型液晶表示素子
に用いる非線形薄膜素子の製造工程を示したものであ
る。
【0008】絶縁基板11にはガラスが用いられる。第
1導電層12および画素用導電層13はITO(インジ
ウム ティン オキサイド)等の透明導電層を用いて形
成されている。画素用導電層13はアクティブマトリク
ス型液晶表示素子の画素電極となるものである。オ−ミ
ック層14は第1導電層12と半導体層16とをオ−ミ
ック接続するものであり、リン(P)等の不純物がド−
プされたn+ 非晶質シリコンカ−バイド(Si C)を用
いて構成されている。半導体層16は不純物をほとんど
含まない真性非晶質シリコンカ−バイド(Si C)を用
いて構成されており、その層厚は250nm、カ−ボン
の含有量は40パ−セントである。カ−ボンの含有量は
適宜選定すればよいが、20〜60パ−セントの範囲が
好ましい。この範囲では光照射による抵抗値の減少が少
ないからである。カ−ボンの含有量が20パ−セントの
ときには層厚を400nmに、カ−ボンの含有量が60
パ−セントのときには層厚を150nmに調整する。第
2導電層17および第3導電層18はクロム(Cr )や
モリブデン(Mo )等の高融点金属を用いて半導体層1
6とショットキ−接続しており、両者は空間的に互いに
分離している。第2導電層17と第1導電層12、第3
導電層18と第1導電層12とは、それぞれ半導体層1
6を挾んで互いにオ−バ−ラップしている。第2導電層
17は各非線形薄膜素子を接続する配線層の一部となる
ものであり、第3導電層18は画素用導電層13に接続
されるものである。
1導電層12および画素用導電層13はITO(インジ
ウム ティン オキサイド)等の透明導電層を用いて形
成されている。画素用導電層13はアクティブマトリク
ス型液晶表示素子の画素電極となるものである。オ−ミ
ック層14は第1導電層12と半導体層16とをオ−ミ
ック接続するものであり、リン(P)等の不純物がド−
プされたn+ 非晶質シリコンカ−バイド(Si C)を用
いて構成されている。半導体層16は不純物をほとんど
含まない真性非晶質シリコンカ−バイド(Si C)を用
いて構成されており、その層厚は250nm、カ−ボン
の含有量は40パ−セントである。カ−ボンの含有量は
適宜選定すればよいが、20〜60パ−セントの範囲が
好ましい。この範囲では光照射による抵抗値の減少が少
ないからである。カ−ボンの含有量が20パ−セントの
ときには層厚を400nmに、カ−ボンの含有量が60
パ−セントのときには層厚を150nmに調整する。第
2導電層17および第3導電層18はクロム(Cr )や
モリブデン(Mo )等の高融点金属を用いて半導体層1
6とショットキ−接続しており、両者は空間的に互いに
分離している。第2導電層17と第1導電層12、第3
導電層18と第1導電層12とは、それぞれ半導体層1
6を挾んで互いにオ−バ−ラップしている。第2導電層
17は各非線形薄膜素子を接続する配線層の一部となる
ものであり、第3導電層18は画素用導電層13に接続
されるものである。
【0009】つぎに、図1(A)〜(E)にしたがって
製造工程の説明をする。
製造工程の説明をする。
【0010】(A)絶縁基板11上にITO薄膜層を形
成し、これを選択的に除去して第1導電層12および画
素用導電層13を形成する。
成し、これを選択的に除去して第1導電層12および画
素用導電層13を形成する。
【0011】(B)水素あるいはアルゴンで希釈したホ
スフィン(PH3)ガス雰囲気中でプラズマ放電を10
〜20秒間行い、第1導電層12および画素用導電層1
3にリンを吸着させる。ITO薄膜は柱状構造を有して
いるためその表面積が大きく、多量のリンが吸着される
(14a、15a)。
スフィン(PH3)ガス雰囲気中でプラズマ放電を10
〜20秒間行い、第1導電層12および画素用導電層1
3にリンを吸着させる。ITO薄膜は柱状構造を有して
いるためその表面積が大きく、多量のリンが吸着される
(14a、15a)。
【0012】(C)引き続き、基板を大気に晒すことな
く、プラズマCVD法を用いて真性非晶質シリコンカ−
バイド薄膜層16aを形成する。このとき同時に、第1
導電層12および画素用導電層13に吸着していたリン
