JP2889846B2 - 脆性材料の穿孔方法及び脆性材料用ドリル - Google Patents

脆性材料の穿孔方法及び脆性材料用ドリル

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JP2889846B2 JP7246187A JP24618795A JP2889846B2 JP 2889846 B2 JP2889846 B2 JP 2889846B2 JP 7246187 A JP7246187 A JP 7246187A JP 24618795 A JP24618795 A JP 24618795A JP 2889846 B2 JP2889846 B2 JP 2889846B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドリルによる脆性
材料の穿孔方法であって、該ドリルは、前端にドリルヘ
ッドが設けられたドリルロッドを有し、該ドリルヘッド
により、前記ドリルロッドの長手方向軸線の回りに回転
すると共に研削又は切削手段を備えたドリルクラウンを
支持しており、導孔の拡径により最終仕上げ孔を形成
し、該導孔は、前記長手方向軸線の方向において前記前
端から前記ドリルロッドを見て、前記最終仕上げ孔を形
成するドリルクラウンと同軸にかつ該ドリルクラウンの
前方で前記ドリルヘッドに設けられているドリルクラウ
ンにより形成される前記穿孔方法に関するものである。
【0002】更に、本発明は、脆性材料のためのドリル
であって、該ドリルの長手方向軸線の回りに回転するド
リルロッドを有し、該ドリルロッドの前端に配置される
ドリルヘッドが、研削又は切削手段を備えると共に回転
軸線回りの回転に際して第1の包絡円を描く外側寸法を
有する第1のドリルクラウンと、前記長手方向軸線の方
向において前記前端から前記ドリルロッドを見て前記第
1のドリルクラウンの後方に配置され、かつ前記長手方
向軸線の回りの回転に際して前記第1の包絡円と同軸に
延在すると共に、直径が前記第1の包絡円の直径より大
きい第2の包絡円を描く外側寸法を有する少なくとも1
つの第2のドリルクラウンとを備える、ドリルに関する
ものである。
【0003】
【発明の背景】ディアマント・ボート(DIAMANT BOAR
T)社からの製品パンフレット“Forets,couronne, Core
drills,Bohrkrone”に示されたドリルは、該ドリルを
穿孔機内に保持可能にするおねじ付きドリルロッドを有
する。ドリルロッドの前端にはドリルクラウン付きのド
リルヘッドがある。ドリルクラウンは部分的にドリルヘ
ッド内に挿入される円板として形成される。ドリルクラ
ウンの円筒形側面と穿孔すべき材料に面する端面とはダ
イヤモンドコーティングで被覆されている。ドリルロッ
ドの長手方向軸線は回転軸線を表している。ドリルクラ
ウンと共にドリルヘッドが回転する時に、ダイヤモンド
コーティングは穿孔すべき材料に対する研削及び切削手
段として作用し、該材料を除去して孔を形成する。ドリ
ルクラウンが回転軸線の回りに回転する時に、該ドリル
クラウンは、その直径と同一の直径を有する包絡円を描
く。包絡円の直径は形成される孔の直径にも相当する。
【0004】従来の技術による方法及びドリルは、ドイ
ツ実用新案DE−GM1913317号明細書から公知
である。同明細書には、複数段のバイトを有する岩石用
ドリルとパイロットドリルとが記載されている。共通の
ドリルヘッドに同軸に設けられたパイロットドリルと複
数段のバイトとは、異なる直径を有する。これ等の直径
は、ドリルロッドの方向に見て、パイロットドリルから
ほぼ同じ大きさで増大する。この既知のドリルは、岩石
及び鉱物の穿孔もしくは中ぐりのために好適である。
【0005】類似の特徴を有する穿孔工具は、DE−A
S1179525号明細書に記載されている。この穿孔
工具は、バインダーに埋設されたダイヤモンドで切削面
が被覆された第1組の回転穿孔バイトを有する。その1
つの実施例においては、パイロットバイトが設けられて
おり、その外径は、ドリルの先端をドリルロッドの方向
に見て、該パイロットバイトと同軸にかつその直下に配
置される回転穿孔バイトの包絡円より小さい。また、穿
孔工具は、より小さい直径の第2組の回転穿孔バイトを
有することもできる。この穿孔工具は、砂岩や珪岩等の
硬い岩石内に発破孔を形成する切削タイプの穿孔を行う
のに適している。
【0006】この既知のドリルは、ゴツゴツして硬い岩
石に、比較的粗い内面を有する孔を形成するのに使用で
きる。脆性材料を穿孔する時には、孔の境界領域におい
て該脆性材料に損傷が生じる。ガラスやセラミックのよ
うな脆性材料に穿孔する場合、境界領域に亀裂が発生す
る。該亀裂は、損傷位置から外側に延びてガラス内部に
短い長さだけ入り、その後、切削面にほぼ平行に進む。
これ等の楕円状の、縦方向の亀裂は、結果的に、穿孔さ
れた材料の強度減少をもたらす。その際、材料の除去中
の機械的応力が高ければ高いほど、亀裂の発生及び伝播
がより顕著になる。
【0007】従って、本発明は、ドリルによる脆性材料
の穿孔方法であって、該ドリルは、前端にドリルヘッド
が設けられたドリルロッドを有し、該ドリルヘッドによ
り、前記ドリルロッドの長手方向軸線の回りに回転する
と共に研削又は切削手段を備えたドリルクラウンを支持
しており、最終仕上げ孔を形成するか又は既存の導孔を
拡径して最終仕上げ孔とし、かつ前記ドリルヘッドが、
前記長手方向軸線の方向において前記前端から前記ドリ
ルロッドを見て前記ドリルクラウンの後方に配置される
案内部材によって前記最終仕上げ孔内に案内される脆性
材料の穿孔方法に関するものである。
【0008】また、本発明は、脆性材料のためのドリル
であって、該ドリルの長手方向軸線の回りに回転するド
リルロッドを有し、該ドリルロッドの前端に配置される
ドリルヘッドが、研削又は切削手段を備えると共に回転
軸線回りの回転に際して外側包絡円を描く外側寸法を有
するドリルクラウンと、前記長手方向軸線の方向におい
て前記前端から前記ドリルロッドを見て前記ドリルクラ
