JP2894677B2 - 長さ基準器 - Google Patents
長さ基準器Info
- Publication number
- JP2894677B2 JP2894677B2 JP10296995A JP10296995A JP2894677B2 JP 2894677 B2 JP2894677 B2 JP 2894677B2 JP 10296995 A JP10296995 A JP 10296995A JP 10296995 A JP10296995 A JP 10296995A JP 2894677 B2 JP2894677 B2 JP 2894677B2
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- JP
- Japan
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- horizontal distance
- plate
- steps
- base
- measuring
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- Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロメータ、ハ
イトゲージ等の長さ計測器の精度を検査するための長さ
基準器に関する。
イトゲージ等の長さ計測器の精度を検査するための長さ
基準器に関する。
【０００２】
【従来の技術】マイクロメータ等の精度検査に用いる長
さ基準器として、従来、ブロックゲージ（ヨハンソンブ
ロック）がよく使われている。しかし、チェックすべき
計測器の種類が多く、また、同種の測定器でも測定範囲
が異なる場合、これらをブロックゲージを使っていちい
ち精度を検査するには多くの手間がかかる。
さ基準器として、従来、ブロックゲージ（ヨハンソンブ
ロック）がよく使われている。しかし、チェックすべき
計測器の種類が多く、また、同種の測定器でも測定範囲
が異なる場合、これらをブロックゲージを使っていちい
ち精度を検査するには多くの手間がかかる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、多種類で
しかも測定範囲が広範囲にわたる計測器の精度を検査す
ることのできる長さ基準器を提供することを目的とす
る。
しかも測定範囲が広範囲にわたる計測器の精度を検査す
ることのできる長さ基準器を提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明の長さ基準器
は、ベースの上に立つプレートからなる。プレートの上
部は階段状に形成され、階段の各ステップはベース下面
を基準とする高さ測定面になっている。各ステップから
の立ち下がり部およびプレートの反対側には左右１対の
水平距離測定面が形成されている。各水平距離測定面は
左右方向に突出している。
は、ベースの上に立つプレートからなる。プレートの上
部は階段状に形成され、階段の各ステップはベース下面
を基準とする高さ測定面になっている。各ステップから
の立ち下がり部およびプレートの反対側には左右１対の
水平距離測定面が形成されている。各水平距離測定面は
左右方向に突出している。
【０００５】階段の少なくとも一つのステップ面に、ダ
イヤルゲージ測定用として、階段状に高さが異なる一連
の段部を形成することができる。
イヤルゲージ測定用として、階段状に高さが異なる一連
の段部を形成することができる。
【０００６】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。ベース１の上にプレート２を立てて取り付ける。ベ
ースおよびプレート共に鋼製である。プレート２は、上
辺を階段状に形成してあり、階段の各ステップの上面３
は高さ測定面になっている。H1〜H4はベース下面から各
測定面３までの基準寸法である。
る。ベース１の上にプレート２を立てて取り付ける。ベ
ースおよびプレート共に鋼製である。プレート２は、上
辺を階段状に形成してあり、階段の各ステップの上面３
は高さ測定面になっている。H1〜H4はベース下面から各
測定面３までの基準寸法である。
【０００７】各ステップからの立ち下がり部および該プ
レートの反対側には左右１対の水平距離測定面５、６が
形成されている。測定面５、６の下側には凹部７、８を
形成し、各水平距離測定面５、６が左右方向に突出する
格好になっている。M1〜M5は水平距離測定面５、６間の
基準寸法である。凹部７と８の底も水平距離測定面に仕
上げる。N1〜N5は左右凹部間の基準寸法である。