が非晶質シリコンカ−バイドにド−ピングされ、n+ 非
晶質シリコンカ−バイド薄膜層14および15が形成さ
れる。このとき形成されるn+ 非晶質シリコンカ−バイ
ド薄膜層14および15の層厚は数〜数十nm程度であ
る。なお、n+非晶質シリコンカ−バイド薄膜層14は
オ−ミック層となるものである。
く、プラズマCVD法を用いて真性非晶質シリコンカ−
バイド薄膜層16aを形成する。このとき同時に、第1
導電層12および画素用導電層13に吸着していたリン
が非晶質シリコンカ−バイドにド−ピングされ、n+ 非
晶質シリコンカ−バイド薄膜層14および15が形成さ
れる。このとき形成されるn+ 非晶質シリコンカ−バイ
ド薄膜層14および15の層厚は数〜数十nm程度であ
る。なお、n+非晶質シリコンカ−バイド薄膜層14は
オ−ミック層となるものである。
【0013】(D)真性非晶質シリコンカ−バイド薄膜
層16aを選択的にエッチングして半導体層16を形成
する。このとき同時に、画素用導電層13の表面に形成
されているn+ 非晶質シリコンカ−バイド薄膜層15も
エッチングされる。
層16aを選択的にエッチングして半導体層16を形成
する。このとき同時に、画素用導電層13の表面に形成
されているn+ 非晶質シリコンカ−バイド薄膜層15も
エッチングされる。
【0014】(E)クロム(Cr )やモリブデン(Mo
)等の高融点金属を用いた高融点金属薄膜層を形成
し、これを選択的に除去して第2導電層17および第3
導電層18を形成する。
)等の高融点金属を用いた高融点金属薄膜層を形成
し、これを選択的に除去して第2導電層17および第3
導電層18を形成する。
【0015】以上の工程により、図1(E)に示す非線
形薄膜素子が作成される。この非線形薄膜素子の第2導
電層17と第3導電層18との間に電圧を印加すると、
電流は第2導電層17−半導体層16−オ−ミック層1
4−第1導電層12−オ−ミック層14−半導体層16
−第3導電層18と流れることになる。また、その構成
から明らかなように、電流−電圧特性は対称になる。例
えばピンホ−ル等により、第2導電層17と第1導電層
12との間あるいは第3導電層18と第1導電層12と
の間のどちらか一方が短絡しても、他方が正常であれば
素子全体が短絡状態にはならない。すなわち、対称な電
流−電圧特性は得られないが、ショットキ−接合に基く
非線形な電流−電圧特性は確保されるわけである。第2
導電層17と第1導電層12との間および第3導電層1
8と第1導電層12との間のいずれもが短絡する確率は
極めて低いので、例えばアクティブマトリクス型液晶表
示素子に用いた場合、極めて高い歩留りが得られる。
形薄膜素子が作成される。この非線形薄膜素子の第2導
電層17と第3導電層18との間に電圧を印加すると、
電流は第2導電層17−半導体層16−オ−ミック層1
4−第1導電層12−オ−ミック層14−半導体層16
−第3導電層18と流れることになる。また、その構成
から明らかなように、電流−電圧特性は対称になる。例
えばピンホ−ル等により、第2導電層17と第1導電層
12との間あるいは第3導電層18と第1導電層12と
の間のどちらか一方が短絡しても、他方が正常であれば
素子全体が短絡状態にはならない。すなわち、対称な電
流−電圧特性は得られないが、ショットキ−接合に基く
非線形な電流−電圧特性は確保されるわけである。第2
導電層17と第1導電層12との間および第3導電層1
8と第1導電層12との間のいずれもが短絡する確率は
極めて低いので、例えばアクティブマトリクス型液晶表
示素子に用いた場合、極めて高い歩留りが得られる。
【0016】図2は、図1(A)〜(E)と同様な製造
工程で作成された非線形薄膜素子の他の実施例である。
図1に示した構成要素と同一のものには、図1と同一の
番号を付している。このように、半導体層16およびオ
−ミック層14を分離形成することも可能である。
工程で作成された非線形薄膜素子の他の実施例である。
図1に示した構成要素と同一のものには、図1と同一の
番号を付している。このように、半導体層16およびオ
−ミック層14を分離形成することも可能である。
【0017】図3は、図1(A)〜(E)に示した製造