ウンの後方に配置される案内部材とを有する脆性材料用
ドリルに関するものである。
【0009】深孔を穿孔するための管状バイトの形をし
た深孔ドリルは、1966年発行のDubble II,649
頁(図134)から既知である。この管状バイトはシャ
フトを有し、その前端に支持されるドリルヘッドは、シ
ャフトの長手方向軸線の回りに回転自在である。ドリル
ヘッド、切削刃を備えた円形断面のドリルクラウンを支
持している。ドリルヘッドの回転の際、ドリルクラウン
が包絡円を描き、その直径は、形成される孔の直径と同
一である。ドリルヘッドは、ドリルクラウンの直下の領
域にカムを備える。これ等のカムは、シャフトの長手方
向軸線の回りの回転に際して包絡円を描き、その直径も
孔の直径と同一である。かくしてカムはドリルの“曲が
り”を阻止して、ドリルの案内精度を高める。
【0010】
【発明が解決しようする課題】上述の記載から導き出さ
れる方法及び既知のドリルは、金属において深孔を穿孔
する間中ドリルヘッドを案内するのに適しているが、脆
性材料においては不適である。即ち、孔の内壁に対する
回転カムの衝撃によって二次的な亀裂が境界領域に生じ
る。これは、孔が形成された脆性材料の強度を更に減少
させる。
【0011】本発明の目的は、脆性材料に対する損傷を
最小にすると共に、ドリルを精確に案内して、同脆性材
料に深孔を穿孔する方法を提供し、そのためのドリルを
提供し、そしてドリルの好適な使用形態を示すことにあ
る。
【課題を解決するための手段】
【0012】方法に関しては、この目的は、冒頭に述べ
た方法から出発して、本発明により、第1の導孔を、2
00μm〜1000μmの範囲にある平均粒度を有する
ダイヤモンドコーティングを備えたドリルクラウンによ
って形成し、他の各導孔を、200μm〜300μmの
範囲にある平均粒度を有するダイヤモンドコーティング
を備えたドリルクラウンで形成することによって達成さ
れる。その結果、損傷が殆どない非常に平滑な孔が得ら
れる。
【0013】前方にある第1のドリルクラウンによっ
て、材料に導孔が形成され、又は既に孔がある場合、こ
れが真っすぐに拡径される。その際、材料に作用する機
械的剪断及び衝撃応力は、導孔の内壁に、楕円状の縦方
向の亀裂であることが特徴の損傷を受けた境界領域を発
生させる。導孔を更に拡径する時に、この損傷境界領域
が除去される。導孔の更なる拡径中に、確かに新しい損
傷が材料に生ずる。しかし、この新しい損傷境界領域の
範囲は、導孔が拡径されるのは僅かに過ぎないことによ
って、可及的に狭くなる。その理由は、導孔の内壁に作
用する機械力が相応的に僅かでしかないからである。最
終仕上げ孔を形成するために、導孔は段階的に拡径する
ことができ、その際、個々の導孔の内壁から除去される
材料の量は、少量に保持可能であり、かつ1つの導孔か
ら次の導孔への材料の除去量を減少させることができ
る。個々のドリルクラウンは、共通の軸線、即ちドリル
の回転軸線上に装着しうる。互いに同軸のドリルクラウ
ンによって最終仕上げ孔への拡径を行うために、材料が
導孔又は個々の孔の周囲に沿って一様に除去されるの
で、穿孔作業中に生ずる力は再び孔の内壁に一様に分布
される。
【0014】非常に滑らかで損傷の殆どない孔が得られ
るのは、第1の導孔の拡径が570μm〜740μmの
範囲にある平均粒度を有するダイヤモンドコーティング
を備えたドリルクラウンによって行われる場合である。
【0015】特に良好な結果が得られるのは、最終仕上
げ孔の形成のために、少なくとも2つの導孔が段階的方
法で拡径される時であり、導孔は、長手方向軸線の方向
において前端からドリルロッドを見て、最終仕上げ孔を
形成するドリルクラウンの前方に該ドリルクラウンと同
軸に配置されるドリルヘッドに装着される、少なくとも
2つのドリルクラウンによって拡径される。最終仕上げ
孔を得るための段階的な穿孔は、切削の深さを小さく保
持できれば、損傷領域を非常に狭くすることを確実にす
る。また、切削の深さは、1つの孔から次の孔へ段階的
に減少させることができる。この点に関し、最終仕上げ
孔の形成のために、先行する孔の直径を僅かだけ、好ま
しくは0.8mm以下、拡径することが効果的であるこ
とが分かった。
【0016】更に、方法に関しては、本発明の目的は、
ドリルヘッドに配置される案内部材での穿孔に関係する
冒頭に述べた方法の場合、案内部材と最終仕上げ孔の内
壁との間に圧力クッションを維持することによって達成
される。この圧力クッションは、最終仕上げ孔の内壁が
案内部材と接触する可能性を減らし、特に、回転する案
内部材が孔内で動かなくなることを防止する。更に、圧
力クッションは、最終仕上げ孔の内壁の表面粗さを補償
する。従って、圧力クッションは、案内部材が最終仕上
げ孔の内壁と接触することなくドリルヘッドを案内可能
とすることを保証する。
【0017】特に有利なことが分かった方法では、圧力
クッションは、案内部材と最終仕上げ孔の内壁との間で
0.05mm以下、好ましくは0.01mm〜0.03m
mの範囲内の幅の安全隙間に維持される。この範囲内の
隙間幅は、最終仕上げ孔内で案内部材が動かなくなる危
険を無視しうるレベルまで減少させると同時に、良好な
案内精度を保証する。
【0018】特に良好な結果は、最終仕上げ孔に流体を
供給することによって圧力クッションを維持する方法に
よって得られる。流体は、制御が容易であり、また、同
時にドリルクラウン用の潤滑剤として作用する。最終仕
上げ孔への流体を、案内部材に設けられる通路を介して
外部から供給すること特に有利であることが分かった。
このような方法においては、穿孔作業の邪魔になる可能
性があったり、孔内で動かなくなる恐れのある流体の付
加的供給管が不要である。
【0019】最終仕上げ孔におけるドリルヘッドの案内
のために、該ドリルヘッドの周囲に一様に分布される数
個の案内部材を設けることが有利であると実証されてい
る。一様な分布は、バランスが崩れる状態となることを
阻止する。同時に、ドリルを孔内で案内する案内精度が
高くなる。このために、案内部材は、例えばドリルの回
転軸線に垂直な平面及び/又は回転軸線に平行に延びる
