JP2893966B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2893966B2
JP2893966B2 JP3002570A JP257091A JP2893966B2 JP 2893966 B2 JP2893966 B2 JP 2893966B2 JP 3002570 A JP3002570 A JP 3002570A JP 257091 A JP257091 A JP 257091A JP 2893966 B2 JP2893966 B2 JP 2893966B2
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建樹 岡
秀幸 上林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法に基づく2
色画像形成プロセスを備えた2色プリンタ、2色複写機
などの2色画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前記画像形成装置として感光体の
側部に第1トナーを有する第1現像器と前記第1トナー
と異なる色の第2トナーを有する第2現像器を設け、ま
ず感光体上に形成された第1潜像を第1現像器の第1ト
ナーで現像し、次に前記感光体上に別途形成された第2
潜像を第2現像器の第2トナーで現像し、これら2つの
トナーで別々に現像された2色トナー像を転写材に一括
転写して2色画像を得るものが提案されている。
【0003】しかしながら、前記2色画像形成方法で
は、第1トナーで作成された第1トナー像が第2現像器
の対向部を通過する際に第2現像剤に接触してこれに混
入し、プリント枚数の増加と共に第2現像剤に濁りを生
じ、その結果第2現像剤によって作成された画像に混色
が生じるという問題がある。この問題は、前記第2現像
器がいわゆる磁気ブラシ式現像器である場合に特に顕著
に現れる。何故ならば、磁気ブラシ式現像器はトナーと
キャリアとからなる磁気ブラシを感光体に接触させて現
像を行う装置で、第2現像器に磁気ブラシ式現像器を使
用すれば、第2現像剤の磁気ブラシによって第1トナー
が物理的に掻き取られるからである。
【0004】そこで、第2現像剤の中からこれに混入し
た第1トナーを分離・回収するために、混入した第1ト
ナーの帯電極性を第2トナーの帯電極性と異なる極性に
反転させて静電的に第1トナーを分離する方法(例えば
特開昭58−137846号公報参照)、第1トナーと
第2トナーの現像閾値に差を持たせ、換言すればトナー
による現像開始電位に差を持たせ、バイアス電圧を印加
した回収ロールを用いて第1トナーを分離する方法(例
えば特開昭58−102251号公報参照)などが提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
混色分離方法では、理論的にこそ第1トナーだけを第2
現像剤から分離することが可能であるが、現実には回収
される第1トナーの中に第2トナーも相当量含まれてお
り、完全な分離は不可能であった。また、第1トナーの
混入量が少ないときは、回収されるのはほとんど第2ト
ナーで、単に第2トナーを無駄に消費する結果となって
いた。
【0006】この問題は、第1トナーを分離する際の条
件を厳しく設定することによりある程度は解消できるも
のと考えられるが、そうすると使用できるトナーの種
類、範囲が限定されたり、そのように条件を厳しく設定
しても環境変化によってトナーの帯電性が変化した場合
には対応できないので、有効的な手段とは言い難い。
【0007】一方、第2現像剤に第1トナーが混入する
のは、第1現像器が駆動中に限られ、第1現像器が停止
した状態で第2現像器だけを駆動しても第2現像剤に第
1トナーが混入することは殆どない。換言すれば、第1
トナーの使用量に応じて第2現像剤に混入する第1トナ
ーが増大する。したがって、第1トナーの消費量を検出
し、その検出結果に基づいて第1トナーの分離・回収を
行えば、第2トナーの無駄な消費がなくなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の考えに基
づいてなされたもので、前記2色画像形成プロセスを備
えた画像形成装置に、前記第1トナーの消費量を検出す
る消費量検出手段と、前記第1トナーが一定量消費され
るごとに第2現像器から第1トナーを分離し回収する回
収手段と、を設けたものである。