工程で作成した非線形薄膜素子の特性(a)を、図6に
示した従来の非線形薄膜素子の特性(b)と対比して示
したものである。この図からわかるように、従来の非線
形薄膜素子に比べて、電流が急激に立上がっていること
がわかる。
工程で作成した非線形薄膜素子の特性(a)を、図6に
示した従来の非線形薄膜素子の特性(b)と対比して示
したものである。この図からわかるように、従来の非線
形薄膜素子に比べて、電流が急激に立上がっていること
がわかる。
【0018】図4(A)および(B)は、図1(A)〜
(E)と同様な製造工程で作成された非線形薄膜素子の
他の実施例である。図1に示した構成要素と同一のもの
には、図1と同一の番号を付している。これは、図4
(B)に示すように、第2導電層17と第1導電層12
および第3導電層18と第1導電層12とを“+”形状
に交差させたものである。このようなパタ−ンとするこ
とにより、交差部が多少ずれても、交差部の面積を常に
一定に保つことができる。
(E)と同様な製造工程で作成された非線形薄膜素子の
他の実施例である。図1に示した構成要素と同一のもの
には、図1と同一の番号を付している。これは、図4
(B)に示すように、第2導電層17と第1導電層12
および第3導電層18と第1導電層12とを“+”形状
に交差させたものである。このようなパタ−ンとするこ
とにより、交差部が多少ずれても、交差部の面積を常に
一定に保つことができる。
【0019】図5(A)〜(E)は、第2実施例を示し
た断面図であり、アクティブマトリクス型液晶表示素子
に用いる非線形薄膜素子の製造工程を示したものであ
る。図1に示した構成要素と同一のものには、図1と同
一の番号を付している。構成はオ−ミック層14を除い
て上記第1実施例ほぼ同様である。したがって、以下の
説明において上記第1実施例と異なる点以外は、構成材
料、製造方法等は上記第1実施例と同一のものとする。
た断面図であり、アクティブマトリクス型液晶表示素子
に用いる非線形薄膜素子の製造工程を示したものであ
る。図1に示した構成要素と同一のものには、図1と同
一の番号を付している。構成はオ−ミック層14を除い
て上記第1実施例ほぼ同様である。したがって、以下の
説明において上記第1実施例と異なる点以外は、構成材
料、製造方法等は上記第1実施例と同一のものとする。
【0020】つぎに、図5(A)〜(E)にしたがって
製造工程の説明をする。
製造工程の説明をする。
【0021】(A)絶縁基板11上にITO薄膜層12
cを形成した後、プラズマCVD法を用いてリン(P)
等の不純物がド−プされたn+ 非晶質シリコンカ−バイ
ド薄膜層14cを形成する。n+ 非晶質シリコンカ−バ
イド薄膜層14cの層厚は20nmである。
cを形成した後、プラズマCVD法を用いてリン(P)
等の不純物がド−プされたn+ 非晶質シリコンカ−バイ
ド薄膜層14cを形成する。n+ 非晶質シリコンカ−バ
イド薄膜層14cの層厚は20nmである。
【0022】(B)ITO薄膜層12cおよびn+ 非晶
質シリコンカ−バイド薄膜層14cを選択的に除去し
て、第1導電層12、画素用導電層13、オ−ミック層
14を形成する。画素用導電層13上のn+ 非晶質シリ
コンカ−バイド薄膜層15は、後述の工程で除去され
る。
質シリコンカ−バイド薄膜層14cを選択的に除去し
て、第1導電層12、画素用導電層13、オ−ミック層
14を形成する。画素用導電層13上のn+ 非晶質シリ
コンカ−バイド薄膜層15は、後述の工程で除去され
る。
【0023】(C)プラズマCVD法を用いて真性非晶
質シリコンカ−バイド薄膜層16aを形成する。
質シリコンカ−バイド薄膜層16aを形成する。
【0024】(D)真性非晶質シリコンカ−バイド薄膜
層16aを選択的にエッチングして半導体層16を形成
する。このとき同時に、画素用導電層13の表面に形成
されているn+ 非晶質シリコンカ−バイド薄膜層15も
エッチングされる。
層16aを選択的にエッチングして半導体層16を形成
する。このとき同時に、画素用導電層13の表面に形成
されているn+ 非晶質シリコンカ−バイド薄膜層15も
エッチングされる。
【0025】(E)クロム(Cr )やモリブデン(Mo