平面においてドリルヘッドに設けることができる。
【0020】ドリルロッドを有するドリルにより最終仕
上げ孔を形成するか又は既存の孔を拡径して最終仕上げ
孔とする方法によって、非常に損傷が小さくかつドリル
の精確な案内を行う深孔の穿孔が可能である。この方法
では、ドリルロッドの前端に、研削又は切削手段を備え
ると共に該ドリルロッドの長手方向軸線の回りに回転す
るドリルクラウンを支持するドリルヘッドが配置され
る。ドリルヘッドは、長手方向軸線の方向において前端
からドリルロッドを見てドリルクラウンの後方に配置さ
れる案内部材によって、最終仕上げ孔内を案内され、そ
の際、最終仕上げ孔を形成すべく、長手方向軸線の方向
において前端からドリルロッドを見て最終仕上げ孔を形
成するドリルクラウンの前方にかつ該ドリルクラウンと
同軸に、ドリルヘッドに装着されるドリルクラウンによ
って形成された導孔が拡径される。また、その際、案内
部材と最終仕上げ孔の内壁との間に圧力クッションが維
持される。この場合、個々のドリルクラウンを共通の回
転軸線上に配置して階段状に形成されるドリルクラウン
による、最終仕上げ孔までの段階的な穿孔により、既に
上述したように、非常に平滑で損傷の少ない内壁をもっ
た最終仕上げ孔の形成が可能になる。このように形成さ
れた内壁の品質を確保するために、圧力クッションが、
深孔の場合でも内壁に不適当な負荷をかけたり過度の損
傷を生じさせたりすることなく最終仕上げ孔内において
ドリルヘッドを精確に案内することを可能にするため、
案内部材と最終仕上げ孔の内壁の間に設けられる。
【0021】ドリルに関しては、本発明による目的は、
本発明により、冒頭に述べたドリルから出発して長手方
向軸線の方向において前端からドリルロッドを見て最前
部にあるドリルクラウンが200μm〜1000μmの
範囲の平均粒度を有するダイヤモンドコーティングで被
覆されること、かつ他の各ドリルクラウンが200μm
〜300μmの範囲の平均粒度を有するダイヤモンドコ
ーティングを備えることによって達成される。
【0022】ダイヤモンド粒子は非常に硬いので、同ダ
イヤモンド粒子は、ガラスを引っ掻いてその表面から材
料片を除去することができる。材料の大部分はこの方法
により除去され、切削の深さが浅い場合は表面の研摩に
よっても除去される。このようにして、損傷の深さは浅
くしておくことができる。長手方向軸線の方向において
前端からドリルロッドを見て最前部のドリルクラウンが
200μm〜1000μmの範囲の平均粒度を有するダ
イヤモンド粒子で被覆されること、かつ他のドリルクラ
ウンが200μm〜300μmの範囲の平均粒度を有す
るダイヤモンド粒子で被覆されることによって、ダイヤ
モンド粒子は、1つのドリルクラウンから次のドリルク
ラウンへと、より微細になる。従って、非常に平滑で、
殆ど損傷がなく、また殆ど応力のかからない内部表面を
有する孔を得ることが可能である。
【0023】ドリルロッドの長手方向の軸線はドリルの
回転軸線と同一である。前方の、第1のドリルクラウン
によって、導孔が材料内に形成され、又は既に孔がある
場合、この孔が真っすぐに拡径される。第2のドリルク
ラウンが描く包絡円の直径は最初に形成された導孔の直
径に対応する。穿孔作業中に発生して材料に働く機械的
剪断及び衝撃応力は、孔の内壁に沿う楕円状の縦方向亀
裂を有する損傷境界領域を形成する。第1のドリルクラ
ウンの後方に配置される第2のドリルクラウンは、より
大きい直径の包絡円を描く。従って、第2のドリルクラ
ウンは導孔を更に拡径するので、導孔の損傷境界領域は
除去される。しかし、導孔の拡径中に、新しい損傷が拡
径された孔に生ずるが、この損傷の範囲は狭い。即ち、
損傷境界領域は、導孔が僅かに拡径されるに過ぎないこ
とによって狭い範囲内に保持され得る。その理由は、穿
孔作業中に生ずる機械的応力が比例的に小さいためであ
る。ドリルクラウンの各包絡円がドリルの回転軸線に関
して互いに同軸であるため、導孔が拡径される時、切削
の深さと、従って穿孔作業により生ずる機械的応力の分
布とは、導孔の周囲にわたって一様であることが保証さ
れる。
【0024】特に好適であるドリルは、長手方向の軸線
方向に前端からドリルロッドを見て最前部のドリルクラ
ウンが570μm〜740μmの範囲の平均粒度を有す
るダイヤモンド粒子で被覆されているドリルである。こ
のようなドリルによって、非常に平滑で殆ど損傷のない
孔が形成可能である。
【0025】ドリルの好適な実施形態の場合、ドリルヘ
ッドは、長手方向軸線の方向において前端からドリルロ
ッドを見て前後して配置される少なくとも3つのドリル
クラウンを有すると共に、ドリルロッドの長手方向軸線
の回りの回転に際して、該ドリルクラウンの外側寸法が
描く包絡円が互いに同軸であり、かつ該包絡円の直径が
前方から後方へ増大するように設定されている。その
際、個々のドリルクラウンの寸法により描かれる包絡円
の直径は、各ドリルクラウンによって孔を拡径する程度
が、導孔の直径の最初の拡径から出発して、漸次減少す
るように選択可能である。その結果、非常に平滑で殆ど
損傷のない内壁を有する最終仕上げ孔を形成することが
できる。ドリルクラウンの数は4〜6個が有利であるこ
とが分かった。前述のように、ドリルクラウンの包絡円
が互いに同軸であることにより、先行する各孔の周囲の
材料を一様に除去可能である。
【0026】特に、本発明によるドリルでは、長手方向
軸線の方向において前端からドリルロッドを見て最後の
ドリルクラウンは、長手方向軸線の回りの回転に際して
最後から2番目のドリルクラウンの対応する包絡円より
僅か(好ましくは0.8mm以下)だけ大きい直径の包
絡円を描く外側寸法を有する。長手方向軸線の方向にお
いて前端からドリルロッドを見て最後のドリルクラウン
による導孔の拡径は僅かであるから、少量の材料のみが
僅かな機械力で除去される。従って、最終仕上げ孔の内
壁に生ずる応力も、その際に生ずる損傷領域の深さと同
じく僅かである。
【0027】互いに同軸であるドリルクラウンを有する
ように設計することがドリルにとって有利であることが