【0009】または、前記画像形成装置に、前記第1ト
ナーの消費量を検出する消費量検出手段と、前記第2現
像器の第1トナー混入量を検出する混入量検出手段と、
前記消費量検出手段からの情報に基づいて一定消費量ご
とに前記混入量検出手段を動作し、該混入量検出手段か
らの結果に基づいて第1トナー混入量が所定量以上なら
ば前記第2現像器から第1トナーを分離し回収する回収
手段と、を設けたものであってもよい。
【0010】
【作用】以上の構成により、本発明に係る画像形成装置
では、第1トナーの消費量に基づいて、または、それに
加えて第1トナーの混入量に基づいて、第2現像剤より
第1トナーが分離・回収されるので、第1トナーの分離
・回収が適正な頻度で実行されることになり、第2トナ
ーが無駄に消費されることはない。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1は電子写真法によるプリンタの断
面を示し、プリンタは略中央にドラム感光体1を有し、
その周囲に第1帯電チャージャ2、第1現像器4、第2
帯電チャージャ5、第2現像器6、転写チャージャ7、
分離チャージャ8、クリーニング装置9、イレーサ10
を備えている。
【0012】感光体1の上方には、ポリゴンスキャナ3
1、このスキャナ31に画像に対応したレーザ光34,
35をそれぞれ投射する第1レーザーヘッド32、第2
レーザーヘッド33を含む光学系3が配置されている。
転写チャージャ7の図上左側には転写材ないし記録材で
ある用紙を収めたカセット11、このカセット11から
用紙を送り出す給紙ローラ12、カセット11から送り
出された用紙を感光体1のトナー像に同期させて転写チ
ャージャ7の対向部に供給するタイミングローラ13が
配置されている。分離チャージャ8の図上右側には、ト
ナー像が転写された用紙を搬送するベルト14、用紙上
のトナー像を用紙に定着させる定着装置15、排紙ロー
ラ16、排紙トレイ17が配置されている。
【0013】第1現像器4はいわゆる磁気ブラシ式の現
像器で、感光体1に対向する現像ローラ4aには固定磁
石ロールの外側にスリーブが回転する形式のものが使用
されている。この第1現像器4にはトナーとキャリアと
からなる二成分系の第1現像剤が収容され、キャリアは
球形フェライトキャリア、トナーは非磁性の赤色トナー
で、両者の摩擦接触によりキャリアは正、トナーは負の
電荷を帯びるものが使用されている。また、第1現像器
4には前記赤色トナーを収容したトナーホッパ41が付
設されており、モータ42の駆動下で、トナーホッパ4
1から第1現像器4に赤色トナーが補給されるようにな
っている。
【0014】第2現像器6もいわゆる磁気ブラシ式の現
像器で、感光体1に対向する現像ローラ6aには固定磁
石ロールの外側をスリーブが回転する形式のものが使用
されている。この第2現像器6にはトナーとキャリアと
からなる二成分系の第2現像剤が使用され、キャリアは
バインダ型キャリア、トナーは磁性の黒色トナーで、両
者の摩擦接触によりキャリアは正、トナーは負の電荷を
帯びるものが使用されている。また、第2現像器6には
前記黒色トナーを収容したトナーホッパ61が付設され
ており、モータ62の駆動下で、トナーホッパ61から
第2現像器6に黒色トナーが補給されるようになってい
る。さらに、第2現像器6には、図2に示すように、第
2現像剤の混色の程度を検出する光学式のセンサ63が
設けてある。このセンサ63は、図3に示すように、第
2現像剤を照明すると共にその反射光を検出し、検出光
に応じた電圧Viの信号をコンパレータ64の比較入力
端子に入力する。コンパレータ64の基準入力端子には
混色限界、すなわちそれ以上混色が進行すると画像上で
混色が明瞭に認識できることとなる混色の程度に対応し
た基準電圧Voの信号が入力される。コンパレータ64
は前記二つの信号を比較し、ViとVoの比較結果に応
じた信号65を出力する。信号65は、図4に示すよう
に、Vi>Vo、すなわち第2現像剤の混色程度が混色
限界を越えていれば“H”信号、逆にVi<Vo、すな
わち第2現像剤の混色程度が混色限界以下であれば
“L”信号として与えられる。
【0015】図5は、第1現像器4における第1現像剤
中の非磁性赤色トナーおよび第2現像器6における第2
現像剤中の磁性黒色トナーの感光体1への付着重量と静
電コントラスト(V)との関係を示している。なお、静
電コントラストとは、トナーを感光体1に付着させるの