レートの反対側には左右１対の水平距離測定面５、６が
形成されている。測定面５、６の下側には凹部７、８を
形成し、各水平距離測定面５、６が左右方向に突出する
格好になっている。M1〜M5は水平距離測定面５、６間の
基準寸法である。凹部７と８の底も水平距離測定面に仕
上げる。N1〜N5は左右凹部間の基準寸法である。
【０００８】最下段には図３に詳細を示すように、少し
ずつ高さが異なる一連の段部Ａが形成されている。中央
の段９を基点として、各段までの段差D1,D2,D3,D4およ
びT1,T2,T3が基準寸法になっている。
ずつ高さが異なる一連の段部Ａが形成されている。中央
の段９を基点として、各段までの段差D1,D2,D3,D4およ
びT1,T2,T3が基準寸法になっている。
【０００９】各基準寸法H1〜H4、M1〜M5、N1〜N5、D1〜
D4およびT1〜T3は、高精度の計測器を使って予め実測し
ておく。使用方法を説明すると、外側マイクロメータ
は、基準寸法M1〜M5の中から測定範囲に見合ったものを
選んで実際に測定し、予め正確に測定してある基準寸法
との差を求める。このように器差を求めるときは、マイ
クロメータのアンビル、スピンドルは測定面５、６の中
央に当てる（図４のａ位置）。アンビル、スピンドルを
図４のｂ、ｃ、ｄ、ｅのように測定面５、６の中央でなく
端に当てるようにすれば、マイクロメータのアンビル、
スピンドルの先端面の平行度も調べることができる。図
２には、アンビル、スピンドルをｄ状態で当てた状態を
鎖線で示した。
D4およびT1〜T3は、高精度の計測器を使って予め実測し
ておく。使用方法を説明すると、外側マイクロメータ
は、基準寸法M1〜M5の中から測定範囲に見合ったものを
選んで実際に測定し、予め正確に測定してある基準寸法
との差を求める。このように器差を求めるときは、マイ
クロメータのアンビル、スピンドルは測定面５、６の中
央に当てる（図４のａ位置）。アンビル、スピンドルを
図４のｂ、ｃ、ｄ、ｅのように測定面５、６の中央でなく
端に当てるようにすれば、マイクロメータのアンビル、
スピンドルの先端面の平行度も調べることができる。図
２には、アンビル、スピンドルをｄ状態で当てた状態を
鎖線で示した。
【００１０】ノギスは、マイクロメータの場合と同様、
基準寸法M1〜M5を測って精度を検査してもよい。しか
し、マイクロメータ用に高精度に仕上げられた測定面
５、６に傷を付けるおそれがあるので、N1〜N5の基準寸
法を測って器差を求めるようにする。ハイトゲージの精
度検査は、H1〜H4のいずれかの基準寸法を使う。ダイヤ
ルゲージは、基点９でゼロ点を合せ、段差D1〜D4を順次
測定し、広範囲行き精度を求める。続いて、D4〜D1から
基点９に戻して戻り誤差を求める。てこ式ダイヤルゲー
ジは、段差T1〜T3を用いて同様の測定を行う。
基準寸法M1〜M5を測って精度を検査してもよい。しか
し、マイクロメータ用に高精度に仕上げられた測定面
５、６に傷を付けるおそれがあるので、N1〜N5の基準寸
法を測って器差を求めるようにする。ハイトゲージの精
度検査は、H1〜H4のいずれかの基準寸法を使う。ダイヤ
ルゲージは、基点９でゼロ点を合せ、段差D1〜D4を順次
測定し、広範囲行き精度を求める。続いて、D4〜D1から
基点９に戻して戻り誤差を求める。てこ式ダイヤルゲー
ジは、段差T1〜T3を用いて同様の測定を行う。
【００１１】
【発明の効果】この発明の長さ基準器は、プレートの上
部が階段状に形成されており、階段の各ステップはベー
ス下面を基準とする高さ測定面になっており、各ステッ
プからの立ち下がり部および該プレートの反対側に左右
１対の水平距離測定面が形成されているものであり、マ
イクロメータ、ノギスおよびハイトゲージの３種類の計
測器の精度を容易かつ迅速に検査することができ、精度
検査に要する工数を削減できる効果がある。また、各水
平距離測定面は左右方向に突出しているので、マイクロ
メータのアンビルとスピンドルを測定面の中央でなく端
に当てるようにすることにより、マイクロメータの平行
度も調べることができる。さらに、各水平距離測定面の
下部に設けた凹部の底面も水平距離測定面を形成してい
るので、これを使ってノギスを測定すれば、マイクロメ
ータ用に高精度に仕上げられた水平距離測定面に傷を付
けずに済む。
部が階段状に形成されており、階段の各ステップはベー
ス下面を基準とする高さ測定面になっており、各ステッ
プからの立ち下がり部および該プレートの反対側に左右
１対の水平距離測定面が形成されているものであり、マ
イクロメータ、ノギスおよびハイトゲージの３種類の計
測器の精度を容易かつ迅速に検査することができ、精度