分かった。その結果、特に、互いに同軸に配置されない
ドリルクラウンの場合に観察される孔内壁に対する衝撃
応力が回避される。ドリルクラウンは、その外周に歯状
のダイヤモンド棒を支持する、例えば円板又はリングの
形状を有することができる。
【0028】有利であることが分かったドリルの実施形
態では、ドリルクラウンは、交換自在なほぼ円板の形状
に設計され、穿孔すべき材料方向に向く該円板の表面
は、部分的にダイヤモンドコーティングを備える。円板
の形状の構造により、ドリルヘッド上でドリルクラウン
を積み重ねて心出しすることが容易になる。ドリルクラ
ウンの交換自在性は、ドリルが、材料の性質及び穿孔の
種類に関する異なる要求に容易に適応可能となることを
保証する。1つのドリルクラウンから次のドリルクラウ
ンへ、ドリルクラウンの直径が段階付けられる程度は可
変である。外周に設けられるダイヤモンドコーティング
は、同様に交換自在なダイヤモンド棒としてドリルクラ
ウンに取着し得る。導孔が材料に存在しない場合、材料
に面する第1のドリルクラウンの端面にもダイヤモンド
コーティングを設ける必要がある。第1のドリルクラウ
ンについては、内向きに傾斜した端面を持つダイヤモン
ドコーティングが有利であることが分かった。これに対
して、第1のドリルクラウンの後のドリルクラウンにつ
いては、ドリルヘッドの回転軸線に垂直に配置される端
面を持つダイヤモンドコーティングがより有利であるこ
とが分かった。
【0029】更に上述の目的は、本発明により、冒頭に
述べた案内部材を備えるドリルから出発して、該案内部
材が、ドリルロッドの長手方向軸線の回りの回転に際し
て外側包絡円と同軸に延びると共に、該外側包絡円の外
側寸法より安全隙間の分だけ小さい内側包絡円を描く外
側寸法を有することによって達成される。安全隙間は、
案内部材と孔の内壁との接触の可能性を減少させ、特
に、回転する案内部材が孔内で動かなくなることを防止
する。例えば、案内部材は、ドリルヘッドの周囲に配置
される棒又は螺旋の形状とし得る。特に有利であると分
かったのは、隙間幅0.05mm以下、好ましくは0.
01〜0.03mmの範囲の安全隙間である。隙間幅が
もっと狭い場合は、最終仕上げ孔内で案内部材が動かな
くなる危険が増大し、隙間幅がもっと広い場合は案内精
度が減少する。
【0030】特に有利であることが分かった本発明によ
るドリルの実施形態の場合、設けられる数個の案内部材
は、ドリルロッドの長手方向軸線の回りの回転に際して
同じ包絡円を描き、該案内部材はこの包絡円の周囲に一
様に分布される。このタイプの案内部材は、例えば、ド
リルヘッドの周囲に配置される棒又は螺旋状にドリル本
体の周囲に延びる隆起として形成され得る。包絡円の周
囲に一様に分布する数個の案内部材は、長手方向軸線の
回りの回転に際してバランスが崩れることを防止する。
【0031】同じく有利なことが分かっているのは、設
けられる数個の案内部材が、ドリルロッドの長手方向軸
線の回りの回転に際して、該ドリルロッドの長手方向軸
線の方向に見て相前後して延びる同じ包絡円又は中空円
筒状の単一の包絡面を描くようなドリルの形状である。
それによって案内精度は更に高まる。相前後する数個の
包絡円は、数個の案内部材の各々が回転軸線に垂直な各
平面上にあるようにドリルヘッドの周囲に分布して、例
えば、相前後して装着される棒状隆起として設けられる
ドリルの実施形態で得られる。中空円筒状の包絡面は、
案内部材が、ドリルヘッドの外周に設けられる連続的又
は不連続的な細長い隆起として設計されていると共に、
該隆起がドリルロッドの回りに螺旋状に又は該ドリルロ
ッドの長手方向軸線に平行に延びる実施形態において得
られる。重要な点は、孔から除去された材料を運び出す
のを案内部材が許容するように、同案内部材を設計しな
ければならないことである。
【0032】更に、特に有利と分かったのは、所望の時
に案内部材を取り付けたり取り外したりできる装着面を
備えたドリルヘッドを有することである。該装着面は、
案内部材を滑りの可能性がないように保持する、例えば
溝又は固着手段を備えることができる。
【0033】ドリルヘッドは、内孔から外側面に延びて
外側包絡円及び内側包絡円の間にある安全隙間に開口す
るガス及び/又は流体の供給通路を有することが好まし
い。ドリルヘッドのこの実施形態は、ドリルクラウンへ
洗浄媒体の供給を可能にするだけでなく、最終仕上げ孔
の壁と案内部材との間にガス又は流体の圧力クッション
を維持することを可能にする。これによって、穿孔作業
中に、最終仕上げ孔の内壁と案内部材との接触が回避さ
れる。
【0034】充分に有効な圧力クッションを形成するた
めに、ドリルヘッドの装着面と案内部材との間に封止手
段を設けることによって、供給通路を外向きに流すよう
に封止することが望ましいことが分かった。
【0035】本発明によるドリルの実施形態の場合、数
個の案内部材は、ドリルロッドの長手方向軸線にほぼ平
行に同ドリルヘッドの装着面に交換自在に取着される案
内棒の形態として設けられる。その場合、少なくとも4
個、最高8個の案内棒をドリルヘッドの周囲に分布させ
ることが有利であることが分かった。個々の案内棒間の
隙間の幅については、案内棒自体の幅にほぼ等しいこと
が有利である。特に高い案内精度は、数個のこのような
案内棒をドリルロッドの長手方向軸線に平行な平面にお
いて相前後して設けることにより得られる。
【0036】脆性材料に、最終仕上げ孔の内壁を殆ど損
傷することなく、高い案内精度で深孔を形成するため、
本発明によるドリルの実施形態におけるドリルロッド
は、その前端にドリルヘッドを有し、該ドリルヘッド
は、ドリルロッドの長手方向軸線の回りに回転自在であ
ると共に、研削又は切削手段を備え、長手方向軸線の回
りの回転に際して第1の包絡円を描く外側寸法の第1の
ドリルクラウンと、長手方向軸線の方向において前端か
らドリルロッドを見て第1のドリルクラウンの後方に配
置されると共に、長手方向軸線の回りの回転に際して第
1の包絡円と同軸に延びる外側包絡円を描く外側寸法を
有する少なくとも1つの第2のドリルクラウンと、長手
方向軸線の方向において前端からドリルロッドを見て第