に寄与する電圧である。この図5から明らかなように、
赤色トナーの付着量は、点線で示すように、静電コント
ラストが0(V)付近から静電コントラストの増加と共
に比例的に増加するが、磁性黒色トナーは70(V)の
静電コントラスト(図中Pで表示)では殆ど感光体1に
付着せず、静電コントラストが100(V)あたりから
電圧の増加と共に付着量が増加する。換言すれば、磁性
黒トナーの場合、静電コントラストが約100(V)以
上の状態で現像可能で、非磁性の赤色トナーではこれよ
りも低い電圧で現像が可能である。
【0016】図6は画像形成装置の制御回路の一部を示
し、マイクロコンピュータの中央制御装置CPUには、
別の入力装置からプリントスタート信号が入力されると
ともに、電源スイッチ51、黒の単色画像を作成する黒
色プリントモードを選択する黒選択スイッチ53、カラ
ー(赤色)の単色画像を作成するカラープリントモード
を選択するカラー選択スイッチ54、黒とカラーの2色
画像を作成する2色プリントモードを選択する2色選択
スイッチ55の信号、およびコンパレータ出力65が入
力される。また、中央制御装置CPUは、トナー補給用
のモータ42,62を駆動するリモート信号を出力す
る。図示しないが、感光体1、チャージャ2,5,7,
8、現像器4,6、イレーサ10のリモート信号も出力
される。
【0017】前記プリンタによる2色画像作成プロセス
について説明する。感光体1は図上反時計回り方向に回
転し、第1帯電チャージャ2で外周面が一様に帯電され
る。次に、光学系3の第1レーザヘッド32が赤色画像
に対応してレーザ光34を発射し、スキャナ31に反射
された前記レーザ光34が感光体1に露光されて第1潜
像が形成され、この第1潜像が第1現像器4の赤色トナ
ーで現像される。続いて、感光体1の外周面は第2帯電
チャージャ5で再び一様に帯電され、第2レーザヘッド
33が黒色画像に対応してレーザ光35を発射し、スキ
ャナ31に反射された前記レーザ光35が感光体1に露
光されて第2潜像が形成され、この第2潜像が第2現像
器6の黒色トナーで現像される。
【0018】用紙はカセット11から給紙ローラ12で
供給され、タイミングローラ13で感光体1のトナー像
と同期をとって感光体1と転写チャージャ7との間に供
給され、転写チャージャ7の放電に基づいて黒色トナー
像と赤色トナー像が転写される。トナー像が転写された
用紙は分離チャージャ8で感光体1の外周面から分離さ
れ、ベルト14で定着装置15へ運ばれ、ここでトナー
像が定着されたのち排紙ローラ16で排紙トレイ17に
排出される。一方、トナー転写後の感光体1はクリーニ
ング装置9で残留トナーが除去されたのち、イレーサ1
0で残留電荷が消去されて再び第1帯電チャージャ2の
対向部へ移動する。
【0019】前記2色画像形成時の電位関係は次のよう
に設定される。 a) 第1帯電チャージャ2による感光体表面電位‥‥−600(V) b) 第1露光後の露光部電位‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ −50(V) c) 第1現像器4における現像バイアス電圧‥‥‥‥−450(V) d) 第2帯電チャージャ5による感光体表面電位‥‥−700(V) e) 第2露光後の露光部電位‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ −60(V) f) 第2現像器2における現像バイアス電圧‥‥‥‥−550(V)
【0020】以上の設定電圧において、黒色トナー現像
時の静電コントラスト490V(=550−60)を、
赤色トナー現像時の静電コントラスト400V(=45
0−50)よりも大きくしたのは、黒色トナーとして磁
性トナーが用いられ、この黒色トナーには現像ローラ6
aに向かう磁気拘束力が働くので、静電コントラストを
大きくすることで感光体1に対する黒トナーの静電気的
吸引力を高め、適度の画像濃度を得るためである。
【0021】前記2色画像形成プロセスでは、感光体1
に付着している赤色トナーに第2現像器6の磁気ブラシ
が接触するので、この磁気ブラシに前記赤色トナーが掻
き取られ、掻き取られた赤色トナーが第2現像器6に入
り第2現像剤に僅かづつ混入して蓄積されていく。ただ
し、本画像形成装置では赤色トナーと黒色トナーは共に
キャリアに対して負に帯電するものが使用されているの
で、黒色トナーとこれに混入した赤色トナーが接触して