)等の高融点金属を用いた高融点金属薄膜層を形成
し、これを選択的に除去して第2導電層17および第3
導電層18を形成する。
)等の高融点金属を用いた高融点金属薄膜層を形成
し、これを選択的に除去して第2導電層17および第3
導電層18を形成する。
【0026】以上の工程により、図5(E)に示す非線
形薄膜素子が作成される。この非線形薄膜素子の特性等
は第1実施例と同様である。また、図2や図5と同様な
構成をとることも可能である。
形薄膜素子が作成される。この非線形薄膜素子の特性等
は第1実施例と同様である。また、図2や図5と同様な
構成をとることも可能である。
【0027】以上述べた実施例では、半導体層16を非
晶質シリコンカ−バイドを用いて形成したが、ダイヤモ
ンドカ−ボン等種々の半導体を用いることが可能であ
る。また、第2導電層17および第3導電層18をクロ
ム(Cr )やモリブデン(Mo)等の高融点金属を用い
て形成したが、半導体層16に対してショットキ−接続
されるものであればよい。また、第1導電層12にはI
TOを、オ−ミック層14にはn+ 非晶質シリコンカ−
バイドを用いたが、半導体層16に対してオ−ミック接
続されるものであればよい。第1導電層12には、種々
の金属を用いることも可能である。オ−ミック層14に
は、p+ 非晶質シリコンカ−バイド、n+非晶質シリコ
ン、p+ 非晶質シリコン、n+ ダイヤモンドカ−ボン、
p+ ダイヤモンドカ−ボン、メタルシリサイド等を用い
ることも可能である。
晶質シリコンカ−バイドを用いて形成したが、ダイヤモ
ンドカ−ボン等種々の半導体を用いることが可能であ
る。また、第2導電層17および第3導電層18をクロ
ム(Cr )やモリブデン(Mo)等の高融点金属を用い
て形成したが、半導体層16に対してショットキ−接続
されるものであればよい。また、第1導電層12にはI
TOを、オ−ミック層14にはn+ 非晶質シリコンカ−
バイドを用いたが、半導体層16に対してオ−ミック接
続されるものであればよい。第1導電層12には、種々
の金属を用いることも可能である。オ−ミック層14に
は、p+ 非晶質シリコンカ−バイド、n+非晶質シリコ
ン、p+ 非晶質シリコン、n+ ダイヤモンドカ−ボン、
p+ ダイヤモンドカ−ボン、メタルシリサイド等を用い
ることも可能である。
【0028】また、以上述べた実施例では、第1導電層
を半導体層の下層側に、第2導電層および第3導電層を
半導体層の上層側に設けたが、これとは逆に、第1導電
層を半導体層の上層側に、第2導電層および第3導電層
を半導体層の下層側に設けてもよい。
を半導体層の下層側に、第2導電層および第3導電層を
半導体層の上層側に設けたが、これとは逆に、第1導電
層を半導体層の上層側に、第2導電層および第3導電層
を半導体層の下層側に設けてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明おける非線形素子では、第2導電
層と第1導電層との間あるいは第3導電層と第1導電層
との間のどちらか一方が短絡しても、他方が正常であれ
ば素子全体が短絡状態にはならず、非線形な電流−電圧
特性が確保される。したがって、例えばアクティブマト
リクス型液晶表示素子に用いた場合、極めて高い歩留り
が得られる。
層と第1導電層との間あるいは第3導電層と第1導電層
との間のどちらか一方が短絡しても、他方が正常であれ
ば素子全体が短絡状態にはならず、非線形な電流−電圧
特性が確保される。したがって、例えばアクティブマト
リクス型液晶表示素子に用いた場合、極めて高い歩留り
が得られる。
【図1】本発明における非線形素子の第1実施例を示し
た製造工程断面図である。
た製造工程断面図である。
【図2】図1と同様な製造工程で作成された非線形薄膜
素子の他の実施例を示した断面図である。
素子の他の実施例を示した断面図である。
【図3】図1に示した製造工程で作成した非線形薄膜素
子の特性および図6に示した従来の非線形薄膜素子の特
性を示した特性図である。
子の特性および図6に示した従来の非線形薄膜素子の特
性を示した特性図である。
【図4】図1と同様な製造工程で作成された非線形薄膜