2のドリルクラウンの後方に配置される案内部材とを備
える。案内部材は、ドリルロッドの長手方向軸線の回り
の回転に際して外側包絡円と同軸に延び、該外側包絡円
の直径より小さい直径を有する内側包絡円を描く外側寸
法を有し、その場合、該外側包絡円の直径は、内側包絡
円の直径より0.1mm以下だけ、好ましくは0.02m
m〜0.06mmの範囲の値だけ大きい。ドリルの少な
くとも2つのドリルクラウンは互いに同軸に配置され、
かつそれらの直径は、積み重ねられた時に階段状の構造
となるように選択されている。その際、“第2のドリル
クラウン”の表現で理解されるそのドリルクラウンは最
終仕上げ孔を形成する。ドリルクラウンの階段状構造
は、先に述べたように、非常に平滑で殆ど損傷のない孔
の形成を可能にする。案内部材は、孔内で内壁と接触す
ることなくドリルヘッドを精確に案内することを保証に
するので、ドリルクラウンによって得られる孔の表面品
質は深孔の場合も維持され、これは、同時に孔の高い案
内精度も維持する。
【0037】本発明によるドリルは、特に、中空の石英
ガラス筒状体のボアの拡径用に適していることが分かっ
た。例えば、石英ガラス管は、光導波路の製造に際して
中間製品として使用される。この中間製品に孔を形成す
るのに用いた方法のため、孔は、後処理が必要な比較的
粗い表面を有する。また、それ等は中空の筒状体の内部
の湾曲通路に倣うことができる。本発明によるドリル
は、このようなボアの特に効果的な後処理を可能にし、
その結果、滑らかで殆ど損傷のない内壁が得られる。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形
態、即ち実施形態について添付図面を参照して詳細に説
明するが、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すも
のとする。図1において、ドリルヘッド1はドリルロッ
ド19の前端に設けられる。ドリルヘッド1の端部にあ
るジャーナル部4には、計4個の、円板形をした歯車状
のドリルクラウン2a,2b,2c,2dが押し込ま
れ、そして同ドリルクラウンはそのジャーナル部4にね
じ5によって保持され、回転を防止されている。ドリル
クラウン2a,2b,2c,2dの外周には、ダイヤモ
ンドコーティングを備えるダイヤモンド棒3が設けられ
ている。最前部のドリルクラウン2aの場合、ダイヤモ
ンド棒3の端面は内向きに傾斜しているのに対し、他の
ドリルクラウン2b,2c,2dのダイヤモンド棒3の
端面は、ドリルヘッド1の回転軸線23に対して垂直で
ある。
【0039】ドリルクラウン2a,2b,2c,2dの
歯車状の構造は、図5に概略図の形で例示されたドリル
クラウン2dの端面から明らかである。個々のダイヤモ
ンド棒3は、ドリルクラウン2dの場合、合計9個であ
り、ほぼ円板状の保持体20の周囲に一様に分布して半
田付けされる。ダイヤモンド棒3が描く包絡円は、最終
仕上げ孔9dの直径に等しい直径を有する。しかし、保
持体20の直径は最終仕上げ孔9dの直径より小さいか
ら、生じる穿孔屑は隙間21を通して排出することがで
きる。
【0040】図1から分かるように、ドリルヘッド1
は、その底部に盲孔の形で設けられている中心内孔6を
有し、この内孔は、洗浄流体用の供給通路7を介してド
リルヘッド1の外側面に接続されている。ドリルヘッド
1は、石英ガラス管8内に挿入され、その際、石英ガラ
ス管8の初期孔もしくはボア9は、最前部にあるドリル
クラウン2aの直径より小さい直径を有する。
【0041】次に、本発明によるドリルを使用して脆性
材料に深孔を形成する方法を図1に基づいて例示的に説
明する。ドリルクラウン2a,2b,2c,2dは、最
前部のドリルクラウン2aがまず導孔9aを形成するよ
うな態様で配置される。導孔において、壁面に力が作用
する結果として、微細な亀裂10が長手方向に生じる。
後続のドリルクラウン2b,2cは、導孔9aを拡径し
て孔9b,9cを形成する。その際、導孔9aの直径
は、まず1.3mmだけ拡径される。続いて、直径を
0.8mm拡大して、導孔9cを形成する。ドリルクラ
ウン2b,2cは、孔の内壁からガラス層を除去する
時、それ以前に生じた微細な長手方向の亀裂10を除去
する。最後部のドリルクラウン2dは、前に形成された
導孔9cを若干だけ、即ち約0.5mmだけ拡大して、
直径40mmの最終仕上げ孔9dを形成する。
【0042】穿孔作業中に、洗浄流体は、矢印11の方
向に内孔6を通って、ドリルクラウン2a,2b,2
c,2dに達する。また、洗浄流体は、同ドリルクラウ
ンの歯車状の隙間を通して、蓄積する穿孔屑を運び去
る。
【0043】図2において、ドリルヘッド1は、外周に
ダイヤモンド棒3を有する円板形の歯車状ドリルクラウ
ン12を備えている。ドリルクラウン12は、回転を阻
止された態様でねじ5によってドリルヘッド1に取り付
けられている。ドリルクラウン12の直径は、石英ガラ
ス管8内に形成すべき最終仕上げ孔13の直径、即ち1
00mmに相当する。
【0044】ドリルロッド19に取り付けられるドリル
ヘッド1の部分は、基本的に筒状体の形に構成されると
共に、盲孔として形成された内孔6を有する。該内孔
は、洗浄流体用の供給通路7を介して、ドリルヘッド1
の外側面に接続されている。案内棒14は、最終仕上げ
孔13内に圧力クッションにより支持される。これ等の
案内棒は、回転軸線23に相当するドリルロッド19の
長手方向軸線の回りに回転自在である。案内棒14は、
ドリルヘッド1の周囲に一様に分散して、回転軸線23
に対して垂直な平面内に配置される。1つの平面におけ
る個々の案内棒14間の間隔は、1つの案内棒14の幅
にほぼ等しい。図2の実施形態では、回転軸線23の方
向に見て相前後して、同軸に装着された案内棒14で占
められた3つの平面が設けられている。硬質合金からな
る案内棒14は、ドリルヘッド1の垂直に配向された装
着面15にある受容溝(図示せず)内にねじ16によっ
て取り付けられている。洗浄流体用の供給通路7は、案
内棒14と装着面15との間に配置される弾性パッキン