検査に要する工数を削減できる効果がある。また、各水
平距離測定面は左右方向に突出しているので、マイクロ
メータのアンビルとスピンドルを測定面の中央でなく端
に当てるようにすることにより、マイクロメータの平行
度も調べることができる。さらに、各水平距離測定面の
下部に設けた凹部の底面も水平距離測定面を形成してい
るので、これを使ってノギスを測定すれば、マイクロメ
ータ用に高精度に仕上げられた水平距離測定面に傷を付
けずに済む。
【００１２】なお、階段の少なくとも一つのステップの
上面に、階段状に高さが異なる一連の段部を形成し該段
部には基点となる段（９）を備えたので、基点を中心と
してダイヤルゲージやてこ式ダイヤルゲージの精度検査
も併せて行うことができる。
上面に、階段状に高さが異なる一連の段部を形成し該段
部には基点となる段（９）を備えたので、基点を中心と
してダイヤルゲージやてこ式ダイヤルゲージの精度検査
も併せて行うことができる。
【図１】長さ基準器の斜視図である。
【図２】長さ基準器の正面図である。
【図３】図２のＡ部拡大図である。
【図４】長さ基準器の左側面図である。
１ ベース ２ プレート ３ 高さ測定面 ５ 水平距離測定面 ６ 水平距離測定面 Ａ 段部
Claims (2)
- 【請求項１】 ベース（１）と、その上に立つプレート
（２）からなり、該プレートの上部は階段状に形成さ
れ、階段の各ステップは該ベースの下面を基準とする高
さ測定面（３）になっており、各ステップからの立ち下
がり部および該プレートの反対側には左右１対の水平距
離測定面（５、６）が形成されており、各水平距離測定
面（５、６）の下側には凹部７、８を形成して各水平距
離測定面（５、６）が左右方向に突出する格好になって
おり、該凹部（７、８）の底面もまた水平距離測定面を
形成している長さ基準器。 - 【請求項２】 階段の少なくとも一つのステップの上面
に、階段状に高さが異なる一連の段部（Ａ）を形成し、
該段部は基点となる段（９）を備えている請求項１に記
載の長さ基準器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10296995A JP2894677B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 長さ基準器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10296995A JP2894677B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 長さ基準器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08278101A JPH08278101A (ja) | 1996-10-22 |
| JP2894677B2 true JP2894677B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=14341602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10296995A Expired - Fee Related JP2894677B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 長さ基準器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2894677B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102008050706B3 (de) * | 2008-10-07 | 2010-07-29 | Stolz, Günter, Dipl.-Ing. | Rohr- und Schellenlehre für genormte Nennweiten in Zoll |
| CN103954203B (zh) * | 2014-04-28 | 2017-01-18 | 山东太古飞机工程有限公司 | 波音飞机铆钉紧固件边距检查工具 |
-
1995
- 1995-04-04 JP JP10296995A patent/JP2894677B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08278101A (ja) | 1996-10-22 |
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