素子の他の実施例であり、図4(A)はその断面図、図
4(B)はその平面図である。
素子の他の実施例であり、図4(A)はその断面図、図
4(B)はその平面図である。
【図5】本発明における非線形素子の第2実施例を示し
た製造工程断面図である。
た製造工程断面図である。
【図6】従来の非線形薄膜素子を示した断面図である。
【符号の説明】 12……第1導電層 14……オ−ミック層 16……半導体層 17……第2導電層 18……第3導電層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/136 510 H01L 29/872 H01L 49/02
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体層と、上記半導体層の一方の主面
側に形成された第1導電層と、上記半導体層と上記第1
導電層との間に形成され、上記半導体層と上記第1導電
層とをオ−ミック接続するオ−ミック層と、上記第1導
電層とオ−バ−ラップして上記半導体層の他方の主面上
に形成され、上記半導体層とショットキ−接続される第
2導電層と、上記第1導電層とオ−バ−ラップして上記
半導体層の他方の主面上に形成され、上記半導体層とシ
ョットキ−接続される第3導電層とからなり、上記第2
導電層と上記第3導電層とは互いに分離されている非線
形薄膜素子。 - 【請求項2】 半導体層と、上記半導体層の下面側に形
成された第1導電層と、上記半導体層と上記第1導電層
との間に形成され、上記半導体層と上記第1導電層とを
オ−ミック接続するオ−ミック層と、上記第1導電層と
オ−バ−ラップして上記半導体層の上面上に形成され、
上記半導体層とショットキ−接続される第2導電層と、
上記第1導電層とオ−バ−ラップして上記半導体層の上
面上に形成され、上記半導体層とショットキ−接続され
る第3導電層とからなり、上記第2導電層と上記第3導
電層とは互いに分離されている請求項1に記載の非線形
薄膜素子。 - 【請求項3】 上記半導体層の構成材料はシリコンカ−
バイド(Si C)である請求項1または2に記載の非線
形薄膜素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40962090A JP2896934B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 非線形薄膜素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40962090A JP2896934B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 非線形薄膜素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04233517A JPH04233517A (ja) | 1992-08-21 |
JP2896934B2 true JP2896934B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=18518939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40962090A Expired - Fee Related JP2896934B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 非線形薄膜素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2896934B2 (ja) |
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1990
- 1990-12-28 JP JP40962090A patent/JP2896934B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH04233517A (ja) | 1992-08-21 |
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