も両者はほとんど帯電せず、いずれもキャリアに対して
負に帯電してこれに付着する。そのため、第2現像剤に
混入した赤色トナーの帯電極性が反転して粉煙となって
飛散するということはない。
【0022】第2現像剤に混入した赤色トナーを分離・
回収する分離モードの条件設定・動作等について説明す
る。分離モードでは、感光体1が駆動するほか、その周
囲では第1帯電チャージャ2と第2現像器6が駆動し、
第1現像器4、第2帯電チャージャ5、転写チャージャ
7、分離チャージャ8、イレーサ10および光学系3は
非動作状態を維持する。また、電位関係は以下のように
設定される。 a) 第1帯電チャージャ2による感光体表面電位‥‥‥‥−600(V) b) 第2現像器6における現像バイアス電位‥‥‥‥‥‥−670(V)
【0023】従って、分離モード実行中、感光体1は帯
電チャージャ2で外周面が−600(V)に帯電されて
第2現像器6の対向部に到達する。第2現像器6では現
像バイアス電圧が−670(V)に設定されているの
で、差し引き△=70(V)の静電コントラストが発生
する。そして、かかる静電コントラストに基づいて第2
現像器6に混入した赤色トナーが感光体1に付着する。
一方、磁性黒トナーは、図5の現像特性から判るよう
に、70(V)の静電コントラストでは現像に必要な電
圧が不足し、原則として黒色トナーは感光体1に付着す
ることはない。すなわち、第2現像剤に混入した赤色ト
ナーは選択的に分離されて感光体1に付着し、クリーニ
ング装置9に回収される。
【0024】以上のように、原理的には第2現像器6の
中から黒色トナーを含むことなく赤色トナーだけを選択
的に分離し回収される。しかしながら、現実には、回収
される赤色トナーに黒色トナーも混じっている。また、
環境条件等が変化するとトナーの帯電性が変わるので、
赤色トナーの混入量が少ない状態で分離・回収を行なう
と、黒色トナーの回収量が多くなる。したがって、本発
明に係る画像形成装置では、赤色トナーの消費と共に第
2現像器6への赤色トナーの混入量が増加することか
ら、赤色トナーの消費量、すなわち第1現像器4に対す
る赤色トナーの補給回数を測定し、その測定結果に基づ
いて前記分離モードを実行するようにしている。
【0025】以下、そのための制御および構成を具体的
に説明する。図7はプリンタ制御のメインルーチンの内
容を示し、電源スイッチ51がオンされるとステップ#
1でマイクロコンピュータが初期設定される。次にステ
ップ#2では内部タイマがスタートし、ステップ#3か
ら#7でそれぞれプリントモード設定用サブルーチン、
プリント制御用サブルーチン、分離モード制御用サブル
ーチン、トナー補給制御用サブルーチン、その他の処理
用サブルーチンが実行される。これらプリントモード設
定用サブルーチン、プリント制御用サブルーチン、分離
モード制御用サブルーチン、トナー補給制御用サブルー
チンの内容は後に詳細に説明する。但し、ステップ#7
のその他処理用サブルーチンの内容は本発明の要旨とは
関係ないので説明は省略する。続いて、ステップ#8で
は内部タイマが終了したか否かを判定し、カウントアッ
プすれば再びステップ#2に戻り、以後同様の処理を繰
り返す。
【0026】図8はプリントモード設定用サブルーチン
では、ステップ#301、#302、#303でそれぞ
れカラー選択スイッチ54、2色選択スイッチ55、黒
選択スイッチ53がオンされたか否かを判定する。2色
選択スイッチ55がオンされると、ステップ#303で
フラグAを“0”,フラグBを“1”に設定する。黒選
択スイッチ53がオンされると、ステップ#305でフ
ラグAとBを共に“0”に設定する。カラー選択スイッ
チ54がオンされるとステップ#306でフラグAを
“1”、フラグBを“0”に設定する。いずれのスイッ
チ53,54,55もオンされていなければメインルー
チンにリターンする。したがって、フラグA,Bの組合
せから選択されたプリントモードが決定される(図9参
照)。
【0027】プリント制御用サブルーチンでは、図10
に示すように、ステップ#401でプリントスタート信
号が入力されたか否かを判定し、プリントスタート信号
が入力されるとステップ#402でプリント開始フラグ
を“1”に設定する。前記プリントスタート信号は、プ
リンタが接続されているコンピュータ等の入力装置から
入力される。また、プリント開示フラグが“1”に設定
されることにより、以下の処理では、選択されたプリン