17によって外向きに流すように封止される。
【0045】次に、図2に基づいて、本発明によるドリ
ルを使用して脆性材料に深孔を穿孔する方法を例示的に
説明する。ドリルクラウン12によって、石英ガラス管
8内に最終仕上げ孔13が形成される。その際、ドリル
クラウン12の直径は、導孔9が若干だけ、即ち0.8
mmだけ拡径されるように選択されている。その結果、
石英ガラス管8の切除に際して最終仕上げ孔13の内壁
に作用する機械的な力は可及的に小さくなるため、比較
的に平滑で殆ど損傷のない表面が得られる。
【0046】ドリルの案内精度を改善するために、図2
によるドリルヘッド1は、案内棒14を備えている。こ
れ等が、ドリルクラウン12によって前に形成された最
終仕上げ孔13の内壁に当たって動けなくなり、石英ガ
ラス管8に亀裂を生じさせることがないように、案内棒
14の包絡円は、最終仕上げ孔13より小さい直径を有
する。案内棒14と最終仕上げ孔13との間にある安全
隙間18の幅は0.01mmである。穿孔作業中、洗浄
流体は、ドリルヘッド1の内孔6を介して矢印11の方
向に最終仕上げ孔13へ圧送される。その結果、案内棒
14と最終仕上げ孔13の内壁との間に圧力クッション
が形成される。この圧力クッションは、ドリルヘッド1
が、最終仕上げ孔13の内壁と何ら接触を必要とせず
に、最終仕上げ孔内で精確に案内されることを確実にす
る。同時に、洗浄流体は、ドリルクラウン2a,2b,
2c,2dを冷却すると共に、溜まった穿孔屑を洗い出
す作用をする。
【0047】図4の概略図は、案内棒14の構造と作用
を説明している。実施形態では、6個の案内棒14がド
リルヘッド1の周囲に一様に分布している。案内棒14
はドリルヘッド1の筒状体の側面24から突出する。回
転軸線23の回りのドリルヘッド1の回転に際して、こ
れ等の案内棒は、最終仕上げ孔13の直径よりも安全隙
間18の2倍に等しい量だけ小さい直径を有する包絡円
を描く。図4に概略的に示されているように、案内棒1
4と装着面15との間の弾性パッキン17によって、供
給通路7は外向きに流すように封止されている。
【0048】図3によるドリルヘッド1の端部におい
て、外周面及び端面にダイヤモンド棒3を備えた円板形
の数個の歯車状ドリルクラウン2a,2b,2c,2d
が、ジャーナル部4に押し込まれると共に、回転を阻止
された態様で該ジャーナル部にねじ5により取り付けら
れている。ドリルヘッド1は、最前部のドリルクラウン
2aの直径より約5mm小さい直径の初期孔9を有する
石英ガラス管8内に挿入される。
【0049】ドリルヘッド1は、その底部に、盲孔とし
て設計された中心内孔6を有し、該内孔は、洗浄流体用
の供給通路7を介して案内棒14の外側面と接続されて
いる。ドリルヘッドの案内精度を改善するため、該ドリ
ルヘッド1は、最終仕上げ孔9d内に圧力クッションに
より支持される案内棒14を備えている。これ等の案内
棒14は、ドリルヘッド1の周囲に一様に分布されて、
回転軸線23に垂直な平面において装着される。1つの
平面における個々の案内棒14間の間隔は、ほぼ案内棒
14の幅にほぼ相当する。図3による実施形態では、案
内棒14で占められる3つの平面があり、これ等の平面
は、回転軸線23の方向において前方から見て、相前後
して、互いに同軸に装着される。各平面内には、それぞ
れ6個の案内棒14がドリルヘッド1の周囲に一様に分
布されている。硬質合金からなる案内棒14は、ドリル
ヘッド1の垂直に配向された装着面15にある受容溝
(図示せず)内にねじ16によって固定される。洗浄流
体用の供給通路7は、案内棒14と装着面15との間に
配置される弾性パッキン17によって外向きに流すよう
に封止される。案内棒が、ドリルクラウン12によって
前に形成された最終仕上げ孔9dの内壁に当たって動け
なくなり、石英ガラス管8に亀裂を生じさせることがな
いように、案内棒14の包絡円は、最終仕上げ孔9dよ
り小さい直径を有する。案内棒14と最終仕上げ孔9d
との間にある安全隙間18の幅は0.01mmである。
【0050】以下に、図3に基づいて、本発明によるド
リルを使用して脆性材料に深孔を形成する方法を例示的
に説明する。ドリルクラウン2a,2b,2c,2d
は、最前部のドリルクラウン2aがまず導孔9aを形成
するような態様で配置される。この導孔においては、壁
面に力が作用する結果として、微細な亀裂10が長手方
向に生じる。後続のドリルクラウン2b,2cは、導孔
9aを拡径して孔9b,9cを形成する。その際、導孔
9aの直径は、まず1.3mmだけ拡径される。続い
て、直径を0.8mm拡大して、導孔9cを形成する。
ドリルクラウン2b,2cは、孔の内壁からガラス層を
除去する時、それ以前に生じた微細な長手方向の亀裂1
0を除去する。最後部のドリルクラウン2dは、前に形
成された導孔9cを若干だけ、即ち約0.5mmだけ拡
大して、直径60mmの最終仕上げ孔9dを形成する。
各孔の拡径の度合いを上述のように段階付けた結果、石
英ガラスの切除中に孔9a,9b,9cの内壁、特に孔
9dの内壁に作用する機械的な力が可及的に小さくなる
ので、滑らかで殆ど損傷のない表面が得られる。
【0051】穿孔作業中、洗浄流体は、ドリルヘッド1
の内孔6を経由して矢印11の方向に供給通路7を通り
最終仕上げ孔9dへ圧送される。その結果、案内棒14
と最終仕上げ孔9dの内壁との間に圧力クッションが形
成される。この圧力クッションは、ドリルヘッド1が、
最終仕上げ孔9dの内壁と何ら接触を必要とせずに、最
終仕上げ孔内で精確に案内されることを確実にする。同
時に、洗浄流体は、ドリルクラウン2a,2b,2c,
2dを冷却すると共に、溜まった穿孔屑を洗い出す作用
をする。
【0052】本発明によるドリルの場合、ドリルヘッド
1の心出しは、外からではなく、ドリルクラウン2a,
2b,2c,2dにより形成される孔9d自体によって
行われるので、横に曲がってしまった初期孔を、該初期
孔から材料を一様に除去しながら、再穿孔することも可
能である。これは、最終仕上げ孔9dに常に従う案内棒
14によって達成される。同時に、ドリルクラウン2
a,2b,2c,2dの階段状の段階付けのため、ま
た、圧力クッション上への案内棒14の支持のため、最
終仕上げ孔の内壁は殆ど損傷を示さない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 段階付けされた数個のドリルクラウンを有す
る本発明によるドリルの概略側断面図である。
【図2】 数個の案内部材を有する本発明によるドリル
の概略側断面図である。
【図3】 段階付けされた数個のドリルクラウンと数個
の案内部材とを有する本発明によるドリルの概略側断面
図である。
【図4】 図2のB−B線に沿った断面での供給通路の
高さにおける図3による案内部材の平断面図である。
【図5】 図1のA−A線に沿ったドリルクラウンの平
断面図である。
【符号の説明】
1…ドリルヘッド、2a,2b,2c,2d,12…ド
リルクラウン、3…ダイヤモンドコーティング(研削又
は切削手段)、6…ドリルヘッドの内孔、7…供給通
路、8…中空の石英ガラス製筒状体、9…ボア、9a,
9b,9c…導孔、9d…最終仕上げ孔、13…最終仕
上げ孔、14…案内部材、15…装着面、17…弾性パ
ッキン(封止手段)、18…安全隙間、19…ドリルロ
ッド、20…円板、23…長手方向軸線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 592164085 QUARZSTRASSE, 63450 HANAU, GERMANY (72)発明者 ウーヴェ・クルスチアンゼン ドイツ連邦共和国、63571 ゲルンハウ ゼン、レーンシュトラーセ 107 (72)発明者 ダーゴベルト・クニーリング ドイツ連邦共和国、63450 ハナウ、オ イゲン−カイザー−シュトラーセ 18 (72)発明者 アンドレアス・シュルトハイス ドイツ連邦共和国、63505 ランゲンゼ ルボルト、アム・ホイザーグラーベン 13 (56)参考文献 実開 平5−308(JP,U) 西独国実用新案1913317(DE,B) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B28D 1/14 B23B 35/00 B23B 41/02

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリルによる脆性材料の穿孔方法であっ
    て、該ドリルは、前端にドリルヘッドが設けられたドリ
    ルロッドを有し、該ドリルヘッドにより、前記ドリルロ
    ッドの長手方向軸線の回りに回転すると共に研削又は切
    削手段を備えたドリルクラウンを支持しており、最終仕
    上げ孔を形成するか又は既存の導孔を拡径して最終仕上
    げ孔とし、かつ前記ドリルヘッドが、前記長手方向軸線
    の方向において前記前端から前記ドリルロッドを見て前
    記ドリルクラウンの後方に配置される案内部材によって
    前記最終仕上げ孔内に案内される脆性材料の穿孔方法に
    おいて、前記案内部材(14)と前記最終仕上げ孔(9
    d,13)の内壁との間に圧力クッションが保持される
    ことを特徴とする脆性材料の穿孔方法。
  2. 【請求項2】 前記案内部材(14)と前記最終仕上げ
    孔(9d,13)の内壁との間の前記圧力クッション
    は、0.05mm以下の隙間幅の安全隙間(18)に保
    持されることを特徴とする請求項1に記載の穿孔方法。
  3. 【請求項3】 前記安全隙間(18)は、0.01〜
    0.03mmの範囲の隙間幅に保持されることを特徴と
    する請求項2に記載の穿孔方法。
  4. 【請求項4】 前記圧力クッションを保持しながら、前
    記最終仕上げ孔(9d,13)に流体を供給することを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の穿孔方
    法。
  5. 【請求項5】 前記最終仕上げ孔(9d,13)の流体
    は、前記案内部材(14)に設けられる通路を介して外
    部から供給されることを特徴とする請求項4に記載の穿
    孔方法。
  6. 【請求項6】 前記最終仕上げ孔(9d,13)におけ
    る前記ドリルヘッドの案内のために、前記ドリルヘッド
    (1)の周囲に数個の案内部材(14)が一様に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    記載の穿孔方法。
  7. 【請求項7】 前記案内部材(14)は、前記ドリルの
    回転軸線に対して垂直の平面及び/又は前記回転軸線に
    平行な平面において前記ドリルヘッド(1)に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記
    載の穿孔方法。
  8. 【請求項8】 前記最終仕上げ孔(9d)を形成するた
    めに、前記長手方向軸線の方向において前記前端から前
    記ドリルロッド(19)を見て、前記最終仕上げ孔(9
    d)を形成する前記ドリルクラウン(2d)の前方にか
    つ該ドリルクラウン(2d)と同軸に、前記ドリルヘッ
    ド(1)に設けられる、少なくとも2つのドリルクラウ
    ン(2a,2b,2c)によって、少なくとも2つの導
    孔(9a,9b,9c)を段階的に拡径して形成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の穿孔方法。
  9. 【請求項9】 前記最終仕上げ孔(9d)を形成するた
    めに、先行する導孔(9c)の直径を若干拡径すること
    を特徴とする請求項8に記載の穿孔方法。
  10. 【請求項10】 前記先行する導孔(9c)の直径の拡
    径が0.8mm以下であることを特徴とする請求項9
    記載の穿孔方法。
  11. 【請求項11】 前記最終仕上げ孔(9d)及び前記導
    孔(9a,9b,9c)は、ダイヤモンドコーティング
    (3)が施されたドリルクラウン(2a,2b,2c,