トモードに応じた条件の設定が行われる。
【0028】ステップ#403はプリント開示フラグが
“1”に設定されているか否かを判定し、“1”であれ
ば以下のステップ#404から#412の処理が実行さ
れ、“1”以外、つまり“0”であればプリントスター
トの信号は入力されていないわけであるから、メインル
ーチンにリターンする。プリント開始フラグが“1”に
設定されている場合、ステップ#404,405でフラ
グA,Bの内容を調べ、これによって選択されているプ
リントモードを判別する。そして、2色プリントモード
が選択されていればステップ#406で、また黒プリン
トモードが選択されていればステップ#407で、さら
にカラープリントモードが選択されていればステップ#
408で、それぞれ選択モードに応じた電位関係に現像
バイアスやチャージャ等が設定される。
【0029】次に、ステップ#409では給紙系および
搬送系の装置がプリント状態に設定され、ステップ#4
10で感光体回りの光学系、チャージャ、現像器、イレ
ーサ等が選択モードに応じたプリント状態に設定され
る。続いて、ステップ#411ではプリントが終了した
か否かを判定し、プリント継続中であればリターンして
そのままの状態を維持し、プリントが終了するとステッ
プ#412でプリント開始フラグを“0”にリセットし
てプリントを終了する。
【0030】分離モード制御用サブルーチンでは、図1
1に示すように、ステップ#501で分離カウンタの値
がnか否かを判定する。このカウンタ値nは、第2現像
器6に混入した赤色トナーを分離するか否かを判定する
基準となる数値で、第1現像器4と第2現像器6を共に
駆動して2色画像を多数プリントし、その際にトナーホ
ッパ41から第1現像器4に赤色トナーを補給した回数
と、この補給回数と2色画像上での混色程度との関係か
ら実験的に決定されている。すなわち、赤色トナーの補
給回数がnになるまで2色プリントを実行すると、黒色
画像上に明らかに混色が認められる。そこで、ステップ
#501での判定の結果、分離カウンタの値がnになっ
ていれば、ステップ#502でタイマTBをセットし、
ステップ#503で分離フラグを“1”に変更して前記
分離モードをスタートしたのち、ステップ#504で分
離カウンタの値を“0”にリセットする。なお、前記タ
イマTBは、第2現像器6から第1トナーを分離し回収
するための時間である。
【0031】ステップ#505,#506は分離モード
を終了するためのステップで、ステップ#505で分離
モード実行時間であるタイマTBがタイムアップしたか
否かを判定し、タイムアップしていればステップ#50
6で分離フラグを“0”に変更して分離モードを終了す
る。
【0032】ステップ#507では分離フラグが“1”
か否かを判定し、“1”すなわち分離モードに設定中な
らばステップ#508でプリント開始フラグが“0”か
否かを判定し、“0”すなわちプリントモードに設定さ
れていなければ、ステップ#509で電位関係等を分離
モード条件に設定する。また、ステップ#510で感光
体回りの機器を分離モードを行う条件に設定し、分離モ
ードが実行される。一方、プリント開始フラグが”
1”、すなわちプリントモードが実行されているときは
分離モードの実行は禁止され、プリントモードと分離モ
ードが同時に併行して行われることはない。
【0033】トナー補給制御サブルーチンでは、図12
に示すように、ステップ#601でトナー補給タイミン
グが否かを判定し、トナー補給タイミングでなければス
テップ#611に進み、トナー補給タイミングならばス
テップ#602に進む。ステップ#602ではフラグA
が“0”か否かを判定する。そして、フラグAが
“0”、すなわち黒プリントモードまたは2色プリント
モードが選択されていればステップ#603に進み、フ
ラグAが“1”、すなわちカラープリントモードが選択
されていればステップ#607にジャンプする。ステッ
プ#603では第2現像器6の黒トナー濃度、すなわち
キャリアに対する黒トナーの重量混合比が所定の基準値
よりも低いか否かを判定し、黒トナー濃度が所定の基準
値よりも低ければステップ#604で黒トナー補給モー
タを駆動してトナーホッパより第2現像器に黒トナーを
補給し、ステップ#605でその補給時間を管理するタ
イマTKをセットしてステップ#606に進み、黒トナ
ー濃度が所定の基準値よりも高ければ黒トナーの補給を
行うことなくステップ#606に進み。ステップ#60