    2d)によって形成されることを特徴とする請求項8乃
    至請求項10のいずれかに記載の穿孔方法。
  12. 【請求項12】 脆性材料のためのドリルであって、該
    ドリルの長手方向軸線の回りに回転するドリルロッドを
    有し、該ドリルロッドの前端に配置されるドリルヘッド
    が、研削又は切削手段を備えると共に回転軸線回りの回
    転に際して外側包絡円を描く外側寸法を有するドリルク
    ラウンと、前記長手方向軸線の方向において前記前端か
    ら前記ドリルロッドを見て前記ドリルクラウンの後方に
    配置される案内部材とを有する前記ドリルにおいて、前
    記案内部材(14)は、前記ドリルロッド(19)の長
    手方向軸線(23)の回りの回転に際して前記外側包絡
    円と同軸に延在すると共に、安全隙間(18)だけ前記
    外側包絡円の寸法より小さい内側包絡円を描く寸法を有
    することを特徴とする脆性材料用ドリル。
  13. 【請求項13】 前記安全隙間(18)の隙間幅は、
    0.05mm以下であることを特徴とする請求項12に
    記載の脆性材料用ドリル。
  14. 【請求項14】 前記安全隙間(18)の隙間幅は、
    0.01mm〜0.03mmの範囲内にあることを特徴
    とする請求項13に記載の脆性材料用ドリル。
  15. 【請求項15】 設けられる数個の前記案内部材(1
    4)が前記ドリルロッ ド(19)の前記長手方向軸線
    (23)回りの回転に際して同じ包絡円を描き、その
    際、前記案内部材(14)は、同包絡円の周囲に一様に
    分布することを特徴とする請求項12乃至14のいずれ
    に記載の脆性材料用ドリル。
  16. 【請求項16】 設けられる数個の前記案内部材(1
    4)が、前記ドリルロッド(19)の前記長手方向軸線
    (23)回りの回転に際して、該ドリルロッド(19)
    の前記長手方向軸線の方向に見て相前後して延びる同じ
    包絡円又は中空円筒状包絡円を描くことを特徴とする請
    求項12乃至15のいずれかに記載の脆性材料用ドリ
    ル。
  17. 【請求項17】 前記ドリルヘッド(1)の装着面(1
    5)に前記案内部材(14)が分離自在に固定されるこ
    とを特徴とする請求項12乃至16のいずれかに記載の
    脆性材料用ドリル。
  18. 【請求項18】 前記ドリルヘッド(1)が、該ドリル
    ヘッド(1)の内孔(6)から該ドリルヘッドの外側面
    に達すると共に、外側包絡円と内側包絡円との間にある
    前記安全隙間(18)に連通するガス又は流体用の供給
    通路(7)を有することを特徴とする請求項12乃至1
    7のいずれかに記載の脆性材料用ドリル。
  19. 【請求項19】 外向きに流すように前記供給通路
    (7)を封止するために、前記装着面(15)と前記案
    内部材(14)との間に封止手段(17)が設けられて
    いることを特徴とする請求項18に記載の脆性材料用ド
    リル。
  20. 【請求項20】 前記ドリルロッドの前記長手方向軸線
    にほぼ平行に延びる前記ドリルヘッド(1)の装着面
    (15)に交換自在に固定される数個の前記案内部材
    (14)が、1つの案内棒にまとめられていることを特
    徴とする請求項12乃至19のいずれかに記載の脆性材
    料用ドリル。
  21. 【請求項21】 前記ドリルヘッド(1)が少なくとも
    3つのドリルクラウン(2a,2b,2c,2d)を有
    し、該少なくとも3つのドリルクラウンは、前記長手方
    向軸線の方向において前記前端から前記ドリルロッド
    (19)を見て相前後して配置されると共に、該少なく
    とも3つのドリルクラウンの各外側寸法は、前記長手方
    向軸線(23)の回りの回転に際して該外側寸法が描く
    包絡円が互いに同軸に延在し、かつ該包絡円の直径が前
    側のものから後側のものへ増大す るようになっているこ
    とを特徴とする請求項12に記載の脆性材料用ドリル。
  22. 【請求項22】 最後のドリルクラウン(2d)は、前
    記長手方向軸線(23)の回りの回転に際して、同最後
    のドリルクラウンの直前に配置されるドリルクラウン
    (2c)の包絡円より若干大きい直径の包絡円を描く外
    側寸法を有することを特徴とする請求項21に記載の脆
    性材料用ドリル。
  23. 【請求項23】 前記最後のドリルクラウン(2d)の
    前記包絡円は、同最後のドリルクラウンの直前に配置さ
    れる前記ドリルクラウン(2c)の包絡円より直径が大
    きく、直径差は0.8mm以下であることを特徴とする
    請求項22に記載の脆性材料用ドリル。
  24. 【請求項24】 前記ドリルクラウン(2a,2b,2
    c,2d)は互いに同軸に配置されることを特徴とする
    請求項21乃至23のいずれかに記載の脆性材料用ドリ
    ル。
  25. 【請求項25】 前記ドリルクラウン(2a,2b,2
    c,2d)は、交換自在なほぼ円板(20)の形に形成
    されており、穿孔すべき材料の方向へ向く該円板の表面
    は、部分的にダイヤモンドコーティング(3)を備える
    ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれかに記載
    の脆性材料用ドリル。
  26. 【請求項26】 前記ドリルは、中空の石英ガラス製筒
    状体(8)のボア(9)を拡径するために使用される請
    求項12乃至請求項25のいずれかに記載の脆性材料用
    ドリル。
JP7246187A 1994-09-23 1995-09-25 脆性材料の穿孔方法及び脆性材料用ドリル Expired - Fee Related JP2889846B2 (ja)

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