6ではフラグBが“1”か否かを判定し、フラグBが
1、すなわち二色プリントモードが選択されていればス
テップ#607に進み、フラグBが“0”、すなわち黒
プリントモードが選択されていればステップ#615に
ジャンプする。ステップ#607では第1現像器4に収
容されているカラートナー濃度が所定の基準値よりも低
いか否かを判定し、カラートナー濃度が所定の基準値よ
りも低いと判定されると、ステップ#608でカラート
ナー補給モータ42を駆動してトナーホッパ41から第
1現像器4にカラートナーを補給し、ステップ#609
でその補給時間を管理するタイマTCをセットし、ステ
ップ#610で分離カウンタに“1”を加える。このよ
うに、本サブルーチンでは、カラープリントモードまた
は2色プリントモードが選択され、かつこの状態で第1
現像器にカラートナーが補給されたときに分離カウンタ
に“1”加算される。なお、現像剤のトナー濃度は、例
えばそれぞれの現像器4,6に磁気センサを設け、現像
剤の透磁率から測定される。
【0034】ステップ#611ではタイマTKがタイム
アップしたか否かを判定し、タイマTKがタイムアップ
すればステップ#612で黒トナー補給モータ62をオ
フしてステップ#613に進み、一方タイマTKがカウ
ンタ中ならばステップ#612を実行することなくステ
ップ#613に進む。ステップ#613ではタイマTC
がタイムアップしたか否かを判定し、タイムTCがタイ
ムアップすればステップ#614でカラートナー補給モ
ータ42をオフしてステップ#615に進み、一方タイ
マTCがカウント中ならばステップ#614を実行する
ことなくステップ#615に進む。ステップ#615で
は分離フラグが“0”から“1”に変更されたか否かを
判定する。なお、この分離フラグは、前述したように、
2色プリントモード状態におけるカラートナーの補給回
数が所定の値“n”に達したときに“1”に切り換えら
れる。
【0035】分離フラグが“0”から“1”に切り替わ
ったことが判定されると、分離モードの実行に伴って消
費された黒トナーを補充するために、ステップ#616
では黒トナー補給モータ62をオンし、ステップ#61
7でその補給時間であるタイマTK’をセットしてステ
ップ#618に進む。分離フラグが“0”から“1”に
切り替わったことが判定されなければ前記ステップ#6
16,617を実行することなくステップ#618に進
む。ステップ#618ではタイマTK’がタイムアップ
したか否かを判定し、タイムアップして黒トナーの補充
が終了するとステップ#619で黒トナー補給モータ6
2をオフしてメインルーチンにリターンし、タイムアッ
プすることなくカウント中であればそのままメインルー
チンにリターンする。このように、分離モードで消費さ
れた黒トナーが補充されるので、第2現像器6には常に
適正量のトナーが確保できる。
【0036】以上のように、前記プリンタでは、2色プ
リントモード、カラープリントモードが選択されている
状態で第1現像器にカラートナーが補給された回数をカ
ウントし、そのカウント値が所定の値に達すると第2現
像器6に混入したカラートナーを分離する分離モードの
処理が実行される。すなわち、第1現像器4が駆動して
いない状態では第2現像器6にカラートナーが混入する
ことはなく、これら二つのモードの場合を考慮すれば第
2現像器6に混入したカラートナーの量を正確に推定す
ることができるからである。
【0037】前記実施例では、トナー補給制御サブルー
チンにおいて、ステップ#602.606でフラグA,
Bが“0”か“1”を判定し、カラートナーを使用する
モード、すなわちカラープリントモードまたは2色プリ
ントモードの場合にカラートナーが補給された場合に分
離カウンタを“1”づつ加算するものとしたが、図13
に示すように、ステップ#609と#610の間にフラ
グBが“1”か否かを判定するステップ#609’を加
え、2色プリントモードが選択されている場合にカラー
トナーが補給されたときだけ分離カウンタに“1”を加
算するようにしてもよい。何故ならば、カラープリント
モードの場合、第1現像器4が駆動するだけで、この場
合第2現像器6に混入するカラートナーは二色プリント
モードの場合に比べて少なく、実質的に2色プリントモ
ード状態におけるカラートナーの補給回数をカウントす
れば第2現像器6に混入したカラートナーの量を推定す
ることができるからである。
【0038】また、前記実施例では、第1現像器4に対
するカラートナーの補給回数がnになると自動的に分離
モードを実行するものとしたが、カラートナーの補給回
数がnになった時点でセンサ63で第1トナーの混入量
を測定し、混入量が所定量以上ならば第2現像器6から
第1トナーを分離するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかる画像形成装置では、第1トナーの消費量を検出
し、その検出結果に基づいて第2現像器から第1トナー
を分離・回収するようにしている。すなわち、第2現像
器に混入した第1トナー量に応じて第1トナーを分離す
るようにしている。したがって、第2トナーが無駄に消
費されることがなく、トナーの有効的な活用を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタの断面図である。
【図2】第2現像器のセンサ配置を示す断面図である。
【図3】混入トナー量検出センサの回路図である。
【図4】トナー混色濃度とセンサ出力、コンパレータ出
力の関係を示す図である。
【図5】トナーの現像特性を示す図である。
【図6】画像形成装置の中央制御装置の回路図である。
【図7】メインルーチンのフローチャートである。
【図8】プリントモード設定用サブルーチンのフローチ
ャートである。
【図9】プリントモードとフラグA,Bとの関係を示す
図である。
【図10】プリント制御用サブルーチンのフローチャー
トである。
【図11】分離モード制御用サブルーチンのフローチャ
ートである。
【図12】トナー補給制御用サブルーチンのフローチャ
ートである。
【図13】トナー補給制御用サブルーチンの別実施例の
フローチャートである。
【符号の説明】
4…第1現像器 6…第2現像器 41,61…トナーホッパ 42,62…モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田淵 健二 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13 号大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭63−61269(JP,A) 特開 昭58−108551(JP,A) 特開 昭64−76078(JP,A) 特開 昭62−52577(JP,A) 特開 平3−260672(JP,A) 実開 昭62−6746(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 13/08 - 13/095 G03G 15/08 - 15/095

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に形成された第1潜像を第1現
    像器の第1トナーで現像し、続いて前記感光体上に形成
    された第2潜像を第2現像器の第2トナーで現像し、こ
    れら第1トナーと第2トナーでそれぞれ形成されたトナ
    ー画像を転写材に一括転写する2色画像形成プロセスを
    備えた画像形成装置において、前記第1トナーの消費量
    を検出する消費量検出手段と、前記第1トナーが一定量
    消費されるごとに第2現像器から第1トナーを分離し回
    収する回収手段と、を設けたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 感光体上に形成された第1潜像を第1現
    像器の第1トナーで現像し、続いて前記感光体上に形成
    された第2潜像を第2現像器の第2トナーで現像し、こ
    れら第1トナーと第2トナーでそれぞれ形成されたトナ
    ー画像を転写材に一括転写する2色画像形成プロセスを
    備えた画像形成装置において、前記第1トナーの消費量
    を検出する消費量検出手段と、前記第2現像器の第1ト
    ナー混入量を検出する混入量検出手段と、前記消費量検
    出手段からの情報に基づいて一定消費量ごとに前記混入
    量検出手段を動作し、該混入量検出手段からの結果に基
    づいて第1トナー混入量が所定量以上ならば前記第2現
    像器から第1トナーを分離し回収する回収手段と、を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
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